JPH09122983A - 容器潰し装置 - Google Patents

容器潰し装置

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JPH09122983A
JPH09122983A JP30212095A JP30212095A JPH09122983A JP H09122983 A JPH09122983 A JP H09122983A JP 30212095 A JP30212095 A JP 30212095A JP 30212095 A JP30212095 A JP 30212095A JP H09122983 A JPH09122983 A JP H09122983A
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JP
Japan
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crushing device
container
paper cup
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crusher
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JP30212095A
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English (en)
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Harumi Sawada
治美 澤田
Katsuyoshi Iida
克良 飯田
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BIIM KOGYO KK
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BIIM KOGYO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans
    • B30B9/325Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans between rotary pressing members, e.g. rollers, discs

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補助手段のない単純な機構で確実に使い捨て
容器を引き込んで押し潰すことができる容器潰し装置を
提供すること。 【解決手段】 2つの半径方向の突起部(7a、7b、
8a、8b)を有する双頭形状のクラッシャロール7、
8を、一方の突起部が他方の突起部間の凹部に対面し、
互いに逆向きに同期回転するように組み、紙コップ等の
使用済み容器が上方から落下すると、両クラッシャロー
ル7、8にその使用済み容器を挟み込んで押し潰すよう
にした。そして、押し潰した使用済み容器がクラッシャ
ロール7、8に噛み込んだ場合には棒部材11、12と
の接触の衝撃により剥離されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済みの使い捨
て容器を効率よく収容するための容器潰し装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コーヒーやジュース等の飲料
を紙等でできた使い捨て容器(以下、単に「紙コップ」
という)に注入して利用者に提供する自動販売機が設置
されており、これに付随して使用後の紙コップを収容す
るための収容箱が設置されている。ところで紙コップは
嵩ばるので、そのまま収容箱に投入するだけではすぐに
満杯になってしまい、溢れた使用済み紙コップが周囲に
散乱することとなる。このため、頻繁に使用済み紙コッ
プの回収をしなければならず、管理負担が大きい。そこ
で、投入された紙コップを押し潰したりあるいは細断し
たりして嵩を減らして収容するようにして回収頻度の減
少を図ったものが提案されている。
【0003】このような紙コップの押し潰しを行う機構
の例として、図10にその要部を示すものが挙げられ
る。この押し潰し機構は、左右一対の円筒形回転ドラム
191、192を紙コップの大きさより小さい間隔をも
って設け、これらを互いに逆向きに回転させるようにし
たものである。右の回転ドラム191が図中反時計回り
に回転しており、左の回転ドラム192が図中時計回り
に回転しているので、上方から回転ドラム191、19
2の間に紙コップ100を導くと、回転により引き込ま
れて紙コップ100が押し潰され、下方に落下して収容
器194に収容されるようになっている。そして、回転
ドラム191、192の斜め上方には、揺動可能な押し
込みアーム193が設けられており、紙コップ100が
両ドラム間になかなか引き込まれないときに押し込みア
ーム193で押し込んで引き込ませるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すコップ潰し機構では、回転ドラム191、192
間への紙コップ100の引き込みは、基本的に回転ドラ
ム191、192と紙コップ100との摩擦に頼ってい
る。このため、紙コップ100の向きによっては引き込
み力が不十分となり、紙コップ100が引き込まれずに
留まる場合がある。このために押し込みアーム193が
必要となっているのである。
【0005】このことから、回転ドラム191、192
の駆動系とは別に、押し込みアーム193の駆動系を設
ける必要がある。そしてこの押し込みアーム193の動
きは回転ドラム191、192の動きのような回転運動
でなく往復揺動運動である。このため、機構が複雑とな
る。また、紙コップ100の滞留を検知するためのセン
サや、そのセンサの検知信号に基づき押し込みアーム1
93の駆動制御をする制御系も必要となる。
【0006】本発明は、従来のコップ潰し装置が有する
上記の問題点を解決するためになされたものであり、押
し込みアームのような補助手段のない単純な機構で確実
に使い捨て容器を引き込んで押し潰すことができる容器
潰し装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る発明は、第1回転部材と、これに併置さ
れるとともに逆向きに同期回転する第2回転部材とを有
し、これらの間に使用済み容器を挟み込んで押し潰す容
器潰し装置であって、前記第1及び第2回転部材がそれ
ぞれ2以上の半径方向突起を有し、一方の回転部材の半
径方向突起が、他方の回転部材の半径方向突起間の凹部
に対面するように組まれていることを特徴とする。
【0008】この容器潰し装置では、上方から第1及び
第2回転部材の間に使用済み容器が投入されると、その
容器は、第1及び第2回転部材の回転により、一方の回
転部材の半径方向突起と他方の回転部材の半径方向突起
間の凹部との間に引き込まれ、そして押し潰される。こ
こで、一方の回転部材の半径方向突起と他方の回転部材
の半径方向突起間の凹部とが対面し、そして両回転部材
が互いに逆向きに同期回転しているので、容器が投入さ
れる位置を、第1又は第2回転部材の半径方向突起が交
互に通過する。従って別段の押し込み手段を設けなくて
も、投入された容器は確実に両回転部材の間に引き込ま
れて押し潰される。押し潰された容器は、両回転部材の
回転により下方に導かれ、落下する。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載す
る容器潰し装置であって、前記第1及び第2回転部材が
有する半径方向突起の個数が3以下であることを特徴と
する。
【0010】各回転部材が有する半径方向突起の個数が
あまりに多いと、投入された容器が半径方向突起にハネ
出されてかえって引き込まれ難くなることがあるが、こ
の容器潰し装置では、その個数が3個以下なので、確実
に容器が両回転部材の間に引き込まれる。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載する容器潰し装置であって、前記第1及び第
2回転部材が、外周面に周方向の溝を有することを特徴
とする。
【0012】この容器潰し装置では、第1及び第2回転
部材の外周面に周方向の溝が設けられているので、両回
転部材の間に引き込まれた容器が押し潰されるときに容
積的な逃げ場があり、押し潰しがスムーズである。従っ
て、両回転部材間の間隙を小さくして押し潰しの効果を
大きくすることができる。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項3に記載す
る容器潰し装置であって、一方の回転部材の周方向の溝
が、他方の回転部材の溝間の凸部に対面するように組ま
れていることを特徴とする。
【0014】この容器潰し装置では、両回転部材間で、
一方の周方向の溝内に他方の溝間の凸部が対面するよう
に組まれているので、凸部が容器の素材を溝内に押し込
む形となり、押し潰しの効果が大きい。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載する容器潰し装置であって、前記
第1回転部材の下方に設けられた第1剥離部材と、前記
第2回転部材の下方に設けられた第2剥離部材とを有す
ることを特徴とする。
【0016】この種の容器潰し装置では、両回転部材間
に引き込まれて押し潰された容器がいずれかの回転部材
に噛み込むことがある。この場合、その容器が両回転部
材の回転により下方に至っても、ひとりでには落下しな
い。しかしこの容器潰し装置では、その容器は、回転部
材の回転により第1又は第2剥離部材のいずれかに当接
するので、その衝撃により噛み込みがはずれて落下す
る。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項5に記載す
る容器潰し装置であって、前記第1及び第2剥離部材を
前記第1及び第2回転部材に近接する方向に付勢する付
勢手段を備えることを特徴とする。
【0018】この容器潰し装置では、第1及び第2剥離
部材が付勢手段により第1及び第2回転部材に近接する
方向に付勢されているので、回転部材に噛み込んだ容器
が第1又は第2剥離部材のいずれかに当接したときに付
勢手段の伸縮範囲内で第1又は第2剥離部材が逃げるこ
とができ、衝撃音の発生が軽減される。
【0019】請求項7に係る発明は、請求項6に記載す
る容器潰し装置であって、前記第1及び第2剥離部材が
前記第1及び第2回転部材に当接しないように前記付勢
手段による付勢を規制する規制手段を備えることを特徴
とする。
【0020】この容器潰し装置では、付勢手段による第
1及び第2剥離部材の付勢が規制手段により規制される
ので、第1又は第2剥離部材が第1又は第2回転部材に
当接することはない。従って、部材の当接により回転部
材の回転が妨げられることがない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を紙コップ潰し装置
として具体化した実施の形態について、図面を参照して
詳細に説明する。図1に、本実施の形態に係る紙コップ
潰し装置1の概略構成の概念図を示す。紙コップ潰し装
置1は、上側の本体部3と下側の受箱部5とにより外形
をなしている。
【0022】本体部3には、一対のクラッシャロール
7、8が設けられており、それぞれ軸9、10を中心に
回転可能とされている。このクラッシャロール7、8は
略双頭形状の断面を有する柱体であり、それぞれ、2個
の突起部7a、7b、8a、8bを有している。そし
て、クラッシャロール7の突起部7bが、クラッシャロ
ール8の突起部8a、8bの間の凹部に対面するように
位置している。軸9、10は、後述するように、互いに
逆方向にかつ等速で回転するようにギヤ結合されてい
る。従って、クラッシャロール7、8を回転させても、
一方の突起部が他方の突起部の間の凹部に対面する位置
関係は維持される。また、クラッシャロール7、8間に
は、紙コップの大きさより小さい適度の隙間がとられて
いる。
【0023】また、図1中クラッシャロール7の左下方
には棒部材11が、クラッシャロール8の右下方には棒
部材12が、それぞれ設けられている。棒部材11、1
2は、クラッシャロール7、8を回転させたときに突起
部7a、7b、8a、8bの先端が描く円周よりわずか
に外側に位置している。棒部材11、12の役割その他
詳細は後述する。本体部3の上面には、紙コップを投入
する投入口14が設けられている。また、本体部3に
は、図1には示されないが、投入口14にガラス瓶等が
投入された際に選別する機構が設けられている。
【0024】また、受箱部5は、投入された紙コップを
内部に貯蔵するものである。受箱部5は、本体部3に対
して取り外し可能となっている。
【0025】図2に、本体部3の側面透視図を示す。本
体部3の内部には、フレーム板16、17と、モータ1
8とが設けられている。そして、クラッシャロール8の
軸10がフレーム板16、17を貫通して設けられてお
り、軸10はジョイント19を介してモータ18の出力
軸に結合されている。また、クラッシャロール8及び軸
10の陰になり図2に現れないが、クラッシャロール7
の軸9も同様にフレーム板16、17を貫通して設けら
れている。軸9と軸10とは、ギヤ20により反対向き
に等速に回転するように結合されている。また、フレー
ム板16には、ギヤ20を保護するカバー板21が設け
られている。
【0026】フレーム板16、17と投入口14との間
には、ガイドフード22が設けられている。ガイドフー
ド22は、投入口14に投入された紙コップ等の物体を
導くものであり、上部(投入口14)、下部(フレーム
板16、17の間)、前部22a、の3箇所の開口部を
有している。また、フレーム板17の先端部分には、一
端がガイドフード22内に位置し他端がフレーム板17
の後方に位置する天秤板23が設けられている。また、
図示しないが天秤板23を軸回りに回動させるモータが
設けられている。
【0027】天秤板23は、通常時は図中実線の状態で
バランスして投入物をその場で留めるようにされてお
り、紙コップのような軽量物が投入口14から投入され
てもバランスを失わないようになっている。ただしガラ
ス瓶のような重量物が投入されると、実線状態のバラン
スが崩れて破線の状態になるようになっている。また、
モータ駆動により天秤板23を一点鎖線の状態にするこ
ともできる。そして、ガイドフード22にはセンサ24
が備えられており、ガイドフード22内に投入物が滞留
したときにこれを検知するようになっている。
【0028】次に、棒部材11、12について、図3を
参照して説明する。図3は、本体部3から取り外した状
態のフレーム板16、クラッシャロール7、8等の正面
図である。図3において、一点鎖線で示す円26、27
は、クラッシャロール7、8を回転させたときにそれら
の先端が描く臨界円を示すものである。フレーム板16
には、水平の細長い孔29、30が設けられている。そ
して、フレーム板17にも、孔29、30と同一形状の
孔が同一位置に設けられており、棒部材11、12はこ
れらの孔の箇所でフレーム板16、17を貫通して保持
されている。そして、棒部材11、12の間には、フレ
ーム板16、17のそれぞれ近傍の計2箇所に引きバネ
31が設けられ、棒部材11、12を互いに近接させる
向きに弱く付勢している。このため、棒部材11、12
は孔29、30の内端29a、30aに当接して停止し
ており(フレーム板17の側も同様)、クラッシャロー
ル7、8の軸9、10と平行になっている。
【0029】この、孔29、30の内端29a、30a
に当接して停止しているときの棒部材11、12の位置
は、水平方向には軸9、10より外側であって、垂直方
向には軸9、10より下方である。そして臨界円26、
27よりわずかに外側である。なお、図2では棒部材1
1、12は省略されている。
【0030】続いて、クラッシャロール7(クラッシャ
ロール8も同様)の構成について図4により説明する。
クラッシャロール7は前記のように略8の字形状の断面
を有する柱体であり、図4に示すように断面形状と同一
形状の薄板33と、これとほぼ相似形で少し小さい薄板
34とを数枚ずつ交互に積層して形成されている。この
ため、クラッシャロール7の周面には、薄板34により
周方向の溝35が形成され、薄板33により溝間の凸部
36が形成されている。この溝35及び凸部36がクラ
ッシャロール7の全周にわたり存在するように、薄板3
3の形状と薄板34の形状との関係が定められている。
【0031】クラッシャロール8もクラッシャロール7
と同様に構成され、周方向の溝及び溝間の凸部を有して
いる。そしてクラッシャロール7とクラッシャロール8
とは、図5に示すように、一方の周方向の溝が他方の溝
間の凸部に対面するように組まれている。
【0032】次に、紙コップ潰し装置1の動作を説明す
る。
【0033】投入口14から紙コップのような使用済み
容器が投入されるとその容器は、ガイドフード22内を
落下して天秤板23に至る。前記のように天秤板23は
通常時は図2中実線位置にあり、容器はそこで一旦止め
られる。ここで、その容器が紙コップのような軽量物で
ある場合とガラス瓶のような重量物である場合とで紙コ
ップ潰し装置1の以後の動作が異なる。
【0034】ガラス瓶のような重量物である場合には、
天秤板23が実線位置でのバランスを失い、図2中反時
計回りに回転する。そして図2中破線位置になると、ガ
ラス瓶は天秤板23上を前方に滑り落ち又は転がり落ち
て矢印Bのように落下して下方の受箱部5に収容され
る。
【0035】紙コップのような軽量物である場合には、
天秤板23が実線位置でのバランスを失うまでには至ら
ず、その紙コップはそのまま天秤板23上に留まること
となる。この天秤板23上への紙コップの滞留をセンサ
24が検知すると、モータ駆動により強制的に天秤板2
3が図2中一点鎖線の状態にさせられる。このときの天
秤板23の動作スピードは、ガラス瓶の重量で動作する
場合よりはるかに速いので、紙コップは、矢印Bのよう
に前方に向かうことなく、矢印Aのように真下へ落下
し、クラッシャロール7、8の間へ向かう。
【0036】クラッシャロール7、8の紙コップに対す
る作用を図6により説明する。紙コップが落下してくる
と、モータ18の駆動によりクラッシャロール8が図1
中反時計回りに回転し、そしてこれとギヤ20で結合さ
れているクラッシャロール7が同一の速度で時計回りに
回転する。このため、クラッシャロール7、8の間へ落
下した紙コップ100は、図6(a)〜(c)に示すよ
うに、クラッシャロール7、8間に引き込まれ、押し潰
される。そして、クラッシャロール7、8の回転により
下方に達した紙コップ100は、落下して受箱部5に収
容される。
【0037】ここで、クラッシャロール7、8に周方向
の溝が形成されており、紙コップ100が押し潰される
際の容積的な逃げ場があるので、クラッシャロール7、
8間の間隔を小さくしても、押し潰しがスムーズになさ
れる。そして特に、クラッシャロール7、8が、一方の
周方向の溝が他方の溝間の凸部に対面するように組まれ
ているので、凸部が紙コップ100の素材を溝内に押し
込む形となり、押し潰しの効果が大きい。
【0038】クラッシャロール7、8により押し潰され
た紙コップ100は、クラッシャロール7、8のいずれ
かの周方向の溝に軽く噛み込んでいる場合があり、この
場合にはクラッシャロール7、8の回転により下方に達
してもひとりでには落下しない。しかし紙コップ潰し装
置1では、クラッシャロール7、8が回転を続けるとそ
の紙コップ100は棒部材11、12のいずれか一方に
必ず接触する。紙コップ100の溝への噛み込みの程度
は軽いので、この接触のショックで噛み込みがはずれて
紙コップ100は落下する。このとき、棒部材11、1
2は、引きバネ31により弱く付勢されてはいるが孔2
9、30に沿って移動可能なので、紙コップ100が棒
部材11、12に接触しても棒部材11、12が逃げる
ことができ、クラッシャロール7、8の回転に支障は生
じない。
【0039】また、紙コップ100が落下した後は、引
きバネ31の付勢により棒部材11、12が移動前の位
置に戻るので、次に投入される紙コップに対しても同様
に作用できる。このとき、棒部材11、12は孔29、
30の内端29a、30aに当接して停止し、この位置
はクラッシャロール7、8の回転の臨界円26、27の
わずかに外側であるので、クラッシャロール7、8に紙
コップ100が噛み込んでいないときには、クラッシャ
ロール7、8が棒部材11、12に接触することがな
く、余計な騒音は生じない。
【0040】以上詳細に説明したように、本実施の形態
に係る紙コップ潰し装置1では、略8の字形状の断面を
有する一対のクラッシャロール7、8を設け、一方のク
ラッシャロールの突起部(7a、7b、8a、8b)が
他方のクラッシャロールの突起部の間の凹部に対面する
ようにし、そして逆向きに同一速度で回転するようにし
たので、クラッシャロール7、8を回転させることによ
り、紙コップをクラッシャロール7、8間に引き込み、
押し潰すことができる。そして、クラッシャロール7、
8に周方向の溝及びその溝間の凸部を設け、一方のクラ
ッシャロールの溝が他方のクラッシャロールの溝間の凸
部に対面するようにしたので、クラッシャロール7、8
間の間隔を小さくしても、紙コップの押し潰しがスムー
ズで押し潰しの効果も大きい。
【0041】また、クラッシャロール7、8の回転の臨
界円26、27のわずかに外側に棒部材11、12に設
けたので、押し潰された紙コップがクラッシャロール
7、8のいずれかに噛み込んでも、棒部材11、12の
いずれかと接触してそのショックで噛み込みがはずれて
落下する。そして、棒部材11、12は孔29、30に
沿って移動可能なので、紙コップが棒部材11、12に
接触しても棒部材11、12が逃げることができ、クラ
ッシャロール7、8の回転に支障は生じない。また、棒
部材11、12は引きバネ31によりクラッシャロール
7、8に近づく向きに弱く付勢されているので、噛み込
んだ紙コップをはずして落下させた後は移動前の位置に
戻って次の紙コップに備える。そして棒部材11、12
は、孔29、30の内端29a、30aにより移動でき
る範囲を限定されているので、臨界円26、27内に進
入しクラッシャロール7、8自体と当接して騒音を発生
することがない。
【0042】また、クラッシャロール7、8の上方にガ
イドフード22と天秤板23とを設け、重量物であるガ
ラス瓶を排除するようにしたので、ガラス瓶が投入され
てもこれをクラッシャロール7、8に引き込んで破損を
起こすことがない。
【0043】かかる紙コップ潰し装置1と請求項1乃至
請求項7の容器潰し装置との関係は以下の通りである。
即ち、クラッシャロール7、8が第1、第2回転部材に
(順不問)、突起部7a、7b、8a、8bが半径方向
突起に、棒部材11、12が第1、第2剥離部材に(順
不問)、引きバネ31が付勢手段に、孔29、30の内
端29a、30aが規制手段に、それぞれ該当する。
【0044】次に、クラッシャロールの変形例について
図7〜9を用いて説明する。図7のものは、各クラッシ
ャロールに3個ずつの突起部を設けた例であって、各突
起部が半径方向と平行な直線状に設けられており、基部
から先端部まで一定の厚みを有している。図8のもの
は、突起部の厚みが先端部に近づくほど広くなるように
したものである。図9のものは、突起部を半径方向に対
して傾斜させたものである。これらのものを用いても、
前記した紙コップ潰し装置1と同様に、紙コップをクラ
ッシャロール間に引き込んで押し潰すことができる。な
お、クラッシャロール当りの突起部の個数が余りに多く
なると、投入された紙コップがハジかれてしまいスムー
ズな押し潰しができないが、図7〜9のものは3個なの
でそのようなことはない。また、前記した紙コップ潰し
装置1のように、各クラッシャロールが2個ずつの突起
部を有するものであってもその突起部の形状は図7〜9
に示すようなものとしてもよい。
【0045】なお、本発明は前記実施の形態及びその変
形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲内で種々の改良や更なる変形が可能であることは勿
論である。
【0046】例えば前記実施の形態において、クラッシ
ャロール7、8は、多数の薄板材を積層して形成し、そ
の薄板の大きさに差をつけることにより周方向の溝35
及び溝間の凸部36を設けたが、その代わりに一体成形
品とし、切削加工で溝35及び凸部36を作ってもかま
わない。
【0047】また前記実施の形態では、第1、第2剥離
部材として棒状の部材11、12を用いたが、棒状の部
材に限らず他の形状であってもよい。また棒状部材1
1、12を付勢する付勢手段として引きバネ31を用い
たが、圧縮バネで両外側から押し付けるようにしてもよ
く、またその付勢の方向も、棒状部材11、12が互い
に引き合う方向ばかりでなく、軸9、10に対し引き合
う方向でもよい。
【0048】また前記実施の形態では、投入口14に投
入されることのある容器として紙コップとガラス瓶とを
考え、ガラス瓶を天秤板23で振り分けて紙コップのみ
を押し潰すこととしたが、空き缶も処理できるようにす
ることも考えられる。その場合には、空き缶もクラッシ
ャロール7、8側に落ちるように天秤板23の特性を設
定し、クラッシャロール7、8の材質を空き缶に対処で
きるものとし、モータ18を強力なものとする。
【0049】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明によれば、押し込みアームのような補助手段のない単
純な機構で確実に使い捨て容器を引き込んで押し潰すこ
とができる容器潰し装置が提供され、その産業上奏する
効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る容器潰し装置の概
略構成を示す図である。
【図2】容器潰し装置の本体部の側面透視図である。
【図3】クラッシャロール及びその周辺部分の正面図で
ある。
【図4】クラッシャロールの構成図である。
【図5】両クラッシャロール間の溝と凸部との位置関係
を示す図である。
【図6】両クラッシャロールの回転による紙コップの押
し潰しを説明する図である。
【図7】クラッシャロールの変形例を示す図である。
【図8】クラッシャロールの変形例を示す図である。
【図9】クラッシャロールの変形例を示す図である。
【図10】従来の容器潰し装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
1 紙コップ潰し装置 7、8 クラッシャロール 7a、7b、8a、8b 突起部 11、12 棒部材(剥離部材) 29a、30a 孔の内端(規制手段) 31 引きバネ 35 周方向溝 36 凸部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1回転部材と、これに併置されるとと
    もに逆向きに同期回転する第2回転部材とを有し、これ
    らの間に使用済み容器を挟み込んで押し潰す容器潰し装
    置において、 前記第1及び第2回転部材がそれぞれ2以上の半径方向
    突起を有し、 一方の回転部材の半径方向突起が、他方の回転部材の半
    径方向突起間の凹部に対面するように組まれていること
    を特徴とする容器潰し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する容器潰し装置におい
    て、 前記第1及び第2回転部材が有する半径方向突起の個数
    が3以下であることを特徴とする容器潰し装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載する容器潰
    し装置において、 前記第1及び第2回転部材が、外周面に周方向の溝を有
    することを特徴とする容器潰し装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載する容器潰し装置におい
    て、 一方の回転部材の周方向の溝が、他方の回転部材の溝間
    の凸部に対面するように組まれていることを特徴とする
    容器潰し装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    する容器潰し装置において、 前記第1回転部材の下方に設けられた第1剥離部材と、 前記第2回転部材の下方に設けられた第2剥離部材とを
    有することを特徴とする容器潰し装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載する容器潰し装置におい
    て、 前記第1及び第2剥離部材を前記第1及び第2回転部材
    に近接する方向に付勢する付勢手段を備えることを特徴
    とする容器潰し装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載する容器潰し装置におい
    て、 前記第1及び第2剥離部材が前記第1及び第2回転部材
    に当接しないように前記付勢手段による付勢を規制する
    規制手段を備えることを特徴とする容器潰し装置。
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