JPH09123713A - スタッドレスタイヤ - Google Patents
スタッドレスタイヤInfo
- Publication number
- JPH09123713A JPH09123713A JP7285292A JP28529295A JPH09123713A JP H09123713 A JPH09123713 A JP H09123713A JP 7285292 A JP7285292 A JP 7285292A JP 28529295 A JP28529295 A JP 28529295A JP H09123713 A JPH09123713 A JP H09123713A
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- tire
- tread
- studless tire
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タイヤ新品時であっても氷上性能を確保する
ことが可能なスタッドレスタイヤを提供することにあ
る。 【解決手段】 混入物を充填したゴム材料で構成したト
レッド部のトレッド面1に多数の溝部2,3を形成し、
トレッド面1を陸部4と溝部2,3とに区画したスタッ
ドレスタイヤにおいて、陸部4の表面に多数の凹部6を
形成したことを特徴とする。
ことが可能なスタッドレスタイヤを提供することにあ
る。 【解決手段】 混入物を充填したゴム材料で構成したト
レッド部のトレッド面1に多数の溝部2,3を形成し、
トレッド面1を陸部4と溝部2,3とに区画したスタッ
ドレスタイヤにおいて、陸部4の表面に多数の凹部6を
形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトレッド部を繊維や
ゴム片、気泡等の混入物を充填したゴム材料で構成した
スタッドレスタイヤに関し、更に詳しくは、タイヤ新品
時における氷上性能を確保するようにしたスタッドレス
タイヤに関する。
ゴム片、気泡等の混入物を充填したゴム材料で構成した
スタッドレスタイヤに関し、更に詳しくは、タイヤ新品
時における氷上性能を確保するようにしたスタッドレス
タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】スタッドレスタイヤとして、繊維やゴム
片、気泡等の混入物を入れたゴム材料でトレッド部を構
成したものがある。トレッド面が摩耗して混入物が露出
することにより、エッジ効果を獲得し、氷上性能を高め
るようにしている。しかし、タイヤ新品時には混入物が
トレッド面に露出していないため、該混入物によりるエ
ッジ効果を獲得することができず、その結果、初期氷上
性能が低下するという問題があった。
片、気泡等の混入物を入れたゴム材料でトレッド部を構
成したものがある。トレッド面が摩耗して混入物が露出
することにより、エッジ効果を獲得し、氷上性能を高め
るようにしている。しかし、タイヤ新品時には混入物が
トレッド面に露出していないため、該混入物によりるエ
ッジ効果を獲得することができず、その結果、初期氷上
性能が低下するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、タイヤ新品時であっても氷上性能を確保することが
可能なスタッドレスタイヤを提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、耐初期摩耗性を損なうこと
なくタイヤ新品時における初期氷上性能を確保すること
ができるスタッドレスタイヤを提供することにある。
は、タイヤ新品時であっても氷上性能を確保することが
可能なスタッドレスタイヤを提供することにある。ま
た、本発明の第2の目的は、耐初期摩耗性を損なうこと
なくタイヤ新品時における初期氷上性能を確保すること
ができるスタッドレスタイヤを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記主たる目的を達成す
る本発明は、混入物を充填したゴム材料で構成したトレ
ッド部のトレッド面に多数の溝部を形成し、該トレッド
面を陸部と溝部とに区画したスタッドレスタイヤにおい
て、前記陸部表面に多数の凹部を形成したことを特徴と
する。
る本発明は、混入物を充填したゴム材料で構成したトレ
ッド部のトレッド面に多数の溝部を形成し、該トレッド
面を陸部と溝部とに区画したスタッドレスタイヤにおい
て、前記陸部表面に多数の凹部を形成したことを特徴と
する。
【0005】このように凹部を陸部の表面に多数設ける
ことにより、該凹部におけるエッジ効果を獲得すること
ができるため、混入物がトレッド面に露出していないタ
イヤ新品時であっても、氷上性能を確保することができ
る。
ことにより、該凹部におけるエッジ効果を獲得すること
ができるため、混入物がトレッド面に露出していないタ
イヤ新品時であっても、氷上性能を確保することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
スタッドレスタイヤに用いられるトレッドパターンの一
例を示す要部平面図で、トレッド面1を構成するトレッ
ド部は繊維やゴム片、気泡等の混入物を所定の割合で充
填したゴム材料で形成されている。このようなトレッド
部からなるトレッド面1に、タイヤ周方向Tに沿って複
数の主溝(溝部)2を設け、これら主溝2間をタイヤ幅
方向に延びる多数の横溝(溝部)3で連結し、トレッド
面1を主溝2と横溝3とにより区画形成された多数のブ
ロック(陸部)4とその溝部2,3とに区画している。
5は片側が主溝2に連通するサイプであり、各ブロック
4の中央領域に1本タイヤ幅方向に沿って延設されてい
る。
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
スタッドレスタイヤに用いられるトレッドパターンの一
例を示す要部平面図で、トレッド面1を構成するトレッ
ド部は繊維やゴム片、気泡等の混入物を所定の割合で充
填したゴム材料で形成されている。このようなトレッド
部からなるトレッド面1に、タイヤ周方向Tに沿って複
数の主溝(溝部)2を設け、これら主溝2間をタイヤ幅
方向に延びる多数の横溝(溝部)3で連結し、トレッド
面1を主溝2と横溝3とにより区画形成された多数のブ
ロック(陸部)4とその溝部2,3とに区画している。
5は片側が主溝2に連通するサイプであり、各ブロック
4の中央領域に1本タイヤ幅方向に沿って延設されてい
る。
【0007】本発明は、上記のようなトレッドパターン
を有する構成において、図2にその詳細を示すように、
ブロック4の表面に多数の凹部6を形成する構成になっ
ている。このように混入物を入れたゴム材料で構成した
トレッド部のトレッド面1に形成されたブロック4内に
多数の凹部6を設けることにより、ブロック表面に凹部
6のエッジを形成し、氷上におけるエッジ効果を得るこ
とが可能となる。そのため、混入物がトレッド面に露出
していないタイヤ新品時においても、氷上性能が低下す
ることがない。
を有する構成において、図2にその詳細を示すように、
ブロック4の表面に多数の凹部6を形成する構成になっ
ている。このように混入物を入れたゴム材料で構成した
トレッド部のトレッド面1に形成されたブロック4内に
多数の凹部6を設けることにより、ブロック表面に凹部
6のエッジを形成し、氷上におけるエッジ効果を得るこ
とが可能となる。そのため、混入物がトレッド面に露出
していないタイヤ新品時においても、氷上性能が低下す
ることがない。
【0008】上述した凹部6は、ブロック表面の単位面
積当たりに対して占める面積の割合を10〜40%にす
るのが好ましい。10%未満では初期氷上性能の改善効
果がなく、また、40%を越えると耐初期摩耗性が実用
許容範囲よりも低くなり、耐初期摩耗性が損なわれる。
望ましくは、その割合を20〜40%にして略均等に配
置するのがよく、これにより耐初期摩耗性を損なうこと
なく初期氷上性能を一層高めることができる。
積当たりに対して占める面積の割合を10〜40%にす
るのが好ましい。10%未満では初期氷上性能の改善効
果がなく、また、40%を越えると耐初期摩耗性が実用
許容範囲よりも低くなり、耐初期摩耗性が損なわれる。
望ましくは、その割合を20〜40%にして略均等に配
置するのがよく、これにより耐初期摩耗性を損なうこと
なく初期氷上性能を一層高めることができる。
【0009】また、上記凹部6は互いに連通することな
く独立して配置されると共に、ブロック4の表面におけ
る開口形状を曲線で囲繞された形状に形成し、その最大
開口幅aをa≦2mm、最小開口幅bをb≧0.5mmにす
るのがよい。最大開口幅aが2mmよりも大きいと、耐初
期摩耗性が損なわれる。最小開口幅bが0.5mmよりも
小さいと、初期氷上性能の改善効果が見られない。最小
開口幅bは、耐初期摩耗性を損なうことなく初期氷上性
能を一層高めるため、好ましくはb≧1mmとするのがよ
い。
く独立して配置されると共に、ブロック4の表面におけ
る開口形状を曲線で囲繞された形状に形成し、その最大
開口幅aをa≦2mm、最小開口幅bをb≧0.5mmにす
るのがよい。最大開口幅aが2mmよりも大きいと、耐初
期摩耗性が損なわれる。最小開口幅bが0.5mmよりも
小さいと、初期氷上性能の改善効果が見られない。最小
開口幅bは、耐初期摩耗性を損なうことなく初期氷上性
能を一層高めるため、好ましくはb≧1mmとするのがよ
い。
【0010】上記凹部6の開口形状としては、好ましく
は円形や楕円形にすることができる。なお、開口幅と
は、凹部6の開口中心を介して対峙する開口端間の長さ
を言う。また、凹部6の断面形状としては、図4に示す
ようにすることができ、図4(a)は断面略U字状、図
4(b)は断面略V字状、図4(c)は円弧状に形成さ
れている。これら凹部6の底部におけるエッジ部6a
は、円弧状の面取りが施され、クラックの発生を防止す
るようになっている。凹部6のブロック4の表面と接す
るエッジ部6bは、円弧状の面取りが施されずに、角状
に形成され、氷上でのエッジ効果を得るようにしてい
る。
は円形や楕円形にすることができる。なお、開口幅と
は、凹部6の開口中心を介して対峙する開口端間の長さ
を言う。また、凹部6の断面形状としては、図4に示す
ようにすることができ、図4(a)は断面略U字状、図
4(b)は断面略V字状、図4(c)は円弧状に形成さ
れている。これら凹部6の底部におけるエッジ部6a
は、円弧状の面取りが施され、クラックの発生を防止す
るようになっている。凹部6のブロック4の表面と接す
るエッジ部6bは、円弧状の面取りが施されずに、角状
に形成され、氷上でのエッジ効果を得るようにしてい
る。
【0011】上記凹部6の深さhとしては、最大開口幅
aに対して、0.4a≦h≦0.6aにするのが好まし
い。深さhが0.4a未満であると、接地面内において
面圧により凹部がつぶれてしまい、また、0.6を越え
るとブロック表面側のブロック剛性が低下し、耐初期摩
耗性が損なわれる。なお、上述した実施形態では、ブロ
ック4を陸部として説明したが、リブを有するトレッド
パターンの場合、当然のことながら、そのリブも陸部に
含まれることは言うまでもない。
aに対して、0.4a≦h≦0.6aにするのが好まし
い。深さhが0.4a未満であると、接地面内において
面圧により凹部がつぶれてしまい、また、0.6を越え
るとブロック表面側のブロック剛性が低下し、耐初期摩
耗性が損なわれる。なお、上述した実施形態では、ブロ
ック4を陸部として説明したが、リブを有するトレッド
パターンの場合、当然のことながら、そのリブも陸部に
含まれることは言うまでもない。
【0012】
【実施例】タイヤサイズを165R13で共通にし、図
1に示すブロックパターンにおいて、凹部を略均等に配
置した本発明タイヤと、凹部を設けない従来タイヤとを
それぞれ製作した。凹部は、開口形状が円形に形成さ
れ、最大開口幅(直径)を1.5mmとし、ブロック表面
の単位面積当たり30%の面積割合となるように各ブロ
ックに配置した。また、トレッド部を構成するゴム材料
に混入物として粉末加硫ゴムと短繊維を混入している。
1に示すブロックパターンにおいて、凹部を略均等に配
置した本発明タイヤと、凹部を設けない従来タイヤとを
それぞれ製作した。凹部は、開口形状が円形に形成さ
れ、最大開口幅(直径)を1.5mmとし、ブロック表面
の単位面積当たり30%の面積割合となるように各ブロ
ックに配置した。また、トレッド部を構成するゴム材料
に混入物として粉末加硫ゴムと短繊維を混入している。
【0013】これら各試験タイヤをリムサイズ13×4
1/2Jのリムに装着し、空気圧200kPa として、以下
に示す測定条件により、初期氷上性能の評価試験をそれ
ぞれ行ったところ、表1に示す結果を得た。 初期氷上性能 各試験タイヤを1500ccのバンに装着し、速度40km
/hより制動(フルロック状態)させ、その制動距離を測
定し、従来タイヤを100とする指数で表示した。この
値が大きい程初期氷上性能が優れている。
1/2Jのリムに装着し、空気圧200kPa として、以下
に示す測定条件により、初期氷上性能の評価試験をそれ
ぞれ行ったところ、表1に示す結果を得た。 初期氷上性能 各試験タイヤを1500ccのバンに装着し、速度40km
/hより制動(フルロック状態)させ、その制動距離を測
定し、従来タイヤを100とする指数で表示した。この
値が大きい程初期氷上性能が優れている。
【0014】
【表1】
【0015】表1から明らかなように、凹部を設けた本
発明タイヤは、従来タイヤよりも初期氷上性能が改善さ
れているのが判る。また、タイヤサイズを上記と同様に
し、図1のブロックパターンに凹部を略均等に配置し、
ブロック表面の単位面積当たりに対する凹部が占める面
積の割合を表2のように変えた試験タイヤ1〜6をそれ
ぞれそ製作した。凹部の開口形状、最大開口幅、トレッ
ド部の構成は上記本発明タイヤと同様であり、また、凹
部の深さは0.75mmである。
発明タイヤは、従来タイヤよりも初期氷上性能が改善さ
れているのが判る。また、タイヤサイズを上記と同様に
し、図1のブロックパターンに凹部を略均等に配置し、
ブロック表面の単位面積当たりに対する凹部が占める面
積の割合を表2のように変えた試験タイヤ1〜6をそれ
ぞれそ製作した。凹部の開口形状、最大開口幅、トレッ
ド部の構成は上記本発明タイヤと同様であり、また、凹
部の深さは0.75mmである。
【0016】これら各試験タイヤを上記と同様のリム及
び空気圧の条件で、上述と同様の測定条件により、初期
氷上性能の評価試験を行うと共に、以下に示す測定条件
により、耐初期摩耗性の評価試験をそれぞれ行ったとこ
ろ、表2に示す結果を得た。 耐初期摩耗性 各試験タイヤを上記と同じ車両に装着し、500km走行
した後の摩耗量を測定し、従来タイヤを100とする指
数で表示した。この数値が大きい程耐初期摩耗性に優れ
ていることを示し、指数が95以上であれば実質上の低
下は見られないと判断した。
び空気圧の条件で、上述と同様の測定条件により、初期
氷上性能の評価試験を行うと共に、以下に示す測定条件
により、耐初期摩耗性の評価試験をそれぞれ行ったとこ
ろ、表2に示す結果を得た。 耐初期摩耗性 各試験タイヤを上記と同じ車両に装着し、500km走行
した後の摩耗量を測定し、従来タイヤを100とする指
数で表示した。この数値が大きい程耐初期摩耗性に優れ
ていることを示し、指数が95以上であれば実質上の低
下は見られないと判断した。
【0017】
【表2】
【0018】表2から明らかなように、凹部が占める面
積の割合をブロック表面の単位面積当たりに対して、1
0〜40%にすれば、耐初期摩耗性を損なうことなくタ
イヤ新品時における初期氷上性能を更に改善することが
できるのが判る。また、初期氷上性能をより改善するた
めには、凹部が占める面積割合を20〜40%にすれば
よいのが判る。
積の割合をブロック表面の単位面積当たりに対して、1
0〜40%にすれば、耐初期摩耗性を損なうことなくタ
イヤ新品時における初期氷上性能を更に改善することが
できるのが判る。また、初期氷上性能をより改善するた
めには、凹部が占める面積割合を20〜40%にすれば
よいのが判る。
【0019】また、タイヤサイズを上記と同様にし、図
1のブロックパターンに開口形状が円形の凹部を略均等
に配置し、最大開口幅(直径)を表3のように変えた試
験タイヤ7〜12をそれぞれそ製作した。凹部の深さは
0.5a、凹部が占める面積割合は30%である。ま
た、タイヤサイズを前記と同様にし、図1のブロックパ
ターンに開口形状が円形の凹部を略均等に配置し、凹部
の深さを表4のように変えた試験タイヤ13〜17をそ
れぞれそ製作した。凹部の最大開口幅a(直径)は1.
5mm、凹部が占める面積割合は30%である。
1のブロックパターンに開口形状が円形の凹部を略均等
に配置し、最大開口幅(直径)を表3のように変えた試
験タイヤ7〜12をそれぞれそ製作した。凹部の深さは
0.5a、凹部が占める面積割合は30%である。ま
た、タイヤサイズを前記と同様にし、図1のブロックパ
ターンに開口形状が円形の凹部を略均等に配置し、凹部
の深さを表4のように変えた試験タイヤ13〜17をそ
れぞれそ製作した。凹部の最大開口幅a(直径)は1.
5mm、凹部が占める面積割合は30%である。
【0020】これら各試験タイヤを上述と同様のリム及
び空気圧の条件で、上記と同様の測定条件により、初期
氷上性能と耐初期摩耗性の評価試験をそれぞれ行ったと
ころ、表3,4に示す結果を得た。
び空気圧の条件で、上記と同様の測定条件により、初期
氷上性能と耐初期摩耗性の評価試験をそれぞれ行ったと
ころ、表3,4に示す結果を得た。
【0021】
【表3】
【0022】
【表4】
【0023】表3から、開口幅を0.5〜2mm、即ち、
最大開口幅を2mm以下、最小開口幅を0.5mm以上にす
ることにより、耐初期摩耗性の低下を5%以内の実用許
容範囲内に抑えて、タイヤ新品時における初期氷上性能
を更に改善することができるのが判る。また、最小開口
幅を1mm以上にすることにより、初期氷上性能をより改
善することができるのが判る。一方、表4から、凹部の
深さを最大開口幅aに対して、0.4a≦h≦0.6a
の範囲にするのが好ましいのが判る。
最大開口幅を2mm以下、最小開口幅を0.5mm以上にす
ることにより、耐初期摩耗性の低下を5%以内の実用許
容範囲内に抑えて、タイヤ新品時における初期氷上性能
を更に改善することができるのが判る。また、最小開口
幅を1mm以上にすることにより、初期氷上性能をより改
善することができるのが判る。一方、表4から、凹部の
深さを最大開口幅aに対して、0.4a≦h≦0.6a
の範囲にするのが好ましいのが判る。
【0024】
【発明の効果】上述のように本発明は、混入物を充填し
たゴム材料で構成したトレッド部のトレッド面に多数の
溝を形成し、該トレッド面を陸部と溝とに区画したスタ
ッドレスタイヤにおいて、前記陸部表面に多数の凹部を
形成したことにより、該凹部におけるエッジ効果を獲得
することが可能となるため、混入物がトレッド面に露出
していないタイヤ新品時であっても、確実に氷上性能を
確保することができる。
たゴム材料で構成したトレッド部のトレッド面に多数の
溝を形成し、該トレッド面を陸部と溝とに区画したスタ
ッドレスタイヤにおいて、前記陸部表面に多数の凹部を
形成したことにより、該凹部におけるエッジ効果を獲得
することが可能となるため、混入物がトレッド面に露出
していないタイヤ新品時であっても、確実に氷上性能を
確保することができる。
【図1】本発明のスタッドレスタイヤにおけるトレッド
パターンの一例を示す要部平面図である。
パターンの一例を示す要部平面図である。
【図2】図1のブロックに凹部を設けた状態を示す拡大
平面図である。
平面図である。
【図3】図2の凹部の一例を示す拡大平面図である。
【図4】(a),(b),(c)は、それぞれ凹部のタ
イヤ周方向における断面形状の例を示す拡大断面図であ
る。
イヤ周方向における断面形状の例を示す拡大断面図であ
る。
1 トレッド面 2 主溝(溝部) 3 横溝(溝部) 4 ブロック(陸
部) 6 凹部 T タイヤ周方向
部) 6 凹部 T タイヤ周方向
Claims (6)
- 【請求項1】 混入物を充填したゴム材料で構成したト
レッド部のトレッド面に多数の溝部を形成し、該トレッ
ド面を陸部と溝部とに区画したスタッドレスタイヤにお
いて、前記陸部表面に多数の凹部を形成したスタッドレ
スタイヤ。 - 【請求項2】 前記凹部が占める面積の割合を前記陸部
表面の単位面積当たり10〜40%にした請求項1に記
載のスタッドレスタイヤ。 - 【請求項3】 前記凹部が占める面積の割合を前記陸部
表面の単位面積当たり20〜40%にした請求項2に記
載のスタッドレスタイヤ。 - 【請求項4】 各凹部を独立して配置すると共に、前記
陸部表面における開口形状を曲線で囲繞された形状に
し、その最大開口幅aをa≦2mm、最小開口幅bをb≧
0.5mmにした請求項1乃至3に記載のスタッドレスタ
イヤ。 - 【請求項5】 前記凹部の最小開口幅bをb≧1mmにし
た請求項4に記載のスタッドレスタイヤ。 - 【請求項6】 前記凹部の深さhを前記最大開口幅aに
対して、0.4a≦h≦0.6aにした請求項4または
5に記載のスタッドレスタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285292A JPH09123713A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | スタッドレスタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285292A JPH09123713A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | スタッドレスタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123713A true JPH09123713A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17689642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7285292A Pending JPH09123713A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | スタッドレスタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09123713A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005186649A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2006168498A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
EP3978273A1 (en) * | 2020-10-02 | 2022-04-06 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP7285292A patent/JPH09123713A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005186649A (ja) * | 2003-12-24 | 2005-07-14 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
JP2006168498A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
JP4557700B2 (ja) * | 2004-12-15 | 2010-10-06 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
EP3978273A1 (en) * | 2020-10-02 | 2022-04-06 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |