JPH09121858A - 免疫的寛容誘導剤 - Google Patents

免疫的寛容誘導剤

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JPH09121858A
JPH09121858A JP7309692A JP30969295A JPH09121858A JP H09121858 A JPH09121858 A JP H09121858A JP 7309692 A JP7309692 A JP 7309692A JP 30969295 A JP30969295 A JP 30969295A JP H09121858 A JPH09121858 A JP H09121858A
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column
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methyl
arginine
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Fusanori Hamashima
房則 濱島
Kazuo Yamagami
和夫 山上
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    • C12N9/14Hydrolases (3)
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    • C12N9/50Proteinases, e.g. Endopeptidases (3.4.21-3.4.25)
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    • C12N9/6472Cysteine endopeptidases (3.4.22)
    • AHUMAN NECESSITIES
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    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 哺乳動物の胎盤を破砕してホモジネート
を得、該ホモジネートを遠心分離し、得られる上清液を
アフィニティクロマトグラフィー(I)、イオン交換クロ
マトグラフィー、ゲルクロマトグラフィーおよびアフィ
ニティクロマトグラフィー(II)に順次かけることにより
得られ、以下の理化学的性質を有するSH−依存性プロ
テアーゼ。 作用:L-prolyl-L-phenylalanyl-L-arginine 4-methyl-
coumaryl-7-amideを分解してL-prolyl-L-phenylalanyl-
L-arginineおよび7-amino-4-methyl-coumarinを生成す
る;最適pH範囲:5.6〜6.5;作用適温範囲:36.5〜37.5
℃;安定性:−80℃で30日間以上活性を保持し、100
℃、3分間の加熱処理によって完全に失活する;分子
量:30kDa。 【効果】 本発明により新規SH−依存性プロテアーゼ
および該プロテアーゼを有効成分として含む免疫的寛容
誘導剤が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規SH−依存性
プロテアーゼおよび該プロテアーゼを有効成分として含
む免疫的寛容誘導剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、医療目的で使用されている免疫抑
制剤としては、アザチオプリン、サイクロスポリンA、
FK-506、15−デオキシスペルグアリン等が知られてお
り、いずれも免疫抑制効果は強大である(Murray et a
l.: New Engl.J.Med.268: 1315, 1963; Lems & Koene:
IRCS Medical Science 7: 184,1979; Inamura et al.:
Transplantation 45: 206,1988; Dickneite et al.: Tr
ansplantation Proceedings19: 4244,1987) 。
【0003】しかし、これら従来の免疫抑制剤は、いず
れも免疫的寛容を十分に誘導するものではない。そのた
め、免疫抑制にあたり、長期間の継続的な投与が必要で
ある。その結果、副作用として腎尿細管障害、血管炎、
肝障害、膵外分泌障害、消化管障害等をもたらすという
問題点がある。そこで、上記諸問題を解決し得る免疫抑
制剤の開発が望まれている。
【0004】システインプロテアーゼは、SH基が活性
中心に存在するプロテアーゼの総称であり、これは免疫
抑制作用を有することが知られている(Hamajima et a
l.: Parasite Immunology 16: 261, 1994)。しかし、
システインプロテアーゼが寄生虫由来のものである場合
は、ヒトや哺乳動物にとって異物となり、該システイン
プロテアーゼを免疫抑制剤として使用しても副作用を招
く等の恐れがあるため、必ずしも好ましいものであると
はいえない。これに対し、哺乳動物由来のシステインプ
ロテアーゼは、ほ乳動物にとっては遺伝的に類似してい
るので、生体に注射しても抗体ができ難く副作用が少な
いと考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、哺乳動物よ
り精製した新規SH−依存性プロテアーゼおよび該プロ
テアーゼを有効成分として含む免疫的寛容誘導剤を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
基づいて鋭意研究を行った結果、哺乳動物の胎盤より新
規SH−依存性プロテアーゼを精製し、更に該プロテア
ーゼが優れた免疫的寛容の誘導作用を有することを見い
出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
は、哺乳動物の胎盤を破砕してホモジネートを得、該ホ
モジネートを遠心分離し、得られる上清液をアフィニテ
ィクロマトグラフィー(I)、イオン交換クロマトグラフ
ィー、ゲルクロマトグラフィーおよびアフィニティクロ
マトグラフィー(II)に順次かけることにより得られるも
のであり、以下の理化学的性質を有するプロテアーゼで
ある。
【0007】(1) 作用:β−メルカプトエタノールの存
在下において、L−プロリル−L−フェニルアラニル−
L−アルギニン 4−メチル−クマリル−7−アミドを
加水分解してL−プロリル−L−フェニルアラニル−L
−アルギニンおよび7−アミノ−4−メチル−クマリン
を生成する下記の酵素反応を触媒する。L−プロリル−
L−フェニルアラニル−L−アルギニン 4−メチル−
クマリル−7−アミド + H2O → L−プロリル−
L−フェニルアラニル−L−アルギニン + 7−アミ
ノ−4−メチル−クマリン
【0008】(2) 最適pH範囲:最適pHは、Pro-Phe-
Arg-MCA を基質とした場合、pH5.6〜6.5である。 (3) 作用適温の範囲:36.5〜37.5℃の範囲にある。 (4) 安定性:5mM酢酸緩衝液、pH 5.0中における精製
酵素は−80℃において少なくとも30日間以上その活性を
完全に保持している。また、100℃、3分間の加熱処理
によって完全に失活する。
【0009】(5) 分子量:SDS存在下におけるポリア
クリルアミド電気泳動の蛋白染色およびビオチン標識コ
ンカナバリンAによるウエスタンブロット検出法で測定
した結果、30kDaである。ここで、上記アフィニティク
ロマトグラフィー(I)に用いるカラムとしてはAffi Gel
501カラムが挙げられ、イオン交換クロマトグラフィー
に用いるカラムとしてはCM-Toyopearl 650Mカラムが挙
げられ、ゲルクロマトグラフィーに用いるカラムとして
はToyopeal HW-50s カラムが挙げられ、アフィニティク
ロマトグラフィー(II)に用いるカラムとしてはCon A-Se
pharose 4Bカラムが挙げられる。
【0010】さらに、本発明は、上記プロテアーゼを有
効成分として含む免疫的寛容誘導剤である。以下、本発
明を詳細に説明する。本発明のプロテアーゼは、哺乳動
物の胎盤を破砕してホモジネートを得、該ホモジネート
を遠心分離し、得られる上清液を以下の各クロマトグラ
フィーにかけることにより分離精製することができる。
【0011】まず、原料である哺乳動物を開腹後、胎盤
を摘出する。哺乳動物としては、例えばマウス、ラッ
ト、ウサギ、ヒト等が挙げられる。摘出した胎盤組織片
を破砕器を用いて破砕し、ホモジネートを調製する。
尚、組織片の破砕には、通常のホモジナイザー、例えば
ポッター・エルベージェムホモジナイザー等を用いるこ
とができる。また、破砕時に用いる緩衝液としては、例
えば0.2 %トリトンX−100 と0.15M 塩化ナトリウムと
を含む20mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.2)が適している。
【0012】次に、得られるホモジネートを遠心分離法
により上清液を得る。遠心分離としては超遠心分離が好
ましく、例えば4℃、105,000×gにおいて60分間行
う。このようにして得られた上清液をクロマトグラフィ
ーにかけてシステインプロテアーゼの精製を行う。クロ
マトグラフィーはアフィニティクロマトグラフィー
(I)、イオン交換クロマトグラフィー、ゲルクロマトグ
ラフィーおよびアフィニティクロマトグラフィー(II)の
4段階で構成され、それぞれ、順に行うものである。各
クロマトグラフィーで得られた画分は、適宜脱塩透析、
濃縮を行う。
【0013】アフィニティクロマトグラフィー(I)に
は、例えばAffi Gel 501カラム(Bio Rad社)または同
等の性能を有するアフィニティ担体等のカラムを用いる
ことができ、イオン交換クロマトグラフィーには、例え
ばCM-Toyopearl 650M カラム(東ソー社製)、CM-Toyop
earl 650s (東ソー社製)等のカラムを用いることがで
き、ゲルクロマトグラフィーには、例えばToyopeal HW-
50s カラム(東ソー社製)または同等の分離性能を有す
るゲルろ過担体等のカラムを用いることができ、アフィ
ニティクロマトグラフィー(II)には、Con A-Sepharose
4Bカラム(Pharmacia 社製)、その他コンカナバリンA
を固定化した担体等のカラムを用いることができる。
【0014】それぞれのクロマトグラフィーの操作につ
いては、各製造業者の説明書に従って行う。このように
して最終的にSH−依存性プロテアーゼを精製する。得
られた精製物は、以下の理化学的性質を有するものであ
る。
【0015】(1) 作用:β−メルカプトエタノールの存
在下において、L−プロリル−L−フェニルアラニル−
L−アルギニン 4−メチル−クマリル−7−アミド
(L-prolyl-L-phenylalanyl-L-arginine 4-methyl-coum
aryl-7-amide) を加水分解してL−プロリル−L−フェ
ニルアラニル−L−アルギニン(L-prolyl-L-phenylalan
yl-L-arginine)および7−アミノ−4−メチル−クマリ
ン(7-amino-4-methyl-coumarin) を生成する下記の酵素
反応を触媒する。L−プロリル−L−フェニルアラニル
−L−アルギニン 4−メチル−クマリル−7−アミド
+ H2O → L−プロリル−L−フェニルアラニル
−L−アルギニン + 7−アミノ−4−メチル−クマ
リン
【0016】(2) 最適pH範囲:最適pHは、Pro-Phe-
Arg-MCA〔MCA : 4-メチル-クマリル-7-アミド(4-methyl
-7-amide) 〕を基質とした場合、pH5.6〜6.5である。 (3) 作用適温の範囲:36.5〜37.5℃の範囲にある。 (4) 安定性:5mM酢酸緩衝液、pH 5.0中における精製
酵素は−80℃において少なくとも30日間以上その活性を
完全に保持している。また、100℃、3分間の加熱処理
によって完全に失活する。
【0017】(5) 分子量:SDS存在下におけるポリア
クリルアミド電気泳動の蛋白染色およびビオチン標識コ
ンカナバリンAによるウエスタンブロット検出法で測定
した結果、30kDaである。 以上のことから、精製された酵素標品はSH−依存性プ
ロテアーゼであると判断した。
【0018】精製標品が0.2 M の酢酸ナトリウム緩衝液
(pH6.0) 中におけるペプチド基質(Pro-Phe-Arg-MCA)の
加水分解には、還元剤であるβ−メルカプトエタノール
の存在が必須であることから、本発明のプロテアーゼ
(以下、「本酵素」という)はSH-依存性プロテアーゼ
であることが示唆される。また、本酵素はSDS-ポリアク
リルアミドゲル電気泳動のクーマシーブルーによる蛋白
染色(図9参照)又は銀染色法のいずれによっても30kD
aの単一バンドとして検出される。
【0019】なお、本酵素のウエスタンブロット検出に
おいて、本酵素はビオチン標識−コンカナバリンAによ
っても30kDaの単一バンドを示すことを確かめた。この
結果は、本酵素がマンノース又はグルコース残基を含有
する糖タンパク質であることを示唆するものである。次
に、本発明の免疫的寛容誘導剤について説明する。
【0020】本酵素を免疫的寛容誘導剤として使用する
場合には、投与する対象を特に限定しない。例えば、各
アレルギー疾患(例えば、アトピー性皮膚炎、気管支喘
息、アレルギー性鼻炎、全身性エリテマトーデス、慢性
関節リウマチ等)や臓器移植による拒絶反応(例えば骨
髄、皮膚、心臓、肝臓、腎臓移植における、移植片に対
する拒絶反応等)を予防又は治療することを目的として
用いることができる。また、投与する方法は非経口で、
注射(例えば静脈注射、皮下注射、筋肉注射、点滴
等)、坐剤、クリーム剤、パップ剤等を含む。また、そ
の投与量は、動物かヒトかによって、さらに年齢、投与
経路、投与回数により異なり、広範囲に変えることがで
きる。この場合、本酵素の有効量と適切な希釈剤および
薬理学的に使用し得る担体の組成物として投与される有
効量は10μg〜1000μg/kg/日であり、1日1回〜数回に
分けて投与される。
【0021】本発明の免疫的寛容誘導剤を非経口投与す
る場合、安定剤、緩衝剤、保存剤、等張化剤等の添加剤
を含有し、通常、単位投与量アンプル若しくは多投与量
容器又はチューブの状態で提供される。上記組成物は、
使用する際に適当な担体、例えば発熱不含の滅菌水で再
溶解させる粉体であってもよい。本酵素が免疫的寛容誘
導剤として有用であることを裏付ける薬理試験例を以下
に記載する。
【0022】〔試験例1〕 細胞性免疫反応に対する免
疫的寛容の誘導 まず、本酵素による細胞性免疫反応の抑制に関する試験
を行った。マウスを免疫するため、抗原としてヒツジ赤
血球(SRBC)を投与することとした。抗原の投与日を0日
目とする。0日目から起算して15日前、5日前、4日
前、1日前および1日後に本酵素を投与する群をそれぞ
れ設けた。本酵素の各投与群では、12週齢のC3H/Heマウ
ス(雌) を6匹ずつ用いた。尚、対照群として本酵素を
投与しないマウスを用いた。
【0023】上記それぞれの日に各群のマウスの腹腔に
本酵素(50μg/kg) を投与した(図1A,a〜f参照)
。次に、0日目に抗原であるSRBC(1×108個)を含む
食塩水0.1ml を腹腔投与して免疫を行った(図1A)。
1日後に本酵素を投与する群については、SRBCでの免疫
後に本酵素を投与した。さらに、0日目から起算して5
日後にSRBC(5×107個)を含む食塩水0.05mlを、各マ
ウスの足蹠に足蹠反応(腫れ)の誘導のための投与を行
い、翌日から4日間にわたって足蹠の腫れ(厚さ)を測
定した(図1A)。なお、図1において、「Day 0」と
あるのは第1回目の免疫の当日、負の数字は免疫前の日
(例えば、「Day -1」とあるのは免疫1日前)、正の数
字は免疫後の日(例えば、「Day 1」とあるのは免疫1
日後)であることを示す。
【0024】その結果、腹腔への抗原投与1日前に本酵
素を投与した群、0日目に本酵素を投与した群および1
日後に本酵素を投与した群では、対照群と比較してその
足蹠反応(腫れ)が有意に抑制され(t−検定, P<0.
01) 、本酵素投与が、SRBCに対する細胞性免疫である遅
延型過敏症反応を抑制していることを示した(図2)。
図2において、「△」は抗原投与15日前の本酵素投与
群、「□」は抗原投与5日前又は4日前の本酵素投与
群、「▲」は抗原投与1日前の本酵素投与群、「●」は
抗原投与0日目の本酵素投与群、「■」は抗原投与1日
後の本酵素投与群、「○」は対照群を示す。各結果はマ
ウス6匹あたりの平均値±標準誤差を示す。
【0025】次に、同様にして第1回目の抗原投与1日
前に本酵素を投与したマウス群について、第1回目の抗
原投与日(0日目)から3カ月後に第2回目の免疫を行
った。抗原は、第1回目と同様、SRBC(1×108個)を
含む食塩水0.1ml を腹腔投与し、5日後に各マウスの足
蹠に足蹠反応(腫れ)を誘導するためにSRBCの5×107
個を含む生理的食塩水0.05mlを注射し、翌日(24時間
後)、足蹠の腫れ(厚さ)を測定した。また、本酵素を
抗原投与4日前に投与した群および無処理群についても
同様にして足蹠の腫れを測定した。
【0026】その結果、第2回目の抗原投与を行った場
合、第1回目の抗原投与1日前に本酵素を投与した群
は、第2回目の抗原投与1日前に本酵素を新たに投与し
なくても、SRBCに対する免疫反応の抑制効果の持続が認
められ、免疫寛容を誘導することが明らかになった(表
1)。
【0027】
【表1】
【0028】〔試験例2〕液性抗体産生に対する免疫的
寛容の誘導 本酵素による液性免疫反応の抑制に関する試験を行っ
た。マウスの免疫、本酵素の投与スケジュール、投与
量、試験マウス群および対照群の使用については、試験
例1と同様に行った。第1回目の免疫5日後に、これら
各群のマウスから採血し、SRBCに対する血清中の抗体価
(HA)を測定した。抗体価の測定は、公知の方法(Se
ver: J. Immunology, 88: 320, 1962)に従って、SRBCを
抗原としてマイクロタイター法による赤血球凝集反応に
よって行った。
【0029】その結果、本酵素を免疫4日前に投与した
群では、対照群と比較してその抗体産生が有意に抑制さ
れ(t−検定、P<0.05)、本酵素を投与することによ
りSRBCに対する液性抗体産生を抑制することがわかった
(図3)。図3中、-15、-5、-4、-1、0 および1とあ
るのは、本酵素を投与する日を示しており、それぞれ第
1回目の免疫15日前、5日前、4日前、1日前、当日お
よび1日後である。また、結果はマウス各6匹の平均値
±標準誤差である。さらに、同様に本酵素を第1回目の
免疫4日前に投与した群では、第1回目の免疫から3カ
月後における免疫(第2回目免疫)を行った場合でも、
前記と同様に、本酵素を新たに投与しなくてもSRBCに対
する免疫反応の抑制効果の持続が認められ、免疫寛容を
誘導することが明らかになった(表1)。
【0030】〔試験例3〕本酵素と他のプロテアーゼと
の免疫抑制の比較 本酵素と他のプロテアーゼとの免疫抑制の比較試験を行
った。他のプロテアーゼとしてトリプシン、プラスミ
ン、コラゲナーゼおよびシステインプロテアーゼを使用
し、また、無処理群を対照群として使用した。12週令マ
ウスC3H/He(♀)の腹腔にこれらのプロテアーゼ(50μ
g/kg)を投与し、1日後に抗原としてSRBC(1×10
8個)を含む食塩水0.1ml をマウス腹腔に注射して免疫
した。さらに、免疫5日後にSRBC(5×107 )を含む食
塩水0.05mlを足蹠に注射して、SRBCに対する足蹠の腫れ
(厚さ)を測定した。
【0031】その結果、抗原投与1日前に本酵素および
他のシステインプロテアーゼを投与した群では、対照群
と比較して足蹠反応(腫れ)が有意に抑制され(t−検
定、P<0.01)、本酵素および他のシステインプロテア
ーゼの投与がSRBCに対する細胞性免疫である遅延型過敏
症反応の抑制を誘導していることを示した(表2)。し
かし、システインプロテアーゼファミリー以外のトリプ
シン、プラスミンおよびコラゲナーゼのいずれのプロテ
アーゼを投与しても、対照群との有意差はなく、免疫抑
制されなかった(表2)。
【0032】
【表2】
【0033】次に、これらのプロテアーゼによるSRBCに
対する液性抗体産生の抑制について、比較試験を行っ
た。各プロテアーゼ(50μg/kg)を、抗原投与15日前お
よび4日前に2回マウス腹腔に投与し、次いで、0日目
にSRBC(1×108個)を含む食塩水0.1ml をマウス腹腔
に投与して免疫した。そして、免疫5日後に、これら各
群のマウスにおけるSRBCに対する血清中の抗体価(H
A)を測定した。抗体価の測定方法は前記と同様であ
る。
【0034】その結果、本酵素および他のシステインプ
ロテアーゼを投与した群では、対照群と比較して抗体産
生が有意に抑制された(t−検定、P<0.05)(表
2)。本酵素および他のシステインプロテアーゼの投与
がSRBCに対する液性抗体産生を抑制することを明らかに
した。しかし、トリプシン、プラスミンおよびコラゲナ
ーゼの投与では対照群との有意差はなく、免疫抑制され
なかった(表2)。
【0035】〔試験例4〕自己免疫疾患発症の抑制 7週令のマウスMRL-lpr/lpr(♀) に、抗原を投与する4
日前および1日前に本酵素(各100μg/kg)を腹腔投与
し、0日目に抗原として22週令マウスMRL-lpr/lpr(♀)
の脾臓細胞(1×108個)を腹腔投与した。さらに抗原
投与1日後および15日後に本酵素(各100μg/kg)を腹
腔投与した(図1B)。
【0036】抗原投与後21週令までのマウスの生存の有
無を調べ、22週令のマウスにおいて、自己免疫疾患の指
標となる腎障害スコアを測定した。腎障害スコアの測定
は次のように行った。まず、各腎臓を10%ホルマリン液
で固定し、パラフィン切片をつくり、ヘマトキシリンお
よびエオジンで染色し、プレパラート標本を作製した。
さらに、それらの標本の腎組織の糸球体20個を検鏡し、
その腎炎を示す像を点数化し(正常糸球体:1点、富核
化像:2点、増殖性腎炎像:3点、硝子体形成:4点お
よび半月形成:5点)、各像の数にそれぞれの点数を乗
じて各標本のスコアを計算し、各群の平均腎炎スコアを
算出した。
【0037】その結果、本酵素を投与した群(試験群)
では、マウスMRL-lpr/lpr の自己免疫疾患(21週令マウ
スの死亡率および22週令マウスの腎障害)の発症を抑制
することができ、免疫的寛容を誘導することができた
(表3:χ2 −検定(P<0.01);図4:t−検定(P
<0.05))。なお、P値は試験群と対照群との比較によ
るものである。
【0038】
【表3】
【0039】〔試験例5〕皮膚生着の延長を及ぼす免疫
的寛容の誘導試験 C3H/He(♀)マウスにAKR(♀)の皮膚を移植したとき
の、皮膚生着に及ぼす本酵素の免疫的寛容の誘導効果を
試験した。8週令のマウスC3H/He(♀)の腹腔に皮膚を
移植する4日前および1日前に本酵素(100 μg/kg)を
注射し、これに6週令のマウスAKR(♀)の皮膚を移植し
た(図1C)。さらに、皮膚移植15日後に本酵素(100
μg/kg)を投与し、各マウスにおける皮膚移植片の生存
期間を測定した。なお、本酵素を投与しない群を対照と
して使用した。
【0040】その結果、対照群の皮膚の平均生着時間
(MST)が17.5±0.4 日であるのに対し、本酵素を投
与した群のMSTは41.7±10.3日であり、有意(t−検
定,P<0.05)に長期間に亘って皮膚を生着させること
ができた(表4)。
【0041】
【表4】
【0042】これらの結果から、本酵素のマウス腹腔投
与はその前後に注射または移植された抗原や組織に対し
て免疫的寛容を誘導することを示した。以上の試験か
ら、本酵素投与が抗原および移植組織に対する抗体産生
を抑制し、生体の免疫的寛容を誘導することが確認され
た。なお、上記の各試験例においては、哺乳動物の胎盤
から直接抽出したSH−依存性プロテアーゼを用いた。
但し、本発明の商業的規模の実施には動物の培養細胞ま
たは遺伝子工学的手法(組換えDNA技法)を用いて、
遺伝子組換え体から多量に調製したものをも用いること
ができる。
【0043】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。但し、本発明はこれら実施例に限定されな
い。 〔実施例1〕哺乳動物由来のSH−依存性プロテアーゼ
の精製 C3Hマウスの胎盤6個(約5g)を、0.2% Triton X-10
0 と0.15 M NaCl とを含む20mM Tris-HCl 緩衝液、pH7.
2 (以下「TBS-7.2 」という) で破砕し、得られるホモ
ジネート20mlを4℃、1時間、105,000×gにおいて遠
心した。
【0044】次に、この上清の粗抽出液をTBS-7.2であ
らかじめ平衡化した Affi Gel 501カラム(2.5×3.8cm
;Bio Rad 社製) に吸着させ、これをカラム容積の10
倍量のTBS-7.2を用いて洗浄し、そのカラムから非吸着
蛋白を洗浄除去した。さらに、カラム担体に弱い親和性
で吸着している蛋白を、40mM EDTA(disodium ethylendi
amine tetraacetate)を含むTBS-7.2で洗浄除去した。
次に、カラムに特異的に結合したSH含有蛋白を、10mM
β−メルカプトエタノールおよび40mM EDTAを含むTBS-
7.2で溶出させた(図5)。
【0045】溶出結果を図5に示す。図5中、「━━」
で示す範囲の活性画分(分画番号26〜31)を分取した。
図5中、矢印(i) で示される時点で担体と弱く結合して
いる非酵素蛋白をEDTAにより溶出除去した後に、矢印(i
i)で示される時点において、EDTAおよびβ−メルカプト
エタノールによって活性を含むSH蛋白を溶出させた。
【0046】Affi Gel 501カラムを用いたアフィニティ
クロマトグラフィーから分取した部分精製酵素溶液(図
中の活性画分の上部に示す「━━」の部分;分画番号26
〜31)を、20mM 酢酸緩衝液、pH 4.6(以下「AB-4.6」
という) で12時間透析した。透析した酵素画分液をAB-
4.6により平衡化した陽イオン交換担体であるCM-toyope
arl 650M カラム(1.3×3.0cm ;東ソー社製)に吸着さ
せ、AB-4.6で非吸着蛋白を洗浄除去し、その吸着蛋白
を、75mM NaCl を含むAB-4.6によってカラムから溶出し
た(図6)。
【0047】図6において、まず陽イオン交換担体に対
する非酵素蛋白を洗浄溶出させた後に、矢印(↓)で示
した時点より75mM NaCl で活性画分を溶出させた。ここ
で、「━━」にて示した画分(分画番号16〜20)を部分
精製酵素として分取した。CM-toyopearlイオン交換クロ
マトグラフィーから得たこの酵素液を限外濾過法によっ
て1mlに濃縮し、この濃縮した酵素液を、0.15M NaClを
含む20mM 酢酸緩衝液、pH5.0(以下「ABS-5.0」とい
う)で平衡化したToyopearl HW-50sカラム(1.5×48c
m;東ソー社製)によりゲルクロマトグラフィーを行っ
た(図7)。
【0048】図中の活性を示す画分の中、夾雑蛋白を除
くために「━━」で示した活性部(分画番号27〜31)を
分取した。次に、ゲルクロマトグラフィーカラムから酵
素をABS-5.0で溶出した。溶出して得られた酵素活性の
ある溶出液について、1mM CaCl2および1mM MnCl2を含
むABS-5.0で平衡化した Con A-Sepharose 4B (1.5×3.5
cm;Pharmacia 社製)アフィニティクロマトグラフィー
を行い、まず、そのカラムの非吸着蛋白を洗浄除去し、
酵素を1mM CaCl2、1mM MnCl2および0.2M Tris-HCl(pH
7.2)を含む0.1M メチルマンノースで特異的に溶出した
(図8)。
【0049】コンカナバリンAに親和性を示さない少量
の活性および夾雑蛋白等を洗浄除去した後に、矢印
(↓)の時点より0.1 M メチルマンノースによって酵素
を特異的に溶出させた。「━━」にて示した画分(分画
番号15〜18)を分取した。溶出液(精製酵素(150μg
蛋白))12mlを5mM 酢酸緩衝液、pH5.0 に対し透析し
(4℃,6〜9時間)、限外濾過法により0.2mlに濃縮
し、精製酵素を得た。このようにして精製された酵素は
電気泳動(蛋白染色)によって30kDaの分子量を示す単
一標品として認められた(図9)。
【0050】
【発明の効果】本発明により新規SH−依存性プロテア
ーゼおよび該プロテアーゼを有効成分として含む免疫的
寛容誘導剤が提供される。本発明の免疫的寛容誘導剤
は、哺乳動物に数回の投与によって抗原および移植組織
に対する抗体産生を抑制し、また、免疫的寛容を誘導す
ることができる。したがって、従来の免疫的寛容誘導剤
の欠点である長期的投与の必要性はなく、そのため副作
用の心配を解消できるという優れた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】免疫抑制試験計画を示す図である。
【図2】マウスの足蹠反応を抑制する結果を示す図であ
る。
【図3】羊赤血球に対する抗体産生を抑制する結果を示
す図である。
【図4】マウスの腎障害に対する抑制効果を示す図であ
る。
【図5】酵素粗抽出液のAffi Gel 501によるアフィニテ
ィークロマトグラフィーの結果を示す図である。
【図6】部分精製酵素のCM-Toyopearl 650M による陽イ
オン交換クロマトグラフィーの結果を示す図である。
【図7】酵素画分のToyopearl HW 50sによるゲルろ過の
結果を示す図である。
【図8】酵素画分のCon A-Sepharose 4Bによるアフィニ
ティークロマトグラフィーの結果を示す図である。
【図9】精製酵素のSDS存在下におけるポリアクリル
アミド電気泳動の写真である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳動物の胎盤を破砕してホモジネート
    を得、該ホモジネートを遠心分離し、得られる上清液を
    アフィニティクロマトグラフィー(I)、イオン交換クロ
    マトグラフィー、ゲルクロマトグラフィーおよびアフィ
    ニティクロマトグラフィー(II)に順次かけることにより
    得られ、以下の理化学的性質を有するSH−依存性プロ
    テアーゼ。 (1) 作用:β−メルカプトエタノールの存在下におい
    て、L−プロリル−L−フェニルアラニル−L−アルギ
    ニン 4−メチル−クマリル−7−アミドを加水分解し
    てL−プロリル−L−フェニルアラニル−L−アルギニ
    ンおよび7−アミノ−4−メチル−クマリンを生成する
    下記の酵素反応を触媒する。L−プロリル−L−フェニ
    ルアラニル−L−アルギニン 4−メチル−クマリル−
    7−アミド + H2O → L−プロリル−L−フェニ
    ルアラニル−L−アルギニン + 7−アミノ−4−メ
    チル−クマリン (2) 最適pH範囲:最適pHは、Pro-Phe-Arg-MCA を基
    質とした場合、pH5.6〜6.5である。 (3) 作用適温の範囲:36.5〜37.5℃の範囲にある。 (4) 安定性:5mM酢酸緩衝液、pH 5.0中における精製
    酵素は−80℃において少なくとも30日間以上その活性を
    完全に保持している。また、100℃、3分間の加熱処理
    によって完全に失活する。 (5) 分子量:SDS存在下におけるポリアクリルアミド
    電気泳動の蛋白染色およびビオチン標識コンカナバリン
    Aによるウエスタンブロット検出法で測定した結果、30
    kDaである。
  2. 【請求項2】 アフィニティクロマトグラフィー(I)がA
    ffi Gel 501カラムを用いたものである請求項1記載の
    SH−依存性プロテアーゼ。
  3. 【請求項3】 イオン交換クロマトグラフィーがCM-Toy
    opearl 650 Mカラムを用いたものである請求項1記載の
    SH−依存性プロテアーゼ。
  4. 【請求項4】 ゲルクロマトグラフィーがToyopearl HW
    -50sカラムを用いたものである請求項1記載のSH−依
    存性プロテアーゼ。
  5. 【請求項5】 アフィニティクロマトグラフィー(II)が
    Con A-Sepharose 4Bカラムを用いたものである請求項1
    記載のSH−依存性プロテアーゼ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のS
    H−依存性プロテアーゼを有効成分として含む免疫的寛
    容誘導剤。
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