JPH09124125A - ベルトコンベア式搬送装置 - Google Patents

ベルトコンベア式搬送装置

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JPH09124125A
JPH09124125A JP28316895A JP28316895A JPH09124125A JP H09124125 A JPH09124125 A JP H09124125A JP 28316895 A JP28316895 A JP 28316895A JP 28316895 A JP28316895 A JP 28316895A JP H09124125 A JPH09124125 A JP H09124125A
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JP
Japan
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pulley
belt
conveyor
drive
machine frame
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JP28316895A
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English (en)
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Arata Funaki
新 船木
Masashi Koike
昌志 小池
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Honda Motor Co Ltd
HTK Engineering Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一対のベルトコンベアの間に空きスペースを形
成しつつ装置構成の小型化を図ることができるベルトコ
ンベア式搬送装置を提供する。 【解決手段】両側に一対のベルトコンベア1,1を支持
する機枠2をベルトコンベア1,1の間でその長手方向
の略中央部に配置し、両ベルトコンベア1,1を機枠2
の前後に延在させる。ベルトコンベア1,1の駆動源で
あるモータ4と、それにより回転駆動されるドライブシ
ャフト43をベルトコンベア1,1の間で機枠2に近接
させて機枠2に支持する。ドライブシャフト43から各
ベルトコンベア1の駆動プーリに回転駆動力を伝達する
ための動力伝達手段をベルトコンベア1,1の搬送用ベ
ルト8の内部に収容して設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベルトコンベア式
の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のドアの溶接ライン等、各
種作業ラインにおいて、ワークを搬送するために、図9
に模式的に示すようなベルトコンベア式搬送装置が従来
から使用されている。このベルトコンベア式搬送装置
は、一対の無端条搬送用ベルトa,aをそれぞれ該ベル
トaの長手方向に離間して設けられた駆動プーリb及び
被動プーリcに巻回してなる一対のベルトコンベアA,
Aを両側に具備し、両ベルトコンベアA,Aの搬送用ベ
ルトa,a上にワークを支承して搬送する。そして、こ
の種のベルトコンベア式搬送装置では、一般に、両搬送
用ベルトa,aを回行駆動するための駆動機構dは、両
ベルトコンベアA,Aの駆動プーリb,b側の端部の箇
所に配置され、例えば同図に示すように、両ベルトコン
ベアA,Aの駆動プーリb,bをドライブシャフトdで
連結し、そのドライブシャフトdにモータeから一対の
プーリf,g及び無端条ベルトhを介して回転駆動力を
伝達することで、駆動プーリb,bを回転駆動するよう
にしている。
【0003】尚、この種のベルトコンベア式搬送装置を
使用する作業ラインでは、一般に複数の該ベルトコンベ
ア式搬送装置が連接され、また、作業性等の必要に応じ
て該ベルトコンベア式搬送装置が昇降可能とされて、リ
フタ等により昇降駆動される。
【0004】しかしながら、かかるベルトコンベア式搬
送装置にあっては、次のような不都合を生じるものであ
った。
【0005】すなわち、例えば前記ベルトコンベア式搬
送装置を使用した作業ラインにおいて、該作業ラインの
構成の小型化を図るためには、例えば図9に仮想線で示
すように、該ベルトコンベア式搬送装置に連接する他の
ベルトコンベア式搬送装置の一対のベルトコンベア
A’,A’の間隔をベルトコンベアA,Aの間隔よりも
小さいものとして、該ベルトコンベアA’,A’の端部
をベルトコンベアA,Aの内側に進入・配置することが
好ましいと考えられものの、ベルトコンベアA,Aの端
部には、モータe等の駆動機構が配置され、さらに、該
モータe等を支持するための機枠(図示せず)等も配置
されるため、上記のようにベルトコンベアA’,A’と
ベルトコンベアA,Aとを連接することは困難である。
【0006】また、ベルトコンベアA,A上のワークに
ロボット等により作業を施す場合、両ベルトコンベア
A,Aの間の箇所で作業を行うことが作業性上、好まし
い場合があるものの、前記ベルト式搬送コンベア装置で
は、ベルトコンベアA,Aの間に、該ベルトコンベア
A,Aを支持する機枠はもちろん、ベルトコンベアA,
Aの端部のモータe等の駆動機構を支持するための機枠
も配置されることとなるため、上記のように、両ベルト
コンベアA,Aの間の箇所で作業を行うことは困難であ
る。
【0007】さらに、ベルトコンベア式搬送装置の両ベ
ルトコンベアA,Aを昇降させるようにする場合、該両
ベルトコンベアA,Aだけでなく、その端部の箇所に存
するモータe等の駆動機構をも昇降可能に支持する必要
があるため、それらを昇降自在に支持する機枠が大型化
してしまう。そして、駆動機構の重量物であるモータe
が、両ベルトコンベアA,Aの端部の箇所に存するた
め、両ベルトコンベアA,A及び駆動機構を含む昇降物
の全体の重量が両ベルトコンベアA,Aの端部寄りに偏
り、このため、それを昇降させるための機構の剛性を高
める必要が生じて装置の大型化を助長するものとなって
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑み、一対のベルトコンベアの間に空きスペースを形成
しつつ装置構成の小型化を図ることができるベルトコン
ベア式搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために、一対の無端条搬送用ベルトをそれぞれ該
ベルトの長手方向に離間して設けられた駆動プーリ及び
被動プーリに巻回してなる一対のベルトコンベアを両側
に具備し、両ベルトコンベアの搬送用ベルト上にワーク
を支承して搬送するベルトコンベア式搬送装置におい
て、前記各ベルトコンベアの駆動プーリ及び被動プーリ
を両端部に回転自在に支持するコンベアフレームを前記
搬送用ベルトの内部でその長手方向に延在させて設ける
と共に、両ベルトコンベアのコンベアフレームを両側に
支持した機枠を両ベルトコンベアの間でその長手方向の
略中央部に設けて両ベルトコンベアを該機枠の前後に延
在させ、前記両ベルトコンベアの駆動プーリを回転駆動
するための駆動源を両搬送用ベルトの間で前記機枠に近
接させて該機枠に固設すると共に、該駆動源に接続され
て両ベルトコンベアの間でその幅方向に延在するドライ
ブシャフトを前記機枠に回転自在に支持し、前記ドライ
ブシャフトの各端部から前記各ベルトコンベアの駆動プ
ーリに回転駆動力を伝達する動力伝達手段を各搬送用ベ
ルトの内部に収容して設けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】かかる本発明によれば、前記機枠や駆動
源、ドライブシャフトを両ベルトコンベアの間でその長
手方向の略中央部の箇所あるいはそれに近接した箇所に
配置すると共に両ベルトコンベアを該機枠の前後に延在
させ、さらに、両ベルトコンベアの駆動プーリ及び被動
プーリを回転自在に支持する前記コンベアフレームと前
記動力伝達手段を搬送用ベルトの内部に収容・配置した
ので、前記機枠の前後で両搬送用コンベアの間に空きス
ペースが形成される。そして、この空きスペースを任意
に有効に活用することができる。また、両ベルトコンベ
アをコンベアフレームを介して支持する機枠は、両搬送
用ベルトの間でその長手方向の略中央部の箇所に配置し
たので、該機枠をコンパクトなものとしつつ両ベルトコ
ンベアをバランスよく支持することができ、しかも該機
枠に近接させて前記駆動源やドライブシャフトを設けた
ので、該駆動源やドライブシャフトを機枠に支持させる
ためのブラケット等も小型なものとすることができ、装
置構成を小型なものとすることができる。
【0011】従って、本発明によれば、一対のベルトコ
ンベアの間に空きスペースを形成しつつ装置構成の小型
化を図ることができ、該空きスペースを有効に活用する
ことができる。
【0012】かかる本発明では、さらに、前記ドライブ
シャフトの各端部は、前記各ベルトコンベア搬送用ベル
トの内部で前記コンベアフレームに設けられた軸受け部
に回転自在に支承されて、該軸受け部から各搬送用ベル
トの外側縁側に突出され、前記各搬送用ベルト内の動力
伝達手段は、前記軸受け部から突出した前記ドライブシ
ャフトの各端部に各搬送用ベルトの外側縁寄りの内部で
一体に回転自在に装着された第1プーリと、該第1プー
リ及び前記駆動プーリの間で各搬送用ベルトの外側縁寄
りの内部に該第1プーリと対向して回転自在に設けられ
た第2プーリと、該第1プーリ及び第2プーリに掛け渡
された第1無端条ベルトと、前記第2プーリに各搬送用
ベルトの内側縁寄りの内部で一体に回転自在に装着され
た第3プーリと、前記駆動プーリの幅方向の略中心部に
前記第3プーリと対向して該駆動プーリと一体に回転自
在に設けられ、且つ該駆動プーリよりも小径に形成され
た第4プーリと、該第3プーリ及び第4プーリに掛け渡
された第2無端条ベルトとにより構成され、前記第2乃
至第4プーリ及び前記駆動プーリは、各搬送用ベルトの
内側縁部で前記コンベアフレームの端部から各搬送用ベ
ルトの長手方向に沿って延設されて該長手方向の位置調
整が可能に設けられた支持板に回転自在に支持され、前
記駆動プーリは、その前記第4プーリの両側に存する部
分が互いに着脱自在に連結されていることを特徴とす
る。
【0013】これによれば、前記両ベルトコンベアの駆
動プーリには、前記駆動源により回転駆動されるドライ
ブシャフトから前記第1プーリ、第1無端条ベルト、第
2プーリ、第3プーリ、第2無端条ベルト及び第4プー
リを順に介して回転駆動力が伝達されて、該駆動プーリ
が回転し、両ベルトコンベアの搬送用ベルトが回行す
る。この場合、前記第1プーリは、搬送用ベルトの内部
の軸受け部から該搬送用ベルトの外側縁側に突出したド
ライブシャフトの端部に装着されいるので、該第1プー
リ及びこれに第1無端条ベルトを介して接続された前記
第2プーリは、搬送用ベルトの外側縁寄りの箇所に位置
することとなるものの、該第2プーリに装着された前記
第3プーリは、各搬送用ベルトの内側縁寄りの内部に配
置されているので、該第3プーリに前記第2無端条ベル
トを介して接続された前記第4プーリも各搬送用ベルト
の内部の内側縁側に配置される。従って、前記第1プー
リ、第1無端条ベルト、第2プーリ、第3プーリ、第2
無端条ベルト及び第4プーリにより構成される前記動力
伝達手段は、搬送用ベルトの幅方向で比較的狭いものと
することができ、該動力伝達手段を支障なく搬送用ベル
トの内部に収容することができる。
【0014】また、前記第2乃至第4プーリ及び前記駆
動プーリを支持する前記支持板は、搬送用ベルトの内側
縁部で前記コンベアフレームの端部から各搬送用ベルト
の長手方向に沿って延設されて該長手方向の位置調整が
可能に設けられ、しかも前記駆動プーリは、その前記第
4プーリの両側に存する部分が互いに着脱自在に連結さ
れているので、動力伝達手段の第1及び第2無端条ベル
トの交換等のメンテナンスは、例えば次のように容易に
行われる。すなわち、前記支持板の位置調整を行って、
前記第1プーリ及び第2プーリの間隔を若干狭めること
で、第1無端条ベルトを取り外すことができる。さら
に、前記駆動プーリの搬送用ベルトの外側縁側の部分を
取り外すことで、第4プーリが搬送用ベルトの外側方に
露呈し、前記第2無端条ベルトを取り外すことができ
る。従って、前記動力伝達手段のメンテナンスを容易に
行うことができる。
【0015】あるいは、本発明では、前記ドライブシャ
フトの各端部は、前記各ベルトコンベアの搬送用ベルト
の内部の外側縁寄りの箇所及び内側縁寄りの箇所で該搬
送用コンベアの幅方向に離間して前記コンベアフレーム
に設けられた一対の軸受け部に回転自在に支承され、前
記各搬送用ベルト内の動力伝達手段は、該搬送用ベルト
の内部の前記一対の軸受け部の間で前記ドライブシャフ
トの端部に一体に回転自在に装着された第1プーリと、
該前記駆動プーリの幅方向の略中心部に前記1プーリと
対向して該駆動プーリと一体に回転自在に設けられ、且
つ該駆動プーリよりも小径に形成された第2プーリと、
該第1プーリ及び第2プーリに掛け渡された無端条ベル
トとにより構成され、前記第2プーリ及び前記駆動プー
リは、各搬送用ベルトの内側縁部で前記コンベアフレー
ムの端部から各搬送用ベルトの長手方向に沿って延設さ
れた支持板に回転自在に支持され、前記駆動プーリは、
その前記第2プーリの両側に存する部分が互いに着脱自
在に連結されていることを特徴とする。
【0016】これによれば、前記両ベルトコンベアの駆
動プーリには、前記駆動源により回転駆動されるドライ
ブシャフトから前記第1プーリ、無端条ベルト及び第2
プーリを順に介して回転駆動力が伝達されて、該駆動プ
ーリが回転し、両ベルトコンベアの搬送用ベルトが回行
する。この場合、動力伝達手段を構成する第1プーリ、
無端条ベルト及び第2プーリは、搬送用ベルトの長手方
向に一列に並ぶこととなるため、その幅が小さなものと
なって支障なく動力伝達手段を搬送用ベルトの内部に収
容することができると共に、比較的少ない部品点数で動
力伝達手段を構成することができる。尚、動力伝達手段
の無端条ベルトの交換等のメンテナンスを行う場合に
は、前記駆動プーリの搬送用ベルトの外側縁側の部分を
取り外すことで、第2プーリから無端条ベルトを取り外
すことができるものの、該無端条ベルトを第1プーリか
ら取り外すためには、前記ドライブシャフトの一対の軸
受け部を取り外し、該ドライブシャフトから無端条ベル
トを抜脱する必要がある。
【0017】本発明ではさらに、前記機枠は、その下方
に設けられた固定機台に昇降自在に支持され、該機枠を
前記両ベルトコンベア及び駆動源と共に昇降せしめる昇
降駆動源を該固定機台に固設したことを特徴とする。
【0018】これによれば、例えば両ベルトコンベアを
昇降させてワークに作業を施す場合に、昇降物である両
ベルトコンベアや、機枠、駆動源等の全体の重量が両ベ
ルトコンベアの略中央部分に集中するため、それを昇降
自在に支持する前記固定機台を小型化することができる
と共に、前記昇降駆動源による両ベルトコンベア等の昇
降を円滑に行うことができる。また、両ベルトコンベア
の間には機枠の前後で空きスペースが形成されているた
め、その昇降動作時に作業装置等との干渉を容易に回避
することができる。
【0019】また、本発明はさらに、前記両ベルトコン
ベアのコンベアフレームは前記機枠に該ベルトコンベア
の幅方向で傾動可能に支持されていることを特徴とす
る。
【0020】これによれば、両ベルトコンベア上に支承
するワークが、例えば自動車のドア等、両ベルトコンベ
ア上に支承する面が曲面的に形成されたワークである場
合等に、両ベルトコンベアをワークの表面形状に沿わせ
て傾斜させることが可能となり、これによりワークを円
滑に支承して搬送することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1乃至図
7を参照して説明する。図1は本実施形態のベルトコン
ベア式搬送装置の平面図、図2は図1のII−II線断
面図、図3は図1のIII−III線断面図、図4は図
1のIV−IV線断面図、第5図は図1のベルトコンベ
ア式搬送装置に備えたベルトコンベアの側面図、図6は
図5のVI−VI線断面図、図7は図5のVII−VI
I線断面図である。
【0022】図1乃至図4を参照して、本実施形態のベ
ルトコンベア式搬送装置は、例えば自動車のドア(ワー
ク)W(図4に示す)の溶接ラインにおいて、該ドアW
を搬送するものであり、1,1はドアWを支承する一対
のベルトコンベア、2はベルトコンベア1,1を両側に
支持した機枠、3は機枠2を昇降可能に支持する固定機
枠、4はベルトコンベア1,1の駆動源であるモータ、
5は機枠2を昇降させる昇降駆動源としてのシリンダで
ある。
【0023】図5乃至図7を参照して、各ベルトコンベ
ア1は、いずれも同一構成のもので、その両端部(前端
部及び後端部)にそれぞれ回転自在に設けられた駆動プ
ーリ6及び被動プーリ7と、これらの両プーリ6,7に
巻回されて前後方向に延在する帯状の無端条搬送用ベル
ト8とを具備する。
【0024】各ベルトコンベア1の搬送用ベルト8の内
部(搬送用ベルト8の内周面側の部分)には、両プーリ
6,7の間で搬送用ベルト8の長手方向(前後方向)に
延在するコンベアフレーム9が収容されている。このコ
ンベアフレーム9は、その幅が搬送用ベルト8の幅より
も狭いものとされ、搬送用ベルト8の内側縁寄りの箇所
に設けられている。該コンベアフレーム9の上面には、
搬送用ベルト8の内周面に沿ってその長手方向に延在す
るベルトガイド板10が固着されており、該ベルトガイ
ド板10の上面には、搬送用ベルト8の内周面の幅方向
の中心部に該搬送用ベルト8の全周長にわたって形成さ
れた凸条部11と係合するガイド溝12(図3参照)が
形成されている。
【0025】また、コンベアフレーム9の両端部から、
それぞれ前記駆動プーリ6及び被動プーリ7を回転自在
に支持する支持板13,14が前後に延設されている。
【0026】支持板13は、図6に示すように各ベルト
コンベア1の前部に搬送用ベルト8の内側縁部に略沿っ
て配置され、その基端部がコンベアフレーム9の前端部
に形成された支持板受け部15に重合されて該支持板受
け部15に一対のボルト16,16により固定されてい
る。この場合、ボルト16,16を挿通する支持板13
のボルト挿通孔17,17は、コンベアフレーム9や搬
送用ベルト8の長手方向(前後方向)に長い長孔とされ
ており、これにより、ボルト16,16を緩めること
で、該支持板13の前後方向の位置を調整可能としてい
る。尚、支持板13の基端部側の端面には、コンベアフ
レーム9に前後方向に向けて螺着された調整ねじ18の
頭部が当接されるようになっており、該調整ねじ18に
より、支持板13の前後方向の位置が規制されるように
なっている。
【0027】前記支持板13の先端部の搬送用ベルト8
側の内面部から駆動プーリ6を支持する支軸19が搬送
用ベルト8の内部に向かってその幅方向に突設され、該
支軸19に駆動プーリ6が外挿されて、該支軸19の外
周面に回転自在に支持されている。この場合、駆動プー
リ6は、搬送用ベルト8の内側縁側の部分及び外側縁側
の部分をそれぞれ外周面に巻回した一対のプーリ半体6
a,6bにより構成され、それらのプーリ半体6a,6
bが支軸19の軸方向に間隔を存してそれぞれベアリン
グ20,21を介して該支軸19に支持されている。そ
して、両プーリ半体6a,6bは、それらの間に両プー
リ半体6a,6bよりも小径なプーリ59を介在させ
て、支軸19の周囲の箇所で該プーリ59と共にボルト
22やピン23を介して互いに一体に回転自在に連結さ
れている。
【0028】尚、プーリ59は、後述の動力伝達手段の
一部を構成するもので、その詳細は後述する。
【0029】コンベアフレーム9の後端部から延設され
た支持板14は、図5及び図7に示すように、搬送用ベ
ルト8の内部で該搬送用ベルト8の幅方向の中心部に配
置され、その基端部がコンベアフレーム9の後端部に形
成された支持板受け部24に重合されて該支持板受け部
24に一対のボルト25,25により固定されている。
この場合、ボルト25,25を挿通する支持板14のボ
ルト挿通孔26,26は、コンベアフレーム9や搬送用
ベルト8の長手方向(前後方向)に長い長孔とされてお
り、これにより、ボルト25,25を緩めることで、該
支持板14の前後方向の位置を調整可能としている。ま
た、支持板14の基端部側の端面には、コンベアフレー
ム9に前後方向に向けて螺着された調整ねじ27の頭部
が当接されるようになっており、該調整ねじ27によ
り、支持板14の前後方向の位置が規制されるようにな
っている。
【0030】前記支持板14の先端部には、被動プーリ
7の幅方向の中央部に形成された小径の首部28を内挿
したプーリ挿入孔29が設けられ、このプーリ挿入孔2
9の内周面に被動プーリ7の首部28がベアリング30
を介して回転自在に支持されている。この場合、被動プ
ーリ7は、それを首部28の中央箇所で左右に分割して
なる一対のプーリ半体7a,7bにより構成され、それ
らのプーリ半体7a,7bが、その首部28を支持板1
4のプーリ挿入孔29に両側から内挿して重合され、さ
らにボルト31により互いに一体に回転自在に連結され
ている。そして、プーリ半体7a,7bの外周面にそれ
ぞれ搬送用ベルト8の内側縁部及び外側縁部が巻回され
ている。
【0031】尚、前述のように駆動プーリ6及び被動プ
ーリ7に両端部が巻回された搬送用ベルト8は、駆動プ
ーリ6及び被動プーリ7をそれぞれ支持する前記支持板
13,14の前後方向の位置を適宜調整することで、所
望の張力が与えられる。
【0032】また、図1及び図3に示すように、各ベル
トコンベア1の搬送用ベルト8の下側には、該ベルトコ
ンベア1の長方向の略中央箇所でガイドローラ8aが配
置されており、このガイドローラ8aはコンベアフレー
ム9に固設されたブラケット9aに回転自在に軸支さ
れ、該ガイドローラ8aの外周面が搬送用ベルト8の下
面に当接されている。
【0033】図1乃至図3を参照して、両ベルトコンベ
ア1,1を支持する前記機枠2は、両ベルトコンベア
1,1の間の幅方向の中央部で且つ両ベルトコンベア
1,1の長手方向の中央部に配置された略方形板状(平
面示)の主機枠32と、この主機枠32の両側部からそ
れぞれ各ベルトコンベア1に向かって延設された前後一
対の第1連結部材33,33と、各ベルトコンベア1の
コンベアフレーム9から第1連結部材33,33に向か
ってそれぞれ延設された一対の第2連結部材34,34
とを備えている。
【0034】第2連結部材34,34は、それぞれ第1
連結部材33,33の先端部に、前後方向に軸心を同心
に向けた支軸35,35を介して揺動自在に連結され、
これにより、各ベルトコンベア1が、コンベアフレーム
9及び第2連結部材34,34と一体に支軸35,35
を中心として幅方向に傾動可能に主機枠32に支持され
ている。この場合、各第2連結部材34の先端部は、図
3に示すように第1連結部材33の下方に位置してお
り、該第1連結部材33の先端部にその上方から下方に
向かって貫通して螺着された調整ねじ36の下端部が第
2連結部材34の先端部に当接されている。これによ
り、各ベルトコンベア1の傾動位置は、第2連結部材3
4の先端部が調整ねじ36の下端部に当接した状態で保
持され、また、該調整ねじ36を調整することで、各ベ
ルトコンベア1の傾動位置が調整される。
【0035】かかる機枠2を昇降可能に支持する前記固
定機枠3は、図2及び図3に示すように機枠2の主機枠
32の下方に配置された大略方形板状(平面示)のプレ
ート部37と、該プレート部37の両側部から垂設され
た一対の脚体部38,38とを備え、この脚体部38,
38を介して基台39上に固設されている。そして、プ
レート部37の前部及び後部には、脚体部38,38の
間でそれぞれガイド管40,40がその軸心を上下方向
に向けて固設されており、これらのガイド管40,40
に主機枠32の下面部から垂設されたガイドロッド4
1,41が摺動自在に貫挿されている。これにより、機
枠2は、ガイド管40,40及びガイドロッド41,4
1に案内されて両ベルトコンベア1,1と共に昇降自在
とされている。
【0036】また、固定機枠3のプレート部37の下面
部の中央部には、前記シリンダ5が垂直姿勢で固設され
ており、このシリンダ5のピストンロッド5aが、プレ
ート部37を貫通して機枠2の主機枠32に結合されて
いる。従って、シリンダ5のピストンロッド5aの上下
動させることにより、機枠2が両ベルトコンベア1,1
と共に昇降駆動される。
【0037】前記ベルトコンベア1,1の駆動源である
モータ4は、図1及び図4に示すように、機枠2の主機
枠32の前部の下方に軸心を両ベルトコンベア1,1の
幅方向に向けて配置されており、主機枠32の前部に設
けられたブラケット42を介して機枠2にこれと一体に
昇降可能に固設されている。そして、モータ4の上方に
は、該モータ4により回転駆動されるドライブシャフト
43が両ベルトコンベア1,1の間でその幅方向に延在
して設けられている。
【0038】このドライブシャフト43は、その長手方
向(ベルトコンベア1の幅方向)の略中央部で水平方向
に延在する主軸44と、該主軸44の両端部にユニバー
サルジョイント45,45を介してそれぞれ連結された
副軸46,46とにより構成され、主軸44は、その両
端部寄りの外周面が主機枠32の前部に設けられた一対
の軸受け部47,47に挿通されて該軸受け部47,4
7の内部でベアリング48(図4参照)を介して回転自
在に支承されている。また、各副軸46の先端部は、各
ベルトコンベア1の搬送用ベルト8の内部でコンベアフ
レーム9に設けられた筒状の軸受け部49に挿通されて
該軸受け部49の内部で一対のベアリング50,50を
介して回転自在に支承されると共に、搬送用ベルト8の
外側縁寄りの箇所で軸受け部49から突出されている。
【0039】ドライブシャフト43の主軸44には、軸
受け部47,47の間で被動プーリ51が一体に回転自
在に装着されており、この被動プーリ51は前記モータ
4の駆動軸4aに装着された駆動プーリ52に無端条ベ
ルト53を介して接続されている。
【0040】これにより、モータ4を作動させると、そ
の回転駆動力が駆動プーリ52、無端条ベルト53及び
被動プーリ51を介してドライブシャフト43に伝達さ
れ、該ドライブシャフト43が回転駆動される。尚、ド
ライブシャフト43は、両ベルトコンベア1,1の傾動
位置によって、図4に示すようにユニバーサルジョイン
ト45,45の箇所で屈曲することとなる。
【0041】図4乃至図6を参照して、上記のようにモ
ータ4により回転駆動されるドライブシャフト43から
各ベルトコンベア1の駆動プーリ6に回転駆動力を伝達
する動力伝達手段54が、各ベルトコンベア1の搬送用
ベルト8の内部に収容されている。
【0042】この動力伝達手段54は、前記軸受け部4
9から搬送用ベルト8の外側縁寄りの箇所に突出したド
ライブシャフト43の副軸46の先端部に、搬送用ベル
ト8の内部で一体に回転自在に装着されたプーリ55
(第1プーリ)と、該プーリ55と駆動プーリ6との間
で搬送用ベルト8の内部の外側縁寄りの箇所にプーリ5
5と対向して回転自在に設けられたプーリ56(第2プ
ーリ)と、両プーリ55,56に掛け渡された第1無端
条ベルト57と、プーリ56に搬送用ベルト8の内部の
内側縁側で一体に回転自在に装着されたプーリ58(第
3プーリ)と、前記駆動プーリ6のプーリ半体6a,6
bの間でプーリ58と対向して前記支軸19に外挿され
て該プーリ半体6a,6bと一体に回転自在に設けられ
たプーリ59(第4プーリ)と、プーリ58及びプーリ
59に掛け渡された第2無端条ベルト60とを具備す
る。
【0043】プーリ56,58は、駆動プーリ6を支持
する前記支軸19の後方で前記支持板13から搬送用ベ
ルト8の内部に向かって突設された支軸61に外挿され
て、該支軸60にそれぞれベアリング62,63を介し
て回転自在に支承されている。そして、両プーリ56,
58は図示しないボルト等により一体に回転自在に連結
されている。
【0044】また、プーリ59は、駆動プーリ6のプー
リ半体6a,6bの間に挟持されるようにして、これら
に挿着された前記ボルト22やピン23によりプーリ半
体6a,6bと一体に回転自在に連結されている。
【0045】かかる動力伝達手段54にあっては、モー
タ4により回転駆動されるドライブシャフト43から、
プーリ55、第1無端条ベルト57、プーリ56、プー
リ58、第2無端条ベルト60及びプーリ59を順に介
して各ベルトコンベア1の駆動プーリ6に回転駆動力が
伝達されて、該駆動プーリ6が回転し、このとき、各ベ
ルトコンベア1の搬送用ベルト8は、例えば図1の矢印
Xで示す方向に回行する。
【0046】以上のように構成されたベルトコンベア式
搬送装置では、図4に示すようにドアWが、両ベルトコ
ンベア1,1の搬送用ベルト8,8上に支承され、この
状態で前述のようにモータ4を作動させて搬送用ベルト
8,8を回行させることで、該ドアWが搬送用ベルト
8,8上を搬送される。そして、その搬送途中で、前記
シリンダ5を作動させることで、機枠2や両ベルトコン
ベア1,1と共にドアWが昇降され、例えばその上昇位
置で図示しない溶接ロボット装置等により、ドアWに溶
接作業が施される。
【0047】この場合、両ベルトコンベア1,1は、前
述のように傾動可能であるので、図4に示すように両ベ
ルトコンベア1,1をドアWの外板面の形状に沿うよう
に傾斜させておくことで、ドアWを両ベルトコンベア
1,1の搬送用ベルト8,8上で、ドアWを滑らかに支
承することができる。
【0048】また、本実施形態のベルトコンベア式搬送
装置の機枠2や固定機枠3、モータ4、ドライブシャフ
ト43は、ベルトコンベア1,1の間で、その長手方向
(前後方向)のほぼ中央部に集中的に配置され、しか
も、ドライブシャフト43から各ベルトコンベア1の駆
動プーリ6に回転駆動力を伝達する動力伝達手段54が
搬送用ベルト8の内部に収容されているため、機枠2等
の前後でベルトコンベア1,1の間や該ベルトコンベア
1,1の周囲に図1に示すように空きスペースSが形成
されている。このため、該空きスペースSを任意に有効
活用することができる。
【0049】例えば本実施形態のベルトコンベア式搬送
装置の前後に他のベルトコンベア式搬送装置を連接して
搬送ラインを構成する場合、図1に仮想線で示すように
他のベルトコンベア式搬送装置の一対のベルトコンベア
1’,1’をベルトコンベア1,1の間に進入させて、
ベルトコンベア1,1の内側に配置することができ、こ
のようにすることで、ライン長を短くしてライン構成を
小型化することができると共に、ベルトコンベア1,1
とベルトコンベア1’,1’との間でのドアWの受渡し
を円滑に行うことができる。
【0050】さらに、ドアWに溶接作業等を施す場合
に、ベルトコンベア1,1の間の空きスペースSを利用
して、ベルトコンベア1,1上のドアWに該空きスペー
スSの箇所で作業を施すこともでき、作業性を向上させ
ることができる。
【0051】この場合、両ベルトコンベア1,1を支持
する機枠2は、両ベルトコンベア1,1をその長手方向
の中央部でバランスよく支持し、しかも該機枠2に支持
されるモータ4やドライブシャフト43も該機枠2に近
接して両ベルトコンベア1,1の間の長手方向の中央箇
所に集中的に設けられているため、小型な機枠2で両ベ
ルトコンベア1,1やモータ4等の重量物をバランスよ
く支持することができる。そして、該機枠2やベルトコ
ンベア1,1、モータ4等を昇降自在に支持する固定機
枠3は、それらの機枠2やベルトコンベア1,1、モー
タ4等の昇降物の重心が両ベルトコンベア1,1をその
長手方向の中央部に集中するため、小型な構成でそれら
を支持することができる。従って、本実施形態のベルト
コンベア式搬送装置を小型に構成することができる。
【0052】また、図6を参照して、本実施形態のベル
トコンベア式搬送装置の前記動力伝達手段54にあって
は、各ベルトコンベア1の搬送用ベルト8の内部の軸受
け部49から搬送用ベルト8の外側縁側に突出されたド
ライブシャフト43の副軸46の先端部に装着されたプ
ーリ55と、これに第1無端条ベルト57を介して接続
されたプーリ56とは搬送用ベルト8の外側縁寄りの箇
所に配置されているものの、プーリ56に接続されたプ
ーリ58、第2無端条ベルト60及びプーリ59は、搬
送用ベルト8の内側縁側に設けられているため、軸受け
部49を含めて動力伝達手段54の幅を比較的狭いもの
とすることができ、それにより、これらを搬送用ベルト
8の内部に支障なく収容することができる。
【0053】また、前記動力伝達手段54にあっては、
その第1無端条ベルト57や第2無端条ベルト60の交
換等のメンテナンスを容易に行うことができる。すなわ
ち、該メンテンナンスを行う場合には、支持板13を後
方(被動プーリ7側)に若干移動させることにより、第
1無端条ベルト57がプーリ55,56から取り外さ
れ、これにより該第1無端条ベルト57のメンテンナン
スを行うことができる。さらに、ベルトコンベア1の駆
動プーリ6のプーリ半体6bを支軸19から取り外すこ
とで、第2無端条ベルト60がプーリ58,59から取
り外され、これにより該第2無端条ベルト60のメンテ
ンナンスを行うことができる。
【0054】このように動力伝達手段54は、そのメン
テナンスを容易に行うことができる。
【0055】次に、本発明のベルトコンベア式搬送装置
の他の実施形態を図8を参照して説明する。図8は本実
施形態の要部の平面示的断面図である。
【0056】尚、本実施形態の搬送装置の基本構成は前
述の実施形態のベルトコンベア式搬送装置と同一で、動
力伝達手段の構成が前述の実施形態のものと相違するの
で、以下、同一構成部分については、同一の参照符号を
用いて説明を省略する。
【0057】本実施形態では、前記ドライブシャフト4
3の副軸46の先端部は、各ベルトコンベア1の搬送用
ベルト8の内側縁寄りの箇所及び外側縁寄りの箇所の2
か所で、コンベアフレーム9に固設された一対の軸受け
部64,65にそれぞれベアリング66,67を介して
回転自在に支承されている。
【0058】そして、本実施形態において該ドライブシ
ャフト43から各ベルトコンベア1の駆動プーリ6に回
転駆動力を伝達する動力伝達手段68は、軸受け部6
4,65の間でドライブシャフト43の副軸46に一体
に回転自在に装着されたプーリ69と、前述の実施形態
と同様に支持板13の先端部の支軸19に支持された駆
動プーリ6のプーリ半体6a,6bの間に一体に回転自
在に設けられたプーリ59と、これらのプーリ69,5
9に掛け渡された無端条ベルト70とを具備する。プー
リ69,59は、搬送用ベルト8の内部でその幅方向の
中心部に配置されている。尚、支持板13は、駆動プー
リ6及びプーリ59のみを支持している。
【0059】かかる動力伝達手段68にあっては、前記
モータ4からドライブシャフト43に付与される回転駆
動力は、該ドライブシャフト43からプーリ69、無端
条ベルト70及びプーリ59を順に介して駆動プーリ6
に伝達され、各ベルトコンベア1の駆動プーリ6が回転
駆動される。
【0060】この場合、動力伝達手段68は、プーリ6
9、無端条ベルト70及びプーリ59の少ない部品で構
成されるので、小型で安価なものとすることができる。
【0061】尚、本実施形態のベルトコンベア式搬送装
置の動力伝達手段68にあっては、その無端条ベルト7
0の交換等のメンテナンスを行う場合には、駆動プーリ
6のプーリ半体6bを取り外すことで、該駆動プーリ6
側から無端条ベルト70を取り外すことができるもの
の、プーリ69から無端条ベルト70を取り外すために
は、ドライブシャフト43の副軸46を支持する前記軸
受け部64,65をコンベアフレーム9から取り外す必
要がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のベルトコンベア式搬送装
置の平面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】図1のIII−III線断面図。
【図4】図1のIV−IV線断面図。
【図5】図1のベルトコンベア式搬送装置に備えたベル
トコンベアの側面図。
【図6】図5のVI−VI線断面図。
【図7】図5のVII−VII線断面図。
【図8】本発明の他の実施形態のベルトコンベア式搬送
装置の要部の断面図。
【図9】従来のベルトコンベア式搬送装置を模式的に示
す斜視図。
【符号の説明】
1…ベルトコンベア、2…機枠、3…固定機枠、4…モ
ータ(駆動源)、5…シリンダ(昇降駆動源)、6…駆
動プーリ、7…被動プーリ、8…搬送用ベルト、9…コ
ンベアフレーム、13…支持板、43…ドライブシャフ
ト、49…軸受け部、54…動力伝達手段、55,5
6,58,59,69…プーリ、57,60,70…無
端条ベルト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の無端条搬送用ベルトをそれぞれ該ベ
    ルトの長手方向に離間して設けられた駆動プーリ及び被
    動プーリに巻回してなる一対のベルトコンベアを両側に
    具備し、両ベルトコンベアの搬送用ベルト上にワークを
    支承して搬送するベルトコンベア式搬送装置において、 前記各ベルトコンベアの駆動プーリ及び被動プーリを両
    端部に回転自在に支持するコンベアフレームを前記搬送
    用ベルトの内部でその長手方向に延在させて設けると共
    に、両ベルトコンベアのコンベアフレームを両側に支持
    した機枠を両ベルトコンベアの間でその長手方向の略中
    央部に設けて両ベルトコンベアを該機枠の前後に延在さ
    せ、 前記両ベルトコンベアの駆動プーリを回転駆動するため
    の駆動源を両搬送用ベルトの間で前記機枠に近接させて
    該機枠に固設すると共に、該駆動源に接続されて両ベル
    トコンベアの間でその幅方向に延在するドライブシャフ
    トを前記機枠に回転自在に支持し、 前記ドライブシャフトの各端部から前記各ベルトコンベ
    アの駆動プーリに回転駆動力を伝達する動力伝達手段を
    各搬送用ベルトの内部に収容して設けたことを特徴とす
    るベルトコンベア式搬送装置。
  2. 【請求項2】前記ドライブシャフトの各端部は、前記各
    ベルトコンベア搬送用ベルトの内部で前記コンベアフレ
    ームに設けられた軸受け部に回転自在に支承されて、該
    軸受け部から各搬送用ベルトの外側縁側に突出され、 前記各搬送用ベルト内の動力伝達手段は、前記軸受け部
    から突出した前記ドライブシャフトの各端部に各搬送用
    ベルトの外側縁寄りの内部で一体に回転自在に装着され
    た第1プーリと、該第1プーリ及び前記駆動プーリの間
    で各搬送用ベルトの外側縁寄りの内部に該第1プーリと
    対向して回転自在に設けられた第2プーリと、該第1プ
    ーリ及び第2プーリに掛け渡された第1無端条ベルト
    と、前記第2プーリに各搬送用ベルトの内側縁寄りの内
    部で一体に回転自在に装着された第3プーリと、前記駆
    動プーリの幅方向の略中心部に前記第3プーリと対向し
    て該駆動プーリと一体に回転自在に設けられ、且つ該駆
    動プーリよりも小径に形成された第4プーリと、該第3
    プーリ及び第4プーリに掛け渡された第2無端条ベルト
    とにより構成され、前記第2乃至第4プーリ及び前記駆
    動プーリは、各搬送用ベルトの内側縁部で前記コンベア
    フレームの端部から各搬送用ベルトの長手方向に沿って
    延設されて該長手方向の位置調整が可能に設けられた支
    持板に回転自在に支持され、前記駆動プーリは、その前
    記第4プーリの両側に存する部分が互いに着脱自在に連
    結されていることを特徴とする請求項1記載のベルトコ
    ンベア式搬送装置。
  3. 【請求項3】前記ドライブシャフトの各端部は、前記各
    ベルトコンベアの搬送用ベルトの内部の外側縁寄りの箇
    所及び内側縁寄りの箇所で該搬送用コンベアの幅方向に
    離間して前記コンベアフレームに設けられた一対の軸受
    け部に回転自在に支承され、 前記各搬送用ベルト内の動力伝達手段は、該搬送用ベル
    トの内部の前記一対の軸受け部の間で前記ドライブシャ
    フトの端部に一体に回転自在に装着された第1プーリ
    と、該前記駆動プーリの幅方向の略中心部に前記1プー
    リと対向して該駆動プーリと一体に回転自在に設けら
    れ、且つ該駆動プーリよりも小径に形成された第2プー
    リと、該第1プーリ及び第2プーリに掛け渡された無端
    条ベルトとにより構成され、前記第2プーリ及び前記駆
    動プーリは、各搬送用ベルトの内側縁部で前記コンベア
    フレームの端部から各搬送用ベルトの長手方向に沿って
    延設された支持板に回転自在に支持され、前記駆動プー
    リは、その前記第2プーリの両側に存する部分が互いに
    着脱自在に連結されていることを特徴とする請求項1記
    載のベルトコンベア式搬送装置。
  4. 【請求項4】前記機枠は、その下方に設けられた固定機
    台に昇降自在に支持され、該機枠を前記両ベルトコンベ
    ア及び駆動源と共に昇降せしめる昇降駆動源を該固定機
    台に固設したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のベルトコンベア式搬送装置。
  5. 【請求項5】前記両ベルトコンベアのコンベアフレーム
    は前記機枠に該ベルトコンベアの幅方向で傾動可能に支
    持されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載のベルトコンベア式搬送装置。
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