JPH09120533A - 光ディスク製造装置および製造方法 - Google Patents

光ディスク製造装置および製造方法

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JPH09120533A
JPH09120533A JP15781396A JP15781396A JPH09120533A JP H09120533 A JPH09120533 A JP H09120533A JP 15781396 A JP15781396 A JP 15781396A JP 15781396 A JP15781396 A JP 15781396A JP H09120533 A JPH09120533 A JP H09120533A
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optical disk
master
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JP15781396A
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Minoru Inagaki
稔 稲垣
Kiri Aida
桐 會田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光ディスク原盤の記録処理内容を迅速確実に
組み込め、設計変更に容易で低価格で製造できる光学式
光ディスク製造装置。 【解決手段】 動作情報をデータで設定し、そのデータ
に基づき制御処理を行い、設定した動作情報に基づき条
件判断する判断処理部分は、比較器6、メモリポインタ
7、メモリ8、レジスタ10からなる。この条件判断結
果に則し、プログラマブルコントローラ9が動作情報を
データとし制御処理を行う。メモリ8には、光ディスク
原盤1の複数の位置情報とコントローラ9の制御用の複
数の単位動作情報とが対になり記憶する。メモリ8から
位置情報S8aとレーザスケール5からの光ディスク原
盤1の位置情報S5とが比較され、一致時、ポインタ7
により次の位置情報および単位動作情報を指示し、単位
動作情報S8bをレジスタ10に出力記憶する。コント
ローラ9は、レジスタ10に記憶した単位動作情報に基
づきキャリッジ4などを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク原盤に音
声、画像などの記録すべきデータに応じたレーザ光を照
射して露光し光ディスク原盤に情報を記録する形式の光
ディスク製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、音または音と種々の情報を記録
しているCD(Compact Disk)、音を記録しているミニデ
ィスク(MD、ソニーの商標)、音と映像を記録してい
るディジタル・ビデオ・ディスク(DVD)などの光デ
ィスクの原盤に所望のデータを記録して光ディスクを製
造する光ディスク製造装置(ディスクカッティングマシ
ン)が知られている。光ディスク製造装置としては、ス
タンパーなどによって希望するデータのパターンを光デ
ータ原盤に記録する光ディスク製造装置と、記録すべき
データを変調したレーザー光を光データ原盤に照射して
露光し、その後、写真光学的処理によってデータを光デ
ータ原盤に記録する光学式光ディスク製造装置とが知ら
れている。本発明は特に、後者の光学的処理を行う光デ
ィスク製造装置に関する。以下、光学的処理を行う光デ
ィスク製造装置について述べる。
【0003】光学的処理を行う光ディスク製造装置にお
いて、フォトレジストなどが表面に均一に塗布された光
ディスク原盤に、記録する情報に応じたパターンでレー
ザ光を変調して光ディスク原盤に照射して露光し、光デ
ィスク原盤に希望するデータに応じたディスクカッティ
ング処理を行う。
【0004】従来の光ディスク製造装置は、現在はもと
より、将来の光ディスク製造にも適用できるようにとの
配慮から、CD、MD、DVDなどの種々の光ディスク
原盤のそれぞれに種々のデータを記録させるように構成
されている。そのため、従来の光ディスク製造装置は、
実際のカッティング処理における実行の有無にかかわら
ず、実行される可能性のある全ての動作を処理可能に意
図されている。その方法としては、予め一連の実行手続
をソフトウェアとしてプログラマブルコントローラに組
み込み、そのプログラマブルコントローラを用いてカッ
ティング処理を行っている最中に、プログラマブルコン
トローラにおいて条件判断を行い、その判断結果に基づ
いて、プログラマブルコントローラにソフトウェアとし
て記録された動作を選択的に実行している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の光ディスク製造装置では、種々の光ディスク原
盤へのデータ記録の際、実行される可能性のある全ての
動作が予め一連の実行手続を示すソフトウェアとしてプ
ログラマブルコントローラに記録するので、当該ソフト
ウェアの構造が複雑化し、誤りが多々発生し作業時間が
長くなり、複雑なソフトウェア設計に伴う作業負担が大
きくなり、高価格化になるという問題がある。
【0006】さらに、光ディスク製造装置の動作中に、
実行可能な処理手順は、上述したようにプログラマブル
コントローラに記録されたソフトウェアの内容に制限さ
れる。しかしながら、処理手順はしはしば変更になるこ
とがある。ソフトウェアを全てプログラマブルコントロ
ーラに組み込んだ従来の光ディスク製造装置において
は、実行中に生じる多種多様な状況変化に柔軟に対応す
ることが困難であるという問題がある。すなわち、例え
ば、光ディスク原盤の規格変更などに伴い処理手順を変
更したい場合に、ソフトウェア全体の構成を再度構築す
る必要があり、作業負担および価格の面で問題がある。
【0007】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされ、プログラム設計に伴う作業負担を軽減し、
種々の光ディスク原盤に対して種々のデータを低価格で
記録可能な光ディスク製造装置と方法を提供することを
目的とする。また、本発明は、実行時の動的な状況変化
や、ディスク原盤の規格変更などに光ディスク製造装置
の利用者が容易かつ柔軟に対処可能な光ディスク製造装
置と方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク原盤
に所望の情報を光学的に記録する光ディスク製造装置
は、光ディスク原盤に記録すべき情報を発生する信号発
生手段と、光射出手段と、該光射出手段から射出された
光を前記信号発生手段からの情報でを変調する光変調手
段を有し、前記光ディスク原盤に変調光を射出する光射
出手段と、該光射出手段からの光を前記光ディスク原盤
の所定位置に照射する光学系を搭載したヘッドを前記光
ディスク原盤に相対的に移動させるヘッド移動手段と、
前記光ディスク原盤1に対する前記ヘッド移動手段の位
置を検出する位置検出手段と、前記光ディスク原盤の型
式、前記光ディスク原盤に記録すべき情報の種類、前記
光ディスク原盤の半径情報、前記ヘッド移動手段の動作
条件、当該光ディスク製造装置の動作状態を一連のデー
タとして予め設定された記録手段と、該設定された一連
の動作情報を読みだし、前記光ディスク原盤の半径情報
と前記位置検出手段からの読みとを比較し、前記光ディ
スク原盤に対する前記ヘッド移動手段の位置に応じて、
前記設定された動作情報に基づいて、前記光ディスク原
盤に前記信号発生手段から出力された信号に応じた変調
光を前記光ディスク原盤に照射させる制御を行う、制御
手段とを具備する。
【0009】好適には、前記制御手段は、前記設定され
た動作情報に基づいてシーケンス制御を行い、前記ヘッ
ド移動手段の移動制御を行う第1の制御手段と、前記設
定された光ディスク原盤の半径情報と前記位置検出手段
からの位置信号とを比較して条件判断を行い前記第1の
制御手段を制御する第2の制御手段とを有する。
【0010】前記第1の制御手段は、好適には、プログ
ラマブルロジックコントローラを有する。また前記第2
の制御手段は、好適には、前記動作情報が記録されてい
るメモリ、該メモリに記録された半径情報と前記位置検
出手段からの位置信号を比較して条件判断を行う比較
器、該比較器の比較判断結果に応じて前記メモリに記録
されている次の動作情報に進めるメモリポインタを有す
る。前記第2の制御手段は、プログラマブルロジックア
レー、または、演算制御手段で構成できる。
【0011】好適には、前記信号発生手段は、複数の種
別の光ディスク原盤に応じた記録すべき信号を発生する
複数の信号発生装置を有し、前記第1の制御手段は、前
記動作情報に基づき指定された記録情報を選択して前記
光射出手段に出力させる。
【0012】また本発明の、光ディスク原盤に所望の情
報を光学的に記録する光ディスク製造方法は、前記光デ
ィスク原盤の型式、前記光ディスク原盤に記録すべき情
報の種類、前記光ディスク原盤の半径情報、前記ヘッド
移動手段の動作条件、当該光ディスク製造装置の動作状
態を一連のデータとして予め設定する段階と、記録すべ
き光ディスク原盤を所定位置に置く段階と、信号発生手
段からの記録情報を、該設定された動作情報に基づいて
前記光ディスク原盤に光学的に記録するカッティング段
階と、記録情報が記録された光ディスク原盤を所定位置
から取り外す段階とを有する。
【0013】好適には、前記カッティング段階におい
て、制御手段を用いて、該設定された一連の動作情報を
読みだし、前記光ディスク原盤の半径情報と光ディスク
原盤に対するヘッドの位置を検出する位置検出手段から
の読みとを比較し、前記光ディスク原盤に対するヘッド
を移動させるヘッド移動手段の位置に応じて、前記設定
された動作情報に基づいて、前記光ディスク原盤に前記
信号発生手段から出力された信号に応じた変調光を前記
光ディスク原盤に照射させる。
【0014】また本発明の光ディスク製造装置は、レー
ザを出射するレーザ出射手段と、前記レーザ出射手段と
光ディスク原盤とを相対的に移動する移動手段と、前記
レーザが出射されている前記光ディスク原盤の位置を検
出する位置検出手段と、前記光ディスク原盤の位置に関
する複数の位置情報と前記位置情報のそれぞれに対応し
た複数の動作情報とを記憶する記憶手段と、前記位置検
出手段によって検出された位置と、前記位置情報で示さ
れる位置とを比較し、その一致を検出する比較手段と、
前記比較手段によって前記一致が検出されたときに、次
の前記動作情報に基づいて、所定の制御を行う制御手段
とを有する。
【0015】
【作用】光ディスク原盤に書き込むべき記録情報は信号
発生手段から与えられる。第2の制御手段が設定された
動作情報の条件判断を行い、第1の制御手段が条件判断
に基づく制御処理を設定された動作条件に基づいて行
う。第1の制御手段も第2の制御手段を設定された動作
情報に基づくデータオリエンテッドな処理を行う。した
がって、第1の制御手段と第2の制御手段と設定される
動作情報を処理する基本処理機能を有していればいい。
光ディスク原盤1に信号発生手段からの記録情報を記録
する条件の変更は動作情報の変更だけでよい。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例に係わる光ディスク製
造装置について説明する。図1は本発明の光ディスク製
造装置の構成を図解した図である。光ディスク装置は、
スピンドル機構部、光学系、ヘッド、ヘッド移動機構
部、サーボ制御系、信号発生部、光ディスク原盤ハンド
リング処理部、信号処理・制御操作部から構成されてい
る。スピンドル機構部100は、光ディスク原盤1を回
転駆動させる部分であり、エア・スピンドル102、ス
ピンドルモータ104、スピンドル・エンコーダ10
6、スピンドル・ドライバ108から構成されている。
光学系は、アルゴンレーザー120、信号発生部300
からの記録データを変調する光変調素子(AOM)を内
蔵した静止光学系122を有している。信号発生部30
0は、本発明においては、CD、MD、DVDなどの種
々の光ディスク原盤に対して、音声信号のみ、音と画像
信号、データなどの種々の情報を記録させることが可能
なように、複数の信号発生装置が設けられており、希望
する信号発生装置が選択されて駆動される。ヘッドに
は、光学系からの光を光ディスク原盤1に照射させる対
物レンズ130、対物レンズ130の位置を移動させて
ボイスコイルモータ132、ユニバーサルモータ13
4、ヘッドのトラッキング制御を行う信号およびフォー
カス制御を行う信号を検出するためのレーザーダイオー
ド(LD)およびフォトデテクタ(PD)などが搭載さ
れている。ヘッドを光ディスク原盤1の半径方向に移動
させるヘッド移動機構は、スレッド・ドライバ110、
エアスライド(キャリジ)140と、このエアスライド
を直線的に駆動させるリニアモータ142から構成され
ている。スレッド・ドライバ110によってリニアモー
タ142が駆動され、ヘッド移動機構を光ディスク原盤
1の半径方向に移動させる。レーザースケール150が
エアスライド140、リニアモータ142と一体構成さ
れており、光ディスク原盤1にデータを記録する対物レ
ンズ130からの光の照射位置を検出する。このレーザ
ースケール150の検出信号がヘッド移動機構の位置制
御に使用される。サーボ制御系は、対物レンズ130が
搭載されたヘッドを光ディスク原盤1の所定位置に追従
させる制御を行うトラッキングサーボ制御系(図示せ
ず)と、光ディスク原盤1に対する対物レンズ130の
対向位置を制御して合焦位置を制御するフォーカスサー
ボ制御系160からなる。光ディスク原盤ハンドリング
処理部170は、情報を記録前の光ディスク原盤1をス
ピンドル機構部に搭載し、情報を照射した光ディスク原
盤1をスピンドル機構部から取り外す。信号処理・制御
操作部は、制御ラック180に搭載されたプログラマブ
ルロジックコントローラ(PLC)182および、コン
ピュータを内蔵している主制御部分184を有する。ま
た信号処理・制御操作部は、制御ラック180内のプロ
グラマブルロジックコントローラ(PLC)182に種
々の指令を指示する操作パネル190を有している。さ
らに信号処理・制御操作部は、バーコードリーダ20
2、信号系204、この信号系204からの信号によっ
てバーコードを発生するバーコード発生器206、信号
系制御部208を有する操作デスク200を有する。信
号処理・制御操作部は、光ディスク原盤ハンドリング処
理部170に接続された主プログラマブルロジックコン
トローラ(PLC)210を有している。なお、本実施
例では、プログラマブルロジックコントローラ(PL
C)182と主プログラマブルロジックコントローラ
(PLC)210とを分離した構成にしているが、この
例においては、スピンドル機構部100、光ディスク原
盤ハンドリング処理部170などの機構部の制御をする
プログラマブルロジックコントローラ(PLC)210
をこれら機構部の近傍に設置し、光ディスク装置のシー
ケンス制御処理を行うから本来の主プログラマブルロジ
ックコントローラ(PLC)と命名し、プログラマブル
ロジックコントローラ(PLC)182を光ディスク原
盤1への情報記録に使用する付加的なプログラマブルロ
ジックコントローラ(PLC)182として追加したも
のである。主プログラマブルロジックコントローラ(P
LC)210もプログラマブルロジックコントローラ
(PLC)182もその基本処理機能は同じであるか
ら、これらを一体構成にすることもできる。
【0017】本発明の光ディスク製造装置において、プ
ログラマブルロジックコントローラ(PLC)182
は、光ディスク原盤1に情報を記録するためのシーケン
ス制御を行わせ、主制御部分184において判断処理を
行わせている。つまり、機能分担をさせている。その理
由は、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)
182が本来シーケンス処理に適しているのに対して、
主制御部分184が判断処理に適しているので、その利
点を組み合わせたものである。また、本発明において
は、種々の光ディスク原盤に対する種々の情報処理が、
操作デスク200からプログラマブルロジックコントロ
ーラ(PLC)182および主制御部分184に設定さ
れた動作情報に基づいて行われるように構成されてい
る。プログラマブルロジックコントローラ(PLC)1
82には、信号発生部300の信号発生装置を選択する
処理動作、光ディスク原盤ハンドリング処理部170、
スピンドル機構部100などを動作させる処理などの基
本的なシーケンス制御動作が組み込まれており、その動
作は操作デスク200から設定された条件に基づいて行
われる。同様に、主制御部分184は、種々の機能を有
しているが、本発明に関係する部分は、操作デスク20
0から設定さて動作情報に基づいて判断処理するように
構成されている。すなわち、本発明の光ディスク装置
は、従来のように、種々の動作処理をソフトウェアで組
み込んでいるのではなく、プログラマブルロジックコン
トローラ(PLC)182、主制御部分184には基本
動作機能を組み込んでおくだけで、具体的な動作処理を
操作デスク200から与えられる動作情報(動作デー
タ)に基づく、データ依存型(データオリエンティテ
ド)制御装置として構成されている。そのため、動作情
報が光ディスク製造装置を利用する作業者でも、生成で
きるという利点がある。さらに動作条件が変更になった
場合、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)
182および主制御部分184のソフトウェアを変更す
ることなく、操作デスク200における信号系204で
動作情報を変更して、変更した結果をバーコード発生器
206でバーコードに変更し、その結果をバーコードリ
ーダ202で読み出したプログラマブルロジックコント
ローラ(PLC)182、主制御部分184のメモリに
記憶させればいい。すなわち、動作処理内容が変更にな
ったとしても、本発明の光ディスク装置においては、従
来のように、ソフトウェア(プログラム)を変更する必
要がないから、ソフトウェアを熟知したプログラマを介
さずに、現場の利用者(光ディスク製造装置を操作する
作業者)が変更できるという利点がある。また、プログ
ラムを組むとプログラム誤りが発生することが頻繁に起
こるが、本発明においては、その種の問題が起こる可能
性が非常に低い。さらに、従来の方法では、プログラム
誤りに起因する確認、調整時間が長くなるが、本発明の
方法によれば、その問題が非常に少なくなる。上述した
内容の具体例について後述する。
【0018】図1に図解した光ディスク製造装置の概略
動作を図2に図解したフローチャートを参照して述べ
る。前処理(動作情報設定処理):S1 通常動作前処理として、光ディスク原盤1の記録すべき
情報に応じて、その情報記録に必要な動作情報が操作デ
スク200のバーコードリーダ202で読み出されて制
御ラック180のプログラマブルロジックコントローラ
(PLC)182のメモリおよび主制御部分184のメ
モリに記録される。したがって、信号系204とバーコ
ード発生器206は、バーコードリーダ202で読み出
してプログラマブルロジックコントローラ(PLC)1
82のメモリおよび主制御部分184のメモリに記憶す
べき動作情報を作成する。光ディスク原盤の載置:S2 記録すべき光ディスク原盤1光ディスク原盤ハンドリン
グ処理部170を用いてをスピンドル機構部100の所
定位置に載置する。初期動作:S3 次いで光ディスク製造装置の種々の初期動作を行う。た
とえば、信号発生部300の信号発生装置の選択を行
う。すなわち、今回情報を記録する光ディスク原盤1に
対応する信号発生部300内の信号発生装置を選択し、
選択された信号発生装置からの記録情報が静止光学系1
22におけるAOMで変調されて対物レンズ130を介
して光ディスク原盤1に照射される。その他、光ディス
ク製造装置の種々の初期動作を行う。
【0019】カッティング処理:S4 このように処理された後、以下に述べる光ディスク原盤
1の連続的な記録(照射)処理が行われる。操作デスク
200からの動作情報に基づいて、光ディスク原盤1に
対する信号発生部300からの情報に応じた変調光によ
る照射処理が行われる。この動作処理の間、レーザース
ケール150からの位置検出信号によって主制御部分1
84およびプログラマブルロジックコントローラ(PL
C)182がエアスライド(キャリジ)140の位置を
制御する。また、トラッキングサーボ制御系(図示せ
ず)およびフォーカスサーボ制御系160はフォトデテ
クタ(PD)で検出したトラッキングエラー信号および
フォーカスエラー信号に基づいてトラッキングサーボ制
御およびフォーカスサーボ制御を行う。操作デスク20
0から与えられた動作情報に基づいて、スピンドル機構
部100に載置された光ディスク原盤1に記録情報に該
当する照射処理が行われる。光ディスク原盤の取り外し処理:S5 スピンドル機構部100に載置された光ディスク原盤1
は光ディスク原盤ハンドリング処理部170によって取
り外される。取り外された光ディスク原盤1は、次段の
処理工程に移されて、現像、定着、安定化処理などが行
われる。以下、次の光ディスク原盤1が光ディスク原盤
ハンドリング処理部170でスピンドル機構部100に
載置されて、上述したと同様の処理が行われる。
【0020】プログラマブルロジックコントローラ(P
LC)182、主制御部分184および主プログラマブ
ルロジックコントローラ(PLC)210を主体に、よ
り具体的な説明を行う。図3は本発明の実施例に係わる
光ディスク製造装置の構成図である。図2に図解した光
ディスク装置は、機構部分などを概略的に示し、プログ
ラマブルロジックコントローラ(PLC)182、21
0、および主制御部分184に関係する部分を詳細に示
したものである。図3に示した光ディスク装置は、図1
に図解した対物レンズ130などが搭載されているヘッ
ド2、光ディスク原盤1を回転させるスピンドル機構部
3(図1のスピンドル機構部100に対応している)、
ヘッド2を光ディスク原盤1の半径方向に移動させるキ
ャリッジ4(図1のエアスライド(キャリジ)140な
ど)、キャリジ4の半径方向の位置を検出するレーザス
ケール5(図1のレーザースケール150)を有してい
る。図2には、図1に図解したアルゴンレーザー12
0、静止光学系122、フォーカスサーボ制御系16
0、スピンドル機構部100の詳細、フォーカスサーボ
制御系160、光ディスク原盤ハンドリング処理部17
0などは図解していない。図1に示したプログラマブル
ロジックコントローラ(PLC)182と主プログラマ
ブルロジックコントローラ(PLC)210とが一体構
成された状態の例として、プログラマブルコントローラ
9として示されている。プログラマブルコントローラ9
は、図1に図解したスピンドル・ドライバ108、スレ
ッド・ドライバ110などを総称してメカドライブ制御
部99と示した部分と接続されている。図1に信号発生
部300として図解した部分が、CD用信号発生装置3
02、MD用信号発生装置304、CDROM用信号発
生装置306などして設けられており、光ディスク原盤
1の種別に応じて、セレクタ312で選択された信号発
生装置の信号が記録情報として図1の静止光学系122
のAOMに印加されて変調され、対物レンズ130から
光ディスク原盤1に照射される。主制御部分184に
は、比較器6、メモリポインタ7、メモリ8、レジスタ
10が設けられている。比較器6、メモリポインタ7、
メモリ8、レジスタ10は本実施例においては、ASI
C(Applied Specific Integrated Circuit : 特定用途
向け半導体集積回路) の1種であるプログラマブルロジ
ックアレー(PLA)で構成した。これらをマイクロコ
ンピュータを用いて構成することもできる。以下の記述
においては、比較器6、メモリポインタ7、メモリ8、
レジスタ10をPLAで構成した場合について述べる。
PLAのメモリ8には、操作デスク200のバーコード
リーダ202で読み出した動作情報が記録される。
【0021】スピンドル機構部3は、カッティングに必
要な速度で光ディスク原盤1を回転させため、プログラ
マブルコントローラ9の制御指令に応答して載置した光
ディスク原盤1の速度を制御する。スピンドル機構部3
は、キャリッジ4は、カッティングに必要な速度でヘッ
ド2を移動させる。レーザスケール5は、光ディスク原
盤1とヘッド2との相対的な位置を検出し、ヘッド2の
位置を光ディスク原盤1の略回転中心位置からの半径で
表したディジタルデータである半径値S5を比較器6に
印加する。比較器6は、レーザスケール5からの半径値
S5と、メモリ8からの半径情報S8aとを比較し、こ
れらが一致したときに、当該一致を示すパルスを含むパ
ルス信号S6をメモリポインタ7に出力する。メモリポ
インタ7は、比較器6からのパルス信号S6を入力し、
パルス信号S6に含まれるパルスを検出する毎に、次の
半径情報が記憶されたメモリ8のアドレスを指し示す。
メモリ8は、操作デスク200のバーコードリーダ20
2から与えられた、図3に例示した半径情報および単位
動作情報を対にして記憶しており、メモリポインタ7に
よって示されるアドレスに記憶された半径情報S8aを
比較器6に出力すると共に、この出力された半径情報S
8aと対になっている単位動作情報S8bをレジスタ1
0に出力する。
【0022】図4はメモリ8に記憶される半径情報およ
び単位動作情報の一例を示す図であり、図5(A)〜
(D)は単位動作情報の内容を示す図である。半径情報
は、光ディスク原盤1の半径位置を示す。図3に示す例
では、1番目の半径情報が示す半径位置は21.5mm
であり、2番目の半径情報が示す半径位置は21.0m
mであり、3番目の半径情報が示す半径位置は22.0
mmであり、4番目の半径情報は最終を示す。単位動作
情報は、信号系フラグ、メカフラグおよびS(信号)チ
ェンジで構成される。
【0023】図5(A)に信号系フラグの各ビットの例
を示す。7ビットが「1」のとき、準備動作を示す。6
ビットが「1」のとき、初期動作を示す。5ビットが
「1」のとき、記録情報照射動作を示す。4ビットが
「1」のとき、処理終了を示す。3〜0ビットは未使
用。以上から、操作デスク200から設定されてメモリ
8に記憶されたこれらのビットのセット状態を判断する
と、光ディスク装置の主制御部分184がどの動作をす
ればいいのかが判る。
【0024】図5(B)にメカフラグの例を示す。メカ
フラグは0〜7ビットの内容と8〜12ビットの内容と
で機構部分の制御動作を指示している。これらのデータ
がプログラマブルロジックコントローラ(PLC)18
2、主プログラマブルロジックコントローラ(PLC)
210を示すプログラマブルコントローラ9の制御指令
として使用される。 0〜7ビット 0ビット:カッティング初期設定 初期動作のとき、光ディスク原盤1の内周までヘッドを高速に 移動させる指令 1ビット:キャリジ4のフィード速度を高速から低速に減速させる指令 2ビット:カッティングの準備と実行を行わせる指令 3ビット:ある動作の終了と次の工程に高速に移動を開始させる指令 4ビット:ある動作の終了と次の工程に低速に移動を開始させる指令 5ビット:カッティングの準備と実行を示す指令 6ビット:未使用 7ビット:カッティング動作の完全終了を示す指令 8〜12ビット 8ビット:「1」のとき、キャリジ4のフィード移動方向を外周から内周 へ指示する指令 :「0」のとき、キャリジ4のフィード移動方向を内周から外周 へ指示する指令 9〜11ビット:図5(D)に示す制御フラグ位置を示すもの たとえば、「000」の場合は、CLV−1、すなわち、光ディスク原 盤1がCLV形式のもので、信号系がある(条件ROM)を示す。 12ビット:CDなどの光ディスク原盤1の内側に書いてあるキャラクタ の有無を示す。
【0025】図5(C)、(D)にSチェンジ(信号切
換)の各ビットの内容を示す。Sチェンジは3ビットで
あるから、信号発生部300における信号発生装置を最
大8個まで切換可能であるが、本実施例では、信号発生
装置を4台までとし、その他のビットを、ビームオン、
ビームオフの指令に使用している。Sチェンジの内容
も、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)1
82でセレクタ312の切換に使用される。
【0026】プログラマブルコントローラ9は、レジス
タ10を介してメモリ8と接続してあり、単位動作の実
行手続毎の制御手順が記憶され、単位動作情報に基づい
て、該当する制御手続によりヘッド2、スピンドル3、
キャリッジ4などの制御を行う。レジスタ10は、メモ
リ8からの半径情報S8aを記憶する。信号発生部30
0は光ディスク原盤1に記録する情報のソースとなる信
号を発生する複数の信号発生装置からなる。セレクタ3
12は、上述したSチェンジデータに応じた単位動作情
報S8bに含まれる選択番号によってプログラマブルコ
ントローラ9によって駆動され、光ディスク原盤1に記
録すべき情報を発生する信号発生装置の1つからの情報
を選択し、この選択した信号をカッティング信号S12
として、図1に示した静止光学系122に出力する。カ
ッティング信号は、静止光学系122内のAOMで変調
されて、ヘッド2に搭載された対物レンズ130から光
ディスク原盤1に照射される。
【0027】以下、図3に示す光ディスク製造装置の動
作について説明する。図3に図解した光ディスク製造装
置の動作も、基本的には、図2を参照して述べた図1に
図解した光ディスク製造装置の動作と同じであるが、こ
こでは、図3に図解した第2制御手段としてのプログラ
マブルコントローラ9、第1制御手段としての比較器
6、メモリポインタ7、メモリ8、レジスタ10からな
るPLAの動作の詳細を述べる。準備動作(動作情報設定動作):S1 図2を参照して上述したように、操作デスク200内の
バーコードリーダ202を用いて、メモリ8に上述した
動作情報を記録する。光ディスク原盤の載置:S2 プログラマブルコントローラ9(図1の主プログラマブ
ルロジックコントローラ(PLC)210)の制御によ
り光ディスク原盤ハンドリング処理部170を用いて光
ディスク原盤1をスピンドル機構部3に載置する。初期動作:S3 次いで、例えばユーザからの操作に応じて、光ディスク
製造装置全体の初期化動作を行う。この初期化動作で
は、プログラマブルコントローラ9(プログラマブルロ
ジックコントローラ(PLC)182)を用いたヘッド
2の原点復帰、スピンドル機構部3およびキャリッジ4
の状態設定、レーザスケール5の校正、並びに、レジス
タ10のクリアおよびメモリポインタ7の初期設定が行
われる。初期設定が行われると、メモリポインタ7によ
って、メモリ8に記憶された最初の半径情報が指し示さ
れると共に、レジスタ10には最初の単位情報が保持さ
れる。カッティング動作:S4 光ディスク製造装置は、初期化動作完了後にカッティン
グ動作に入る。カッティング動作中は、キャリッジ4は
常に動作しており、その結果、レーザスケール5から出
力される半径値S5は常に変化する。そして、比較器6
において、レーザスケール5からの半径値S5とメモリ
8に記憶された半径情報S8bとの比較を行われ、これ
らの一致に対応したパルスを含むパルス信号S6がメモ
リポインタ7に出力される。このパルス信号S6がメモ
リポインタ7に入力されると、パルス信号S6に含まれ
るパルスに基づいて、メモリポインタ7によって次の半
径情報が記憶されたアドレスが指し示され、指し示され
た半径情報と対になった次の単位動作情報がメモリ8か
らレジスタ10に出力され、レジスタ10で記憶され
る。そして、プログラマブルコントローラ9によって、
レジスタ10に記憶された次の単位動作情報に基づい
て、各動作部分の制御が行われる。また、レジスタ10
に記憶された単位動作情報に含まれる選択番号に基づい
て、セレクタ312による切り換え制御が行われ、選択
されたカッティング信号S12がヘッド2に出力され
る。その後、上述したように、半径値S5と半径情報S
8bとが一致する毎に、その次の半径情報がメモリポイ
ンタ7によって指し示され、当該半径情報に対応した単
位動作情報がレジスタ10に記憶され、当該記憶された
単位動作情報に基づいた処理が順次行われる。そして、
半径値S5と最終の一つ手前の半径情報S8bとが合致
すると、最終の単位動作情報がレジスタ10に記憶され
る。
【0028】ここで、好ましくは、最終の一つ手前の半
径情報として、(最終の半径情報は、図4(B)のメカ
フラグの7ビットである)ヘッド2の原点近傍の半径位
置を示すものを用いる。その理由は、この実施例では
「停止指令」が存在しないからである。これにより、光
ディスク製造装置の動作終了時に、動作部分をカッティ
ング(記録)開始原点の近傍に戻すことができる。ま
た、最終の単位動作情報には、キャリッジ4の停止命令
およびその他の動作部分の停止命令が含まれており、こ
れにより全ての動作部分が停止し、カッティングが終了
する。キャリッジ4が停止すると、レーザスケール5か
ら出力される半径値S5が一定値となり、その結果、比
較器6において一致を示すパルスは発生しなくなり、光
ディスク製造装置の動作は停止する。光ディスク原盤の取り外し:S5 図1に示した光ディスク原盤ハンドリング処理部170
を用いて記録処理の終了した光ディスク原盤1をスピン
ドル機構部3から取り外す。
【0029】図3に示した半径情報および単位動作情報
に基づいて行われる光ディスク製造装置のより具体的な
動作について説明する。
【0030】メモリポインタ7は、最初の半径情報およ
び単位動作情報が記憶されたアドレスを指し示す。これ
により、メモリ8からレジスタ10に最初の単位動作情
報S8bが出力され、この最初の単位動作情報S8bが
レジスタ10に記憶される。最初の単位動作情報は、図
4に示すように、半径位置21.5mmを示す半径情報
と対になっており、メカフラグの0ビットと8ビットが
「1」であり、その他のビットが「0」である。すなわ
ち、最初の単位動作情報は、図5(B)に示されるカッ
ティング初期設定と、光ディスク原盤1の外周から内周
に向かうフィード移動方向とを設定している。
【0031】レジスタ10に記憶された最初の単位動作
情報に基づいてプログラマブルコントローラ9によって
各動作部分が制御され、初期化動作が行われると共に、
キャリッジ4が光ディスク原盤1の外周から内周に向か
うフィード方向に高速に移動する。
【0032】次に、キャリッジ4が光ディスク原盤1の
内周に向かって移動している最中に、比較器6におい
て、レーザスケール5から出力される半径値S5と、メ
モリポインタ7によって指し示されている最初の半径情
報が示す半径位置21.5mmとの一致が検出される。
すなわち、キャリッジ4が光ディスク原盤1における半
径位置21.5mmのに達する。このとき、当該一致を
示すパルス信号S6がメモリポインタ7に出力され、メ
モリポインタ7は、2番目の半径情報が記憶されたアド
レスを指し示すようになり、この2番目の半径情報と対
になっている2番目の単位動作情報S8bがメモリ8か
らレジスタ10に出力され、レジスタ10に記憶され
る。ここで、2番目の単位動作情報は、図4に示すよう
に、メカフラグの1ビットと8ビットが「1」となって
おり、その他のビットが「0」になっている。すなわ
ち、2番目の単位動作情報は、図4(B)に示すよう
に、フォード速度の減速と、光ディスク原盤1の外周か
ら内周に向かうフィード移動方向とを設定している。ま
た、2番目の単位動作情報は、図4に示すように、9,
10,11ビットが「0」であることから、図5(D)
に基づいて、記録フォーマットはCLV−1である。
【0033】レジスタ10に記憶された2番目の単位動
作情報に基づいてプログラマブルコントローラ9によっ
て各動作部分が制御され、キャリッジ4は減速しながら
内周方向に移動し、キャリッジ4は回転を開始する。キ
ャリッジ4が減速しながら内周に向かって移動している
最中に、比較器6において、レーザスケール5から出力
される半径値S5と、メモリポインタ7によって指し示
されている半径位置21.0mmを示す2番目の半径情
報との一致が検出される。そして、当該一致を示すパル
ス信号S6がメモリポインタ7に出力され、メモリポイ
ンタ7は、3番目の半径情報が記憶されたアドレスを指
し示すようになり、この3番目の半径情報と対になって
いる単位動作情報S8bがメモリ8からレジスタ10に
出力され、レジスタ10に記憶される。ここで、3番目
の単位動作情報は、図3に示すように、メカフラグの2
ビットと9ビットが「1」となっており、その他のビッ
トが「0」になっている。すなわち、3番目の単位動作
情報は、図5(B)に示すように、カッティング(第一
プロセス)の準備および実行と、光ディスク原盤1の内
周から外周に向かうフィード移動方向とを設定してい
る。また、記録フォーマットは、CLV−2である。
【0034】そして、レジスタ10に記憶された3番目
の単位動作情報に基づいてプログラマブルコントローラ
9によって各動作部分が制御され、カッティング動作が
行われる。カッティング動作を行っている最中に、比較
器6において、レーザスケール5から出力される半径値
S5と、レジスタ10に記憶された半径位置22.0m
mを示す3番目の半径情報との一致が検出される。そし
て、当該一致を示すパルス信号S6がメモリポインタ7
に出力され、メモリポインタ7は、4番目(最終)の半
径情報が記憶されたアドレスを指し示すようになり、こ
の4番目の半径情報と対になっている4番目の単位動作
情報S8bがメモリ8からレジスタ10に出力され、レ
ジスタ10に記憶される。ここで、4番目の単位動作情
報は、図4に示すように、メカフラグの7ビットが
「1」となっており、その他のビットが「0」になって
いる。すなわち、4番目の単位動作情報は、図5(B)
に示すように、完全終了を示している。
【0035】そして、レジスタ10に記憶された3番目
の単位動作情報に基づいてプログラマブルコントローラ
9によって各動作部分が制御され、終了処理が行われ、
停止する。
【0036】以上説明したように、本実施例に係わる光
ディスク製造装置によれば、プログラマブルコントロー
ラ9は、比較器6、メモリポインタ7、メモリ8および
レジスタ10で構成されるPLAなどで構成した主制御
部分184(図1)の条件判断に基づいて、ヘッド2の
移動に応じてレジスタ10に順次に記憶される単位動作
情報(操作デスク200のバーコードリーダ202から
設定された動作情報)に基づいてのみ動作することか
ら、従来のように実行する可能性のある全ての動作を含
む大規模なソフトウェアに基づいて動作する必要がなく
なり、ソフトウェアを含む装置全体の開発を単純化でき
開発労力を軽減できると共に、製造コストを低減でき
る。また、例えば、光ディスク原盤1の規格変更などに
伴う光ディスク製造装置の動作変更に対して柔軟な対応
が可能になる。さらに、光ディスク製造装置の動作時に
おける条件変化に対して柔軟かつ迅速に対応することが
可能になる。
【0037】本発明は、上述した実施例には限定されな
い。例えば、図4に示す単位動作情報の内容および図5
(A)〜(D)に示す信号系フラグ、メカフラグおよび
Sチェンジの内容は任意である。また、図1に示した操
作デスク200のように、動作情報はバーコードリーダ
202などに限らず、主制御部分184およびプログラ
マブルロジックコントローラ(PLC)182に対し
て、キーボードなどから動作情報を設定してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の動作情報
に基づいて制御処理を行うデータオリエンティドな光デ
ィスク製造装置によれば、従来のように大規模なソフト
ウェアを作成する必要がなく、ソフトウェアを含む装置
全体の開発を単純化でき開発労力を軽減できると共に、
製造コストを低減できる。また、本発明の光ディスク製
造装置によれば、光ディスク原盤の規格変更などに伴う
動作変更に対して柔軟な対応が可能になる。さらに、本
発明の光ディスク製造装置によれば、前記制御手段にお
いて最後からの一つ前に用いられる前記動作情報に対応
する位置情報として、記録を開始する前記光ディスク原
盤の原点近傍の位置を用いることで、動作終了時に、レ
ーザ出射手段と光ディスク原盤との相対的な位置を動作
開始点に戻すことができる。そのため、動作情報が光デ
ィスク製造装置を利用する作業者でも、生成できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の光ディスク製造装置の
構成図である。
【図2】図2は図1に示した光ディスク製造装置の動作
を示すフローチャートである。
【図3】図3は図1に示した光ディスク製造装置の動作
処理を強調した本発明の実施例に係わる光ディスク製造
装置の構成図である。
【図4】図3に示すメモリに記憶される半径情報および
単位動作情報の一例を示す図である。
【図5】図4に示す単位動作情報の内容を示す図であ
る。
【符号の説明】
1・・光ディスク原盤 2・・ヘッド 3・・スピンドル 4・・キャリッジ 5・・レーザスケール 6・・比較器 7・・メモリポインタ 8・・メモリ 9・・プログラマブルコントローラ 10・・レジスタ 102 エア・スピンドル 104 スピンドルモータ 106 スピンドル・エンコーダ 108 スピンドル・ドライバ 110 スレッド・ドライバ 120 アルゴンレーザー 122 静止光学系 130 対物レンズ 132 ボイスコイルモータ 134 ユニバーサルモータ 140 エアスライド(キャリジ) 142 リニアモータ 150 レーザースケール 160 フォーカスサーボ制御系 170 光ディスク原盤ハンドリング処理部 180 制御ラック 182 プログラマブルロジックコントローラ(PL
C) 184 主制御部分 190 操作パネル 200 操作デスク 202 バーコードリーダ 201 主PLC 204 信号系 206 バーコード発生器 208 信号系制御部 300 信号発生部 312 セレクタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク原盤に所望の情報を光学的に記
    録する光ディスク製造装置であって、 光ディスク原盤に記録すべき情報を発生する信号発生手
    段と、 光射出手段と、該光射出手段から射出された光を前記信
    号発生手段からの情報を変調する光変調手段を有し、前
    記光ディスク原盤に変調光を射出する光射出手段と、 該光射出手段からの光を前記光ディスク原盤の所定位置
    に照射する光学系を搭載したヘッドを前記光ディスク原
    盤に相対的に移動させるヘッド移動手段と、 前記光ディスク原盤1に対する前記ヘッド移動手段の位
    置を検出する位置検出手段と、 前記光ディスク原盤の型式、前記光ディスク原盤に記録
    すべき情報の種類、前記光ディスク原盤の半径情報、前
    記ヘッド移動手段の動作条件、当該光ディスク製造装置
    の動作状態を一連のデータとして予め設定された記録手
    段と、 該設定された一連の動作情報を読みだし、前記光ディス
    ク原盤の半径情報と前記位置検出手段からの読みとを比
    較し、前記光ディスク原盤に対する前記ヘッド移動手段
    の位置に応じて、前記設定された動作情報に基づいて、
    前記光ディスク原盤に前記信号発生手段から出力された
    信号に応じた変調光を前記光ディスク原盤に照射させる
    制御を行う、制御手段を具備する光ディスク製造装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、 前記設定された動作情報に基づいてシーケンス制御を行
    い、前記ヘッド移動手段の移動制御を行う第1の制御手
    段と、 前記設定された光ディスク原盤の半径情報と前記位置検
    出手段からの位置信号とを比較して条件判断を行い前記
    第1の制御手段を制御する第2の制御手段とを有する請
    求項1記載の光ディスク製造装置。
  3. 【請求項3】前記第1の制御手段は、プログラマブルロ
    ジックコントローラを有する、請求項1記載の光ディス
    ク製造装置。
  4. 【請求項4】前記第2の制御手段は、 前記動作情報が記録されているメモリ、 該メモリに記録された半径情報と前記位置検出手段から
    の位置信号を比較して条件判断を行う比較器、 該比較器の比較判断結果に応じて前記メモリに記録され
    ている次の動作情報に進めるメモリポインタを有する、
    請求項1または2記載の光ディスク製造装置。
  5. 【請求項5】前記第2の制御手段は、プログラマブルロ
    ジックアレーで構成されている、請求項4記載の光ディ
    スク製造装置。
  6. 【請求項6】前記第2の制御手段は、演算制御手段で構
    成されている、請求項4記載の光ディスク製造装置。
  7. 【請求項7】前記光射出手段はレーザーである、請求項
    1〜6いずれか記載の光ディスク製造装置。
  8. 【請求項8】前記信号発生手段は、複数の種別の光ディ
    スク原盤に応じた記録すべき信号を発生する複数の信号
    発生装置を有し、 前記第1の制御手段は、前記動作情報に基づき指定され
    た記録情報を選択して前記光射出手段に出力させる請求
    項1〜7いずれか記載の光ディスク製造装置。
  9. 【請求項9】光ディスク原盤に所望の情報を光学的に記
    録する光ディスク製造方法であって、 前記光ディスク原盤の型式、前記光ディスク原盤に記録
    すべき情報の種類、前記光ディスク原盤の半径情報、前
    記ヘッド移動手段の動作条件、当該光ディスク製造装置
    の動作状態を一連のデータとして予め設定する段階と、 記録すべき光ディスク原盤を所定位置に置く段階と、 信号発生手段からの記録情報を、該設定された動作情報
    に基づいて前記光ディスク原盤に光学的に記録するカッ
    ティング段階と、 記録情報が記録された光ディスク原盤を所定位置から取
    り外す段階とを有する光ディスク製造方法。
  10. 【請求項10】前記カッティング段階において、制御手
    段を用いて、該設定された一連の動作情報を読みだし、
    前記光ディスク原盤の半径情報と光ディスク原盤に対す
    るヘッドの位置を検出する位置検出手段からの読みとを
    比較し、前記光ディスク原盤に対するヘッドを移動させ
    るヘッド移動手段の位置に応じて、前記設定された動作
    情報に基づいて、前記光ディスク原盤に前記信号発生手
    段から出力された信号に応じた変調光を前記光ディスク
    原盤に照射させる請求項9記載の光ディスク製造方法。
  11. 【請求項11】前記動作情報の設定はバーコードリーダ
    で読み出したデータに基づいて行う、請求項9記載の光
    ディスク製造装置。
  12. 【請求項12】前記制御手段において最後から一つ前に
    用いられる前記動作情報に対応する位置情報として、前
    記光ディスク原盤の記録を開始する原点近傍の位置を用
    いる請求項9〜11いずれか記載の光ディスク製造方
    法。
  13. 【請求項13】記録する情報に応じたパターンでレーザ
    を光ディスク原盤に出射して、前記情報を記録した光デ
    ィスクを製造する光ディスク製造装置において、 レーザを出射するレーザ出射手段と、 前記レーザ出射手段と前記光ディスク原盤とを相対的に
    移動する移動手段と、 前記レーザが出射されている前記光ディスク原盤の位置
    を検出する位置検出手段と、 前記光ディスク原盤の位置に関する複数の位置情報と前
    記位置情報のそれぞれに対応した複数の動作情報とを記
    憶する記憶手段と、 前記位置検出手段によって検出された位置と、前記位置
    情報で示される位置とを比較し、その一致を検出する比
    較手段と、 前記比較手段によって前記一致が検出されたときに、次
    の前記動作情報に基づいて、所定の制御を行う制御手段
    とを有する光ディスク製造装置。
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