JPH09121444A - 保護エレメントおよび回路を保護する方法 - Google Patents

保護エレメントおよび回路を保護する方法

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JPH09121444A
JPH09121444A JP8277337A JP27733796A JPH09121444A JP H09121444 A JPH09121444 A JP H09121444A JP 8277337 A JP8277337 A JP 8277337A JP 27733796 A JP27733796 A JP 27733796A JP H09121444 A JPH09121444 A JP H09121444A
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fet
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coupled
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Chang Su Mitter
チャン・スー・ミッター
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリパックを負荷の障害から保護し障害
が除去された時に自己リセット可能な保護エレメントを
提供する。 【解決手段】 保護エレメント10はスイッチ12、制
御FET14、および3つの抵抗16,18および22
を含む。正常状態では、スイッチ12は導通しかつ制御
FET14は非導通である。短絡が検出されれば、制御
FET14が導通しかつスイッチ12をターンオフす
る。スイッチ12は保護エレメントから負荷38が切り
離されるまで非導通に止まる。保護エレメント10はさ
らに高い温度でスイッチ12をターンオフする温度セン
サ24および保護エレメント10を流れる電流に上限を
与える電流制御エレメント28を含む。制御信号をスイ
ッチ12および制御FET14のゲート電極に印加して
保護エレメント10の電流を変調できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、回路
の保護に関し、かつより特定的には、回路を短絡、過電
流、および過熱状態のような、障害状態から保護するこ
とに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯用電子装置の用途においては、電子
装置、例えばバッテリパック、はしばしば物理的および
電気的ストレスにさらされる。3つの一般的なかつ破壊
の可能性のあるストレスは短絡、過電流、および過熱で
ある。ヒューズはこれらのストレスからの保護を提供す
るが、ヒューズはおのおのの作動の後に取り替える必要
がある。正の温度係数を有する温度依存抵抗器もまた温
度が上昇したとき、電流を低減するため該抵抗器の抵抗
を増大することによりこれらのストレスからの保護を提
供する。温度上昇は短絡、過電流、または他の障害状態
によって引き起こされる。しかしながら、温度依存抵抗
器の抵抗が増大したときも、バッテリ電力の排出が続
き、それは回路が完全にスイッチオフされていないから
である。より複雑な温度検知回路は温度が所定の値を超
えたとき電流を低減するかあるいは回路をスイッチオフ
する。これらの形式の回路は障害状態の原因が除去され
たか否かにかかわりなく温度が所定の値より低くなると
通常それ自身をリセットする。シリコン制御整流器(S
CR)のような、いくつかの短絡保護装置は障害状態が
検出されたとき回路をスイッチオフしかつ回路から電力
が除去された後に回路をリセットし、他のものは回路を
スイッチオフすることなく該回路を障害状態から保護す
るために電流を低減し、回路はバッテリを消費し続け
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、短絡が検出さ
れたとき回路をスイッチオフしかつ障害が除去されたと
き回路から電源を切り離すことなく回路をリセットする
保護エレメントを持つことが有利であろう。さらに、保
護エレメントは回路における電流を制限する能力を有し
かつ、温度が高すぎる場合、回路をスイッチオフするこ
とがさらに有利であろう。また、前記保護エレメントは
単純であり、信頼性があり、製造が容易であり、重量が
軽く、かつ寸法が小さいことも望ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】一般に、本発明は回路を
ストレスから保護するための保護エレメントおよび方法
を提供する。より詳細には、本発明は短絡回路状態でス
イッチオフしかつ障害状態が除去された後はそれ自身を
リセットする能動半導体エレメントを提供する。
【0005】本発明の第1の態様では、保護エレメント
が提供され、該保護エレメントは、第1の端子(3
0)、第2の端子(40)、および共通端子(20)を
有し、前記第1の端子に結合された第1の電流導通端
子、前記第2の端子に結合された第2の電流導通端子、
および前記共通端子に結合された制御端子を有する第1
のスイッチを具備し、該第1のスイッチは、制御電極、
第1の電流導通電極、および第2の電流導通電極を有す
る第1のトランジスタ(12)であって、前記第1の電
流導通電極は前記第1のスイッチの前記第1の電流導通
端子として作用しかつ前記第2の電流導通電極は前記第
1のスイッチの前記第2の電流導通端子として作用する
もの、制御電極、第1の電流導通電極、および第2の電
流導通電極を有する第2のトランジスタ(14)であっ
て、前記第1の電流導通電極は前記第1のトランジスタ
(12)の第1の電流導通電極に結合されかつ前記第2
の電流導通電極は前記第1のトランジスタ(12)の制
御電極に結合されているもの、第1の電極および第2の
電極を有する第1の抵抗(16)であって、前記第1の
電極は前記第1のスイッチの制御端子に結合されかつ前
記第2の電極は前記第1のトランジスタ(12)の制御
電極に結合されているもの、第1の電極および第2の電
極を有する第2の抵抗(18)であって、前記第1の電
極は前記第1のトランジスタ(12)の第2の電流導通
電極に結合されかつ前記第2の電極は前記第2のトラン
ジスタ(14)の第1の電流導通電極に結合されている
もの、そして第1の電極および第2の電極を有する第3
の抵抗(22)であって、前記第1の電極は前記第2の
抵抗(18)の第1の電極に結合されかつ前記第2の電
極は前記第2のトランジスタ(14)の制御電極に結合
されているものを具備する。
【0006】この場合、前記第1のスイッチはさらに第
1の電極および第2の電極を有する温度センサ(24)
を含み、前記第1の電極は前記第1のトランジスタ(1
2)の第1の電流導通電極に結合されかつ前記第2の電
極は前記第1のトランジスタ(12)の制御電極に結合
されていると好都合である。
【0007】また、前記第1のスイッチはさらに、制御
電極、第1の電流導通電極、および第2の電流導通電極
を有する第4のトランジスタ(27)であって、前記第
1の電流導通電極は前記第1のトランジスタ(12)の
第1の電流導通電極に結合されかつ前記第2の電流導通
電極は前記第1のトランジスタ(12)の制御電極に結
合されているもの、制御電極、第1の電流導通電極、お
よび第2の電流導通電極を有する第5のトランジスタ
(29)であって、前記制御電極は前記第1のトランジ
スタ(12)の制御電極に結合され、前記第1の電流導
通電極は前記第4のトランジスタ(27)の制御電極に
結合され、そして前記第2の電流導通電極は前記第1の
トランジスタ(12)の第2の電流導通電極に結合され
ているもの、そして第1の電極および第2の電極を有す
る検知用抵抗(31)であって、前記第1の電極は前記
第5のトランジスタ(29)の第1の電流導通電極に結
合されかつ前記第2の電極は前記第4のトランジスタ
(27)の第1の電流導通電極に結合されているものを
備えて構成することができる。
【0008】本発明の第2の態様では、保護スイッチ
(110)が提供され、該保護スイッチ(110)は、
第1の端子(130)、第2の端子(140)、および
共通端子(120)を有し、前記第1の端子に結合され
た第1の電流導通端子、前記第2の端子に結合された第
2の電流導通端子、および前記共通端子に結合された制
御端子を有する第1のスイッチングエレメントを具備
し、該第1のスイッチングエレメントは、制御電極、第
1の電流導通電極、および第2の電流導通電極を有する
第1の形式の第1のトランジスタ(112)であって、
前記第1の電流導通電極は前記第1のスイッチングエレ
メントの第1の電流導通端子として作用しかつ前記第2
の電流導通電極は前記第1のスイッチングエレメントの
第2の電流導通端子として作用するもの、制御電極、第
1の電流導通電極、および第2の電流導通電極を有する
第2の形式の第2のトランジスタ(114)であって、
前記第1の電流導通電極は前記第1のスイッチングエレ
メントの制御端子に結合されかつ前記第2の電流導通電
極は前記第1のトランジスタ(112)の制御電極に結
合されているもの、第1の電極および第2の電極を有す
る第1の抵抗(116)であって、前記第1の電極は前
記第1のトランジスタ(112)の第1の電流導通電極
に結合されかつ前記第2の電極は前記第1のトランジス
タ(112)の制御電極に結合されているもの、第1の
電極および第2の電極を有する第2の抵抗(118)で
あって、前記第1の電極は前記第1のトランジスタ(1
12)の第2の電流導通電極に結合されかつ前記第2の
電極は前記第2のトランジスタ(114)の制御電極に
結合されているもの、そして第1の電極および第2の電
極を有する第3の抵抗(122)であって、前記第1の
電極は前記第1のトランジスタ(112)の第1の電流
導通電極に結合されかつ前記第2の電極は前記第1のト
ランジスタ(112)の第2の電流導通電極に結合され
ているものを具備する。
【0009】本発明の第3の態様では、回路を保護する
方法が提供され、該方法は、第1の回路ブロックおよび
第2の回路ブロックを具備する回路を提供する段階であ
って、前記第1の回路ブロックは第1の端子および第2
の端子を有し、前記第2の回路ブロックは第1の端子お
よび第2の端子を有するもの、前記第1の回路ブロック
の第1の端子を前記第2の回路ブロックの第1の端子に
結合する段階、前記第1の回路ブロックの第2の端子に
結合された第1の電流導通電極および前記第1の回路ブ
ロックの第2の端子に結合された第2の電流導通電極を
有する第1のスイッチを提供する段階、前記第1のスイ
ッチを導通状態にする段階、前記第1の回路ブロックお
よび前記第1のスイッチを介して前記第1の回路ブロッ
クの第1の端子から前記第1の回路ブロックの第2の端
子へと電流を受け渡す段階、前記第2の回路ブロックの
第1の端子および第2の端子の間の電圧を直接検出する
段階、そして前記電圧が所定の電圧値より低いことに応
じて前記第1のスイッチを非導通状態にして前記電流を
停止する段階を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係わる保護エレメント10の回路図を示す。保護エレ
メント10はバッテリパック36から電力を消費する負
荷38におけるあり得る障害状態からバッテリパック3
6を保護する。保護エレメント10はバッテリパック3
6の正の端子に接続された共通端子20を有する。端子
20はまた電源スイッチ34を介して負荷38の正の端
子に接続されている。保護エレメント10の第1の端子
30はバッテリパック36の負の端子に接続されかつ保
護エレメント10の第2の端子40は負荷38の負の端
子に接続されている。障害状態では、保護エレメント1
0は端子40および端子30の間で非導通となり、バッ
テリパック36が負荷38から切り離される結果とな
る。負荷38の適切な構造は、例えば、抵抗、容量、お
よびインダクタのような、受動装置、並びに、例えば、
トランジスタのような能動装置を含む。直列接続された
電源35および内部抵抗37と等価な、バッテリパック
36は単一のバッテリ、直流(DC)電源、またはそれ
らの組合わせを含むことができる。
【0011】保護エレメント10は端子30および端子
40の間のスイッチとして作用する第1のnチャネル絶
縁ゲート電界効果トランジスタ(FET)12およびF
ET12を制御する第2のnチャネル絶縁ゲートFET
14を含む。FET12は抵抗16を介して端子20に
接続されたゲート電極、端子30に接続されたソース電
極、および端子40に接続されたドレイン電極を有す
る。FET14は抵抗22を介してFET12のドレイ
ン電極に接続されたゲート電極、FET12のソース電
極に接続されたソース電極、およびFET12のゲート
電極に接続されたドレイン電極を有する。抵抗18はF
ET12のドレイン電極をFET14のソース電極に接
続する。FET12が非導通であり、それによってバッ
テリパック36を負荷38から切り離している場合、抵
抗18を通って流れるリーケージ電流はバッテリ電力を
消費し続ける。そのようなリーケージ電流は望ましくな
い。従って、抵抗18として、例えば、数メグオームの
範囲の、大きな抵抗値を選択することが好ましい。
【0012】保護回路10はまた2つの温度依存抵抗器
21および23、およびFET25を備えた温度センサ
24を含む。FET25はFET12のソース電極に接
続されたソース電極、およびFET12のゲート電極に
接続されたドレイン電極を有する。FET25のゲート
電極は抵抗21を介して端子20に接続されかつ抵抗2
3を介してFET25のソース電極に接続されている。
抵抗21は負の温度係数を有しかつ抵抗23は正の温度
係数を有する。抵抗21および23を通るリーケージ電
流はバッテリパック36から電力を消費する。そのよう
なリーケージ電流を最小にするため、抵抗21および2
3の合計の抵抗値は、例えば、数メグオームの範囲で、
大きくすることが望ましい。温度センサ24の構造は図
1に示されたものに限られないことが理解されるべきで
ある。温度が所定の値を超えたときにFET12をスイ
ッチオフすることができる任意の温度センサを前記温度
センサ24の代わりに使用できる。例えば、温度センサ
24を除去しかつ負の温度係数を有する制御抵抗をFE
T12のゲートおよびソース電極の間に挿入し温度セン
サ24の機能を行うことができる。この例では、抵抗1
6は保護エレメント10の温度検知能力を改善するため
に正の温度係数を持つよう選択される。
【0013】保護エレメント10はさらに2つのFET
27および29、抵抗31、および増幅器33からなる
電流制限エレメント28を含む。FET27はFET1
2のソース電極に接続されたソース電極およびFET1
2のゲート電極に接続されたドレイン電極を有する。F
ET29はFET27のドレイン電極に接続されたゲー
ト電極、検知抵抗31を介してFET27のソース電極
に接続されたソース電極、およびFET12のドレイン
電極に接続されたドレイン電極を有する。増幅器33は
FET29のソース電極に接続された入力端子、および
FET27のゲート電極に接続された出力端子を有す
る。電流制限エレメントの構造は図1に示されたものに
限定されないことに注意を要する。FET12のソース
−ドレイン電流に従ってFET12のゲート−ソース電
圧を調整できるエレメントであれば電流制限エレメント
28に代えることができる。
【0014】図1は、5つのnチャネル絶縁ゲート電界
効果トランジスタを含みかつ、障害状態の下で、バッテ
リパック36を負荷38からそれらの負端子を切り離す
ことにより分離する保護エレメント10を示している。
これは本発明を制限するものでないことが理解されるべ
きである。保護エレメント10のFET12,14,2
5,27および29はバイポーラトランジスタ、絶縁ゲ
ートバイポーラトランジスタ、金属半導体電界効果トラ
ンジスタ、その他によって置き換えることができる。バ
イポーラトランジスタと電界効果トランジスタを相互交
換するとき、当業者は電界効果トランジスタに対して
は、ゲート電極はトランジスタの制御電極として作用
し、かつソースおよびドレイン電極は電流導通電極とし
て作用し、バイポーラトランジスタについては、ベース
電極はトランジスタの制御電極として作用し、かつエミ
ッタおよびコレクタ電極は電流導通電極として作用する
ことを理解するであろう。もし保護エレメント10がバ
ッテリパック36の負端子を、図1に示された実施形態
の場合のように、障害状態で負荷38の負端子から切り
離すために使用されれば、保護エレメント10の5つの
トランジスタはnチャネル電界効果トランジスタまたは
NPNバイポーラトランジスタとするよう設計される。
これに対し、もし保護エレメント10が障害状態でバッ
テリパック36の正の端子を障害状態で負荷38の正の
端子から切り離すために使用されれば、保護エレメント
10の5つのトランジスタはpチャネル電界効果トラン
ジスタまたはPNPバイポーラトランジスタとなるよう
設計される。
【0015】正常な動作状態の下では、バッテリパック
36の正の端子から抵抗16を通りFET12のゲート
電極に至る充電経路はFET12のゲート−ソース電圧
をバッテリパック36の出力電圧まで上昇させることに
よりFET12を導通状態にする。FET12のドレイ
ンおよびソース電極にかかる電圧はFET14のしきい
値電圧より低くかつ、従って、FET14は非導通であ
る。FET12は、導通し、バッテリパック36および
負荷38の間の電流経路を完成させる。抵抗16および
22は、それぞれ、FET12および14を、例えば、
静電的放電により引き起こされる電圧スパイクから保護
する。
【0016】ハードショート(hard−short)
と称される状態では、負荷38の2つの端子が非常に低
いインピーダンス材料によって接触状態にされる。ハー
ドショート状態では、ノード20およびノード40の間
の電圧はゼロに低下する。FET12のゲート−ドレイ
ン電圧もゼロに低下する。従って、FET12のゲート
−ソース電圧はFET12のドレイン−ソース電圧に等
しい。もしFET12のドレイン−ソース電圧がそのし
きい値電圧より低くなれば、FET12はオフにスイッ
チされ、それによってバッテリパック36を負荷38か
ら切り離す。もしFET12のしきい値電圧より大きな
電圧がFET12のドレインおよびソース電極の間に存
在すれば、同じ電圧はまたFET14のゲートおよびソ
ース電極の間に展開される。FET14はそのゲートお
よびソース電極の間の電圧がそのしきい値電圧を超えた
ときに導通になる。FET14は、導通となり、FET
12のゲートおよびソース電極の間の電圧を引き下げ
る。FET12のゲート−ソース電圧がそのしきい値電
圧より低くなったとき、FET12は非導通となり、そ
れによってバッテリパック36を負荷38から切り離
す。短絡状態が除去されたとき、FET14のゲート電
極に累積された電荷が抵抗22および抵抗18を通って
放出されかつFET14は非導通になる。バッテリパッ
ク36の正の端子から抵抗16を通りFET12のゲー
ト電極に至る充電経路はFET12のゲートおよびソー
ス電極の間の電圧をバッテリパック36の出力電圧のレ
ベルまで上昇させ、その結果FET12が導通となりか
つ保護エレメント10がそれ自身をリセットする。
【0017】ソフトショート(soft−short)
と称される状態では、負荷38の2つの端子の間のイン
ピーダンスは小さいが有限の値になる。ソフトショート
状態では、負荷38の低いインピーダンスによってバッ
テリパック36および負荷38に大きな電流が流れるよ
うになる。この大きな電流はバッテリパック36の内部
抵抗37の間に電圧を生じさせ、それによってバッテリ
パック36の出力電圧が低下し、その結果負荷38の間
の電圧が低下しかつFET12のゲートおよびソース電
極の間の電圧が低下する。1つの場合、FET12はそ
のゲート−ソース電圧がそのしきい値電圧より低くなっ
た場合に非導通となり、それによってバッテリパック3
6を負荷38から切り離す。他の場合、FET12の低
下したゲート−ソース電圧およびFET12を流れる大
きな電流はFET12のドレインおよびソース電極の間
に電圧を生じさせる。ソフトショートトリガ電流(so
ft−short trigger current)
はFET12のドレインおよびソース電極の間の電圧が
FET14のしきい値電圧に等しい場合における保護エ
レメント10の電流の値として定義される。保護エレメ
ント10の電流がこのソフトショートトリガ電流に到達
したとき、FET14は導通となりかつFET12はオ
フにスイッチングされ、それによってバッテリパック3
6を負荷38から切り離す。ソフトショート状態にあ
る、負荷38が除去されたとき、保護エレメント10は
それ自身を正常な動作状態にリセットしFET14が非
導通となりかつFET12が導通となる。
【0018】FET12およびFET14のしきい値電
圧を調整することにより、保護エレメント10の短絡応
答時間およびソフトショートトリガ電流が調整できる。
FET12に対する高いしきい値電圧およびFET14
に対する低いしきい値電圧は保護エレメント10が高速
度の短絡応答時間および低いソフトショートトリガ電流
を持つようにさせる。抵抗22およびFET14のゲー
ト容量はFET14のゲート−ソース電圧の上昇の時間
遅延を提供し、それによって負荷38の大きな容量によ
って引き起こされる保護エレメント10の意図に反する
スイッチオフが避けられる。
【0019】温度センサ24は保護エレメント10の温
度を検知しかつもし温度が所定の温度値を超えておれば
FET12をスイッチオフする。温度が上昇すると、抵
抗21の抵抗値が低下しかつ抵抗23の抵抗値が増大す
るが、それはそれぞれこれらの負および正の温度係数の
ためである。抵抗21および23は電圧分圧器として機
能するから、抵抗23の両端の電圧に等しい、FET2
5のゲートおよびソース電極の間の電圧は温度上昇とと
もに上昇する。トリガ温度(triggertempe
rature)はFET25のゲート−ソース電圧がそ
のしきい値電圧を超え、FET25が導通になりかつF
ET12がスイッチオフする温度として定義される。非
導通FET12のドレインおよびソース電極の間の電圧
はFET14をオンにスイッチさせる。もし温度の上昇
が大きな電流によって引き起こされれば、導通するFE
T14は温度が低下しかつFET25がスイッチオフさ
れた後もFET12を非導通に保つ。保護エレメント1
0は障害状態が除去されるまでバッテリパック36を負
荷38から切り離し続ける。抵抗23に対する抵抗21
の抵抗比、抵抗21および23の温度係数、およびFE
T25のしきい値電圧は保護エレメント10のトリガ温
度を決定する。
【0020】電流制限要素28はFET12のゲート−
ソース電圧を調整することにより負荷38を流れる負荷
電流に対し上限を与える。負荷電流はFET12のドレ
イン−ソース抵抗、FET29のドレイン−ソース抵
抗、および抵抗器31の抵抗に従ってFET12および
FET29のドレイン−ソース電流の間で分割される。
FET29のドレインおよびソース電極を通って流れる
電流は抵抗31の間に検知電圧を生じさせる。増幅器3
3は抵抗31の間の電圧を増幅しかつ増幅された電圧を
FET27のゲート電極に転送する。抵抗31の検知電
圧が所定の電圧値に到達しあるいは該所定の電圧値を超
えれば、前記増幅された電圧はFET27のしきい値電
圧に到達しあるいは超える。FET27は抵抗16を通
る電流を発生させ、それによって抵抗16の間に電圧を
生じさせる。抵抗16にかかる電圧はFET12および
29のゲート−ソース電圧を低下させ、それによってF
ET12および29のドレインおよびソース電極を流れ
る負荷電流に対し制限を与える。保護エレメント10の
効率を増大するためには、抵抗31を通って流れる電流
はできるだけ小さくするのが望ましい。小さな電流は抵
抗31に小さな電圧を生じさせる。増幅器33は抵抗3
1におけるその小さな電圧を増幅しかつ大きな電圧信号
をFET27のゲート電極に転送し、それによって負荷
電流が所定の上限に到達したときFET27のゲート−
ソース電圧がそのしきい値電圧に到達しあるいは超える
ことになる。
【0021】図2は、本発明の第2の実施形態に係わる
保護エレメント50の回路図を示す。保護エレメント5
0は充電および放電サイクルの双方の間における負荷7
8のあり得る障害状態からバッテリパック76を保護す
る。保護エレメント50はバッテリパック76の負端子
にかつ負荷78の負端子に接続された共通端子60を有
する。保護エレメント50の第1の端子70はバッテリ
パック76の正端子に接続されかつ保護エレメント50
の第2の端子80は電源スイッチ74を介して負荷78
の正端子に接続されている。障害状態では、保護エレメ
ント50は端子70および端子80の間で非導通とな
り、それによってバッテリパック76を負荷78から切
り離す。負荷78のための適切な構造は、例えば、抵
抗、容量、およびインダクタのような受動装置、並び
に、例えば、トランジスタのような能動装置を含む。直
列接続された電圧源75および内部抵抗77に等価な、
バッテリパック76は単一のバッテリ、DC電源、また
はそれらの組み合わせを含むことができる。
【0022】保護エレメント50は放電サイクルの間に
端子70および端子80の間のスイッチとして作用する
第1のpチャネル絶縁ゲートFET52、FET52の
コントローラとして作用する第2のpチャネル絶縁ゲー
トFET54、および充電サイクルの間に端子80およ
び端子70の間のスイッチとして作用する第3のpチャ
ネル絶縁ゲートFET66を含む。FET52は抵抗5
6を介して端子60に結合されたゲート電極、および端
子70に接続されたソース電極を有する。FET54は
抵抗62を介してFET52のドレイン電極に接続され
たゲート電極、FET52のソース電極に接続されたソ
ース電極、およびFET52のゲート電極に接続された
ドレイン電極を有する。抵抗58はFET52のドレイ
ン電極をFET54のソース電極に結合する。FET6
6は抵抗72を介して端子60に結合されたゲート電
極、端子80に接続されたソース電極、およびFET5
2のドレイン電極に接続されたドレイン電極を有する。
FET52およびFET66のゲート電極は制御信号を
受けるために、それぞれ、ノード55およびノード57
に結合されている。抵抗64はFET52のゲート電極
をFET52のソース電極に結合する。抵抗58を通る
リーケージ電流は保護エレメント50がスイッチオフさ
れているときにバッテリパック76のバッテリ電力を消
費するから、抵抗58の抵抗値は大きくなるよう、例え
ば、数メグオームの範囲に、選択される。同様に、抵抗
56および64の大きな合計抵抗値を選択することによ
りそれらを流れるリーケージ電流を低減させる。保護エ
レメント50が高い温度でスイッチオフするように温度
検知能力を提供するため、抵抗56は正の温度係数を持
つよう設計されかつ抵抗64は負の温度係数を持つよう
設計される。
【0023】図2は、3つのpチャネル絶縁ゲート電界
効果トランジスタを含みかつ、障害状態の下で、バッテ
リパック76を負荷78からそれらの正の端子を切り離
すことにより分離するものとして保護エレメント50を
示している。これは本発明を制限するものと考えるべき
でないことが理解される。保護エレメント50における
FET52,54および66はバイポーラトランジス
タ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、金属半導体電
界効果トランジスタ、その他によって置き換えることが
できる。もし保護エレメント50が図2に示される実施
形態の場合のように、障害状態の下でバッテリパック7
6の正の端子を負荷78の正の端子から切り離すために
使用されれば、保護エレメント50における3つのトラ
ンジスタはpチャネル電界効果トランジスタまたはPN
Pバイポーラトランジスタとして設計される。これに対
し、もし保護エレメント50が障害状態の下でバッテリ
パック76の負端子を負荷78の負端子から切り離すた
めに使用されれば、保護エレメント50の3つのトラン
ジスタはnチャネル電界効果トランジスタまたはNPN
バイポーラトランジスタとして設計される。さらに、保
護エレメント50の抵抗64は図1に示される温度セン
サ24と同じ構造の温度センサによって置き換えること
ができる。保護エレメント50はまた図1に示される電
流制限エレメント28と同じ構造の電流制限エレメント
を含めることによって電流制限能力を持つことができ
る。
【0024】放電サイクルの間の正常な動作状態の下で
は、バッテリパック76の負端子から抵抗56を通りF
ET52のゲート電極に至る充電経路はFET52を導
通状態にし、かつバッテリパック76の負端子から抵抗
72を通りFET66のゲート電極に至る充電経路はF
ET66を導通状態にする。FET52のソースおよび
ドレイン電極の間の電圧はpチャネルFET54のしき
い値電圧の絶対値より低く、かつ、従って、FET54
は非導通状態にある。ともに導通状態にある、FET5
2および66はバッテリパック36と負荷38との間の
電流経路を完成させる。FET66の本体ダイオード
(body diode)の方向のため、FET66が
スイッチオフされていても該FET66を通りそのドレ
イン電極からそのソース電極へと電流が流れることがで
きる。従って、FET66の状態は放電サイクルの間に
おいて保護エレメント50にとっては無関係または論理
的でないもの(inconsequential)とな
る。図2に示されていない、システムプロセッサはノー
ド55に印加される制御信号を調整することにより負荷
電流を変調することができる。抵抗56,62および7
2は、それぞれ、FET52,54および66を、例え
ば、静電的放電によって引き起こされる電圧スパイクか
ら保護する。
【0025】放電サイクルの間のハードショート状態に
おいては、ノード80およびノード60の間の電圧はゼ
ロに低下する。FET52のドレイン電極の電位は低下
し、FET52のゲート電極の電位に接近する。FET
52のソース電極の電位も低下する。もしFET52の
ソースおよびゲート電極の間の電圧がpチャネルFET
52のしきい値電圧の絶対値より低くなれば、FET5
2は非導通となり、それによってバッテリパック76を
負荷78から切り離す。もしpチャネルFET52のし
きい値電圧の絶対値より大きな電圧がFET52のソー
スおよびドレイン電極の間に展開されれば、同じ電圧は
またFET54のソースおよびゲート電極の間に展開さ
れる。FET54はそのソースおよびゲート電極の間の
電圧がそのしきい値電圧の絶対値より大きくなったとき
導通状態となる。導通している、FET54はFET5
2のソースおよびゲート電極の間の電圧を引き下げる。
FET52は非導通となり、それによってバッテリパッ
ク76を負荷78から切り離す。FET66のソースお
よびゲート電極はハードショート状態においては同じ電
位であるから、FET66もスイッチオフされる。短絡
状態が解除されたとき、FET54のゲート電極に累積
された電荷は抵抗62および抵抗58を通して放出され
かつ、FET54は非導通になる。抵抗64および56
を通る電流はFET52のソースおよびゲート電極の間
に電圧を生じさせ、それによってFET52が導通しか
つ保護エレメント50がそれ自身をリセットする。
【0026】ソフトショート状態においては、負荷78
の2つの端子の間の小さなインピーダンスによってバッ
テリパック76および負荷78に大きな電流が流れるよ
うになる。この大きな電流はバッテリパック76におけ
る内部抵抗77の間に電圧を生じさせ、それによってバ
ッテリパック76の出力電圧が低減し、その結果FET
52のソース−ゲート電圧が低下することになる。1つ
の場合、FET52はそのゲート−ソース電圧がそのし
きい値電圧より負でなくなった場合に非導通となり、そ
れによってバッテリパック76を負荷78から切り離
す。他の場合、FET52の低減されたソース−ゲート
電圧およびFET52を流れる大きな電流はFET52
のソースおよびドレイン電極の間におよびFET54の
ソースおよびゲート電極の間に電圧を生じさせる。FE
T54のソースおよびゲート電極の間の電圧がpチャネ
ルFET54のしきい値電圧の絶対値に到達したとき、
保護エレメント50のソフトショートトリガ電流に到達
しかつFET54は導通状態になる。導通したFETは
FET52をスイッチオフし、それによってバッテリパ
ック76を負荷78から切り離す。ソフトショート状態
においては、FET66はそのしきい値電圧に応じてオ
ンまたはオフとなる。ソフトショート状態にある負荷7
8が除去されたとき、保護エレメント50はそれ自身を
正常な動作状態にリセットし、FET54が非導通とな
りかつFET52が導通状態になる。
【0027】FET52およびFET54のしきい値電
圧を調整することにより、保護エレメント50の短絡応
答時間およびソフトショートトリガ電流が調整できる。
FET52のより負のしきい値電圧およびFET54の
より負でないしきい値電圧は保護エレメント50がより
高速の短絡応答時間および低いソフトショート・スイッ
チングオフ・トリガ電流を生じる結果となる。抵抗64
に対する抵抗56の抵抗比もまた保護エレメント50の
ソフトショートトリガ電流を決定する。高い抵抗比は保
護エレメント50に対する低いソフト・スイッチングオ
フ・トリガ電流を生じる結果となる。抵抗62およびF
ET54のゲート容量はFET54のゲート−ソース電
圧を低下させる上での時間遅延を提供し、それによって
負荷78における大きな容量によって引き起こされるこ
とがある保護エレメント50の意図しないスイッチオフ
を避ける。
【0028】抵抗56および64は保護エレメント50
の温度を検知しかつもし該温度が所定の値を超えればF
ET52をスイッチオフする。温度が上昇すると、それ
らのそれぞれ負および正の温度係数のため、抵抗64の
抵抗値が低減しかつ抵抗56の抵抗値が増大する。抵抗
56および64は電圧分圧器として作用するから、抵抗
64の間の電圧に等しい、FET52のソースおよびゲ
ート電極の間の電圧は温度上昇とともに低減する。FE
T52のゲート−ソース電圧がそのしきい値電圧に対し
より負でない場合、保護エレメント50のトリガ温度に
到達しかつFET52は非導通となる。非導通のFET
52のソースおよびドレイン電極の間の電圧はFET5
4をスイッチオンさせる。もし温度の上昇が大きな電流
よって引き起こされれば、導通するFET54は温度が
前記所定の値より低下した後もFET52を非導通に保
つ。保護エレメント50はバッテリパック76を障害状
態を有する負荷78からそれが除去されるまで切り離し
続ける。抵抗64に対する抵抗56の抵抗比、抵抗56
および64の温度係数、およびFET52のしきい値電
圧は保護エレメント50のトリガ温度を決定することに
注目すべきである。
【0029】充電サイクルの間は、負荷78は電源とし
て作用するバッテリ充電器によって置き換えられかつバ
ッテリパック76は負荷となる。充電電流はその正の端
子を通してバッテリパック76に流れ込む。FET52
の本体ダイオードの方向のため、FET52がスイッチ
オフされていてもFET52を通りそのドレイン電極か
らそのソース電極へと電流が流れることができ、かつ、
従って、FET52の状態は充電サイクルにおいて保護
エレメント50にとって無関係のものとなる。バッテリ
パック76を充電する間に、図2に示されていない、シ
ステムプロセッサは絶えずバッテリパック76の電圧レ
ベルを監視する。もし異常な状態が検出されれば、シス
テムプロセッサはFET66をスイッチオフするために
ノード57に信号を送る。バッテリパック76はさらな
る充電を防止するためバッテリ充電器から分離される。
さらに、システムプロセッサはノード57に印加される
制御信号を調整することによりバッテリを通して流れる
電流を変調することができる。
【0030】図3は、半導体プロセス技術を使用して製
造するのに適した本発明の第3の実施形態に係わる双方
向保護エレメント90の電気回路図を示す。保護エレメ
ント90は回路ブロック87を回路ブロック97におけ
るあり得る障害状態から保護しかつ回路ブロック97を
回路ブロック87におけるあり得る障害状態から保護す
る。保護エレメント90は回路ブロック87および97
の正端子に接続された共通端子79を有する。保護エレ
メント90の第1の端子88は回路ブロック87の負端
子に接続され、かつ保護エレメント90の第2の端子9
8は回路ブロック97の負端子に接続されている。障害
状態では、保護エレメント90は端子88および98の
間で非導通となり、それによって回路ブロック87およ
び97を互いに分離する。回路ブロック87および97
のための適切な構造は、例えば、抵抗、容量、およびイ
ンダクタのような受動装置、ならびに、例えば、トラン
ジスタのような能動装置を含む。
【0031】保護エレメント90は端子88および端子
98の間のスイッチとして作用する2つのnチャネル絶
縁ゲートFET82および92、およびそれぞれFET
82および92を制御する2つのnチャネル絶縁ゲート
FET84および94を含む。FET82は抵抗81を
介して端子79に接続されたゲート電極、端子88に接
続されたソース電極、およびFET92のドレイン電極
に接続されたドレイン電極を有する。FET92のゲー
ト電極は抵抗91を介して端子79に接続されている。
FET92のソース電極は端子98に接続されている。
FET84は抵抗85を介してFET82のドレイン電
極に接続されたゲート電極、FET82のソース電極に
接続されたソース電極、およびFET82のゲート電極
に接続されたドレイン電極を有する。FET94は抵抗
95を介してFET92のドレイン電極に接続されたゲ
ート電極、FET92のソース電極に接続されたソース
電極、およびFET92のゲート電極に接続されたドレ
イン電極を有する。抵抗83はFET82のドレイン電
極をFET84のソース電極に接続する。抵抗93はF
ET92のドレイン電極をFET94のソース電極に接
続する。FET82,92,84および94のゲート電
極は制御信号を受けるために、それぞれ、ノード86,
96,89および99に接続されている。FET82お
よび92がスイッチオフされたときに抵抗83および9
3を通って流れるリーケージ電流を最小にするために、
抵抗83および93は好ましくは非常に大きな抵抗値、
例えば、数メグオームの範囲、になるよう選択される。
【0032】図3は、4つのnチャネル絶縁ゲート電界
効果トランジスタを含みかつ、障害状態の下で、回路ブ
ロック87および97をお互いからそれらの負端子を切
り離すことにより分離するものとして保護エレメント9
0を示している。これは本発明を制限するものと考えて
はならないことが理解されるべきである。保護エレメン
ト90のFET82,84,92および94はバイポー
ラトランジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、
金属半導体電界効果トランジスタ、その他によって置き
換えることができる。もし保護エレメント90が、図3
に示される実施形態の場合のように、障害状態の下で回
路ブロック87の負端子を回路ブロック97の負端子か
ら切り離すために使用されれば、保護エレメント90の
4つのトランジスタはnチャネル電界効果トランジスタ
またはNPNバイポーラトランジスタとして設計され
る。これに対し、もし保護エレメント90が障害状態の
下で回路ブロック87の正端子を回路ブロック97の正
端子から切り離すために使用されれば、保護エレメント
90の4つのトランジスタはpチャネル電界効果トラン
ジスタまたはPNPバイポーラトランジスタとして設計
される。
【0033】保護エレメント90は図1に示される温度
センサ24と同じ構造の温度センサまたは図2の抵抗6
4のような抵抗をFET82のゲート電極をFET82
のソース電極に結合するために含むことができる。同様
に、FET92のゲートおよびソース電極は図1の温度
センサ24と同じ構造の温度センサまたは図2の抵抗6
4のような抵抗を介して一緒に結合することができる。
【0034】保護エレメント90は図1に示される電流
制限エレメント28と同じ構造の電流制限エレメントを
含むことができる。もし該電流制限エレメントが図1に
おけるFET12に結合された電流制限エレメント28
と同様の構造でFET82に接続されれば、保護エレメ
ント90は端子99から端子89に流れる電流を制限す
る能力を持つことになる。もし該電流制限エレメントが
図1におけるFET12に結合された電流制限エレメン
ト28と同様の構造でFET92に結合されれば、保護
エレメント90は端子89から端子99に流れる電流を
制限する能力を持つことになる。保護エレメント90が
両方の方向に流れる電流を制限する能力を持つために
は、2つの電流制限エレメントが必要とされ、1つはF
ET82に結合され、かつ他の1つはFET92に結合
される。
【0035】正常な動作状態の下では、端子79から抵
抗81を通りFET82のゲート電極に至る充電経路お
よび端子79から抵抗91を通りFET92のゲート電
極に至る充電経路はFET82および92をそれぞれ導
通状態にする。FET82のドレインおよびソース電極
の間のおよびFET92のドレインおよびソース電極の
間の電圧はそれぞれFET84および94のしきい値電
圧より低い。したがって、FET84およびFET94
は非導通である。FET82および92は、共に導通
し、回路ブロック87および97の間の電流経路を完成
させる。
【0036】短絡状態では、放電サイクルの間に保護エ
レメント90は図1の保護エレメント10および図2の
保護エレメント50と同様の方法で動作する。保護エレ
メント90は対称であるから、短絡状態の下ではそれは
両方の方向に流れる電流を止める。FET82は端子9
8から端子88へ流れる電流を停止するために使用さ
れ、かつFET92は端子88から端子98に流れる電
流を停止するために使用される。
【0037】ノード86,96,89および99は保護
エレメント90のユーザ制御可能性を提供する。ノード
86に印加される制御信号は端子98から端子88に流
れる電流を止めあるいは変調するために使用される。ノ
ード89に印加される制御信号は端子98から端子88
に流れる電流を止めるために使用される。ノード96に
印加される制御信号は端子88から端子98に流れる電
流を止めあるいは変調するために使用される。ノード9
9に印加される制御信号は端子98から端子88に流れ
る電流を止めるために使用される。
【0038】図4は本発明の第4の実施形態に係わる短
絡回路保護スイッチ110の電気回路図を示す。保護ス
イッチ110はバッテリパック136を負荷138にお
ける障害状態から保護する。保護スイッチ110はバッ
テリパック136の負端子にかつ負荷138の負端子に
接続された共通端子120を有する。保護スイッチ11
0の第1の電流導通端子130はバッテリパック136
の正端子に接続され、かつ保護スイッチ110の第2の
電流導通端子140は電源スイッチ134を介して負荷
138の正端子に接続されている。障害状態では、保護
スイッチ110は端子130および端子140の間で非
導通となり、その結果バッテリパック136が負荷13
8から切り離される。負荷138の適切な構造は、例え
ば、抵抗、容量、およびインダクタのような受動装置、
ならびに、例えば、トランジスタのような能動装置を含
む。直列接続された電源135および内部抵抗137と
等価なバッテリパック136は単一のバッテリ、DC電
源、またはそれらの組合わせを含むことができる。
【0039】保護スイッチ110は端子130および端
子140の間のスイッチとして作用するpチャネル絶縁
ゲートFET112、およびFET112を制御するた
めのnチャネル絶縁ゲートFET114を含む。FET
112は端子130に接続されたソース電極、および端
子140に接続されたドレイン電極を有する。FET1
14は抵抗118を介してFET112のドレイン電極
に接続されたゲート電極、保護スイッチ110の制御端
子として作用しかつ端子120に接続されたソース電
極、およびFET112のゲート電極に接続されたドレ
イン電極を有する。抵抗116はFET112のソース
電極をFET112のゲート電極に接続する。抵抗12
2はFET112のソース電極をFET112のドレイ
ン電極に接続する。制御抵抗124はFET114のゲ
ート電極に接続された第1の電極およびFET114の
ソース電極に接続された第2の電極を有する。抵抗11
6を通って流れる電流および抵抗118および124を
通って流れる電流は負荷138を流れずかつ、したがっ
て、リーケージ電流と考えられる。該リーケージ電流を
最小にするために、抵抗116,118および124は
好ましくは大きな抵抗値、例えば、数メグオームの範
囲、を有するよう選択される。また、抵抗122、抵抗
118および抵抗124を通って流れるリーケージ電流
は保護スイッチ110がオフである場合にバッテリ電力
を消費し続けるから、抵抗122に対して大きな抵抗値
を選択することが好ましい。保護エレメント50が高い
温度でスイッチオフするように温度検知能力を提供する
ため、抵抗118は正の温度係数を持つよう設計されか
つ抵抗124は負の温度係数を持つよう設計される。
【0040】図4は、保護スイッチ110がpチャネル
FET112およびnチャネルFET114を含むもの
として示している。図4はさらに保護スイッチ110
が、障害状態で、バッテリパック136を負荷138か
らそれらの正の端子を切り離すことにより分離するもの
として示している。これは本発明を制限するものと考え
てはならないことが理解されるべきである。保護スイッ
チ110のFET112および114はバイポーラトラ
ンジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、金属半
導体電界効果トランジスタ、その他によって置き換える
ことができる。もし保護スイッチ110が、図4に示さ
れる実施形態の場合のように、障害状態でバッテリパッ
ク136の正の端子を負荷138の正の端子から切り離
すために使用されれば、FET112はpチャネル電界
効果トランジスタまたはPNPバイポーラトランジスタ
として設計されかつFET114はnチャネル電界効果
トランジスタまたはNPNバイポーラトランジスタとし
て設計される。これに対し、もし保護スイッチ110が
障害状態の下でバッテリパック136の負端子を負荷1
38の負端子から切り離すために使用されれば、FET
112はnチャネル電界効果トランジスタまたはNPN
バイポーラトランジスタとして設計されかつFET11
4はpチャネル電界効果トランジスタまたはNPNバイ
ポーラトランジスタとして設計される。
【0041】正常な動作状態の下では、非常に短いイン
ターバルで、例えば、マイクロセカンドの範囲で、パワ
ースイッチ134をターンオンした後に、端子130か
ら抵抗122および抵抗118を通りFET114のゲ
ート電極に至る充電経路はFET114を導通状態にす
る。FET114のドレインおよびソース電極を通る電
流は抵抗116の間に電圧を生じさせかつFET112
をスイッチオンする。保護スイッチ110は端子130
および端子140の間で導通状態となる。FET112
が導通したとき、負荷138の負荷電流の一部がFET
112を通って流れ、かつ該負荷電流の残りの部分は抵
抗122を通って流れる。そのソースおよびドレイン電
極の間の抵抗が抵抗122の抵抗値よりずっと小さいか
ら、抵抗122を流れる負荷電流の前記一部はほんのわ
ずかのものである。
【0042】ハードショート状態では、FET114の
ゲート電極の電位はバッテリパック136の負端子と同
じ電位に引き下げられ、それによってFET114を非
導通にする。端子130から抵抗116を通りFET1
12のゲート電極に至る充電経路はFET112のゲー
ト電極の電位をFET112のソース電極と同じ電位に
上昇させる。FET112は非導通となりかつバッテリ
パック136を負荷138から切り離す。短絡回路状態
が除去されたとき、抵抗118を通りFET114のゲ
ート電極に至る充電経路はFET114のゲート電極の
電位を上昇させる。FET114は導通しかつFET1
12のゲート電極の電位を引き下げることによりFET
112をスイッチオンし、その結果保護スイッチ110
がそれ自身をリセットするようにさせる。
【0043】ソフトショート状態では、負荷138の正
および負の端子の間の低いインピーダンスによって大き
な電流がバッテリパックおよび負荷138に流れるよう
になる。この大きな電流はバッテリパック136の内部
抵抗137の間に電圧を生じさせかつバッテリパック1
36の出力電圧を低減し、その結果抵抗118および1
24の間の電圧を低減させる。抵抗118および抵抗1
24は電圧分圧器を形成する。ソフトショートトリガ電
流は、抵抗124の両端の電圧に等しい、FET114
のゲート−ソース間電圧がFET114のしきい値電圧
に等しい場合の保護スイッチ110の電流として定義さ
れる。保護スイッチ110の電流が前記ソフトショート
トリガ電流に到達しあるいはそれを超えたとき、FET
114は非導通となりかつFET112をスイッチオフ
し、その結果バッテリパック136が負荷138から切
り離される。ソフトショート状態を有する負荷138が
除去されたとき、保護スイッチ110はそれ自身を正常
な動作状態にリセットし両方のFET112および11
4が導通状態となる。
【0044】抵抗124に対する抵抗118の抵抗比お
よびFET114のしきい値電圧を調整することによ
り、保護スイッチ110の短絡回路応答時間およびソフ
トショートトリガ電流が調整できる。抵抗124に対す
る抵抗118の高い抵抗比およびFET114に対する
高いしきい値電圧は保護スイッチ110が高速の短絡回
路応答時間および低いソフトショートトリガ電流を持つ
結果につながる。抵抗118およびFET114のゲー
ト容量はFET114のゲート−ソース間電圧を上昇さ
せる上で時間遅延を与え、それによって負荷138の大
きな容量によって引き起こされることがある保護スイッ
チ110の意図しないスイッチオフを防止する。
【0045】抵抗118および124は保護スイッチ1
10の温度を検知しかつもし該温度が所定の値を超えれ
ばFET112をスイッチオフする。温度が上昇する
と、抵抗118の抵抗値は増大しかつ抵抗124の抵抗
値は低減するが、これはそれらの、それぞれ、正および
負の温度係数のためである。抵抗118および124は
電圧分圧器として動作するから、抵抗124にかかる電
圧に等しい、FET114のゲートおよびソース電極の
間の電圧は温度の上昇と共に低減する。FET114の
ゲート−ソース電圧がそのしきい値電圧より低い場合
は、保護スイッチ110のトリガ温度に到達しかつFE
T114は非導通となりかつFET112をスイッチオ
フする。抵抗124に対する抵抗118の抵抗比、抵抗
118および124の温度係数、およびFET114の
しきい値電圧は保護スイッチ110のトリガ温度を決定
することに注目すべきである。
【0046】図5は、本発明の第5の実施形態に係わる
保護スイッチ150の電気回路図を示す。保護スイッチ
150は充電および放電サイクルの双方の間に負荷17
8において生じ得る障害状態からバッテリパック176
を保護する。保護スイッチ150はバッテリパック17
6の負端子にかつ負荷178の負端子に接続された共通
端子160を有する。保護スイッチ150の第1の端子
170はバッテリパック176の正端子に接続されかつ
保護スイッチ150の第2の端子180は電源スイッチ
174を介して負荷178の正端子に接続されている。
障害状態の下では、保護スイッチ150は端子170と
端子180の間で非導通となり、それによってバッテリ
パック176を負荷178から分離する。負荷178の
適切な構造は、例えば、抵抗、容量、およびインダクタ
のような受動装置、ならびに、例えば、トランジスタの
ような能動装置を含む。電源175および内部抵抗17
7が直列に接続されたものと等価な、バッテリパック1
76は単一のバッテリ、DC電源、またはそれらの組合
わせを含むことができる。
【0047】保護スイッチ150は放電サイクルの間に
端子170および端子180の間のスイッチとして作用
する第1のpチャネル絶縁FET152、FET152
を制御するための第1のnチャネルFET154、充電
サイクルの間に端子180および端子170の間のスイ
ッチとして作用する第2のpチャネルFET153、そ
してFET153を制御するための第2のnチャネルF
ET155を含む。FET152は端子170に接続さ
れたソース電極、FET153のドレイン電極に接続さ
れたドレイン電極、そしてFET154のドレイン電極
に接続されたゲート電極を有する。FET154は抵抗
158を介してFET152のドレイン電極に接続され
たゲート電極および端子160に接続されたソース電極
を有する。抵抗156はFET152のソース電極をF
ET152のゲート電極に接続する。抵抗162はFE
T152のソース電極をFET152のドレイン電極に
接続する。FET153は端子180に接続されたソー
ス電極、およびFET155のドレイン電極に接続され
たゲート電極を有する。FET155は抵抗159を介
してFET153のドレイン電極に接続されたゲート電
極およびFET154のソース電極に接続されたソース
電極を有する。抵抗157はFET153のソース電極
をFET153のゲート電極に結合する。FET154
およびFET155のゲート電極は制御信号を受けるた
めに、それぞれ、ノード165およびノード167に接
続されている。抵抗156を通って流れる電流および抵
抗157を通って流れる電流は負荷178を通って流れ
ることはなくかつ、したがって、リーケージ電流と考え
られる。リーケージ電流を最小にするためには、抵抗1
56および157は好ましくは大きな抵抗値、例えば、
数メグオームの範囲、を有するよう選択される。抵抗1
62についても大きな抵抗値を選択することが好まし
く、それは抵抗162を通って流れる電流は保護スイッ
チ150がオフの場合にバッテリ電力を消費し続けるか
らである。ソフトショートによるスイッチオフ能力を提
供するために、保護スイッチ150はFET154のゲ
ート電極をFET154のソース電極に結合する制御抵
抗(図示せず)を含むことができる。保護スイッチ15
0が放電サイクルの間に高い温度でスイッチオフするよ
うに温度検知能力をさらに提供するために、抵抗158
は正の温度係数を持つよう設計されかつFET154の
ゲートおよびソース電極の間に結合される制御抵抗は負
の温度係数を持つよう設計される。充電サイクルの間に
高い温度で保護スイッチ150がスイッチオフするよう
に温度検知能力を提供するためには、抵抗159は正の
温度係数を持つよう設計されかつ負の温度係数を有する
抵抗(図示せず)が保護スイッチ150に含められかつ
FET155のゲート電極およびFET155のソース
電極の間に結合される。
【0048】図5は、保護スイッチ150がFET15
2および153を2つのpチャネル絶縁ゲート電界効果
トランジスタとして、かつFET154および155を
2つのnチャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタとし
て含むものとして示している。図5はさらに保護スイッ
チ150が、障害状態の下で、バッテリパック176を
負荷178からそれらの正の端子を切り離すことにより
分離するものとして示している。これは本発明を制限す
るものと考えるべきでないことが理解されるべきであ
る。保護スイッチ150をFET152,153,15
4および155はバイポーラトランジスタ、絶縁ゲート
バイポーラトランジスタ、金属半導体電界効果トランジ
スタ、その他によって置き換えることができる。もし保
護スイッチ150が、図5に示される実施形態の場合の
ように、障害状態の下でバッテリパック176の正端子
を負荷178の正端子から切り離すために使用されれ
ば、FET152および153はpチャネル電界効果ト
ランジスタまたはPNPバイポーラトランジスタとして
設計され、かつFET154および155はnチャネル
電界効果トランジスタまたはNPNバイポーラトランジ
スタとして設計される。これに対し、もし保護スイッチ
150が障害状態の下でバッテリパック176の負端子
を負荷178の負端子から切り離すために使用されれ
ば、FET152および153はnチャネル電界効果ト
ランジスタまたはNPNバイポーラトランジスタとして
設計され、かつFET154および155はpチャネル
電界効果トランジスタまたはNPNバイポーラトランジ
スタとして設計される。
【0049】放電サイクルの間における正常な動作状態
の下で、非常に短いインターバル、例えば、マイクロセ
カンドの範囲、において、電源スイッチ174をターン
オンした後、端子170から抵抗162および158を
通りFET154のゲート電極に至る充電経路はFET
154を導通状態にする。FET154のドレインおよ
びソース電極を通る電流は抵抗156の両端に電圧を生
じさせかつFET152をスイッチオンする。FET1
52が導通したとき、そのソースおよびドレイン電極の
間の抵抗は抵抗162の抵抗値よりずっと小さく、か
つ、したがって、抵抗162を通る電流はわずかのもの
となる。同様に、端子170から、抵抗162、FET
153のドレイン−ソース電極、および抵抗159を通
り、FET155のゲート電極に至る充電経路はFET
155を導通状態にし、それによってFET153をス
イッチオンする。FET152および153は共に導通
し、バッテリパック176および負荷178の間の電流
経路を完成させる。FET153の本体ダイオード(b
ody diode)の方向のため、たとえFET15
3がスイッチオフされていてもFET153を通りその
ドレイン電極からそのソース電極に電流が流れることが
できる。したがって、FET153の状態は放電サイク
ルの間において保護スイッチ150にとってあまり関係
のないものとなる。抵抗158およびFET154のゲ
ート容量はFET154のゲート−ソース電圧の上昇に
時間的遅延を与え、それによって負荷178における大
きな容量によって引き起こされる可能性のある保護スイ
ッチ150の意図しないスイッチオフを防止する。図5
に示されていない、システムプロセッサがノード165
に印加される制御信号を調整することにより負荷電流を
変調することができる。
【0050】放電サイクルの間のハードショート状態に
おいて、FET154のゲート電極の電位は低下する。
FET154はそのゲートおよびソース電極の間の電圧
がそのしきい値電圧より低くなったときに非導通とな
る。端子170から抵抗156を通りFET152のゲ
ート電極に至る充電経路はFET152のゲート電極の
電位をFET152のソース電極のものと同じ電位に上
昇させる。FET152は非導通となりかつバッテリパ
ック176を負荷178から分離する。同様に、FET
155およびFET153もスイッチオフされる。短絡
回路状態が除去されたとき、FET154のゲート電極
への充電経路およびFET155のゲート電極への充電
経路は、それぞれ、FET154および155をスイッ
チオンする。共に導通している、FET154および1
55はそれぞれFET152および153をオン状態に
切り換え、それによって保護スイッチ150をその正常
な動作状態にリセットする。
【0051】充電サイクルの間に、負荷178は電源と
して作用するバッテリ充電器によって置き換えられかつ
バッテリパック176は負荷となる。充電電流はバッテ
リパック176内へとその正端子を通って流れ込む。F
ET152の本体ダイオードの方向のため、FET15
2がスイッチオフとなっていてもFET152を通りそ
のドレイン電極からそのソース電極へと電流が流れるこ
とができ、かつ、したがって、FET152の状態は充
電サイクルにおいては保護スイッチ150にとって関係
のないものとなる。バッテリパック176を充電してい
る間に、図5に示されていないシステムプロセッサはバ
ッテリパック176の電圧レベルを絶えず監視する。も
し異常な状態が検出されれば、システムプロセッサはF
ET155をオフに切り換えるためにノード167に信
号を送る。端子180から抵抗157を通りFETのゲ
ート電極に至る充電経路はFET153のゲート電極の
電位をFET153のソース電極の電位まで上昇させ、
その結果FET153は非導通となりかつバッテリパッ
ク176はさらなる充電を防止するためにバッテリ充電
器から切り離される。さらに、システムプロセッサはノ
ード167に印加される制御信号を調整することにより
バッテリを通る電流を変調することができる。
【0052】図6は、本発明の第6の実施形態に係わる
双方向保護スイッチ190の電気回路図を示す。保護ス
イッチ190は回路ブロック199におけるあり得る障
害状態から回路ブロック198を保護し、かつ回路ブロ
ック198におけるあり得る障害状態から回路ブロック
199を保護する。保護スイッチ190は回路ブロック
198および199の負端子に接続された共通端子19
1を有する。保護スイッチ190の第1の端子194は
回路ブロック198の正端子に接続され、かつ保護スイ
ッチ190の第2の端子195は回路ブロック199の
正端子に接続されている。障害状態の下では、保護スイ
ッチ190は端子194と端子195の間で非導通とな
り、それによって回路ブロック198および199をお
互いから分離する。回路ブロック198および199に
対する適切な構造は、例えば、抵抗、容量、およびイン
ダクタのような受動装置、ならびに、例えば、トランジ
スタのような能動装置を含む。
【0053】保護スイッチ190は2つのスイッチング
エレメントを含み、おのおののスイッチングエレメント
は図4の保護スイッチ110と同様の構造を有する。図
6に示されるように、2つのpチャネル絶縁ゲートFE
T182および183は端子194および端子195の
間のスイッチとして作用し、かつ2つのnチャネル絶縁
ゲートFET184および185は、それぞれ、FET
182および183を制御する。FET182は端子1
94に接続されたソース電極およびFET183のドレ
イン電極に接続されたドレイン電極を有する。FET1
83のソース電極波端子195に接続されている。FE
T184は抵抗188を介してFET182のドレイン
電極に結合されたゲート電極、端子191に接続された
ソース電極、およびFET182のゲート電極に接続さ
れたドレイン電極を有する。FET185は抵抗189
を介してFET183のドレイン電極に結合されたゲー
ト電極、端子191に接続されたソース電極、およびF
ET183のゲート電極に接続されたドレイン電極を有
する。抵抗186はFET182のソース電極をFET
182のゲート電極に結合する。抵抗187はFET1
83のソース電極をFET183のゲート電極に結合す
る。抵抗192はFET182のソース電極をFET1
82のドレイン電極に結合する。抵抗193はFET1
83のソース電極をFET183のドレイン電極に結合
する。FET184および185のゲート電極は制御信
号を受けるために、それぞれ、ノード196および19
7に接続されている。
【0054】図6は、pチャネル絶縁ゲート電界効果ト
ランジスタとしてFET182および183を、かつN
チャネル絶縁ゲート電界効果トランジスタとしてFET
184および185を含むものとして保護スイッチ19
0を示している。図6はさらに保護スイッチ190が、
障害状態の下で回路ブロック198および199をお互
いからそれらの正端子を切り離すことにより分離するも
のとして示している。これは本発明を制限するものでな
いことを理解すべきである。保護スイッチ190のFE
T182,183,184および185はバイポーラト
ランジスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、金属
半導体電界効果トランジスタ、その他によって置き換え
ることができる。保護スイッチ190が、図6に示され
る実施形態のように、障害状態の下で回路ブロック19
8の正端子を回路ブロック199の正端子から切り離す
ために使用されれば、FET182および183はpチ
ャネル電界効果トランジスタまたはPNPバイポーラト
ランじスタとして設計され、かつFET184および1
85はnチャネル電界効果トランジスタまたはNPNバ
イポーラトランジスタとして設計される。これに対し、
もし保護スイッチ190が障害状態の下で回路ブロック
198の負端子を回路ブロック199の負端子から切り
離すために使用されれば、FET182および183は
nチャネル電界効果トランジスタまたはNPNバイポー
ラトランジスタとして設計され、かつFET184およ
び185はpチャネル電界効果トランジスタまたはPN
Pバイポーラトランジスタとして設計される。ソフトシ
ョート・スイッチオフ能力を提供するために、保護スイ
ッチ190はFET184のゲート電極をFET184
のソース電極に結合するために第1の制御抵抗(図示せ
ず)およびFET185のゲート電極をFET185の
ソース電極に結合するために第2の制御抵抗(図示せ
ず)を含むことができる。温度検知能力のためには、こ
れら2つの制御抵抗は負の温度係数を持つよう設計さ
れ、かつ抵抗188および189は正の温度係数を持つ
よう設計される。
【0055】正常な動作状態のもとでは、端子194か
ら抵抗188を通りFET184のゲート電極に至る充
電経路はFET184を導通状態にする。FET184
のドレインおよびソース電極を通って流れる電流は抵抗
186の両端に電圧を生じさせかつFET182をオン
に切り替える。FET182が導通している間は、抵抗
192を通って流れる電流は該抵抗192の大きな抵抗
値のためわずかなものである。同様に、端子195から
抵抗189を通りFET185のゲート電極に至る充電
経路はFET185を導通状態にする。FET185の
ドレインおよびソース電極を通って流れる電流は抵抗1
87の両端に電圧を生じさせかつFET183をオンに
切り替える。FET183が導通している間は、抵抗1
93を通って流れる電流は該抵抗193の大きな抵抗値
のためわずかなものである。共に導通しているFET1
82および183は回路ブロック198および199の
間の電流経路を完成させる。
【0056】短絡回路状態のもとでは、保護スイッチ1
90は放電サイクルの間は図4の保護スイッチ110お
よび図5の保護スイッチ150と同様に動作する。保護
スイッチ190は対称であるから、短絡回路状態のもと
ではそれは両方の方向に流れる電流を止める。FET1
82は端子194から端子195に流れる電流を停止す
るために使用され、かつFET183は端子195から
端子194に流れる電流を停止するために使用される。
【0057】ノード196および197は保護スイッチ
190のユーザによる制御可能性を提供する。ノード1
96に印加される制御信号は端子194から端子195
に流れる電流を止めるために使用され、かつノード19
7に印加される制御信号は端子195から端子194に
流れる電流を止めるために使用される。
【0058】
【発明の効果】以上から、回路をストレスから保護する
ための保護エレメントおよび方法が提供されたことが理
解されるべきである。本発明に係わる保護エレメントは
短絡回路状態が検出されれば電源を負荷から切り離す。
該保護エレメントは障害状態を有する負荷が除去された
時または電源スイッチを開くことにより切り離された時
それ自身をリセットする。さらに、本発明の保護エレメ
ントは過温度スイッチオフおよび電流制限能力、そして
ユーザによる制御可能性を有する。本保護エレメントは
標準的な半導体処理技術を使用して製造するのに適して
いる。従って、それは電源をあり得る障害状態から保護
するための簡単な、信頼性ある、かつ低価格の方法を提
供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係わる保護エレメン
トを示す電気回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係わる保護エレメン
トを示す電気回路図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係わる双方向保護エ
レメントを示す電気回路図である。
【図4】本発明の第4の実施形態に係わる保護スイッチ
を示す電気回路図である。
【図5】本発明の第5の実施形態に係わる保護スイッチ
を示す電気回路図である。
【図6】本発明の第6の実施形態に係わる双方向保護ス
イッチを示す電気回路図である。
【符号の説明】
10 保護エレメント 12 電界効果トランジスタ(FET) 16 抵抗 24 温度センサ 28 電流制限エレメント 33 増幅器 34 電源スイッチ 35 電圧源 37 内部抵抗 38 負荷 30,40 端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の端子(30)、第2の端子(4
    0)、および共通端子(20)を有し、前記第1の端子
    に結合された第1の電流導通端子、前記第2の端子に結
    合された第2の電流導通端子、および前記共通端子に結
    合された制御端子を有する第1のスイッチを具備し、該
    第1のスイッチは、 制御電極、第1の電流導通電極、および第2の電流導通
    電極を有する第1のトランジスタ(12)であって、前
    記第1の電流導通電極は前記第1のスイッチの前記第1
    の電流導通端子として作用しかつ前記第2の電流導通電
    極は前記第1のスイッチの前記第2の電流導通端子とし
    て作用するもの、 制御電極、第1の電流導通電極、および第2の電流導通
    電極を有する第2のトランジスタ(14)であって、前
    記第1の電流導通電極は前記第1のトランジスタ(1
    2)の第1の電流導通電極に結合されかつ前記第2の電
    流導通電極は前記第1のトランジスタ(12)の制御電
    極に結合されているもの、 第1の電極および第2の電極を有する第1の抵抗(1
    6)であって、前記第1の電極は前記第1のスイッチの
    制御端子に結合されかつ前記第2の電極は前記第1のト
    ランジスタ(12)の制御電極に結合されているもの、 第1の電極および第2の電極を有する第2の抵抗(1
    8)であって、前記第1の電極は前記第1のトランジス
    タ(12)の第2の電流導通電極に結合されかつ前記第
    2の電極は前記第2のトランジスタ(14)の第1の電
    流導通電極に結合されているもの、そして第1の電極お
    よび第2の電極を有する第3の抵抗(22)であって、
    前記第1の電極は前記第2の抵抗(18)の第1の電極
    に結合されかつ前記第2の電極は前記第2のトランジス
    タ(14)の制御電極に結合されているもの、 を具備することを特徴とする保護エレメント(10)。
  2. 【請求項2】 前記第1のスイッチはさらに第1の電極
    および第2の電極を有する温度センサ(24)を含み、
    前記第1の電極は前記第1のトランジスタ(12)の第
    1の電流導通電極に結合されかつ前記第2の電極は前記
    第1のトランジスタ(12)の制御電極に結合されてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の保護エレメント
    (10)。
  3. 【請求項3】 前記第1のスイッチはさらに、 制御電極、第1の電流導通電極、および第2の電流導通
    電極を有する第4のトランジスタ(27)であって、前
    記第1の電流導通電極は前記第1のトランジスタ(1
    2)の第1の電流導通電極に結合されかつ前記第2の電
    流導通電極は前記第1のトランジスタ(12)の制御電
    極に結合されているもの、 制御電極、第1の電流導通電極、および第2の電流導通
    電極を有する第5のトランジスタ(29)であって、前
    記制御電極は前記第1のトランジスタ(12)の制御電
    極に結合され、前記第1の電流導通電極は前記第4のト
    ランジスタ(27)の制御電極に結合され、そして前記
    第2の電流導通電極は前記第1のトランジスタ(12)
    の第2の電流導通電極に結合されているもの、そして第
    1の電極および第2の電極を有する検知用抵抗(31)
    であって、前記第1の電極は前記第5のトランジスタ
    (29)の第1の電流導通電極に結合されかつ前記第2
    の電極は前記第4のトランジスタ(27)の第1の電流
    導通電極に結合されているもの、 を具備することを特徴とする、請求項1に記載の保護エ
    レメント(10)。
  4. 【請求項4】 第1の端子(130)、第2の端子(1
    40)、および共通端子(120)を有し、前記第1の
    端子に結合された第1の電流導通端子、前記第2の端子
    に結合された第2の電流導通端子、および前記共通端子
    に結合された制御端子を有する第1のスイッチングエレ
    メントを具備し、該第1のスイッチングエレメントは、 制御電極、第1の電流導通電極、および第2の電流導通
    電極を有する第1の形式の第1のトランジスタ(11
    2)であって、前記第1の電流導通電極は前記第1のス
    イッチングエレメントの第1の電流導通端子として作用
    しかつ前記第2の電流導通電極は前記第1のスイッチン
    グエレメントの第2の電流導通端子として作用するも
    の、 制御電極、第1の電流導通電極、および第2の電流導通
    電極を有する第2の形式の第2のトランジスタ(11
    4)であって、前記第1の電流導通電極は前記第1のス
    イッチングエレメントの制御端子に結合されかつ前記第
    2の電流導通電極は前記第1のトランジスタ(112)
    の制御電極に結合されているもの、 第1の電極および第2の電極を有する第1の抵抗(11
    6)であって、前記第1の電極は前記第1のトランジス
    タ(112)の第1の電流導通電極に結合されかつ前記
    第2の電極は前記第1のトランジスタ(112)の制御
    電極に結合されているもの、 第1の電極および第2の電極を有する第2の抵抗(11
    8)であって、前記第1の電極は前記第1のトランジス
    タ(112)の第2の電流導通電極に結合されかつ前記
    第2の電極は前記第2のトランジスタ(114)の制御
    電極に結合されているもの、そして第1の電極および第
    2の電極を有する第3の抵抗(122)であって、前記
    第1の電極は前記第1のトランジスタ(112)の第1
    の電流導通電極に結合されかつ前記第2の電極は前記第
    1のトランジスタ(112)の第2の電流導通電極に結
    合されているもの、 を具備することを特徴とする保護スイッチ(110)。
  5. 【請求項5】 回路を保護する方法であって、 第1の回路ブロックおよび第2の回路ブロックを具備す
    る回路を提供する段階であって、前記第1の回路ブロッ
    クは第1の端子および第2の端子を有し、前記第2の回
    路ブロックは第1の端子および第2の端子を有するも
    の、 前記第1の回路ブロックの第1の端子を前記第2の回路
    ブロックの第1の端子に結合する段階、 前記第1の回路ブロックの第2の端子に結合された第1
    の電流導通電極および前記第1の回路ブロックの第2の
    端子に結合された第2の電流導通電極を有する第1のス
    イッチを提供する段階、 前記第1のスイッチを導通状態にする段階、前記第1の
    回路ブロックおよび前記第1のスイッチを介して前記第
    1の回路ブロックの第1の端子から前記第1の回路ブロ
    ックの第2の端子へと電流を受け渡す段階、 前記第2の回路ブロックの第1の端子および第2の端子
    の間の電圧を直接検出する段階、そして前記電圧が所定
    の電圧値より低いことに応じて前記第1のスイッチを非
    導通状態にして前記電流を停止する段階、 を具備することを特徴とする回路を保護する方法。
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