JPH09123460A - 静電式インクジェット記録装置 - Google Patents

静電式インクジェット記録装置

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JPH09123460A
JPH09123460A JP28182095A JP28182095A JPH09123460A JP H09123460 A JPH09123460 A JP H09123460A JP 28182095 A JP28182095 A JP 28182095A JP 28182095 A JP28182095 A JP 28182095A JP H09123460 A JPH09123460 A JP H09123460A
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良広 萩原
Ryosuke Uematsu
良介 上松
Hitoshi Minemoto
仁史 峯本
Kazuo Shima
和男 島
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  • Ink Jet (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型かつ簡単な構成で吐出電極と対向電極の
電圧リークを防止することができる静電式インクジェッ
ト記録装置を提供すること。 【解決手段】 帯電したトナー粒子を含むインクを収納
するインク室2と、このインク室2に連通し且つ外部に
向けて開口された吐出口4と、この吐出口4に配置され
先端部が外部に向けて装備された吐出電極5と、この吐
出電極5を内側に配してインク室2の側壁に装備された
泳動電極8と、吐出口4に用紙走行路9を介して対向装
備された対向電極10とを備えている。また、泳動電極
8に所定の泳動電圧を印加する泳動電圧源11と、吐出
電極5に当該吐出電極駆動用のパルス電圧を印加する吐
出電圧源12とを装備している。そして、対向電極10
を、高抵抗値を備えた導電性ゴムローラにより形成した
こと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式インクジェ
ット記録装置に係り、特に、吐出電極と対向電極との間
に発生し得る電圧リークの対策を図った静電式インクジ
ェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例として、特開平5−21
2867号公報に開示された発明を図9に示す。
【0003】この図9に示す従来例は、導電性のインク
が充填されるインク室52と、このインク室52に連通
する複数のインク噴出部56aと、インク室52内のイ
ンクを超音波振動させる超音波振動付与手段57と、各
インク噴出部56aに設けられた第1の電極56と、イ
ンク室52の外部に各インク噴出部56aのインク噴出
口に対向して設けられる第2の電極(背面電極)60
と、超音波振動付与手段57の駆動状態で第1の電極5
6と第2の電極60との間に記録信号に対応した高電圧
パルスを印加し当該両電極間にインク噴出口からインク
滴を飛翔させる静電界を生じさせる高電圧パルス印加手
段55とを有している。
【0004】そして、超音波振動付与手段57によりイ
ンク室52中のインクを振動させ、インク噴射口に形成
されるインクメニスカスの形状を不安定にし、インク飛
翔用の電界をメニスカスの局部に集中せしめることで、
インクの飛翔に必要な第1の電極への印加電圧を通常よ
りも低減し、これにより、第1の電極と第2の電極との
間に生じ得る電圧リークを防止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、超音波振動子が必要となるため装置全
体が大型化及び複雑化し高価になるという不都合があっ
た。また、インクメニスカスが、予測できない状況で不
安定となるため、安定したインク吐出が得られない不都
合もあった。更に、超音波振動子を用いたとしても第1
の電極に印加する高電圧パルスの低減幅は、同公報の実
験例からも明らかなように高々100V程度であり、例
えば、使用される記録媒体の厚みにより、第1の電極と
第2の電極との間の距離を狭くせざるを得ない場合に
は、電圧リークの防止に一定の限界があるという不都合
があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、小型かつ簡単な構成で吐出電極と対向電
極の電圧リークを防止することができる静電式インクジ
ェット記録装置を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、帯電したトナー粒子を含
むインクを収納するインク室と、このインク室に連通し
且つ外部に向けて開口された吐出口と、この吐出口に配
置され先端部が外部に向けて装備された吐出電極と、こ
の吐出電極を内側に配してインク室の側壁に装備された
泳動電極と、吐出口に用紙走行路を介して対向装備され
た対向電極とを備えている。また、泳動電極に所定の泳
動電圧を印加する泳動電圧源と、吐出電極に当該吐出電
極駆動用のパルス電圧を印加する吐出電圧源とを装備し
ている。そして、対向電極を、高抵抗値を備えた導電性
ゴムローラにより形成した、という構成を採っている。
【0008】また、請求項2記載の発明では、上記対向
電極の抵抗値を1〔MΩ〕以上に設定した、という構成
を採っている。
【0009】このため、請求項1又は2記載の発明で
は、何らかの原因で吐出電極及び対向電極間の電位差が
吐出電極及び対向電極間の空間絶縁耐力を越えたとして
も、対向電極の高抵抗によりリーク時の過電流が防止さ
れる。
【0010】請求項3記載の発明では、対向電極の接地
側に、切換えスイッチと当該切換えスイッチによって選
択接続される複数の高抵抗器とを装備した、という構成
を採っている。
【0011】また、請求項4記載の発明では、上記複数
の高抵抗器として1〔MΩ〕以上の少なくとも三つの高
抵抗器を装備した、という構成を採っている。
【0012】請求項3又は4記載の発明では、記録媒体
の厚みに応じて、対向電極と接地点との間に異なる抵抗
値の抵抗器が選択接続される。
【0013】請求項5記載の発明では、帯電したトナー
粒子を含むインクを収納するインク室と、このインク室
に連通し且つ外部に向けて開口された吐出口と、この吐
出口に配置され先端部が外部に向けて装備された吐出電
極と、この吐出電極を内側に配してインク室の側壁に装
備された泳動電極と、吐出口に用紙走行路を介して対向
装備された対向電極とを備えている。また、泳動電極に
所定の泳動電圧を印加する泳動電圧源と、吐出電極に当
該吐出電極駆動用のパルス電圧を印加する吐出電圧源と
を装備している。そして、対向電極を高抵抗値を備えた
導電性ゴムローラにより形成すると共に、対向電極に、
当該対向電極に流れる電流値を測定する電流測定手段
と、当該電流測定手段によって測定される電流値を表示
する測定電流表示部とを併設した、という構成を採って
いる。
【0014】このため、本発明では、吐出電極と対向電
極との間で電圧リークを生ずると、測定電圧表示部にそ
の状況が表示される。
【0015】これらにより、前述した目的を達成しよう
とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図2に基づいて説明する。
【0017】図1乃至図2において、インク室2の内部
には、帯電したトナー粒子を含むインク1が収納されて
いる。また、インク室2の側壁には、吐出電極5を内側
に配して泳動電極8が装備されている。更に、インク室
2には、吐出口4が連通し且つ外部に向けて開口されて
いる。吐出口4には、吐出電極5がその先端部を外部に
向けて装備されている。また、吐出口4には、用紙走行
路9を介して対向電極10が対向装備されている。泳動
電極8には、当該泳動電極8に所定の泳動電圧を印加す
る泳動電圧源11が併設されている。吐出電極5には、
当該吐出電極5に吐出電極駆動用のパルス電圧を印加す
る吐出電圧源12が併設されている。ここで、吐出口4
と吐出電極5は、メニスカス形成部7を構成している。
また、符号13はインク排出口を示し,符号14は、イ
ンク供給口を示す。
【0018】これを更に詳述すると、本実施形態におい
て、インク1は、石油系有機溶媒(イソパラフィン)に
帯電制御剤とともに着色した熱可塑性樹脂の微粒子、い
わゆるトナーを分散したもので、トナーはゼータ電位に
より正極性に見かけの帯電をしている。
【0019】インク室2は、インク排出口13及びイン
ク供給口14に接続されたチューブを介しインクタンク
と接続されており(図示略)、インク室2内部のインク
1には1cmH2 O程度の負圧が付与されると共に、強
制的なインク循環が付勢されるようになっている。
【0020】吐出口4は、微小なスリット状に形成され
ている。
【0021】吐出電極5は、Cu,Ni等の導電性材料
を電鋳で形成したもので、幅は50〔μm〕程度であ
る。吐出電極5の先端部は吐出口4よりも80〔μm〕
〜100〔μm〕程度外部に突き出す位置に設定されて
いる。これにより、突き出した吐出電極2と吐出口4と
の間にはインク1の表面張力によりインクメニスカス6
が形成されている。ここで、吐出口4と吐出電極5によ
りメニスカス形成部7が構成されているが、更に、ワイ
ヤ等で別途メニスカス形成部7を構成しても良い。
【0022】泳動電圧源11は、泳動電極8にトナーの
ゼータ電位と同極性の電圧を印加する。吐出電極源12
は、記録信号に基づく所定のタイミングでトナーと同極
性の高電圧パルスを吐出電極5に印加する。
【0023】対向電極10は、高抵抗値を備えた導電性
ゴムローラにより形成され、接地されている。ここで、
対向電極10の抵抗値は、1〔MΩ〕以上に設定されて
いる。また、対向電極10と吐出電極5との間の距離
は、用紙走行路に配設される記録媒体の厚みに応じて数
段階に調整可能な機構となっている。例えば、ドットイ
ンパクトプリンタにおいて通常用いられているヘッド−
プラテン間調整機構を用いれば良い。
【0024】次に、上記実施形態における全体動作を説
明する。
【0025】泳動電圧源11から泳動電極に電圧が印加
されると、当該泳動電極8と吐出電極5の先端部との間
に電界が形成され、インク室2中のトナー粒子が電気泳
動し、吐出口4に集中する。続いて、吐出電圧源12か
ら吐出電極5に電圧パルスが印加されると、当該吐出電
極5と対向電極10との間に電界が形成され、吐出口4
に集中していたトナー粒子が一群となりインクメニスカ
ス6から対向電極10めがけて吐出される。そして、吐
出トナー群3は記録媒体Pに付着する。一方、吐出によ
り吐出口4近傍で減少したトナー粒子は、インク室2の
奥側から電気泳動により補充され、連続吐出に備えられ
る。また、余剰なインク1は、インク排出口13より排
出される。以上の動作が繰り返されることにより、用紙
走行路9を搬送される記録媒体にトナー像が形成され
る。そして、トナー像の形成された記録媒体は、電子写
真記録用と同等の定着器(図示略)に搬送され熱定着さ
れる。
【0026】このように、本実施形態によれば、液体イ
ンク中からトナー粒子のみを吐出させて記録を行うの
で、従来のインクジェット方式の印字において改善の余
地があった記録媒体上のニジミ等が発生せず、電子写真
方式並の高印字品質が実現できる。
【0027】ここで、従来例のように対向電極10が完
全な導体で且つ接地されている場合、吐出電極5と対向
電極10がある一定の距離以下になると、吐出電極5と
対向電極10間においてスパーク(電圧リーク)が発生
する。スパークが発生すると、そのスパーク時の熱で、
吐出電極5及び対向電極10の金属部分は溶融してしま
い、ヘッドとしての機能を失ってしまう。
【0028】一方、本実施形態では、対向電極10を高
抵抗値を備えた導電性ゴムローラにより形成したので、
何らかの原因で吐出電極5及び対向電極10間の電位差
が吐出電極5及び対向電極10間の空間絶縁耐力を越え
たとしても、対向電極10の抵抗によりスパークにより
生ずる過電流を抑制することができ、装置の大型化を伴
わない比較的安価な構成で吐出電極5及び対向電極10
をスパークによる破壊から有効に保護することができ
る。
【0029】次に、本発明の他の実施形態を図3乃至図
5に基づいて説明する。
【0030】図3乃至図5に示す実施形態では、対向電
極10の接地側に、切換えスイッチ15と、当該切換え
スイッチ15によって対向電極10に選択接続される複
数の高抵抗器とが装備されている。本実施形態では、3
つの高抵抗器R1,R2,R3が装備され、それぞれ1
〔MΩ〕以上の抵抗値を有している。
【0031】抵抗器R1,R2,R3は、それぞれ、R
1=1〔MΩ〕,R2=2〔MΩ〕,R3=3〔MΩ〕
に設定されている。また、切替スイッチ15は、記録に
用いる印刷媒体の厚みに応じて切り替えられるようにな
っている。例えば、ヘッド本体100と対向電極10と
の距離調整手段としてドットインパクトプリンタに一般
的に採用されているオートギャップ調整機構を用い、当
該ギャップ調整結果に基づいて用紙厚を判断し、これに
基づいて装置の主制御部(図示略)が切替スイッチ15
を操作し、最適な抵抗器を自動的に選択する構成として
も良い。
【0032】ここで、記録媒体の厚みに応じて抵抗器を
切り換える理由は、以下の通りである。記録媒体上に常
に一定の記録ドットを形成するためには、吐出電極5の
先端から記録媒体表面までの距離を一定に設定する必要
があり、記録媒体は対向電極に当接して配設されるの
で、使用する記録媒体の厚みにより、吐出電極5と対向
電極10との距離を調整する必要がある。しかし、吐出
電極5に印加される高電圧パルスの大きさが常時一定の
場合、吐出電極5と対向電極10との距離が一定以上狭
くなると、吐出電極5と対向電極10との間にスパーク
を生ずるおそれがある。そこで、印刷媒体の厚みに応じ
て抵抗器を切り替えスパークの発生を防止する構成を採
っている。
【0033】その他の構成は上述した第1の実施形態と
同一となっている。
【0034】そして、ある一定の厚みを有する記録媒体
を用紙走行路に配設し、吐出電極5の先端と記録媒体表
面との距離が予め定められた一定距離に調整されると、
例えば装置の主制御部により、当該調整量に応じて切替
スイッチ15が操作され、3種類の抵抗器R1,R2,
R3から一つの抵抗器が選択接続される。
【0035】例えば、厚みの異なる3種類の記録媒体P
1,P2,P3について、図2に示すように比較的厚い
記録媒体P1が使用される場合は、吐出電極5と対向電
極10との距離が比較的広いので1〔MΩ〕の抵抗器R
1が選択接続される。また、図3に示すように中位の厚
みを有する記録媒体P2が使用される場合は、2〔M
Ω〕の抵抗器R2が選択接続される。一方、図4に示す
ように比較的薄い記録媒体P3が使用される場合は、吐
出電極5と対向電極10との距離が比較的狭いので3
〔MΩ〕の抵抗器P3が選択接続される。
【0036】ここで、各抵抗器R1,R2,R3の抵抗
値は、記録媒体の厚みに応じて予め最適値を設定してお
く必要がある。
【0037】このようにしても、上記第1に示した実施
形態と同一の作用効果を奏する他、使用する記録媒体の
厚みによらず、リーク時の過電流の発生を有効に防止す
ることができる。
【0038】一方、本実施形態によらず、吐出電極5と
対向電極10との間の距離に応じて吐出電極5に印加す
る電圧を変化させ、これによりリーク時の過電流を防止
することもできる。また、切り換えスイッチ15は、使
用する記録媒体の厚みに応じてオペレータが適宜操作す
るように構成しても良い。かかる場合、記録媒体の厚み
を検出するための手段は要しない。
【0039】次に、本発明の更に他の実施形態を図5乃
至図6に示す。
【0040】この図5乃至図6に示す実施形態では、対
向電極10に、当該対向電極10に流れる電流値を測定
する電流測定手段16と、当該電流測定手段16によっ
て測定される電流値を表示する測定電流表示部17とが
併設されている。電流測定手段16は、対向電極10と
接地点との間に流れる電流値を測定し、例えば当該測定
電流に対応して変化する電圧を測定電流表示部17に入
力する。測定電流表示部17は、例えばレベルコンパレ
ータを備え、電流測定手段16による入力電圧が予め設
定された閾値以上となった場合にリークが発生した旨の
警告を表示すると共に、警告アラームを発する機能を備
えている。
【0041】そして、何らかの不慮の事態で吐出電極5
と対向電極10との間でリークが発生すると、電流測定
手段16では図8に示す電流変化が測定され、これに対
応する電圧信号が測定電流表示部17に入力される。測
定電流表示部17は、電流測定手段16からの入力電圧
が予め設定された閾値を越えた時点でリークが発生した
旨を不図示のオペレータパネル等の表示部に表示すると
共に、警告アラームを発する。これにより、ユーザに速
やかな対処を促すことができ、第1に示した実施形態の
作用効果に加え、リーク発生後の吐出電極5及び対向電
極10の破損を未然に防止することができる。
【0042】ここで、測定電流表示部17に設定される
閾値は、リーク発生時の入力電圧と電極破壊時の入力電
圧との中間程度に設定されれば良い。また、上記各実施
形態における対向電極側の構成は、従来の液体インクを
直接記録媒体に噴射して記録を行う静電式インクジェッ
ト記録装置にもそのまま用いることができ、同様の作用
効果を奏するものである。
【0043】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、対向電極を高抵抗値を備えた導
電性ゴムローラにより形成したので、何らかの原因で吐
出電極及び対向電極間の電位差が吐出電極及び対向電極
間の空間絶縁耐力を越えたとしても、対向電極の抵抗に
よりスパークにより生ずる過電流を抑制することがで
き、装置の大型化を伴わない比較的安価な構成で吐出電
極及び対向電極をスパークによる破壊から有効に保護す
ることができる。
【0044】また、液体インク中からトナー粒子のみを
吐出させて記録を行うので、従来のインクジェット方式
の印字において改善の余地があった記録媒体上のニジミ
等が発生せず、電子写真方式並の高印字品質が実現でき
る。
【0045】特に、請求項3又は4記載の発明では、使
用する記録媒体の厚みに応じて対向電極の接地点側に複
数の抵抗器を選択接続するので、使用する記録媒体の厚
みによらず、リーク時の過電流の発生を有効に防止する
ことができる。
【0046】更に、請求項5記載の発明では、電流測定
手段により測定された対向電極を流れる電流の電流値が
測定電流表示部に表示されるので、吐出電極と対向電極
との間でリークが発生した場合、ユーザに速やかな対処
を促すことができ、リーク発生後の吐出電極及び対向電
極の破損を未然に防止することができる、という従来に
ない優れた静電式インクジェット記録装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す一部省略した概略平
面図である。
【図2】図1に示す実施形態の一部省略した概略側面図
である。
【図3】本発明の他の実施形態を示す一部省略した概略
側面図である。
【図4】図3に示す実施形態の一部省略した概略側面図
である。
【図5】図3に示す実施形態の一部省略した概略側面図
である。
【図6】本発明の更に他の実施形態を示す一部省略した
概略平面図である。
【図7】図6に示す実施形態の一部省略した概略側面図
である。
【図8】図6乃至図7にしめす実施形態において、吐出
電極と対向電極との間に電圧リークを生じた場合に電流
測定手段によって測定された測定の変化を示す線図であ
る。
【図9】従来例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 インク 2 インク室 3 吐出トナー群 4 吐出口 5 吐出電極 6 インクメニスカス 7 吐出部 8 泳動電極 9 用紙走行路 10 対向電極 11 泳動電圧源 12 吐出電圧源 13 インク排出口 14 インク供給口 15 切替スイッチ 16 電流測定手段 17 測定電流表示部 P1,P2,P3 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 峯本 仁史 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 島 和男 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電したトナー粒子を含むインクを収納
    するインク室と、このインク室に連通し且つ外部に向け
    て開口された吐出口と、この吐出口に配置され先端部が
    外部に向けて装備された吐出電極と、この吐出電極を内
    側に配して前記インク室の側壁に装備された泳動電極
    と、前記吐出口に用紙走行路を介して対向装備された対
    向電極とを備え、 前記泳動電極に所定の泳動電圧を印加する泳動電圧源
    と、前記吐出電極に当該吐出電極駆動用のパルス電圧を
    印加する吐出電圧源とを装備してなる静電式インクジェ
    ット記録装置において、 前記対向電極を、高抵抗値を備えた導電性ゴムローラに
    より形成したことを特徴とする静電式インクジェット記
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記対向電極の抵抗値を1〔MΩ〕以上
    に設定したことを特徴とする請求項1記載の静電式イン
    クジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記対向電極の接地側に、切換えスイッ
    チと当該切換えスイッチによって選択接続される複数の
    高抵抗器とを装備したことを特徴とする請求項1記載の
    静電式インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の高抵抗器として1〔MΩ〕以
    上の少なくとも三つの高抵抗器を装備したことを特徴と
    する請求項3記載の静電式インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 帯電したトナー粒子を含むインクを収納
    するインク室と、このインク室に連通し且つ外部に向け
    て開口された吐出口と、この吐出口に配置され先端部が
    外部に向けて装備された吐出電極と、この吐出電極を内
    側に配して前記インク室の側壁に装備された泳動電極
    と、前記吐出口に用紙走行路を介して対向装備された対
    向電極とを備え、 前記泳動電極に所定の泳動電圧を印加する泳動電圧源
    と、前記吐出電極に当該吐出電極駆動用のパルス電圧を
    印加する吐出電圧源とを装備してなる静電式インクジェ
    ット記録装置において、 前記対向電極を高抵抗値を備えた導電性ゴムローラによ
    り形成し、 前記対向電極に、当該対向電極に流れる電流値を測定す
    る電流測定手段と当該電流測定手段によって測定される
    電流値を表示する測定電流表示部を併設したことを特徴
    とする静電式インクジェット記録装置。
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