JPH09120609A - フロツピイデイスク装置 - Google Patents

フロツピイデイスク装置

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Publication number
JPH09120609A
JPH09120609A JP7301957A JP30195795A JPH09120609A JP H09120609 A JPH09120609 A JP H09120609A JP 7301957 A JP7301957 A JP 7301957A JP 30195795 A JP30195795 A JP 30195795A JP H09120609 A JPH09120609 A JP H09120609A
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JP
Japan
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disk
cartridge
load
head
capacity
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Application number
JP7301957A
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English (en)
Inventor
Masayuki Noda
雅幸 野田
Koji Aeba
浩司 饗庭
Satoru Goto
哲 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、フロツピイデイスク装置におい
て、3.5インチフロツピイデイスク及び大容量フロツ
ピイデイスクのデイスクに対して適正なFD負荷を加え
るようにしたことによつて常に良好な状態でチヤツキン
グすることができる。 【解決手段】 フロツピイデイスクを回転駆動手段
(8)によつて回転駆動して磁気ヘツド(32)によつ
てフロツピイデイスク(3、14)のデータ記録領域に
データを記録し又は上記データ記録領域のデータを再生
するフロツピイデイスク装置(20)において、回転駆
動されるフロツピイデイスク(3、14)を回転駆動手
段(8)の所定の装着位置に位置決めする際に必要とな
る所定の負荷をフロツピイデイスク(3、14)に対し
て加えるようにした負荷ヘツド(112)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図 〜図 ) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図4) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はフロツピイデイスク
装置に関し、例えば大容量フロツピイデイスク及び3.5
インチフロツピイデイスクのいずれにも対応し得るフロ
ツピイデイスク装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、デイスク状記録媒体として、3.5
インチフロツピイデイスク(以下、これを3.5 インチF
Dと呼ぶ)や、5.25インチ又は8インチのフレキシブル
デイスク等があり、近年ではこのうち3.5 インチFDが
強度及び防塵性に優れている点から多く用いられてい
る。
【0004】実際上、図5(A)及び(B)に示すよう
に、3.5 インチFDカートリツジ1は、第1及び第2の
ケース半体2A及び2Bからなるケース内部に直径85.8
〔mm〕の磁気デイスク(以下、これを単にデイスクと呼
ぶ)3が回転自在に収納されることにより形成されてい
る。
【0005】この3.5 インチFDカートリツジ1のデイ
スク3の中心部には金属製のセンタハブ4が該デイスク
3と同軸に固着されており、該センタハブ4には正方形
状でなる中心穴(以下、これをチヤツキングホールと呼
ぶ)4Aと、長方形状でなる偏心穴(以下、これを位置
決めホールと呼ぶ)4Bとが穿設されている。また、第
2のケース半体2Bの中心部にはこのセンタハブ4に対
応させて円形状でなる開口2Cが穿設されている。これ
により3.5 インチFDカートリツジ1においては、セン
タハブ4が第2のケース半体2Bの開口2Cを介してケ
ースの背面側(すなわち、第2のケース半体2B側)に
露出するようになされ、かくしてこのセンタハブ4を手
掛かりとしてケース内部のデイスク3を自在に回転駆動
させ得るようになされている。
【0006】また、ケースの上部には、第1及び第2の
ケース半体2A及び2Bの各上端中央部にそれぞれ設け
られた開口(以下、これらをデイスク露出用開口と呼
ぶ)2D及び2Eを一体に覆うようにコ字状のシヤツタ
5が開閉自在に取り付けられている。このシヤツタ5
は、通常時、ケース内部に配設されたばね(図示せず)
により矢印aで示す閉方向に付勢されており、かくして
第1及び第2のケース半体2A及び2Bの各デイスク露
出用開口2D及び2Eをそれぞれ対応する第1又は第2
の脚部5A及び5Bによつて覆うようになされている。
【0007】またシヤツタ5の第1及び第2の脚部5A
及び5Bにはそれぞれ対向する所定位置に開口5C及び
5Dが設けられており、シヤツタ5を矢印aと逆の開方
向に移動させることによつて、該シヤツタ5の第1及び
第2の脚部5A及び5Bの各開口5B及び5Dと、対応
する第1又は第2のケース半体2A及び2Bのデイスク
露出用開口2D及び2Eとを順次介してケース内部のデ
イスク3の一部を露出させ得るようになされている。
【0008】これにより、3.5 インチFDカートリツジ
1は、通常時にはシヤツタ5を閉じて第1及び第2のケ
ース半体2及び3の各デイスク露出用開口2A及び3B
を覆うことによつてケース内部に塵や埃等が入り込んで
デイスク3に付着することを防止する。一方、使用時に
はシヤツタ5を開いてケース内部のデイスク3の一部を
露出させることによつて磁気ヘツド(図示せず)をデイ
スク3にアクセスさせ、デイスク3に対して情報を記録
し、又は該デイスクから情報を再生し得るようになされ
ている。
【0009】また、この3.5 インチFDカートリツジ1
のデイスク3を収納する第2のケース半体2Bの内面の
所定位置にはデイスク3の幅とほぼ同じ幅でなる板バネ
6が設けられている。さらに、第1及び第2のケース半
体2及び3の内面にはそれぞれフエルト等で形成された
ほぼ馬蹄形状でなる第1及び第2のクリーニングシート
7A及び7Bが該第1及び第2のケース半体2A及び2
Bの各デイスク露出用開口2D及び2Eに掛からないよ
うに設けられている。この場合、第2のクリーニングシ
ート7Bは板バネ6の付勢により、第2のケース半体2
Bから第1のケース半体2A側に付勢される。この結
果、デイスク3の一面及び他面にはそれぞれ板バネ6の
付勢によつて第1及び第2のクリーニングシート7A及
び7Bが弾性的に接触した状態となり、該デイスク3の
一面及び他面をクリーニングし得るようになされてい
る。このように3.5 インチFDカートリツジ1内部のデ
イスク3に対してクリーニングシート7A及び7Bを介
した板バネ6の付勢によつて所定の負荷(以下、これを
デイスク負荷と呼ぶ)が与えられるようになされてい
る。
【0010】ここで、この3.5 インチFDカートリツジ
1がフロツピイデイスク装置に挿入されると、板バネ6
の付勢による摩擦力によつてデイスク3に負荷(以下、
これをデイスク負荷と呼ぶ)が加えられる。またフロツ
ピイデイスク装置に設けられた磁気ヘツドがデイスク3
に押し当てられることによつても上述した場合と同様に
摩擦力によつてもデイスク3に対して負荷(以下、これ
をヘツド負荷と呼ぶ)が加えられる。この結果、この3.
5 インチFDカートリツジ1のデイスク3に対しては、
デイスク負荷とヘツド負荷とを合わせた所定の負荷(以
下、これをFD負荷と呼ぶ)が加えられることになる。
【0011】図6に示すように3.5 インチFDカートリ
ツジ1のデイスク3は、スピンドルモータ8の回転軸で
あるスピンドル軸9と同軸に装着されたデイスクテーブ
ル10の上に載せられてスピンドルモータ8の回転によ
つて回転駆動するようになされている。デイスクテーブ
ル10にはスピンドルモータ8のスピンドル軸9に同軸
に嵌合されたチヤツクマグネツト11が設けられてい
る。このチヤツクマグネツト11によつてデイスク3の
センタハブ4を吸着して駆動ピン12を位置決めホール
4B内の所定位置に当接させることによつてデイスク3
に対してスピンドルモータ8の回転により発生されるト
ルクを伝達するようになされている。
【0012】図7(A)に示すように、この場合3.5 イ
ンチFDカートリツジ1がフロツピイデイスク装置に挿
入されると、先ずデイスク3に設けられたセンタハブ4
に穿設されたチヤツキングホール4Aにスピンドルモー
タ8のスピンドル軸9が挿入される。ここで3.5 インチ
FDカートリツジ1のデイスク3に対して板バネ6によ
る付勢と磁気ヘツドの押し当てとによつてデイスクテー
ブルの回転により発生するトルクに対抗するための所定
の負荷が加えられるようにしておく。これによりチヤツ
キングホール4Aにスピンドル軸9が挿入されただけの
場合、スピンドル軸9によつて伝達されるトルクだけで
デイスク3が回転駆動されないようにしておくことがで
きる。
【0013】図7(B)に示すように、スピンドルモー
タ8の回転にともない、やがてデイスクテーブル10に
設けられた駆動ピン12がセンタハブ4に穿設された位
置決めホール7内に挿入され、さらに駆動ピン12が位
置決めホール7内の所定位置に当接するようになる。こ
の状態となつてはじめてセンタハブ4がデイスクテーブ
ル10に完全にチヤツキングされる。こうしてデイスク
3のセンタハブ4がデイスクテーブル10に完全にチヤ
ツキングされるとスピンドルモータ8の回転によるトル
クがFD負荷を上回り、その結果、デイスクテーブル1
0の回転にともなつてデイスク3が回転駆動され得る。
【0014】このように3.5 インチFDカートリツジ1
は、センタハブ4の位置決めホール4Bに駆動ピンが挿
入されて、スピンドル軸9及び駆動ピン12によつてデ
イスク3がデイスクテーブル10に対して位置決めされ
た状態で回転駆動が開始されるようになれさている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで近年では、社
会の高度情報化に伴い、記録媒体の記憶容量の増大化が
望まれている。このような状況のもと、最近になつて8
5.8〔mm〕径のデイスクよりも大きな(直径94〔mm〕)
デイスク(以下、これを大容量デイスクと呼ぶ)を上述
の3.5 インチFDカートリツジ1のように第1及び第2
のケース半体からなるケース内に収容することにより、
強度及び防塵性に優れかつ3.5 インチFDカートリツジ
1よりも記録容量が大きな記録媒体(以下、これを大容
量フロツピーデイスク(FD)と呼ぶ)を実現化するこ
とが考えられている。
【0016】この場合、このような大容量FDを製品化
するに際して、例えば図8(A)及び(B)に示すよう
に、大容量FDカートリツジ13のケースの外寸を、前
端部以外の横幅及び前端から後端までの長さを除いて3.
5 インチFDカートリツジ1のケースと同様に選定する
ことが提案されている。これは大容量FDカートリツジ
13のケースの外寸をこのように選定することによつ
て、3.5 インチFDカートリツジ1及び大容量FDカー
トリツジ13のいずれにも対応し得るドライブを容易に
構築することができるためであり、実際上大容量FDカ
ートリツジ13のケースの外寸として、前端部以外の横
幅を90〔mm〕〜 101.6〔mm〕程度の所定の値に選定し、
縦幅を93〔mm〕以上の所定の値に選定することが考えら
れている。
【0017】ここで、この大容量FDカートリツジ13
は、大容量デイスク14の中心部に金属製のセンタハブ
15が該大容量デイスク14と同軸に固着されており、
該センタハブ15には正方形状でなるチヤツキングホー
ル15Aと、長方形状でなる位置決めホール15Bとが
穿設されている。大容量FDカートリツジ13は、第1
及び第2のケース半体16A及び16Bからなるケース
16に内部に大容量デイスク14を収納している。ここ
で第2のケース半体16Aの中心部にはこのセンタハブ
15に対応させて円形状でなる開口16Cが穿設されて
いる。これにより大容量FDカートリツジ13において
は、センタハブ15が第2のケース半体16Aの開口1
6Cを介してケースの背面側に露出するようになされい
る。
【0018】また、ケース16の上部には、第1及び第
2のケース半体16A及び16Bの各上端中央部にそれ
ぞれ設けられたデイスク露出用開口16D及び16Eを
一体に覆うようにコ字状のシヤツタ17が開閉自在に取
り付けられている。この場合シヤツタ17は、通常時、
ケース内部に配設されたばね(図示せず)により矢印b
で示す閉方向に付勢されており、かくして第1及び第2
のケース半体16A及び16Bの各デイスク露出用開口
16D及び16Eをそれぞれ対応する第1又は第2の脚
部17A及び17Bによつて覆うようになされている。
【0019】さらに、シヤツタ17の第1及び第2の脚
部17A及び17Bにはそれぞれ対向する所定位置に開
口17C及び17Dが設けられており、シヤツタ17を
矢印bと逆の開方向に移動させることによつて、該シヤ
ツタ17の第1及び第2の脚部17A及び17Bの各開
口17C及び17Dと、対応する第1又は第2のケース
半体16A及び16Bのデイスク露出用開口16D及び
16Eとを順次介してケース内部の大容量デイスク14
の一部を露出させ得るようになされている。
【0020】これにより、この大容量FDカートリツジ
13においては、通常時にはシヤツタ17を閉じて第1
及び第2のケース半体16A及び16Bの各デイスク露
出用開口16D及び16Eを覆うことによつてケース内
部に塵や埃等が入り込んで大容量デイスク14に付着す
ることを防止する一方、使用時にはシヤツタ17を開い
てケース内部の大容量デイスク14の一部を露出させる
ことによつて磁気ヘツド(図示せず)を該大容量デイス
ク14にアクセスさせることができ、かくして大容量デ
イスク14に対して情報を記録し、又は該大容量デイス
ク14から情報を再生し得るようになされている。
【0021】また、この大容量FDカートリツジ13に
おいて、第2のケース半体13の内面の所定位置には板
バネ18が設けられている。さらに、第1及び第2のケ
ース半体16A及び16Bの内面にはそれぞれフエルト
等で形成されたほぼ馬蹄形状でなる第1及び第2のクリ
ーニングシート19A及び19Bが該第1及び第2のケ
ース半体16A及び16Bの各デイスク露出用開口16
D及び16Eに掛からないように設けられている。
【0022】この場合、第2のクリーニングシート19
A及び19Bは板バネ18により第2のケース半体13
から第1のケース半体14側に付勢されており、かくし
て大容量デイスク14の一面及び他面にはそれぞれ板バ
ネ18の付勢によつて第1及び第2のクリーニングシー
ト19A及び19Bが弾性的に接触した状態となり、該
大容量デイスク14の一面及び他面をクリーニングし得
るようになされている。
【0023】このような大容量FDカートリツジ13の
大容量デイスク14に対して情報を記録し、又は該大容
量デイスク14から情報を再生し得るドライブにおいて
は、大容量デイスク14を高速回転させることにより、
単位時間当たりの記録情報量及び再生情報量を多くする
ことが提案されている。
【0024】ここで大容量デイスク14を高速回転させ
る場合、磁気ヘツドと大容量デイスク14の磁性面との
間のはたらく摩擦力が強くなり磁性面を傷つけるおそれ
がある。このため、この種の高速回転用ドライブでは、
大容量デイスク14の高速回転に対応し得る磁気ヘツド
方式として、ドライブに大容量FDカートリツジ13が
挿入されたとき又は情報の記録及び再生をストツプさせ
たとき、磁気ヘツドを保持するアームに設けられた板バ
ネの弾性付勢によつて、第1のケース半体16Aのデイ
スク露出用開口16Dから露出された大容量デイスク1
4の所定位置に磁気ヘツドを接触させ、大容量デイスク
14に対して情報を記録し、又は該大容量デイスク14
から情報を再生するとき、該大容量デイスク14の高速
回転によつて発生する空気流の圧力で、磁気ヘツドを板
バネの弾性付勢に抗して大容量デイスク14上に所定の
高さまで浮上させる方式、すなわち、フライグヘツド方
式を採用することが考えられている。
【0025】ところで、このフライングヘツド方式を用
いたフロツピイデイスク装置は、フライングヘツドが比
較的大きいと、フライングヘツドが浮上することにより
乱気流が発生して安定した浮上状態を維持し難くなるお
それがある。このため、大容量FDカートリツジ13に
対応させてフライングヘツド方式を適用するドライブで
は、3.5 インチFD用ドライブに用いられている磁気ヘ
ツドに比べて比較的小さく形成されたフライングヘツド
を用いてフライングヘツドの浮上による乱気流の発生を
防止することが考えられる。
【0026】ところがこの場合、フライングヘツドが小
さく形成されることにより大容量デイスク14に生じる
ヘツド負荷が3.5 インチFD用ドライブにおけるヘツド
負荷に比べて小さくなる。このためフロツピイデイスク
装置に挿入された大容量FDカートリツジ13をチヤツ
キングするときのFD負荷がヘツド負荷が少なくなつた
分、小さくなる。この結果、このフロツピイデイスク装
置に挿入された大容量FDカートリツジ13をチヤツキ
ングするときに、スピンドル軸9のみがチヤツキングホ
ール15Aに挿入され、かつ駆動ピン12が位置決めホ
ール15Bに挿入されない状態でデイスク14が回転駆
動されてしまう場合がある。この場合、フロツピイデイ
スク装置に挿入されたデイスク14が正確に位置決めさ
れずに回転駆動されることになり、大容量FDカートリ
ツジ13に対して精度良く情報を記録し、または大容量
デイスク14から精度良く情報を再生することができな
くなるという問題がある。
【0027】ここでこのような問題を解決する方法とし
て、ドライブに挿入された大容量FDカートリツジ13
をチヤツキングするとき、第1のケース半体16Aのデ
イスク露出用開口16Dから露出された大容量デイスク
14の所定位置にフライングヘツドを強く押し付けるこ
とにより、所定のヘツド負荷を得るようにする方法が考
えられる。ところが、磁気ヘツドの接触部分を小さくし
たままでフライングヘツドを強く押し付けるた場合、フ
ライングヘツドが押し付けられる磁性面の所定領域に傷
をつけて損傷させるという問題がある。
【0028】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、3.5 インチフロツピイデイスク及び大容量フロツピ
イデイスクのデイスクに対して適正なFD負荷を加える
ようにしたことによつて常に良好な状態でチヤツキング
することができるフロツピイデイスク装置を提案しよう
とするものである。
【0029】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、フロツピイデイスクを回転駆動手
段によつて回転駆動して磁気ヘツドによつてフロツピイ
デイスクのデータ記録領域にデータを記録し又はデータ
記録領域のデータを再生するフロツピイデイスク装置に
おいて、回転駆動されるフロツピイデイスクを回転駆動
手段の所定の装着位置に位置決めする際に必要となるデ
イスクの回転に対する所定の負荷をデイスク状記録媒体
に対して加える負荷ヘツドを備え、フロツピイデイスク
を回転駆動手段の所定の装着位置に位置決めする際にデ
イスク負荷が足りないフロツピイデイスクに対して適正
な負荷を加えることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0031】図1〜図3において、20は全体として本
発明を適用したフロツピイデイスク装置を示し、び3.5
インチFDカートリツジ1及び上述の大容量FDカート
リツジ10のいずれにも使い勝手良く対応し得るように
なされている。すなわちフロツピイデイスク装置20に
おいては、フロントパネル21の前面に大容量FDカー
トリツジ10に対応させて横幅が選定されたカートリツ
ジ出入口21Aが設けられ、このカートリツジ出入口2
1Aを介して本体部22内のカートリツジホルダ23の
カートリツジ保持領域23A内に大容量FDカートリツ
ジ10又は3.5 インチFDカートリツジ1(以下、これ
らをまとめてフロツピイデイスクカートリツジ24と呼
ぶ)を挿入し得るようになされている。
【0032】この場合カートリツジホルダ23において
は、本体部22の外郭を形成するシヤーシ25上にスラ
イド板26を介して配置されており、カートリツジ保持
領域23A内に設けられた図示しないセンタリング機構
によつて、挿入されたフロツピイデイスクカートリツジ
24をその種類に依らず常にカートリツジ保持領域23
A内のセンタ位置に位置決め保持し得るようになされて
いる。
【0033】一方スライド板26は、シヤーシ25に設
けられた第1〜第4のスライドガイド27A〜27Dに
よつて、当該第1〜第4のスライドガイド27A〜27
Dにより規制される所定の範囲内で矢印bで示す前方向
及びこれと逆の後方向に自在にスライドし得るように保
持されている。この場合スライド26板は、カートリツ
ジホルダ23のカートリツジ保持領域23A内にフロツ
ピイデイスクカートリツジ24が挿入されていない状態
では、シヤーシ25の右後部に配設されたシヤツタ開閉
及びロツク部材28によつて後方向のスライド限界位置
近傍にロツクされ、この状態においてカートリツジホル
ダ23をフロントパネル21のカートリツジ出入口21
Aに対応する第1の高さ位置に支持するようになされて
いる。
【0034】これに対してスライド板26は、カートリ
ツジホルダ23のカートリツジ保持領域23A内にフロ
ツピイデイスクカートリツジ24が挿入され、当該フロ
ツピイデイスクカートリツジ24によつてシヤツタ開閉
及びロツク部材28のシヤツタ開閉アーム28Aが後方
向に押されることによりロツクが解除されたときには、
当該スライド板26の後端部とシヤーシ25の前端部と
の間に架け渡されたコイルばね29の弾性力によつて前
方向にスライド移動すると共に、これに伴つてカートリ
ツジホルダ23を徐々に下降させ、この後前方向のスラ
イド限界位置に到達した段階でカートリツジホルダ23
をフロツピイデイスクカートリツジ24の装填位置に対
応する第2の高さ位置に支持するようになされている。
【0035】またこのときシヤツタ開閉及びロツク部材
28においては、フロツピイデイスクカートリツジ24
の挿入に伴つて、シヤツタ開閉アーム28Aがその先端
部をフロツピイデイスクカートリツジ24のシヤツタ2
4Aの図1における右側先端部に当接させた状態で一端
側の軸部28Bを中心として矢印c方向に回転すること
により当該シヤツタ開閉アーム28Aによつて当該フロ
ツピイデイスクカートリツジ24のシヤツタ24Aを開
くようになされている。このためシヤーシ25の前側の
所定位置にはスピンドルモータを有するデイスク駆動機
構30が配設されると共に、シヤーシ25の後側にはス
ライド機構31により前後方向に移動自在に支持される
ようにしてフライングヘツド32が配設されており、か
くして第2の高さ位置に位置するカートリツジホルダ2
3に保持されたフロツピイデイスクカートリツジ24内
のデイスクをこのデイスク駆動機構30により回転駆動
させながら、当該デイスクにフライングヘツド32によ
つて情報を記録し、又は当該デイスクから情報を再生し
得るようになされている。
【0036】フライングヘツド32は、高速に回転する
デイスク4によつてその表面に発生する空気流の圧力に
よつて弾性をもつサスペンシヨン32Aが矢印e方向に
押し上げられデイスク4の表面に対して浮上される。空
気流の圧力とサスペンシヨン32Aの弾性とが釣り合つ
た状態でデータ記録領域でのデータの記録、再生がなさ
れる。
【0037】ここで実際上スライド板26においては、
その左端部の前部及び後部にそれぞれ上方向に突出する
第1及び第2の左側ホルダ保持部26A、26Bが形成
されると共に、右端部の前部及び後部にもそれぞれ同様
の第1及び第2の右側ホルダ保持部(図示せず)が形成
されている。またスライド板26の第1及び第2の左側
ホルダ保持部26A、26Bと、第1及び第2の右側ホ
ルダ保持部とにはそれぞれ後方向に向けて所定の大きさ
の切欠き26AX、26BXが形成されており、カート
リツジホルダ23はこれらスライド板26の各切欠き2
6AX、26BXにそれぞれ対応する第1〜第4の係合
突起23B〜23Eが嵌め込まれるようにしてスライド
板26に取り付けられている。
【0038】このときカートリツジホルダ23には、左
端部の第1及び第2の係合突起23B、23C間に第1
の昇降ガイド用突起23Fが突出形成されると共に、右
端部の第3及び第4の係合突起23D、23E間に第2
の昇降ガイド用突起23Gが突出形成されている。また
これら第1又は第2の昇降ガイド用突起23F、23G
とそれぞれ対向するシヤーシ25の左側壁内側面及び右
側壁内側面には、それぞれカートリツジホルダ23の対
応する第1又は第2の昇降ガイド用突起23F、23G
を上下方向にのみガイドするようにガイド突起25A、
25Bが設けられており、かくしてカートリツジホルダ
23がこれら各ガイド突起25A、25Bに沿つて上下
方向にのみ移動し得るようになされている。
【0039】これによりスライド板26においては、後
方向のスライド限界位置近傍に位置している状態では、
第1及び第2の左側ホルダ保持部26A、26Bの各前
側の上端面と、第1及び第2の右側ホルダ保持部の各前
側の上端面とにおいてカートリツジホルダ23の対応す
る第1〜第3又は第4の係合突起23B〜23Eをそれ
ぞれ支えることにより当該カートリツジホルダ23を第
1の高さ位置に支持し得る一方、前方向のスライド限界
位置近傍に位置した状態では、カートリツジホルダ23
の第1〜第4の各係合突起23B〜23Eをそれぞれ対
応する切欠き26AX、26BXの下端面において支え
ることにより当該カートリツジホルダ23を第2の高さ
位置に支持し得るようになされている。
【0040】一方シヤツタ開閉及びロツク部材28にお
いては、軸部28Bがシヤーシ26に植立された図示し
ない軸により回転自在に軸支されることにより上述のよ
うに当該軸部28Bを中心として自在に回動し得るよう
になされており、スライド板26が後方向のスライド限
界位置近傍に位置している状態において、当該スライド
板26の後端部に下向きに形成されたロツク用突起26
Cに円弧状の突起保持部28Cを引つ掛けることにより
当該スライド板26を後方向のスライド限界位置近傍に
ロツクし得るようになされている。
【0041】この場合突起保持部28Cの長さは、スラ
イド板26が前方向のスライド限界位置近傍に位置し、
かつシヤツタ開閉及びロツク部材28のシヤツタ開閉ア
ーム28Aがカートリツジホルダ28内のフロツピイデ
イスクカートリツジ24のシヤツタ24Aを開いた状態
において、当該突起保持部28Cの先端面がスライド板
28のロツク用突起26Cの左端部に当接する程度に選
定されている。これによりシヤツタ開閉及びロツク部材
28においては、スライド板26が前方向のスライド限
界位置近傍に位置することによりカートリツジホルダ2
3が第2の高さ位置に位置した状態のときに、確実にシ
ヤツタ開閉アーム28Aをカートリツジホルダ23内の
フロツピイデイスクカートリツジ24のシヤツタ24A
を開いた状態に保持し得るようになされている。
【0042】またシヤツタ開閉及びロツク部材28にお
いては、軸部に嵌め込まれたばね33により矢印dで示
す方向に付勢されている。これによりスライド板26が
前方向のスライド限界位置近傍に位置した状態におい
て、スライド板26の前端部のイジエクト用突起(図示
せず)が後方向に押圧されてスライド板26が後方向の
スライド限界位置近傍にまで押し込まれ、これに伴つて
スライド板26のロツク用突起26Cが後方向に移動し
て当該ロツク用突起26Cがシヤツタ開閉及びロツク部
材28の突起保持部28Cの先端面から後側に外れたと
きに、シヤツタ開閉及びロツク部材28がばね33の弾
性力によつて矢印dで示す方向に回転し、突起保持部2
8Cをスライド板26のロツク用突起26Cの前側に入
り込ませることにより、当該スライド板26を再び後方
向のスライド限界位置にロツクし得るようになされてい
る。またこのときシヤツタ開閉及びロツク部材28は、
矢印d方向への回転時にシヤツタ開閉用アーム28Aに
よつてカートリツジホルダ23内のフロツピイデイスク
カートリツジ24を前方向に付勢するようになされ、こ
れにより当該フロツピイデイスクカートリツジ24をカ
ートリツジホルダ23外に押し出す(イジエクト)よう
になされている。
【0043】ここでヘツド負荷付加手段100は、T字
型のヘツド昇降部材110の縦長方向の端部110Aの
下側位置にフエルト状の負荷ヘツド112を設けて、該
負荷ヘツド110をシヤツタ6から露出したデイスクの
磁性面に押し当てることによつてデイスクに対して所定
の負荷を加えるようになされている。ヘツド負荷付加手
段100は、T字型のヘツド昇降部材110の横手方向
の一端をカートリツジホルダ23の高さに比して僅かに
高くして設けられた支柱114によつて支持されるとと
もに、支柱114の上端部114Aに回動バネ115を
介して回動バネ115の弾性力によつて付勢され、回動
自在に設置されている。
【0044】ここでT字型のヘツド昇降部材110の横
手方向の他方の端部110Bの下側にはドライブ内に挿
入されるデイスクカートリツジ24が3.5 インチFDカ
ートリツジ1であるか大容量FDカートリツジ13であ
るかを識別するための突起状のデイスク識別フツク11
6が設けられている。このデイスク識別フツク116
は、カートリツジホルダ23と対向する位置にデイスク
識別フツク116をカートリツジホルダ23の下部に突
出させるフツク突出孔118を穿設して通常時、回動バ
ネ115の付勢によつてデイスク識別フツク116がカ
ートリツジホルダ23の下側に突出されるようになされ
ている。
【0045】図4(A)に示すように、ここでカートリ
ツジホルダ23内に3.5 インチFDカートリツジ1が挿
入された場合、3.5 インチFDカートリツジ1の本体は
デイスク識別フツク116の内側を通過する。また図4
(B)に示すように、大容量FDカートリツジ13が挿
入された場合には、ケース16の端部がデイスク識別フ
ツク116に丁度、当たるような位置に配置されてい
る。ここでデイスク識別フツク116は挿入されるデイ
スクとの当接部がテーパー状になつており、ドライブ内
に大容量FDカートリツジ13が挿入されると、デイス
ク識別フツク116が大容量FDカートリツジ13の上
面に上乗りすることになる。さらに大容量デイスク14
がドライブ内に装着されると、ヘツド昇降部材110全
体が回動バネ115に付勢に抗して支柱114に設置さ
れた回動バネ115の回動軸Cを中心にして上方に持ち
上げられる。このとき、ヘツド昇降部材110の端部1
10Aに設けられた負荷ヘツド112は大容量デイスク
14の表面から離れた上方位置に配置されることにな
り、大容量デイスク14に対するヘツド負荷が減ぜられ
る。
【0046】またヘツド昇降部材110の負荷ヘツド1
12を設置したT字型の縦長部に対向するカートリツジ
ホルダ23上の位置には所定の高さ位置でヘツド昇降部
材110の下面に当接するようになされた凸部111が
設けられている。この凸部111によつてヘツド昇降部
材110を支持し、3.5 インチFDカートリツジ1がド
ライブ内に装着されたときに負荷ヘツド112が回動バ
ネ115の弾性力による付勢によつて必要以上の負荷に
よつてデイスク3を押さえつけないようにヘツド昇降部
材110の下降する高さ位置を規制している。
【0047】ここでヘツド昇降部材110の下面に対抗
した支柱114の隣にはプランジヤー140が設けられ
ている。プランジヤー140は、上下方向に伸縮する突
起部141を有し、この突起部141の上端部をヘツド
昇降部材110の下面に当接させ、例えば電磁石の切り
換えスイツチによつて上下方向に昇降される。これによ
りヘツド昇降部材110の高さ位置を上下方向に変化さ
せる。すなわちプランジヤー140は、3.5 インチFD
カートリツジ1がドライブに挿入されるとき、突起部1
41を上方向に動かしてヘツド昇降部材110を持ち上
げて負荷ヘツド112を3.5 インチFDカートリツジ1
の挿入される位置から上方に移動させる。これにより3.
5 インチFDカートリツジ1がカートリツジホルダ23
内に挿入されるときに、負荷ヘツド112が3.5 インチ
FDカートリツジ1に接触するのを防止することができ
る。
【0048】以上の構成において、ドライブ内に3.5 イ
ンチFDカートリツジ1が挿入されると、3.5 インチF
Dカートリツジ1の本体はデイスク識別フツク116の
内側を通過する。このとき3.5 インチFDカートリツジ
1の先端部が負荷ヘツド112の有る位置に達するとプ
ランジヤー140の突起部141が電磁石の切り換えス
イツチの切り換えによつて上昇し、ヘツド昇降部材11
0を押し上げることによつて負荷ヘツド112は3.5 イ
ンチFDカートリツジ1に接触せずに済む。
【0049】3.5 インチFDカートリツジ1がカートリ
ツジホルダ23内に装着されると、3.5 インチFDカー
トリツジ1のシヤツタ5が開きデイスク4が露出する。
このときプランジヤー140の突起部141は下降され
るように切り換えスイツチは切り換えられ、これにより
負荷ヘツド112をデイスク3の上方よりデイスク3に
押し当てる。この結果、デイスク3に対してデイスク負
荷と負荷ヘツドによる負荷とによる適正なFD負荷が加
えられる。これによりチヤツキングホール4Aにスピン
ドルモータのスピンドル軸が挿入されたデイスク4は、
デイスク負荷とヘツド負荷とによつて駆動ピン12が位
置決めホール4B内の所定位置に当接して位置決めされ
るまで回転駆動されることがない。
【0050】ここでドライブ内に大容量FDカートリツ
ジ13が挿入されると、大容量FDカートリツジ13の
両脇端部がカートリツジホルダ23に穿設されたフツク
突出孔118から突出しているデイスク識別フツク11
6に当接する。この結果、テーパー状のデイスク識別フ
ツク116の当接部が大容量FDカートリツジ13の上
面に乗り上がり、ヘツド昇降部材110全体を支柱11
4に設置された回動バネ115の回動軸Cを支点として
上方に持ち上げる。これによりヘツド昇降部材110の
縦長部に設けられた負荷ヘツド112が大容量FDカー
トリツジ13の表面から上方に離され、その状態を維持
されるので、負荷ヘツド112が大容量FDカートリツ
ジ13の大容量デイスク14の表面に接触することがな
くなる。かくしてヘツド負荷付加手段100によつてカ
ートリツジホルダ23内に装着される3.5 インチFDカ
ートリツジ1又は大容量FDカートリツジ13に応じて
それぞれのデイスク3又は大容量デイスク14に対して
負荷ヘツド112によるヘツド負荷を加えるか否かを容
易に切り換えてデイスク3又は大容量デイスク14のい
ずれに対しても適正なFD負荷を加えることができる。
【0051】このようにしてカートリツジホルダ23内
に3.5 インチFDカートリツジ1又は大容量FDカート
リツジ13が装着されると、やがてスピンドルモータ8
の回転によつて、デイスクテーブル10に設けられた駆
動ピン12がセンタハブ4又は15に穿設された位置決
めホール4A又は15A内に挿入される。さらにスピン
ドルモータ8が回転することによつて、駆動ピン12は
位置決めホール4A又は15A内の所定位置に当接する
ようになる。この状態ではじめてセンタハブ4又は15
がデイスクテーブル10の所定位置に位置決めされ完全
にチヤツキングされ、この結果、スピンドルモータ8の
回転によつてデイスク3又は大容量デイスク14に加え
られるトルクがFD負荷を上回ることができ、デイスク
3又は大容量デイスク14が回転駆動される。
【0052】以上の構成によれば、ヘツド昇降部材11
0に設けられたデイスク識別フツク116によつてドラ
イブ内に挿入される3.5 インチFDカートリツジ1又は
大容量FDカートリツジ13を識別して大容量FDカー
トリツジ13がドライブ内に挿入されるときは負荷ヘツ
ド112を上方に移動し、ドライブ内に3.5 インチFD
カートリツジ1が挿入されるときは、負荷ヘツド112
をデイスク3の表面に対して押し当てるようにした。こ
れにより3.5 インチFDカートリツジ1及び大容量FD
カートリツジ13を容易に識別してそれぞれに対してデ
イスクのチヤツキングに必要となる適正なFD負荷を加
えることができる。
【0053】なお上述の実施例においては、ヘツド昇降
部材110をデイスクの上方に設け、負荷ヘツドをデイ
スクの上面からのみ接触させた場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、負荷付加部材をデイスクの両面
にそれぞれ設けてそれぞれに設けられた負荷ヘツドによ
つてデイスクを挟み込むようにしてヘツド負荷を加える
ようにしても良い。
【0054】また上述の実施例においては、負荷ヘツド
をフエルト状のものとした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、接触面がデイスクの磁性面を傷つけ
ないものであれば良い。また上述の実施例においては、
フロツピイデイスクカートリツジをデイスク識別手段に
よつて横幅の大きさに応じて識別した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばフロツピイデイス
クカートリツジのケースそれぞれに特徴を設けて、その
特徴に応じて識別するようにしても良い。
【0055】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、フロツ
ピイデイスクを回転駆動手段によつて回転駆動して磁気
ヘツドによつてフロツピイデイスクのデータ記録領域に
データを記録し又はデータ記録領域のデータを再生する
フロツピイデイスク装置において、回転駆動されるフロ
ツピイデイスクを回転駆動手段の所定の装着位置に位置
決めする際に必要となるデイスクの回転に対する所定の
負荷をデイスク状記録媒体に対して加える負荷ヘツドを
備え、フロツピイデイスクを回転駆動手段の所定の装着
位置に位置決めする際にデイスク負荷が足りないフロツ
ピイデイスクに対して適正な負荷を加えることができる
フロツピイデイスク装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるフロツピイデイスク装
置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例によるフロツピイデイスク装
置の本体部の構成を示す斜視図である。
【図3】フロツピイデイスク装置の本体部の内部構成を
示す上面図である。
【図4】カートリツジホルダ内へフロツピイデイスクを
挿入する際の説明に供する略線図である。
【図5】従来の3.5 インチフロツピイデイスクの構成を
示す略線図である。
【図6】フロツピイデイスクのチヤツキングの説明に供
する側面図である。
【図7】フロツピイデイスクのチヤツキングの説明に供
する側面図である。
【図8】大容量フロツピイデイスクの構成を示す略線図
である。
【符号の説明】
1…… 3.5インチFDカートリツジ、2A、16A……
第1のケース半体、2B、16B……第2のケース半
体、3……デイスク、4、15……センタハブ、4A、
15A……チヤツキングホール、4B、15B……位置
決めホール、5、17……シヤツタ、6、18……板バ
ネ、7A、19A……第1のクリーニングシート、7
B、19B……第2のクリーニングシート、13……大
容量FDカートリツジ、14……大容量デイスク。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図5〜図7) 発明が解決しようとする課題(図8) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図4) 発明の効果
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】ここで、この3.5インチFDカートリツ
ジ1がフロツピイデイスク装置に挿入されると、板バネ
6の付勢による摩擦力によつてデイスク3に負荷(以
下、これをデイスク負荷と呼ぶ)が加えられる。またフ
ロツピイデイスク装置に設けられた磁気ヘツドがデイス
ク3に押し当てられることによつても上述した場合と同
様に摩擦力によつてデイスク3に対して負荷(以下、こ
れをヘツド負荷と呼ぶ)が加えられる。この結果、この
3.5インチFDカートリツジ1のデイスク3に対して
は、デイスク負荷とヘツド負荷とを合わせた所定の負荷
(以下、これをFD負荷と呼ぶ)が加えられることにな
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図7(A)に示すように、この場合3.5
インチFDカートリツジ1がフロツピイデイスク装置に
挿入されると、先ずデイスク3に設けられたセンタハブ
4に穿設されたチヤツキングホール4Aにスピンドルモ
ータ8のスピンドル軸9が挿入される。ここで3.5イ
ンチFDカートリツジ1のデイスク3に対して板バネ6
による付勢と磁気ヘツドの押し当てとによつてデイスク
テーブル10の回転により発生するトルクに対抗するた
めの所定の負荷が加えられるようにしておく。これによ
りチヤツキングホール4Aにスピンドル軸9が挿入され
ただけの場合、スピンドル軸9によつて伝達されるトル
クだけでデイスク3が回転駆動されないようにしておく
ことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図7(B)に示すように、スピンドルモー
タ8の回転にともない、やがてデイスクテーブル10に
設けられた駆動ピン12がセンタハブ4に穿設された位
置決めホール4B内に挿入され、さらに駆動ピン12が
位置決めホール7内の所定位置に当接するようになる。
この状態となつてはじめてセンタハブ4がデイスクテー
ブル10に完全にチヤツキングされる。こうしてデイス
ク3のセンタハブ4がデイスクテーブル10に完全にチ
ヤツキングされるとスピンドルモータ8の回転によるト
ルクがFD負荷を上回り、その結果、デイスクテーブル
10の回転にともなつてデイスク3が回転駆動され得
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、この大容量FDカートリツジ13に
おいて、第1のケース半体16Aの内面の所定位置には
板バネ18が設けられている。さらに、第1及び第2の
ケース半体16A及び16Bの内面にはそれぞれフエル
ト等で形成されたほぼ馬蹄形状でなる第1及び第2のク
リーニングシート19A及び19Bが該第1及び第2の
ケース半体16A及び16Bの各デイスク露出用開口1
6D及び16Eに掛からないように設けられている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この場合、第2のクリーニングシート19
A及び19Bは板バネ18により第2のケース半体16
Aから第1のケース半体16B側に付勢されており、か
くして大容量デイスク14の一面及び他面にはそれぞれ
板バネ18の付勢によつて第1及び第2のクリーニング
シート19A及び19Bが弾性的に接触した状態とな
り、該大容量デイスク14の一面及び他面をクリーニン
グし得るようになされている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、フロツピイデイスクを回転駆動手
段によつて回転駆動して磁気ヘツドによつてフロツピイ
デイスクのデータ記録領域にデータを記録し又はデータ
記録領域のデータを再生するフロツピイデイスク装置に
おいて、回転駆動されるフロツピイデイスクを回転駆動
手段の所定の装着位置に位置決めする際に必要となるデ
イスクの回転に対する所定の負荷をフロツピイデイスク
に対して加える負荷ヘツドを備え、フロツピイデイスク
を回転駆動手段の所定の装着位置に位置決めする際にデ
イスク負荷が足りないフロツピイデイスクに対して適正
な負荷を加えることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】図4(A)に示すように、ここでカートリ
ツジホルダ23内に3.5インチFDカートリツジ1が
挿入された場合、3.5インチFDカートリツジ1の本
体はデイスク識別フツク116の内側を通過する。また
図4(B)に示すように、大容量FDカートリツジ13
が挿入された場合には、ケース16の端部がデイスク識
別フツク116に丁度、当たるような位置に配置されて
いる。ここでデイスク識別フツク116は挿入されるデ
イスクとの当接部がテーパー状になつており、ドライブ
内に大容量FDカートリツジ13が挿入されると、デイ
スク識別フツク116が大容量FDカートリツジ13の
上面に上乗りすることになる。さらに大容量デイスク1
4がドライブ内に装着されると、ヘツド昇降部材110
全体が回動バネ115による付勢に抗して支柱114に
設置された回動バネ115の回動軸Cを中心にして上方
に持ち上げられる。このとき、ヘツド昇降部材110の
端部110Aに設けられた負荷ヘツド112は大容量デ
イスク14の表面から離れた上方位置に配置されること
になり、大容量デイスク14に対するヘツド負荷が減ぜ
られる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】このようにしてカートリツジホルダ23内
に3.5インチFDカートリツジ1又は大容量FDカー
トリツジ13が装着されると、やがてスピンドルモータ
8の回転によつて、デイスクテーブル10に設けられた
駆動ピン12がセンタハブ4又は15に穿設された位置
決めホール4B又は15B内に挿入される。さらにスピ
ンドルモータ8が回転することによつて、駆動ピン12
は位置決めホール4B又は15B内の所定位置に当接す
るようになる。この状態ではじめてセンタハブ4又は1
5がデイスクテーブル10の所定位置に位置決めされ完
全にチヤツキングされ、この結果、スピンドルモータ8
の回転によつてデイスク3又は大容量デイスク14に加
えられるトルクがFD負荷を上回ることができ、デイス
ク3又は大容量デイスク14が回転駆動される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、フロツ
ピイデイスクを回転駆動手段によつて回転駆動して磁気
ヘツドによつてフロツピイデイスクのデータ記録領域に
データを記録し又はデータ記録領域のデータを再生する
フロツピイデイスク装置において、回転駆動されるフロ
ツピイデイスクを回転駆動手段の所定の装着位置に位置
決めする際に必要となるデイスクの回転に対する所定の
負荷をフロツピイデイスクに対して加える負荷ヘツドを
備え、フロツピイデイスクを回転駆動手段の所定の装着
位置に位置決めする際にデイスク負荷が足りないフロツ
ピイデイスクに対して適正な負荷を加えることができる
フロツピイデイスク装置を実現し得る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロツピイデイスクを回転駆動手段によつ
    て回転駆動して磁気ヘツドによつて上記フロツピイデイ
    スクのデータ記録領域にデータを記録し又は上記データ
    記録領域のデータを再生するフロツピイデイスク装置に
    おいて、 回転駆動される上記フロツピイデイスクを上記回転駆動
    手段の所定の装着位置に位置決めする際に必要となるデ
    イスクの回転に対する所定の負荷を上記デイスク状記録
    媒体に対して加える負荷ヘツドを具えることを特徴とす
    るデイスク状記録媒体。
  2. 【請求項2】上記負荷ヘツドは、フエルト状のヘツドで
    なることを特徴とする請求項1に記載のフロツピイデイ
    スク装置。
  3. 【請求項3】上記フロツピイデイスクを収納するフロツ
    ピイデイスクカートリツジが上記デイスクに対して加え
    る上記負荷の大きさが異なる場合、上記フロツピイデイ
    スクカートリツジを当該フロツピイデイスクカートリツ
    ジの形状に応じて識別するカートリツジ識別手段と、 上記フロツピイデイスクカートリツジに応じて上記負荷
    ヘツドを上記フロツピイデイスクに対して押し当てるか
    又は、所定の間隔を開けて離すようにする負荷ヘツド制
    御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のフ
    ロツピイデイスク装置。
  4. 【請求項4】上記カートリツジをドライブ内に挿入する
    際に上記負荷ヘツドが上記カートリツジに接触して挿入
    の妨げとならないように、上記カートリツジの挿入に応
    じて上記負荷ヘツドを所定の退避位置に移動させるプラ
    ンジヤーを有することを特徴とする請求項1に記載のデ
    イスク状記録媒体。
JP7301957A 1995-10-25 1995-10-25 フロツピイデイスク装置 Pending JPH09120609A (ja)

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JP7301957A JPH09120609A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 フロツピイデイスク装置

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JP7301957A JPH09120609A (ja) 1995-10-25 1995-10-25 フロツピイデイスク装置

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