JPH09121695A - 果樹等の冷害防止装置 - Google Patents
果樹等の冷害防止装置Info
- Publication number
- JPH09121695A JPH09121695A JP30686795A JP30686795A JPH09121695A JP H09121695 A JPH09121695 A JP H09121695A JP 30686795 A JP30686795 A JP 30686795A JP 30686795 A JP30686795 A JP 30686795A JP H09121695 A JPH09121695 A JP H09121695A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blower
- motor
- fruit trees
- frame
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 果樹栽培における冷害防除。
【解決手段】 果樹2を植樹した圃場1に数メートル上
空の温暖層3に達する支柱4を設け、支柱4の上部には
送風機5を前面に固定したモーター6のフレーム9を角
度調節自在に取付け、前記モーター6のフレーム9に
は、前記送風機5の下方を迂回して送風機5の前面に達
する支持腕14を設け、該支持腕14の先端で前記送風
機5の中心位置にはヒーター15を取付けた果樹等の冷
害防止装置。
空の温暖層3に達する支柱4を設け、支柱4の上部には
送風機5を前面に固定したモーター6のフレーム9を角
度調節自在に取付け、前記モーター6のフレーム9に
は、前記送風機5の下方を迂回して送風機5の前面に達
する支持腕14を設け、該支持腕14の先端で前記送風
機5の中心位置にはヒーター15を取付けた果樹等の冷
害防止装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、果樹等の冷害防止装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来から、東北等の寒冷地では、冬期間早
霜等により冷害を受けることがしばしばあった。このよ
うな圃場でも、地表面より数メートル上空には、2〜3
℃程高温の温暖層が存在するので、この空気を果樹に向
けて送風すると、相当の冷害の防除ができることは知ら
れていた。
霜等により冷害を受けることがしばしばあった。このよ
うな圃場でも、地表面より数メートル上空には、2〜3
℃程高温の温暖層が存在するので、この空気を果樹に向
けて送風すると、相当の冷害の防除ができることは知ら
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】公知のものは、数メー
トル上空の温暖層の空気を、果樹に向けて送風するだけ
であったので、冷害防除の効果に疑問があったばかりで
なく、全くの無風のときだけしか温暖層はできないか
ら、微風のあるときは利用でなかった。
トル上空の温暖層の空気を、果樹に向けて送風するだけ
であったので、冷害防除の効果に疑問があったばかりで
なく、全くの無風のときだけしか温暖層はできないか
ら、微風のあるときは利用でなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、果樹
2を植樹した圃場1に数メートル上空の温暖層3に達す
る支柱4を設け、支柱4の上部には送風機5を前面に固
定したモーター6のフレーム9を角度調節自在に取付
け、前記モーター6のフレーム9には、前記送風機5の
下方を迂回して送風機5の前面に達する支持腕14を設
け、該支持腕14の先端で前記送風機5の中心位置には
ヒーター15を取付けた果樹等の冷害防止装置としたも
のである。また、前記果樹等の冷害防止装置において、
モーター6の後方にはバランスウエィト16を設けたも
のである。
2を植樹した圃場1に数メートル上空の温暖層3に達す
る支柱4を設け、支柱4の上部には送風機5を前面に固
定したモーター6のフレーム9を角度調節自在に取付
け、前記モーター6のフレーム9には、前記送風機5の
下方を迂回して送風機5の前面に達する支持腕14を設
け、該支持腕14の先端で前記送風機5の中心位置には
ヒーター15を取付けた果樹等の冷害防止装置としたも
のである。また、前記果樹等の冷害防止装置において、
モーター6の後方にはバランスウエィト16を設けたも
のである。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は圃場、2は圃場1に栽培されている果樹である。東
北等の寒冷地では、冬期間でも、地表面より数メートル
上空に、地表面に比し、2〜3℃程高温の温暖層3が存
在する。4は温暖層3に達する支柱、5は支柱4の上部
に取付けられた送風機、6は送風機5のモーター、7は
モーターブレーカーボックスで、場合により温度センサ
ーを内蔵している。8は支柱4に取付けたモーター6の
支持台であり、支持台8には、モーター6のフレーム9
を上下角度調節自在に取付ける。10は角度調節用の
軸、11は軸10を中心とする円弧の長孔、12は長孔
11に挿入された固定ボルト、13は支持台8の固定具
である。
1は圃場、2は圃場1に栽培されている果樹である。東
北等の寒冷地では、冬期間でも、地表面より数メートル
上空に、地表面に比し、2〜3℃程高温の温暖層3が存
在する。4は温暖層3に達する支柱、5は支柱4の上部
に取付けられた送風機、6は送風機5のモーター、7は
モーターブレーカーボックスで、場合により温度センサ
ーを内蔵している。8は支柱4に取付けたモーター6の
支持台であり、支持台8には、モーター6のフレーム9
を上下角度調節自在に取付ける。10は角度調節用の
軸、11は軸10を中心とする円弧の長孔、12は長孔
11に挿入された固定ボルト、13は支持台8の固定具
である。
【0006】しかして、前記フレーム9には、送風機5
の下方を迂回し、送風機5の前面に達する支持腕14の
基部を固定し、該支持腕14の先端の送風機5の前面に
は、強力なヒーター15を取付ける。ヒーター15は送
風機5の中心前方に位置するように取付ける。図4は、
第2実施例で、支持腕14を後方に延長させ、モーター
6の後方にバランスウエィト16を設けたものである。
の下方を迂回し、送風機5の前面に達する支持腕14の
基部を固定し、該支持腕14の先端の送風機5の前面に
は、強力なヒーター15を取付ける。ヒーター15は送
風機5の中心前方に位置するように取付ける。図4は、
第2実施例で、支持腕14を後方に延長させ、モーター
6の後方にバランスウエィト16を設けたものである。
【0007】
【作用】次に作用を述べる。風の強い日は、温暖層3は
生じないから、効果はないが、無風または無風に近い寒
い日の特に早朝2〜4時頃には、地表温度よりは温暖で
ある温暖層3が、数メートル上空のところにできる。こ
の温暖層3を利用して更に加熱した空気を地表面に風を
送ると、果樹の芽のある部分の微細気象温度を1〜2℃
程上昇させることができるので、凍ってしまう冷害を防
止できる。
生じないから、効果はないが、無風または無風に近い寒
い日の特に早朝2〜4時頃には、地表温度よりは温暖で
ある温暖層3が、数メートル上空のところにできる。こ
の温暖層3を利用して更に加熱した空気を地表面に風を
送ると、果樹の芽のある部分の微細気象温度を1〜2℃
程上昇させることができるので、凍ってしまう冷害を防
止できる。
【0008】即ち、モーターブレーカーボックス7を介
してモーター6に通電し、送風機5を回転させ、同時に
ヒーター15に通電して加熱空気を吹き付けると、果樹
2には温暖層3及びヒーター15の温風が与えられるの
で、冷害の防止ができる。なお、第2実施例では、バラ
ンスウエイト16を用いているので、風向きの調節が容
易である。
してモーター6に通電し、送風機5を回転させ、同時に
ヒーター15に通電して加熱空気を吹き付けると、果樹
2には温暖層3及びヒーター15の温風が与えられるの
で、冷害の防止ができる。なお、第2実施例では、バラ
ンスウエイト16を用いているので、風向きの調節が容
易である。
【0009】
【発明の効果】従来から、東北等の寒冷地では、冬期間
早霜等により冷害を受けることがしばしばあった。この
ような圃場でも、地表面より数メートル上空には、2〜
3℃程高温の温暖層が存在するので、この空気を果樹に
向けて送風すると、相当の冷害の防除ができることは知
られていた。公知のものは、数メートル上空の温暖層の
空気を、果樹に向けて送風するだけであったので、冷害
防除の効果に疑問があったばかりでなく、全くの無風の
ときだけしか温暖層はできないから、微風のあるときは
利用でなかった。しかるに、本発明は、果樹2を植樹し
た圃場1に数メートル上空の温暖層3に達する支柱4を
設け、支柱4の上部には送風機5を前面に固定したモー
ター6のフレーム9を角度調節自在に取付け、前記モー
ター6のフレーム9には、前記送風機5の下方を迂回し
て送風機5の前面に達する支持腕14を設け、該支持腕
14の先端で前記送風機5の中心位置にはヒーター15
を取付けた果樹等の冷害防止装置としたものであるか
ら、数メートル上空の温暖層3に達する支柱4の上部に
は送風機5を前面に固定したモーター6のフレーム9を
角度調節自在に取付けてあるので、果樹2に対して送風
機5の向きを調節でき、前記モーター6のフレーム9に
は、前記送風機5の下方を迂回して送風機5の前面に達
する支持腕14を設け、該支持腕14の先端で前記送風
機5の中心位置にはヒーター15を取付けたから、ヒー
ター15による加熱空気を送るので、圃場全体を温暖で
きる。また、前記果樹等の冷害防止装置において、モー
ター6の後方にはバランスウエィト16を設けたから、
送風機5の向きを安定できる。
早霜等により冷害を受けることがしばしばあった。この
ような圃場でも、地表面より数メートル上空には、2〜
3℃程高温の温暖層が存在するので、この空気を果樹に
向けて送風すると、相当の冷害の防除ができることは知
られていた。公知のものは、数メートル上空の温暖層の
空気を、果樹に向けて送風するだけであったので、冷害
防除の効果に疑問があったばかりでなく、全くの無風の
ときだけしか温暖層はできないから、微風のあるときは
利用でなかった。しかるに、本発明は、果樹2を植樹し
た圃場1に数メートル上空の温暖層3に達する支柱4を
設け、支柱4の上部には送風機5を前面に固定したモー
ター6のフレーム9を角度調節自在に取付け、前記モー
ター6のフレーム9には、前記送風機5の下方を迂回し
て送風機5の前面に達する支持腕14を設け、該支持腕
14の先端で前記送風機5の中心位置にはヒーター15
を取付けた果樹等の冷害防止装置としたものであるか
ら、数メートル上空の温暖層3に達する支柱4の上部に
は送風機5を前面に固定したモーター6のフレーム9を
角度調節自在に取付けてあるので、果樹2に対して送風
機5の向きを調節でき、前記モーター6のフレーム9に
は、前記送風機5の下方を迂回して送風機5の前面に達
する支持腕14を設け、該支持腕14の先端で前記送風
機5の中心位置にはヒーター15を取付けたから、ヒー
ター15による加熱空気を送るので、圃場全体を温暖で
きる。また、前記果樹等の冷害防止装置において、モー
ター6の後方にはバランスウエィト16を設けたから、
送風機5の向きを安定できる。
【図1】全体側面図。
【図2】要部側面図。
【図3】要部正面図。
【図4】第2実施例側面図。
1…圃場、2…果樹、3…温暖層、4…支柱、5…送風
機、6…モーター、7…モーターブレーカーボックス、
8…支持台、9…フレーム、10…軸、11…長孔、1
2…固定ボルト、13…固定具、14…支持腕、15…
ヒーター、16…バランスウエィト。
機、6…モーター、7…モーターブレーカーボックス、
8…支持台、9…フレーム、10…軸、11…長孔、1
2…固定ボルト、13…固定具、14…支持腕、15…
ヒーター、16…バランスウエィト。
Claims (2)
- 【請求項1】 果樹2を植樹した圃場1に数メートル上
空の温暖層3に達する支柱4を設け、支柱4の上部には
送風機5を前面に固定したモーター6のフレーム9を角
度調節自在に取付け、前記モーター6のフレーム9に
は、前記送風機5の下方を迂回して送風機5の前面に達
する支持腕14を設け、該支持腕14の先端で前記送風
機5の中心位置にはヒーター15を取付けた果樹等の冷
害防止装置。 - 【請求項2】 請求項1において、モーター6の後方に
はバランスウエィト16を設けた果樹等の冷害防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30686795A JPH09121695A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 果樹等の冷害防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30686795A JPH09121695A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 果樹等の冷害防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09121695A true JPH09121695A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17962214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30686795A Pending JPH09121695A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 果樹等の冷害防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09121695A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007089514A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 自動折畳み可能な昇降式の防霜ファン装置 |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30686795A patent/JPH09121695A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007089514A (ja) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 自動折畳み可能な昇降式の防霜ファン装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010605 |