JPH09122698A - し渣脱水機及びし渣洗浄脱水機 - Google Patents

し渣脱水機及びし渣洗浄脱水機

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Publication number
JPH09122698A
JPH09122698A JP7287128A JP28712895A JPH09122698A JP H09122698 A JPH09122698 A JP H09122698A JP 7287128 A JP7287128 A JP 7287128A JP 28712895 A JP28712895 A JP 28712895A JP H09122698 A JPH09122698 A JP H09122698A
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JP
Japan
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residue
cleaning
screenings
screw
washing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7287128A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Magoori
浩 馬郡
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Maezawa Industries Inc
Original Assignee
Maezawa Industries Inc
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Publication date
Application filed by Maezawa Industries Inc filed Critical Maezawa Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な性状のし渣の脱水処理を確実に行
う。 【解決手段】 し渣脱水部20の前段にし渣洗浄部10
を一体的に形成する。し渣脱水部20は、排水孔を有す
る円筒状のプレス管22内に、し渣を圧密しながら押し
出す脱水スクリュー23を備えるとともに、し渣の共回
りを抑制する共回り防止部材25を備えている。し渣洗
浄部10は、洗浄管12内にし渣の撹拌及び搬送を行う
中空状の洗浄スクリュー13を有し、洗浄管12の出口
部は、し渣洗浄部20の入口部に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、し渣脱水機及びし
渣洗浄脱水機に関し、詳しくは、ポンプ場や下水処理場
で発生するし渣に含まれる水分を除去するためのし渣脱
水機に関し、さらに、し渣の脱水を効率よく行うための
し渣洗浄脱水機に関する。
【0002】
【従来の技術】ポンプ場や下水処理場においては、沈砂
池等から除塵機で取り出されたし渣を脱水処理してから
排出するようにしている。このようなし渣の脱水処理に
は、通常、周壁に排水用の通孔を有する円筒状の搬送プ
レス管内に、し渣を圧密しながら押し出す脱水スクリュ
ーを備えたし渣脱水機が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記し渣脱水機は、回
転する脱水スクリューによりし渣を圧密して水分を絞り
出すものであるから、し渣の摩擦係数が小さいと、し渣
が脱水スクリューと共回りしてしまうためにし渣を十分
に圧密することができず、し渣に含まれる水分を除去す
ることができなくなり、また、し渣を排出することもで
きなくなる。
【0004】このため、し渣の性状に合わせて脱水スク
リューの回転数を調節することが行われているが、し渣
の性状は、下水処理場等における処理水の状況により異
なるため、処理施設毎に異なるだけでなく、時期によっ
ても異なってくる。したがって、効率良くし渣の脱水処
理を行うためには、頻繁にし渣の状態を確認し、スクリ
ューの回転数を調節する必要があった。
【0005】また、従来から、し渣脱水機の前段にし渣
洗浄機を設置し、し渣を洗浄して摩擦係数低下の原因と
なる物質を除去してから脱水処理をすることが行われて
いるが、敷地の狭い処理施設では、それぞれ独立して製
造された洗浄機や脱水機を設置するスペースを取れない
場合も多い。
【0006】さらに、し渣には様々な排泄物や有機物が
含まれているため、し渣を処理する際の悪臭等のために
作業環境も良くなかった。
【0007】そこで本発明は、様々な性状のし渣の脱水
処理を確実に行えるし渣脱水機を提供するとともに、し
渣からの臭気の発散も抑えることができるし渣洗浄脱水
機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のし渣脱水機は、周壁に排水用の通孔を有す
る円筒状のプレス管内に、し渣を圧密しながら押し出す
脱水スクリューを備えたし渣脱水機において、前記プレ
ス管の周壁内面に、し渣の共回りを抑制する共回り防止
部材を設けたことを特徴としている。
【0009】また、本発明のし渣洗浄脱水機は、周壁に
排水用の通孔を有する筒状のプレス管内に、し渣を圧密
しながら押し出す脱水スクリューを備えたし渣脱水部の
前段に、し渣を洗浄するし渣洗浄部を一体的に備え、該
し渣洗浄部は、洗浄管内にし渣の撹拌及び搬送を行う洗
浄スクリューを有し、該洗浄管の出口部を前記し渣脱水
部の入口部に接続したことを特徴とし、さらに、し渣洗
浄機の洗浄スクリューが中空状のスクリューであること
を特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面を参照して
さらに詳細に説明する。図1は本発明を適用したし渣洗
浄脱水機の一例を示す一部断面斜視図、図2はし渣洗浄
部の断面図、図3はし渣脱水部の断面正面図、図4は同
じく一部断面側面図、図5は同じく背面図である。
【0011】このし渣洗浄脱水機は、し渣の洗浄処理を
行うし渣洗浄部10と、し渣の脱水処理を行うし渣脱水
部20とを一体的に有するものであって、し渣洗浄部1
0の上方に設けられたし渣投入口11には、し渣を供給
する除塵機等が連設され、し渣脱水部20の出口部21
には、脱水後のし渣を処理する処理設備が連設されてい
る。
【0012】し渣洗浄部10は、上部に、し渣投入口1
1に連通するし渣投入用の開口部12aを有するととも
に、下部周壁に排水用の通孔12bを有する円筒状の洗
浄管12と、該洗浄管12内に設けられた洗浄スクリュ
ー13と、前記開口部12aを開閉するためのゲート1
4と、洗浄管12内に洗浄水を導入する配管を接続した
り、水位センサーを挿入したりするための接続管15
と、し渣投入口11内に投入されたし渣を洗浄管12内
に流下させるためのし渣投入用水導入部16と、洗浄管
12の通孔12bから流出した洗浄処理水を集めて排水
するための集水管17及び排水管17aと、洗浄スクリ
ュー駆動用のモーター13a及びゲート開閉用のモータ
ー14aとを備えるもので、前記洗浄スクリュー13に
は、中空状のスクリューが用いられている。
【0013】また、し渣脱水部20は、周壁に排水用の
通孔22aを有する直管状の搬送部22bと該搬送部2
2bの終端から上方に屈曲したプレス部22cとからな
る搬送プレス管22と、該搬送プレス管22の搬送部2
2b内に設けられた脱水スクリュー23と、搬送部22
bの通孔22aから流出した脱水処理水を集めて排水す
るための集水管24及び排水管24aと、脱水スクリュ
ー駆動用のモーター23aとを備えるもので、搬送部2
2bの周壁内面には、し渣の共回りを抑制するための棒
状の共回り防止部材25が軸方向に平行に複数本設けら
れている。
【0014】上記し渣洗浄部10とし渣脱水部20と
は、し渣洗浄部10の洗浄管12の出口部と、し渣脱水
部20の搬送プレス管22の入口部とが連通接続されて
一体的に形成されており、し渣は、し渣洗浄部10で洗
浄処理された後、連続してし渣脱水部20で脱水処理さ
れて排出される。
【0015】次に、し渣の処理工程に従って上記構成の
し渣洗浄脱水機の作動・作用を説明する。まず、洗浄管
12のゲート14を全開にした状態でし渣投入口11に
除塵機等からし渣を投入し、洗浄水導入配管を接続した
接続管15部分から水を供給してし渣を洗浄管12内に
流下させる。洗浄管12内に所定量のし渣が投入された
ときにゲート14を全閉とし、接続管15部分から洗浄
水を導入するとともに、洗浄スクリュー13を正逆方向
に反復運転してし渣と洗浄水とを混合撹拌し、し渣を洗
浄する。このとき、洗浄スクリュー13に中空状のスク
リューを用いることにより、洗浄スクリュー13の回転
によってし渣を圧密することなくし渣と洗浄水とを十分
に混合させることができるので、安定した状態で十分な
洗浄を行うことができる。
【0016】所定の洗浄処理を終えた後、洗浄水の導入
を停止し、洗浄スクリュー13を正転させて洗浄後のし
渣を洗浄管12の出口部から搬送プレス管22内に向け
て搬送するとともに、脱水スクリュー23を回転させ
る。これにより、搬送プレス管22内に流入したし渣
は、脱水スクリュー23により搬送部22b内を出口部
21に向けて搬送されながらプレス部22cで圧密され
て脱水される。このとき、搬送プレス管22の搬送部2
2bの周壁内面に共回り防止部材25が設けられている
ことにより、搬送プレス管22内のし渣が脱水スクリュ
ー23と共回りすることを防止することができ、し渣を
確実に圧密して効率よく脱水することができる。
【0017】脱水処理されたし渣は、脱水スクリュー2
3で搬送されて出口部21から後段の設備に送られ、適
当な大きさに切断されて排出される。また、洗浄処理及
び脱水処理で洗浄管12の通孔12b及び搬送プレス管
22の通孔22aから排出された水は、各集水管17,
24から排水管17a,24aを経て排出される。
【0018】このように、し渣洗浄部10の洗浄管12
の出口部にし渣脱水部20の搬送プレス管22の入口部
を連設してし渣脱水部20の前段にし渣洗浄部10を一
体的に形成することにより、し渣の洗浄と脱水とを連続
して行うことができるだけでなく、し渣洗浄部10とし
渣脱水部20とをコンパクトに一体化させることができ
るので、狭いスペースにも設置することが可能となる。
これにより、敷地の狭い処理施設においても、脱水処理
後のし渣からの悪臭の発生を低減できるので、作業環境
の改善が図れる。
【0019】さらに、搬送プレス管22の周壁内面に前
記共回り防止部材25を設けたし渣脱水部20は、前段
のし渣洗浄部10と切り離して独立したし渣脱水機とし
て使用することも可能であり、摩擦係数が小さいし渣の
脱水処理を行う場合でも、共回り防止部材25が搬送プ
レス管22内でし渣が脱水スクリュー23と共回りする
ことを防止するから、し渣を確実に圧密して脱水処理す
ることができる。
【0020】なお、細部の構造は、し渣脱水機あるいは
し渣洗浄脱水機の処理能力等に応じて適宜に設定するこ
とが可能であり、例えば、上記共回り防止部材の形状や
設置数は、搬送プレス管の径や脱水スクリューの形状,
回転数等に応じて最適な形状,設置状態を採用すること
ができる。
【0021】さらに、し渣洗浄脱水機においては、し渣
洗浄部でし渣を十分に洗浄することができ、し渣脱水部
でのし渣の共回りの発生を低減できるから、上記共回り
防止部材を省略することも可能であるが、共回り防止部
材を設けることにより、より確実に、より効率よく脱水
処理を行うことができる。また、し渣洗浄部も、処理量
等に応じて適宜な形状にすることが可能であり、例え
ば、洗浄水導入配管を接続する接続管の数も任意であ
り、1本でも複数本としてもよく、水位センサーを別に
設けたり、他の手段で水位を検出するようにしてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のし渣脱水
機は、プレス管の周壁内面にし渣の共回りを抑制する共
回り防止部材を設けたから、摩擦係数が小さいし渣の脱
水処理を行う場合でも、し渣が脱水スクリューと共回り
することを防止することができるので、し渣を確実に圧
密して脱水処理することができる。また、本発明のし渣
洗浄脱水機は、し渣洗浄部でし渣を十分に洗浄すること
により、し渣脱水部でのし渣の共回りの発生を低減で
き、し渣を確実に圧密して脱水処理することができる。
【0023】さらに、し渣洗浄脱水機は、し渣の洗浄と
脱水とを連続して行うことができるだけでなく、し渣洗
浄部とし渣脱水部とをコンパクトに形成することができ
るので、狭いスペースにも設置することが可能となり、
敷地の狭い処理施設においてもし渣からの悪臭の発生を
低減でき、作業環境の改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したし渣洗浄脱水機の一例を示
す一部断面斜視図である。
【図2】 し渣洗浄部の断面図である。
【図3】 し渣脱水部の断面正面図である。
【図4】 同じく一部断面側面図である。
【図5】 し渣洗浄脱水機の背面図である。
【符号の説明】 10…し渣洗浄部、11…し渣投入口、12…洗浄管、
12a…開口部、12b…通孔、13…洗浄スクリュ
ー、14…ゲート、15…接続管、16…し渣投入用水
導入部、17…集水管、17a…排水管 20…し渣脱水部、21…出口部、22…搬送プレス
管、22a…通孔、22b…直管部、22cプレス部、
23…脱水スクリュー、24…集水管、24a…排水
管、25…共回り防止部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁に排水用の通孔を有する円筒状のプ
    レス管内に、し渣を圧密しながら押し出す脱水スクリュ
    ーを備えたし渣脱水機において、前記プレス管の周壁内
    面に、し渣の共回りを抑制する共回り防止部材を設けた
    ことを特徴とするし渣脱水機。
  2. 【請求項2】 周壁に排水用の通孔を有する筒状のプレ
    ス管内に、し渣を圧密しながら押し出す脱水スクリュー
    を備えたし渣脱水部の前段に、し渣を洗浄するし渣洗浄
    部を一体的に備え、該し渣洗浄部は、洗浄管内にし渣の
    撹拌及び搬送を行う洗浄スクリューを有し、該洗浄管の
    出口部を前記し渣脱水部の入口部に接続したことを特徴
    とするし渣洗浄脱水機。
  3. 【請求項3】 前記し渣洗浄部の洗浄スクリューは、中
    空状のスクリューであることを特徴とする請求項2記載
    のし渣洗浄脱水機。
JP7287128A 1995-11-06 1995-11-06 し渣脱水機及びし渣洗浄脱水機 Pending JPH09122698A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7287128A JPH09122698A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 し渣脱水機及びし渣洗浄脱水機

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JP7287128A JPH09122698A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 し渣脱水機及びし渣洗浄脱水機

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JPH09122698A true JPH09122698A (ja) 1997-05-13

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ID=17713440

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JP7287128A Pending JPH09122698A (ja) 1995-11-06 1995-11-06 し渣脱水機及びし渣洗浄脱水機

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JP (1) JPH09122698A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001219197A (ja) * 2000-02-10 2001-08-14 Suido Kiko Kaisha Ltd し渣除去装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001219197A (ja) * 2000-02-10 2001-08-14 Suido Kiko Kaisha Ltd し渣除去装置

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