JPH09122260A - 治療装置 - Google Patents
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- JPH09122260A JPH09122260A JP7286094A JP28609495A JPH09122260A JP H09122260 A JPH09122260 A JP H09122260A JP 7286094 A JP7286094 A JP 7286094A JP 28609495 A JP28609495 A JP 28609495A JP H09122260 A JPH09122260 A JP H09122260A
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Abstract
療具の挿入通路に挿入された放射線治療具が温熱治療用
アプリケータ内で移動することを確実に防ぐことができ
る治療装置を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】腔内アプリケータ7に小線源治療カテーテ
ル挿入孔15に挿入された小線源治療カテーテル9の位
置決め手段を設けるとともに、小線源治療カテーテル9
が小線源治療カテーテル挿入孔15に挿入されて位置決
めされた位置で小線源治療カテーテル9を固定する小線
源治療カテーテル固定具32を設けたものである。
Description
部、例えば腫瘍などに放射線を照射し、それと同時に患
部を加熱して治療する治療装置に関する。
で加熱すると壊死することが知られている。そこで、患
者の体内に温熱治療用のアプリケータを挿入し、この温
熱治療用のアプリケータによって癌の細胞等の患部を温
熱治療することが行なわれている。
線治療具を挿入し、この放射線治療具から放射線を患者
の体内の腫瘍などの患部に照射することにより、患部組
織を破壊する方法も知られている。
の2つの治療はそれぞれ個別に行われていたが、近年、
上記温熱治療および放射線治療を同時に行うことが新た
な手技として注目をあびている。この種の装置、すなわ
ち温熱治療用の加熱手段と放射線治療用の放射線照射手
段とを備えた治療装置の一例としては特開昭58−78
654号公報や、実開昭64−46056号公報があ
る。
の一部に放射線源の挿入通路が形成されている。そし
て、この挿入通路内に放射線治療具を挿入することによ
って温熱治療用のアプリケータの加熱手段による温熱治
療と、放射線源からの放射線治療とを同時に行うことが
できるようになっている。
来技術では、放射線源を温熱治療用アプリケータへ挿入
する作業が煩雑なものとなる問題があるうえ、術者に放
射線が照射されるおそれもある。
現在普及されつつある高線量率腔内照射RALSと組み
合わせて温熱治療と放射線治療とを同時に行う試みがな
されている。
ジウム)を使用した小線源治療装置本体に接続された小
線源治療カテーテルを用いる治療方法の一例を以下に述
べる。 (1)まず、温熱治療用アプリケータに設けた小線源治
療カテーテル挿入孔に小線源カテーテルを挿入する。 (2)続いて、温熱治療用アプリケータと小線源カテー
テルの両方を同時に腔内に挿入する。 (3)温熱治療用アプリケータと小線源カテーテルの挿
入後、温熱治療用アプリケータによる温熱治療を開始す
る。 (4)さらに、温熱治療の途中で、遠隔操作により、小
線源カテーテルの小線源から放射線を一定量照射する。 (5)温熱治療を終了する。
以下に示すいくつかの問題がある。 (1)治療前や、治療中に患者が動く場合、小線源治療
カテーテルが温熱治療用アプリケータ内を移動してしま
い、放射線の照射位置がずれてしまうおそれがある。 (2)患者の体内の患部に温熱治療用アプリケータと小
線源治療カテーテルを位置決めする作業を透視下で行う
ので、温熱治療用アプリケータの先端の温熱治療部と小
線源治療カテーテルの先端の小線源を患者の体内の患部
に高精度に位置決め固定することが難しく、その調整に
苦労する問題がある。
ので、その目的は、温熱治療用のアプリケータの放射線
治療具の挿入通路に挿入された放射線治療具が温熱治療
用アプリケータ内で移動することを確実に防ぐことがで
きる治療装置を提供することにある。
アプリケータに放射線治療具の挿入通路が形成され、放
射線源を備えた放射線治療具が前記挿入通路に挿入され
た状態で、前記温熱治療用のアプリケータによる温熱治
療と、前記放射線源からの放射線治療とが併用可能な治
療装置において、前記アプリケータに前記挿入通路に挿
入された前記放射線治療具の位置決め手段を設けるとと
もに、前記放射線治療具が前記挿入通路に挿入されて位
置決めされた位置で前記放射線治療具を固定する固定手
段を設けたものである。
れた放射線治療具を位置決め手段によって容易に、かつ
確実な場所への位置決めを行う。また、位置決め後、位
置決めされた位置で放射線治療具を固定手段によって固
定することにより、温熱治療用アプリケータ内での放射
線治療具の移動を防止するようにしたものである。
を図1(A)乃至図2を参照して説明する。図2は本実
施の形態の温熱治療と、放射線治療とが併用可能な治療
装置1全体の概略構成を示すものである。なお、図2は
本実施の形態の治療装置1が実際に使用される場面を示
すもので、この図2中で、2は治療室である。この治療
室2の壁面は放射線遮断壁2aによって電磁シールドさ
れている。
れるベッド4と、温熱治療用の温熱治療装置本体5と、
放射線治療用の小線源治療装置本体6とが設けられてい
る。ここで、温熱治療装置本体5には患者3の体内に挿
入される腔内アプリケータ7と、患者3の体外に装着さ
れる体外アプリケータ8とが接続されている。さらに、
小線源治療装置本体6には患者3の体内に挿入される小
線源治療カテーテル(放射線治療具)9の基端部が連結
されているとともに、治療室2の室外に配設された小線
源治療装置コントローラ10が接続されている。
えた細長いシャフト部11と、図1(A)に示すように
このシャフト部11の先端部に配設された温熱治療部1
2と、図1(B)に示すようにこのシャフト部11の基
端部に配設された手元側端部13とが設けられている。
(C)に示すように5つのルーメン14a〜14eが形
成されたマルチルーメン構造の断面構造になっている。
ここで、第1のルーメン14aには小線源治療カテーテ
ル挿入孔(挿入通路)15、第2のルーメン14bには
給水路16、第3のルーメン14cには排水路17、第
4のルーメン14dには熱電対挿入路18、第5のルー
メン14eには高周波ケーブル挿入路19がそれぞれ形
成されている。
は図1(A)に示すようにコイル状の温熱治療用高周波
電極20が設けられている。この高周波電極20はシャ
フト部11の先端部外周面に巻き付けられている。
は膨張可能なバルーン21がこの高周波電極20を囲む
状態で取付けられている。なお、温熱治療用高周波電極
20は本実施例ではシャフト部11に巻き付けたコイル
状のものを示したが、それに限定されるものでは無く、
例えばメッシュ状の高周波電極や、板状の高周波電極等
でもよい。
ートによって形成されており、この弾性体シートの前端
部が高周波電極20の前方位置でシャフト部11の先端
部外周面に固定され、さらにこの弾性体シートの後端部
が高周波電極20の後方位置でシャフト部11の先端部
外周面に固定されている。
は冷却水給水路16の先端開口部16a、排水路17の
先端開口部17aがそれぞれ形成されている。ここで、
給水路16の先端開口部16a、排水路17の先端開口
部17aはバルーン21の内部に配置されている。
としての熱電対22が取付けられている。なお、温度セ
ンサとしては例えば熱電対22の他、白金素子温度セン
サ、光ファイバ温度センサ、サーミスタ等があり、どれ
を用いても良い。
部には図1(B)に示す給水チューブ23の一端部、排
水路17の基端部には排水チューブ24の一端部がそれ
ぞれ連結されている。さらに、給水チューブ23の他端
部には冷却水入口コネクタ25、排水チューブ24の他
端部には冷却水出口コネクタ26がそれぞれ連結されて
いる。そして、シャフト部11の冷却水給水路16およ
び排水路17を通してバルーン21の内部に入る冷却水
の給水と、排水とを行えるようになっており、このバル
ーン21の内部に冷却水が循環されるようになってい
る。
には熱電対ケーブル27、高周波ケーブル挿入路19に
は高周波ケーブル28がそれぞれ挿入されている。ここ
で、熱電対ケーブル27の先端部はバルーン21の手前
でシャフト部11の外に取り出され、バルーン21の表
面の熱電対22に接続されている。さらに、この熱電対
ケーブル27の基端部はシャフト部11の手元側端部1
3の外部側に延設され、熱電対コネクタ29に接続され
ている。
ーン21内でシャフト部11から取り出され、高周波電
極20に接続されている。さらに、この高周波ケーブル
28の基端部はシャフト部11の手元側端部13の外部
側に延設され、高周波コネクタ30に接続されている。
は略円筒状のカテーテル挿入口体31が取付けられてい
る。このカテーテル挿入口体31には図1(D)に示す
ように小線源治療カテーテル挿入孔15に連通される連
通孔31aが形成されている。この連通孔31aの内周
面には先端側に向かうにしたがって内径寸法が徐々に小
さくなるテーパ面が形成されている。
の連通孔31aにはゴム製の小線源治療カテーテル固定
具(固定手段)32が挿脱可能に挿入されるようになっ
ている。この小線源治療カテーテル固定具32には図1
(E),(F)に示すように軸心部にカテーテル挿入穴
33が形成されている。さらに、この小線源治療カテー
テル固定具32の外周面にはカテーテル挿入穴33に連
通するスリット状の切欠部34が形成されている。な
お、小線源治療カテーテル固定具32の外周面には先端
側に向かうにしたがって内径寸法が徐々に小さくなるテ
ーパ面が形成されている。そして、小線源治療カテーテ
ル挿入口体31の連通孔31aに小線源治療カテーテル
固定具32を押し込むことにより、切欠部34が閉じ、
軸心部のカテーテル挿入穴33の内径が小さくなり、小
線源治療カテーテル9を固定するようになっている。
は放射線治療用の放射線源、例えば、イリジウム等の小
線源が装着されている。そして、この小線源治療カテー
テル9は小線源治療カテーテル挿入口体31の連通孔3
1aに小線源治療カテーテル固定具32が挿入された状
態で、小線源治療カテーテル固定具32のカテーテル挿
入穴33を経てシャフト部11の小線源治療カテーテル
挿入孔15に挿脱可能に挿入されるようになっている。
テル挿入孔15の先端部は高周波電極20の先端部と対
応する位置まで延設されている。そして、小線源治療カ
テーテル挿入孔15に挿入した小線源治療カテーテル9
の先端部の小線源を高周波電極20と重なる位置まで挿
入させることができる。この場合、小線源治療カテーテ
ル挿入孔15は図1(A)に示すようにシャフト部11
の先端が塞がれている形状でも、或いはシャフト部11
の先端が貫通していても、どちらでも良い。なお、小線
源治療カテーテル挿入孔15の先端部が塞がれている場
合には小線源治療カテーテル挿入孔15内に小線源治療
カテーテル9を挿入した際に、小線源治療カテーテル9
の先端部を小線源治療カテーテル挿入孔15の先端閉塞
部に付き当てることにより、小線源を小線源治療カテー
テル挿入孔15の軸心方向の位置決めを行うことがで
き、小線源をバルーン21の中心位置に正しく配置する
ことができるようになっている。
本実施の形態の温熱治療と、放射線治療とが併用可能な
治療装置1は電磁シールドされた治療室2で使用され
る。そして、この治療装置1の使用時にはまず、温熱治
療用の腔内アプリケータ7を温熱治療装置本体5に接続
する。このとき、腔内アプリケータ7の給水チューブ2
3の冷却水入口コネクタ25および排水チューブ24の
冷却水出口コネクタ26は温熱治療装置本体5の給水機
構部、排水機構部にそれぞれ連結され、熱電対ケーブル
27の熱電対コネクタ29および高周波ケーブル28の
高周波コネクタ30は温熱治療装置本体5の熱電対コネ
クタ接続部、高周波コネクタ接続部にそれぞれ接続され
る。
の送水・排水管路系の空気抜きを行う。その後、腔内ア
プリケータ7のバルーン21内の冷却水を吸引すること
によってバルーン21をしぼませた状態で、温熱治療用
の腔内アプリケータ7が患者3の体腔内に挿入される。
(A)または(B)の方法で患者3の体腔内に挿入され
る。すなわち、(A)の方法では腔内アプリケータ7を
患者3の体腔内に挿入する前に、腔内アプリケータ7の
小線源治療カテーテル挿入孔15に小線源治療カテーテ
ル9が挿入される。この場合には、目視により腔内アプ
リケータ7に対する小線源治療カテーテル9の軸方向
(挿入方向)の位置決めを行う。
め後、小線源治療カテーテル固定具32をカテーテル挿
入口体31に押し込み操作する。このとき、ゴム製の小
線源治療カテーテル固定具32の外周面には先端側に向
かうにしたがって内径寸法が徐々に小さくなるテーパ面
が形成されているので、小線源治療カテーテル固定具3
2がカテーテル挿入口体31に押し込まれる動作にとも
ないスリット状の切欠部34が閉じ、カテーテル挿入穴
33の内径が小さくなる方向に変形する。そのため、こ
の小線源治療カテーテル固定具32によって小線源治療
カテーテル9が小線源治療カテーテル挿入孔15に圧接
固定される。
カテーテル挿入孔15に小線源治療カテーテル9が挿入
され、固定された状態で、腔内アプリケータ7が患者3
の体腔内に挿入される。このとき、小線源治療カテーテ
ル9は腔内アプリケータ7と一緒に患者3の体腔内に挿
入される。腔内アプリケータ7の患者3の体腔内への挿
入後、腔内アプリケータ7をX線透視下によって患部へ
位置決めする。
7の小線源治療カテーテル挿入孔15に小線源治療カテ
ーテル9が挿入される前に、腔内アプリケータ7のみが
患者3の体腔内に挿入される。そして、腔内アプリケー
タ7が患者3の体腔内に挿入された後に、小線源治療カ
テーテル9が腔内アプリケータ7の小線源治療カテーテ
ル挿入孔15に挿入される。この場合には、X線透視下
で患者3の体腔内の患部に対する小線源治療カテーテル
9の軸方向(挿入方向)の位置決めが行われる。そし
て、小線源治療カテーテル9の位置決め後、(A)の方
法と同様に小線源治療カテーテル固定具32をカテーテ
ル挿入口体31に押し込み操作することにより、小線源
治療カテーテル固定具32によって小線源治療カテーテ
ル9が小線源治療カテーテル挿入孔15に圧接固定され
る。なお、小線源治療カテーテル9を患者3の体腔内に
挿入する方法は上記(A)または(B)の方法のどちら
でも良い。
内に挿入した後、バルーン21内に冷却水を供給し、バ
ルーン21を膨らませる。これによって、バルーン21
の表面が患者3の体腔壁の内周面に密着し、腔内アプリ
ケータ7の先端部が体腔内の目的位置で固定される。
治療カテーテル9による放射線治療である高線量照射
と、腔内アプリケータ7による温熱治療の同時併用操作
について説明する。まず、腔内アプリケータ7の温熱治
療用高周波電極20と体外アプリケータ8の図示しない
高周波電極との間に高周波電流が通電され、患者3の体
内の患部の加温が開始される。この温熱治療による患部
の加温温度が安定した状態で、術者は治療室2の外へ出
る。
た小線源治療装置コントローラ10を操作する。この小
線源治療装置コントローラ10の操作によって小線源治
療装置本体6から小線源治療カテーテル9を介して放射
線源である小線源が患者3の体腔内に送り込まれる。こ
のとき、小線源治療カテーテル9の先端部は腔内アプリ
ケータ7の小線源治療カテーテル挿入孔15内における
温熱治療用高周波電極20と対応する部位まで挿入され
ているので、小線源は腔内アプリケータ7の先端部に配
置される。この状態で、小線源治療カテーテル9の小線
源から放射線を照射することにより、患者3の体腔内の
患部に高周波加熱による温熱治療と、放射線治療とを同
時に施すことができる。
果を奏する。すなわち、腔内アプリケータ7に小線源治
療カテーテル固定具32を設け、この小線源治療カテー
テル固定具32によって小線源治療カテーテル9を小線
源治療カテーテル挿入孔15に圧接固定するようにした
ので、小線源治療カテーテル9の小線源からの放射線治
療中や、治療前に患者3がベッド4上で動く等により、
小線源治療カテーテル9がずれることが無い。さらに、
小線源治療カテーテル固定具32の構造が簡単なため、
製作も容易となり、安価な治療装置1が提供できる。
テル9は1本だけ小線源治療カテーテル挿入孔15に挿
入できるようになっているが、小線源治療カテーテル挿
入孔15を複数に増やし、各小線源治療カテーテル挿入
孔15に小線源治療カテーテル挿入口体30および小線
源治療カテーテル固定具32をそれぞれ設け、複数の小
線源治療カテーテル9を挿入できる構造にしてもよい。
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は腔内ア
プリケータ7の手元側端部13における小線源治療カテ
ーテル挿入孔15の周辺の構成が第1の実施の形態とは
異なる。
示すように腔内アプリケータ7のシャフト部11の手元
側端部13に略有底円筒状のカテーテル挿入口体41が
取付けられている。このカテーテル挿入口体41の底部
には小線源治療カテーテル挿入孔15に連通される連通
口41aが形成されている。
内底部には柔軟なゴム製の小線源治療カテーテル固定リ
ング(固定手段)42が配設されている。また、カテー
テル挿入口体41の開口端部にはねじ穴部43が形成さ
れている。このねじ穴部43にはカテーテル挿入口体4
1の筒内に挿入される図3(B)に示すねじ込み部材4
4が螺着されている。
の軸部45の一端部に連結された大径な操作つまみ部4
6とが設けられている。また、このねじ込み部材44の
軸部45の外周面にはカテーテル挿入口体41のねじ穴
部43に螺合する雄ねじ部47が形成されている。さら
に、このねじ込み部材44の軸心部にはカテーテル挿入
穴48が形成されている。これ以外の部分は第1の実施
の形態とほぼ同じである。
ーテル9の使用時以外は小線源治療カテーテル挿入口体
41の筒内に挿入されたねじ込み部材44の雄ねじ部4
7がカテーテル挿入口体41のねじ穴部43に緩く螺合
させた状態で保持される。そのため、この場合には小線
源治療カテーテル固定リング42が通常状態(非変形状
態)で保持される。
はこの小線源治療カテーテル9がねじ込み部材44のカ
テーテル挿入穴48内に挿入されたのち、小線源治療カ
テーテル固定リング42のリング内を通り、さらにカテ
ーテル挿入口体41の連通口41aを経て小線源治療カ
テーテル挿入孔15に挿入される。
(挿入方向)の位置決めが行われた後、ねじ込み部材4
4をねじ込み操作する。このねじ込み部材44のねじ込
み操作時にはこのねじ込み部材44の軸部45によって
カテーテル固定リング42がカテーテル挿入口体41の
内底部方向に押圧される。そのため、柔軟なゴム製の小
線源治療カテーテル固定リング42が押し潰されてこの
カテーテル固定リング42の中央孔42aの孔径が小さ
くなる状態に弾性変形するので、このカテーテル固定リ
ング42の内周面が小線源治療カテーテル9に圧接さ
れ、小線源治療カテーテル9が腔内アプリケータ7に対
して軸方向(挿入方向)に移動不能な状態に固定され
る。なお、その他の作用については第1の実施の形態と
同じである。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に小線源治療カテーテル挿入口体41にねじ穴部43を
設け、ねじ込み部材44の雄ねじ部47をこのねじ穴部
43にねじ込み操作することにより、小線源治療カテー
テル9を腔内アプリケータ7に対して軸方向(挿入方
向)に移動不能な状態に固定するようにしたので、小線
源治療カテーテル9の固定が一層容易に行える効果があ
る。
(A),(B)は本発明の第3の実施の形態を示すもの
である。本実施の形態は腔内アプリケータ7の手元側端
部13における小線源治療カテーテル挿入孔15の周辺
の構成が第1,第2の実施の形態とは異なる。
(B)に示すように腔内アプリケータ7のシャフト部1
1の手元側端部13に小線源治療カテーテル挿入孔15
に連通されるシリコンゴム等のゴム製の小線源治療カテ
ーテル挿入口キャップ51が設けられている。
外し自由な構造になっているが、手元側端部13にキャ
ップ51が固定され、このキャップ51が取り外しでき
ない構造であっても良い。また、このキャップ51の軸
心部には図5(A),(B)に示すように小線源治療カ
テーテル9が通せるスリット52が形成されている。こ
れ以外の部分は第1の実施の形態とほぼ同じである。
ーテル9の使用時以外は腔内アプリケータ7の手元側端
部13のキャップ51のスリット52には小線源治療カ
テーテル9が挿入されていないので、キャップ51のス
リット52は図5(A)に示すように閉塞状態で保持さ
れる。
はこの小線源治療カテーテル9がキャップ51のスリッ
ト52内に挿入され、このキャップ51のスリット52
を通して小線源治療カテーテル挿入孔15内に挿入され
る。この小線源治療カテーテル9の挿入時にはキャップ
51のスリット52は広がった状態に弾性変形するの
で、小線源治療カテーテル9が小線源治療カテーテル挿
入孔15内に軸方向(挿入方向)に移動自在な状態で保
持される。そして、小線源治療カテーテル9の軸方向
(挿入方向)の位置決めが終了した後は、図5(B)に
示すようにキャップ51のスリット15を閉じようとす
る力(弾性復帰力)と摩擦力とによって小線源治療カテ
ーテル9が腔内アプリケータ7に対して軸方向(挿入方
向)に簡単には移動できない状態に固定される。なお、
その他の作用については第1の実施の形態と同じであ
る。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に腔内アプリケータ7の手元側端部13にゴム製の小線
源治療カテーテル挿入口キャップ51を取付け、このキ
ャップ51のスリット15に小線源治療カテーテル9を
挿通させることにより、キャップ51のスリット15を
閉じようとする力(弾性復帰力)と摩擦力とによって小
線源治療カテーテル9を腔内アプリケータ7に対して軸
方向(挿入方向)に簡単には移動できない状態に固定す
るようにしたので、小線源治療カテーテル9の固定部の
構成を第1,第2の実施の形態よりも一層簡略化するこ
とができる効果がある。
発明の第4の実施の形態を示すものである。本実施の形
態は腔内アプリケータ7の手元側端部13における小線
源治療カテーテル挿入孔15の周辺の構成が第1〜第3
の実施の形態とは異なる。
(B)に示すように腔内アプリケータ7のシャフト部1
1の手元側端部13に小線源治療カテーテル挿入孔15
に連通されるパイプ状の小線源治療カテーテル挿入ガイ
ド部材61が設けられている。
プの口径を絞った先細状の小線源治療カテーテル挿入口
部62が形成されている。これ以外の部分は第1の実施
の形態とほぼ同じである。
ーテル9の使用時にはこの小線源治療カテーテル9が挿
入ガイド部材61の小線源治療カテーテル挿入口部62
に挿入され、この挿入ガイド部材61を通して小線源治
療カテーテル挿入孔15内に挿入される。
(挿入方向)の位置決めが終了した後は、図7に示すよ
うに挿入ガイド部材61の小線源治療カテーテル挿入口
部62の後端部と小線源治療カテーテル9との間を粘着
テープ(固定手段)63によって貼り付け、小線源治療
カテーテル9が小線源治療カテーテル挿入孔15内に軸
方向(挿入方向)に移動できない状態に固定される。な
お、その他の作用については第1の実施の形態と同じで
ある。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に挿入ガイド部材61の小線源治療カテーテル挿入口部
62の後端部と小線源治療カテーテル9との間を粘着テ
ープ63によって貼り付け、小線源治療カテーテル9を
腔内アプリケータ7に対して軸方向(挿入方向)に移動
できない状態に簡単に固定することができるので、腔内
アプリケータ7と小線源治療カテーテル9との固定部の
構成を第1〜第3の実施の形態よりも一層簡略化するこ
とができ、容易に行える効果がある。
テーテル挿入孔15の構造が簡単なため、腔内アプリケ
ータ7全体の製作も容易となり、安価な治療装置1が提
供できる。
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は腔内ア
プリケータ7のシャフト部11内に小線源治療カテーテ
ル9を一体化して組み込んだ構造となっている。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に予め小線源治療カテーテル9が腔内アプリケータ7の
シャフト部11に固定されていることにより、小線源治
療カテーテル9を腔内アプリケータ7に挿入したのち、
小線源治療カテーテル9を軸方向(挿入方向)に位置決
めし、固定するという一連の作業を省略できる。そのた
め、第1〜第4の実施の形態よりも治療時間を一層短縮
することができ、治療前や、治療中に患者3の体内に挿
入された小線源治療カテーテル9がずれることが防げ
る。
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態の腔内アプリケータ7のシャフト部11の素
材に透光性の素材を使ったものである。これ以外の部分
は第1の実施の形態と同じである。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に腔内アプリケータ7のシャフト部11が透光性の素材
であることから、腔内アプリケータ7を患者3に挿入す
る前、小線源治療カテーテル9を腔内アプリケータ7に
挿入する際に、シャフト部11の透明な壁面を通して小
線源治療カテーテル挿入孔15内の小線源治療カテーテ
ル9の位置を目視によって確認することができる。その
ため、腔内アプリケータ7の小線源治療カテーテル挿入
孔15内に挿入された小線源治療カテーテル9の位置確
認が容易にできる。
7の実施の形態を示すものである。本実施の形態では図
10(A),(B)に示すように第1の実施の形態の腔
内アプリケータ7のシャフト部11の表面に腔内アプリ
ケータ7の挿入深さ(シャフト部11の先端部からの距
離)を示す目盛り71が形成されている。この目盛り7
1は例えば造影剤等のようにX線不透過な物質でできて
いる造影剤マーキングになっている。
に小線源治療カテーテル9の表面にもこの小線源治療カ
テーテル9の先端からの距離を示した造影剤マーキング
の目盛り72が表示されている。
11の先端部には金属線をコイル状に一定間隔で巻いた
構造の高周波電極73が設けられている。この高周波電
極73はX線透視下において目盛りとして機能する。な
お、これ以外の部分は第1の実施の形態とほぼ同じであ
る。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に腔内アプリケータ7のシャフト部11の表面に腔内ア
プリケータ7の挿入深さを示す造影剤マーキングの目盛
り71を形成するとともに、小線源治療カテーテル9の
表面にもこの小線源治療カテーテル9の先端からの距離
を示した造影剤マーキングの目盛り72を表示したの
で、腔内アプリケータ7及び小線源治療カテーテル9を
患部に位置決めする際、X線透視下において目盛り7
1,72が確認できる。そのため、小線源治療カテーテ
ル9を腔内アプリケータ7内で軸方向(挿入方向)に位
置決めする作業が容易になる。
8の実施の形態を示すものである。本実施の形態は、第
1の実施の形態の腔内アプリケータ7に図11(B)に
示すように腔内アプリケータ7の挿入深さ位置を決める
挿入深さ位置決めバー81を設けたものである。
11における小線源治療カテーテル挿入口体31の外周
面には突設部82が突設されている。この突設部82に
は挿入深さ位置決めバー81を通す通孔83が設けられ
ている。
方向と直交する方向から固定ねじ84が螺着されてい
る。この固定ねじ84の先端部は突設部82の通孔83
内に挿入された挿入深さ位置決めバー81に当接されて
いる。そして、突設部82の通孔83内に挿入された挿
入深さ位置決めバー81がこの固定ねじ84によって突
設部82に固定できる構造になっている。なお、挿入深
さ位置決めバー81は腔内アプリケータ7のシャフト部
11とほぼ同じ硬さのものが望ましい。これ以外の部分
は第1の実施の形態とほぼ同じである。
ーテル9の使用時には腔内アプリケータ7が患者3の体
内に挿入され、位置決めが終了した後、挿入深さ位置決
めバー81がセットされる。このとき、挿入深さ位置決
めバー81の先端部は突設部82の通孔83から突出さ
れ、患者3における腔内アプリケータ7の挿入口周辺部
位に突き当てられる。この状態で、固定ねじ84によっ
て挿入深さ位置決めバー81が小線源治療カテーテル挿
入口体31に固定される。
で、腔内アプリケータ7の位置が軸方向(挿入方向)に
ずれた場合には、挿入深さ位置決めバー81の先端が患
者3の腔内アプリケータ7の挿入口周辺部位に突き当る
位置まで腔内アプリケータ7を患者3の体内方向に押し
込み操作して再調整すれば良い。なお、その他の作用に
ついては第1の実施の形態と同じである。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に患者3の体内の患部の位置に合わせて腔内アプリケー
タ7の挿入位置を例えばX線透視下で位置決めした後、
腔内アプリケータ7の挿入位置が軸方向(挿入方向)に
ずれた場合であっても、挿入深さ位置決めバー81の先
端が患者3の腔内アプリケータ7の挿入口周辺部位に突
き当る位置まで腔内アプリケータ7を患者3の体内方向
に押し込み操作することにより、腔内アプリケータ7の
挿入位置を再調整することができる。そのため、治療前
や、治療中に患者3の体内で、腔内アプリケータ7の位
置が軸方向(挿入方向)にずれた場合に再び、X線透視
下で位置決めする面倒な操作が不要になるので、治療時
間が長引くことを防ぐことができる。
9の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1
の実施の形態の腔内アプリケータ7に図12(B)に示
すように腔内アプリケータ7の挿入深さ位置を決める挿
入深さ位置決めリング91を設けたものである。この挿
入深さ位置決めリング91は腔内アプリケータ7のシャ
フト部11の外周面に軸心方向に移動可能に取付けられ
ている。
ーテル9の使用時には腔内アプリケータ7が患者3の体
内に挿入され、位置決めが終了した後、挿入深さ位置決
めリング91がセットされる。このとき、挿入深さ位置
決めリング91は患者3における腔内アプリケータ7の
挿入口周辺部位と対応する位置に移動される。
で、腔内アプリケータ7の位置が軸方向(挿入方向)に
ずれた場合には、挿入深さ位置決めリング91が患者3
の腔内アプリケータ7の挿入口周辺部位にと対応する位
置にくるように腔内アプリケータ7の位置を再調整すれ
ば良い。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に、挿入深さ位置決めリング91の構造が簡単なため、
製作も容易となり、安価な腔内アプリケータ7が提供で
きる。
10の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第
1の実施の形態の腔内アプリケータ7に図13(B)に
示すように腔内アプリケータ7の挿入深さ位置を決める
挿入深さ位置決めストッパ101を取付けたものであ
る。
腔内アプリケータ7のシャフト部11の外周面に軸心方
向に移動可能に取付けられたスライダ102と、このス
ライダ102に取付けられたストッパ本体103と、ス
ライダ102をシャフト部11の外周面に固定する固定
ねじ104とが設けられている。
ーテル9の使用時には腔内アプリケータ7が患者3の体
内に挿入され、位置決めが終了した後、挿入深さ位置決
めストッパ101がセットされる。このとき、挿入深さ
位置決めストッパ101は患者3における腔内アプリケ
ータ7の挿入口周辺部位と対応する位置に移動され、固
定ねじ104によってシャフト部11の外周面に固定さ
れる。
で、腔内アプリケータ7の位置が軸方向(挿入方向)に
ずれた場合には、挿入深さ位置決めストッパ101が患
者3の腔内アプリケータ7の挿入口周辺部位に突き当て
られる位置まで腔内アプリケータ7を挿入することによ
り、腔内アプリケータ7の位置を再調整すれば良い。
実施の形態と同様の効果がある他、本実施の形態では特
に、挿入深さ位置決めストッパ101のストッパ本体1
03の外径寸法が患者3の腔内アプリケータ7の挿入口
より大きい場合には、腔内アプリケータ7の位置ずれ時
に最初に位置決めされた位置よりも深い位置まで腔内ア
プリケータ7が挿入されるおそれがない。
1の実施の形態を示すものである。本実施の形態は、第
1の実施の形態の腔内アプリケータ7を図14に示すよ
うに患者3の口腔111を経て食道112に挿入する際
に患者3の口腔111に装着されて使用されるマウスピ
ース113を設けたものである。
ようにマウスピース本体114の一端部にフランジ部1
15が突設されている。さらに、マウスピース113に
はシリコンゴム等の柔軟で、撓む材料によって形成され
たストッパ(固定手段)116が着脱可能に取付けられ
る。
3の開口部113a内に挿入される略筒状のストッパ本
体117と、このストッパ本体117の一端部に突設さ
れた略U字状の一対のフック部118a,118bとが
設けられている。ここで、ストッパ本体117の筒状部
にはリングの一部を切欠するスリット119が形成され
ている。
時には例えば患者3の口腔111に装着されたマウスピ
ース113と組み合わせてストッパ116が使用され
る。すなわち、予めストッパ116の筒内に腔内アプリ
ケータ7のシャフト部11が挿通されている。また、患
者3の口腔111にはマウスピース113が装着され
る。この状態で、腔内アプリケータ7がマウスピース1
13を介して患者3の口腔111から食道112へと挿
入される。
7の温熱治療用高周波電極20を食道112の周壁部の
患部組織120に位置合わせする腔内アプリケータ7の
位置決め操作が行なわれる。この腔内アプリケータ7の
位置決め操作がなされた時点で、腔内アプリケータ7の
シャフト部11に沿ってストッパ116をスライドさ
せ、図14に示すようにストッパ116のストッパ本体
117をマウスピース113の開口部113aに差し込
み、フック部118a,118bをマウスピース113
のフランジ部115に引っ掛ける。このとき、ストッパ
116のストッパ本体117がマウスピース113の開
口部113aに差し込まれる動作にともないストッパ本
体117は撓んでスリット119の分だけ外径寸法が縮
められる状態に弾性変形するので、このストッパ本体1
17の内周面が腔内アプリケータ7のシャフト部11に
圧接され、腔内アプリケータ7のシャフト部11が軸方
向にスライドできない状態に係止される。
の口腔111に装着されたマウスピース113と組み合
わせて使用されるストッパ116の上記作用によって腔
内アプリケータ7のシャフト部11がマウスピース11
3と共に患者3の口腔111に固定され、容易には軸方
向(挿入方向)にスライド移動しなくなる。そして、治
療中はこの状態が保たれるので、患者3が多少動いた
り、或いは腔内アプリケータ7のシャフト部11を誤っ
て引っ張り操作した場合でも腔内アプリケータ7は軸方
向(挿入方向)に移動せず、安全に治療できる。
2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1
1の実施の形態のマウスピース113に代えて挿入補助
具121を使用したものである。この挿入補助具121
には図17に示すように略リング状のストッパ(固定手
段)122と、このストッパ122のリングの外周面か
ら延設された左右一対の耳掛け用のフック部123a,
123bとが設けられている。ここで、挿入補助具12
1はシリコンゴムや、硬度の低い天然ゴム等の柔軟で、
滑り性の悪い材料で成形されている。
時には予め挿入補助具121のストッパ122のリング
内に腔内アプリケータ7のシャフト部11が挿通されて
いる。この状態で、腔内アプリケータ7が患者3の口腔
111から食道112へと挿入される。
7の温熱治療用高周波電極20を食道112の周壁部の
患部組織120に位置合わせする腔内アプリケータ7の
位置決め操作が行なわれる。この腔内アプリケータ7の
位置決め操作がなされた時点で、腔内アプリケータ7の
シャフト部11に沿って挿入補助具121のストッパ1
22をスライドさせ、図16に示すようにストッパ12
2を患者3の口腔111に当てた状態で、左右の耳掛け
用のフック部123a,123bを患者3の両耳部12
4に引っ掛ける。
内アプリケータ7のシャフト部11の手元側の部分を撓
ませて例えば患者3の胸や、肩の上等に粘着テープ12
5等によって固定する。このとき、挿入補助具121の
ストッパ122のリング内の腔内アプリケータ7のシャ
フト部11はストッパ122との接触部の摩擦によって
係止され、容易には軸方向(挿入方向)にスライド移動
できない状態で保持される。
助具121のストッパ122の上記作用によって腔内ア
プリケータ7のシャフト部11が挿入補助具121のス
トッパ122と共に患者3の口腔111に固定され、容
易には軸方向(挿入方向)にスライド移動しなくなる。
そして、治療中はこの状態が保たれるので、患者3が多
少動いたり、或いは腔内アプリケータ7のシャフト部1
1を誤って引っ張り操作した場合でも腔内アプリケータ
7は軸方向(挿入方向)に移動せず、安全に治療でき
る。
13の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第
1の実施の形態の腔内アプリケータ7のバルーン21に
造影手段を設けたものである。
ータ7の軸方向に複数本の造影剤ライン131を入れた
もの、図18(B)には腔内アプリケータ7の周方向に
1本または複数本の造影剤ライン131を入れたものを
それぞれ示す。また、造影剤をバルーン21全体に混入
させたり、バルーン21に均一に塗布してもよい。
3の体腔内に挿入し、バルーン21内に冷却水を注入
し、この冷却水でバルーン21を膨脹させた後、X線透
視下で腔内アプリケータ7の挿入状態を観察すると、バ
ルーン21の造影剤混入部分が写し出されることにな
る。これによって、小線源治療カテーテル挿入孔15に
挿入された小線源治療カテーテル9と体腔表面との距離
が容易に測れ、放射線の線占量分布の計算が容易にな
る。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
ケータにおいて、前記アプリケータと小線源治療用カテ
ーテルの位置決め手段と固定手段を備えたアプリケー
タ。
ータへの小線源治療カテーテルの位置決め手段により、
容易にかつ確実な場所への位置決めを行う。また、位置
決め後は、温熱治療用アプリケータへの小線源治療カテ
ーテルの固定手段により、小線源治療カテーテルが、温
熱治療用アプリケータ内で移動しないようにしっかりと
固定する。
線源治療において温熱治療用アプリケータ治療部の患部
への位置決めを容易にするとともに、患部への位置固定
が確実になり、治療の操作性と治療効果を向上させた。
また、患部への位置固定がずれた場合、または2回目以
降の治療において、位置決め操作を簡便化することがで
きた。
治療用アプリケータの小線源治療用カテーテル挿入口に
小線源治療用カテーテルの固定手段を設けたアプリケー
タ。 (付記項2の作用) 温熱治療用アプリケータの小線源
治療カテーテル挿入口にある小線源治療カテーテル固定
手段により、小線源治療カテーテルが温熱治療用アプリ
ケータ内で移動しないようにしっかりと固定する。
小線源治療用カテーテルが一体的に具備された小線源治
療同時併用型温熱治療用アプリケータ。 (付記項3の作用) 予め小線源治療カテーテルが温熱
治療用アプリケータが一体となっているので、小線源治
療カテーテルが温熱治療用アプリケータ内でしっかり固
定されている。
ーテルが温熱治療用アプリケータ内を移動するのを防ぐ
ことである。 (付記項4) 小線源治療同時併用型温熱治療用アプリ
ケータにおいて、前記アプリケータに挿入した小線源治
療用カテーテルが見える透過性材料で形成したアプリケ
ータ。
ルを温熱治療用アプリケータ内に挿入するときに、小線
源治療カテーテルの位置確認を可能にすることである。 (付記項4の作用) 温熱治療用アプリケータが透過性
の素材でできているので、小線源治療カテーテルを温熱
治療用アプリケータに挿入する際に、小線源治療カテー
テルの位置が確認できる。
治療用アプリケータにおいて、X線や超音波等の透視下
で確認することができる目盛りが記されたアプリケー
タ。 (付記項5の作用) 温熱治療用アプリケータに透視下
でも見える目盛りが記されているので、透視下において
も、目盛りを読み取れる。
おいて、X線や超音波等の透視下で確認することができ
る目盛りが記されたアプリケータ。 (付記項5及び6の目的) X線等の透視化で小線源治
療カテーテル及び温熱治療用アプリケータの位置決めを
行う際、その作業を容易にすることにある。
ルに透視下でも見える目盛りが記されているので、透視
下においても、目盛りを読み取れる。 (付記項7) 小線源治療同時併用型温熱治療用アプリ
ケータにおいて、前記アプリケータの挿入深さを記憶す
る手段を備えたアプリケータ。
ータがずれてしまった場合、透視下でなくても容易に元
の正確な位置に戻すことを可能にすることである。 (付記項7の作用) 温熱治療用アプリケータに挿入深
さを記憶する手段が備わっているので、温熱治療用アプ
リケータがずれてしまった場合、その記憶されている挿
入深さに従って元の位置に戻せる。
固定する手段を備えたアプリケータ。 (付記項8の目的) 温熱治療用アプリケータが生体に
対して容易に移動しないようにすることである。
ータを挿入する生体管腔の開口部に前記アプリケータを
固定する手段を設けたので、位置決めした後、生体に対
してアプリケータが移動し難くする。
に挿入された放射線治療具の位置決め手段を設けるとと
もに、放射線治療具が挿入通路に挿入されて位置決めさ
れた位置で放射線治療具を固定する固定手段を設けたの
で、温熱治療用のアプリケータの放射線治療具の挿入通
路に挿入された放射線治療具が温熱治療用アプリケータ
内で移動することを確実に防ぐことができる。
(A)はアプリケータのシャフト部の先端部分を示す側
面図、(B)はシャフト部の手元側端部の側面図、
(C)はシャフト部の横断面図、(D)はシャフト部の
手元側端部の放射線治療具の挿入口体の縦断面図、
(E)は放射線治療具の固定具を示す縦断面図、(F)
は同固定具の正面図。
す概略構成図。
(A)はシャフト部の手元側端部の放射線治療具の挿入
口体の縦断面図、(B)は放射線治療具の固定具を示す
縦断面図。
(A)はシャフト部の先端部分を示す側面図、(B)は
シャフト部の手元側端部の側面図。
挿入口体のキャップを示す斜視図、(B)は放射線治療
具がキャップのスリットを通して挿入口体に挿入された
状態を示す斜視図。
(A)はシャフト部の先端部分を示す側面図、(B)は
シャフト部の手元側端部の側面図。
が挿入された状態を示す斜視図。
(A)はシャフト部の先端部分を示す側面図、(B)は
シャフト部の手元側端部の側面図。
(A)はシャフト部の先端部分を示す側面図、(B)は
シャフト部の手元側端部の側面図。
(A)はシャフト部の先端部分を示す側面図、(B)は
シャフト部の手元側端部の側面図、(C)は放射線治療
具を示す側面図。
(A)はシャフト部の先端部分を示す側面図、(B)は
シャフト部の手元側端部の側面図。
(A)はシャフト部の先端部分を示す側面図、(B)は
シャフト部の手元側端部の側面図。
で、(A)はシャフト部の先端部分を示す側面図、
(B)はシャフト部の手元側端部の側面図。
使用状態を示す概略構成図。
ースとストッパとを分離させた状態を示す斜視図。
使用状態を示す概略構成図。
を示す斜視図。
で、(A)は腔内アプリケータの軸方向に複数本の造影
剤ラインを入れた造影手段を示す斜視図、(B)は腔内
アプリケータの周方向に複数本の造影剤ラインを入れた
造影手段を示す斜視図。
入孔(挿入通路)、32…小線源治療カテーテル固定具
(固定手段)、9…小線源治療カテーテル(放射線治療
具)、42…小線源治療カテーテル固定リング(固定手
段)、51…小線源治療カテーテル挿入口キャップ(固
定手段)、63…粘着テープ(固定手段)、116,1
22…ストッパ(固定手段)。
Claims (1)
- 【請求項1】 温熱治療用のアプリケータに放射線治療
具の挿入通路が形成され、放射線源を備えた放射線治療
具が前記挿入通路に挿入された状態で、前記温熱治療用
のアプリケータによる温熱治療と、前記放射線源からの
放射線治療とが併用可能な治療装置において、前記アプ
リケータに前記挿入通路に挿入された前記放射線治療具
の位置決め手段を設けるとともに、前記放射線治療具が
前記挿入通路に挿入されて位置決めされた位置で前記放
射線治療具を固定する固定手段を設けたことを特徴とす
る治療装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7286094A JPH09122260A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 治療装置 |
AT95120604T ATE297787T1 (de) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Medizinische vorrichtung |
EP95120604A EP0719571B1 (en) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Medical apparatus |
DE69534275T DE69534275T2 (de) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Medizinische Vorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7286094A JPH09122260A (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 治療装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09122260A true JPH09122260A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17699866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7286094A Pending JPH09122260A (ja) | 1994-12-27 | 1995-11-02 | 治療装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH09122260A (ja) |
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