JPH09124439A - リボソームフラクションおよびこれを含有する組成物 - Google Patents

リボソームフラクションおよびこれを含有する組成物

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JPH09124439A JP8257131A JP25713196A JPH09124439A JP H09124439 A JPH09124439 A JP H09124439A JP 8257131 A JP8257131 A JP 8257131A JP 25713196 A JP25713196 A JP 25713196A JP H09124439 A JPH09124439 A JP H09124439A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規のリボソームフラクションおよびこれを
用いた組成物を提供する。 【解決手段】 非光合成糸状細菌からリボソームフラク
ションを調製し、該リボソームフラクションを含有せし
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも1つの
非光合成糸状細菌のリボソームフラクションに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】リボ
ソーム類は、タンパク質と結合し、全ての生物体の細
胞、特に細菌に存在するリボ核酸からなる、140〜2
30オングストロームの粒子構造のものである。リボソ
ーム類は、それらを構成する多酵素複合体により、タン
パク質の合成を行う複合体反応部位である。
【0003】原核生物類のリボソーム類は、70S(ス
ヴェードベリ単位:標準的な遠心分離にかけられたボデ
ィの沈降速度を測定する国際単位)のオーダーの沈降定
数を有する。
【0004】形態的に、リボソーム類は、それらの大軸
に垂直な割れ目により、大きさの異なる2つのサブユニ
ットに分割される。これら2つのサブユニットは、それ
ぞれ50Sおよび30Sオーダーの沈降定数を有する。
50Sのサブユニットは、それぞれ23Sおよび5Sの
リボ核酸類と、約30のタンパク質を含有するが、30
Sのサブユニットは、16Sのリボ核酸と、約20のタ
ンパク質を含有する。
【0005】そこで、「リボソームフラクション(ribo
somal fraction)」なる用語は、例えば、遠心分離の
後、生物体の細胞を構成する種々の組織を分別すること
により得られた媒体の中で、リボソームに富むフラクシ
ョンに相当するものと解される。
【0006】よって、その純度がどうであれ、リボソー
ムフラクションは、少なくとも1つのリボソームの全
体、または少なくとも1つのリボソームの構成要素、ま
たはリボソームのサブユニットの1つの構成要素を含有
するものであってよい。
【0007】現在、リボソームフラクション類は、例え
ば、化粧品において、細胞の成長を刺激し、結合組織の
成熟を調整することにより、皮膚の加齢を遅らせるため
の組成物類を調製するために使用されている(欧州特許
公開第631773号)。医学においては、免疫防御を
強化するため、特に、ひどい火傷を負った患者、およ
び、結果として、細菌、ウィルスまたは真菌に起因する
日和見感染に敏感な患者(国際特許第91/11174
号)、または耳鼻咽喉科の範囲の病気(仏国特許第22
53499号、仏国特許第2360314号、仏国特許
第2388563号、仏国特許第2674755号およ
びZA8801071)、およびアレルギー(米国特許
第4946945号)に関する組成物類として公知であ
る。また、リボソームフラクション類は、牛痘種用のア
ジュバント類の調製に使用される(仏国特許第2374
911号および独国特許第1617809号)。一般
に、これらの発明で使用されたリボソームフラクション
類は、グラム陰性菌、例えば、腸内細菌科(Enterobact
eriacese family)に属するもの(例えば、Klebsiellap
neumoniae、Escherichia coli、Serratia marcessen
s)、またはパストゥール科(Pasteurellaceae famil
y)に属するもの(例えば、Haemophilus influenza
e)、またはグラム陽性菌、例えば、バシラス科(Bacil
lus family)に属するもの(例えば、Bacillus subtili
s)、または、連鎖球菌科(Streptococcaceae family)
に属するもの(例えば、Streptococcus pneumoniae、St
reptococcus pyogenes Gr. A)、またはラクトバシラス
科(Lactobacillaceae family)に属するもの(例え
ば、Acidophilus、Bifidum)、または酵母、例えば、Ca
ndida albicans または Candida tropicalis から調製
されていた。
【0008】従来技術のリボソームフラクション類が満
足のいくものであったとしても、これまでこの分野で使
用されたことのない生物体から調製された新規のリボソ
ームフラクション類を研究することは有意義なことであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の実施の形態】
よって、本発明の目的の一つは、少なくとも上述した分
野、おそらくは新しい分野で使用可能な、新規のリボソ
ームフラクションを提供することにある。
【0010】よって、本発明の主題は、新規な物質とし
て、少なくとも1つの非光合成糸状細菌から調製される
リボソームフラクションにある。
【0011】上述したように、その純度がどうであれ、
リボソームフラクションは、少なくとも1つのリボソー
ムの全体、または少なくとも1つのリボソームの構成要
素、またはリボソームのサブユニットの1つの構成要素
を含有するものであってよい。
【0012】免疫系は、再生、活性化、および分化を行
なわしめ、正常レベルの免疫適格に必要不可欠な多数の
調節メカニズムが作用する一群の特殊化細胞を含む。免
疫系の役割は、病原体と自然の腫瘍とを除去するため
に、非自己と自己を識別することである。どんな細胞涸
渇、免疫不全症、または機能欠乏でも、非自己に対する
自己の認識メカニズムの乱れによって特徴づけられる病
状の発現を促進し、微生物による攻撃および新生物隆起
に対する敏感性を促進する。
【0013】皮膚は生物体の最も重要な器官であり、免
疫防御系の主な活性要素の一つとして認められているも
のである。3つの種類の皮膚細胞:ケラチン細胞、メラ
ニン細胞、およびランゲルハンス細胞が、この系に関与
している。皮膚においてのみ遭遇するこれらの細胞は、
免疫応答において、特に、抗原が侵入してきた場合に、
重要な役割を果たす。
【0014】健康な皮膚は、自由に利用できる手段によ
って、外部からの攻撃に対して自分自身で防御すること
ができる。しかし、皮膚は、環境、化学物質および放射
線による絶え間ない攻撃にさらされている。特に、ラン
ゲルハンス細胞は、紫外線の最初のターゲットになって
いる。
【0015】これらの攻撃は、免疫防御の抑制効果に反
映され、結果として、病原体に対する抵抗力が低下し、
ある癌においては発病率が増加する。
【0016】皮膚が免疫機能を達成できるようにするた
め、皮膚の免疫系を刺激する物質には多大な興味があ
る。
【0017】さらに、免疫系、特に皮膚の免疫系は、時
間生物学的に加齢する間に、より弱まることが知られて
いる。
【0018】またこの弱点は、光誘発性により加齢する
間にも生じる。
【0019】免疫を刺激する結果、皮膚の自然防御を強
化することによって、免疫機能、特に表皮の免疫機能を
回復することができる。
【0020】よって、本発明の他の目的は、特に、皮膚
の免疫系用の新規の免疫刺激剤を提供することにある。
【0021】本発明の他の主題は、少なくとも1つの非
光合成糸状細菌の少なくとも1つのリボソームフラクシ
ョンを含有することを特徴とする化粧品用または製薬用
組成物に関する。
【0022】少なくとも1つの非光合成糸状細菌のリボ
ソームフラクションは、免疫系を刺激する、注目すべき
能力を有している。
【0023】よって、本発明の主題は、より厳密には、
免疫刺激を原理とする、少なくとも1つの非光合成糸状
細菌の少なくとも1つのリボソームフラクションを含有
する化粧品用または製薬用の組成物にある。
【0024】リボソームフラクションは、皮膚の免疫系
を刺激するものであることが好ましい。皮膚の免疫系を
刺激することは、時間生物学的および光誘発性による加
齢に有利である。
【0025】本発明のリボソームフラクションは、細菌
学分類のベルゲイ便覧(Bergey's Manual)(vol.3 23
および23項,第9版, 1989年)の分類において定義され
ている非光合成糸状細菌から選択される細菌から生じた
ものであり、このようなものとしては、Beggiatoales種
に属する細菌、特に、Beggiatoa、Vitreoscilla、Flexi
thrixまたはLeucothrix種に属する細菌を挙げることが
できる。
【0026】今定義した細菌と既に記載した細菌のいく
つかは、一般的に水生であり、特に、海水または温水中
で発見され得る。使用可能な細菌としては、例えば: Vitreoscilla filiformis(ATCC 15551) Vitreoscilla beggiatoides(ATCC 43181) Beggiatoa alba(ATCC 33555) Flexithrix dorotheae(ATCC 23163) Leucothrix mucor(ATCC 25107) Sphaerotilus natans(ATCC 13338) を挙げることができる。
【0027】Vitreoscilla filiformis菌株が、本発明
で好ましく使用される。
【0028】当業者に知られたどんなリボソームフラク
ションの調整方法でも本発明で使用できる。
【0029】特に、1973年度版、「微生物学の方法
(Methods in Microbiology)」(Academic Press)
において、ノリス(Norris)とリボン(Ribbons)によ
り記載されている方法を挙げることができる。
【0030】本発明の組成物類において、少なくとも1
つの非光合成糸状細菌のリボソームフラクションは、組
成物の全重量に対して0.0001%〜20%、好まし
くは、組成物の全重量に対して0.01%〜10%と表
される。
【0031】フラクションが、経口接種、注射、または
皮膚(ボディの皮膚の任意の範囲)、髪、爪、または
(頬、頬骨、歯肉、生殖器、肛門、または結合組織(co
nnective)の)粘膜に適用される組成物に使用されるか
どうかに応じ、この組成物は通常用いられる生薬(gale
nic)のどのような形態をとってもよい。
【0032】皮膚への局所適用用の組成物は、特に、水
性または油性の溶液、または漿液型またはローションの
分散液、水相に脂肪相を分散(O/W)して、またはそ
の逆(W/O)によって得られる、液状、または半液状
のコンシステンシーのミルク型のエマルション、または
軟性のコンシステンシーの水性または無水のクリームま
たはゲル型のエマルションまたは懸濁液、またはマイク
ロカプセルまたは微小粒子、またはイオン性および/ま
たは非イオン性の小胞分散液の形態としてよい。これら
の組成物は通常の方法で調製される。
【0033】また、水性、アルコール、または水性アル
コールの溶液類の形態、またはクリーム類、ゲル類、エ
マルション類、フォーム類の形態、または加圧下にて噴
霧剤を含有するエアゾール用の組成物類の形態で、頭皮
または髪に使用してもよい。
【0034】注射の場合、組成物は、水性または油性の
ローションの形態、または漿液の形態にしてもよい。目
の場合、点眼薬の形態としてよく、さらに経口摂取用に
は、カプセル類、顆粒類、シロップ類、または錠剤類の
形態としてよい。
【0035】本発明の組成物類の種々の成分の量は、従
来よりこの分野で使用されている量である。
【0036】皮膚への局所適用用のこれらの組成物類
は、特に、ボディ、主要な解剖学上のヒダ、脚、手、顔
用の、洗浄、保護およびトリートメントまたは手入れ用
クリーム類(例えば、ディクリーム類、ナイトクリーム
類、メーキャップ除去用のクリーム類、クリームファン
デーション類、抗日光用クリーム類)、液状ファンデー
ション類、メーキャップ除去用ミルク類、ボディの保護
または手入れ用ミルク類、抗日光ミルク類、皮膚の手入
れ用のフォーム類、またはゲル類、ローション類、例え
ば、洗浄用ローション類、抗日光ローション類、人工日
焼けローション類、入浴用組成物類、殺菌剤を含む脱臭
組成物類、アフターシェーブゲル類またはローション
類、脱毛クリーム、虫さされに抗する組成物類、鎮痛組
成物類、湿疹、しゅさ、乾癬、苔蘚、ひどい痒みおよび
皮膚炎のようなある皮膚病を治療するための組成物類を
構成する。
【0037】また、組成物類は、加圧下にて噴霧剤をさ
らに含有するエアゾール組成物の形態でパッケージされ
たものであってもよい。
【0038】さらに、本発明で使用される少なくとも1
つの非光合成糸状細菌のリボソームフラクションは、髪
の手入れ用の種々の組成物類、特に、シャンプー類、ヘ
アセッティングローション類、トリートメントローショ
ン類、スタイリングクリーム類またはゲル類、染色組成
物類(特に、酸化染料)、任意の形態のカラーリングシ
ャンプー、髪の再生用ローション類、パーマネントウエ
ーブ用組成物類(特に、パーマネントウエーブの第1段
階用の組成物類)、抜毛防止用のゲル類またはローショ
ン類、駆虫用シャンプー類のようなものに混合してもよ
い。
【0039】またさらに、組成物類は頬歯(buccoーdent
al)用に使用されるもの、例えば、練り歯磨きであって
もよい。この場合、組成物類は、頬用の組成物類に通常
使用されるアジュバント類および添加剤類、特に、界面
活性剤類、増粘剤類、湿潤剤類、研磨剤類、例えばシリ
カ、フッ化物類のような種々の活性成分、特に、フッ化
ナトリウム、あるいはサッカリン酸ナトリウムのような
甘味料を含有してもよい。
【0040】組成物がエマルションである場合、脂肪相
の割合は、組成物の全重量に対して5〜80重量%、好
ましくは5〜50重量%としてもよい。エマルションの
形態の組成物に使用される油類、ロウ類、乳化剤類およ
び共乳化剤類(coemulsifiers)は、従来より化粧品の
分野で使用されていたものから選択される。本発明にお
いて、乳化剤および共乳化剤は、組成物の全重量に対し
て0.3〜30重量%、好ましくは0.5〜20重量%
の割合で存在する。エマルションは、さらに、脂質小胞
体類を含有してもよい。
【0041】組成物が溶液または油性のゲルである場
合、脂肪相は、組成物の全重量に対して、90%より多
くてもよい。
【0042】また、公知の方法において、任意の化粧品
組成物は、化粧品の分野で通常使用されるアジュバント
類、例えば、親水性または親油性のゲル化剤類、親水性
または親油性の添加剤類、防腐剤類、酸化防止剤類、溶
媒類、香料類、フィラー類、フィルター類、臭気吸収剤
類および着色料を含有してもよい。これら種々のアジュ
バント類の量は、化粧品の分野において、従来より使用
されている量、例えば、組成物の全重量に対して0.0
1〜10%である。これらのアジュバント類は、その性
質により、油相、水相および/または脂質小球体に取り
込まれてよい。
【0043】本発明で使用可能な油類またはロウ類とし
ては、鉱物性油類(流動ワセリン)、植物性油類(カリ
テバターの液状留分およびヒマワリ油)、動物性油類
(ペルヒドロスクワレン)、合成油類(プルセリン油:
Purcellin oil)、シリコーン油類またはロウ類(シク
ロメチコーン)およびフッ化油類(ペルフルオロポリエ
ーテル類)、ミツロウ、およびカルナウバまたはパラフ
ィンロウを挙げることができる。脂肪アルコール類およ
び脂肪酸類(ステアリン酸)をこれらの油類に添加して
もよい。
【0044】本発明で使用可能な乳化剤類としては、例
えば、ステアリン酸グリセロール、ポリソルベイト(po
lysorbate)60、およびガッテフォセ(Gattefosse)
社からテフォース(Tefose)63(登録商標)の名称で
販売されているPEG−6/PEG−32/ステアリン
酸グリコールの混合物を挙げることができる。
【0045】本発明で使用可能な溶媒類としては、低級
アルコール類、特に、エタノールおよびイソプロパノー
ル、およびプロピレングリコールを挙げることができ
る。
【0046】本発明で使用可能な親水性のゲル化剤類と
しては、カルボキシビニルポリマー類(カーボマー:ca
rbomer)、アクリルコポリマー類、例えば、アクリラー
ト/アルキルアクリラートのコポリマー類、ポリアクリ
ルアミド類、多糖類、例えば、ヒドロキシプロピルセル
ロース、天然ゴム類およびクレー類を挙げることがで
き、また、親油性のゲル化剤類としては、変性クレー
類、例えば、ベントーン類、脂肪酸の金属塩類、例え
ば、ステアリン酸アルミニウム、疎水性シリカ、エチル
セルロースおよびポリエチレンを挙げることができる。
【0047】組成物は、他の親水性の活性剤類、例え
ば、タンパク質またはタンパク質の加水分解物類、アミ
ノ酸類、多価アルコール類、尿素、アラントイン、糖類
および糖類誘導体類、水溶性ビタミン類、植物抽出物
類、およびヒドロキシ酸類を含有してもよい。
【0048】使用可能な親油性の活性剤類は、レチノー
ル(ビタミンA)およびその誘導体類、トコフェロール
(ビタミンE)およびその誘導体類、必須脂肪酸類、セ
ラミド類、精油類、サリチル酸およびその誘導体類であ
る。
【0049】本発明においては、とりわけ、皮膚病を治
療および/または防止することを意図した他の活性剤類
と、少なくとも1つの非光合成糸状細菌のリボソームフ
ラクションとを組み合わせて使用してもよい。このよう
な活性剤類としては、例えば、 −皮膚の分化および/または増殖および/または色素沈
着を調節する薬剤類、例えば、レチン酸およびそれらの
異性体類、レチノールおよびそれらのエステル類、ビタ
ミンDおよびそれらの誘導体類、エストロゲン類、例え
ば、エストラジオール、コウジ酸またはヒドロキノン; −抗菌剤類、例えば、リン酸クリンダマイシン、エリス
ロマイシンまたはテトラサイクリン類の抗生物質類; −駆虫剤類、特に、メトロニダゾール、クロタミトンま
たはピレトリノイド類; −抗真菌剤類、特に、イミダゾール類に属する化合物
類、例えば、エコナゾール、ケトコナゾールまたはミコ
ナゾールまたはそれらの塩類、ポリエン化合物類、例え
ば、アンホテリシンB、アリルアミン類の化合物類、例
えば、テルビナフィン(terbinafine)、またはオクト
ピロックス(octopirox); −抗ウィルス剤類、例えば、アクシロビル(acyclovi
r); −ステロイド系の抗炎症剤類、例えば、ヒドロコルチゾ
ン、吉草酸ベタメタゾンまたはプロピオン酸クロベタゾ
ール、または非ステロイド系の抗炎症剤類、例えば、イ
ブプロフェンおよびそれらの塩類、ジクロフェナック
(diclofenac)およびそれらの塩類、アセチルサリチル
酸、アセトアミノフェン、またはグリシルレチン酸; −麻酔剤類、例えば、塩酸リドカインおよびそれらの誘
導体類; −止痒剤類、例えば、テナルジン、トリメプラジンまた
はシプロヘプタジン; −角質溶解剤類、例えば、アルファ−およびベータ−ヒ
ドロキシカルボン酸またはベータ−ケトカルボン酸類、
およびそれらの塩類、アミド類またはエステル類、特
に、ヒドロキシ酸類、例えば、グリコール酸、乳酸、サ
リチル酸、クエン酸、および一般的な果実の酸類、およ
び5−n−オクタノイルサリチル酸; −抗フリーラジカル剤類、例えば、アルファ−トコフェ
ロールまたはそれらのエステル類、スーパーオキシド=
ジスムターゼ類、ある種の金属キレート剤類またはアス
コルビン酸およびそれらのエステル類; −抗脂漏剤類、例えば、プロゲステロン; −抗フケ剤類、例えば、オクロピロックスまたはピリチ
オン(pyrithione)亜鉛; −抗ざ瘡剤、例えば、レチン酸または過酸化ベンゾイ
ル;を挙げることができる。
【0050】よって、特定の具体例として、本発明は、
少なくとも1つの非光合成糸状細菌の少なくとも1つの
リボソームフラクションと、抗菌剤類、駆虫剤類、抗真
菌剤類、抗ウィルス剤類、抗炎症剤類、止痒剤類、麻酔
剤類、角質溶解剤類、抗フリーラジカル剤類、抗脂漏剤
類、抗フケ剤類、抗ざ瘡剤類、および/または皮膚の分
化および/または増殖および/または色素沈着を調節す
る薬剤類から選択される少なくとも1つの薬剤とを含有
してなる組成物に関する。
【0051】本発明の他の主題は、上述した組成物を、
美容(非治療)のために、皮膚、髪、および/または粘
膜に適用することを特徴とする、免疫系、特に、皮膚の
免疫系を刺激する美容処理方法にある。
【0052】本発明の美容処理方法は、特に、上述した
衛生用または化粧品用組成物類を使用するための通常の
技術により、これらの組成物類を適用することにより行
ってよい。例えば、皮膚または乾燥した髪に、日光保護
用組成物類、またはメーキャップ除去用ミルク類、ロー
ション類、漿液類、ゲル類、クリーム類、濡れた髪に髪
用のローション類、シャンプー、または歯肉に練り歯磨
きを適用する。
【0053】
【実施例】次に、本発明の実施例を例証するが、これら
は本発明を限定するものではない。なお、組成物類中に
示される割合は、特に記載がない限りは、重量%であ
る。
【0054】実施例1Vitreoscilla filiformis のリボソームフラクション
の調製 Vitreoscilla filiformisの培養を、本出願人による、
仏国特許公開第2700172号に記載されている方法
により行った。
【0055】ついで、100mlの培養物を、4℃で、
10分間、13000回転/分で遠心分離した。
【0056】上澄みを回収した。pH7.5で硫酸アン
モニウムを、210mg/mlの割合で添加した。
【0057】上述した同様の条件で、新たに遠心分離を
行った。
【0058】pH7.6のトリス−塩酸バッファーに
て、上澄みを透析した[分光透析膜、1000 MWC
O 多孔度(約1000ダルトン)]。
【0059】70mlのリボゾームに富んだ媒体が得ら
れた。
【0060】実施例27週間のBalb/cマウスの脾臓細胞(splenocytes)の分
化および成長におけるVitreoscilla filiformisのリボ
ソームフラクションの効果: 免疫系:7週たったBalb/cマウスの脾臓細胞の分化およ
び成長において、生成物の活性を表す指標として、実施
例1のVitreoscilla filiformisのリボソームフラクシ
ョンを種々の濃度でテストした。
【0061】リボソームフラクションの潜在活性を次の
ようにして評価した。
【0062】a)デオキシリボ核酸中のチミジンの混入
の測定(増殖指標);負の対照体は、脾臓細胞における
培養培地の効果を現すものであり、正の対照体は、0.
001%および0.0001%のリポ多糖類(LSP)
の効果を現すものである。使用したLSP類はシグマ社
から販売されているEscherichia coliのLSP類であ
る。
【0063】トリチウム化したチミジンを混入する手
順:マウスの脾臓細胞を丸底の96ウェルNUNC培養
皿に、最終容量が200mlになるよう、ウェル毎に、
250000の割合で細胞を入れた。テストされる生成
物を種々の濃度でウェルに添加した。細胞増殖は、トリ
チウム化したチミジンの混入により評価した(1μCi
/ウェル)。培養終了の18時間前、100μCi/m
lのトリチウム化したチミジンを10μl、各々の培養
ウェルに添加した。18時間後、Tomtec型の細胞収集機
によりフィルター上に細胞を回収した。ついで、フィル
ターを乾燥し、発光する液体を塗布した。フィルター上
に配された放射能をβ型のカウンターで測定した。
【0064】次の式: (試験したものの放射能−対照体の放射能(細胞+培
地))/対照体の放射能 による刺激指標を使用して、増殖を算出した。
【0065】結果を次の表に示す(上述した式により算
出した刺激指標の値)。
【0066】
【表1】
【0067】リボソームフラクションにより、かなり有
意に、増殖指標が増加していた。最大効果は、2.5%
濃度で48時間後の培養で得られた。
【0068】その効果は、正の対照体で得られた結果に
匹敵するものであった。
【0069】b)B細胞(Bリンパ球)として、全脾臓
細胞の分化後の免疫グロブリンの生成の測定。負の対照
体は、脾臓細胞における培養培地の効果を現すものであ
り、正の対照体は、0.001%および0.0001%
のリポ多糖類(LSP)の効果を現すものである。使用
したLSP類はシグマ社から販売されているEscherichi
a coliのLSP類である。
【0070】免疫グロブリン類の測定:細胞を、上述し
たものと同様の条件で培養した。培養2日後、上澄みを
除去し、免疫グロブリン類(Ig)の存在を分析した。
【0071】この分析は、供給者の手順に従い、ファー
ミンゲン(Pharmingen)キットにより行った。
【0072】免疫グロブリン類は、血中に存在するタン
パク質であり、Bリンパ球により、異物として同定およ
び認識される抗原と結合する。
【0073】免疫グロブリン類は、それらのH鎖の一定
部分の構造の機能により、種々のタイプまたはサブタイ
プに細分される。マウスにおいては5つのクラス(Ig
M、G、A、DおよびE)に分類される。免疫グロブ
リンGは、体液、特に、血管外の体液中において、最も
豊富な免疫グロブリンであり、微生物および毒素を攻撃
する。G免疫グロブリン類は、4つのサブクラス(1、
2、3および4)に分類される。
【0074】免疫グロブリンAは、漿粘液分泌における
主要な免疫グロブリンであり、ボディの外表面を防御す
る。
【0075】免疫グロブリンMは、免疫応答において非
常にすばやく生成される、効果の高い凝集剤である。菌
症に対する防御の第一線となる。
【0076】Ig G1、G2a、G2b、G3、Mお
よびAについてのみ、このテストを行った。
【0077】結果を次の表に示す。
【0078】
【表2】
【0079】リボソームフラクションにより、調査した
全てのクラスおよびサブクラスにおいて、免疫グロブリ
ン類の生成が有意に増加した。最大活性濃度は1.25
%であった。
【0080】これらの結果は、正の対照体で得られた結
果に匹敵するものであった。
【0081】実施例3:本発明の組成物類の具体例を挙
げる。これらの組成物類は当業者にとって公知の、従来
の方法で調整した。
【0082】洗浄用クリーム 実施例1のリボソームフラクション 0.50 セチルアルコール 2.00 ステアリン酸グリセロール 2.00 ステアリン酸 2.00 ポリグリセリル−3−ヒドロキシラウリル エーテル 5.00 コーデックス(Codex)鉱物性油 12.00 カーボマー 0.35 水酸化ナトリウム 0.15 香料 適量 メチルパラベン 0.20 滅菌した脱塩水 全体を100.00とする量
【0083】洗浄用ミルク 実施例1のリボソームフラクション 0.50 カーボマー 0.40 水酸化ナトリウム 0.10 コーデックス鉱物性油 5.00 ステアリン酸グリセロール 1.00 セチルアルコール 0.50 PEG 100 ステアラート 0.80 メチルパラベン 0.20 香料 適量 滅菌した脱塩水 全体を100.00とする量
【0084】手入れ用ローション 実施例1のリボソームフラクション 1.00 グリセロール 2.00 メチルパラベン 0.15 香料 適量 滅菌した脱塩水 全体を100.00とする量
【0085】手入れ用クリーム 実施例1のリボソームフラクション 2.00 ステアリン酸グリセロール 1.00 PEG 100 ステアラート 1.00 ステアリン酸 1.00 セチルアルコール 2.00 大豆油 3.00 ヤシ油 2.00 シクロメチコーン 2.00 ジメチコーン 1.00 ポリアクリルアミド 0.20 グリセロール 3.00 メチルパラベン 0.20 香料 適量 滅菌した脱塩水 全体を100.00とする量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 19/34 C12R 1:01) (C12P 21/00 C12R 1:01) (72)発明者 リシャール・マルタン フランス・37210・ロシュコルボン・ア レ・ドュ・クロ・ドュ・パン・8

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの非光合成糸状細菌から
    調製されることを特徴とするリボソームフラクション。
  2. 【請求項2】 前記細菌が、Beggiatoales種に属するも
    のであることを特徴とする請求項1に記載のリボソーム
    フラクション。
  3. 【請求項3】 前記細菌が、Beggiatoa、Vitreoscill
    a、FlexithrixまたはLeucothrix属に属するものである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のリボソーム
    フラクション。
  4. 【請求項4】 前記細菌が、Vitreoscilla filiformis
    菌株から選択されることを特徴とする請求項1ないし3
    のいずれか1項に記載のリボソームフラクション。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
    の少なくとも1つのリボソームフラクションを含有して
    なることを特徴とする化粧品用または製薬用の組成物。
  6. 【請求項6】 リボソームフラクションが免疫刺激剤で
    あることを特徴とする請求項5に記載の組成物。
  7. 【請求項7】 リボソームフラクションが皮膚の免疫系
    用の免疫刺激剤であることを特徴とする請求項6に記載
    の組成物。
  8. 【請求項8】 リボソームフラクションが、組成物の全
    重量に対して0.0001%〜20%と表されることを
    特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の組
    成物。
  9. 【請求項9】 リボソームフラクションが、組成物の全
    重量に対して0.01%〜10%と表されることを特徴
    とする請求項8に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 請求項5ないし9のいずれか1項に記
    載の少なくとも1つの化粧品用組成物を、美容(非治
    療)のために、皮膚、髪、および/または粘膜に適用す
    ることを特徴とする美容処理方法。
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