JPH09124217A - 紙葉類集積装置及び紙葉類区分装置 - Google Patents
紙葉類集積装置及び紙葉類区分装置Info
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- JPH09124217A JPH09124217A JP7283133A JP28313395A JPH09124217A JP H09124217 A JPH09124217 A JP H09124217A JP 7283133 A JP7283133 A JP 7283133A JP 28313395 A JP28313395 A JP 28313395A JP H09124217 A JPH09124217 A JP H09124217A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】紙葉類の搬送速度の高速化を図る場合も、紙葉
類先端が集積紙葉類と停止部材との間に入り込んで停止
するのを防止し、紙葉類を正常状態で停止させることの
できる紙葉類集積装置、及びこれを用いた紙葉類区分装
置を提供する。 【解決手段】下流側側板108aは、枠体108内に導
入されてきた郵便物1が衝突するときに郵便物1を停止
させる停止部材としての役割を果たすものであり、郵便
物1の衝突する面に、滑り防止のためのリブ113が設
けられている。リブ113は、略水平方向を長手方向と
し略鉛直方向を幅方向とする細長い形状であり、下流側
側板108aの鉛直方向に4段が固着されている。郵便
物1の先端が矢印ハ方向にわずかに滑って一時的に下流
側側板108aと郵便物11との間に入り込んでも郵便
物1aの先端がリブ13に衝突し、その勢いで跳ね返っ
て矢印ヘで示すように後退し、集積した郵便物11上に
水平に集積される。
類先端が集積紙葉類と停止部材との間に入り込んで停止
するのを防止し、紙葉類を正常状態で停止させることの
できる紙葉類集積装置、及びこれを用いた紙葉類区分装
置を提供する。 【解決手段】下流側側板108aは、枠体108内に導
入されてきた郵便物1が衝突するときに郵便物1を停止
させる停止部材としての役割を果たすものであり、郵便
物1の衝突する面に、滑り防止のためのリブ113が設
けられている。リブ113は、略水平方向を長手方向と
し略鉛直方向を幅方向とする細長い形状であり、下流側
側板108aの鉛直方向に4段が固着されている。郵便
物1の先端が矢印ハ方向にわずかに滑って一時的に下流
側側板108aと郵便物11との間に入り込んでも郵便
物1aの先端がリブ13に衝突し、その勢いで跳ね返っ
て矢印ヘで示すように後退し、集積した郵便物11上に
水平に集積される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送されてきた郵
便物等の紙葉類を集積する紙葉類集積装置に係わり、特
に、搬送されてきた紙葉類を停止させる部材を備えた紙
葉類集積装置及びこれを用いた紙葉類区分装置に関す
る。
便物等の紙葉類を集積する紙葉類集積装置に係わり、特
に、搬送されてきた紙葉類を停止させる部材を備えた紙
葉類集積装置及びこれを用いた紙葉類区分装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送されてきた紙葉類を集積する
紙葉類集積装置に関する公知技術で、紙葉類を停止させ
る部材の構成に触れたものとして、例えば、以下のもの
がある。 ○特開昭49−55008号公報 この公知技術による紙葉類集積装置においては、搬送さ
れてきた紙葉類を停止させる停止部材としてダンパが設
けられており、紙葉類がダンパに衝突することによって
搬送速度を減衰し、紙葉類を停止させる構成である。ま
た、紙葉類がスタックしたときには、スタックした紙葉
類の後端にエアを吹くことによって、次の紙葉類との干
渉をなくすようになっている。
紙葉類集積装置に関する公知技術で、紙葉類を停止させ
る部材の構成に触れたものとして、例えば、以下のもの
がある。 ○特開昭49−55008号公報 この公知技術による紙葉類集積装置においては、搬送さ
れてきた紙葉類を停止させる停止部材としてダンパが設
けられており、紙葉類がダンパに衝突することによって
搬送速度を減衰し、紙葉類を停止させる構成である。ま
た、紙葉類がスタックしたときには、スタックした紙葉
類の後端にエアを吹くことによって、次の紙葉類との干
渉をなくすようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術には以下の課題が存在する。すなわち、ダンパに
よって紙葉類を停止させるようになっているが、紙葉類
は必ずダンパに垂直に衝突するとは限らず、また、搬送
速度が大きいと停止の際に紙葉類が座屈することがあ
る。したがって、紙葉類の先端がダンパ表面を下方に滑
って曲がることにより、既に集積した最上の紙葉類先端
とダンパとの間に入り込んだ状態で停止する現象や、導
入された紙葉類の先端がダンパ表面を上方に滑って曲が
ることにより後続の紙葉類が当たる部分のダンパを覆っ
た状態で停止する現象が起こる。このとき、前者の現象
では、紙葉類の剛性が高い場合には、紙葉類の後端が紙
葉類の進入経路側へ近づくことから、次に投入される紙
葉類と衝突してジャムが発生する。また、後者の現象で
は、次に投入される紙葉類に対して、ダンパとしての効
果が得られなくなることから、集積状態が悪化する。
知技術には以下の課題が存在する。すなわち、ダンパに
よって紙葉類を停止させるようになっているが、紙葉類
は必ずダンパに垂直に衝突するとは限らず、また、搬送
速度が大きいと停止の際に紙葉類が座屈することがあ
る。したがって、紙葉類の先端がダンパ表面を下方に滑
って曲がることにより、既に集積した最上の紙葉類先端
とダンパとの間に入り込んだ状態で停止する現象や、導
入された紙葉類の先端がダンパ表面を上方に滑って曲が
ることにより後続の紙葉類が当たる部分のダンパを覆っ
た状態で停止する現象が起こる。このとき、前者の現象
では、紙葉類の剛性が高い場合には、紙葉類の後端が紙
葉類の進入経路側へ近づくことから、次に投入される紙
葉類と衝突してジャムが発生する。また、後者の現象で
は、次に投入される紙葉類に対して、ダンパとしての効
果が得られなくなることから、集積状態が悪化する。
【0004】ここで、上記2つの現象を防止するための
公知な構成として、ダンパをゴムで構成するものがあ
る。ゴムは摩擦係数が大きいことから、前述した滑りに
伴う2現象の発生を防止する働きがある。ところが、近
年、紙葉類処理装置の処理能力を高めるために、搬送速
度を増加する必要が生じている。そして搬送速度が増加
するにしたがって、ゴムでは紙葉類の滑りを十分に押さ
えることができないようになり、再び前述の現象が発生
する可能性が増大している。
公知な構成として、ダンパをゴムで構成するものがあ
る。ゴムは摩擦係数が大きいことから、前述した滑りに
伴う2現象の発生を防止する働きがある。ところが、近
年、紙葉類処理装置の処理能力を高めるために、搬送速
度を増加する必要が生じている。そして搬送速度が増加
するにしたがって、ゴムでは紙葉類の滑りを十分に押さ
えることができないようになり、再び前述の現象が発生
する可能性が増大している。
【0005】本発明の目的は、紙葉類の搬送速度の高速
化を図った場合にも、紙葉類先端が集積紙葉類と停止部
材との間に入り込んで停止するのを防止して、紙葉類を
正常状態で停止させることのできる紙葉類集積装置、及
びこれを用いた紙葉類区分装置を提供することである。
化を図った場合にも、紙葉類先端が集積紙葉類と停止部
材との間に入り込んで停止するのを防止して、紙葉類を
正常状態で停止させることのできる紙葉類集積装置、及
びこれを用いた紙葉類区分装置を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は、紙葉類の搬送速度の
高速化を図った場合にも、後続紙葉類の当たる部分の停
止部材を覆って停止するのを防止して、紙葉類を正常状
態で停止させることのできる紙葉類集積装置、及びこれ
を用いた紙葉類区分装置を提供することである。
高速化を図った場合にも、後続紙葉類の当たる部分の停
止部材を覆って停止するのを防止して、紙葉類を正常状
態で停止させることのできる紙葉類集積装置、及びこれ
を用いた紙葉類区分装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、紙葉類を供給する供給手段と、こ
の供給手段から供給される紙葉類を搬送する搬送手段と
を有する紙葉類処理装置に設けられ、紙葉類を略水平方
向にした状態で集積していく集積容器と、前記搬送手段
により搬送されてきた紙葉類を前記集積容器に導入する
導入手段とを有する紙葉類集積装置において、前記集積
容器内の前記導入手段による導入方向下流側に略鉛直方
向に配置され前記紙葉類の導入方向先端が接触する壁面
に、略水平方向の摩擦係数が小さく略鉛直方向の摩擦係
数が大きい鉛直方向摩擦付与手段を設けたことを特徴と
する紙葉類集積装置が提供される。すなわち、紙葉類処
理装置に備えられた供給手段から供給される紙葉類、例
えば郵便物は、搬送手段によって搬送された後に導入手
段によって集積容器へ導入される。そして、集積容器へ
導入された紙葉類の先端は、導入方向下流側に略鉛直方
向に配置された壁面に接触した後、略水平方向になった
状態で集積容器内に集積していく。一般に、この壁面に
は接触してきた紙葉類を停止させるためのダンパが設け
られるが、このとき、導入された紙葉類の先端がダンパ
表面を下方に滑って曲がるり、既に集積した最上の紙葉
類先端とダンパとの間に入り込んだ状態で停止する現象
や、導入された紙葉類の先端がダンパ表面を上方に滑っ
て曲がり、後続の紙葉類が当たる部分のダンパを覆った
状態で停止する現象が起こり得ることから、これを防止
するためにダンパはゴムで構成されることが多い。しか
し、紙葉類処理能力を高めるために搬送速度の高速化が
図られると、ゴムを用いた場合でも上記2つの現象が発
生する可能性がある。ここで、本発明においては、その
略鉛直方向に配置された壁面に、略水平方向の摩擦係数
が小さく略鉛直方向の摩擦係数が大きい鉛直方向摩擦付
与手段を設ける。すなわち例えば、略水平方向を長手方
向とするとともに略鉛直方向を幅方向とする突起手段
を、壁面の鉛直方向に複数段に設ける。これにより、導
入された紙葉類の先端が、突起手段の表面を鉛直方向上
方に大きく滑り上がったり、下方に大きく滑り落ちたり
するのを防止できる。したがって、導入された紙葉類
が、既に集積した最上の紙葉類の先端とこれらの手段と
の間に入り込んだ状態で停止したり、後続の紙葉類が当
たる部分のこれらの手段を覆った状態で停止したりする
ことを防止することができる。また例えば、略上方方向
に指向する多数の毛が植設されたブラシ手段を設けれ
ば、導入された紙葉類の先端がブラシ手段の表面を鉛直
方向下方に滑り落ちるのを防止できる。したがって、導
入された紙葉類が、既に集積した最上の紙葉類の先端と
これらの手段との間に入り込んだ状態で停止することを
防止することができる。なお、集積容器内に所定量の紙
葉類が集積した後には、集積容器の手前側から略水平方
向にその集積した紙葉類を抜き取って回収するのが通常
であるが、鉛直方向摩擦付与手段の略水平方向の摩擦係
数は小さいことから、この回収時の妨げになることはな
い。よってすなわち、回収作業の利便性を妨げることな
く、紙葉類を正常状態で停止させることができる。
に、本発明によれば、紙葉類を供給する供給手段と、こ
の供給手段から供給される紙葉類を搬送する搬送手段と
を有する紙葉類処理装置に設けられ、紙葉類を略水平方
向にした状態で集積していく集積容器と、前記搬送手段
により搬送されてきた紙葉類を前記集積容器に導入する
導入手段とを有する紙葉類集積装置において、前記集積
容器内の前記導入手段による導入方向下流側に略鉛直方
向に配置され前記紙葉類の導入方向先端が接触する壁面
に、略水平方向の摩擦係数が小さく略鉛直方向の摩擦係
数が大きい鉛直方向摩擦付与手段を設けたことを特徴と
する紙葉類集積装置が提供される。すなわち、紙葉類処
理装置に備えられた供給手段から供給される紙葉類、例
えば郵便物は、搬送手段によって搬送された後に導入手
段によって集積容器へ導入される。そして、集積容器へ
導入された紙葉類の先端は、導入方向下流側に略鉛直方
向に配置された壁面に接触した後、略水平方向になった
状態で集積容器内に集積していく。一般に、この壁面に
は接触してきた紙葉類を停止させるためのダンパが設け
られるが、このとき、導入された紙葉類の先端がダンパ
表面を下方に滑って曲がるり、既に集積した最上の紙葉
類先端とダンパとの間に入り込んだ状態で停止する現象
や、導入された紙葉類の先端がダンパ表面を上方に滑っ
て曲がり、後続の紙葉類が当たる部分のダンパを覆った
状態で停止する現象が起こり得ることから、これを防止
するためにダンパはゴムで構成されることが多い。しか
し、紙葉類処理能力を高めるために搬送速度の高速化が
図られると、ゴムを用いた場合でも上記2つの現象が発
生する可能性がある。ここで、本発明においては、その
略鉛直方向に配置された壁面に、略水平方向の摩擦係数
が小さく略鉛直方向の摩擦係数が大きい鉛直方向摩擦付
与手段を設ける。すなわち例えば、略水平方向を長手方
向とするとともに略鉛直方向を幅方向とする突起手段
を、壁面の鉛直方向に複数段に設ける。これにより、導
入された紙葉類の先端が、突起手段の表面を鉛直方向上
方に大きく滑り上がったり、下方に大きく滑り落ちたり
するのを防止できる。したがって、導入された紙葉類
が、既に集積した最上の紙葉類の先端とこれらの手段と
の間に入り込んだ状態で停止したり、後続の紙葉類が当
たる部分のこれらの手段を覆った状態で停止したりする
ことを防止することができる。また例えば、略上方方向
に指向する多数の毛が植設されたブラシ手段を設けれ
ば、導入された紙葉類の先端がブラシ手段の表面を鉛直
方向下方に滑り落ちるのを防止できる。したがって、導
入された紙葉類が、既に集積した最上の紙葉類の先端と
これらの手段との間に入り込んだ状態で停止することを
防止することができる。なお、集積容器内に所定量の紙
葉類が集積した後には、集積容器の手前側から略水平方
向にその集積した紙葉類を抜き取って回収するのが通常
であるが、鉛直方向摩擦付与手段の略水平方向の摩擦係
数は小さいことから、この回収時の妨げになることはな
い。よってすなわち、回収作業の利便性を妨げることな
く、紙葉類を正常状態で停止させることができる。
【0008】好ましくは、前記紙葉類集積装置におい
て、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略水平方向を長手方
向とするとともに略鉛直方向を幅方向とし、前記壁面の
略鉛直方向に複数段に設けられた複数の突起手段である
ことを特徴とする紙葉類集積装置が提供される。すなわ
ち、例えばまず、導入された紙葉類の先端が壁面表面に
接触し、一時的に僅かに鉛直方向下方に滑り、集積紙葉
類の先端と壁面との隙間に入り込んだとしても、やがて
導入紙葉類の先端は壁面のその下方にある突起手段に衝
突し、その勢いで跳ね返って後退することにより隙間か
ら離脱するので、紙葉類は正常な水平状態で集積される
こととなる。また導入された紙葉類の先端が一時的に僅
かに鉛直方向上方に滑り、後続の紙葉類が当たる部分の
壁面を覆ったとしても、やがて導入紙葉類の先端はその
上方にある突起手段に衝突し、同様に跳ね返って後退す
るので、紙葉類は正常な水平状態で集積される。
て、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略水平方向を長手方
向とするとともに略鉛直方向を幅方向とし、前記壁面の
略鉛直方向に複数段に設けられた複数の突起手段である
ことを特徴とする紙葉類集積装置が提供される。すなわ
ち、例えばまず、導入された紙葉類の先端が壁面表面に
接触し、一時的に僅かに鉛直方向下方に滑り、集積紙葉
類の先端と壁面との隙間に入り込んだとしても、やがて
導入紙葉類の先端は壁面のその下方にある突起手段に衝
突し、その勢いで跳ね返って後退することにより隙間か
ら離脱するので、紙葉類は正常な水平状態で集積される
こととなる。また導入された紙葉類の先端が一時的に僅
かに鉛直方向上方に滑り、後続の紙葉類が当たる部分の
壁面を覆ったとしても、やがて導入紙葉類の先端はその
上方にある突起手段に衝突し、同様に跳ね返って後退す
るので、紙葉類は正常な水平状態で集積される。
【0009】さらに好ましくは、前記紙葉類集積装置に
おいて、前記複数の突起手段のそれぞれは、前記壁面に
設けられたリブであることを特徴とする紙葉類集積装置
が提供される。
おいて、前記複数の突起手段のそれぞれは、前記壁面に
設けられたリブであることを特徴とする紙葉類集積装置
が提供される。
【0010】また好ましくは、前記紙葉類集積装置にお
いて、前記複数の突起手段のそれぞれは、前記壁面の一
部を出っ張らせることにより形成されていることを特徴
とする紙葉類集積装置が提供される。
いて、前記複数の突起手段のそれぞれは、前記壁面の一
部を出っ張らせることにより形成されていることを特徴
とする紙葉類集積装置が提供される。
【0011】さらに好ましくは、前記紙葉類集積装置に
おいて、前記壁面の出っ張りは、切り起こし加工により
形成されていることを特徴とする紙葉類集積装置が提供
される。
おいて、前記壁面の出っ張りは、切り起こし加工により
形成されていることを特徴とする紙葉類集積装置が提供
される。
【0012】また好ましくは、前記紙葉類集積装置にお
いて、前記壁面の出っ張りは、ルーバ加工により形成さ
れていることを特徴とする紙葉類集積装置が提供され
る。
いて、前記壁面の出っ張りは、ルーバ加工により形成さ
れていることを特徴とする紙葉類集積装置が提供され
る。
【0013】また好ましくは、前記紙葉類集積装置にお
いて、前記壁面の出っ張りの出っ張り高さは、前記壁面
の厚み以下であることを特徴とする紙葉類集積装置が提
供される。これにより、例えば切りおこし・ルーバ等の
出っ張り部分と他の壁面の部分との間に隙間が生じ紙葉
類先端が挟まるのを防止できる。
いて、前記壁面の出っ張りの出っ張り高さは、前記壁面
の厚み以下であることを特徴とする紙葉類集積装置が提
供される。これにより、例えば切りおこし・ルーバ等の
出っ張り部分と他の壁面の部分との間に隙間が生じ紙葉
類先端が挟まるのを防止できる。
【0014】また好ましくは、前記紙葉類集積装置にお
いて、前記出っ張りを設けた壁面の反出っ張り側の面
に、平板部材を固着したことを特徴とする紙葉類集積装
置が提供される。これにより、例えば紙葉類処理装置に
おいて紙葉類集積装置が略水平方向に多数並んで配置さ
れており、一の紙葉類集積装置の出っ張りを設ける壁面
すなわち導入方向下流側の壁面が、隣接する他の紙葉類
集積装置の導入方向上流側の壁面を兼ねている場合であ
っても、出っ張りを設けることにより裏面に生じる凹部
を平板部材でカバーすることができる。すなわち、隣接
する他の集積装置において、導入紙葉類の後端が凹部に
ひっかかり集積状態が悪化するのを防止できる。
いて、前記出っ張りを設けた壁面の反出っ張り側の面
に、平板部材を固着したことを特徴とする紙葉類集積装
置が提供される。これにより、例えば紙葉類処理装置に
おいて紙葉類集積装置が略水平方向に多数並んで配置さ
れており、一の紙葉類集積装置の出っ張りを設ける壁面
すなわち導入方向下流側の壁面が、隣接する他の紙葉類
集積装置の導入方向上流側の壁面を兼ねている場合であ
っても、出っ張りを設けることにより裏面に生じる凹部
を平板部材でカバーすることができる。すなわち、隣接
する他の集積装置において、導入紙葉類の後端が凹部に
ひっかかり集積状態が悪化するのを防止できる。
【0015】また好ましくは、前記紙葉類集積装置にお
いて、前記複数の突起手段は、互いに略鉛直方向に6m
m以上20mm以下の間隔をもって配置されていること
を特徴とする紙葉類集積装置が提供される。すなわち、
略鉛直方向間隔が6mm以上であることにより、最大厚
さが6mmである一般的な郵便物を搬送する場合であっ
ても、突起手段の間に挟まって抜けなくなることがな
い。またあまり略鉛直方向間隔が大きすぎると突起手段
による効果が薄れるが、間隔が20mm以下であること
により、一般的な郵便物に関して十分な効果を確実に得
ることができる。
いて、前記複数の突起手段は、互いに略鉛直方向に6m
m以上20mm以下の間隔をもって配置されていること
を特徴とする紙葉類集積装置が提供される。すなわち、
略鉛直方向間隔が6mm以上であることにより、最大厚
さが6mmである一般的な郵便物を搬送する場合であっ
ても、突起手段の間に挟まって抜けなくなることがな
い。またあまり略鉛直方向間隔が大きすぎると突起手段
による効果が薄れるが、間隔が20mm以下であること
により、一般的な郵便物に関して十分な効果を確実に得
ることができる。
【0016】また好ましくは、前記紙葉類集積装置にお
いて、前記複数の突起手段のそれぞれの突出高さは、前
記紙葉類の最大厚さの1/6以上であることを特徴とす
る紙葉類集積装置が提供される。さらに好ましくは、前
記紙葉類集積装置において、前記複数の突起手段のそれ
ぞれの突出高さは、0.5mm以上であることを特徴と
する紙葉類集積装置が提供される。すなわち、突起の高
さがあまり低くなると突起手段によるひっかかり効果が
薄れるが、紙葉類の最大厚さの1/6以上とすることに
より、十分な効果を確実に得ることができる。またこの
とき、突出高さを1mm以上とすることにより、最大厚
さが6mmである一般的な郵便物を搬送する場合にも対
応できる。しかし、実際問題としては、厚さが3mm以
下の書状の占める割合が高いので、0.5mm以上でも
十分対応できる。
いて、前記複数の突起手段のそれぞれの突出高さは、前
記紙葉類の最大厚さの1/6以上であることを特徴とす
る紙葉類集積装置が提供される。さらに好ましくは、前
記紙葉類集積装置において、前記複数の突起手段のそれ
ぞれの突出高さは、0.5mm以上であることを特徴と
する紙葉類集積装置が提供される。すなわち、突起の高
さがあまり低くなると突起手段によるひっかかり効果が
薄れるが、紙葉類の最大厚さの1/6以上とすることに
より、十分な効果を確実に得ることができる。またこの
とき、突出高さを1mm以上とすることにより、最大厚
さが6mmである一般的な郵便物を搬送する場合にも対
応できる。しかし、実際問題としては、厚さが3mm以
下の書状の占める割合が高いので、0.5mm以上でも
十分対応できる。
【0017】また好ましくは、前記紙葉類集積装置にお
いて、前記略鉛直方向複数段に設けられた突起手段は、
各段で、略水平方向に2個ずつに分割して設けられてい
ることを特徴とする紙葉類集積装置が提供される。すな
わち、各段の突起手段が、例えば壁面のほぼ全幅にわた
って1個だけ設けられている場合には、仮に紙葉類先端
が水平でなく斜めに導入されてきて突起手段と突起手段
の間に入り込まず、先端がある突起手段に直接衝突した
とすると、突起手段の上面あるいは下面でうまくひっか
からず壁面に沿って大きく滑る場合がありうる。ここで
各段1個ずつ設けるのではなく各段で略水平方向に2個
ずつに分割して設けることにより、紙葉類が斜めに導入
されてきた場合も、2個の突起手段の間に進入すればど
ちらかの突起手段にひっかかりやすくなる。よってすな
わち、さらに確実に紙葉類の滑りを防止できる効果があ
る。
いて、前記略鉛直方向複数段に設けられた突起手段は、
各段で、略水平方向に2個ずつに分割して設けられてい
ることを特徴とする紙葉類集積装置が提供される。すな
わち、各段の突起手段が、例えば壁面のほぼ全幅にわた
って1個だけ設けられている場合には、仮に紙葉類先端
が水平でなく斜めに導入されてきて突起手段と突起手段
の間に入り込まず、先端がある突起手段に直接衝突した
とすると、突起手段の上面あるいは下面でうまくひっか
からず壁面に沿って大きく滑る場合がありうる。ここで
各段1個ずつ設けるのではなく各段で略水平方向に2個
ずつに分割して設けることにより、紙葉類が斜めに導入
されてきた場合も、2個の突起手段の間に進入すればど
ちらかの突起手段にひっかかりやすくなる。よってすな
わち、さらに確実に紙葉類の滑りを防止できる効果があ
る。
【0018】さらに好ましくは、前記紙葉類集積装置に
おいて、前記各段に2個設けられた突起手段のうち、一
の突起手段は、少なくとも、前記導入されてきた紙葉類
の導入方向先端面のうち略水平方向一端に対応する位置
に設けられており、他の突起手段は、少なくとも、前記
導入されてきた紙葉類の導入方向先端面のうち略水平方
向他端に対応する位置に設けられていることを特徴とす
る紙葉類集積装置が提供される。
おいて、前記各段に2個設けられた突起手段のうち、一
の突起手段は、少なくとも、前記導入されてきた紙葉類
の導入方向先端面のうち略水平方向一端に対応する位置
に設けられており、他の突起手段は、少なくとも、前記
導入されてきた紙葉類の導入方向先端面のうち略水平方
向他端に対応する位置に設けられていることを特徴とす
る紙葉類集積装置が提供される。
【0019】さらに好ましくは、前記紙葉類集積装置に
おいて、前記一の突起手段は、前記壁面のうち、前記導
入手段による導入基準位置から略水平方向に0mm以上
20mm以下の距離範囲に少なくとも設けられており、
前記他の突起手段は、前記壁面のうち、前記導入手段に
よる導入基準位置から略水平方向に70mm以上120
mm以下の距離範囲に少なくとも設けられていることを
特徴とする紙葉類集積装置が提供される。これにより、
例えば、幅が90mm〜120mmである一般的な郵便
物が、略水平方向一端の位置を基準位置に揃えられた状
態で搬送・導入されてきた場合にも対応できる。すなわ
ち、各郵便物の一端は、幅の大きさに関係なく基準位置
の0mm位置に揃えられて導入されてくるが、一の突起
手段が0mm〜20mmの距離範囲に設けられているこ
とにより、各郵便物の一端側20mm分をひっかけ可能
なように構成することができる。また、他の突起手段が
70mm〜120mmの距離範囲に設けられていること
により、幅90mm〜120mmの郵便物が導入された
場合でも、その他端側少なくとも20mm分をひっかけ
可能なように構成することができる。
おいて、前記一の突起手段は、前記壁面のうち、前記導
入手段による導入基準位置から略水平方向に0mm以上
20mm以下の距離範囲に少なくとも設けられており、
前記他の突起手段は、前記壁面のうち、前記導入手段に
よる導入基準位置から略水平方向に70mm以上120
mm以下の距離範囲に少なくとも設けられていることを
特徴とする紙葉類集積装置が提供される。これにより、
例えば、幅が90mm〜120mmである一般的な郵便
物が、略水平方向一端の位置を基準位置に揃えられた状
態で搬送・導入されてきた場合にも対応できる。すなわ
ち、各郵便物の一端は、幅の大きさに関係なく基準位置
の0mm位置に揃えられて導入されてくるが、一の突起
手段が0mm〜20mmの距離範囲に設けられているこ
とにより、各郵便物の一端側20mm分をひっかけ可能
なように構成することができる。また、他の突起手段が
70mm〜120mmの距離範囲に設けられていること
により、幅90mm〜120mmの郵便物が導入された
場合でも、その他端側少なくとも20mm分をひっかけ
可能なように構成することができる。
【0020】また好ましくは、前記紙葉類集積装置にお
いて、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略上方方向に指向
する多数の毛が植設されたブラシ手段であることを特徴
とする紙葉類集積装置が提供される。これにより、導入
された紙葉類の先端が表面でほとんど下方に滑らなくな
るので、紙葉類が鉛直方向下方に滑り落ちるのを完全に
防止できる。
いて、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略上方方向に指向
する多数の毛が植設されたブラシ手段であることを特徴
とする紙葉類集積装置が提供される。これにより、導入
された紙葉類の先端が表面でほとんど下方に滑らなくな
るので、紙葉類が鉛直方向下方に滑り落ちるのを完全に
防止できる。
【0021】また上記目的を達成するために、本発明に
よれば、紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段か
ら供給される紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手
段の搬送方向途中に設けられ、搬送されてくる紙葉類に
付与されている情報を読みとる読みとり手段と、紙葉類
を略水平方向にした状態で集積していく集積容器、及び
前記搬送手段により搬送されてきた紙葉類を前記集積容
器に導入する導入手段を備えた複数の紙葉類集積機構と
を有し、前記読みとり手段からの情報に応じ前記複数の
紙葉類集積機構のそれぞれに対応する紙葉類を区分して
集積する紙葉類区分装置において、前記複数の紙葉類集
積機構の少なくとも1つは、前記集積容器内の前記導入
手段による導入方向下流側に略鉛直方向に配置され前記
紙葉類の導入方向先端が接触する壁面に、略水平方向の
摩擦係数が小さく略鉛直方向の摩擦係数が大きい鉛直方
向摩擦付与手段を備えていることを特徴とする紙葉類区
分装置が提供される。
よれば、紙葉類を供給する供給手段と、この供給手段か
ら供給される紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手
段の搬送方向途中に設けられ、搬送されてくる紙葉類に
付与されている情報を読みとる読みとり手段と、紙葉類
を略水平方向にした状態で集積していく集積容器、及び
前記搬送手段により搬送されてきた紙葉類を前記集積容
器に導入する導入手段を備えた複数の紙葉類集積機構と
を有し、前記読みとり手段からの情報に応じ前記複数の
紙葉類集積機構のそれぞれに対応する紙葉類を区分して
集積する紙葉類区分装置において、前記複数の紙葉類集
積機構の少なくとも1つは、前記集積容器内の前記導入
手段による導入方向下流側に略鉛直方向に配置され前記
紙葉類の導入方向先端が接触する壁面に、略水平方向の
摩擦係数が小さく略鉛直方向の摩擦係数が大きい鉛直方
向摩擦付与手段を備えていることを特徴とする紙葉類区
分装置が提供される。
【0022】好ましくは、前記紙葉類区分装置におい
て、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略水平方向を長手方
向とするとともに略鉛直方向を幅方向とし、前記壁面の
略鉛直方向複数段に設けられた突起手段であることを特
徴とする紙葉類区分装置が提供される。
て、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略水平方向を長手方
向とするとともに略鉛直方向を幅方向とし、前記壁面の
略鉛直方向複数段に設けられた突起手段であることを特
徴とする紙葉類区分装置が提供される。
【0023】また好ましくは、前記紙葉類区分装置にお
いて、前記鉛直方向摩擦付与手段は、前記鉛直方向摩擦
付与手段は、略上方方向に指向する多数の毛が植設され
たブラシ手段であることを特徴とする紙葉類区分装置が
提供される。
いて、前記鉛直方向摩擦付与手段は、前記鉛直方向摩擦
付与手段は、略上方方向に指向する多数の毛が植設され
たブラシ手段であることを特徴とする紙葉類区分装置が
提供される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜
図10により説明する。本実施形態は、郵便物区分装置
に備えられた郵便物集積装置の実施形態である。すなわ
ち、紙葉類として、はがきや封書等の郵便物を処理する
ものである。郵便物区分装置50の概略構成を表す側面
図を図2に示す。図2において、供給手段2には、予め
区分情報が付与された郵便物1が作業者によって複数ま
とまって立位状態で載置され、これらを1枚ずつ順次分
離して矢印Aの方向へ供給する。すなわち例えば、隣接
する郵便物1を負圧によりベルトに吸着し、このベルト
を移動させ、吸着した郵便物1を矢印Aへ移動させるこ
とにより供給するように構成されている。供給手段2に
より分離された郵便物1は、搬送手段3により搬送され
る。この搬送手段3は、例えば、郵便物1を対向するベ
ルトで挟み、そのベルトを移動させることにより郵便物
1を搬送するように構成されている。搬送手段3の途中
には、搬送中に郵便物1に付与されている区分情報を読
みとる読み取り手段4が設けられている。この読みとり
手段4は、例えば、光学式文字読み取り装置(OCR)
やバーコードリーダで構成されている。搬送手段3の読
み取り手段4よりも下流側には、区分情報にしたがって
郵便物1の進行方向を切り換える分岐手段5が設けられ
ており、郵便物1は、この分岐手段5によって分岐搬送
される搬送ルートを切り換えられた後、最終的に、区分
情報に対応する郵便物集積装置100に振り分けられ、
郵便物集積装置100内に導入される。なお、搬送手段
3の紙葉類搬送面と略垂直方向、すなわち鉛直方向にフ
レーム12が立設されており、このときその面方向が搬
送方向と略平行方向になるように配置されている。以上
のような動作を繰り返し、供給手段2に載置された郵便
物1が、区分情報に応じて郵便物集積装置100に水平
に区分集積されることとなる。本実施形態の郵便物集積
装置100の詳細構造を表す側面図を図1に示す。なお
図中には、明確のために、既に集積されている郵便物1
1及び導入されつつある郵便物1も併せて示している。
図1において、郵便物集積装置100は、郵便物1を略
水平方向にした状態で集積していく集積容器の一部を構
成する枠体108と、搬送手段3に近接して設けられ、
搬送されてきた郵便物1の搬送方向を切り換える分岐手
段105と、この分岐手段105の搬送方向下流側に設
けられ、分岐手段105の近傍に設けた支点Sを中心に
揺動する案内手段107とを有している。
参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1〜
図10により説明する。本実施形態は、郵便物区分装置
に備えられた郵便物集積装置の実施形態である。すなわ
ち、紙葉類として、はがきや封書等の郵便物を処理する
ものである。郵便物区分装置50の概略構成を表す側面
図を図2に示す。図2において、供給手段2には、予め
区分情報が付与された郵便物1が作業者によって複数ま
とまって立位状態で載置され、これらを1枚ずつ順次分
離して矢印Aの方向へ供給する。すなわち例えば、隣接
する郵便物1を負圧によりベルトに吸着し、このベルト
を移動させ、吸着した郵便物1を矢印Aへ移動させるこ
とにより供給するように構成されている。供給手段2に
より分離された郵便物1は、搬送手段3により搬送され
る。この搬送手段3は、例えば、郵便物1を対向するベ
ルトで挟み、そのベルトを移動させることにより郵便物
1を搬送するように構成されている。搬送手段3の途中
には、搬送中に郵便物1に付与されている区分情報を読
みとる読み取り手段4が設けられている。この読みとり
手段4は、例えば、光学式文字読み取り装置(OCR)
やバーコードリーダで構成されている。搬送手段3の読
み取り手段4よりも下流側には、区分情報にしたがって
郵便物1の進行方向を切り換える分岐手段5が設けられ
ており、郵便物1は、この分岐手段5によって分岐搬送
される搬送ルートを切り換えられた後、最終的に、区分
情報に対応する郵便物集積装置100に振り分けられ、
郵便物集積装置100内に導入される。なお、搬送手段
3の紙葉類搬送面と略垂直方向、すなわち鉛直方向にフ
レーム12が立設されており、このときその面方向が搬
送方向と略平行方向になるように配置されている。以上
のような動作を繰り返し、供給手段2に載置された郵便
物1が、区分情報に応じて郵便物集積装置100に水平
に区分集積されることとなる。本実施形態の郵便物集積
装置100の詳細構造を表す側面図を図1に示す。なお
図中には、明確のために、既に集積されている郵便物1
1及び導入されつつある郵便物1も併せて示している。
図1において、郵便物集積装置100は、郵便物1を略
水平方向にした状態で集積していく集積容器の一部を構
成する枠体108と、搬送手段3に近接して設けられ、
搬送されてきた郵便物1の搬送方向を切り換える分岐手
段105と、この分岐手段105の搬送方向下流側に設
けられ、分岐手段105の近傍に設けた支点Sを中心に
揺動する案内手段107とを有している。
【0025】枠体108は、案内手段107の搬送方向
下流に、搬送方向と略垂直に設けられた板材である下流
側側板108aと、底板108cと、底板108cを挟
んで下流側側板108aと逆側すなわち上流側に、下流
側側板108aと略平行に設けられた上流側側板108
bとから構成され、区分装置50のフレーム12に固定
されている。そして、枠体108と、この枠体108内
側において接するフレーム12の一部とで集積容器を構
成している。また、底板108cの上には、集積された
郵便物1の面と略平行に配置され、郵便物1を載置する
郵便物支持板109が設けられている。
下流に、搬送方向と略垂直に設けられた板材である下流
側側板108aと、底板108cと、底板108cを挟
んで下流側側板108aと逆側すなわち上流側に、下流
側側板108aと略平行に設けられた上流側側板108
bとから構成され、区分装置50のフレーム12に固定
されている。そして、枠体108と、この枠体108内
側において接するフレーム12の一部とで集積容器を構
成している。また、底板108cの上には、集積された
郵便物1の面と略平行に配置され、郵便物1を載置する
郵便物支持板109が設けられている。
【0026】下流側側板108a付近の詳細構造を表す
斜視図を図3に示す。図3において、下流側側板108
aは、枠体108内に導入されてきた郵便物1が衝突す
るときに郵便物1を停止させる停止部材としての役割を
果たすものであり、郵便物1の衝突する面に、滑り防止
のためのリブ113が設けられている。リブ113は、
略水平方向を長手方向とし略鉛直方向を幅方向とする細
長い形状であり、下流側側板108aの鉛直方向に4段
が固着されている。隣接するリブ113,113間の鉛
直方向間隔P=10mmであり、リブ113の突出高さ
H=1.0mmとなっている。
斜視図を図3に示す。図3において、下流側側板108
aは、枠体108内に導入されてきた郵便物1が衝突す
るときに郵便物1を停止させる停止部材としての役割を
果たすものであり、郵便物1の衝突する面に、滑り防止
のためのリブ113が設けられている。リブ113は、
略水平方向を長手方向とし略鉛直方向を幅方向とする細
長い形状であり、下流側側板108aの鉛直方向に4段
が固着されている。隣接するリブ113,113間の鉛
直方向間隔P=10mmであり、リブ113の突出高さ
H=1.0mmとなっている。
【0027】なお、分岐手段105及び案内手段107
が、郵便物1を集積容器に挿入する導入手段を構成す
る。また、分岐手段5と分岐手段105とは、構成がほ
ぼ類似であるか、若しくは同一のものを使用してもよ
い。
が、郵便物1を集積容器に挿入する導入手段を構成す
る。また、分岐手段5と分岐手段105とは、構成がほ
ぼ類似であるか、若しくは同一のものを使用してもよ
い。
【0028】次に、本実施形態の作用効果を図4〜図1
0により説明する。本実施形態の比較例として、従来構
造の郵便物集積装置200の構造を表す側面図を図4に
示す。図1に示した郵便物集積装置100と同等の部材
には同一の符号を付す。図4において、本比較例の郵便
物集積装置200は、図1に示した郵便物集積装置10
0と同様、図2に示したような郵便物区分装置50に設
けられるものである。図1の郵便物集積装置100と異
なる点は、下流側側板108aにリブ113が設けられ
ていないことである。その他の構造は、郵便物集積装置
100とほぼ同様である。このような郵便物集積装置2
00においては、搬送手段3で搬送されてきた郵便物1
は、分岐手段105で枠体108内へ分岐・投入され、
案内手段107に沿って矢印イ方向へ進み、すでに集積
されている郵便物11(まだ集積されていない場合は郵
便物支持板109)に接触する。そして、郵便物11
(又は郵便物支持板109)に沿って、矢印ロ方向に進
み、下流側側板108aに衝突して停止する。ところが
郵便物集積装置200においては、このようにして郵便
物1が下流側側板108aに衝突するとき、郵便物1の
先端が下流側側板108aの表面で下方又は上方に滑る
ことにより、不具合が発生する可能性がある。これを図
5および図6を用いて説明する。
0により説明する。本実施形態の比較例として、従来構
造の郵便物集積装置200の構造を表す側面図を図4に
示す。図1に示した郵便物集積装置100と同等の部材
には同一の符号を付す。図4において、本比較例の郵便
物集積装置200は、図1に示した郵便物集積装置10
0と同様、図2に示したような郵便物区分装置50に設
けられるものである。図1の郵便物集積装置100と異
なる点は、下流側側板108aにリブ113が設けられ
ていないことである。その他の構造は、郵便物集積装置
100とほぼ同様である。このような郵便物集積装置2
00においては、搬送手段3で搬送されてきた郵便物1
は、分岐手段105で枠体108内へ分岐・投入され、
案内手段107に沿って矢印イ方向へ進み、すでに集積
されている郵便物11(まだ集積されていない場合は郵
便物支持板109)に接触する。そして、郵便物11
(又は郵便物支持板109)に沿って、矢印ロ方向に進
み、下流側側板108aに衝突して停止する。ところが
郵便物集積装置200においては、このようにして郵便
物1が下流側側板108aに衝突するとき、郵便物1の
先端が下流側側板108aの表面で下方又は上方に滑る
ことにより、不具合が発生する可能性がある。これを図
5および図6を用いて説明する。
【0029】(1)郵便物の先端が下方に滑る場合 すなわちこの場合、図5に示すように、投入された郵便
物1aの先端が矢印ハ方向に滑り、下流側側板108a
と集積されている郵便物11との間に入り込み、そのま
まの状態で停止するものである。この現象は、郵便物1
aの先端の、下流側側板108aと集積されている郵便
物11との隙間A部への入り込み量Dが大きいほど顕著
に発生する。このように郵便物1aの先端が下流側側板
108aと集積されている郵便物11との間に入り込ん
だまま停止すると、特に郵便物の剛性が大きい場合に
は、郵便物1aの後端がCで示すように持ち上がり、後
続の郵便物1bの進入経路と接近するので、郵便物1a
の後端と郵便物1bの先端とが衝突してジャムが発生し
やすくなる。したがって、この現象が最も大きな問題と
なる。
物1aの先端が矢印ハ方向に滑り、下流側側板108a
と集積されている郵便物11との間に入り込み、そのま
まの状態で停止するものである。この現象は、郵便物1
aの先端の、下流側側板108aと集積されている郵便
物11との隙間A部への入り込み量Dが大きいほど顕著
に発生する。このように郵便物1aの先端が下流側側板
108aと集積されている郵便物11との間に入り込ん
だまま停止すると、特に郵便物の剛性が大きい場合に
は、郵便物1aの後端がCで示すように持ち上がり、後
続の郵便物1bの進入経路と接近するので、郵便物1a
の後端と郵便物1bの先端とが衝突してジャムが発生し
やすくなる。したがって、この現象が最も大きな問題と
なる。
【0030】(2)郵便物の先端が上方に滑る場合 すなわちこの場合、図6に示すように、投入された郵便
物1aの先端が下流側側板108aに沿って矢印ニ方向
に滑り、下流側側板108aに寄り掛かった状態のまま
停止してしまうものである。この場合、次に投入されて
くる郵便物1bの先端が、停止している郵便物1aの上
面に沿って滑り下流側側板108aに接しないので、下
流側側板108aによる停止効果が得られない。また、
次の郵便物1bが硬い場合には、郵便物1aが破線ホで
示すように折り曲げられることもある。
物1aの先端が下流側側板108aに沿って矢印ニ方向
に滑り、下流側側板108aに寄り掛かった状態のまま
停止してしまうものである。この場合、次に投入されて
くる郵便物1bの先端が、停止している郵便物1aの上
面に沿って滑り下流側側板108aに接しないので、下
流側側板108aによる停止効果が得られない。また、
次の郵便物1bが硬い場合には、郵便物1aが破線ホで
示すように折り曲げられることもある。
【0031】ここで、上記(1)(2)の問題点を防止
するための従来の一方策として、下流側側板108aに
ゴムが貼られている構造のものがある。ゴムは粘弾性体
であるから、衝撃を吸収するダンパとしての効果があ
り、また表面の摩擦係数が高いため、ある程度滑りを防
止する効果がある。しかしながら、郵便物区分装置の処
理能力の向上が求められ、それに伴って郵便物の搬送速
度の高速度化が図られる場合には、ゴムの摩擦係数では
郵便物の搬送速度を十分減少させることができず、図5
や図6で説明した(1)(2)の現象が発生することを
抑えられなくなっている。
するための従来の一方策として、下流側側板108aに
ゴムが貼られている構造のものがある。ゴムは粘弾性体
であるから、衝撃を吸収するダンパとしての効果があ
り、また表面の摩擦係数が高いため、ある程度滑りを防
止する効果がある。しかしながら、郵便物区分装置の処
理能力の向上が求められ、それに伴って郵便物の搬送速
度の高速度化が図られる場合には、ゴムの摩擦係数では
郵便物の搬送速度を十分減少させることができず、図5
や図6で説明した(1)(2)の現象が発生することを
抑えられなくなっている。
【0032】以上の従来構造に対する、本実施形態の郵
便物集積装置100における滑り防止作用を図7及び図
8により説明する。 (1’)郵便物の先端が下方に滑ろうとする場合 これは上記(1)で説明した状態に類似するものである
が、この場合、図7に示すように、郵便物1の先端が矢
印ハ方向にわずかに滑って一時的に下流側側板108a
と郵便物11との間に入り込んだとしても、郵便物1a
の先端がリブ13に衝突し、その勢いで跳ね返って矢印
ヘで示すように後退し、結果として集積した郵便物11
上に水平に集積されることとなる。
便物集積装置100における滑り防止作用を図7及び図
8により説明する。 (1’)郵便物の先端が下方に滑ろうとする場合 これは上記(1)で説明した状態に類似するものである
が、この場合、図7に示すように、郵便物1の先端が矢
印ハ方向にわずかに滑って一時的に下流側側板108a
と郵便物11との間に入り込んだとしても、郵便物1a
の先端がリブ13に衝突し、その勢いで跳ね返って矢印
ヘで示すように後退し、結果として集積した郵便物11
上に水平に集積されることとなる。
【0033】(2’)郵便物の先端が上方に滑ろうとす
る場合 これは上記(2)で説明した状態に類似するものである
が、この場合、図8に示すように、郵便物1の先端が矢
印ニ方向にわずかに滑って一時的に下流側側板108a
に寄り掛かった状態となったとしても、郵便物1の先端
がリブ13に衝突し、その勢いで反発して矢印トで示す
ように後退し、結果として集積した郵便物11の上面に
水平に集積される。
る場合 これは上記(2)で説明した状態に類似するものである
が、この場合、図8に示すように、郵便物1の先端が矢
印ニ方向にわずかに滑って一時的に下流側側板108a
に寄り掛かった状態となったとしても、郵便物1の先端
がリブ13に衝突し、その勢いで反発して矢印トで示す
ように後退し、結果として集積した郵便物11の上面に
水平に集積される。
【0034】以上のように、リブ13は、郵便物1の搬
送速度の高速化を図った場合にも、郵便物1先端が集積
郵便物11との間に入り込んで停止したり、後続郵便物
1の当たる部分を覆って停止したりするのを防止するこ
とがわかった。
送速度の高速化を図った場合にも、郵便物1先端が集積
郵便物11との間に入り込んで停止したり、後続郵便物
1の当たる部分を覆って停止したりするのを防止するこ
とがわかった。
【0035】ここにおいて、本願発明者等は、このリブ
13の形状・配置等がこの作用にもたらす影響を確認す
るために、いくつかの実験を行った。ここでは上記
(1’)(2’)の場合のうち、特に問題となる
(1’)郵便物の先端が下方に滑ろうとする場合に関
し、実験条件を種々設定して2つの実験を行った。その
結果を図9及び図10を用いて説明する。
13の形状・配置等がこの作用にもたらす影響を確認す
るために、いくつかの実験を行った。ここでは上記
(1’)(2’)の場合のうち、特に問題となる
(1’)郵便物の先端が下方に滑ろうとする場合に関
し、実験条件を種々設定して2つの実験を行った。その
結果を図9及び図10を用いて説明する。
【0036】[実験1]この実験は、集積された郵便物
11の上面とリブの上面との距離Tを10〜30mmに
わたって変化させるとともに、集積された郵便物11と
下流側側板108aとの距離Bを10〜40mmにわた
って変化させ、投入されてくる郵便物1の集積状態の良
否を調べたものである。なお、実験に用いた郵便物は、
クラフト1mm書状(長形3号(幅120mm長さ23
5mm)のクラフト封筒(70kg紙)に、A4寸法の紙
(55kg紙)を三つ折りにしたものを3枚入れ、その厚さを
ほぼ1mmとしたもの)と、クラフト3mm書状(同じ
クラフト封筒に、同じA4寸法の紙を9枚入れ、その厚
さをほぼ3mmにしたもの)である。TとBとを変化さ
せた場合の、郵便物1の先端が矢印ハ方向へ入り込んで
停止した状態の発生頻度を図9に示す。なお○は郵便物
1が入り込んだまま停止した状態にはならない場合、△
は10%以下の確率でまれに入り込んだまま郵便物1が
停止する場合、×は10%以上の確率で頻繁に入り込ん
だまま郵便物1が停止することを示している。
11の上面とリブの上面との距離Tを10〜30mmに
わたって変化させるとともに、集積された郵便物11と
下流側側板108aとの距離Bを10〜40mmにわた
って変化させ、投入されてくる郵便物1の集積状態の良
否を調べたものである。なお、実験に用いた郵便物は、
クラフト1mm書状(長形3号(幅120mm長さ23
5mm)のクラフト封筒(70kg紙)に、A4寸法の紙
(55kg紙)を三つ折りにしたものを3枚入れ、その厚さを
ほぼ1mmとしたもの)と、クラフト3mm書状(同じ
クラフト封筒に、同じA4寸法の紙を9枚入れ、その厚
さをほぼ3mmにしたもの)である。TとBとを変化さ
せた場合の、郵便物1の先端が矢印ハ方向へ入り込んで
停止した状態の発生頻度を図9に示す。なお○は郵便物
1が入り込んだまま停止した状態にはならない場合、△
は10%以下の確率でまれに入り込んだまま郵便物1が
停止する場合、×は10%以上の確率で頻繁に入り込ん
だまま郵便物1が停止することを示している。
【0037】図9において、集積された郵便物11と下
流側側板108aとの距離Bが大きいほど、異常集積状
態の発生頻度が高くなっている。ここで、Bは郵便物1
1の集積状態によることからいかなる値にもなりうる。
したがって、Bにかかわらず、×が多いことは望ましく
ないので、Tは20mm以下であることが望ましいこと
がわかり、よって、リブ113,113の間隔Pは20
mm以下が好ましい。一方、間隔Pの下限に関しては、
この装置で取り扱う郵便物の厚さが一例として6mm程
度までであるとすれば、間隔Pが6mm以下の場合には
郵便物1がリブ113,113の間に挟まり、回収時に
抜き取りにくくなる。したがって、リブ113の配置間
隔Pは6mm〜20mmが望ましいことがわかった。
流側側板108aとの距離Bが大きいほど、異常集積状
態の発生頻度が高くなっている。ここで、Bは郵便物1
1の集積状態によることからいかなる値にもなりうる。
したがって、Bにかかわらず、×が多いことは望ましく
ないので、Tは20mm以下であることが望ましいこと
がわかり、よって、リブ113,113の間隔Pは20
mm以下が好ましい。一方、間隔Pの下限に関しては、
この装置で取り扱う郵便物の厚さが一例として6mm程
度までであるとすれば、間隔Pが6mm以下の場合には
郵便物1がリブ113,113の間に挟まり、回収時に
抜き取りにくくなる。したがって、リブ113の配置間
隔Pは6mm〜20mmが望ましいことがわかった。
【0038】[実験2]この実験は、集積された郵便物
11の上面とリブの上面との距離T=30mm、集積さ
れた郵便物11と下流側側板108aとの距離B=40
mmに固定した条件で、[実験1]と同様に構成した書
状の厚さtを0.5〜6mmにわたって変化させるとと
もに、リブ113の高さHを0.5〜3.0mmにわた
って変化させ、投入されてくる郵便物1の集積状態の良
否を調べたものである。tとHとを変化させた場合の、
郵便物1の先端が矢印ハ方向へ入り込んで停止した状態
の発生頻度を図10に示す。なお○、△、×は図9と同
様である。
11の上面とリブの上面との距離T=30mm、集積さ
れた郵便物11と下流側側板108aとの距離B=40
mmに固定した条件で、[実験1]と同様に構成した書
状の厚さtを0.5〜6mmにわたって変化させるとと
もに、リブ113の高さHを0.5〜3.0mmにわた
って変化させ、投入されてくる郵便物1の集積状態の良
否を調べたものである。tとHとを変化させた場合の、
郵便物1の先端が矢印ハ方向へ入り込んで停止した状態
の発生頻度を図10に示す。なお○、△、×は図9と同
様である。
【0039】図10において、H=0.5mmでは、t
=3.0mm以上になると異常集積状態が発生するよう
になり、またH=1.0mmでは、t=6mm以上にな
ると異常集積状態が発生するようになる。すなわち、リ
ブ113の高さHが書状厚さtの1/6以下になると、
郵便物1が矢印ハ方向に入り込んだまま停止する状態が
発生することがわかる。よって、リブ113の高さHは
取り扱う郵便物1の厚さtの1/6以上が好ましい。よ
って、一例としてこの装置で取り扱う郵便物1の厚さt
が6mmまでであるとすれば、リブの高さHは1.0m
m以上であることが望ましいことがわかる。。しかしな
がら、実際問題としては、厚さ3mm以下の書状が占め
る割合が高いので、0.5mm以上としても事実上ほと
んど問題はないと判断した。
=3.0mm以上になると異常集積状態が発生するよう
になり、またH=1.0mmでは、t=6mm以上にな
ると異常集積状態が発生するようになる。すなわち、リ
ブ113の高さHが書状厚さtの1/6以下になると、
郵便物1が矢印ハ方向に入り込んだまま停止する状態が
発生することがわかる。よって、リブ113の高さHは
取り扱う郵便物1の厚さtの1/6以上が好ましい。よ
って、一例としてこの装置で取り扱う郵便物1の厚さt
が6mmまでであるとすれば、リブの高さHは1.0m
m以上であることが望ましいことがわかる。。しかしな
がら、実際問題としては、厚さ3mm以下の書状が占め
る割合が高いので、0.5mm以上としても事実上ほと
んど問題はないと判断した。
【0040】本実施形態の郵便物集積装置100におい
ては、リブ113,113の鉛直方向間隔P=10m
m、リブの高さH=1.0mmである。よって、郵便物
1の先端が矢印ハ方向へ入り込んで停止したままとなる
状態を、確実に防止できることがわかる。
ては、リブ113,113の鉛直方向間隔P=10m
m、リブの高さH=1.0mmである。よって、郵便物
1の先端が矢印ハ方向へ入り込んで停止したままとなる
状態を、確実に防止できることがわかる。
【0041】以上説明したように、本実施形態の郵便物
集積装置100によれば、導入された郵便物1の先端
が、リブ113の表面を鉛直方向上方に大きく滑り上が
ったり、下方に大きく滑り落ちたりするのを防止でき
る。したがって、導入された郵便物1が、既に集積した
最上の郵便物11の先端と下流側側板108aとの間に
入り込んだ状態で停止したり、後続の郵便物1が当たる
部分を覆った状態で停止したりすることを防止すること
ができる。また、枠体108内に所定量の郵便物1が集
積した後には、枠体108の手前側から略水平方向にそ
の集積した郵便物11を抜き取って回収するのが通常で
ある。ここで、従来のゴムをとりつける構造では、この
略水平方向に対しても摩擦力が作用することから、回収
時に例えば約5kgfの力を必要としていたが、本実施
形態のリブ113は、この略水平方向に対してはほとん
ど摩擦力を付与しないので、約1kgfの力で足りる。
よって回収時の妨げにならないので、集積郵便物11の
回収作業の利便性を妨げることなく投入郵便物1を正常
状態で停止させることができる。
集積装置100によれば、導入された郵便物1の先端
が、リブ113の表面を鉛直方向上方に大きく滑り上が
ったり、下方に大きく滑り落ちたりするのを防止でき
る。したがって、導入された郵便物1が、既に集積した
最上の郵便物11の先端と下流側側板108aとの間に
入り込んだ状態で停止したり、後続の郵便物1が当たる
部分を覆った状態で停止したりすることを防止すること
ができる。また、枠体108内に所定量の郵便物1が集
積した後には、枠体108の手前側から略水平方向にそ
の集積した郵便物11を抜き取って回収するのが通常で
ある。ここで、従来のゴムをとりつける構造では、この
略水平方向に対しても摩擦力が作用することから、回収
時に例えば約5kgfの力を必要としていたが、本実施
形態のリブ113は、この略水平方向に対してはほとん
ど摩擦力を付与しないので、約1kgfの力で足りる。
よって回収時の妨げにならないので、集積郵便物11の
回収作業の利便性を妨げることなく投入郵便物1を正常
状態で停止させることができる。
【0042】なお、上記第1の実施形態においては、リ
ブ113を下流側側板108aに固着したが、これに限
られず、例えば、下流側側板とリブとを一体成形で形成
してもよい。
ブ113を下流側側板108aに固着したが、これに限
られず、例えば、下流側側板とリブとを一体成形で形成
してもよい。
【0043】本発明の第2の実施形態を図11により説
明する。本実施形態は、下流側側板にリブを固着せず、
側板自体を加工して突起を形成するものである。第1の
実施形態と同等の部材には同一の符号を付す。本実施形
態による郵便物集積装置の構造のうち、要部である下流
側側板108a付近の詳細構造を表す斜視図を図11に
示す。図11において、第1の実施形態における図3と
異なる点は、下流側側板108aにリブ113を設ける
変わりに、下流側側板108a自体に切りおこし加工を
施して変形させ、切り起こし部214を設けていること
である。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様で
ある。本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の
効果を得る。
明する。本実施形態は、下流側側板にリブを固着せず、
側板自体を加工して突起を形成するものである。第1の
実施形態と同等の部材には同一の符号を付す。本実施形
態による郵便物集積装置の構造のうち、要部である下流
側側板108a付近の詳細構造を表す斜視図を図11に
示す。図11において、第1の実施形態における図3と
異なる点は、下流側側板108aにリブ113を設ける
変わりに、下流側側板108a自体に切りおこし加工を
施して変形させ、切り起こし部214を設けていること
である。その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様で
ある。本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の
効果を得る。
【0044】本発明の第3の実施形態を図12により説
明する。本実施形態も第2の実施形態同様、下流側側板
自体を加工して突起を形成するものである。第1及び第
2の実施形態と同等の部材には同一の符号を付す。本実
施形態による郵便物集積装置の構造のうち、要部である
下流側側板108a付近の詳細構造を表す斜視図を図1
2に示す。図11において、第1の実施形態における図
3と異なる点は、下流側側板にリブ113を設ける変わ
りに、下流側側板108a自体にルーバ加工を施して変
形させ、ルーバ部315を設けていることである。その
他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様である。本実施
形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得る。
明する。本実施形態も第2の実施形態同様、下流側側板
自体を加工して突起を形成するものである。第1及び第
2の実施形態と同等の部材には同一の符号を付す。本実
施形態による郵便物集積装置の構造のうち、要部である
下流側側板108a付近の詳細構造を表す斜視図を図1
2に示す。図11において、第1の実施形態における図
3と異なる点は、下流側側板にリブ113を設ける変わ
りに、下流側側板108a自体にルーバ加工を施して変
形させ、ルーバ部315を設けていることである。その
他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様である。本実施
形態によっても、第1の実施形態と同様の効果を得る。
【0045】なお、上記第2及び第3の実施形態におい
て、切り起こし214やルーバ315を出っ張らせる量
Rが、下流側側板108aの厚さrを越えると、切り起
こし214やルーバ315と下流側側板108aとの間
に隙間ができる。そしてこのような隙間ができると、そ
の隙間に郵便物1の先端が挟まり、集積状態に悪影響を
与えるとともに、郵便物1の回収時に取り出しにくくな
る。よってすなわち、切り起こし214やルーバ315
を出張らせる量Rは、下流側側板108aとの間に隙間
が開かないように、下流側側板108aの厚さr以下が
好ましい。
て、切り起こし214やルーバ315を出っ張らせる量
Rが、下流側側板108aの厚さrを越えると、切り起
こし214やルーバ315と下流側側板108aとの間
に隙間ができる。そしてこのような隙間ができると、そ
の隙間に郵便物1の先端が挟まり、集積状態に悪影響を
与えるとともに、郵便物1の回収時に取り出しにくくな
る。よってすなわち、切り起こし214やルーバ315
を出張らせる量Rは、下流側側板108aとの間に隙間
が開かないように、下流側側板108aの厚さr以下が
好ましい。
【0046】本発明の第4の実施形態を図13により説
明する。本実施形態は、第2の実施形態の構成に加え、
下流側側面裏側にカバーを設けた実施形態である。第1
〜第3の実施形態と同等の部材には同一の符号を付す。
本実施形態による郵便物集積装置400Rの構造のう
ち、要部である下流側側板108a付近の詳細構造を表
す斜視図を図13に示す。図11において、第2の実施
形態における郵便物集積装置200の構造と異なる点
は、郵便集積装置400Rの下流側側板108aが、搬
送方向下流側に隣接する郵便集積装置400Lの上流側
側板を兼ねる構成となっており、そして下流側側板10
8aに切りおこし加工部214を設けることにより下流
側側板108aの裏側のE面に生じる凹部を隠すよう
に、平板状のカバー416が設けられていることであ
る。その他の構成は、第2の実施形態とほぼ同様であ
る。本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効
果を得る。またこれに加え、隣接する郵便集積装置40
0Lにおいて、投入される郵便物1の後端が凹部に引っ
かかり集積状態が悪化するのを防止することができる。
明する。本実施形態は、第2の実施形態の構成に加え、
下流側側面裏側にカバーを設けた実施形態である。第1
〜第3の実施形態と同等の部材には同一の符号を付す。
本実施形態による郵便物集積装置400Rの構造のう
ち、要部である下流側側板108a付近の詳細構造を表
す斜視図を図13に示す。図11において、第2の実施
形態における郵便物集積装置200の構造と異なる点
は、郵便集積装置400Rの下流側側板108aが、搬
送方向下流側に隣接する郵便集積装置400Lの上流側
側板を兼ねる構成となっており、そして下流側側板10
8aに切りおこし加工部214を設けることにより下流
側側板108aの裏側のE面に生じる凹部を隠すよう
に、平板状のカバー416が設けられていることであ
る。その他の構成は、第2の実施形態とほぼ同様であ
る。本実施形態によっても、第2の実施形態と同様の効
果を得る。またこれに加え、隣接する郵便集積装置40
0Lにおいて、投入される郵便物1の後端が凹部に引っ
かかり集積状態が悪化するのを防止することができる。
【0047】本発明の第5の実施形態を図14及び図1
5により説明する。本実施形態は、下流側側板の鉛直方
向複数段に設けられたリブを、各段2個ずつ略水平方向
に分割して配置するものである。第1〜第4の実施形態
と同等の部材には同一の符号を付す。本実施形態による
郵便物集積装置の構造のうち、要部である下流側側板1
08a付近の詳細構造を表す斜視図を図14に、下流側
側板108aを正面から見た図を図15に示す。なお図
15中には、作用効果を明確にするために、斜めに導入
されつつある郵便物1(後述)も併せて示している。図
14及び図15において、第1の実施形態における図3
と異なる主要な点は、下流側側板に4段設けられている
リブ513が、各段において、左側リブ513Lと右側
リブ513Rとに分割して配置されていることである。
またこのとき、搬送手段による搬送基準面すなわち案内
手段107による投入基準面512からの距離で表す
と、リブ513Rが0mm〜20mmの領域、リブ51
3Lが70mm〜120mmの領域に設けられている。
その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様である。
5により説明する。本実施形態は、下流側側板の鉛直方
向複数段に設けられたリブを、各段2個ずつ略水平方向
に分割して配置するものである。第1〜第4の実施形態
と同等の部材には同一の符号を付す。本実施形態による
郵便物集積装置の構造のうち、要部である下流側側板1
08a付近の詳細構造を表す斜視図を図14に、下流側
側板108aを正面から見た図を図15に示す。なお図
15中には、作用効果を明確にするために、斜めに導入
されつつある郵便物1(後述)も併せて示している。図
14及び図15において、第1の実施形態における図3
と異なる主要な点は、下流側側板に4段設けられている
リブ513が、各段において、左側リブ513Lと右側
リブ513Rとに分割して配置されていることである。
またこのとき、搬送手段による搬送基準面すなわち案内
手段107による投入基準面512からの距離で表す
と、リブ513Rが0mm〜20mmの領域、リブ51
3Lが70mm〜120mmの領域に設けられている。
その他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様である。
【0048】本実施形態によっても、第1の実施形態と
同様の効果を得る。またこれに加え、以下の効果があ
る。すなわち例えば集積郵便物11が傾いているとき等
には、図15に併せて示したように、投入されてくる郵
便物1がリブ513に対して傾いた状態で衝突すること
がある。この場合、仮にリブ513が破線で示すように
下流側側板108aの全幅にわたって設けられている
と、リブ513の軸線と交差するように郵便物1が衝突
するので(図15参照)、その衝突したリブ513には
引っかからず下流側側板108aの表面に沿って大きく
滑ってしまう可能性がある。しかし本実施形態によれ
ば、各段のリブ513を513Lと513Rとの2列に
分割しているので、このような場合にも、郵便物1の先
端はどちらのリブ先端にも交差せず下流側側板108a
にまで到達し、リブ513Rに引っかかる(図15参
照)ので、滑りを確実に防止できる。
同様の効果を得る。またこれに加え、以下の効果があ
る。すなわち例えば集積郵便物11が傾いているとき等
には、図15に併せて示したように、投入されてくる郵
便物1がリブ513に対して傾いた状態で衝突すること
がある。この場合、仮にリブ513が破線で示すように
下流側側板108aの全幅にわたって設けられている
と、リブ513の軸線と交差するように郵便物1が衝突
するので(図15参照)、その衝突したリブ513には
引っかからず下流側側板108aの表面に沿って大きく
滑ってしまう可能性がある。しかし本実施形態によれ
ば、各段のリブ513を513Lと513Rとの2列に
分割しているので、このような場合にも、郵便物1の先
端はどちらのリブ先端にも交差せず下流側側板108a
にまで到達し、リブ513Rに引っかかる(図15参
照)ので、滑りを確実に防止できる。
【0049】また、例えば、一般に、郵便区分装置50
においては、郵便物1が略水平方向一端の位置を搬送基
準面(すなわち案内手段107による投入基準面51
2)に揃えられた状態で搬送・導入されてくる。したが
って各郵便物1の一端は、郵便物1の幅の大きさに関係
なく投入基準面512である0mm位置に揃えられて導
入されてくるが、リブ513Rが0mm〜20mmの距
離範囲に設けられているので、各郵便物1の一端(図1
5中右端)側20mm分をひっかけることができる。ま
た、リブ513Lが70mm〜120mmの距離範囲に
設けられているので、幅が90mm〜120mmである
一般的な郵便物1が導入された場合でも、その他端(図
15中左端)側少なくとも20mm分をひっかけること
ができる。すなわち、投入されてくる郵便物1先端の辺
の両端を衝突するように構成することができる。
においては、郵便物1が略水平方向一端の位置を搬送基
準面(すなわち案内手段107による投入基準面51
2)に揃えられた状態で搬送・導入されてくる。したが
って各郵便物1の一端は、郵便物1の幅の大きさに関係
なく投入基準面512である0mm位置に揃えられて導
入されてくるが、リブ513Rが0mm〜20mmの距
離範囲に設けられているので、各郵便物1の一端(図1
5中右端)側20mm分をひっかけることができる。ま
た、リブ513Lが70mm〜120mmの距離範囲に
設けられているので、幅が90mm〜120mmである
一般的な郵便物1が導入された場合でも、その他端(図
15中左端)側少なくとも20mm分をひっかけること
ができる。すなわち、投入されてくる郵便物1先端の辺
の両端を衝突するように構成することができる。
【0050】本発明の第6の実施形態を図16により説
明する。本実施形態は、下流側側板にリブを固着せず、
ブラシ手段を設けた実施形態である。第1〜第5の実施
形態と同等の部材には同一の符号を付す。本実施形態に
よる郵便物集積装置の構造のうち、要部である下流側側
板108a付近の詳細構造を表す斜視図を図16に示
す。図16において、第1の実施形態における郵便物集
積装置100の構造と異なる点は、下流側側板108a
にリブ113を固着する代わりに、略上方方向に指向す
る多数の毛617Aが植設されたブラシ手段617が設
けられていることである。その他の構成は、第2の実施
形態とほぼ同様である。本実施例によれば、ブラシ手段
617の毛617Aがすべて略上方に向いているので、
導入された郵便物1の先端が下流側側板に沿って下方に
ほとんど滑らなくなる。よって、郵便物1が鉛直方向下
方に滑り落ちるのをほぼ完全に防止できるので、後続の
郵便物1が当たる部分を覆った状態で停止したりするの
をほぼ完全に防止することができる。
明する。本実施形態は、下流側側板にリブを固着せず、
ブラシ手段を設けた実施形態である。第1〜第5の実施
形態と同等の部材には同一の符号を付す。本実施形態に
よる郵便物集積装置の構造のうち、要部である下流側側
板108a付近の詳細構造を表す斜視図を図16に示
す。図16において、第1の実施形態における郵便物集
積装置100の構造と異なる点は、下流側側板108a
にリブ113を固着する代わりに、略上方方向に指向す
る多数の毛617Aが植設されたブラシ手段617が設
けられていることである。その他の構成は、第2の実施
形態とほぼ同様である。本実施例によれば、ブラシ手段
617の毛617Aがすべて略上方に向いているので、
導入された郵便物1の先端が下流側側板に沿って下方に
ほとんど滑らなくなる。よって、郵便物1が鉛直方向下
方に滑り落ちるのをほぼ完全に防止できるので、後続の
郵便物1が当たる部分を覆った状態で停止したりするの
をほぼ完全に防止することができる。
【0051】なお、上記第1〜第6の実施形態はいずれ
も、紙葉類として郵便物1を例に取った場合の実施形態
であったが、これに限られず、紙幣・伝票等、他の紙葉
類に関しても同様に適用することができ、この場合も、
同様の効果を得る。
も、紙葉類として郵便物1を例に取った場合の実施形態
であったが、これに限られず、紙幣・伝票等、他の紙葉
類に関しても同様に適用することができ、この場合も、
同様の効果を得る。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、略鉛直方向に配置され
た壁面に、略水平方向の摩擦係数が小さく略鉛直方向の
摩擦係数が大きい鉛直方向摩擦付与手段を設けるので、
導入された紙葉類の先端が、突起手段の表面を鉛直方向
上方に大きく滑り上がったり、下方に大きく滑り落ちた
りするのを防止できる。したがって、導入された紙葉類
が、既に集積した最上の紙葉類の先端とこれらの手段と
の間に入り込んだ状態で停止したり、後続の紙葉類が当
たる部分のこれらの手段を覆った状態で停止したりする
ことを防止することができる。なお、集積容器内に所定
量の紙葉類が集積した後の回収時においては、直方向摩
擦付与手段の略水平方向の摩擦係数は小さいことから妨
げになることはない。よってすなわち、回収作業の利便
性を妨げることなく、紙葉類を正常状態で停止させるこ
とができる。
た壁面に、略水平方向の摩擦係数が小さく略鉛直方向の
摩擦係数が大きい鉛直方向摩擦付与手段を設けるので、
導入された紙葉類の先端が、突起手段の表面を鉛直方向
上方に大きく滑り上がったり、下方に大きく滑り落ちた
りするのを防止できる。したがって、導入された紙葉類
が、既に集積した最上の紙葉類の先端とこれらの手段と
の間に入り込んだ状態で停止したり、後続の紙葉類が当
たる部分のこれらの手段を覆った状態で停止したりする
ことを防止することができる。なお、集積容器内に所定
量の紙葉類が集積した後の回収時においては、直方向摩
擦付与手段の略水平方向の摩擦係数は小さいことから妨
げになることはない。よってすなわち、回収作業の利便
性を妨げることなく、紙葉類を正常状態で停止させるこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施形態の郵便物集積装置の詳
細構造を表す側面図である。
細構造を表す側面図である。
【図2】図1に示した郵便物集積装置が適用される郵便
物区分装置の概略構成を表す側面図である。
物区分装置の概略構成を表す側面図である。
【図3】図1に示した郵便物集積装置の下流側側板a付
近の詳細構造を表す斜視図である。
近の詳細構造を表す斜視図である。
【図4】従来構造の郵便物集積装置の構造を表す側面図
である。
である。
【図5】図4に示した構造における郵便物の先端が下方
に滑る場合を表した図である。
に滑る場合を表した図である。
【図6】図4に示した構造における郵便物の先端が上方
に滑る場合を表した図である。
に滑る場合を表した図である。
【図7】図1に示した郵便物集積装置において郵便物の
先端が下方に滑ろうとする場合における作用を説明する
ための図である。
先端が下方に滑ろうとする場合における作用を説明する
ための図である。
【図8】図1に示した郵便物集積装置において郵便物の
先端が上方に滑ろうとする場合における作用を説明する
ための図である。
先端が上方に滑ろうとする場合における作用を説明する
ための図である。
【図9】集積された郵便物の上面とリブの上面との距離
Tと、集積された郵便物と下流側側板との距離Bとを変
化させた場合の、郵便物の先端が入り込んで停止した状
態の発生頻度を表す図である。
Tと、集積された郵便物と下流側側板との距離Bとを変
化させた場合の、郵便物の先端が入り込んで停止した状
態の発生頻度を表す図である。
【図10】書状の厚さtとリブの高さHとを変化させた
場合の、郵便物の先端が入り込んで停止した状態の発生
頻度を表す図である。
場合の、郵便物の先端が入り込んで停止した状態の発生
頻度を表す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態による郵便物集積装
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
【図12】本発明の第3の実施形態による郵便物集積装
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
【図13】本発明の第4の実施形態による郵便物集積装
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
【図14】本発明の第5の実施形態による郵便物集積装
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
【図15】図14に示した下流側側板を正面から見た図
である。
である。
【図16】本発明の第6の実施形態による郵便物集積装
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
置の構造のうち、要部である下流側側板付近の詳細構造
を表す斜視図である。
1 郵便物 2 供給手段 3 搬送手段 4 読み取り手段 5 分岐手段 11 集積されている郵便物 12 フレーム 100 郵便物集積装置 105 分岐手段 107 案内手段 108 枠体 108a 上流側側板 108b 下流側側板 108c 底板 109 郵便物支持部材 113 リブ 214 切り起こし部 315 ルーバ部 416 カバー 513 リブ 513L 左側リブ 513R 右側リブ 617 ブラシ部材
Claims (18)
- 【請求項1】 紙葉類を供給する供給手段と、この供給
手段から供給される紙葉類を搬送する搬送手段とを有す
る紙葉類処理装置に設けられ、紙葉類を略水平方向にし
た状態で集積していく集積容器と、前記搬送手段により
搬送されてきた紙葉類を前記集積容器に導入する導入手
段とを有する紙葉類集積装置において、 前記集積容器内の前記導入手段による導入方向下流側に
略鉛直方向に配置され前記紙葉類の導入方向先端が接触
する壁面に、略水平方向の摩擦係数が小さく略鉛直方向
の摩擦係数が大きい鉛直方向摩擦付与手段を設けたこと
を特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類集積装置におい
て、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略水平方向を長手方
向とするとともに略鉛直方向を幅方向とし、前記壁面の
略鉛直方向に複数段に設けられた複数の突起手段である
ことを特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の紙葉類集積装置におい
て、前記複数の突起手段のそれぞれは、前記壁面に設け
られたリブであることを特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項4】 請求項2記載の紙葉類集積装置におい
て、前記複数の突起手段のそれぞれは、前記壁面の一部
を出っ張らせることにより形成されていることを特徴と
する紙葉類集積装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の紙葉類集積装置におい
て、前記壁面の出っ張りは、切り起こし加工により形成
されていることを特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項6】 請求項4記載の紙葉類集積装置におい
て、前記壁面の出っ張りは、ルーバ加工により形成され
ていることを特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項7】 請求項4記載の紙葉類集積装置におい
て、前記壁面の出っ張りの出っ張り高さは、前記壁面の
厚み以下であることを特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項8】 請求項4記載の紙葉類集積装置におい
て、前記出っ張りを設けた壁面の反出っ張り側の面に、
平板部材を固着したことを特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項9】 請求項2記載の紙葉類集積装置におい
て、前記複数の突起手段は、互いに略鉛直方向に6mm
以上20mm以下の間隔をもって配置されていることを
特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項10】 請求項2記載の紙葉類集積装置におい
て、前記複数の突起手段のそれぞれの突出高さは、前記
紙葉類の最大厚さの1/6以上であることを特徴とする
紙葉類集積装置。 - 【請求項11】 請求項10記載の紙葉類集積装置にお
いて、前記複数の突起手段のそれぞれの突出高さは、
0.5mm以上であることを特徴とする紙葉類集積装
置。 - 【請求項12】 請求項2記載の紙葉類集積装置におい
て、前記略鉛直方向複数段に設けられた突起手段は、各
段で、略水平方向に2個ずつに分割して設けられている
ことを特徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項13】 請求項12記載の紙葉類集積装置にお
いて、前記各段に2個設けられた突起手段のうち、一の
突起手段は、少なくとも、前記導入されてきた紙葉類の
導入方向先端面のうち略水平方向一端に対応する位置に
設けられており、他の突起手段は、少なくとも、前記導
入されてきた紙葉類の導入方向先端面のうち略水平方向
他端に対応する位置に設けられていることを特徴とする
紙葉類集積装置。 - 【請求項14】 請求項13記載の紙葉類集積装置にお
いて、前記一の突起手段は、前記壁面のうち、前記導入
手段による導入基準位置から略水平方向に0mm以上2
0mm以下の距離範囲に少なくとも設けられており、前
記他の突起手段は、前記壁面のうち、前記導入手段によ
る導入基準位置から略水平方向に70mm以上120m
m以下の距離範囲に少なくとも設けられていることを特
徴とする紙葉類集積装置。 - 【請求項15】 請求項1記載の紙葉類集積装置におい
て、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略上方方向に指向す
る多数の毛が植設されたブラシ手段であることを特徴と
する紙葉類集積装置。 - 【請求項16】 紙葉類を供給する供給手段と、この供
給手段から供給される紙葉類を搬送する搬送手段と、こ
の搬送手段の搬送方向途中に設けられ、搬送されてくる
紙葉類に付与されている情報を読みとる読みとり手段
と、紙葉類を略水平方向にした状態で集積していく集積
容器、及び前記搬送手段により搬送されてきた紙葉類を
前記集積容器に導入する導入手段を備えた複数の紙葉類
集積機構とを有し、前記読みとり手段からの情報に応じ
前記複数の紙葉類集積機構のそれぞれに対応する紙葉類
を区分して集積する紙葉類区分装置において、 前記複数の紙葉類集積機構の少なくとも1つは、前記集
積容器内の前記導入手段による導入方向下流側に略鉛直
方向に配置され前記紙葉類の導入方向先端が接触する壁
面に、略水平方向の摩擦係数が小さく略鉛直方向の摩擦
係数が大きい鉛直方向摩擦付与手段を備えていることを
特徴とする紙葉類区分装置。 - 【請求項17】 請求項16記載の紙葉類区分装置にお
いて、前記鉛直方向摩擦付与手段は、略水平方向を長手
方向とするとともに略鉛直方向を幅方向とし、前記壁面
の略鉛直方向複数段に設けられた突起手段であることを
特徴とする紙葉類区分装置。 - 【請求項18】 請求項16記載の紙葉類区分装置にお
いて、前記鉛直方向摩擦付与手段は、前記鉛直方向摩擦
付与手段は、略上方方向に指向する多数の毛が植設され
たブラシ手段であることを特徴とする紙葉類区分装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7283133A JPH09124217A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 紙葉類集積装置及び紙葉類区分装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7283133A JPH09124217A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 紙葉類集積装置及び紙葉類区分装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09124217A true JPH09124217A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17661660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7283133A Pending JPH09124217A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 紙葉類集積装置及び紙葉類区分装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09124217A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7837190B2 (en) | 2003-04-30 | 2010-11-23 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Strike plate and exit section utilizing same |
WO2012004932A1 (ja) * | 2010-07-05 | 2012-01-12 | 沖電気工業株式会社 | 紙葉類集積装置 |
EP3321893A1 (en) * | 2016-11-14 | 2018-05-16 | Glory Ltd. | Paper sheet storage cassette and paper sheet handling machine |
WO2019105584A1 (en) * | 2017-12-01 | 2019-06-06 | Giesecke+Devrient Currency Technology Gmbh | Device and method for singling value documents and system for processing value documents |
EP3246882B1 (en) * | 2016-05-17 | 2023-08-02 | ATEC AP Co., Ltd. | Financial device and method for controlling the same |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP7283133A patent/JPH09124217A/ja active Pending
Cited By (7)
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050131 |