JPH09120388A - 情報処理方法及びシステム - Google Patents

情報処理方法及びシステム

Info

Publication number
JPH09120388A
JPH09120388A JP7278911A JP27891195A JPH09120388A JP H09120388 A JPH09120388 A JP H09120388A JP 7278911 A JP7278911 A JP 7278911A JP 27891195 A JP27891195 A JP 27891195A JP H09120388 A JPH09120388 A JP H09120388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
information
synchronization
nodes
packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7278911A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Fukui
俊之 福井
Kazumasa Hamaguchi
一正 濱口
Tomohiko Shimoyama
朋彦 下山
Shuichi Nakamura
秀一 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7278911A priority Critical patent/JPH09120388A/ja
Priority to US08/672,022 priority patent/US5933261A/en
Publication of JPH09120388A publication Critical patent/JPH09120388A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi Processors (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】CPU間における同期保持動作において、ノー
ド間に跨ったCPUによる同期動作に伴う処理を軽減
し、同期動作を行う上での負荷の軽減を図り、システム
全体の処理能力の向上をさせる。 【解決手段】1つ又は複数のCPUを備える情報処理装
置において、同期要求検出装置106が内部バス105
をスヌープして同期予約を行う処理(LR命令)を検出
し、アドレスデコーダ140が外部アクセスを検出する
と、複数の情報処理装置間の調停を行うアービタに対し
て同期登録要求が信号経路110を介して行われる。ま
た、アービタより外部の装置で同期処理中の装置が存在
する場合はその旨の通知を受け、同期制御外部要求信号
178をオンする。内部バス105よりSC命令が検出
され、同期制御外部要求信号178がオンの場合は、同
期制御のための情報をアービタへ通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のノード間で
フラグを参照して同期を取って動作する情報処理システ
ム及びその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチプロセッサシステムにおいてCP
U間の同期を取ろうとした場合には次の2つの同期機構
が提案されている。即ち、(1)複数のCPUが接続さ
れている共有バスの専有をある瞬間において単独のCP
Uに許すことによって同期機構を実現する方式、及び、
(2)reserveフラグを用いてCPU間の同期を
とる方式である。
【0003】(2)の方式では、データの読出しを行う
load命令に伴ってreserveフラグを立てる命
令(以下、この命令をLoad Reserve命令、「LR」と呼
ぶ)と、条件付きstore命令の一つであり、sto
re命令を実行する前にreserveフラグを検査
し、reserveフラグが有効であればstore命
令を実行し、その後にreserveフラグを無効化す
る命令(以下、この命令をStore Conditional命令「S
C」と呼ぶ)と、バスをスヌープすることによって、他
のCPUが自分が「LR」命令を実行したアドレスと同
一のアドレスにstore命令を実行したことを検出す
るとreserveフラグを無効化する機能(以下、こ
の機能をStore Snoop機能「SS」と呼ぶ)を備え、こ
れら「LR」、「SC」、「SS」を用いることによっ
て同期機構を実現する。(2)の方式は、(1)の方式
に比べてバスの専有を利用しない点で、よりマルチCP
Uシステムの性能向上を目指したものである。
【0004】一方、一つ以上のプロセッサとメモリを持
つノード間におけるデータの交換を目的として複数のノ
ードを接続する方法としては、各種LANを用いて接続
する方法や、LANによらずノード同士をメモリのアド
レスレベルでつなぐ方法がある。後者の例としては、本
出願人が特願平5−286876号において提案してい
る光波長多重化方式を用いた情報処理装置が挙げられ
る。この方式は、複数の波長の光を用いてデータ転送を
行うことにより、複数のノード間で同時に異なるデータ
転送を実現できることを特徴としている。
【0005】更に、この光波長多重方式を用いた情報処
理システムにおいて、ノード間にまたがったCPU間の
同期を利用した複雑な処理を行うことを可能とした例と
しては、本願出願人による特願平7−159252があ
る。このシステムによれば、ノード間にまたがったCP
U間の同期を実現するための情報としてCPUから出力
されるreserveフラグの状態を示す信号(この信
号を以下RSRV信号と称する)を利用することによっ
て、同期動作が実行されている状態を検出し、そのとき
のみstoreに関する情報を関連するノードに送付し
て、CPU間の同期を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CPU
間の同期実現手法として提案されている上記の手法、即
ち、各ノードにおけるRSRV信号線の状態のみを参考
にして、各ノード間で同期動作を実行するために必要な
情報のやり取りを制御するような手法では、それらの情
報を各ノードに送る必要があり、調停手段を実現するア
ービタ及び各ノードにおいて不必要な処理やトラフィッ
クを生じてしまい、性能の低下を招いていた。
【0007】また、自ノード内に対するSC命令が発生
した場合、他のノードにおいて同期中のものがあるか否
かが判断できないため、取り敢えずアービタに対して同
期情報を送信することが必要となり、不必要なトラフィ
ックの発生要因となる。
【0008】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、CPU間における同期保持動作において、ノー
ド間に跨ったCPUによる同期動作に伴う処理を軽減
し、同期動作を行う上での負荷の軽減を図り、システム
全体の処理能力の向上をさせることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の情報処理システムは以下の構成を備えてい
る。すなわち、共有バスをスヌープすることを利用する
CPUをそれぞれ1つ以上備えた複数のノードを備え、
前記複数のノードのそれぞれは互いのノード内部のバス
の情報をスヌープできない接続経路により接続された情
報処理システムであって、前記接続経路の利用を調停す
る調停手段と、前記調停手段と前記複数のノードとをた
がいに接続する、前記接続経路とは異なる伝送経路と、
ノード内とノード間での同期動作を実行するために必要
な情報の全体または一部を、前記複数のノードから前記
伝送経路を介して前記調停手段に伝送する伝送手段と、
上記伝送手段により伝送された情報に基づいて、その情
報の一部を前記調停手段から各ノードに再分配する分配
手段と、前記分配手段により各ノードに分配された情報
を各ノードに反映させる反映手段と、前記同期動作を実
行するために必要な情報として伝送された情報のうち、
各ノードが同期動作中であるか否かの情報を予め各ノー
ドに通知し、各ノードにおいて実行される同期動作に伴
う情報の前記調停手段への送付を制御する制御手段とを
備える。
【0010】以上の構成によってノード間にまたがった
CPU同期動作を実行することで、CPU間同期を実現
するにあたって、伝送経路のトラフィックの増加の防止
が可能となる。
【0011】また、好ましくは、前記CPU間同期機構
として、ロード命令に伴ってリザーブフラグを立てるロ
ードリザーブ命令と、ストア命令を実行する前にリザー
ブフラグを検査してリザーブフラグが有効であればスト
ア命令を実行し、その後にリザーブフラグを無効化する
ストアコンディショナル命令と、バスをスヌープするこ
とによって、他のCPUが自分がロードリザーブ命令を
実行したアドレスと同一のアドレスにストア命令を実行
したことを検出するとリザーブフラグを無効化するスト
アスヌープ機能を備える。
【0012】また、好ましくは、前記CPUは信号線に
より前記リザーブフラグの状態を外部に出力し、外部か
らは、リザーブフラグの状態を前記信号線を調べること
により認識可能とし、前記伝送手段により伝送される情
報には各ノードにおいて実行されるストア命令に伴うア
ドレス及びコントロール情報及び前記認識可能となった
リザーブフラグの状態の情報を含む。
【0013】また、好ましくは、前記制御手段は、前記
同期動作を実行するために必要な情報として伝送された
情報のうち、各ノードにおけるリザーブフラグの状態の
情報をあらかじめ各ノードに通知し、各ノードにおいて
実行されるストア命令に伴う情報の前記調停手段への送
付を制御する。
【0014】また、好ましくは、前記反映手段は、外部
ノードから伝えられた情報に基づいて自ノード内部にス
トア命令を発生させる手段を備える。
【0015】また、好ましくは、前記接続経路は、スタ
ーカプラを介して接続される光伝送経路である。
【0016】また、好ましくは、前記接続経路は、複数
の波長の光信号を光波長多重化した光信号を送受信す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0018】[実施形態1]図1は本実施形態における
情報処理システムの一実施形態の構成を示すブロック図
である。
【0019】図1において、100、200、300、
400はノードであり、各ノードはコンセントレータ3
0まで双方向のデータ転送を行うための一対の光ファイ
バ31、32、33、34によって構成される接続経路
により接続されている。コンセントレータ30は光ファ
イバ31、32、33、34によって構成される接続経
路からもたらされる信号を再分配するためのスターカプ
ラ50を内蔵する。
【0020】各ノードはその中にCPU101、20
1、301、401、メモリ102、202、302、
402を備える。また、各ノードにおいて、接続経路イ
ンタフェース回路(接続経路I/F)103、203、
303、403は、光ファイバ31、32、33、34
によって構成される接続経路と各ノードの内部とを接続
する。また、アービトレーション用インタフェース回路
(アービタI/F)104、204、304、404
は、光ファイバ31、32、33、34によって構成さ
れる接続経路の利用を要求する。
【0021】更に、各ノードは、同期情報受信回路10
7、207、307、407、上述の各構成を各ノード
内部において相互に接続する内部バス105、205、
305、405、波長多重化装置108、208、30
8、408を含んでいる。なお、以上の各構成の機能に
ついては、後述の説明で明らかになる。
【0022】アービタI/F回路104〜404には内
部バス105〜405上の同期関連命令の検出、及び同
期関連命令をアービタ20に対して通知するための同期
要求検出装置106、206、306、406が含まれ
ている。また、各CPU101、201、301、40
1からは内部に持つreserveフラグの状態を反映
したRSRV信号(reserveフラグが有効(1で
ある)とき、Hにドライブされる)109、209、3
09、409が出力されており、同期要求検出装置10
6、206、306、406、及び同期情報受信回路1
07、207、307、407にそれぞれ入力されてい
る。しかし、本発明は本構成により制限されるものでは
ない。例えば、ノード内部には複数のCPUがあっても
よいし、キャッシュメモリがついていてもよい。
【0023】20はアービタであり、光ファイバ31、
32、33、34によって構成される接続経路の利用を
調停する。アービタ20は各ノード100〜400とそ
れぞれアービトレーション用信号経路(光ファイバ11
0、210、310、410で構成される)によって接
続されている。
【0024】またアービタ20の内部には、各ノードか
ら送られてくるパケットを管理するパケット情報管理装
置21、パケットに含まれる情報のうち経路要求情報を
管理する経路選択情報管理装置22、それらの情報に続
いて送られてくるアドレスなどのデータ転送に伴う付加
情報を一時的に蓄える付加情報管理装置23、パケット
の中のCPU間同期機構を実現するために必要な情報を
一時的に蓄えるとともに、各ノードへプロトコル情報を
再分配するための制御を行う同期情報管理装置24が設
置されている。なお、同期情報管理装置24からは同期
情報通知用光信号経路35がコンセントレータ内部のス
ターカプラ50へ接続される。
【0025】本実施形態1では、図1に示すような構成
のシステムにおいて、RSRV信号線109、209、
309、409の状態を必要に応じてアービタ20に通
知する。アービタ20は同期情報を集中管理するととも
に、システム全体におけるRSRV信号線の状態を各ノ
ードに伝達する。このように本実施形態1では、同期情
報を各ノードからアービタ20へ必要に応じて伝達し、
また同期情報をアービタ20から各ノードへ必要に応じ
てブロードキャストする。このように動作することで、
互いにバススヌープが出来ないような接続経路で接続さ
れたCPU間の同期機構が実現される。
【0026】以下の説明では、具体例として、ノード1
00上のCPU101とノード200上のCPU201
及びノード300上のCPU301がノード200上の
メモリ202のデータに関して同期を取ろうとした場合
に、それに伴うCPU間同期保持動作がどのようにして
実施されるかを示す。
【0027】図2はシステム全体のアドレスマップを表
す図である。本実施形態ではシステム全体のアドレス空
間(4ギガバイト)をノード4つ分に振り分けて利用し
ている。例えば、ノード100のメモリ102のメモり
空間は、“00000000h”番地より“3ffff
fffh”番地までである。ここで、メモり102はR
AM、VRAM,IOレジスタ、ROMを備えており、
それぞれ図2の如くアドレスが割り振られている。ま
た、ノード200、300、400内のメモり202、
302、402のそれぞれについても、図2に示すよう
に、ノード100と同様にアドレス空間が割り当てられ
ている。
【0028】いま、ノード100上のCPU101が、
ノード200のRAM202上の41000000h番
地のデータ(4バイト)を「LR」命令を利用してlo
adすると、CPU101内部のreserveフラグ
が有効になる。それに伴い、RSRV信号線109の状
態がLからHへ遷移する。このとき、その状態遷移を検
出した同期要求検出装置106は、まずこの状態遷移を
引き起こした[LR]命令が自ノード内部のアドレスに
向けて起こされたものか、ノード外へのアクセスである
のかを検査する。この場合はノード外へのアクセスであ
るので同期フラグ登録要求パケットを生成する。図3に
同期フラグ登録要求パケットのデータ構成を示す。な
お、ノード内部のアドレス“00000000h”番地
〜“3fffffffh”番地が検出されたときはこの
パケットは生成されない。
【0029】この一連の動作について更に詳しく説明す
る。
【0030】図4はアービタインタフェース104のブ
ロック図である。また、図5は、RSRV信号109が
アサートされた場合のアービタインターフェースの処理
を説明するフローチャートである。
【0031】上述したように、CPU101がLR命令
を発行すると、CPU101内部のreserveフラ
グが有効になり、CPU101のRSRV信号109が
Hになる。なお、CPU101は、LR命令でアクセス
されたアドレスも保持する。また、この状態で更に別の
アドレスに対するLR命令が発行された場合、本例で
は、最新にアクセスされたアドレスを保持するものとす
る。
【0032】図4において、アービタインタフェース1
04の内部に存在する同期要求検出装置106の中のR
SRV信号監視装置182が、RSRV信号109がL
からHに変化したことを検出すると、その結果を同期フ
ラグ登録要求信号183として、ノードアービトレーシ
ョン制御プロセッサ141上で動作するプログラムに制
御を渡す。この結果、図5に示すフローチャートが起動
される。
【0033】ノードアービトレーションプロセッサ14
1は、本実施形態では1チップマイクロコントローラを
用いたが、その構成は本実施形態によって制限されるも
のではなく、例えばハードウェアロジックなどにより構
成しても良い。
【0034】同期フラグ登録要求信号183の通知を受
けたノードアービトレーションプロセッサ141は、ア
ドレスデコーダ140の出力する外部アクセス検出信号
144を検査し、それが外部ノードへのアクセスである
か否かを判断する(ステップS12)。
【0035】外部ノードへのアクセスであると認識され
ると、ステップS13へ進み、図3に示すような同期フ
ラグ登録要求パケットを作成する。図3において、パケ
ットのヘッダ識別子には、「同期フラグ登録」の要求を
表す情報が格納される。また、要求元ノードには、当該
同期フラグ登録要求パケットの要求元のノード(本例で
は100)を識別するための情報が格納される。また、
要求動作種別は、当該パケットが同期フラグの登録要求
であるので、「set」となる。
【0036】ステップS14において、当該パケットを
パラレル/シリアル変換器161に書き込む。パラレル
/シリアル変換器161では書き込まれた情報をシリア
ルデータに変換し、発光素子163へ出力する。発光素
子163は、入力された信号を光電変換し、波長λ1の
光信号として光ファイバによって構成された通信路11
0を通してアービタ20へ出力する。
【0037】以上の構成は全てのノードにおいて共通で
ある。なお、ここでいう発光素子161は、LEDもし
くはレーザなどの素子である。また、受光素子164は
フォトダイオードに代表される素子である。
【0038】以上のようにして、他ノードに対するLR
命令が発行されたノードからは、同期フラグ登録要求パ
ケットが波長λ1でアービタ20へ出力される。この同
期フラグ登録要求パケットを受信したアービタ20の動
作について図6、図7を参照して説明する。
【0039】図6はアービタ部の構成を表すブロック図
である。図7は同期フラグ登録要求パケットを受信した
アービタの動作手順を説明するフローチャートである。
【0040】図6において、601、603、605、
607は受光素子であり、それぞれに接続されたノード
より発行されたλ1の波長の光信号を受信し、これを電
気信号に変換する。
【0041】ノード100より、上記同期フラグ登録要
求パケットが到着すると、シリアル/パラレル変換器6
11に入力される。シリアル/パラレル変換器611で
は入力されたシリアル電気信号をパラレル信号に変換す
る。同時に、シリアル/パラレル変換器611は、受信
検出信号622によりパケットの到着をパケット情報管
理装置21に通知する。本実施形態ではパケット情報管
理装置21はプログラムを格納したROMおよび処理に
用いるRAMを内蔵したマイクロコントローラ621に
より構成した。また、このマイクロコントローラは同時
に経路選択管理装置22、付加情報管理装置23、同期
制御情報管理装置24の役割を果たす部分を含むものと
する。なお、アービタの構成も本実施形態で用いた構成
に限られるものではなく、種々の変形が可能である。
【0042】パケット情報管理装置21はデータ受信検
出信号622を受信すると、デバイスセレクト信号61
9によりシリアル/パラレル変換器611を選択する。
シリアル/パラレル変換器611は内部のレジスタより
データバス620を通じてノード100より送出された
パケットをパケット情報管理装置21へ出力する。ここ
で、パケット情報管理装置21はパケットの種別を検出
する(ステップS21)。検出の結果、当該パケットが
同期フラグ登録要求パケットであると、このパケットの
内容はマイクロコントローラ621の中の同期制御情報
管理装置24としての役割を果たす部分に受け渡される
(ステップS22)。
【0043】同期情報管理装置24は自分にもたらされ
た情報をもとに、各ノードにまたがったCPU間の同期
を保持するために、ノード100においてreserv
eフラグがONになったことをその内部テーブルに登録
する(ステップS23)。その後、同期情報管理装置2
4は、ノード間にまたがって同期を取ろうとしたノード
が生じたことを各ノードに対して通知する。これは図8
に示すような同期フラグ通知パケットを作成し(ステッ
プS24)、パラレル/シリアル変換器627に書き込
むことによって行われる。
【0044】なお、この通知を受け取った各ノードは、
以降このフラグがOFFされたという通知を検出するま
で、すべてのstore動作を行う前にその旨の通知を
バスアービタ経由で他ノードに対して行うことになる。
【0045】パラレル/シリアル変換器627に書き込
まれたパケットは、発光素子628を通じて同期情報通
知用光信号経路35上に波長λcを用いて送出され、コ
ンセントレータ30内部のスターカプラ50に入力され
る(ステップS25)。このとき、λcはデータ伝送用
に用いられている波長λ2、λ3とは混信を防ぐために
異なるものとする。スターカプラ50に入力された同期
フラグ検出通知パケットは各ノードに均等に分波され、
光ファイバ31、32、33、34を通じて各ノードへ
出力される。
【0046】同期フラグ検出パケットの各ノードにおけ
る検出とそれに対応した各ノードでの動作についてノー
ド300での動作を例に、図9、図10を用いて説明す
る。なお、図9は同期情報受信回路307及び波長多重
化装置308の構成を示すブロック図である。また、図
10は同期フラグ通知パケットを受信したノードの同期
情報受信回路の動作を示すフローチャートである。
【0047】ファイバ33により入力された光信号は光
分波器176によって、接続経路インタフェース303
に向かう光(λ2またはλ3)と同期情報受信回路30
7へ向かう光(λc)とに分離される。同期情報受信回
路307に入力されたλcの光は受光素子169により
電気信号に変換され、更にシリアル/パラレル変換器1
70によりパラレル信号に変換される。得られたパラレ
ル信号は同期フラグ通知パケット受信信号177により
同期制御パラレルマイクロコントローラ172に通知さ
れる。
【0048】このとき、同期制御マイクロコントローラ
172は、デバイスセレクト信号173を利用して当該
パケットの内容を読み出し、その種別を検出する(ステ
ップS31)。当該パケットが、同期フラグ通知パケッ
トであれば、要求元ノードに対応する内部レジスタをセ
ットして、その状態を外部に反映するための信号線であ
る同期制御外部要求信号線178をアサートする(ステ
ップS32、S33)。同期制御外部要求信号線178
のアサートを受けたアービタインタフェース304は、
それ以降、信号線178がアサートされている間にバス
上に検出されたstore動作を外部ノードに対して反
映させるために動作する。
【0049】なお、ステップS32において、パケット
の種別が同期通知パケットでなければステップS34へ
進み、他の処理を行う。
【0050】なお、ノード100内のプロセッサ101
へノード200内部のRAM41000000h番地の
データがloadされる過程は、特開平7−14313
6号に示すごとくノード間でのデータのリードが行われ
ることによって実現される。その手順の概要を説明する
と、(1)ノード100においてロード要求が発生する
と、アービトレーションリクエストパケット(図12)
がバスアービタ20に送信され、(2)アービトレーシ
ョンリクエストパケットを受信したアービタ20は、ノ
ード100、200に対して接続要求パケット(図1
4)を送信し、(3)ノード200は、接続要求パケッ
トを受信すると、データ通信用の回線(光ファイバ3
1、32を利用する際の波長等)を設定すると共に、パ
ケットの中身からアドレスを切り出して、ノード200
内部でリードのバスアクセスを実行し、(4)(3)と
並行して、接続要求パケットを受信したノード100
は、データ通信用の回線(光ファイバ31、32を利用
する際の波長等)を設定し、(5)ノード200は光フ
ァイバ31、32乗のデータ通信回線が確立するとノー
ド100に対して、(3)でロードしたデータを送信
し、(6)ノード100はノード200から送られてき
たデータを自ノード内部に反映する。
【0051】次に、SC命令が発行された場合の動作に
ついて以下に説明する。ここで、ノード200上のCP
U201及びノード300上のCPU301も、ノード
200のRAM201上の41000000h番地のデ
ータ(4バイト)を[LR]命令を利用してloadし
た後であり、各ノードのreserveフラグが有効に
なっているとする。また、ノード300からはノード1
00の場合と同様にアービタ20内部の同期情報管理装
置24に対して同期フラグ登録要求パケット(図3)が
送付され、ノード300においてもreserveフラ
グがONになったことが内部テーブルに登録されている
とする。更に、これらのreserveフラグの状態は
各ノードへ伝達され、各ノードにおいて同期制御外部要
求信号線178がアサートされているとする。
【0052】なお、ノード200内部の[LR]命令に
ついては、アドレス自ノードのものであると判断される
ため、同期フラグ登録要求パケットは生成されない。
【0053】この状態の下で、いま、ノード100内部
のCPU101が[SC]命令を発行して、ノード20
0及び300のreserveフラグを無効にする場面
のシステムの動作を以下に示す。なお、図11は本実施
形態においてSC命令の発行を検出したアービタインタ
ーフェースの動作を表すフローチャートである。
【0054】図4において、アービタインタフェース1
04の内部に存在するアドレスデコーダ140は、ノー
ド101の内部バス105(105はデータ信号線15
1、コントロール信号線152、アドレス信号線153
より構成される)を常に監視する。そして、外部ノード
(この場合ノード200)へのアクセス(アドレス41
000000hへのライト動作)がバス上に発生したこ
とを認識した場合、外部アクセス検出信号144、及び
ライト要求検出信号150によってノードアービトレー
ション制御プロセッサ141上で動作するプログラムに
制御を渡す。
【0055】同時にアドレスラッチレジスタ142にそ
のときのアドレス信号線153上に出ているアドレス
を、コントロール信号ラッチレジスタ143にリードラ
イト要求種別(ここではライト)、転送バイト数(ここ
では4バイト)などのコントロール情報とともにラッチ
する。
【0056】このとき、同時に、アービタインタフェー
スの中に組み込まれている同期要求検出装置106の内
部に存在するコントロール信号デコーダ180は、コン
トロール信号線152を常に監視する。そして、sto
re命令(この場合はノード200上のアドレス410
00000hへの[SC]命令)がバス上に発生したこ
とを認識した場合、store要求検出信号181によ
ってノードアービトレーション制御プロセッサ141上
で動作するプログラムに同期制御が必要な可能性がある
ことを通知する。そして、この場合は、同期制御外部要
求信号線178がアサートされているため、同期制御が
実施される。
【0057】即ち、図11のステップS41において、
他ノードへのアクセスがバス上に発生したことを検出す
るとステップS42へ進む。ステップS42では、ライ
ト要求検出信号150、store要求検出信号181
によってstore命令が発行されたか否かを判断し、
store命令であればステップS43へ進む。更に同
期制御外部要求信号がONになっていたときは、ステッ
プS44へ進み、同期制御が実行される。一方、sto
re命令でなければ、ステップS46へ進み、他の処理
を行う。
【0058】以上のように、外部アクセス検出信号14
4、ライト要求検出信号150、同期制御外部要求信号
178、store要求検出信号181からの通知を受
けたノードアービトレーションプロセッサ141は、ア
ドレスラッチ142、及びコントロール信号ラッチ14
3よりラッチされた信号を読み出し、接続先を判別し、
図12に示すようなアービトレーションリクエストパケ
ットを作成する(ステップS44)。図12に示すパケ
ットは、経路要求であると共に、同期制御要求をアービ
タに通知する役割も持つものである。
【0059】作成されたアービトレーションパケット
は、パラレル/シリアル変換器161に書き込まれる。
パラレル/シリアル変換器161では、書き込まれた情
報をシリアルデータに変換し、発光素子163へ出力す
る。発光素子は入力された信号を光電変換し、波長λ1
の光信号として光ファイバによって構成された通信路1
10を通してアービタ20へ出力する(ステップS4
5)。
【0060】次に、図6、図13を参照して、上記アー
ビトレーションリクエストパケットが到着した場合のア
ービタ20の動作を説明する。図13は、アービトレー
ションリクエストパケットが到着した場合のアービタ2
0の動作を表すフローチャートである。
【0061】図6において、ノード100よりアービト
レーションリクエストパケットが到着すると、シリアル
/パラレル変換器611に入力される。シリアル/パラ
レル変換器611では、入力されたシリアル電気信号を
パラレル信号に変換し、データ受信検知信号622によ
りパケット情報管理装置21に通知する。
【0062】パケット情報管理装置21はデータ受信検
出信号622を受信すると、デバイスセレクト信号61
9により、シリアル/パラレル変換器611を選択す
る。そして、パケット情報管理装置21は、シリアル/
パラレル変換器611の内部のレジスタよりデータバス
620を通じて、ノード100より送出されたアービト
レーションリクエストパケットを読み出す。
【0063】即ち、パケット情報管理装置21は、入力
されたパケットの種別を判断し(ステップS52)、当
該パケットがアービトレーションリクエストであればス
テップS53へ進む。なお、アービトレーションリクエ
スト以外のパケットであればステップS60へ進み、他
の処理を行う。
【0064】なお、アービトレーションリクエストパケ
ットに含まれる情報のうち、要求元ノード番号の情報は
経路選択情報管理装置22に受け渡され、データ転送に
かかわる付加情報の部分はこのマイクロコントローラの
中の付加情報管理装置23としての役割を果たす部分に
格納される。更に、このパケットがCPU間同期保持動
作に伴うものと判断されると、各ノードでのCPU間同
期保持動作が必要であるため、リクエストパケット内の
アドレス及び、要求元ノード番号等の情報が、マイクロ
コントローラの中の同期制御情報管理装置24としての
役割を果たす部分に格納される。
【0065】経路選択情報管理装置22は、受け取った
データを解析し、この伝送路の使用要求がノード100
よりノード200への要求であることを認識する(ステ
ップS53)とともに、経路選択情報管理装置22内に
設けられた伝送路使用状態フラグ、及び使用中である波
長をチェックし、使用可能状態の場合はフラグを使用中
状態に設定する(ステップS54)。更に、図14に示
す接続準備要求パケットを作成し(ステップS55)、
ノード100に対応するシリアル/パラレル変換器61
2およびノード200に対応するパラレル/シリアル変
換器614にこのパケットを書き込む。
【0066】この接続準備パケットには、マイクロコン
トローラの中の付加情報管理装置23の役割を果たす部
分からもたらされた情報、および波長情報もいっしょに
含まれる。これら2つの接続準備要求パケットは光アー
ビタインタフェースの場合と同様にλ1の光信号を用
い、ノード100およびノード200へ出力される。な
お、ここで4つのノードは、データ通信用にそれぞれ異
なる波長λ2、λ3を用いることによって、同時に二系
統の通信を一対一のノード間で行うことが可能になって
いる。
【0067】これに続いて、同期情報管理装置24は、
自分にもたらされた情報をもとに、各ノードにおけるC
PU間の同期を保持するために、まず、現在、接続要求
元以外のいずれかのノードにおいてreserveフラ
グが立っているかをチェックする(ステップS57)。
この場合は、事前にノード100、300から同期フラ
グ登録要求パケットによって通知を受けているため、r
eserveフラグがONになっているノードの存在が
認識される。そこで、アドレス41000000hに対
応してreserveフラグを立てていた場合は、それ
を無効化するように指示するため図15に示すような同
期フラグ無効化パケットを作成し(ステップS58)、
パラレル/シリアル変換器627に書き込む。
【0068】なお、内部テーブルをチェックした結果、
全てのノードにおいてreserveフラグが有効でな
かった場合、もしくは接続要求元ノードにしか有効でな
かった場合には、このフラグ無効化指示のための一連の
動作は行なわれない。
【0069】書き込まれたパケットは発光素子628を
通じて、同期情報通知用光信号経路35上に波長λc用
いて送出され、コンセントレータ30内部のスターカプ
ラ50に入力される。スターカプラ50に入力された同
期フラグ無効化パケットは光ファイバ31、32、3
3、34を通じて各ノードへ出力される(ステップS5
9)。
【0070】次に、ノード200、300におけるCP
U間同期保持のためのreserveフラグ無効化動作
についてノード300での動作を例に、図9、図16及
び図17を用いて説明する。図16は接続経路インター
フェースの構成を表すブロック図である。また、図17
は、本実施形態において同期フラグ無効化パケットを受
信したノードの動作を説明するフローチャートである。
【0071】図9において、ファイバ33により入力さ
れた光信号は光分波器176によって、接続経路インタ
フェース303に向かう光(λ2またはλ3)と同期情
報受信回路307へ向かう光(λc)とに分離される。
同期情報受信回路307に入力されたλcの光は受光素
子169により電気信号に変換され、さらにシリアル/
パラレル変換器170によりパラレル信号に変換され
る。また、これと同時に同期メンテナンスパケット受信
信号171により同期制御マイクロコントローラ172
に通知される。このときマイクロコントローラ172
は、RSRV信号線309の状態をチェックする。RS
RV信号線309がH(reserveフラグが有効)
になっていたときには、同期メンテナンスが必要とな
る。
【0072】すなわち、パケットの到着が通知される
と、ノード300の同期制御マイクロコントローラ17
2はシリアル/パラレル変換器170よりデバイスセレ
クト信号173、データバス175を使用してパケット
を読み出し、当該パケットの種別を検出する(ステップ
S71)。そして、当該パケットが同期フラグ無効化パ
ケットであった場合は、RSRV信号線309をチェッ
クし、これがオン状態であり、更に当該パケットの示す
アドレスが他ノードのアドレスであれば、ステップS7
5へ進む(ステップS72、S73、S74)。
【0073】ステップS75において、同期制御マイク
ロコントローラ172は上述の同期フラグ無効化パケッ
トを読み出し、ノード内に向けて内部バス305の使用
許可を要求する。同期制御マイクロコントローラ172
は、内部バスの使用許可が与えられると、同期メンテナ
ンス要求信号群174を用いて接続経路インタフェース
303に対して、図10のパケットの内容に基づきアド
レス41000000hのアドレスに関連してrese
rveフラグを立てているようなCPUに対してそのフ
ラグを無効化するためのバスアクセスを内部バス305
上に出すことを指示する(ステップS76、S77)。
【0074】ステップS77における処理について図1
6を参照して更に説明する。ここでは、同期制御マイク
ロコントローラ172より送られる同期メンテナンス要
求信号群174により、アドレスドライバ130にはア
ドレス(41000000h)が、データ転送シーケン
サ131には同期フラグ無効化の要求が指示される。こ
の場合、具体的には内部バス305上へのアドレス41
000000hのダミーデータのstoreが指示され
る。
【0075】データ転送シーケンサ131はアドレスド
ライブ信号134により、アドレスドライバ130に対
してアドレス41000000hのドライブを指示す
る。そして、コントロールドライバ132に対して、転
送サイズ、store命令実行のためのコントロール信
号のバスへのドライブを信号線136を通して指示す
る。更に信号線137を通して、ダミーデータのバス上
へのドライブをデータバッファ133に対して指示す
る。
【0076】このダミーデータのstore処理を[S
S]としてスヌープしたノード内プロセッサ301は、
自分が保持しているreserveフラグ、及び、その
フラグを立てるに至ったアドレスを保持しているレジス
タを検査する。本例の場合、アドレスが一致するので、
そのreserveフラグは無効化される。
【0077】reserveフラグが無効化されると、
RSRV信号線309はHからLに遷移する。アービタ
インタフェース304の内部に存在する同期要求検出装
置306の中のRSRV信号監視装置182(図4参
照)がRSRV信号がHからLに変化したことを検出す
ると、その結果を同期フラグ登録抹消要求信号184と
して、ノードアービトレーション制御プロセッサ141
上で動作するプログラムに制御を渡す。
【0078】なお、reserveフラグが無効化され
ない場合(例えば同期フラグ無効化パケットで指定され
ているアドレス以外のアドレスに対応してreserv
eフラグが立っているような場合)は、RSRV信号は
H状態を保ち、図17の処理はそのまま終了する。ま
た、RSRVがオフとならない状態として、例えば1つ
のノードに複数のCPUが存在し、それぞれが異なるア
ドレスでreserveフラグをオンしているような場
合、あるCPUのRSRV信号がオフしても、他のCP
UのRSRV信号がオン状態を保つことになる。この結
果、各CPUよりのRSRV信号のORをとって当該ノ
ードのRSRV信号(309)とした場合、当該ノード
のRSRV信号はオフにならない。
【0079】184からの通知を受けたノードアービト
レーションプロセッサ141は、図18に示すような同
期フラグ登録抹消要求パケットを作成しアービタ20に
送付する(ステップS78〜S80)。
【0080】続いて、同期フラグ登録抹消要求パケット
を受信したアービタの動作を図19用いて説明する。
【0081】まず、パケット情報管理装置21は受信し
たパケットの種別を検出し、それが同期フラグ登録抹消
パケットであった場合は、ステップS93へ進む(ステ
ップS91、S92)。同期フラグ登録抹消要求パケッ
トを受け取ったアービタ20はそれを同期制御情報管理
装置24に受け渡す。同期制御情報管理装置24は、受
け取った情報に基づき、内部テーブルに登録されている
情報から、ノード300のreserveフラグが有効
であるという情報を削除する(ステップS93)と同時
に、各ノードへ向けて図20に示すような同期フラグ抹
消通知パケットを送付する(ステップS94、S9
5)。
【0082】上記同期フラグ抹消通知パケットを受信し
たノードの動作を図21を参照して説明する。同期フラ
グ抹消通知を検出したノードは、同期制御マイクロコン
トローラ172の対応する内部レジスタをクリアする
(ステップS101〜S103)。そして、当該内部レ
ジスタの全てのフラグがクリアされた場合(すなわち、
他の全てのノードが同期処理不要となった場合)は、同
期制御外部要求信号178がネゲートされる(ステップ
S104、S105)。
【0083】一方、メモリ302には該当するアドレス
が存在しないので、このstore処理は無視される。
データ転送シーケンサはバスがタイムアウトすることを
防ぐために、一定のディレイ後132のコントロールド
ライバに対してアクノリッジ信号をドライブするように
指示する。
【0084】なお、同期フラグ無効化パケットはノード
100、200、400に対しても送付されるが、ノー
ド400においてはRSRV信号線409の状態がLで
ある(reserveフラグが有効になっていない)た
め、内部バス405上の処理は実施されない(図17の
ステップS73)。また、要求元のノード100におい
ては、同期フラグ無効化パケットを受信し、その中身を
解釈し、自ノード番号が、そのパケット内部の要求元フ
ィールドにあることを発見した段階で、そのパケットに
よって行われるはずのその後の処理は無視される(図1
7のステップS74)。
【0085】更にデータの転送先であるノード200に
おいては、同期フラグ無効化パケットを受信し、その中
身を解釈し、自ノードのアドレスが、そのパケット内部
にあることを発見した段階で、そのパケットによって行
われるはずのその後の処理は無視される(ステップS7
4)。
【0086】なお、このノード300におけるこれら一
連の動作はアドレスバスとデータバスの制御が独立して
いるようなCPUを用いているシステムにおいては、ア
ドレスオンリートランザクションとして定義することも
考えられる。その場合は、これらreserveフラグ
無効化の処理はアドレスフェイズだけで処理を完了し、
ダミーデータのバス上へのドライブを伴わない形で実現
が可能である。
【0087】一方、正しいデータの転送先であるノード
200においては、特開平7−143136号に示すが
ごとく転送が行われ、データのstore処理が行われ
る。データのstoreについては、先述のloadの
手順と同様である。このデータのstoreはノード3
00におけるものとは異なり正式のデータ転送である
が、このとき、ノード300での動作と同様に[SS]
が実行される。これによってCPUの同期フラグの検査
が行われreserveフラグが無効化されるので同期
動作が保証される。
【0088】これによりノード100の[SC]命令の
実行に伴うCPU間の同期保持動作が実現される。な
お、他のノード間での転送においても同様に処理が行わ
れることは言うまでもない。
【0089】なお、本実施形態では図1におけるアービ
トレーション用信号経路110、210、310、41
0の上の光信号には波長λ1の光を使用し、接続経路3
1、32、33、34上の光信号には波長λ2、λ3
(λ2、λ3は別波長)を使用しているが、λ1=λ
2、λ1=λ3の場合があっても構成上差し支えはな
い。
【0090】次に、自ノード内部のメモリ上のデータへ
の同期命令の場合、具体的には、ノード100上のCP
Uが同期命令に利用可能な自ノード内のRAM上の01
000000h番地のデータ(4バイト)を[LR]命
令を利用してロードしており、それを[SC]命令を発
行して変更しようとした場合、それに伴う同期の保持動
作がどのようにして実施されるかを図 22を参照して
説明する。なお、図22は、自ノード内にSC命令が発
行された場合の同期保持のための動作を説明するフロー
チャートである。
【0091】図4において、外部アクセス検出信号14
4は反応せず、ライト要求信号150、及びstore
要求信号181によってノードアービトレーション制御
プロセッサ141上で動作するプログラムに制御を渡
す。同時にアドレスラッチレジスタ142にそのときア
ドレス信号線153上に出ているアドレスを、コントロ
ール信号ラッチレジスタ143に転送バイト数(4バイ
ト)などのコントロール情報をラッチする。
【0092】ノードアービトレーションプロセッサ14
1は、SC命令が発行されるとステップS111からス
テップS112へ進み、同期制御要求信号線178の状
態を検査する。同期制御外部要求信号線178がネゲー
トされている場合には、何も外部に対して行動を起こす
必要がないのでそれ以降の動作はキャンセルされる。一
方同期制御外部要求信号線178がアサートされている
場合には、ノード外での同期メンテナンスが必要である
ので以下の動作が実行される。
【0093】まず、ステップS113において、ノード
アービトレーションプロセッサ141はアドレスラッチ
142、及びコントロール信号ラッチ143よりラッチ
された信号を読み出し、図23に示すような同期メンテ
ナンスリクエストパケットを作成し、これをパラレル/
シリアル変換器161に書き込む。パラレル/シリアル
変換器161では、書き込まれた同期メンテナンスリク
エストパケットをシリアルデータに変換し、発光素子1
63へ出力する。発光素子は入力された信号を光電変換
し波長λ1の光信号として光ファイバによって構成され
た通信路110を通してアービタ20へ出力する(ステ
ップS114)。
【0094】次に、同期メンテナンスリクエストパケッ
トを受信したアービタの処理について図24を参照して
説明する。図24は、同期メンテナンスリクエストパケ
ットを受信したアービタの動作を説明するフローチャー
トである。
【0095】ノード100より同期メンテナンスリクエ
ストパケットが到着し、シリアル/パラレル変換器61
1に入力されると、シリアル/パラレル変換器611で
は入力されたシリアル電気信号をパラレル信号に変換す
る。このとき、データ受信検出信号622により、パケ
ット情報管理装置21に通知する。パケット情報管理装
置21は、データ受信検出信号622を受信すると、デ
バイスセレクト信号619によりシリアル/パラレル変
換器611を選択し、内部のレジスタよりデータバス6
20を通じて、ノード100より送出された同期メンテ
ナンスリクエストパケットを読み出す。
【0096】すなわち、パケット情報管理装置21は、
データ受信検出信号622によりパケットの到着を検出
すると、当該パケットを読み出し、パケットの種別を判
定する(ステップS121)。当該パケットが同期メン
テナンスリクエストパケットであった場合は、パケット
内のアドレス及び転送バイト数、要求元ノード番号の情
報を、マイクロコントローラの中の同期情報管理装置2
4としての役割を果たす部分に格納し、ステップS12
3以降の処理を実行する。
【0097】同期情報管理装置24は、内部テーブルを
調査して、ノードの中でreserveフラグを有効に
しているものがあるか否かを判断する(ステップS12
3)。reserveフラグが有効なノードがあればス
テップS124へ進む。そして、各ノードにおけるCP
U間の同期を保持するために、各ノードに対して、アド
レス01000000hのデータを対象にreserv
eフラグを立てていた場合はそれを無効化するように指
示するため、図15で説明した同期フラグ無効化パケッ
トを作成し、パラレル/シリアル変換器627に書き込
む。書き込まれたパケットは発光素子628によって光
信号に変換され、スターカプラ50を通して全ノードに
配信される。
【0098】これ以降の動作は、先の例と同様であるの
で省略する。
【0099】以上説明したように上記実施形態によれ
ば、ノード間で同期保持動作が必要であるか否かを各ノ
ードにおいて判断することができる。このため、ノード
間で同期保持動作が必要な場合に限ってアービタに対し
て同期保持動作を要求することが可能となり、ノード間
の同期保持を行う上での負荷が軽減され、システム全体
の処理能力が向上する。
【0100】[実施形態2]先に示した実施形態1で
は、アービタ20から同期関連情報を各ノードに対して
再分配する際に、同期情報通知用光信号経路35及び専
用の波長λcを用いてブロードキャストにより行ってい
た。しかし、RSRV信号線に基づく情報をうまく利用
すれば、それらの装置を設けることなくして、同様の効
果を得ることができる。その方法について以下に説明す
る。なお、記号等で実施形態1と共通のものに関して
は、それを流用する。
【0101】図25は実施形態2におけるシステムの構
成を示すブロック図である。図1との相違点は各ノード
において波長多重化装置、及び同期情報受信回路が不要
になったこと、及びアービタ20内部の同期情報管理装
置24からブロードキャストを行うための同期情報通知
用光信号経路35が無いことである。
【0102】実施形態1とこの実施形態2との差異は、
本質的には同期情報をどのようにしてアービタ20から
各ノードに分配するかにある。以下、その説明を図26
を参照して行う。
【0103】以下の説明では、ノード100上のCPU
101とノード200上のCPU201及びノード30
0上のCPU301がノード200上のメモリ202上
の41000000h番地のデータ(4バイト)に関し
て同期を取ろうとした場合、これに伴うCPU間同期保
持動作のうち、アービタ20による同期情報の分配がど
のようにして実施されるかを示す。なお、同期情報の分
配に先立つ諸事項(各ノードにおける[LR]命令の実
施、及びRSRV信号の状態変化の検出とそのアービタ
への通知とテーブルの登録及び各ノードへの通知、[S
C]命令の検出と、そのアービタへの通知)は実施形態
1と同様であるので省略する。
【0104】図26は実施形態2におけるアービタの構
成を示すブロック図である。また、図27は実施形態2
におけるアービタのアービトレーションリクエストパケ
ット受信時の処理を説明するフローチャートである。
【0105】今、ノード100より[SC]命令検出に
伴うアービトレーションリクエストパケットが到着し、
シリアル/パラレル変換器611に入力されたとする。
シリアル/パラレル変換器611では、入力されたシリ
アル電気信号をパラレル信号に変換し、データ受信検出
信号622によりパケット情報管理装置21に通知す
る。パケット情報管理装置21はデータ受信検出信号6
22を受信すると、デバイスセレクト信号619により
シリアル/パラレル変換器611を選択し、内部のレジ
スタよりデータバス620を通じて、ノード100より
送出されたアービトレーションリクエストパケットを読
み出す。
【0106】リクエストパケットに含まれる情報のう
ち、要求元ノード番号の情報は経路選択情報管理装置2
2に受け渡され、データ転送にかかわる付加情報の部分
はこのマイクロコントローラの中の付加情報管理装置2
3としての役割を果たす部分に格納される。更に、この
パケットが、CPU間同期保持動作に伴うものと判断さ
れると、各ノードでのCPU間同期保持動作が必要であ
るため、アービトレーションリクエストパケット内のア
ドレス及び、要求元ノード番号等の情報が、マイクロコ
ントローラ621の中の同期制御情報管理装置24とし
ての役割を果たす部分に格納される。
【0107】パケット情報管理装置21により、受信し
たパケットがアービトレーションパケットであると認識
されると以下の処理が実行される(ステップS131、
S132)。そして、経路選択情報管理装置22は受け
取ったデータを解析し、この伝送路の使用要求がノード
100よりノード200への接続要求であることを認識
する(ステップS133)。更に、経路選択情報管理装
置22内に設けられた伝送路使用状態フラグ、及び使用
中である波長をチェックし、使用可能状態の場合はフラ
グを使用中状態に設定する。そして、図14で説明した
接続準備要求パケットを作成し、ノード100、200
に対応するパラレル/シリアル変換器612および61
4に書き込む(ステップS134、S135)。
【0108】この接続準備要求パケットには、マイクロ
コントローラ621の中の付加情報管理装置23の役割
を果たす部分からもたらされた情報、および波長情報も
一緒に含まれる。これら2つの接続準備要求パケットは
光アービタインタフェースの場合と同様にλ1の光信号
を用い、ノード100およびノード200へ出力される
(ステップS136)。
【0109】これに続いて、同期情報管理装置24は自
分にもたらされた情報をもとに、各ノードにおけるCP
U間の同期を保持するために、まず、現在いずれかのノ
ードにおいてreserveフラグが立っているのかを
チェックする。この場合は、事前にノード100、30
0から同期フラグ登録パケットによって通知を受けてい
るため、reserveフラグがONになっている2つ
のノードの存在が認識される。次に同期情報管理装置2
4は、同期フラグの無効化処理をアービタからの指示に
よって行わなければならないノードを判別する。この場
合、ノード100および200は実際のデータ転送によ
って同期フラグのメンテナンスは実行されるが、直接デ
ータ転送に関与しないノード300においては、アービ
タから同期フラグ無効化の指示が必要である。
【0110】以上のようにして、無効化の指示が必要な
パケット(本例ではノード300)の存在が検出される
(ステップS137)。同期情報管理装置24は、アド
レス41000000Hのアドレスに対応してrese
rveフラグを立てていた場合は、それを無効化するよ
うにノード300に指示するため、図15に示すような
同期フラグ無効化パケットを作成する。次いで、パケッ
ト情報管理装置21に対して、ノード300へ接続され
たアービトレーション経路310を通じて同期フラグ無
効化パケットを送るためにパラレル/シリアル変換器6
16に書き込むように指示する。書き込まれたパケット
は発光素子606を通じてアービトレーション用信号経
路310上に波長λ1を用いて送出される(ステップS
138)。
【0111】なお、内部テーブルをチェックした結果、
全てのノードにおいてreserveフラグが有効でな
かった場合、およびreserveフラグが有効であっ
てもそのノードがデータ転送の直接の対象であった場
合、このフラグ無効化指示のための一連の動作は行なわ
れない。
【0112】本実施形態2では、同期フラグ無効化パケ
ットの送付対象ノードは1つであったが、複数存在する
場合には、同様にして、パケットが各パラレル/シリア
ル変換器に順次書き込まれ、各ノードに向けて送出され
る。
【0113】次に、このパケットを受信するノード30
0の動作について図4及び図28を参照して説明する。
図28は、実施形態2における同期フラグ無効かパケッ
ト受信時の処理を説明するフローチャートである。
【0114】ノード300において光ファイバー310
(図4では110)により入力された光信号は受光素子
164により電気信号に変換され、アービタインターフ
ェース304(図4では104)に入力される。アービ
タインタフェース304では、入力された信号はシリア
ル/パラレル変換器162によりパラレル信号に変換さ
れる。また、これと同時に、データ受信信号148によ
り、ノードアービトレーション制御プロセッサ141に
パケットの受信が通知される。
【0115】この通知が検出されるとノード300のア
ービトレーション制御プロセッサ141はシリアル/パ
ラレル変換器162よりデバイスセレクト信号147、
データバス145を使用し、上記同期フラグ無効化パケ
ットを読み出す。受信したパケットが同期無効化パケッ
トであれば、ノード内に向けて内部バス305の使用許
可を要求する(ステップS141〜S143)。ノード
アービトレーション制御プロセッサ141は内部バスの
使用許可が与えられると、データ送受信要求信号群14
9を用いてダミーデータによるバスアクセス(例えば、
store処理)を行うことを指示する。
【0116】すなわち、ノードアービトレーション制御
プロセッサ141は、接続経路インターフェース303
に対し、同期フラグ無効化パケットの内容に基づき、指
定されたアドレス(ここではアドレス41000000
h)に関連してreserveフラグを立てているよう
なCPUに対して、そのフラグを無効化するためのバス
アクセスを、内部バス305上に出すことを指示する。
以下、ダミーデータのstore処理の実施については
第1の実施形態(図17のステップS75〜S80)と
同様にして実施できるので、ここでは説明を省略する。
【0117】以下のようにすれば、必要なノードに対し
てのみ同期関連情報のマルチキャストが実行できるよう
になる。
【0118】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0119】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0120】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0121】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0122】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CPU間における同期保持動作において、ノード間に跨
ったCPUによる同期動作に伴う処理を軽減し、同期動
作を行う上での負荷の軽減を図り、システム全体の処理
能力の向上をさせることが可能となる。
【0125】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における情報処理システムの一実施
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】システム全体のアドレスマップを表す図であ
る。
【図3】同期フラグ登録要求パケットのデータ構成を示
す図である。
【図4】アービタインタフェース104のブロック図で
ある。
【図5】RSRV信号109がアサートされた場合のア
ービタインターフェースの処理を説明するフローチャー
トである。
【図6】アービタ部の構成を表すブロック図である。
【図7】同期フラグ登録要求パケット受信したアービタ
の動作手順を説明するフローチャートである。
【図8】同期フラグ通知パケットのデータ構成例を表す
図である。
【図9】同期情報受信回路307及び波長多重化装置3
08の構成を示すブロック図である。
【図10】同期フラグ通知パケットを受信したノードの
同期情報受信回路の動作を示すフローチャートである。
【図11】本実施形態においてSC命令の発行を検出し
たアービタインターフェースの動作を表すフローチャー
トである。
【図12】アービトレーションリクエストパケットのデ
ータ構成例を表す図である
【図13】アービトレーションリクエストパケットが到
着した場合のアービタ20の動作を表すフローチャート
である。
【図14】接続準備要求パケットのデータ構成例を表す
図である。
【図15】同期フラグ無効化パケットのデータ構成例を
表す図である。
【図16】接続経路インターフェースの構成を表すブロ
ック図である。
【図17】本実施形態において同期フラグ無効化パケッ
トを受信したノードの動作を説明するフローチャートで
ある。
【図18】同期フラグ登録抹消要求パケットのデータ構
成例を表す図である。
【図19】同期フラグ登録抹消要求パケットを受信した
アービタの動作を説明するフローチャートである。
【図20】同期フラグ抹消通知パケットのデータ構成例
を等わす図である。
【図21】同期フラグ抹消通知パケットを受信したノー
ドの動作を説明するフローチャートである。
【図22】自ノード内にSC命令が発行された場合の同
期保持のための動作を説明するフローチャートである。
【図23】同期メンテナンスリクエストパケットのデー
タ構成例を表す図である。
【図24】同期メンテナンスリクエストパケットを受信
したアービタの動作を説明するフローチャートである。
【図25】実施形態2におけるシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【図26】実施形態2におけるアービタの構成を示すブ
ロック図である。
【図27】実施形態2におけるアービタのアービトレー
ションリクエストパケット受信時の処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図28】実施形態2における同期フラグ無効かパケッ
ト受信時の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
20 アービタ 21 パケット情報管理装置 22 経路選択情報管理装置 23 付加情報管理装置 24 同期情報管理装置 30 コンセントレータ 31、32、33、34 光ファイバ 35 同期情報通知用光信号経路 50 スターカプラ 100、200、300、400 ノード 101、201、301、401 CPU(プロセッ
サ) 102、202、302、402 メモリ 103、203、303、403 接続経路インターフ
ェース回路 104、204、304、404 アービタインターフ
ェース回路 105、205、305、405 ノード内部バス 106、206、306、406 同期実現装置 107、207、307、407 同期情報受信回路 108、208、308、408 波長多重化装置 109、209、309、409 RSRV信号 110、210、310、410 アービトレーション
用信号経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 秀一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有バスをスヌープすることを利用する
    CPUをそれぞれ1つ以上備えた複数のノードを備え、
    前記複数のノードのそれぞれは互いのノード内部のバス
    の情報をスヌープできない接続経路により接続された情
    報処理システムであって、 前記接続経路の利用を調停する調停手段と、 前記調停手段と前記複数のノードとをたがいに接続す
    る、前記接続経路とは異なる伝送経路と、 ノード内とノード間での同期動作を実行するために必要
    な情報の全体または一部を、前記複数のノードから前記
    伝送経路を介して前記調停手段に伝送する伝送手段と、 上記伝送手段により伝送された情報に基づいて、その情
    報の一部を前記調停手段から各ノードに再分配する分配
    手段と、 前記分配手段により各ノードに分配された情報を各ノー
    ドに反映させる反映手段と、 前記同期動作を実行するために必要な情報として伝送さ
    れた情報のうち、各ノードが同期動作中であるか否かの
    情報を予め各ノードに通知し、各ノードにおいて実行さ
    れる同期動作に伴う情報の前記調停手段への送付を制御
    する制御手段とを備え、 ノード間にまたがったCPU同期動作を可能とするとを
    特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 前記CPU間同期機構として、ロード命
    令に伴ってリザーブフラグを立てるロードリザーブ命令
    と、ストア命令を実行する前にリザーブフラグを検査し
    てリザーブフラグが有効であればストア命令を実行し、
    その後にリザーブフラグを無効化するストアコンディシ
    ョナル命令と、 バスをスヌープすることによって、他のCPUが自分が
    ロードリザーブ命令を実行したアドレスと同一のアドレ
    スにストア命令を実行したことを検出するとリザーブフ
    ラグを無効化するストアスヌープ機能を備え、 これにより前記CPU間の同期動作を可能とすることを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】 前記CPUは信号線により前記リザーブ
    フラグの状態を外部に出力し、外部からは、リザーブフ
    ラグの状態を前記信号線を調べることにより認識可能と
    し、前記伝送手段により伝送される情報には各ノードに
    おいて実行されるストア命令に伴うアドレス及びコント
    ロール情報及び前記認識可能となったリザーブフラグの
    状態の情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の情
    報処理システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記同期動作を実行す
    るために必要な情報として伝送された情報のうち、各ノ
    ードにおけるリザーブフラグの状態の情報をあらかじめ
    各ノードに通知し、各ノードにおいて実行されるストア
    命令に伴う情報の前記調停手段への送付を制御すること
    を特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 【請求項5】 前記反映手段は、外部ノードから伝えら
    れた情報に基づいて自ノード内部にストア命令を発生さ
    せる手段を備えることを特徴とする請求項2乃至4のい
    ずれかに記載の情報処理システム。
  6. 【請求項6】 前記接続経路は、スターカプラを介して
    接続される光伝送経路であることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 【請求項7】 前記接続経路は、複数の波長の光信号を
    光波長多重化した光信号を送受信することを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 【請求項8】 共有バスをスヌープすることを利用する
    CPUをそれぞれ1つ以上備えた複数のノードを備え、
    前記複数のノードのそれぞれは互いの内部のバスの情報
    をスヌープできない接続経路により接続されており、前
    記接続経路の利用を調停する調停手段と、前記調停手段
    と前記複数のノードとをたがいに接続する、前記接続経
    路とは異なる伝送経路と、ノード内とノード間での同期
    動作を実行するために必要な情報の全体または一部を前
    記伝送経路を介して前記調停手段に伝送する伝送手段
    と、前記伝送手段により伝送された伝送情報に基づいて
    前記伝送情報の一部を前記調停手段から各ノードに再分
    配する分配手段と、前記分配手段により各ノードに分配
    された情報を各ノードに反映させる反映手段とを備える
    情報処理システムにおける情報処理方法であって前記同
    期動作を実行するために必要な情報として伝送された情
    報のうち、各ノードが同期動作中であるか否かの情報を
    予め各ノードに通知する通知工程と、 各ノードにおいて実行される同期動作に伴う情報の前記
    調停手段への送付を制御する制御工程とを備えることを
    特徴とする情報処理方法。
JP7278911A 1995-06-26 1995-10-26 情報処理方法及びシステム Withdrawn JPH09120388A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7278911A JPH09120388A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 情報処理方法及びシステム
US08/672,022 US5933261A (en) 1995-06-26 1996-06-26 Information processing method and system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7278911A JPH09120388A (ja) 1995-10-26 1995-10-26 情報処理方法及びシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09120388A true JPH09120388A (ja) 1997-05-06

Family

ID=17603816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7278911A Withdrawn JPH09120388A (ja) 1995-06-26 1995-10-26 情報処理方法及びシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09120388A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6094532A (en) Multiprocessor distributed memory system and board and methods therefor
JP3807250B2 (ja) クラスタシステム、コンピュータ及びプログラム
JP4182801B2 (ja) マルチプロセサシステム
JPH07141312A (ja) 情報処理装置
JP3647055B2 (ja) 情報処理システム、管理方法および管理装置
US5604748A (en) Information processing apparatus for transmitting information among a plurality of nodes and arbitration method in such information processing apparatus
US6078337A (en) Maintaining consistency of cache memory data by arbitrating use of a connection route by plural nodes
US5802295A (en) Information processing method and system therefor
US5933261A (en) Information processing method and system
JP3086261B2 (ja) マルチプロセッサ・システム用バス構造
US6826643B2 (en) Method of synchronizing arbiters within a hierarchical computer system
US6701407B1 (en) Multiprocessor system with system modules each having processors, and a data transfer method therefor
JPH09120388A (ja) 情報処理方法及びシステム
JP3466728B2 (ja) 情報処理システム及びその方法
US7336657B2 (en) Inter-nodal data transfer system and data transfer apparatus
JP2004126646A (ja) バス制御方法
JP3466727B2 (ja) 情報処理システム及びその方法
JPH0916529A (ja) 情報処理方法及びシステム
JP3599381B2 (ja) 情報処理システム及びその方法
JPH08137807A (ja) 情報処理システム及びその方法
JPH10116225A (ja) アドレス変換回路及びマルチプロセッサシステム
JPH0883227A (ja) 情報処理システム及びその方法
US20020133656A1 (en) Method and apparatus for efficiently broadcasting transactions between an address repeater and a client
JPH11184805A (ja) バスシステム
JPH09190418A (ja) ネットワーク制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107