JP3763060B2 - し渣洗浄・脱水装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、下水・産業廃水などからスクリーン等によって分離・除去した夾雑物(一般的に「し渣」と呼ばれており、本明細書において「し渣」という)を洗浄・脱水して比較的衛生的なものとし、また容積を減少して、し渣の処分を容易にしたし渣洗浄・脱水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、し渣洗浄・脱水装置としては、下水・産業廃水などからスクリーン等によって分離されたし渣を搬送するスクリューコンベヤと、搬送されたし渣を圧縮・脱水するプレス部及び圧縮・脱水されたし渣を搬出する搬出部を有する形態のものが知られている(特開平10−305298号公報)。
また、駆動装置で回転されるスクリューの回転による搬送抵抗によって一次脱水し、ついで、一次脱水された後のし渣を搬送する搬送プレス管、すなわち、搬送管とし渣との摩擦抵抗によって二次脱水するし渣脱水装置としては、従来から、大別して、次の2つのタイプが知られている。
【0003】
タイプ1:し渣脱水装置は、本体の上部に、し渣を含む下水を受け入れる受水タンクを備えている。また、本体の内部には、スクリーン状の円筒の中に駆動装置で回転し、脱水作用を果たすスクリューが配備されている。本体の先端側、すなわち、受水タンクから投入された被処理物がスクリューの回転によって搬送されていく側には、搬送プレス管がおおむね45度乃至60度の角度で上向きに取り付けられている。スクリーン状の円筒の下側には、排水パンと排水管が取り付けられている。
【0004】
し渣は汚水と共にスクリーン状の円筒内に入り、汚水はスクリーン状の円筒から排水パンに流出する。スクリーン状の円筒の目開きは、おおむね5粍程度である。スクリーン状円筒内のスクリューの羽根の間に残ったし渣は、スクリューの回転による搬送抵抗によって一次脱水される。本体の先端側、すなわち、し渣がスクリューの回転によって一次脱水されて搬送されていく側には、搬送プレス管がおおむね45度乃至60度の角度で上向きに取り付けられており、し渣はこの搬送管内で二次脱水され、二次脱水されたし渣は搬送プレス管(搬送管)から排出される。搬送プレス管排出口の上端側の高さは、し渣脱水装置の底面から、通常、1.5乃至1.8m程度である。
【0005】
タイプ2:このタイプのし渣脱水装置は、し渣の受け入れホッパーを設けたドラム状の本体の中にスクリュー、排水溝、排水パンと排水管などを備え、ドラムの先端に曲率半径が大きいおおむね90度のエルボー状の上向きに取り付けた搬送プレス管がある。
【0006】
スクリーンで下水・汚水中から除去されたし渣は、コンベアなどの輸送手段でし渣脱水装置の受け入れホッパーに供給される。受け入れホッパーに供給されたし渣は、駆動装置で回転するスクリューで一次脱水され、次に一次脱水したし渣は、ドラム状の本体の先端に上向きに取り付けた搬送プレス管に移行し、ここで管内摩擦によって二次脱水され、脱水されたし渣は搬送プレス管から排出される。搬送プレス管排出口の上端側の高さは、し渣脱水装置の底面から、通常、1.8乃至2.0m程度である。
【0007】
このタイプ2の場合、し渣を洗浄するときは、通常、し渣脱水装置から離れた別の位置にし渣洗浄機を取り付ける。し渣洗浄機は、主として洗浄槽、撹拌装置、し渣かき上げ機で構成されている。
【0008】
スクリーンから除去したし渣は、コンベアなどの輸送手段で洗浄槽に送り、洗浄水を加えて撹拌装置で撹拌して洗浄する。洗浄したし渣はかき上げ装置で洗浄槽から取り出し、コンベアなどの輸送手段を用いてし渣脱水装置の受け入れホッパーに供給する。
【0009】
以上タイプ1及びタイプ2のし渣脱水装置は、搬送プレス管、即ち搬送管とし渣との摩擦抵抗によってし渣を二次脱水しているので、脱水したし渣を搬送プレス管の上端以上の高さに再搬送すること、また脱水したし渣の二次脱水後含水率を調節することはできない。
【0010】
【特許文献1】
特開平10−305298号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
駆動装置で回転されるスクリューの回転による搬送抵抗によって一次脱水し、ついで、一次脱水された後のし渣を搬送する搬送プレス管、すなわち、搬送管とし渣との摩擦抵抗によって二次脱水する前述したタイプのし渣脱水装置では、し渣を洗浄し比較的衛生的にした脱水し渣を得ようとする場合、し渣脱水装置とは別に、し渣洗浄機が必要であった。このため、設備費が高価でメンテナンスが極めて複雑であった。また脱水し渣の含水率を調節すること及び脱水したし渣を搬送プレス管の上端側より高い位置や搬送プレス管の上端から離れた場所に搬送することはできなかった。
【0012】
本発明は、駆動装置で回転されるスクリューの回転による搬送抵抗によって一次脱水し、ついで、一次脱水された後のし渣を搬送する搬送プレス管、すなわち、搬送管とし渣との摩擦抵抗によって二次脱水するタイプのし渣脱水装置における上記のような問題の無いし渣洗浄・脱水装置を提供することを目的としている。
【0013】
すなわち、本発明は、駆動装置で回転されるスクリューの回転による搬送抵抗によって一次脱水し、ついで、一次脱水された後のし渣を搬送する搬送プレス管、すなわち、搬送管とし渣との摩擦抵抗によって二次脱水するし渣脱水装置に改良を加え、し渣の洗浄と脱水とを一つの装置の中で簡単に行い、更に、処理するし渣の性状の変化に対応して、洗浄・脱水したし渣の含水率を低含水率にすることを可能ならしめて洗浄・脱水したし渣の処理・処分を容易にし、又、洗浄・脱水したし渣を高所に、また水平方向に搬送することを可能ならしめて、洗浄・脱水したし渣の処分をさらに容易にできるし渣洗浄・脱水装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明が提案するし渣洗浄・脱水装置は、上部に受け入れホッパー、下部に排水溝を介して排水パンと排水管とを備えているし渣洗浄・脱水装置の本体内に、駆動装置によって回転する回転軸の外周に搬送スクリュー羽根が備えられているスクリューが配備されており、前記受け入れホッパーを介して本体内に投入された被処理物が前記スクリューの回転によって搬送されていく本体の先端側に洗浄室が配備され、当該洗浄室内に延びる前記回転軸の外周には圧縮スクリュー羽根が配備されて圧縮スクリューが形成されていると共に、当該洗浄室内に洗浄水を供給する洗浄水管が洗浄室の上部に取り付けられており、前記被処理物が搬送されていく当該洗浄室の先端側に略90度の角度で上方向に延びる背圧ベンド管の後端側が接続されているものであって、当該背圧ベンド管の先端側に圧力調節リングを内部に備えている圧力調節管の後端側が上方向に向けて連接されており、当該圧力調節リングは、圧力調節管の1/2乃至2/3の高さ方向に亘って内径が上方に向かうに従って小さくなるテーパー状に形成されている下側部分と、引き続いて圧力調節管の1/2乃至1/3の高さ方向に亘って内径が上方に向かうに従って大きくなるテーパー状に形成されている上側部分とからなることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施の形態を説明する。
【0016】
この技術分野において従来公知の手法によってスクリーン等で下水や産業廃水から分離されたし渣は、スクリーン等から除去されて、コンベアなどの輸送手段により、前述した本発明のし渣洗浄・脱水装置1の本体2の上部に取り付けられている受け入れホッパー12に送られる。こうして、受け入れホッパー12を介して本体2内に投入されたし渣は、駆動装置3によって回転する回転軸の外周に搬送スクリュー羽根が備えられているスクリュー4によって洗浄室5に送られる。
【0017】
この駆動装置3はあらかじめ定められている時間間隔ごとに間欠的に運転され、本発明のし渣洗浄・脱水装置1は間欠的に運転される。この間欠運転は、受け入れホッパー12を介して本体内に投入されたし渣を洗浄室5に向けて搬送する際に駆動装置3によって前記スクリュー4が回転し、し渣を洗浄室5で洗浄するとき、駆動装置3による回転軸の回転を停止し、洗浄が終了した後に、回転軸を再度回転させて、洗浄室5内に延びる回転軸の外周に圧縮スクリュー羽根が配備されている圧縮スクリュー6を回転させるものである。
【0018】
洗浄室5の上部には、洗浄室5内に洗浄水を供給する洗浄水管が取り付けられており、前記のように駆動装置3による回転軸の回転、圧縮スクリュー6の回転が停止している状態で、洗浄室5内において、し渣の洗浄が行われる。
【0019】
この洗浄を効果的に行うため、洗浄水管は洗浄水の噴射方向がそれぞれ異なるように複数本取り付けておくことが望ましく、また、あらかじめ定められている高圧力で洗浄室5内に噴射することが望ましい。
【0020】
例えば、鉛直方向上方向と、この鉛直線を挟んで左右に対称な斜め上方向からとの三方向から洗浄水が洗浄室5内に噴射されるように、3本の洗浄水管8A、8B、8Cを洗浄室5の上部に取り付け、0.4MPa程度の水圧で高圧洗浄水を噴射する実施形態にすることができる。
【0021】
このようにすると、し渣は洗浄室5内で撹拌されて効果的に洗浄される。洗浄時間は通常5乃至10秒間程度、洗浄水量は処理するし渣の量の7倍程度である。
【0022】
洗浄が終わると、駆動装置3によって回転軸が回転を再開し、洗浄室5内に延びる回転軸の外周に圧縮スクリュー羽根が配備されている圧縮スクリュー6が回転する。そこで、洗浄されたし渣は、圧縮スクリュー6によって洗浄室5の前方に押し出されようとし、この際、洗浄室5の先端側に略90度の角度で上方向に延びるように後端側が接続されている背圧ベンド管(例えば、背圧管エルボ7)との間で圧縮されることにより、また、このように移動していこうとする洗浄済のし渣と背圧ベンド管(例えば、背圧管エルボ7)との摩擦抵抗によって脱水される。
【0023】
所で、し渣洗浄・脱水装置に供給されるし渣の性状は、下水・汚水処理場ごとにいちじるしく異なる。
【0024】
例えば、合流式下水道の流入下水からスクリーンで除去されたし渣は、一般的に下水管内で既に雨水である程度洗浄されている。このため合流式下水道からのし渣を洗浄室内で標準運転状態(洗浄時間約5乃至10秒、洗浄水量約7倍)で洗浄すると、し渣が過剰に洗浄されてし渣の摩擦抵抗が大きくなる。そこで、圧縮スクリューによって洗浄室の前方に押し出される際に背圧ベンド管との間で受ける圧縮、および、このように移動していこうとする洗浄済のし渣と背圧ベンド管との摩擦抵抗によって、十分に脱水される。
【0025】
一方、分流式下水道の流入下水からスクリーンで除去されたし渣は、合流式下水道の流入下水からのし渣に較べて、一般的に汚物によって汚れており、摩擦抵抗が低い。このため洗浄室で十分な水量の高圧水で十分な時間洗浄しても、
圧縮スクリューによって洗浄室の前方に押し出される際に背圧ベンド管との間で受ける圧縮、および、このように移動していこうとする洗浄済のし渣と背圧ベンド管との摩擦抵抗だけでは、脱水不足になることが多い。
【0026】
このほか、し渣の性状は、処理場ごとに、紙類が多い、布類が多いなど変化している。
【0027】
以上に説明した本発明のし渣洗浄・脱水装置1の洗浄・脱水処理工程において、洗浄、脱水後のし渣の含水率は、洗浄室5に供給する洗浄水量と洗浄時間を調整することにより調整することが可能である。
【0028】
しかし、前述したように、し渣洗浄・脱水装置に供給されるし渣の性状は、下水・汚水処理場ごとにいちじるしく異なるので、洗浄室に供給する洗浄水量と洗浄時間の調整だけでは、前述した処理工程による洗浄、脱水処理のみでは、洗浄、脱水処理後のし渣の含水率を調整できない場合が多い。
【0029】
一例として、洗浄水量をし渣の量に対し20倍まで増加したが、ある分流式下水道からのし渣からは、十分に低含水率(含水率60乃至70%以下)の脱水し渣を得ることはできなかった。
【0030】
そこで、本発明のし渣洗浄・脱水装置1は、前述したように、更に、前記背圧ベンド管(例えば、背圧管エルボ7)の先端側に圧力調節リング14を内部に備えている圧力調節管13の後端側が上方向に向けて連接されており、当該圧力調節リング14は、圧力調節管13の1/2乃至2/3の高さ方向に亘って内径が上方に向かうに従って小さくなるテーパー状に形成されている下側部分と、引き続いて圧力調節管13の1/2乃至1/3の高さ方向に亘って内径が上方に向かうに従って大きくなるテーパー状に形成されている上側部分とから構成されているという特徴的な構成、構造を備えているものである。
【0031】
添付の図3、図4において符号αで表している圧力調節リング14の下側部分のテーパーの傾斜角度は、通常、87度より小さく、75度より大きい、即ち75度乃至87度程度であることが望ましい。また、圧力調節管13の長さ(上下方向の高さ)は、経験上、200乃至300粍程度としていおくことが望ましい。
【0032】
圧力調節リング14の下側部分のテーパーの傾斜角度α(図3、図4に図示)は、75度乃至87度の範囲において、背圧ベンド管の出口部分(上端側開口部分)の洗浄・脱水済し渣の脱水程度(含水率)によって決める。即ち背圧ベンド管の出口部分(上端側開口部分)の洗浄・脱水済し渣の含水率が比較的高い場合には、傾斜角度αが小さい圧力調節リングを用いる。また、背圧ベンド管の出口部分(上端側開口部分)の洗浄・脱水済し渣の含水率が比較的低い場合には、傾斜角度αが大きい圧力調節リングを用いる。
【0033】
発明者が本発明のし渣洗浄・脱水装置1が用いられる幾つかの下水・汚水処理場のし渣についてテストしたところ、圧力調節管13の長さ(上下方向の高さ)を200乃至300粍とし、圧力調節リング14の下側部分の高さ方向の大きさ(長さ)を圧力調節管13の高さ方向の大きさ(長さ)の1/2乃至2/3、上側部分の高さ方向の大きさ(長さ)を圧力調節管13の高さ方向の大きさ(長さ)の1/2乃至1/3の範囲で調整し、圧力調節リング14の下側部分のテーパーの傾斜角度αを75度乃至87度の範囲で調整することにより、処理するし渣の性状の変化に対応して、洗浄・脱水したし渣の含水率を低含水率(含水率60乃至70%以下)にすることができた。
【0034】
本発明のし渣洗浄・脱水装置1においては、洗浄済のし渣を、圧縮スクリュー6によって洗浄室5の前方(図1中、右側方向)に押し出そうとする際に、し渣が背圧ベンド管との間で圧縮されること、及び、このように移動していこうとする洗浄済のし渣と背圧ベンド管との摩擦抵抗によって洗浄済のし渣を脱水することに加えて、背圧ベンド管の先端側に、前述した特徴的な形態を有する圧力調節リング14を内部に備えている圧力調節管13の後端側が上方向に向けて連接されていることにより、本発明のし渣洗浄・脱水装置1に供給されるし渣の性状の相違にかかわらず、多くの場合、目的とする低含水率(例えば、含水率60乃至70%以下)の洗浄・脱水汚泥を得ることができる。
【0035】
前述した本発明のし渣洗浄・脱水装置1において、圧力調節管13の先端側に、内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径している搬送管15の後端側を接続することができる。
【0036】
前述したように、本発明のし渣洗浄・脱水装置1によれば、供給されるし渣の性状の相違にかかわらず、多くの場合、目的とする低含水率(例えば、含水率60乃至70%以下)の洗浄・脱水汚泥を得ることができるので、圧力調節管13の上部にこのように内径がテーパー状に拡径する搬送管15を接続することにより、当該搬送管15内の洗浄・脱水済のし渣を圧力から解放することができる。圧力から解放された搬送管15内では、洗浄・脱水済の汚泥はバラバラにほぐされ、搬送抵抗がいちじるしく低くなる。
【0037】
そこで、洗浄・脱水済の汚泥は、圧力調節管13から前述した搬送管15に移送されてくる洗浄・脱水済汚泥の押し出し圧力によって、高所まで垂直搬送、または水平方向に搬送できる。
【0038】
発明者がこれまでに行ったテストによると、本発明のし渣洗浄・脱水装置1の圧力調節管13の先端側に、内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径している第一の搬送管15の後端側を接続し、次いで、この第一の搬送管15の先端側に、内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径し、後端側から先端側に向けて水平方向に曲がる90度エルボー19の後端側を接続し、次に、この90度エルボー19の先端側に、内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径している第二の搬送管20の後端側を接続して、圧力調節管13の先端側から第二の搬送管20の先端側まで内径が連続的に拡径するように構成することにより、本発明のし渣洗浄・脱水装置1によって洗浄、脱水したし渣を、当該し渣洗浄・脱水装置1の底面から約2.5m以上の高さまで容易に垂直搬送し、つぎに水平方向に搬送することができた。
【0039】
また、前述した本発明のし渣洗浄・脱水装置1において、圧力調節管13は圧力調節リング14と一体構造で、かつ圧力調節管13は圧力調節管13全体を交換可能なようにすることもできるし、圧力調節管13の内部に備えられている圧力調節リング14を、圧力調節管13より取り外し、取り付け及び交換自由にすることもできる。
【0040】
いずれの形態でも、圧力調節リング14の下側部分のテーパーの傾斜角度αは、背圧ベンド管の出口部分(上端側開口部分)の洗浄・脱水済し渣の脱水程度(含水率)に応じて、圧力調節リング14の下側部分のテーパーの傾斜角度αが好ましいものになるように調整できる。
【0041】
例えば、前者の形態の場合は、異なる傾斜角度αを有する圧力調節リング14が圧力調節管13の内部に一体的に取り付けられている複数の圧力調節管13の中から好ましい傾斜角度αを有する圧力調節リング14が一体的に取り付けられている圧力調節管13を選択し、この圧力調節管13全体を交換することによって、圧力調節リング14の下側部分のテーパーの傾斜角度αが、背圧ベンド管の出口部分の洗浄・脱水済し渣の含水率にふさわしいものになるように調整できる。
【0042】
また、後者の形態の場合には、異なる傾斜角度αを有する圧力調節リング14を複数個準備しておき、この中から好ましい傾斜角度αを有する圧力調節リング14を選択し、この圧力調節リング14を交換することによって、圧力調節リング14の下側部分のテーパーの傾斜角度αが、背圧ベンド管の出口部分の洗浄・脱水済し渣の含水率にふさわしいものになるように調整できる。
【0043】
なお、合流式下水道の流入下水からスクリーンで分離されたし渣のように、摩擦抵抗が大きく、背圧ベンド管の出口部分の洗浄・脱水し渣の含水率が既に十分に低い場合には、圧力調節リングの傾斜角度αは、当然、90度にすることができる。この場合は、本願発明のし渣洗浄・脱水装置のように前述した特徴的な構成、構造を有する圧力調節管を用いる必要がなくなるので、本願発明の対象ではなくなる。
【0044】
【実施例1】
以下、本発明の好ましい実施例について、図面を参照して説明する。
【0045】
図1は、し渣を洗浄・脱水する機構を示した最も一般的な本発明によるし渣洗浄・脱水装置1の内部構造を説明する概略図である。
【0046】
し渣洗浄・脱水装置1の本体2の上部には、受け入れホッパー12が、下部には、排水溝9を介して排水パン10と排水管11とが配備されている。
【0047】
不図示のスクリーンからかき揚げたし渣は、ポンプなどの輸送手段(不図示)を用いて、比較的連続に、し渣洗浄・脱水装置1の本体2の上部にある受け入れホッパー12に供給される。
【0048】
供給されたし渣は、受け入れホッパー12から本体2の内部に入り、駆動装置3によって回転する回転軸の外周に搬送スクリュー羽根が備えられているスクリュー4によって、本体2の先端側に配備されている洗浄室5に運ばれる。こうして、し渣が洗浄室5に運ばれると、スクリュー4の回転は停止する。
【0049】
スクリュー4の回転が停止すると同時に、洗浄室5の上部に洗浄水本管21から分岐して取り付けられている3本の洗浄水管8A、8B、8Cから、0.4MPa程度の高圧で洗浄水が洗浄室5内のし渣に噴射される。
【0050】
この高圧洗浄水の圧力で洗浄室5内のし渣は洗濯機のように撹拌されて洗浄される。洗浄水量は処理するし渣量のおおむね7倍程度であり、洗浄水の高圧力と十分な洗浄水量によって、し渣は十分に洗浄される。
【0051】
洗浄排水と後述する圧縮排水は、排水溝9より排水パン10に入り、排水管11で系外に排出される。排水溝9の目開きは、通常のケースでは、おおむね4粍程度としている。
【0052】
通常、約5乃至10秒間洗浄すると、タイマーが作動して駆動装置3が駆動再開し、洗浄室5内に延びる回転軸の外周に配備されている圧縮スクリュー羽根によって形成されている圧縮スクリュー6が回転を始める。そこで、洗浄済のし渣は、圧縮スクリュー6によって洗浄室5の前方(図1中右側)に押し出されようとし、この際、洗浄室5の先端側に略90度の角度で上方向に延びるように後端側が接続されている背圧管エルボ7(背圧ベンド管)との間で圧縮されることにより、また、このように移動していこうとする洗浄済のし渣と背圧管エルボ7(背圧ベンド管)との摩擦抵抗によって脱水される。脱水によって生じた排水(圧縮排水)は、排水溝9、排水パン10、排水管11より排出される。
【0053】
本発明のし渣洗浄・脱水装置1においては、背圧管エルボ7(背圧ベンド管)の先端側に圧力調節リング14を内部に備えている圧力調節管13の後端側が上方向に向けて連接されている。圧力調節リング14は、圧力調節管13の1/2乃至2/3の高さ方向に亘って内径が上方に向かうに従って小さくなるテーパー状に形成されている下側部分と、引き続いて圧力調節管13の1/2乃至1/3の高さ方向に亘って内径が上方に向かうに従って大きくなるテーパー状に形成されている上側部分とから構成されている。
【0054】
図3は、図1図示のし渣洗浄・脱水装置1の圧力調節管13の部分の横断面図である。図3図示の実施形態では、内径が上方に向かうに従って小さくなるテーパー状に形成されている圧力調節リング14の下側部分は、圧力調節管13の1/2の高さ方向に亘って延びている。そして、この下側部分の上側に引き続いて、内径が上方に向かうに従って大きくなるテーパー状に形成されている圧力調節リング14の上側部分が、圧力調節管13の1/2の高さ方向に亘って延びている。
【0055】
圧力調節リング14の下側部分のテーパーの傾斜角度αは80度に設定している。調節管13の長さ(上下方向の高さ)は300粍とした。
【0056】
図1図示の実施例は、圧力調節管13の先端側に、内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径している第一の搬送管15の後端側を接続し、次いで、この第一の搬送管15の先端側に、内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径し、後端側から先端側に向けて水平方向に曲がる90度エルボー19の後端側を接続し、次に、この90度エルボー19の先端側に、内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径している第二の搬送管20の後端側を接続し、圧力調節管13の先端側から第二の搬送管20の先端側まで内径が連続的に拡径するようにしたものである。
【0057】
図1図示の本発明のし渣洗浄・脱水装置1において、背圧管エルボ7(背圧ベンド管)の先端側に図3図示の圧力調節管13を接続しない状態で、背圧管エルボ7(背圧ベンド管)の出口部分(上端側開口部分)の洗浄・脱水済し渣の含水率を測定したところ約74%であった。
【0058】
次に、背圧管エルボ7(背圧ベンド管)の先端側に図3図示の圧力調節管13を接続した以外はまったく同じ条件でし渣洗浄・脱水処理を行って圧力調節管13の出口部分(上端側開口部分)の洗浄・脱水済し渣の含水率を測定したところ約63%であり、低含水率の洗浄・脱水汚泥を得ることができた。
【0059】
そこで、図1図示の実施形態のように構成したところ、し渣洗浄・脱水装置1の底面から2.5mの高さまで垂直搬送し、つぎに水平方向に搬送することができた。搬送される洗浄・脱水汚泥は前記のように約63%という低含水率であったので、バラバラにほぐされた状態であった。
【0060】
図3図示の実施形態では、圧力調節リング14は圧力調節管13の内部に一体に形成されている。
【0061】
圧力調節管13は、圧力調節リング14の下部の傾斜角度αが異なる幾つかのものを用意し、背圧管エルボ7(背圧ベンド管)の出口の洗浄・脱水汚泥の含水率によって、最も適した下部傾斜角度αの圧力調節リング14を有する圧力調節管13を背圧管エルボ7(背圧ベンド管)の上部に取り付ける。
【0062】
背圧管エルボ7(背圧ベンド管)の出口の洗浄・脱水汚泥の含水率が高い場合には、下部傾斜角度αの小さい圧力調節リング14を、含水率が低い場合には、下部傾斜角度αの大きい圧力調節リング14を備えた圧力調節管13を取り付ける。
【0063】
【実施例2】
図4は、圧力調節管13全体を取り替えることなく、圧力調節リング14だけを取り替えることによって背圧抵抗の調節が容易な圧力調節管13を示したものである。
【0064】
圧力調節管13は、図4に示すように、内径の大きい外筒18と圧力調節リング14で構成されている。圧力調節リング14は、背圧管エルボ7(背圧ベンド管)の上部フランジ16の上部と、内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径している第一の搬送管15の下部フランジ17の下部の間に嵌め込まれている。
【0065】
圧力調節管13を背圧管エルボ7(背圧ベンド管)と第一の搬送管15の間から取り出し、圧力調節管13内から圧力調節リング14を抜き取り、下部テーパーの傾斜角度αが異なる他の圧力調節リング14と容易に交換することができる。この結果、目的とする含水率を持った洗浄・脱水汚泥を得ることが容易になる。
【0066】
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態、実施例を説明したが、本発明はかかる実施形態、実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々の形態に変更可能である。
【0067】
【発明の効果】
本発明のし渣洗浄・脱水装置によれば、し渣の洗浄、脱水をし渣洗浄・脱水装置の本体のなかでともに行うことができ、またし渣の性状に応じてし渣を脱水するための背圧抵抗を変更することができるので、下記の効果が得られる。
【0068】
イ.し渣の洗浄と、脱水とを共にし渣洗浄・脱水装置の中で行うことができるので、建設コストがいちじるしく低廉になり、また所要設置スペースを節約でき、かつ、し渣の性状が異なっても、低含水率の洗浄・脱水汚泥が得られるように容易に調節できる。
【0069】
ロ.低含水率の洗浄・脱水汚泥を得るために行う背圧圧力の調節が極めて容易になる。
【0070】
ハ.洗浄脱水汚泥をこれまでよりも高い位置に搬送できるだけでなく、それからさらに水平方向の別の場所に搬送できる搬送機能を持っている。
【0071】
すなわち、本発明によれば、駆動装置で回転されるスクリューの回転による搬送抵抗によって一次脱水し、ついで、一次脱水された後のし渣を搬送する搬送プレス管、すなわち、搬送管とし渣との摩擦抵抗によって二次脱水するし渣脱水装置に改良を加え、し渣の洗浄と脱水とを一つの装置の中で簡単に行い、更に、処理するし渣の性状の変化に対応して、洗浄・脱水したし渣の含水率を低含水率にすることを可能ならしめて洗浄・脱水したし渣の処理・処分を容易にし、又、洗浄・脱水したし渣を高所に、また水平方向に搬送することを可能ならしめて、洗浄・脱水したし渣の処分をさらに容易にできるし渣洗浄・脱水装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による最も一般的なし渣洗浄・脱水装置の実施例の内部構造を説明する縦断面図。
【図2】 図1図示のし渣洗浄・脱水装置の一部横断面図。
【図3】 図1図示のし渣洗浄・脱水装置に配備されている圧力調節管の構造を示す縦断面図。
【図4】 圧力調節リングのみを圧力調節管から取り出して交換することができる圧力調節管の実施例を示す一部断面図。
【符号の説明】
1. し渣洗浄・脱水装置
2. 本体
3. 駆動装置
4. スクリュー
5. 洗浄室
6. 圧縮スクリュー
7. 背圧管エルボ(背圧ベンド管)
8A、8B、8C.洗浄水管
9.排水溝
10.排水パン
11.排水管
12.受け入れホッパー
13.圧力調節管
14.圧力調節リング
15.第一の搬送管
16.背圧管エルボ(背圧ベンド管)の上部フランジ
17.第一の搬送管の下部フランジ
18.圧力調節管の外筒
19.90度エルボ
20.第二の搬送管
21.洗浄水本管
α. 圧力調節リング下部テーパー傾斜角度

Claims (4)

  1. 上部に受け入れホッパー(12)、下部に排水溝(9)を介して排水パン(10)と排水管(11)とを備えているし渣洗浄・脱水装置(1)の本体(2)内に、駆動装置(3)によって回転する回転軸の外周に搬送スクリュー羽根が備えられているスクリュー(4)が配備されており、前記受け入れホッパー(12)を介して本体(2)内に投入された被処理物が前記スクリュー(4)の回転によって搬送されていく本体(2)の先端側に洗浄室(5)が配備され、当該洗浄室(5)内に延びる前記回転軸の外周には圧縮スクリュー羽根が配備されて圧縮スクリュー(6)が形成されていると共に、当該洗浄室(5)内に洗浄水を供給する洗浄水管が洗浄室(5)の上部に取り付けられており、前記被処理物が搬送されていく当該洗浄室(5)の先端側に略90度の角度で上方向に延びる背圧ベンド管(7)の後端側が接続されているし渣洗浄・脱水装置であって、
    当該背圧ベンド管(7)の先端側に圧力調節リング(14)を内部に備えている圧力調節管(13)の後端側が上方向に向けて連接されており、当該圧力調節リング(14)は、圧力調節管(13)の1/2乃至2/3の高さ方向に亘って内径が上方に向かうに従って小さくなるテーパー状に形成されている下側部分と、引き続いて圧力調節管(13)の1/2乃至1/3の高さ方向に亘って内径が上方に向かうに従って大きくなるテーパー状に形成されている上側部分とからなることを特徴とするし渣洗浄・脱水装置。
  2. 圧力調節管(13)の先端側に内径が後端側から先端側に向けてテーパー状に拡径している搬送管(15)の後端側が接続されていることを特徴とする請求項1記載のし渣洗浄・脱水装置。
  3. 圧力調節管(13)は圧力調節リング(14)と一体構造で、かつ圧力調節管(13)は圧力調節管全体を交換可能なように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のし渣洗浄・脱水装置。
  4. 圧力調節管(13)の内部に備えられている圧力調節リング(14)は、圧力調節管(13)より取り外し、取り付け及び交換自由に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のし渣洗浄・脱水装置。
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