JPH09121453A - 電力シーケンスに依存しない静電放電保護回路 - Google Patents

電力シーケンスに依存しない静電放電保護回路

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JPH09121453A
JPH09121453A JP8218396A JP21839696A JPH09121453A JP H09121453 A JPH09121453 A JP H09121453A JP 8218396 A JP8218396 A JP 8218396A JP 21839696 A JP21839696 A JP 21839696A JP H09121453 A JPH09121453 A JP H09121453A
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esd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の電源レールを有するICチップにおけ
るESD保護回路を提供する。 【解決手段】 ESD保護回路は、それぞれの電源レー
ルをアースならびに他の電源レールに関してESDイン
パルスから保護する。ESD保護回路は、電力シーケン
スに依存せず、そのため、ICチップの異なる電源レー
ルに電力が加えられるとき及びそれから電力が遮断され
るときのシーケンス設定に対する制限がなくなる。放電
素子は、電力シーケンス設定の間、ESDインパルスは
放電素子中を流れるが電源電流は流れないようにバイア
ス素子によって制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイスに
関し、より詳細には、回路素子に破局的な損傷を引き起
こす可能性のある望ましくない電圧条件による損傷から
デバイスを保護するように設計した、一般に静電放電
(「ESD」)保護回路と呼ばれる回路に関する。より
詳細には、本発明は、複数の電力バス構造を備えた集積
回路(「IC」)用の電力シーケンスに依存しないオン
チップESD保護回路に関する。
【0002】
【従来の技術】今日のコンピュータ・アーキテクチャ
は、半導体チップまたはサブシステムを異なる内部電源
電圧とインタフェースさせる必要がある。半導体チップ
の電源電圧は、技術世代の混合、技術タイプ、および用
途によって異なる。たとえば、ダイナミック・ランダム
・アクセス・メモリ(「DRAM」)は、他の論理回路
やマイクロプロセッサ・チップと通信しなければならな
い。マイクロプロセッサは、補助プロセッサ、アナログ
回路、プリンタ、及びその他の入出力(「I/O」)回
路と通信しなければならない。これらのデバイスはそれ
ぞれ、異なる電源電圧を有し、そのために電力の管理お
よびインタフェースが難しくなることがある。
【0003】さらに、ICチップ自体が、複数の内部電
源レールを有することもある。DRAMチップは、第1
の電源レールに基づいて内部回路を動作させ、異なる電
源レールに基づいてインターフェース回路を使用するこ
とがある。特定用途向け集積回路(ASIC)チップ
は、多数の異なる電源を使用することがあり、各電源
は、異なる内部回路用のものであり、それぞれ独立の動
作をすることができる。これらの各内部回路の電源は、
電力を節約するために、動的に変化する動作要件に基づ
いて、独立にオンまたはオフになる。この電力シーケン
スの設定が、設計上の問題を生じる。
【0004】ESD保護回路は、独立にシーケンス設定
された複数の電源レールを備えたICチップで問題とな
る。各電源レールとアースの間に配置されたESD保護
回路でも、電源レール間に配置されたESD保護回路で
も設計の際に困難が生じる。たとえば、従来の電源レー
ルESD保護回路は、「シーケンス依存性」である。こ
れは、本明細書においては、ICチップの複数の電源レ
ールに電力を加えまたそれから電力を遮断するシーケン
スに機能的な制約があるという意味に定義される。
【0005】一例として、2.5Vと3.3Vの電源レ
ールを備えたICチップにおいて、従来のESD保護回
路は、電源がオンの場合、2.5V電源レールを付勢す
る前に3.3V電源レールを付勢することを必要とし
た。さらに他の例では、節電モードの間、ある電源レー
ルを他の電源レールよりも前に、所定の順序で非活動化
させなければならないことがある。上記の電力シーケン
ス設定を守らない場合、たとえば付勢されているレール
から付勢されてないレールに電流が流れて、回路の短絡
を引き起こしたり節電モードの目的を無効にしたりする
ことがある。したがって、「電力シーケンス依存性」に
よって、使用できる節電モードの数が制限される。従来
の「電力シーケンス依存性」レール間ESD保護回路の
例には、二重ダイオード・スタック(図1)や、ドレイ
ン−ゲート接続を有するFET(図2)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、電源レー
ルのESD保護のための望ましい機能は、電源シーケン
ス設定と関係なしに、ある電源レールが電源遮断された
ときに、EDS保護回路が、電源投入された電源レール
から電源電流を引き込まないことである。この条件を満
たすESD保護回路は、本明細書では、本発明の対象の
「電源シーケンス非依存性」ESD保護回路として定義
される。
【0007】
【課題を解決するための手段】要約すると、本発明は、
複数電源環境においてESD(「静電放電」)インパル
スに対して保護するための半導体構造を含む。半導体構
造は、第1の電源レールと、第2の電源レールと、レー
ル間ESD保護回路とを含む。レール間ESD保護回路
は、第1の電源レールと第2の電源レールの間に接続さ
れ、電力シーケンスに依存しない。したがって、レール
間ESD保護回路は、第1の電源レールおよび第2の電
源レールの電力シーケンス設定と関係なしに、電源電流
が、レール間ESD保護回路中および第1の電源レール
と第2の電源レールの間に流れるのを防ぐ。
【0008】拡張形として、レール間ESD保護回路
は、ソースとドレインとゲートとウェルを有する第1の
FETを含むことができる。ソースは第1の電源レール
に接続され、ゲートは第2の電源レールに接続され、ド
レインとウェルが共通接続されて、レール間ESD保護
回路が電力シーケンスに依存しないようになっている。
さらに、レール間ESD保護回路は、ウェルと第1の電
流端子と第2の電流端子を備えるトランジスタを含むこ
とができる。トランジスタのウェルは、第1のFETの
共通接続されたドレインとウェルに接続され、トランジ
スタの第1の電流端子は第1の電源レールに接続され、
第2の電流端子は第2の電源レールに接続される。この
トランジスタは、第1の電源レールと第2の電源レール
の間でESDインパルスの放電を促進し、レール間ES
D保護回路が電力シーケンスに依存しないようにする。
【0009】別の拡張形として、半導体構造は、第1の
電源レールとアース面との間にアースと電力クランプE
SD保護回路を含むこともできる。具体的には、電力ク
ランプESD保護回路は、制御可能な放電回路とESD
感知回路を含むことができ、これらは両方とも第1の電
源レールとアースの間に接続される。制御可能な放電回
路は、ESD感知回路に接続された制御入力を有する。
ESD感知回路は、第1の電源レール上でESDインパ
ルスが検出されたときに制御可能な放電回路が活動化さ
れるようにし、第1の電源レールの電源投入中は制御可
能な放電回路の活動化を阻止するようにする。
【0010】さらに別の拡張形として、請求項5の半導
体構造は、レール間ESD保護回路と、電力クランプE
SD保護回路の制御可能な放電デバイスおよびESD感
知回路のそれぞれとの間に、電力クランプESD保護回
路にバイアスをかけてそのESD放散を増大させる制御
接続を含む。さらに別の拡張形は、第2の電源レールと
アースの間に接続され、第2の電源レールをESDイン
パルスから保護するもう1つの電力クランプESD保護
回路を含む。
【0011】したがって、本発明は、関連する多くの利
点および特徴を有する。電力シーケンスに依存しないE
SDインパルス保護が、各電源レールとアースの間、お
よび電源レール自体の間に提供される。ESD保護回路
は、電力シーケンスに依存せず、そのため、電源投入モ
ードや節電モードなどの電源のシーケンス設定に対する
動作上の制約がなくなる。さらに、本明細書に開示した
技術は、ESDインパルス保護回路の性能を高める。こ
れにより、より高い電圧のESDインパルスが安全に放
電できる。したがって、本明細書に開示した技法によ
り、ICチップ上での電源レールのESD保護の技術が
進歩する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態を、従
来の処理によってpチャネル素子が形成されたnウェル
領域を有する、周知のCMOS技術を利用したイオン注
入ドーパント領域を含む具体的な半導体処理環境に関し
て説明する。分離は、たとえば、文献で周知の浅いトレ
ンチやLOCOS分離と呼ばれるタイプのものである。
【0013】本発明の技術は、複数の電源レールを使用
するICチップ内での静電放電(「ESD」)の抑制を
容易にする。ESDの抑制は、各電源レールとアース面
(「アース」)との間、および電源レール自体の間で達
成される。さらに、ESDの抑制は、「電力シーケンス
に依存しない」。「電力シーケンスに依存しない」とい
う用語は、本明細書では、複数の電源レールの活動化お
よび非活動化の順序と関係なしに、ESD保護回路が、
通電されているレールから通電されていないレールへの
電源電流を減少させないという意味に定義される。本明
細書で開示する回路は、ESDインパルスを放電させる
素子を含み、それらの素子は、ESDインパルスのある
間はその素子が導通するが、電源シーケンス設定中は導
通しないようにする回路によって制御(すなわちバイア
ス)される。したがって、電源レールのシーケンス設定
に(たとえば、節電モードに関して)動作上の制限を課
すことなく、完全なESD保護が行われる。
【0014】図3に、本発明による第1の実施形態によ
るESD保護回路のブロック図を示す。2つの電源レー
ルVdd1およびVdd2がアース(Vss)と共に示さ
れている。電源レールVdd1およびVdd2は、たとえ
ば、独立に外部から通電されてもよく、あるいは、一方
の電源レールが、従来のレギュレータ回路を介して、他
方の電源レールから調整された電圧を運んでもよい。こ
の例では、Vdd1は、ESDインパルスでトリガされ
る電力クランプ(「電力クランプ」)11を介してアー
スに接続され、Vdd2は、ESDインパルスでトリガ
される電力クランプ13を介してアースに接続される。
これらの電力クランプはそれぞれ、それぞれの電源レー
ル上のESDインパルスによって対応する電力クランプ
(11または13)が活動化され、その電力クランプ
が、ESDインパルスをアースに逃すように設計され
る。
【0015】レール間ESD保護回路15は、Vdd1
をVdd2に結合し、そのレール間でESDインパルス
を放電させる。ESD保護回路15はまた、本発明の電
力シーケンスに依存しない動作を容易にする回路を含
む。具体的には、後でさらに詳しく説明するように、電
力シーケンス設定の間、制御接続17が、ESD保護回
路15が付勢されている電源レールから付勢されていな
い電源レールに電源電流を逃すのを防ぐバイアス電圧を
運ぶ。
【0016】図3のレール間ESD回路15の一実施形
態を、図4の回路図に示す。レール間ESD保護回路1
5は、Vdd1とVdd2の間に接続された電流端子を備
え、その間でESD導体素子として機能するPNPトラ
ンジスタ27を含む。また、本発明の電力シーケンス非
依存性を実現するため、トランジスタ27のバイアス素
子として機能するPチャネルMOSFET(「PFE
T」)25も含む。具体的には、PFET25のドレイ
ン(「D」)とウェル(「W」)が、トランジスタ27
のウェル(「W」)に接続される。PFET25のソー
ス(「S」)がVdd1に接続され、PFET25のゲ
ートがVdd2に接続される。
【0017】たとえば、Vdd2がアース電位のときに
Vdd1にESDインパルスがあると、トランジスタ2
7のNウェルがESDインパルスによって上昇し、トラ
ンジスタが順方向にバイアスされ、ESDインパルスが
Vdd2に逃れる。トランジスタ27は対称的なので、
Vdd2上のESDインパルスは、Vdd1がアース電位
のとき、前述のVdd1からVdd2へのESDインパル
スと同じ機構に従って機能する。PFET25からのバ
イアス接続は、PFET25の大きさがトランジスタ2
7よりもかなり小さいため、この機構に対して余り影響
がない。たとえば、トランジスタ27は、幅約400〜
1000ミクロン、ベース幅約0.7〜1.1ミクロン
であるが、PFET25は、幅約100ミクロン、チャ
ネル長約0.5〜0.7ミクロンである。
【0018】回路の動作中、電源シーケンス設定の各段
階で、電源電流がレール間ESD抑制回路15を介して
付勢されている電源レールから付勢されていない電源レ
ールに流れないことが重要である。レール間ESD抑制
回路15の電力シーケンス非依存性は、トランジスタ2
7のウェル(Nウェル)に接続されたPFET25のド
レイン/ウェルによって提供されるバイアスによって実
現される。
【0019】ESD抑制回路15の電力シーケンス非依
存性の例を、電源投入シーケンスから始まる以下の例で
検討する。Vdd1とVdd2は最初アース電位にあり、
Vdd1は2.5Vに上がる。PFET25がオンにな
り、それにより、トランジスタ27のNウェルとPFE
T25のNウェル(構造的には、たとえば図9のNウェ
ルと同じ)を2.5Vに上げる。したがって、トランジ
スタ27は逆バイアスされ、その中を電流が流れない。
電力シーケンス設定が続くにつれて、Vdd2は3.3
Vに上昇する。この遷移中に、PFET25はオフにな
るが、共通のNウェルは、2.5Vに充電されたままで
あり、Vdd2が上昇するにつれて3.3V−VBEまで
充電される(VBEは、トランジスタ27のウェルからV
dd2に接続されたエミッタまでの電圧降下)。より具
体的には、VBEは、単一の0.7Vダイオード降下と等
しく、Nウェルは約2.6Vまで充電される。トランジ
スタ27は逆バイアスされたままであり、その結果、ト
ランジスタ27内および電源レール間に電流が流れな
い。
【0020】両方の電源レールが付勢されて次の電力シ
ーケンスが始まると、節電モードのため、たとえばVd
1をアース電位まで下げVdd2を3.3Vに維持する
ことが必要となる。この遷移中とその後、PFET25
はずっとオフであり、共通のNウェルは2.6Vに充電
されたままであり、トランジスタ27は前述のように逆
バイアスがかけられる。したがって、Vdd1とVdd2
の間には電流が流れず、そのため、レール間ESD保護
回路15の電力シーケンス非依存性が満足される。
【0021】各電源レール(Vdd1とVdd2)は、E
SDインパルスをアースに放電させるために、ESDイ
ンパルスでトリガされる専用の電力クランプ(「電力ク
ランプ」)を介してアース(Vss)に接続される。こ
れらの回路は、ESDインパルスをアースに逃がし、電
源投入時に各電源レールがアースに結合されないように
設計される。
【0022】電力クランプ11は、PFET21とPF
ET23の2つのPFETを含む。PFET21は、P
FET23の活動化を制御するESD感知回路の一部で
あり、制御可能な放電回路を構成する。PFET21お
よび23はそれぞれ、一般に、そのソース(「S」)と
ウェル(「W」)が共通接続され、かつVdd1に結合
される。PFET21のゲート(「G」)はアース(V
ss)に接続され、したがってVdd1が付勢されてい
るときPFET21は常に導通する。PFET21のド
レインは、低域フィルタを構成するキャパシタ33を介
してアースに容量結合される。したがって、Vdd
1が、キャパシタ33とPFET21を含む回路の時定
数に対応する周波数よりも低い周波数のインパルスを受
けない限り、キャパシタ33中をわずかな電流しか流れ
ない。PFET23は、そのドレインがアースに接続さ
れ、そのゲートがPFET21のドレインに接続され
る。
【0023】Vdd1にESDインパルス(すなわち、
高周波エネルギー)がかかったとき、キャパシタ33
は、ESDインパルスをアースへと通過させるほど高速
に充電することはできず、PFET21のドレインは、
その間に接続されているPEFT23のゲートと共にほ
ぼアース電位のままである。同時に、PFET23のソ
ースにESDインパルスが現れ、PFET23のゲート
とソースの間の電位差(VGS)がそのしきい値電圧(V
T)を越えたとき、PFET23が導通して、ESDイ
ンパルスをアースに逃す。
【0024】ESDインパルスのピーク電力持続時間
は、通常、10-8〜10-7秒程度である。したがって、
キャパシタ33の値は、ESDインパルスの周波数の信
号をフィルタ除去するように設計される。ただし、キャ
パシタ33のサイズは、PFET23が電源オン時に飽
和せず、アースとVdd1の有害な回路短絡を引き起こ
さないように、電源投入シーケンスに対応する周波数
(10-6秒程度)の信号によってキャパシタが充電され
るように設定すべきである。特に、電源オンの間は、キ
ャパシタ33が充電し、それによりPFET21のドレ
イン、PFET23のゲート、およびPFET23のソ
ースの電圧が上昇する。したがって、PFET23のV
Tを越えることがなく、電源オンの間PFET23はオ
フのままである。したがって、ESDインパルスでトリ
ガされる電力クランプ回路11によって電力シーケンス
非依存性が提供される。
【0025】上記の考察から、キャパシタ33の値の選
択は当業者には明らかであろう。たとえば、約5ピコフ
ァラッドの容量は、10-8秒の時定数に相当する。さら
に、キャパシタ33(および後で検討するキャパシタ3
5)は、従来のIC型キャパシタ(たとえば、トレンチ
やスタック型)のうちから選択しても、あるいは順バイ
アスPN接合など固有容量を有する半導体接合素子を含
んでもよい。
【0026】ESDインパルスでトリガされる電力クラ
ンプ回路13は、ESDインパルスでトリガされる電力
クランプ11と同様に機能する。PFET29とキャパ
シタ35がESD感知回路を構成し、一方、PFET3
1が制御可能な放電回路を構成する。PFET29は、
そのソースがVdd2に接続され、そのゲートがアース
に直接結合され、そのドレインがキャパシタ35を介し
てアースに結合されている。PFET31は、そのソー
スがVdd2に接続され、そのドレインがアースに接続
される。PFET29のドレインは、PFET31のゲ
ートに接続されてそれを制御する。PFET29および
31のウェルは、Vdd2に接続される。
【0027】電力クランプ回路11と同様、Vdd2
ESDインパルスが現れたとき、キャパシタ35は十分
に高速に充電できず、PFET29のドレインとPFE
T31のゲートはアース電位(Vss)のままである。
PFET31のソースがESDインパルスを追跡し、P
FET31のVGSがVTを越えたとき、PFET31が
オンになり、それによりESDインパルスをアースに逃
す。
【0028】本発明の他の実施形態では、レール間ES
D抑制回路15は、ESDインパルスでトリガされる電
力クランプ回路11および13のESD放散特性の改善
に有用である。PFET25とトランジスタ27の共通
Nウェルを、両方のESDクランプ回路の2つのPFE
Tと共用することもできる。
【0029】図5に示した第1の例では、電力シーケン
ス非依存性を促進するための制御接続18(たとえば、
共用Nウェルの形)が、レール間ESD保護回路15と
ESDインパルスでトリガされる電力クランプ回路13
との間で確立される。より具体的には、図6の回路図に
示すように、トランジスタ27とPFET25のNウェ
ルが、PFET29および31のNウェルに接続される
(すなわち、構造的にそれらと共用される)。ESDイ
ンパルスがある間、電力クランプ回路11のESD抑制
機構は、たとえば、レール間ESD抑制回路15と共用
されるNウェルがなかったときの図4の実施形態と同様
に機能する。ただし、ESDの放散は図6の回路によっ
て強化される。具体的には、PFET31のNウェルが
トランジスタ27のNウェルと共用されるため、Vdd
2からPFET31とトランジスタ27の両方を経て共
用Nウェルに到る並列経路が存在する。ESDインパル
スが共用Nウェルに達すると、ESDインパルスは、電
力クランプ回路13とレール間ESD保護回路15を介
してVdd1に逃され、次いで電力クランプ回路11を
介してアースに逃がされる。この共用経路によって、E
SD電流が増大し、ESD性能が改善される。さらに、
電力クランプ回路13の電力シーケンス非依存性は、N
ウェルがレール間ESD保護回路15素子と共用される
ことの影響を受けない。
【0030】図7に示す、本明細書に開示した技法の他
の変形例として、レール間ESD保護回路15とESD
インパルスでトリガされる電力クランプ回路11との間
に、(共用Nウェルの形の)制御接続20が確立され
る。より具体的には、図8の回路図に示すように、トラ
ンジスタ27とPFET25のNウェルは、PFET2
1および23のNウェルに接続される(すなわち、構造
的にそれらと共用される)。ESDインパルスがある
間、電力クランプ回路11のESD抑制機構は、たとえ
ば、共用Nウェルがなかったときの図4の実施形態と同
様に機能する。ただし、この実施形態では、ESD放散
は強化される。具体的には、PFET23のNウェルが
トランジスタ27のNウェルと共用されるので、Vdd
1からPFET23とトランジスタ27の両方を経て共
用Nウェルに到る並列経路が存在する。ESDインパル
スが共用Nウェルに達すると、ESDインパルスは、電
力クランプ回路11と、直列に組み合わされたレール間
ESD保護回路15と電力クランプ回路13とを介して
アースに逃される。この共用経路により、ESD電流が
増大し、ESD性能が改善される。さらに、電力クラン
プ回路11の電力シーケンス非依存性は、Nウェルがレ
ール間ESD保護回路15と共用されることの影響を受
けない。
【0031】図9に、ICチップ上のレール間ESD保
護回路15の構造を示す。トランジスタ27は、Vdd
1とVdd2に交互に接続されたP+拡散領域45、4
7、49、51、53を含む一連のPN接合として実施
される。各P+拡散領域(45、47、49、51、5
3)はそれぞれ、共通Nウェル71と接する。このNウ
ェルは、P+拡散領域53、55およびゲート・スタッ
ク59(絶縁体57を含む)を含むPFET25と共用
される。PFETのソース53は、Vdd1に接続さ
れ、一方、ドレインはN+拡散領域61に配線され、そ
の結果Nウェル71に結合される。ゲート59は、Vd
2に接続される。絶縁体43は、拡散領域を分離す
る。
【0032】図9には、各電源レールからアースへと電
源レール間の負のESDインパルスの抑制を提供する追
加の構造を示す。Vdd1のESD放散に関して、N+
拡散領域41および65とNウェル73および77の組
合せが、それぞれ、基板アース(すなわちVss)に対
するダイオード(83と81)を構成する。Vdd2
ESD放散に関して、N+拡散領域63とNウェル75
の組合せが、基板アース(すなわちVss)に対するダ
イオード79を構成する。各電源レールからアースへの
ダイオードが、各電源レール上の負のESDインパルス
を逃す。Nウェル75と77およびP型基板91の組合
せで形成されるNPNトランジスタ87は、電源レール
Vdd1とVdd2の間の負のESDインパルスを逃す。
Nウェル73と75およびP型基板91によって形成さ
れるNPNトランジスタ85は、Nウェル71にESD
インパルスを逃す。
【0033】本発明は、関連した多数の利点および特徴
を有する。電力シーケンスに依存すするESDインパル
スの保護が、各電源レールとアースの間、および電源レ
ール自体の間に提供される。ESD保護回路は電力シー
ケンスに依存せず、そのため、たとえば電源投入モード
や節電モードでの電源のシーケンス設定に対する動作上
の制限がなくなる。さらに、本明細書に開示の技術によ
り、ESDインパルス保護回路の性能が高まる。したが
って、より高い電圧のESDインパルスを安全に放電す
ることができる。したがって、本明細書に開示した技法
により、ICチップ上の電源レールのESD保護の技術
が進歩する。
【0034】本発明を、その一定の好ましい実施形態に
従って本明細書に詳細に説明したが、当業者は、この実
施形態に対する多くの修正および変更を加えることがで
きる。したがって、頭記の特許請求の範囲は、本発明の
真の趣旨および範囲に含まれるそのようなすべての修正
および変更をカバーするものである。
【0035】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0036】(1)第1の電源レールと第2の電源レー
ルを有する複数電源環境において、ESD(静電放電)
インパルスに対して保護するための半導体構造であっ
て、前記半導体構造が、前記第1の電源レールと前記第
2の電源レールの間に接続されたレール間ESD保護回
路を含み、前記レール間ESD保護回路は電力シーケン
スに依存せず、その結果、前記レール間ESD保護回路
が、前記第1の電源レールと第2の電源レールの電力シ
ーケンス設定と関係なしに、前記第1の電源レールと前
記第2の電源レールの間で前記レール間ESD保護回路
を通る電源電流の流れを阻止する半導体構造。 (2)前記レール間ESD保護回路が、ソース、ドレイ
ン、ゲートおよびウェルを備える第1のFETを含み、
前記ソースが前記第1の電源レールに接続され、前記ゲ
ートが前記第2の電源レールに接続され、前記ドレイン
と前記ウェルが、前記レール間ESD保護回路が電力シ
ーケンスに依存しないように共通接続されていることを
特徴とする、上記(1)に記載の半導体構造。 (3)前記レール間ESD保護回路が、さらに、ウェル
と第1の電流端子と第2の電流端子を備えるトランジス
タを含み、前記ウェルが前記第1のFETのドレインと
ウェルに共通接続され、前記第1の電流端子が前記第1
の電源レールに接続され、前記第2の電流端子が前記第
2の電源レールに接続されて、前記第1の電源レールと
前記第2のレールの間でESDインパルスを放電し、前
記レール間ESD保護回路が電力シーケンスに依存しな
いようにすることを特徴とする、上記(2)に記載の半
導体構造。 (4)アースと、前記第1の電源レールと前記アースの
間の電力クランプESD保護回路とをさらに含むことを
特徴とする、上記(1)に記載の半導体構造。 (5)前記電力ESD保護回路が、制御可能な放電回路
とESD感知回路を備え、これらは両方とも前記第1の
電源レールと前記アースの間に接続され、前記制御可能
な放電回路は、前記ESD感知回路に接続された制御入
力を有し、前記ESD感知回路は、ESDインパルスが
前記第1の電源レール上で検出されたときに前記制御可
能な放電回路の活動化を行い、前記第1の電源レールの
電源投入中に前記制御可能な放電回路の活動化を阻止す
るようにすることを特徴とする、上記(4)に記載の半
導体構造。 (6)前記レール間ESD保護回路と、前記電力クラン
プESD保護回路の前記制御可能な放電デバイスおよび
前記ESD感知回路のそれぞれとの間に制御接続をさら
に含み、前記電力クランプESD保護回路をバイアスし
てそのESD放散を強化することを特徴とする、上記
(5)に記載の半導体構造。 (7)前記制御可能な放電回路が、電流端子とゲートと
ウェルを備えた第2のFETを含み、前記電流端子が前
記第1の電源レールと前記アースの間に接続され、前記
ゲートが前記制御入力を介して前記第1のESD感知回
路に接続されてそこから活動化信号を受け取り、前記ウ
ェルが前記制御接続に接続されることを特徴とする、上
記(6)に記載の半導体構造。 (8)前記ESD感知回路が、第1の電流端子と第2の
電流端子とゲートとウェルを備える第3のFETを含
み、前記第1の電流端子が、前記第1の電源レールに接
続され、前記第2の電流端子が、前記アースに容量結合
されかつ前記制御可能な放電回路の前記制御入力に直接
接続され、前記ゲートが前記アースに結合され、前記ウ
ェルが前記制御接続に接続され、前記容量結合が、前記
第1の電源レール上のESDインパルスを含む高周波信
号に応答して前記制御可能な放電回路の前記活動化を促
進し、前記第1の電源レールの電源投入中に前記制御可
能な放電回路の活動化を阻止することを特徴とする、上
記(6)に記載の半導体構造。 (9)前記電力クランプESD保護回路の前記容量結合
が、キャパシタと半導体接合のうちの一方を含むことを
特徴とする、上記(8)に記載の半導体構造。 (10)前記電力クランプESD保護回路が、第1の電
力クランプESD保護回路を含み、前記半導体構造がさ
らに、前記第2の電源レールと前記アースの間に接続さ
れた第2の電力クランプESD保護回路を含むことを特
徴とする、上記(6)に記載の半導体構造。 (11)前記制御可能な放電デバイスが第1の制御可能
な放電デバイスを含み、前記ESD感知回路が第1のE
SD感知回路を含み、前記第2の電力クランプESD保
護回路が、第2の制御可能な放電回路と第2のESD感
知回路を含み、これらが両方とも前記第2の電源レール
と前記アースの間に接続されており、前記第2の制御可
能な放電回路が、前記第2のESD感知回路に接続され
た制御入力を備え、前記第2のESD感知回路は、前記
第2の電源レール上で前記ESDインパルスが検出され
たときに前記第2の制御可能な放電回路の活動化を促進
し、前記第2の電源レールの電源投入中に前記第2の制
御可能な放電回路の活動化を阻止するようにすることを
特徴とする、上記(10)に記載の半導体構造。 (12)前記第2の制御可能な放電回路が、電流端子と
ゲートを備える第4のFETを含み、前記電流端子が前
記第2の電源レールと前記アースの間に接続され、前記
ゲートが前記第2のESD感知回路に接続されてそこか
ら活動信号を受け取ることを特徴とする、上記(11)
に記載の半導体構造。 (13)前記第2のESD感知回路が、第1の電流端子
と第2の電流端子とゲートとウェルを有する第5のFE
Tを含み、前記第1の電流端子が前記第2の電源レール
に接続され、前記第2の電流端子が前記アースに容量結
合されかつ前記第2の制御可能な放電回路の前記ゲート
に直接結合され、前記第5のFETの前記ゲートが、前
記アースに結合され、前記容量結合が、前記第2の電源
レール上のESDインパルスを含む高周波信号に応答し
て前記第2の制御可能な放電回路の前記活動化を促進
し、前記第2の電源レールの電源投入中に前記第2の制
御可能な放電回路の活動化を阻止するようにすることを
特徴とする、上記(11)に記載の半導体構造。 (14)前記第2のESD感知回路の前記容量結合が、
キャパシタと半導体接合のうちの一方を含むことを特徴
とする、上記(13)に記載の半導体構造。 (15)前記第1の電源レールが第1の動作電圧を有
し、前記第2の電源レールが第2の動作電圧を有し、前
記第1の動作電圧が前記第2の動作電圧よりも高いこと
を特徴とする、上記(1)に記載の半導体構造。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電力シーケンスに依存するレール間ES
D保護回路の回路図である。
【図2】従来の電力シーケンスに依存するレール間ES
D保護回路の回路図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による電力シーケンス
に依存しないESD保護回路のブロック図である。
【図4】図3のESD保護回路の実施態様の一例の回路
図である。
【図5】本発明の第2の実施形態による電力シーケンス
に依存しないESD保護回路のブロック図である。
【図6】図5のESD保護回路の実施態様の一例の回路
図である。
【図7】本発明の第3の実施形態による電力シーケンス
に依存しないESD保護回路のブロック図である。
【図8】図7のESD保護回路の実施態様の一例の回路
図である。
【図9】本発明の実施形態による電力シーケンスに依存
しないレール間ESD保護回路の構造図である。
【符号の説明】
11 電力クランプ 13 電力クランプ 15 レール間ESD保護回路 17 制御接続 21 PチャネルMOSFET PFET 23 PチャネルMOSFET PFET 25 PチャネルMOSFET 27 PNPトランジスタ 29 PチャネルMOSFET PFET 31 PチャネルMOSFET PFET 33 キャパシタ 35 キャパシタ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電源レールと第2の電源レールを有
    する複数電源環境において、ESD(静電放電)インパ
    ルスに対して保護するための半導体構造であって、前記
    半導体構造が、前記第1の電源レールと前記第2の電源
    レールの間に接続されたレール間ESD保護回路を含
    み、前記レール間ESD保護回路は電力シーケンスに依
    存せず、その結果、前記レール間ESD保護回路が、前
    記第1の電源レールと第2の電源レールの電力シーケン
    ス設定と関係なしに、前記第1の電源レールと前記第2
    の電源レールの間で前記レール間ESD保護回路を通る
    電源電流の流れを阻止する半導体構造。
  2. 【請求項2】前記レール間ESD保護回路が、ソースと
    ドレインとゲートとウェルを備える第1のFETを含
    み、前記ソースが前記第1の電源レールに接続され、前
    記ゲートが前記第2の電源レールに接続され、前記ドレ
    インと前記ウェルが、前記レール間ESD保護回路が電
    力シーケンスに依存しないように共通接続されているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の半導体構造。
  3. 【請求項3】前記レール間ESD保護回路が、さらに、
    ウェルと第1の電流端子と第2の電流端子を備えるトラ
    ンジスタを含み、前記ウェルが前記第1のFETのドレ
    インとウェルに共通接続され、前記第1の電流端子が前
    記第1の電源レールに接続され、前記第2の電流端子が
    前記第2の電源レールに接続されて、前記第1の電源レ
    ールと前記第2のレールの間でESDインパルスを放電
    し、前記レール間ESD保護回路が電力シーケンスに依
    存しないようにすることを特徴とする、請求項2に記載
    の半導体構造。
  4. 【請求項4】アースと、 前記第1の電源レールと前記アースの間の電力クランプ
    ESD保護回路とをさらに含むことを特徴とする、請求
    項1に記載の半導体構造。
  5. 【請求項5】前記電力ESD保護回路が、制御可能な放
    電回路とESD感知回路を備え、これらは両方とも前記
    第1の電源レールと前記アースの間に接続され、前記制
    御可能な放電回路は、前記ESD感知回路に接続された
    制御入力を有し、前記ESD感知回路は、ESDインパ
    ルスが前記第1の電源レール上で検出されたときに前記
    制御可能な放電回路の活動化を行い、前記第1の電源レ
    ールの電源投入中に前記制御可能な放電回路の活動化を
    阻止するようにすることを特徴とする、請求項4に記載
    の半導体構造。
  6. 【請求項6】前記レール間ESD保護回路と、前記電力
    クランプESD保護回路の前記制御可能な放電デバイス
    および前記ESD感知回路のそれぞれとの間に制御接続
    をさらに含み、前記電力クランプESD保護回路をバイ
    アスしてそのESD放散を強化することを特徴とする、
    請求項5に記載の半導体構造。
  7. 【請求項7】前記制御可能な放電回路が、電流端子とゲ
    ートとウェルを備えた第2のFETを含み、前記電流端
    子が前記第1の電源レールと前記アースの間に接続さ
    れ、前記ゲートが前記制御入力を介して前記第1のES
    D感知回路に接続されてそこから活動化信号を受け取
    り、前記ウェルが前記制御接続に接続されることを特徴
    とする、請求項6に記載の半導体構造。
  8. 【請求項8】前記ESD感知回路が、第1の電流端子と
    第2の電流端子とゲートとウェルを備える第3のFET
    を含み、前記第1の電流端子が、前記第1の電源レール
    に接続され、前記第2の電流端子が、前記アースに容量
    結合されかつ前記制御可能な放電回路の前記制御入力に
    直接接続され、前記ゲートが前記アースに結合され、前
    記ウェルが前記制御接続に接続され、前記容量結合が、
    前記第1の電源レール上のESDインパルスを含む高周
    波信号に応答して前記制御可能な放電回路の前記活動化
    を促進し、前記第1の電源レールの電源投入中に前記制
    御可能な放電回路の活動化を阻止することを特徴とす
    る、請求項6に記載の半導体構造。
  9. 【請求項9】前記電力クランプESD保護回路の前記容
    量結合が、キャパシタと半導体接合のうちの一方を含む
    ことを特徴とする、請求項8に記載の半導体構造。
  10. 【請求項10】前記電力クランプESD保護回路が、第
    1の電力クランプESD保護回路を含み、前記半導体構
    造がさらに、前記第2の電源レールと前記アースの間に
    接続された第2の電力クランプESD保護回路を含むこ
    とを特徴とする、請求項6に記載の半導体構造。
  11. 【請求項11】前記制御可能な放電デバイスが第1の制
    御可能な放電デバイスを含み、前記ESD感知回路が第
    1のESD感知回路を含み、前記第2の電力クランプE
    SD保護回路が、第2の制御可能な放電回路と第2のE
    SD感知回路を含み、これらが両方とも前記第2の電源
    レールと前記アースの間に接続されており、前記第2の
    制御可能な放電回路が、前記第2のESD感知回路に接
    続された制御入力を備え、前記第2のESD感知回路
    は、前記第2の電源レール上で前記ESDインパルスが
    検出されたときに前記第2の制御可能な放電回路の活動
    化を促進し、前記第2の電源レールの電源投入中に前記
    第2の制御可能な放電回路の活動化を阻止するようにす
    ることを特徴とする、請求項10に記載の半導体構造。
  12. 【請求項12】前記第2の制御可能な放電回路が、電流
    端子とゲートを備える第4のFETを含み、前記電流端
    子が前記第2の電源レールと前記アースの間に接続さ
    れ、前記ゲートが前記第2のESD感知回路に接続され
    てそこから活動信号を受け取ることを特徴とする、請求
    項11に記載の半導体構造。
  13. 【請求項13】前記第2のESD感知回路が、第1の電
    流端子と第2の電流端子とゲートとウェルを有する第5
    のFETを含み、前記第1の電流端子が前記第2の電源
    レールに接続され、前記第2の電流端子が前記アースに
    容量結合されかつ前記第2の制御可能な放電回路の前記
    ゲートに直接結合され、前記第5のFETの前記ゲート
    が、前記アースに結合され、前記容量結合が、前記第2
    の電源レール上のESDインパルスを含む高周波信号に
    応答して前記第2の制御可能な放電回路の前記活動化を
    促進し、前記第2の電源レールの電源投入中に前記第2
    の制御可能な放電回路の活動化を阻止するようにするこ
    とを特徴とする、請求項11に記載の半導体構造。
  14. 【請求項14】前記第2のESD感知回路の前記容量結
    合が、キャパシタと半導体接合のうちの一方を含むこと
    を特徴とする、請求項13に記載の半導体構造。
  15. 【請求項15】前記第1の電源レールが第1の動作電圧
    を有し、前記第2の電源レールが第2の動作電圧を有
    し、前記第1の動作電圧が前記第2の動作電圧よりも高
    いことを特徴とする、請求項1に記載の半導体構造。
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