JPH09121647A - 出力軸角度調整装置 - Google Patents

出力軸角度調整装置

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JPH09121647A
JPH09121647A JP28496595A JP28496595A JPH09121647A JP H09121647 A JPH09121647 A JP H09121647A JP 28496595 A JP28496595 A JP 28496595A JP 28496595 A JP28496595 A JP 28496595A JP H09121647 A JPH09121647 A JP H09121647A
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JP
Japan
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housing
shaft
gear
latch
output shaft
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JP28496595A
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English (en)
Inventor
Toshishige Yamaoka
敏成 山岡
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力軸角度調整装置の角度調節操作を簡易化
する。 【解決手段】 駆動軸1の入力ギア2と、出力軸3の出
力ギア4と、両ギア間に介在する中間ギア5と、出力ギ
アを軸支する第1のハウジング6と、入力ギアを軸支す
る第2のハウジング7と、第2のハウジングに回動不能
に取り付けられ第1のハウジングに軸支部を介し軸支さ
れた中間ギアの中間シャフト9と、両ハウジングの接合
部に形成された摺動面10a,10bと、第1のハウジ
ング上に摺動可能に保持されたラッチ11と、ラッチと
選択的に係合しうる複数個の係合部12を周縁に有した
中間シャフトに固定された回転体13とを具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刈払機等の駆動軸
に対し出力軸を自在に傾斜させることができる出力軸角
度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より刈払機等には出力軸角度調整装
置が装着されている。これには例えば実開平3−957
34号、実開平5−20号等で開示されるようなものが
ある。
【0003】実開平3−95734号のものは、駆動軸
の入力ギアと出力軸の出力ギアとの間に中間ギアを設
け、上記入力ギアを第1のハウジングで軸支し、上記出
力ギアを第2のハウジングで軸支し、上記中間ギアを支
える中間シャフトの下端を上記第2のハウジングに固定
し上端を上記第1のハウジングに軸支し、上記第1のハ
ウジングと上記第2のハウジングとの接合部に上記中間
シャフトに垂直な摺動面を形成してなるものである。そ
して、上記駆動軸の手元側に設けられた操作レバーを操
作し上記駆動軸に沿って伸びたロッドを介して上記第2
のハウジングを摺動面上で回転させることにより出力軸
の角度を駆動軸に対して傾斜させるようになっている。
【0004】実開平5−20号のものは、上記操作レバ
ーによる遠隔操作方式ではなく、上記第1のハウジング
外に中間シャフトを突出せしめ、第1のハウジング側に
固定菊座金を設け、中間シャフト側にスライド菊座金と
該スライド菊座金を固定菊座金に付勢するためのスプリ
ングを設けると共にスプリングをスライド菊座金側に押
圧したり解放したりするためのカムを有したレバーを中
間シャフトにピンを介し軸支してなるものである。ピン
を支点にしてレバーを回しカムでスプリングを押圧すれ
ば、スライド菊座金が固定菊座金に押し付けられ、第1
のハウジングに対し第2のハウジングが固定され、レバ
ーはスプリングの反力で当該位置に固定されることにな
る。また、レバーを反対向きに回しカムによるスプリン
グの押圧を解けば、中間シャフト及びスライド菊座金す
なわち第2のハウジングを固定菊座金すなわち第1のハ
ウジングに対して回わすことができ、出力軸を駆動軸に
対して傾斜させることができる。その後、レバーを逆向
きに回せば第1のハウジングに対し第2のハウジングを
固定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の出力軸角度調整装置は、前者の実開平3−9573
4号のものにあっては、駆動軸に平行に配置された遠隔
操作のためのロッドが伸縮不能であるから、駆動軸を包
んだ操作桿の伸縮も不能になるという欠点がある。後者
の実開平5−20号のものにあっては、レバーがハウジ
ング外に大きく突出しているので、作業中にこれが何等
かの物に引っ掛かり易く、レバーが不意に解除され出力
軸の角度が急に変わってしまうおそれがある。また、一
旦レバーが解除されると、その自動的な復帰は困難であ
るから、作業者が手で戻さなければならないが、その際
出力軸は駆動軸に対してフリーになっているのでそのよ
うな操作には大きな危険を伴う。
【0006】従って、本発明は、かかる問題点を解消す
ることができる手段を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、駆動軸1の入力ギア2と、出力
軸3の出力ギア4と、上記入力ギア2と上記出力ギア4
との間に介在する中間ギア5と、上記入力ギア2を軸支
する第1のハウジング6と、上記出力ギア4を軸支する
第2のハウジング7と、上記第1と第2のハウジング
6,7のいずれか一方に回動不能に取り付けられ他方に
軸支部8を介し軸支された上記中間ギア5を支える中間
シャフト9と、上記第1のハウジング6と上記第2のハ
ウジング7との接合部に形成された上記中間シャフト9
に垂直な摺動面10a,10bと、複数個の係合部12
を周縁に有した上記中間シャフト9に回動不能に取り付
けられた回転体12と、上記軸支部8を備えた上記第1
又は第2のハウジング6,7上に設けられ、上記係合部
12と選択的に係合しうるラッチ11とを具備した出力
軸角度調整装置の構成を採用し、請求項2の発明は、駆
動軸1の入力ギア2と、出力軸3の出力ギア4と、上記
入力ギア2と上記出力ギア4との間に介在する中間ギア
5と、上記入力ギア2を軸支する第1のハウジング6
と、上記出力ギア4を軸支する第2のハウジング7と、
上記第1のハウジング6に軸支部8を介し軸支され上記
第2のハウジング7に回動不能に取り付けられた上記中
間ギア5を支える中間シャフト9と、上記第1のハウジ
ング6と上記第2のハウジング7との接合部に形成され
た上記中間シャフト9に垂直な摺動面10a,10b
と、上記第1のハウジング6に上記第2のハウジング7
と反対側から被せられ上記中間シャフト9に回動不能に
取り付けられたキャップ29と、上記第1のハウジング
6に設けられた複数個の係合部12と、上記キャップ2
9に設けられ、上記係合部12と選択的に係合しうるラ
ッチ11とを具備した出力軸角度調整装置の構成を採用
し、請求項3の発明は、上記ラッチ11が上記係合部1
2のいずれかと係合する向きに弾性部材26により常時
付勢された請求項1又は2記載の出力軸角度調整装置の
構成を採用し、請求項4の発明は、上記第1のハウジン
グ6に対する上記第2のハウジング7の回動角度を規制
するストッパー27,28が所定箇所に設けられた請求
項1、2又は3記載の出力軸角度調整装置の構成を採用
している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。実施の形態1 図1乃至図5に示されるように、この出力軸角度調整装
置は、駆動軸1の入力ギア2と、出力軸3の出力ギア4
と、上記入力ギア2と上記出力ギア4との間に介在する
中間ギア5と、上記入力ギア2を軸支する第1のハウジ
ング6と、上記出力ギア4を軸支する第2のハウジング
7と、上記第2のハウジング7に回動不能に取り付けら
れ上記第1のハウジング6に軸支部8を介し軸支された
上記中間ギア5を支える中間シャフト9と、上記第1の
ハウジング6と上記第2のハウジング7との接合部に形
成された上記中間シャフト9に垂直な摺動面10a,1
0bと、上記軸支部8を備えた上記第1のハウジング6
上に摺動可能に保持されたラッチ11と、該ラッチ11
と選択的に係合しうる複数個の係合部12を周縁に有し
た上記中間シャフト9に固定された回転体13とを有し
ている。
【0009】上記駆動軸1は、この出力軸角度調整装置
を備える刈払機等の操作桿14内を貫通しており、その
後方には駆動部(図示せず)が設けられ、その前端には
入力ギア2が固定されている。操作桿14は上記第1の
ハウジング6に連結され、駆動軸1は上記第1のハウジ
ング6内にベアリング15を介して軸支されている。入
力ギア2は具体的にはかさ歯車である。後方の駆動部か
らの動力は駆動軸1の回転を通じて入力ギア2から第1
のハウジング6内に伝達されることになる。
【0010】上記出力軸3は、上記第2のハウジング7
内に挿入されており、その後端に固着された出力ギア4
が第2のハウジング7内にベアリング16を介して軸支
されている。出力ギア4は具体的にはかさ歯車である。
この出力軸3の先端には刈り刃、ブラシ等の作業体(図
示せず)が取り付けられるようになっている。
【0011】上記中間シャフト9は上記第1と第2のハ
ウジング6,7間に掛け渡され、その下端は第2のハウ
ジング7に回動不能に挿入され、その上部は第1のハウ
ジング6の端板6aに軸支部8を介し回動可能に軸支さ
れている。この中間シャフト9にはニードルベアリング
17を介して中間ギア5が回転自在に軸支されている。
該中間ギア5は上下にかさ歯車を有したもので、夫々が
上記入力ギア2と上記出力ギア4とに噛み合っている。
これにより、上記駆動軸1の回転は出力軸3へ伝達さ
れ、出力軸3の先端の刈り刃、ブラシ等の作業体が回転
することとなる。
【0012】上記第2のハウジング7を第1のハウジン
グ6に接合するための接合部は、一方を他方に円柱壁面
を介し入れ子状に挿入することにより形成され、その当
接端に上記摺動面10a,10bが中間シャフト9に垂
直になるように形成されている。上記中間シャフト9は
第1のハウジング6の端板6aからその外側に突出して
おり、そこに螺合するナット18により第1のハウジン
グ6と第2のハウジング7とが分離しないよう一体化さ
れている。第2のハウジング7は、第1のハウジング6
に対し中間シャフト9及び摺動面10a,10bに支え
られつつ回動し得ることとなる。
【0013】上記ラッチ11は中間シャフト9に垂直な
方向に摺動可能に設けられている。具体的にはラッチ1
1は中央部に中間シャフト9が挿通される長孔19を有
した摺動桿であり、第1のハウジング6の端板6a上に
形成された案内溝20内に摺動自在に挿入されている。
図1中矢印A,Bはその摺動する方向を示している。ま
た、このラッチ11の一端には上記係合部12と係合す
る突起21が設けられ、他端には第1のハウジング6の
周壁外に突出する摘み片22が設けられている。摘み片
22には操作しやすくするため必要に応じてボタン23
が被せられる。ラッチ11は案内溝20内を矢印Bの方
向に移動するとその突起21が係合部12と係合し、矢
印Aの方向に移動するとその突起21が係合部12から
離脱するようになっている。
【0014】上記回転体13はセグメント状であり、そ
の円弧状周縁に上記ラッチ11と選択的に係合しうる複
数個の係合部12が形成されている。係合部12は歯車
の歯形状の突起が一定ピッチで配置されることにより構
成されている。上記ラッチ11の突起21は係合部12
のいずれかの歯と歯の間の溝に入り込むことにより係合
部12と係合することとなる。この回転体13は、中間
シャフト9に形成された小判状横断面部である非円形横
断面部9aにはめ込まれ、中間シャフト9と一体で回動
するようになっている。また、回転体13は上記ナット
18とワッシャー24,25とにより適度な力でラッチ
11側に締め付けられ、ラッチ11の上面に移動可能に
押し付けられている。ラッチ11が係合部12と係合す
ることにより、出力軸3は駆動軸1に対して一定角度に
拘束されることになる。
【0015】また、上記ラッチ11は上記係合部12の
いずれかと係合する向きに弾性部材26により常時付勢
されている。具体的には弾性部材26はコイルスプリン
グであり、ラッチ11の長孔19内に挿入されることに
より、ラッチ11をその摘み片22が案内溝19外に出
るような方向すなわち矢印Bの方向に付勢している。こ
れにより、ラッチ11の突起21が係合部12から不用
意に離脱するのが防止される。
【0016】また、上記第1のハウジング6に対する上
記第2のハウジング7の回動角度を規制するストッパー
27,28が、第1のハウジング6の端板6a上に設け
られている。具体的にはストッパー27,28は二つの
起立片で構成され、第1のハウジング6の端板6a上に
所定角度の間隔をおいて配置されている。この場合、出
力軸3が駆動軸1に対して約90度の範囲内で回動可能
となるように配置されている。
【0017】なお、第1のハウジング6の端板6a上は
キャップ29で覆われ、ナット18、回転体13等の露
出が防止されている。キャップ29からは上記摘み片2
2又はボタン23のみが外側に突出している。上記スト
ッパー27,28はこのキャップ29の方に設けてもよ
い。
【0018】また、この出力軸角度調整装置において、
上記中間ギア5を支える中間シャフト9は第1のハウジ
ング6に固定し第2のハウジング7に軸支部を介し軸支
し、上記ラッチ11は上記第2のハウジング7上に摺動
可能に保持するようにしてもよい。
【0019】次に、この出力軸角度調整装置の動作につ
いて説明する。出力軸3と駆動軸1との位置関係が図1
に示されるような状態にあるもとのとして図2に示され
るような状態に変更するには、まず、ボタン23をスプ
リング26の付勢力に抗してハウジング内へと押す。ラ
ッチ11は案内溝20内を矢印Aの方向に摺動しその突
起21が係合部12から離脱する。ボタン23を押した
ままの状態で第2のハウジング7を第1のハウジング6
に対して所望の角度だけ回動させる。これにより、図2
のごとく出力軸3は駆動軸1に対して当該角度だけ傾斜
する。なお、その際回転体13がストッパー28に当接
し停止する。第2のハウジング7の回動に伴い中間シャ
フト9及び回転体13も同角度だけ回転する。その後、
ボタン23から手を離すと、弾性部材26の弾性力によ
りラッチ11は案内溝20内を矢印Bの方向に滑り、元
の位置に復帰する。これによりラッチ11の突起21は
係合部12と係合し、出力軸3は当該角度位置に固定さ
れることになる。
【0020】実施の形態2 図6、図7及び図8に示されるように、実施の形態1に
比しこの実施の形態では、ラッチ41と回転体13の係
合部12との係合の仕方が異なっている。すなわち、キ
ャップ29から第1のハウジング6の端板6aに至る箇
所には中間シャフト9に平行に夫々ボタン44の突出孔
30とラッチ41の案内孔31が設けられ、該突出孔3
0と案内孔31内に縦長のラッチ41が摺動可能に挿入
されている。ラッチ41は回転体13の係合部12の溝
内に入り得る厚さの棒片であり、その中間部には回転体
13の厚さよりやや大きな寸法の切欠32が形成されて
いる。また、ラッチ41の上端にはボタン44が被せら
れ、該ボタン44が突出孔30の縁に引っ掛かることに
よりラッチ41がキャップ29外に抜け出ないようにな
っている。上記案内孔31の底にはコイルスプリングか
らなる弾性部材26が挿入されており、該弾性部材26
の付勢力によりラッチ41は常時上向きに押し上げら
れ、切欠32下の係止部33が回転体13の溝に入り込
み、回転体13の回動を阻止するようになっている。
【0021】しかして、ラッチ41が図6及び図7に示
される位置にある場合は、ラッチ41の係止部33が回
転体13の係合部12と係合し、第2のハウジング7の
第1のハウジング6に対する角度すなわち出力軸3の駆
動軸1に対する角度関係を固定する。この角度を変更す
る場合は、図8に示されるようにボタン44を押してラ
ッチ41を押し下げ、切欠32を回転体13の溝に対向
させる。これにより、回転体13はラッチ41による拘
束から解かれ、回動自在となり、第2のハウジング7は
第1のハウジング6に対して中間シャフト9を支点にし
て回動可能となる。第2のハウジング7が所望角度だけ
回動したところでラッチ41の押圧を解くと、ラッチ4
1は弾性部材26により再び上昇し、その係止部33が
回転体13の溝に入り込み回転体13及び第2のハウジ
ング7を拘束する。これにより、出力軸3は駆動軸1に
対して当該角度位置に保持されることとなる。
【0022】実施の形態3 この出力軸角度調整装置は、図3に示されると同様に、
駆動軸1の入力ギア2と、出力軸3の出力ギア4と、上
記入力ギア2と上記出力ギア4との間に介在する中間ギ
ア5とを有し、また図9に示されるように上記入力ギア
2を軸支する第1のハウジング6と、上記出力ギア4を
軸支する第2のハウジング7と、上記第1のハウジング
6に軸支部8を介し軸支され上記第2のハウジング7に
回動不能に取り付けられた上記中間ギア5を支える中間
シャフト9と、上記第1のハウジング6と上記第2のハ
ウジング7との接合部に形成された上記中間シャフト9
に垂直な摺動面10a,10bと、上記第1のハウジン
グ6に上記第2のハウジング7と反対側から被せられ上
記中間シャフト9に回動不能に取り付けられたキャップ
42とを有し、図10及び図11に示されるように上記
中間シャフト9に垂直に交差する方向に摺動可能に上記
キャップ42に保持されたラッチ11と、上記第1のハ
ウジング6に設けられた上記ラッチ43と選択的に係合
しうる複数個の係合部12とを有している。
【0023】上記中間シャフト9はその中間において第
1のハウジング6に軸支部8を介し軸支され、両端にお
いてキャップ42と第2のハウジング7とに回動不能に
取り付けられているので、キャップ42と第2のハウジ
ング7は中間シャフト9を支点にして第1のハウジング
6に対して回動自在である。
【0024】上記ラッチ43は、図12に示されるよう
に、摺動桿34と、該摺動桿34の一端に設けられたボ
タン45と、該摺動桿34の他端に設けられた抜け止め
片35と、該摺動桿34の中間部に設けられた切欠36
とを備えている。また、摺動桿34の上記切欠36に隣
接した箇所に上記係合部12に係合する係止部37が形
成されている。このラッチ43に対応してキャップ42
の側壁には空洞38が形成され、該空洞38の奥壁に摺
動桿34のガイド孔が設けられている。ラッチ43のボ
タン45は上記空洞38内に摺動自在に挿入され、摺動
桿34は上記ガイド孔に摺動自在に挿入されている。空
洞38の奥にはコイルスプリングからなる弾性部材26
が挿入され、該弾性部材26により摺動桿34はキャッ
プ42の外方向に常時付勢され、ボタン45が空洞38
外に突出するようなっている。
【0025】上記係合部12は具体的には複数個のリブ
状の突起で構成されている。すなわち、第1のハウジン
グ6の端板6a上に中間シャフト9を中心とした円弧に
沿って突起が配列され、各突起間に摺動桿34が通り得
る隙間が設けられている。この隙間を上記ラッチ43の
摺動桿34が貫通し、摺動桿34の係止部37が突起の
端面に臨み、該隙間の両側の突起に抜け止め片35が引
っ掛かるようになっている。また、摺動桿34がキャッ
プ42内方へと押された時にその切欠36が突起の端面
に臨むようになっている。両端の突起のさらに両側には
ラッチ43のストッパー27,28が設けられている。
【0026】図9に示されるように、第1と第2のハウ
ジング6,7の摺動面10a,10bに沿った箇所には
夫々指針39と目盛り40が設けられており、指針39
と目盛り40との関係により出力軸3の角度調整をする
ことができるようになっている。必要に応じて目盛り4
0に対して「0°、30°」のような数値表示をするこ
ともできる。なお、この指針39及び目盛り40は上記
実施の形態1又は2にも適用可能である。
【0027】しかして、出力軸3の角度変更に際して
は、図10の状態においてキャップ42を片手で持って
ボタン45を弾性部材26の付勢力に抗して空洞38内
へと押せばよく、これによりラッチ43は係合部12の
隙間内を中間シャフト9側へと摺動し、その係止部37
に代わって切欠36が係合部12の突起の端面に対向す
ることになる。そこで、キャップ42を把持して第1の
ハウジング6に対し回すようにすれば、図11に示され
るように係合部12の突起と切欠36とが相対的に移動
するので、キャップ42及び第2のハウジング7は第1
のハウジング6に対して所望角度だけ回動することにな
る。その後、ボタン45から指を離せばラッチ43は反
対側へと摺動復帰し、抜け止め片35が係合部12の突
起に引っ掛かることにより停止する。これにより、係止
部37が突起の端面に対向し、キャップ42等の回動を
阻止し当該位置に固定する。
【0028】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、駆動軸に沿っ
たロッドを必要としないので操作桿の伸縮を阻害するよ
うなことはなく、またハウジング外に大きく突出するレ
バーを必要としないので出力軸の不用意な角度変更のお
それがないのはもちろんのこと、ラッチを第1又は第2
のハウジング上で摺動させ係合部に対して係脱させるよ
うになっているので、ラッチの操作が容易であり、出力
軸の角度を簡易かつ迅速に調整することができる。
【0029】請求項2の発明によれば、ラッチを有する
キャップと出力軸を保持する第2のハウジングとを一体
で回わすようになっているので、キャップを掴む手でラ
ッチを一方向に移動させることができ、従って片手操作
で出力軸の角度を変更することができる。
【0030】請求項3の発明によれば、ラッチが係合部
のいずれかと係合する向きに弾性部材により常時付勢さ
れたことから、作業中不用意にラッチが係合部から外れ
ることがなく、安全性が一段と高まる。
【0031】請求項4の発明によれば、第1のハウジン
グに対する第2のハウジングの回動角度を規制するスト
ッパーが所定箇所に設けられたことから、出力軸が不必
要な範囲まで回動するのを防止することができ、操作性
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出力軸角度調整装置の第1の実施
の形態の部分切欠平面図である。
【図2】出力軸を駆動軸に対して90°回動させた状態
における出力軸角度調整装置の部分切欠平面図である。
【図3】図1中III−III線断面図である。
【図4】上記出力軸角度調整装置で用いられるラッチの
平面図である。
【図5】上記ラッチの側面図である。
【図6】出力軸角度調整装置の第2の実施の形態の部分
切欠平面図である。
【図7】図6中VII−VII線断面図である。
【図8】ラッチを解除した状態における図7と同様な断
面図である。
【図9】出力軸角度調整装置の第3の実施の形態の部分
切欠側面図である。
【図10】図9中X−X線断面図であり、ラッチ閉状態
における部分切欠平面図である。
【図11】ラッチ開状態における部分切欠平面図であ
る。
【図12】ラッチの側面図である。
【符号の説明】
1…駆動軸 2…入力ギア 3…出力軸 4…出力ギア 5…中間ギア 6…第1のハウジング 7…第2のハウジング 8…軸支部 9…中間シャフト 10a,10b…摺動面 11…ラッチ 12…係合部 26…弾性部材 27,28…ストッパー 29…キャップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸の入力ギアと、出力軸の出力ギア
    と、上記入力ギアと上記出力ギアとの間に介在する中間
    ギアと、上記入力ギアを軸支する第1のハウジングと、
    上記出力ギアを軸支する第2のハウジングと、上記第1
    と第2のハウジングのいずれか一方に回動不能に取り付
    けられ他方に軸支部を介し軸支された上記中間ギアを支
    える中間シャフトと、上記第1のハウジングと上記第2
    のハウジングとの接合部に形成された上記中間シャフト
    に垂直な摺動面と、複数個の係合部を周縁に有した上記
    中間シャフトに回動不能に取り付けられた回転体と、上
    記軸支部を備えた上記第1又は第2のハウジング上に設
    けられ、上記係合部と選択的に係合しうるラッチとを具
    備したことを特徴とする出力軸角度調整装置。
  2. 【請求項2】 駆動軸の入力ギアと、出力軸の出力ギア
    と、上記入力ギアと上記出力ギアとの間に介在する中間
    ギアと、上記入力ギアを軸支する第1のハウジングと、
    上記出力ギアを軸支する第2のハウジングと、上記第1
    のハウジングに軸支部を介し軸支され上記第2のハウジ
    ングに回動不能に取り付けられた上記中間ギアを支える
    中間シャフトと、上記第1のハウジングと上記第2のハ
    ウジングとの接合部に形成された上記中間シャフトに垂
    直な摺動面と、上記第1のハウジングに上記第2のハウ
    ジングと反対側から被せられ上記中間シャフトに回動不
    能に取り付けられたキャップと、上記第1のハウジング
    に設けられた複数個の係合部と、上記キャップに設けら
    れ、上記係合部と選択的に係合しうるラッチとを具備し
    たことを特徴とする出力軸角度調整装置。
  3. 【請求項3】 上記ラッチが上記係合部のいずれかと係
    合する向きに弾性部材により常時付勢されたことを特徴
    とする請求項1又は2記載の出力軸角度調整装置。
  4. 【請求項4】 上記第1のハウジングに対する上記第2
    のハウジングの回動角度を規制するストッパーが所定箇
    所に設けられたことを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の出力軸角度調整装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007536929A (ja) * 2004-05-14 2007-12-20 フスクバルナ アクティエボラーグ ポールヘッジカッタ等用の装置

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