JPH09120379A - 開発支援システムおよび開発支援方法 - Google Patents

開発支援システムおよび開発支援方法

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JPH09120379A
JPH09120379A JP7275892A JP27589295A JPH09120379A JP H09120379 A JPH09120379 A JP H09120379A JP 7275892 A JP7275892 A JP 7275892A JP 27589295 A JP27589295 A JP 27589295A JP H09120379 A JPH09120379 A JP H09120379A
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JP
Japan
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Application number
JP7275892A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Makita
宏 牧田
Yoshie Matsuzaki
吉衛 松崎
Hideaki Suzuki
英明 鈴木
Roberuto Kishikawa
ロベルト キシカワ
Hiroshi Kitazawa
浩 北澤
Minetoshi Izushi
峰敏 出石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電子メールを選択することにより、該電子メー
ルに記載された問題の解決に必要な情報を、蓄積された
情報の中から自動的に抽出し、表示する。 【解決手段】試験データ表示指示の入力を受け付ける
と、選択された問題連絡メールのメール識別子に含まれ
るデータ識別子の示す試験データ群から、選択された問
題連絡メールの含む問題内容に対応してあらかじめ定め
られている測定項目の試験データを抽出し表示する。ま
た、事例データの表示が要求されると、蓄積された問題
連絡メールおよび問題対策メールから、選択された問題
連絡メールの問題内容を含む問題連絡メールおよび問題
対策メールを抽出し表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の開発担当者
による製品開発等を支援するシステムに係り、特に、各
担当者間の連絡をメールにより行なう製品開発支援シス
テムと、該システムに用いられる開発支援装置および開
発支援方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】製品の設計を行なう設計部門と、試作品
の試験を行なう試験部門とが独立して存在する製品開発
プロジェクトにおいては、試験部門にて、性能試験中に
問題が発生した場合、迅速に設計部門に連絡する必要が
ある。また、設計部門は、設計変更など問題に対する対
策を実施する場合には、試験部門に連絡する必要があ
る。このように、複数の部門にまたがって行なわれる開
発プロジェクトでは、部門相互の迅速かつ確実な連絡が
不可欠である。しかし、電話での連絡では、設計部門の
担当者が席を外していた場合連絡がとれないこともがあ
り、書類による連絡では迅速性が欠ける。そこで、迅速
かつ確実に連絡がとれるよう、部門間の連絡は、電子メ
ール(以下、単にメールと呼ぶ)によって行うことが望
ましい。
【0003】メールを使用して開発を進めるためのシス
テムとしては、たとえば、特開平4−364529号公
報記載の、複数の開発者によるソフトウェアの開発を支
援システムが知られている。このシステムによれば、連
絡相手の都合に左右されることなく連絡事項を通知でき
る。また、通信に利用されるメール(電文)に、開発に
係わる内容の項目を設けることにより、円滑な情報交換
を図っている。
【0004】すなわち、このシステムでは、開発者間の
通信に使用するメールに、モジュール開発に係わる内容
(命令コード項目、プロジェクト名項目、作業コード項
目、作業データ項目、依頼元項目、依頼先項目、期間項
目、優先度項目)を保持する領域を設ける。このため、
このシステムを用いる開発者は、これらの情報を交換し
て開発を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
ステムでは、問題内容はメールで通知されるものの、そ
の問題の解決に必要な情報については、開発担当者が、
自ら、取捨選択して、収集しなければならない。
【0006】そこで、本発明は、問題連絡メールに含ま
れる問題内容に関連する、測定データや事例データとい
った問題の解決のために参照する必要のある情報を、蓄
積した情報の中から抽出し、表示することのできる開発
支援システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明では、試験中に発生した問題の内容を通知する問
題連絡メールを管理する開発支援方法、および、該開発
支援方法を用いる開発支援システムが提供される。
【0008】本発明の開発支援方法は、問題連絡メール
の識別に、上記問題の発生した試験により得られた試験
データ群を示すデータ識別子を含むメール識別子を用
い、問題連絡メールの選択および試験データ出力指示の
入力を受け付けると、選択された問題連絡メールのメー
ル識別子に含まれるデータ識別子の示す試験データ群か
ら、選択された問題連絡メールの含む問題内容に対応し
てあらかじめ定められている試験項目の試験データを抽
出し、該抽出した試験データを表示する。
【0009】あるいは、本発明の開発支援方法は、問題
対策メールが、あらかじめ選択された問題連絡メールを
示すメール識別子と、入力を受け付けた対策内容とを含
み、問題連絡メールおよび問題対策メールは、それぞ
れ、発行されるごとに蓄積され、問題連絡メールが選択
され、事例データの表示が要求されると、蓄積された問
題連絡メールおよび問題対策メールから、該選択された
問題連絡メールの問題内容を含む問題連絡メールを抽出
し、さらに該抽出された問題連絡メールのメール識別子
を含む問題対策メールを抽出して、それらの抽出された
問題連絡メールおよび問題対策メールの内容を表示す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の開発支援システムは、画
像表示装置と、入力手段とを備え、電子メールの作成お
よび送受信を行なうメール送受信装置と、メールを管理
する開発支援装置とを備える。
【0011】上記メール送受信装置は、入力を受け付け
た問題内容と、あらかじめ定められたデータ識別子を含
むメールの識別子とを含む上記電子メールである問題連
絡メールを作成し、送信するメール送信部と、上記メー
ル識別子の通知を受け付けて、上記開発支援装置に、該
メール識別子の示すメールの転送を要求し、上記開発支
援装置から転送された上記メールの内容を、上記画像表
示装置に表示するメール受信手段とを備える。
【0012】上記開発支援装置は、試験データおよび上
記電子メールの内容を保持するための問題履歴格納部
と、試験データの入力を受け付け、あらかじめ定められ
たデータ識別子に対応付けて、該試験データを上記問題
履歴格納部に格納する試験データインターフェース部
と、上記メール送受信装置の送信した電子メールを受け
付け、該電子メールの内容を、上記問題履歴格納部に格
納し、該電子メールの宛先である上記メール送受信装置
に、該電子メールの上記メール識別子を通知するメール
モニタリング部と、上記メール送受信装置からの上記転
送要求を受け付け、上記問題履歴格納部に保持された、
指定された上記メール識別子の示す上記問題連絡メール
の内容を、要求元の上記メール送受信装置に転送する問
題履歴参照部とを備える。
【0013】以上のメール送受信装置と開発支援装置と
の構成により、メール送受信装置において作成された問
題連絡メールが、開発支援装置を介して宛先のメール送
受信装置に表示されるとともに、開発支援装置の問題履
歴格納部に格納される。
【0014】なお、上記メール受信手段は、問題連絡メ
ールの選択および試験データ出力指示の入力を受け付け
て、上記開発支援装置に、選択された問題連絡メールの
上記メール識別子と試験データ表示要求とを通知し、該
開発支援装置から、試験データの通知を受けて、該試験
データを上記画像表示装置に表示する手段をさらに備え
る。また、上記問題履歴参照部は、上記試験データ表示
要求の通知を受け付けて、上記通知されたメール識別子
の示す問題連絡メールの問題内容を、上記問題履歴格納
部から読み出し、上記問題履歴格納部に保持されてい
る、上記通知されたメール識別子に含まれる上記データ
識別子の示す上記試験データ群から、上記問題内容に対
応してあらかじめ定められている試験項目の試験データ
を抽出して、該抽出した試験データを、上記メール受信
手段に通知する手段を、さらに備えるようにしてもよ
い。
【0015】このように構成することにより、メール識
別子の少なくとも一部が、試験データ群の識別子ともな
っているため、問題連絡メールと、該メールに記載され
ている問題の発生した試験において採取された試験デー
タとが、対応付けられる。また、本発明においては、問
題内容に応じて、表示する試験項目があらかじめ定めら
れ、記憶されている。これにより、問題連絡メールが選
択され、試験データの表示が指示されると、選択された
問題連絡メールに記載されている問題内容の解決のため
に必要な、あらかじめ定められた試験項目の試験データ
が表示される。
【0016】なお、メール送信部が、問題連絡メールの
選択と対策内容の入力とを受け付け、選択された問題連
絡メールのメール識別子と、入力を受け付けた対策内容
とを含む上記電子メールである問題対策メールを作成
し、送信する手段をさらに備え、問題履歴参照部が、メ
ール送受信装置からの上記転送要求を受け付けると、問
題履歴格納部に保持された、指定されたメール識別子の
示す問題連絡メールおよび問題対策メールのうち、要求
元のメール送受信装置ごとにあらかじめ定められたメー
ルを、該要求元に転送する手段を備えるようにしてもよ
い。
【0017】このように構成することにより、問題連絡
メールのみならず、該メールに対応付けられた問題対策
メールをも授受することができる。なお、例えば、設計
部門のメール送受信装置では、問題連絡メールが転送さ
れるものとし、試験部門のメール送受信装置では問題対
策メールが転送されるものとする。
【0018】また、メール受信手段が、問題連絡メール
の選択および事例データ出力指示の入力を受け付けて、
上記開発支援装置に、選択された問題連絡メールの上記
メール識別子と、事例データ表示要求とを通知し、該開
発支援装置から、事例データの通知を受けて、該試験デ
ータを上記画像表示装置に表示する手段をさらに備え、
問題履歴参照部が、事例データ表示要求の通知を受け付
けて、上記通知されたメール識別子の示す問題連絡メー
ルの問題内容を上記問題履歴格納部から読み出し、上記
問題履歴格納部に保持されている電子メールの内容か
ら、上記読み出した問題内容を含む問題連絡メールの内
容および該読み出した問題内容を含む問題連絡メールの
メール識別子の示す問題対策メールの内容を抽出して、
それらの抽出したメール内容を、上記要求元のメール受
信手段に通知する手段を、さらに備えるようにしてもよ
い。
【0019】このように構成することにより、事例デー
タの表示が指示されると、選択された問題連絡メールと
同じ問題内容の、過去に授受された問題連絡メールおよ
び問題対策メールが抽出され、表示される。
【0020】なお、本発明における各部および各手段
は、情報処理装置において主記憶装置にあらかじめ保持
されたインストラクションを中央演算処理装置が実行す
ることにより実現されてもよく、専用の回路などのハー
ドウエアにより実現されてもよい。
【0021】
【実施例】以下、本発明の開発支援システムの一実施例
について、設計部門および試験部門により行なわれる製
品開発に、本発明の開発支援システムを用いた場合を例
にとって説明する。
【0022】本実施例のシステムを使用して行なわれる
製品開発の流れは、つぎの通りである。まず、設計部門
の設計者は設計後試作した製品(試作機)の動作確認、
性能確認を試験部門に依頼する。試験部門の試験者は、
設計部門の依頼に従って試験を行ない、その結果、判定
基準を満たさないなどの問題があれば、設計部門に対し
問題連絡を行う。問題連絡を受けた設計部門の設計者
は、試験者より連絡を受けた問題に対して対策案を立案
し、設計変更及び改造など対策を行い、再度試験を依頼
する。本実施例では、本開発支援システムのユーザとし
て、設計者および試験者を想定しているが、ユーザはこ
れに限られない。
【0023】A.本実施例における使用形態および使用
環境 はじめに、本実施例における開発支援システムの使用形
態および使用環境について、図18を用いて説明してお
く。
【0024】試験部門1801では、試作機の動作確認
試験、性能確認試験を、試験装置10を用いて試験室1
802で行い、問題が発生すれば、それをメール送受信
装置8を介して設計部門1806へ報告する。試験室1
802は複数設けられており、それぞれに、試験装置1
0とメール送受信装置8とが備えられている。
【0025】設計部門1806には、メール送受信装置
8が複数設置されており、設計者は各々、いずれかのメ
ール送受信装置8を用いて上述の問題発生の報告である
問題連絡メールを受信したり、それに対して行なう対策
の報告である問題対策メールを発信したり、試験データ
や問題対策事例を参照したりする。
【0026】これらのメール送受信装置8および試験装
置10は、ネットワーク11を介して接続されている。
さらに、ネットワーク11には開発支援装置9が接続さ
れている。開発支援装置9は、試験装置10により採取
された試験データや、メール送受信装置8から発行され
た問題連絡メールおよび問題対策メールを処理する装置
である。
【0027】なお、本実施例では、開発支援装置9、試
験装置10、およびメール送受信装置8はネットワーク
11を介して接続されているが、信号の授受か可能であ
れば、有線、無線を問わず、いかなる手段により接続さ
れていてもよい。また、本実施例では、開発支援装置9
およびメール送受信装置8が、それぞれ独立に存在する
情報処理装置からなるが、開発支援装置9が、メール送
受信装置8を入出力装置として備えてもよい。さらに、
本実施例では、メール送受信装置8が複数備えられてい
るが、開発部門内および設計部門内のメール送受信装置
8を、それぞれ共通の一台の情報処理装置としてもよ
く、また、開発部門および設計部門のメール送受信装置
8を共通にして、本システムの備えるメール送受信装置
8を一台にしてもよい。
【0028】B.ハードウエア構成 本実施例の開発支援装置9のハードウェア構成を、図2
5に示す。本実施例の開発支援装置9は、CPU(中央
演算処理装置)2501と、主記憶装置2502と、コ
ミュニケーションインターフェース2503と、外部記
憶装置インターフェース2504と、外部記憶装置25
05とを備える。
【0029】CPU2501は、主記憶装置2502に
あらかじめ格納されているプログラムやデータを用いて
情報処理を行う。コミュニケーションインターフェース
2503は、ネットワーク11を介して他の機器との通
信を行うためのインターフェースである。外部記憶装置
インターフェース2504は、外部記憶装置2505に
対するプログラムやデータの格納および参照などを行う
ためのインターフェース部である。外部記憶装置250
5は、本実施例では、磁気ディスク装置であるが、大容
量記憶装置であれば、光ディスクなど他の記憶装置を用
いてもよい。なお、開発支援装置9は、これら以外に、
入出力装置を備えていてもよい。
【0030】メール送受信装置8は、各ユーザに対して
情報を表示し、また、各ユーザからのデータの入力を受
け付ける情報処理装置である。本実施例のメール送受信
装置8のハードウェア構成を、図17に示す。本実施例
のメール送受信装置8は、CPU(中央演算処理装置)
1701と、主記憶装置1702と、CRTインターフ
ェース1703と、コミュニケーションインターフェー
ス1705と、外部記憶装置インターフェース1406
と、入力インターフェース1708と、表示モニタ17
04と、外部記憶装置1707と、入力装置1709と
を備える。
【0031】CPU1701は、主記憶装置1702に
あらかじめ格納されているプログラムやデータを用いて
情報処理を行う。CRTインターフェース1703は、
表示モニタ1704に情報を出力・表示するためのイン
ターフェースであり、コミュニケーションインターフェ
ース1705は、ネットワークを介して他の機器との通
信を行うためのインターフェースである。外部記憶装置
インターフェース1706は、例えば磁気ディスクや光
ディスクなどの大容量の外部記憶装置1707に対する
プログラムやデータの格納および参照などを行うための
インターフェース部である。入力インターフェース17
08は、例えばキーボード、マウスなどの入力装置17
09とのインターフェース部である。
【0032】表示モニタ1704は、CRT(陰極線
管)モニタとスピーカとを備える。なお、CRTモニタ
の代わりに液晶表示装置など他の表示手段を備えてもよ
い。また、音声による出力がない場合には、スピーカを
備えなくてもよい。表示モニタ1704の代わりに、あ
るいは、表示モニタと合わせて、印書出力装置など、他
の出力手段を備えてもよい。また、入力装置1709
は、本実施例では、キーボードおよびマウスであるが、
タッチセンサ、ペン入力装置など、他入力手段を備えて
いてもよい。
【0033】C.機能構成 つぎに、本実施例の開発支援システムの機能ブロックに
ついて説明する。本実施例の開発支援システム12の機
能ブロック構成図を図1に示す。本実施例の開発支援シ
ステム12は、開発支援装置9と、メール送受信装置8
とにより構成される。
【0034】<a>メール送受信装置 メール送受信装置8は、問題連絡メールおよび問題対策
メールの送受信を行なうための、連絡電子メール部を備
える。なお、本実施例では、試験部門と設計部門とで、
同じ構成のメール送受信装置8を用いているが、試験部
門用メール送受信装置は、問題連絡メールの送信および
問題対策メールの受信専用とし、設計部門用メール送受
信装置は、問題連絡メールの受信および問題対策メール
の送信専用としてもよい。
【0035】連絡電子メール部1は、電子メールの授受
を管理する手段である。この連絡電子メール部1は、メ
ールの送信処理を行なうメール送信部101と、メール
の受信処理を行なうメール受信部102と、受信したメ
ールの内容を保持するためのメール格納部103とを備
える。
【0036】(1)メール格納部 メール格納部103は、受信したメールの内容を保持す
るための、主記憶装置1702に確保された記憶領域で
ある。本実施例では、メール格納部103には、問題連
絡メールおよび問題対策メールのみではなく、一般のメ
ールをも蓄積される。
【0037】(2)メール送信部 メール送信部101の処理について、図15を用いて説
明する。メール送信要求が入力されると(ステップ15
01)、メール送信部101は、問題連絡メールの送信
要求か否かチェックする(ステップ1502)。問題連
絡メールの送信要求であれば、メール送信部101は、
問題連絡メール送信画面を表示し(ステップ150
3)、データ入力と送信ボタンによる送信指示とを受け
付ける。送信が指示されると、メール送信部101は、
データ入力チェックを行う(ステップ1504)。デー
タ入力チェックでは、必要なデータが全て入力されてい
るか、さらに、誤った書式のデータが入っていないか
を、チェックする。チェックで不具合があった場合、再
度送信画面にエラーメッセージと共に戻される。チェッ
クで不具合がなかった場合には、入力されたデータを元
に、問題連絡メールを作成し、開発支援装置9の参照イ
ンターフェース部6に送信する(ステップ1505)。
【0038】ステップ1502で、問題連絡メールの要
求ではなかった場合、問題対策メールの要求であるかを
判断する(ステップ1506)。問題対策メールの要求
であれば、メール送信部101は、問題対策メール送信
画面を表示し(ステップ1507)、データ入力および
送信指示を受け受けたのち、問題連絡メールと同様のチ
ェック処理(ステップ1504)を行なってから、開発
支援装置9の参照インターフェース部6に送信する(ス
テップ1505)。
【0039】(3)メール受信部 つぎに、メール受信部の処理について図16を用いて説
明する。参照インターフェース部6より、ネットワーク
11を介して、メールが発行されたことの通知を受ける
と、メール受信部102は、メール内容の表示指示の入
力を受け付ける(ステップ1601)。表示指示が入力
されると、メール受信部102は、ネットワーク11を
介して、開発支援装置9にメール内容の送信を依頼する
(ステップ1602)。開発支援装置9からメール内容
を受信すると、メール受信部102は、メール内容を表
示し(ステップ1603)、メール内容をメール格納部
103に格納する(ステップ1604)。
【0040】また、本実施例では、メール受信部102
は、測定データの参照のための処理や、事例データの参
照のための処理をも行なう。
【0041】<b>開発支援装置9 開発支援装置9は、試験データインタフェース部2と、
メールモニタリング部3と、問題関係管理部5と、参照
インターフェース部6と、問題履歴参照部7とを備え
る。なお、本実施例では、各部1〜7は、それぞれ、主
記憶装置2502にあらかじめ保持されたプログラムを
CPU2501が実行することにより実現されるが、回
路などのハードウエア手段により実現されるようにして
もよい。
【0042】(1)問題履歴格納部 問題履歴格納部4は、問題連絡メール格納部41と、試
験測定データ格納部42と、問題対策メール格納部43
とを備え、発生した問題の解決に関するデータと保持す
るための手段である。なお、問題連絡メール格納部4
1、試験測定データ格納部42、および、問題対策メー
ル格納部43は、主記憶装置2502に確保された記憶
領域であり、一つのデータベース(問題履歴データベー
ス)により実現される。
【0043】問題履歴データベースのデータ構造を図1
9に示す。問題履歴データベースは、問題履歴表190
0と問題属性表1913、データ対応表1918とから
なっている。問題履歴表1900は、問題連絡メール4
00と問題対策メール1200の内容から生成される。
【0044】問題履歴表1900は、設計者名格納領域
1901と、試験者名格納領域1902と、問題内容格
納領域1903と、試験経過時間格納領域1904と、
コメント格納領域1905と、検討内容格納領域190
6と、対策格納領域1907と、試験室名格納領域19
08と、データ番号格納領域1909と、機種格納領域
1910と、日付格納領域1911と、時間格納領域1
912とを備える表である。問題属性表1913は、問
題内容格納領域1914と、場所格納領域1915と、
項目格納領域1916と、データ分類格納領域1917
とを備える表である。また、データ対応表1918は、
データ番号格納領域1919と、測定データ格納領域1
920と、視覚データ格納領域1921と、聴覚データ
格納領域1922とを備える表である。
【0045】本実施例では、問題連絡メールの情報の一
部と、該メールに対応する(すなわち、同一の問題に対
する)問題対策メールの情報とが、一つの問題履歴表1
900に保持される。これにより、発生した問題とその
問題に対する対策とに関する情報が、一元管理される。
また、同一試験において発信された試験データと問題連
絡メールとは、問題履歴表1900の領域1909に保
持されるデータ番号と、データ対応表1918の領域1
919に保持されるデータ番号とが一致することによ
り、関連付けられる。
【0046】問題連絡メールを構成していたデータは、
問題履歴表1900の領域1901〜1905および1
908〜1912と、問題属性表1913とにより保持
される。すなわち、問題連絡メール格納部41は、これ
ら記憶領域により実現される。また、問題対策メールを
構成していたデータは、問題履歴表1900の領域19
01〜1904、1906〜1907および1909に
より保持される。すなわち、問題対策メール格納部43
は、これらの記憶領域により実現される。試験装置10
により収集されたデータは、データ対応表1918に保
持される。すなわち、試験測定データ格納部42は、デ
ータ対応表1918により実現される。
【0047】なお、本実施例では、データ番号と試験経
過時間とによりメールが管理される。そこで、データ番
号と試験経過時間とを合わせて、メール識別子と呼ぶ。
【0048】(2)メールモニタリング部 メールモニタリング部3は、受信されたメールを、問題
連絡メールか、問題対策メールか、他のメールかに分類
し、問題連絡メールを検出すると、問題履歴参照部7に
問題メールの受信を通知して、問題連絡メールを問題履
歴格納部4に転送する。問題履歴格納部4は、転送され
た問題連絡メールを、問題連絡メール格納部41に格納
する。また、メールモニタリング部3は、問題対策メー
ルを検出すると、問題履歴格納部4に該問題対策メール
を転送する。問題履歴格納部4は、転送された問題対策
メールを問題対策メール格納部43に格納する。
【0049】つぎに、メールモニタリング部3の処理手
順について、図9を用いて説明する。まず、参照インタ
ーフェース部6よりメールを受信(ステップ901)す
ると、メールモニタリング部3は、そのメールが問題連
絡メールであるか否かを判定し(ステップ902)、問
題連絡メールなら問題履歴参照部7にメールが届いたこ
とを連絡して(ステップ903)、メールを問題連絡メ
ール格納部41に格納する(ステップ904)。メール
が問題連絡メールでなければ、メールモニタリング部3
は、そのメールが問題対策メールであるか否かを判定し
(ステップ905)、問題対策メールであれば問題履歴
参照部7にメールが届いたことを連絡して(ステップ9
06)、メールを問題対策メール格納部43に格納する
(ステップ907)。 このように業務上必要な連絡事
項である、問題連絡メールおよび問題対策メールを受信
する毎に、それらを問題履歴格納部4に格納し、保持す
ることにより、問題および対策の実績が問題履歴データ
ベースに自動的に蓄積される。
【0050】(3)試験データインタフェース部 一方、試験データインタフェース部2では、ネットワー
ク11を介して試験装置10から出力されるデータを収
集し、データ番号とともに、問題履歴格納部4に転送す
る手段である。この試験データの転送を受けた問題履歴
格納部4は、該データをデータ番号ごと試験測定データ
格納部42に格納する。なお、本実施例では、試験装置
10は、試験データを収集するための測定器として、試
作機の電流や電圧、部品温度などを測定するデータロガ
(図示せず)と、試作機の映像を撮影するカメラ(図示
せず)と、試作機の音を集音するマイク(図示せず)と
を備える。また、本実施例では、試験装置10は、試験
ごとに一意になるように、データ番号を採番し、このデ
ータ番号とともに、試験データを試験データインタフェ
ース部2へ送信するが、試験装置10がデータ番号の入
力を受け付け、入力されたデータ番号を付して計測デー
タを送信するようにしてもよい。試験装置10と試験デ
ータインタフェース部2との通信は、コミュニケーショ
ンインターフェース2503およびネットワーク11を
介して行なわれる。
【0051】(4)参照インターフェース部 参照インターフェース部6は、メール送受信装置8との
信号の授受に伴うデータ処理を行う手段である。参照イ
ンターフェース部6とメール送受信装置8との通信は、
コミュニケーションインターフェース2503およびネ
ットワーク11を介して行なわれる。
【0052】(5)問題履歴参照部 問題履歴参照部7は、問題メール参照部71と問題履歴
検索部72とを備える。問題履歴参照部7は、メールモ
ニタリング部3から問題連絡メールの検出の通知を受け
ると、該通知を参照インターフェース部6を介して宛先
のメール送受信装置8へ転送する。また、問題履歴参照
部7は、参照インターフェース部6を介してメール送受
信装置8からの要求を受け付け、これに応答する。
【0053】問題メール参照部71は、受け付けた要求
に応じて、問題連絡メール表示処理、試験測定グラフ表
示処理、または問題対策メール表示処理を行なう。ま
た、問題履歴検索部72は、受け付けた要求に応じて、
問題事例表示処理または問題分析画面表示処理を行な
う。
【0054】問題履歴参照部7の処理手順について図1
4を用いて説明する。なお、図14において、点線の矢
印はデータの流れを表す。
【0055】問題例歴参照部7は、参照インターフェー
ス部6を介してメール送受信装置8よりの要求を受け付
け(ステップ1401)、それが問題メールの内容の問
い合わせであるか否かを判断する(ステップ140
2)。
【0056】問題メールの内容の問い合わせ要求であれ
ば、問題例歴参照部7は、設計者からの要求か否かを判
定し(ステップ1403)、設計者からの要求であれ
ば、それがメール表示の要求であるかを判断し(ステッ
プ1404)、メール表示の要求であれば問題連絡メー
ル表示処理を行い(ステップ1405)、処理をステッ
プ1412に進める。メール表示の要求でなければ、問
題履歴参照部7は、グラフ表示の要求か否かを判断し
(ステップ1406)、グラフ表示の要求であれば試験
測定グラフ表示処理を行い(ステップ1407)、処理
をステップ1412に進める。グラフ表示でなければ、
問題履歴参照部7は、処理を終了する。
【0057】ステップ1403で問題メール参照要求元
が設計者ではなかった場合、問題履歴参照部7は、試験
者からの要求であるか否かを判定し(ステップ140
8)、試験者からの要求であれば、問題対策メール表示
処理を行って(ステップ1409)、処理をステップ1
412に進め、試験者からの要求ではなければ、処理を
終了する。
【0058】以上のステップ1402〜1409の処理
は、問題メール参照部71により行なわれる処理であ
る。
【0059】ステップ1402で参照要求対象が問題メ
ールではないと判断すると、問題履歴参照部7は、問題
事例参照要求であるか否かを判断し(ステップ141
0)、問題事例参照要求でれば、問題事例表示処理を行
って(ステップ1411)、処理をステップ1412に
進める。また、ステップ1410において問題事例の参
照要求ではなければ、問題履歴参照部7は、問題分析画
面の参照要求か否か判定し、問題分析画面の参照要求で
あれば問題分析画面表示処理を行なって(ステップ14
14)、処理をステップ1412に進め、問題分析画面
の参照要求でなければ、処理を終了する。
【0060】以上のステップ1410〜1411および
1413〜1414は、問題事例参照部72の処理であ
る。
【0061】ステップ1412では、問題履歴参照部7
が、表示データを参照インターフェース部6に転送し、
処理を終了する。参照インターフェース部6に転送され
たデータは、参照要求元のメール送受信装置8に送信さ
れ、該装置8において表示される。
【0062】なお、本実施例では、メールモニタリング
部3が問題連絡メールまたは問題対策メールが発行され
たことを検出すると、メール送受信装置8へのメールが
発行されたことの通知は、問題履歴参照部7を介して行
なわれるが、メールモニタリング部3が、問題履歴参照
部7を介さずに、直接、参照インターフェースを介して
メール送受信装置8へ通知するようにしてもよい。
【0063】(6)問題関係管理部 問題関係管理部5は、測定データ抽出部51と問題測定
項目対応格納部52を持つ。問題測定項目対応格納部5
2は、主記憶装置2502に確保された記憶領域であ
り、問題の種類と、測定項目とを、対応付けて保持す
る。
【0064】図8に、測定項目対応格納部52のデータ
構造を示す。測定項目対応格納部52は、問題種類とし
て問題連絡メールの問題内容を保持するための問題種類
格納領域801と、測定項目として測定値の項目名なら
びにグラフの表示位置を保持するための測定項目格納領
域802とを備え、問題種類ごとに、測定項目名および
表示位置が格納されている。このように問題種類と測定
項目の関係が定義付けできるのは、問題内容を定形化
し、問題をメニューからの選択して送信しているためで
ある。
【0065】問題関係管理部5が問題履歴参照部7から
測定データ表示要求を受信すると、測定データ抽出部5
1は、問題連絡メールにより伝達された問題に対応する
試験データより、その問題対策時に参照する試験測定項
目のデータを抽出し、問題履歴参照部7に該データを渡
す。
【0066】D.メール処理の流れの概要 本実施例の開発支援システム12における処理の流れ
を、図26を用いて説明する。なお、図26は、メール
処理の流れを示す流れ図であり、点線の矢印は、ネット
ワーク11を介して行なわれる信号の授受を示す。
【0067】まず、試験部門のメール送受信装置8によ
り、発生した問題の内容等の入力が受け付けられ、問題
連絡メールが作成され、ネットワーク11を介して開発
支援装置8へ送信される(ステップ2601:図15の
ステップ1501〜1505に当たる)。これを参照イ
ンタフェース部6を介して受信した(ステップ260
2)メールモニタリング部3は、受信したメールを分類
し(ステップ2603)、問題連絡メールであれば、そ
のメール識別子を、問題履歴参照部7を介して送信先の
メール送受信装置8へ通知する(ステップ2604)。
また、メールモニタリング部6は、問題履歴格納部4の
問題連絡メール格納部41に格納する(ステップ260
5)。なお、ステップ2602〜2604の処理は、図
9では、ステップ901〜904に当たる。
【0068】このステップ2605において、メールモ
ニタリング部3は、問題連絡メールに含まれているデー
タから、まず、設計者名格納領域1901と、試験者名
格納領域1902と、問題内容格納領域1903と、試
験経過時間格納領域1904と、コメント格納領域19
05と、試験室名格納領域1908と、データ番号格納
領域1909と、機種格納領域1910と、日付格納領
域1911と、時間格納領域1912とに、データを格
納する。また、問題連絡メールの場所406、項目40
7、データ分類408は、問題内容403に対し一意に
決まる。そこで、メールモニタリング部6は、これらの
データを、問題例履歴表1900ではなく、問題属性表
1913の各領域1914〜1917に格納する。な
お、検討内容格納領域1906と対策格納領域1907
とは、問題対策メールを受信した場合の処理(ステップ
2619)において格納される。
【0069】問題連絡メールのメール識別子の通知を受
けたメール送受信装置8は(ステップ2606)、該メ
ール識別子のメールの内容を開発支援装置9に問い合わ
せ、得られたメールの内容を表示し(ステップ260
7)、指示の入力を受け付ける(ステップ2608)。
このステップ2606〜2607の処理は、図16では
ステップ1601〜1604に当たる。
【0070】なお、参照インターフェース部6を介し
て、メール識別子を指定したメールの内容の問い合わせ
を受けた開発支援装置9の問題履歴参照部7は(ステッ
プ2622)、問題メール参照部71により、問題連絡
メール格納部41に保持された、要求されたメール識別
子の問題連絡メールの内容を読み出し、参照インターフ
ェース部6を介して問い合わせもとに送信する(ステッ
プ2623)。このステップ2622〜2623の処理
は、図14ではステップ1401〜1405,1412
のに当たる。
【0071】ステップ2608において入力された指示
が、試験データの表示指示であれば、メール送受信装置
8は、試験データを開発支援装置9に問い合わせ(ステ
ップ2609)、応答として得られた試験データを、表
示モニタ1704の表示画面に表示する(ステップ26
10)。なお、試験データの問い合わせに際しては、受
信した問題連絡メールに含まれていたメール識別子が通
知される。
【0072】試験データの問い合わせを、参照インター
フェース部6を介して受け付けた問題履歴参照部7は
(ステップ2611)、問い合わせ元の受信した問題連
絡メールの内容に関連する試験データを、試験データ格
納部42に保持されたデータから抽出して、問い合わせ
元へ通知する(ステップ2612)。すなわち、問題履
歴参照部7の問題履歴検索部72は、通知されたメール
識別子に対応する試験データを問題関係管理部5に問い
合わせて、問題関係管理部5から通知された試験データ
を、参照インタフェース部6を介して問い合わせ元に送
信する。なお、このステップ2611〜2612の処理
は、図14のステップ1401〜1404,1406〜
1407,1412の処理に当たる。
【0073】また、ステップ2608において、事例デ
ータの表示指示が入力されると、メール送受信装置8
は、事例データを開発支援装置9に問い合わせ(ステッ
プ2613)、応答として得られた事例データを、表示
モニタ1704の表示画面に表示する(ステップ261
4)。なお、事例データの問い合わせに際しては、受信
した問題連絡メールに含まれていたメール識別子が通知
される。
【0074】事例データの問い合わせを、参照インター
フェース部6を介して受け付けた問題履歴参照部7は
(ステップ2615)、問い合わせ元の受信した問題連
絡メールの内容に関連する事例データを、問題連絡メー
ル格納部41および問題対策メール格納部43に保持さ
れたデータから抽出して、問い合わせ元へ通知する(ス
テップ2616)。すなわち、問題履歴参照部7の問題
メール参照部71は、通知されたメール識別子をもと
に、問題履歴データベースを検索して、問い合わせ元に
通知されたメールに含まれる問題内容を検出し、その問
題内容と同じものを含む問題履歴表1900をすべて検
出して、該表1900に含まれるデータを、参照インタ
フェース部6を介して問い合わせ元に送信する。なお、
このステップ2615〜2616の処理は、図14のス
テップ1401〜1402,1410〜1412または
ステップ1401〜1402,1410,1413〜1
414,1412の処理に当たる。
【0075】このように、問題連絡メールを受信したメ
ール送受信装置8は、要求に応じて、問題対策時に参照
する試験測定項目のデータや、同じ問題が発生したとき
の過去の対策内容等を表示することができる。従って、
本実施例のシステムでは、設計者は、発生した問題の内
容とともに、その問題に関連する試験データや事例デー
タをも容易に認識できるため、対策の立案が容易にな
る。
【0076】対策が立案されると、指示に応じて(ステ
ップ2608)、設計部門のメール送受信装置8がメー
ル内容の入力を受け、問題対策メールを作成し、ネット
ワーク11を介して開発支援装置9に送信する(ステッ
プ2617)。これを受信した開発支援装置9は(ステ
ップ2602)、ステップ2603において受信したメ
ールが問題対策メールであると判断し、該メールの宛先
へ、該メールのメール識別子を通知し(ステップ261
8)、問題履歴格納部4の問題対策メール格納部43
(具体的には、受信したメールのメール識別子と同じメ
ール識別子が保持されている問題履歴表1900の検討
内容格納領域1906および対策格納領域1907)に
該メールを格納する(ステップ2619)。このステッ
プ2618〜2619の処理は、図9では、ステップ9
06〜907に当たる。
【0077】メール識別子の通知を受けたメール送受信
装置8は(ステップ2620)、メールの内容を、メー
ル識別子により開発支援装置9に問い合わせて、表示モ
ニタ1704に得えられたメール内容を表示する(ステ
ップ2621)。
【0078】なお、参照インターフェース部6を介し
て、メール識別子を指定したメールの内容の問い合わせ
を受けた開発支援装置9の問題履歴参照部7は(ステッ
プ2622)、問題メール参照部71により、問題連絡
メール格納部41に保持された、要求されたメール識別
子の問題連絡メールの内容を読み出し、参照インターフ
ェース部6を介して問い合わせもとに送信する(ステッ
プ2623)。ここでのステップ2622〜2623の
処理は、図14のステップ1401〜1403,140
8〜1409,1412の処理に当たる。
【0079】また、ステップ2608において終了指示
を受け付けると、メール送受信装置8はメールの処理を
終了する(ステップ2622)。
【0080】E.メール処理の流れの詳細 つぎに、設計部門と試験部門との間にて行われる問題発
生時の連絡に伴う開発支援システム12の処理の詳細に
ついて説明する。
【0081】(1)問題連絡メールの送信 試験部門が設計部門に対して問題連絡メールを送信する
際の、メールの内容の入力を受け付けるための、ステッ
プ2601においてメール送受信装置の表示モニタ17
04の表示画面に出力される画像(問題メール発信画
面)の一例を、図2に示す。
【0082】問題メール発信画面200は、連絡をした
い設計者の氏名を設定する宛先入力領域201と、連絡
を行う試験者の氏名を設定する発信者入力領域202と
を備える。本実施例では、領域201または202に設
定する氏名の入力の受け付けは、あらかじめ定められた
内容のメニューからの選択を受け付けることにより行わ
れるので、手入力の場合に起こる、名字と名前との間の
スペースの有無等の形式的相違により、同一人物が異な
る人物として判断されるのを回避する。
【0083】本実施例では、メール送受信装置8のメー
ル送信部101は、あらかじめ、宛先201および発信
者202の入力を受け付け、つぎに、試験開始通知の入
力を受け付ける。試験開始通知の入力は、試験開始ボタ
ン210の選択(具体的には、マウスによるクリック)
により行なわれる。試験開始通知の入力を受け付ける
と、メール送受信装置8は、試験開始時刻からの経過時
間をカウントし、試験経過時間欄212に表示する。
【0084】なお、本実施例では、試験開始ボタン21
0がクリックされた時刻であある試験開始時刻を基準時
刻として用い、試験経過時間は、この基準時刻である試
験開始時刻からの経過時間である。しかし、基準時刻と
して、あらかじめ定められた一定の時刻を用いてもく、
また、試験装置10から基準時刻の通知を受けるように
してもよい。
【0085】さらに、メール送信部101は、問題内容
入力領域205への発生した問題の内容の入力を受け付
け、問題発生場所入力領域203への問題が発生した場
所の入力と、問題発生項目入力領域204への問題の発
生した項目の入力を受け付ける。なお、問題発生場所と
問題項目とは、問題内容の属性として扱われ、これら
は、図3に示す問題内容テーブル300に格納されてあ
らかじめ保持されている。なお、問題内容テーブルは、
メール送受信装置8の主記憶装置1702に確保された
記憶領域である。
【0086】ここで、「電源電圧が低い」という問題に
関するメールを試験者が送信する場合のメール発信方法
を説明する。
【0087】メール送信部101は、場所欄203に、
あらかじめ登録された問題発生箇所の候補を表示し、そ
の選択を受け付ける。ここでは、試験者は、問題発生
後、まず場所欄203に表示されたメニューより「電
源」を選択する。すると、メール送信部101は、項目
欄204に、場所欄203で指定された「電源」に関連
づけられてあらかじめ登録された項目を選択肢として表
示する。ここで用いている例では、試験者はその中より
「電圧」を選択する。すると、メール受信装置8は、問
題内容欄205に、あらかじめ登録された問題候補のう
ち、すでに選択された場所および項目を属性として持つ
問題のみを、選択肢として表示する。ここで用いている
例では、試験者はその中より「電圧が低い」を選択す
る。
【0088】以上によりメールの内容が入力されたこと
になる。なお、本実施例では、項目欄204および問題
内容欄205に表示される選択肢は、先に指定した内容
によりあらかじめ絞られて表示されるため、容易に選択
ができる。
【0089】つぎに、メール送信部101は、発信ボタ
ン208の選択(クリック)により、発信指示の入力を
受け付ける。発信指示が入力されると、メール送信部1
01は、入力された内容(宛先、発信者、問題発生場
所、問題発生項目、問題内容)に、カウントした試験経
過時間と、入力された問題内容に対応づけられて問題内
容テーブル300にあらかじめ登録されているデータ分
類と、メール送信部101ごとにあらかじめ定められて
いる試験室名と、あらかじめ登録されているデータ番号
と、あらかじめ登録されている機種411と、日付41
2と、時間413とを付加して、問題連絡メールを作成
し、ネットワーク11へ送信する。なお、データ番号
は、試験ごとに一意になるようにあらかじめ定めてお
く。本実施例では、試験装置10により、試験ごとに採
番される番号であり、メール送受信装置8にあらかじめ
登録されている。なお、本実施例では、メール送受信装
置8は、入力装置1709を介してデータ番号の入力を
あらかじめ受け付けて登録するが、メール送受信装置8
と試験装置10とを通信回線により接続し、この通信回
線を介して試験装置10からデータ番号の通知を受け付
けるようにしてもよい。
【0090】なお、本実施例では、以上の選択により入
力されるデータ(問題内容、問題発生場所および問題発
生項目)のほかに、コメントを付加することもできる。
本実施例のメール送信部101は、コメント入力領域2
06へのキーボードからの自由フォーマットによる入力
を受け付ける。図2に示した例では、試験者は、発信ボ
タン208をクリックする前に、コメント欄206に
「仕様値−5V」と入力することにより、コメントを追
加した形で問題連絡メールを発信している。
【0091】メール送信部101は、メールを発信する
と、該メールの内容(問題発生場所、問題発生項目、問
題内容、試験開始から該メール送信までの時間、およ
び、コメント)を発信メールリスト欄207に表示す
る。
【0092】また、メール送信部101は、発信メール
リスト欄207に表示されたメールの選択を受け付け
る。メールが選択され、取消ボタン209がクリックさ
れると、メール送信部101は、選択された発信済みの
メールを取り消す。なお、試験終了ボタン211がクリ
ックされると、メール送信部101は、メール送信処理
を終了し、表示モニタ1704の表示画面を初期画面に
戻す。
【0093】(2)問題連絡メールのフォーマット 送信される問題連絡メールのフォーマットを、図4に示
す。問題連絡メール400は、宛先データ401と、発
信者データ402と、メール内容403と、試験経過時
間404と、コメント405と、問題発生場所406
と、問題発生項目407と、データ分類408と、試験
室名409と、データ番号410と、機種411と、日
付412と、時間413とを有する。
【0094】宛先401は連絡を伝える設計者の氏名で
ある。発信者402は連絡を行う試験者の氏名である。
メール内容403は試験者が設計者に連絡する問題内容
である。試験経過時間404はメールを発信したときの
基準時刻からの経過時間である。コメント405は試験
者がメール内容に対し特別にコメントを付加した内容
で、必ずデータが入っているものではない。場所40
6、項目407およびデータ分類408は、メール内容
403に対応付けられた属性であり、問題内容テーブル
300に登録されている。試験室名409は、性能試験
を行なっている試験室名であり、複数の試験室にて試験
を行なっているときに区別するためのもので、メール送
受信装置8ごとにあらかじめ登録されている。データ番
号410は、性能試験を行う度に付加される試験データ
群の番号であり、同一日に同一試験室で複数の試験が行
なわれた場合のデータの区別に用いられる。機種411
は、試作機の機種であり、機種毎にメールを分類すると
きに用いられ、メール送信処理前にあらかじめ登録され
ている。日付412、時間413は、メールを発信した
日付と時間である。
【0095】(3)問題連絡メールの受信処理 つぎに、問題連絡メールの受信に際して表示される画面
の一例を図5、図6、および図22を用いて説明する。
【0096】設計部門のメール送受信装置8の初期画面
は、図5に示すように、該装置8を用いるユーザとして
あらかじめ登録された設計者の氏名が表示された選択領
域502と、メール参照指示領域503とを有する設計
者表示領域501を備える。
【0097】問題連絡メールのメール識別子を受信する
と(ステップ2606)、メール送受信装置8のメール
受信部102は、該メールの宛先(問題発生メール40
0は、領域401に宛先データを有している)の設計者
の表示を強調表示する。すなわち、本実施例では、宛先
の設計者の表示領域502が赤く点灯される。設計者
は、自分の氏名欄502が赤く点灯したことにより、自
分の担当機種に問題が発生したことを認識することがで
きる。なお、図5に示した表示画面例は、問題連絡メー
ルが「佐藤太郎」宛に届いていることを示している。
【0098】つぎに、メールを受信したメール受信部1
02は、設計者名の選択と、メール参照指示とを受け付
ける。参照が指示されると、メール受信部102は、開
発支援装置9に、メール識別子を通知してメールの内容
を問い合わせる。この問い合わせに応じて(ステップ2
622)、開発支援装置9はメールを問い合わせ元に転
送する(ステップ2623)ので、これを受信したメー
ル受信部102は、問題連絡メール表示画面500を表
示し、選択された設計者を宛先とするメールを問題連絡
メール参照欄504に表示して、メール内容をメール格
納部103に格納する(ステップ2607)。設計者名
の選択は、設計者表示領域501の設計者選択領域50
2のクリックにより受け付けられ、メール参照指示は、
メール参照指示領域503のクリックにより受け付けら
れる。
【0099】例えば、ここで、「佐藤太郎」欄502が
選択され、メール参照ボタン503がクリックされたと
すると、メール受信部102は、メール内容を問い合わ
せ、「佐藤太郎」宛の問題連絡メールに含まれている問
題内容(問題連絡メールの領域403に登録されてい
る)および試験経過時間(問題連絡メール400の領域
404に登録されている)を問題連絡メール参照欄50
4に表示するとともに、試験室名表示領域505に試験
室名(問題連絡メール400の領域409に登録されて
いる)を表示し、試験日時表示領域506に試験日時
(問題連絡メール400の領域412および413に登
録されている)を表示し、試験者名表示領域507に発
信者名(問題連絡メール400の領域402に登録され
ている)を表示し、「佐藤太郎」選択領域502aの赤
い点灯を消す。
【0100】この設計者選択領域502の点灯の有無に
より、該メール受信部102のユーザは、未読の問題メ
ールの有無や、新規問題の発生を認識することができ
る。また、表示領域504〜507の表示内容により、
ユーザは、いつ、だれが、どこで発見した問題なのかを
容易に認識できる。
【0101】問題連絡メール表示画面500は、さら
に、問題の発生した試作機に関して試験装置10の測定
した試験データの参照指示を受け付けるためのデータ参
照ボタン511と、対策内容を示す問題対策メールの送
信指示を受け付けるための対策送信ボタン508と、過
去に発生した類似の事例に関する情報の参照指示を受け
付けるための問題事例参照ボタン509と、終了ボタン
510とを備えている。問題連絡メールを表示すると、
メール送受信装置8は、表示に関する指示の入力を受け
付ける(ステップ2608)。
【0102】ステップ2608において、終了ボタン5
10がクリックされると、メール送受信装置8は、メー
ルの処理を終了し、画面を初期画面に戻す(ステップ2
622)。
【0103】(4)試験データ表示処理 ステップ2608において、データ参照ボタン511が
クリックされると、問題連絡メールが示す問題内容の、
その対策時に参照する項目のデータが、試験データの中
から自動的に抽出され、データ参照ボタン511のクリ
ックに応じてその内容が表示される。これは、問題の発
生連絡を受けた設計者が、問題発生連絡を受けた時点
で、即座に問題の対策立案を開始することができるとい
う効果がある。なお、試験装置10により測定された試
験データは、あらかじめ、試験データインターフェース
部2により、問題履歴格納部4の試験測定データ格納部
2に蓄積されており、メール識別子により問題連絡メー
ルと関係付けられている。
【0104】この試験データの表示処理の処理手順につ
いて、図7を用いて説明する。データ参照ボタン511
のクリックにより、試験データ参照の要求をメール送受
信装置8が受け付けると(ステップ2608)、メール
受信部102は、メール識別子(問題連絡メールに備え
られている)を開発支援装置9へ通知して、試験データ
の問い合わせを行なう(ステップ2609)。この問い
合わせ(試験データ参照要求)は、参照インターフェー
ス部6を経由し、問題履歴検索部72を経て、測定デー
タ抽出部51で受信される(ステップ2611(図2
6)、ステップ701(図7))。
【0105】問い合わせを受けた測定データ抽出部51
は、通知されたメール識別子をもとに、問題連絡メール
格納部41から、該メール識別子に対応する問題連絡メ
ールに含まれている問題内容(問題履歴表1900の領
域1903に保持されている)を検出し、該問題内容の
問題種別に対応付けられて登録されている試験データ項
目を測定項目対応格納部52より取得する(ステップ7
02)。
【0106】次に、測定データ抽出部51は、取得した
測定項目のデータを、問題履歴格納部4の試験測定デー
タ格納部42より取得して(ステップ703)、測定項
目および試験データを問題履歴参照部7に転送する(ス
テップ704)。転送された測定項目および試験データ
は、問題履歴検索部72と参照インターフェース部6と
を介して、メール送受信装置8へ通知され(ステップ2
612)、これを受けたメール受信部102は、表示モ
ニタ1704に表示する(ステップ2610)。
【0107】ステップ2610において、試験データ表
示要求に応じて出力される表示画面例を図6に示す。図
5においてメールが選択され、データ参照ボタン511
がクリックされると、メール受信部102は、図6のよ
うな測定値のグラフ602を含む画面を表示する。この
試験データ表示画面600において、メール表示欄60
1には問題連絡メールが表示され、グラフ表示欄602
には、試験データのグラフが表示される。グラフ表示欄
602は、6つに分割されており、単位が違う項目を別
の表に、また、並べて比較したい測定項目は同一表中に
表示できるようになっている。さらに、試験データ表示
画面600は、戻りボタン606を備える。この戻りボ
タン606がクリックされると、メール受信部102
は、画面を問題連絡メール表示画面500に戻して、処
理をステップ2608に戻す。
【0108】また、開発支援装置9から通知された試験
データ項目に、視聴覚に関係ある項目が含まれている
と、メール受信部102は、視聴覚ボタン603を表示
し、視聴覚表示の指示の入力を受け付ける。視聴覚ボタ
ン603がクリックされると、図22に示すに、画像情
報を表示した画像情報欄604と、音声再生指示を受け
付けるための音声再生欄605を表示する。音声再生欄
605により、音声の再生が指示されると、メール受信
部102は、通知された試験データをもとに、表示モニ
タのスピーカにより、指定された音量で音声を再生す
る。
【0109】このように、問題連絡メールと、その対策
時に参照する測定項目のデータを自動的に表示すること
で、問題が発生した場合、その問題の対策立案を行うと
き、どの測定値を参照すればよいかを考える手間を省
き、かつ複数の項目からグラフを描画するために、測定
項目を選択する必要がなく、非常に効率的に対策立案が
できるという効果がある。すなわち、計測結果をリアル
タイムに把握できるので、問題が発生しても迅速に対策
立案と、対策実施に移行できるという特徴を持つ。
【0110】(5)事例データ表示処理 次に、問題履歴データベースの検索事例について説明す
る。設計者は、担当試験機種の性能試験中に問題が発生
した場合、原因を解析し問題対策を立案するが、過去の
試験に対して、同一問題の対策事例を参照することがで
きれば、対策を一から対策を考える必要がない。また、
発生問題の分析を行うことができれば、次回開発時の設
計留意事項とすることができる。さらに、日程管理者
は、問題発生の状況を検索できれば、試験進捗の監視に
なり、遅延発見や、遅延対策を迅速に行うことができ
る。そこで、本発明では、表示している問題連絡メール
の問題内容と同じ問題に対して過去に行なわれた対策の
履歴を表示する。
【0111】ステップ2608において、問題事例参照
ボタン509がクリックされると、メール受信部102
は、図13に示すような、発生した問題の内容の表示領
域1301と、その問題に対する過去の事例の表示領域
1302とを備える問題事例表示画面1300を表示す
る。
【0112】すなわち、問題事例参照ボタン509がク
リックされると、メール受信部102は、問題事例表示
画面1300を表示し、問題内容表示領域1301に、
ステップ2607において選択された問題連絡メールの
問題内容「電源電圧が低い」を表示したのち、その問題
内容と同じ問題内容の事例を、該メールのメール識別子
と、問題事例の表示要求であることを示す符号とを通知
して開発支援装置9に問い合わせ(ステップ261
3)、その応答として通知された事例データを、事例表
示欄1302に表示して(ステップ2614)、つぎの
入力を待つ。このようにすることにより、本実施例で
は、問題発生連絡を受けた設計者が、問題発生連絡を受
けた時点で、即座に問題の対策立案を行うことができ
る。
【0113】事例データの問い合わせ(ステップ261
3)に応じて、開発支援装置9は、問題履歴データベー
ス(図19に図示)に蓄積している事例データ群から、
要求された問題に関する事例データを抽出し、応答とし
て抽出した事例データを要求元に通知する(ステップ2
616)。
【0114】すなわち、図14に示すように、参照イン
ターフェース6を介して要求を受け付けた(ステップ1
401)問題履歴参照部7は、問題事例参照部72によ
り問題事例の抽出を行なう。問題事例参照部72は、受
け付けた要求が問題事例参照要求であるので(ステップ
1410)、事例データの抽出処理(ステップ141
1)を実行する。これにより得られた事例データは、問
題履歴参照部7により要求もとへ通知される。ここで行
なわれる事例データの抽出処理(ステップ1411)に
ついて図20を用いて説明する。
【0115】問題事例参照部72は、事例データの抽出
が要求されると(ステップ2001)、ステップ140
1において受け付けたメール識別子をもとに、問題連絡
メール格納部41から、該メール識別子の問題連絡メー
ルの問題内容および機種を取得する(ステップ200
2)。つぎに、問題事例参照部72は、問題例歴表19
00より、問題内容と機種とが一致するレコードを抽出
し(ステップ2003)、問題対策事例として、問題対
策事例画面(図13に例示)に表示するための事例デー
タを作成する(ステップ2004)。
【0116】また、データの見方を変えることにより、
多く発生する問題の分析や、設計完成度の弱い項目の傾
向などがわかり、次機種開発の場合に注力する場所がど
こであるかを分析したりすることができることがある。
そこで、本発明では、要求に応じて、図24に示すよう
に、発生状況を表示する。
【0117】すなわち、この問題事例表示画面1300
は、さらに分析要求ボタン1303を備え、この分析要
求ボタン1303がクリックされると、メール受信部1
02は、ステップ2607において選択された問題連絡
メールのメール識別子と、問題分析画面の表示要求であ
ることを示す符号とを通知して、問題の分析を開発支援
装置9に依頼し(ステップ2613)、その応答として
通知された分析結果データを用いて、問題分析画面24
00を表示し(ステップ2614)、つぎの入力を待
つ。
【0118】問題分析画面2400は、場所別問題発生
状況表示領域1304と、項目別問題発生状況表示領域
1307とを備える。場所別問題発生状況表示領域13
04は、問題が発生した場所に関する分析結果を表示す
る領域であり、場所別に問題発生件数を集計して表形式
に表示する領域である問題発生件数表示領域1305
と、その問題の発生する場所別の比率を表示する領域で
ある問題発生比率表示領域1306とを備える。また、
項目別問題発生状況表示領域1307は、項目別に問題
発生件数を集計して表形式に表示する領域である問題発
生件数表示領域1308と、その問題の発生する項目別
の比率を表示する領域である問題発生比率表示領域13
09とを備える。
【0119】この分析要求の場合には、参照インターフ
ェース6を介して要求を受け付けた(ステップ140
1)問題履歴参照部7は、問題事例参照部72により問
題事例の分析を行なう。問題事例参照部72は、受け付
けた要求が問題分析画面参照要求であるので(ステップ
1413)、事例データの分析処理(ステップ141
4)を実行する。これにより得られた事例データは、問
題履歴参照部7により要求元へ通知される。ここで行な
われる事例データの分析処理(ステップ1414)につ
いて図21を用いて説明する。
【0120】まず、問題事例参照部72は、分析を要求
されると(ステップ2101)、ステップ1401にお
いて受け付けたメールのメール識別子を用いて、問題属
性表1913より、場所1915の種類を抽出する。抽
出された種類は、件数1305のような場所と件数とが
対応した表の場所欄に格納される(ステップ210
2)。次に問題事例参照部72は、一つの場所に対する
問題内容を問題内容1914より抽出し(ステップ21
03)、各々の問題内容に対し、問題履歴表1900よ
りその問題内容を含むレコード数をカウントし、場所と
件数の対応表の件数欄に入力する(ステップ210
4)。問題事例参照部72は、全ての場所について問題
履歴表のレコード数のカウントが終了したかを確認し
(ステップ2105)、まだなら、ステップ2103か
ら繰り返し、終了したらグラフ化できるように集計処理
を行う(ステップ2106)。問題事例参照部72は、
項目についても、場所1915について行ったのと同様
に、項目1916について同様な処理を繰り返す(ステ
ップ2108〜2112)。最後に、場所別問題発生状
況表示領域1304に表示するための表示データと、項
目別問題発生状況表示領域1307に表示するための表
示データとを問題事例参照部72が作成し(ステップ2
107)、問題履歴参照部7が、作成された事例表示デ
ータを要求元に転送する(ステップ1412)。
【0121】なお、このような集計対象以外にも、問題
連絡メールの項目として備えられている問題発生時の基
準時刻からの経過時間別、設計者名別などをキーとして
検索・集計を行うようにしてもよい。
【0122】表示画面1300または2400が表示さ
れている状態で戻りボタン606がクリックされると、
メール受信部102は、画面を図5に示す問題連絡メー
ル表示画面に戻し、処理をステップ2608に戻す。
【0123】(6)問題対策メールのフォーマット 次に、設計部門と試験部門の間で行う、問題に対する対
策の連絡について説明する。設計者は上記で受け取った
問題連絡メールに対し対策立案後、問題対策を行ない、
再度試験を行う。試験部門では、発生した問題に対しど
のような対策が行なわれたかを認識した上で試験を行な
えば、より詳しく試験状況を観察でき、より密度の濃い
状況報告が可能になる。そのため、試験者は対策内容を
認識した上で試験を行なわなければならない。本実施例
の開発支援システムを用いる設計者は、そのための対策
内容の連絡を電子メールにて行うことができる。
【0124】問題連絡メールを受けた設計者は、問題に
対する対策案を立案し、実施する。本実施例のシステム
を用いれば、その問題対策を試験部門に伝えようとする
とき、設計者は、自分宛送信された、問題連絡メール参
照欄504に表示された問題のなかから、対策を行なっ
た問題を選択し、対策送信ボタン508(図5に図示)
をクリックすることにより、問題対策メールを入力し、
送信することができる。
【0125】ここで、対策メールのフォーマットの一例
を図12を用いて説明しておく。問題対策メール120
0は、宛先1201と、発信者1202と、データ番号
1203と、試験経過時間1204と、検討内容120
6と、対策内容1207とを備える。宛先1201は問
題連絡メールが送信されてきた試験室である。発信者1
202はメールを発信した設計者氏名である。データ番
号1203および、試験経過時間1204は、問題連絡
メールが送られてきたときのデータ番号および試験経過
時間であり、この組合せにより問題連絡メールを特定す
ることができるため、本実施例では、これらの組合せを
メール識別子として用いる。検討内容1206および対
策内容1207は、それぞれ、設計者が問題に対して検
討した内容、実施した対策である。
【0126】(7)問題対策メールの送信処理 ステップ2608において対策送信ボタン508がクリ
ックされると、メール送受信装置8のメール送信部10
1は、問題対策メールの送信処理(ステップ2617)
を行なう。この問題対策メールの送信処理(ステップ2
617)についてつぎに説明する。
【0127】メール送信部101は、ステップ2607
において受信した問題連絡メールの内容と、上述の事例
データの表示の際の処理(ステップ2613〜161
4)と同様の処理をメール受信部102に行なわせる。
これにより、開発支援装置9から通知された事例データ
を用いて、図23に示すような対策送信画面1001が
表示される。つぎに、メール送信部101は、対策内容
および検討内容の入力を受け付ける。
【0128】この対策送信画面1001は、問題事例表
示画面1300と同様に、選択された問題連絡メールの
問題内容を表示する問題内容表示領域1301と、選択
された問題連絡メールと同じ問題「電源電圧が低い」に
関する対策の履歴を表示するための事例表示欄1302
と、メールを受信したときの日時「1995.3.3(13:30)」
および試験者名「鈴木二郎」を表示するメール受信日時
および試験者欄1003と、コメント「仕様値−5V」
を表示するコメント欄1004と、送信指示を受け付け
るための送信ボタン1007とを備え、さらに、入力を
受け付けるための入力領域として、検討内容欄1005
および対策欄1006とを備える。本実施例のシステム
では、このように、対策の入力画面に対策の履歴が表示
されるため、同一問題に対して実施された対策の履歴を
踏まえた対策立案が容易になる。
【0129】ここで、例えば、検討内容欄1005に問
題に対して検討した内容「電源容量再検討」が入力さ
れ、対策欄1006に実施した対策「電源トランス容量
変更(A型→B型)」が入力されと、メール送信部10
1は、入力内容をそれぞれ対応する領域に表示する。こ
れにより、表示画面は図10に示すようになる。
【0130】この状態で送信ボタン1007がクリック
されると、メール送信部101は、選択された問題連絡
メールの内容と、入力された情報とを元に、選択された
問題連絡メールに含まれている試験室名409を宛先と
する問題対策メール1200を作成し、開発支援装置9
に送信して、画面を図5に示す問題連絡メール表示画面
に戻し、対策が入力された問題の問題連絡メール参照面
欄504を表示色を変更して、対策入力済みであること
が分かるようして、処理をステップ2608に戻す。な
お、試験室名409を宛先とするのは、試験者が2交代
作業などで特定の一人には定まらないことがあるためで
ある。本実施例では、このように、検討内容および対策
を試験者に通知することにより、試験者がより深い理解
のもとに試験を行って、密度の濃い試験報告を行なうこ
とを支援できる。
【0131】(8)問題対策メールの受信処理 問題対策メールを受信(ステップ2602)した開発支
援装置9は、メールが問題対策メールなので(ステップ
2603)、メールの受信を宛先の試験室のメール送受
信装置8へ、受信したメールのメール識別子を通知し
(ステップ2618)、メールの内容を、問題履歴格納
部4の問題対策メール格納部43(具体的には、メール
識別子が一致する問題履歴レコード1900(図19に
図示)の検討内容格納領域1906および対策格納領域
1907)に格納する。
【0132】問題対策メールのメール識別子を受信する
と(ステップ2620)、メール送受信装置8のメール
受信部102は、該メールの宛先の試験室名の表示を強
調表示する。すなわち、本実施例では、図11に示すよ
うに宛先の試験室名の表示領域1101が赤く点灯され
る。試験者は、試験室名表示領域1102が赤く点灯し
たことにより、自分の担当した問題に対する対策のメー
ルを受信したことを認識することができる。なお、図1
1に示した表示画面例は、問題対策メールが「試験室
1」宛に届いていることを示している。
【0133】つぎに、メールを受信したメール受信部1
02は、試験室の選択と、メール参照指示とを受け付け
る。参照が指示されると、メール受信部102は、開発
支援装置9に、メール識別子を通知してメールの内容を
問い合わせる。この問い合わせに応じて(ステップ26
22)、開発支援装置9はメールを問い合わせ元に転送
する(ステップ2623)ので、これを受信したメール
受信部102は、問題対策メール表示画面1100を表
示し、選択された試験室を宛先とするメールを問題対策
メール参照欄1102に表示する(ステップ262
1)。
【0134】試験室の選択は、試験室名表示領域110
1のクリックにより受け付けられ、メール参照指示は、
メール参照指示領域1108のクリックにより受け付け
られる。なお、本実施例における問題対策メールの表示
画面には、試験室名表示領域1101と、問題対策メー
ル参照欄1102と、メール参照指示領域1108とが
備えられている。問題対策メール参照欄1102は、試
験日時表示領域1103と、試験者名表示領域1104
と、対策の採られる問題連絡メールの問題内容、コメン
ト、および試験経過時間が表示される問題連絡内容表示
領域1105と、検討内容表示領域1106と、対策内
容表示領域1107とを備える。
【0135】
【発明の効果】本発明の開発支援システムでは、問題を
発見した担当者は、他の部署に対し電子メールを用いて
連絡するため、連絡時、相手が席に不在のときでも、必
ず問題を伝えることができる。作業情報は別途取得され
ていて、その内容は各担当者から参照できるように蓄積
されている。問題連絡メールを受け取った担当者は、問
題連絡メールと共に取得された作業情報群の中から、問
題対策立案に必要な情報を参照できるため、即時に問題
対策立案の業務に移行することができる。
【0136】各部門間でやり取りを行う業務上の連絡で
ある、問題連絡メールや、問題対策メールをモニタリン
グして蓄積するため、業務上の連絡を行うだけで問題履
歴が自動的に作成される。蓄積された問題履歴は、問題
内容等により検索でき、問題対策の事例や、問題対策の
履歴などの形で表示できるため、問題対策時の参考情報
として活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例における開発支援システムの機能ブロ
ック構成図である。
【図2】 問題連絡メールを送信するときの画面例を示
す説明図である。
【図3】 問題内容テーブルのデータ構造例を示す説明
図である。
【図4】 問題連絡メールのフォーマットの一例を示す
説明図である。
【図5】 問題連絡メール表示画面の一例を示す模式図
である。
【図6】 試験データ表示画面の一例を示す模式図であ
る。
【図7】 測定データ抽出部の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】 問題測定項目対応格納部のデータ構造例を示
す説明図である。
【図9】 実施例におけるメールモニタリング部の処理
手順を示すフローチャートである。
【図10】 対策等の入力後の問題対策メール送信画面
の一例を示す説明図である。
【図11】 問題対策メール表示画面例を示す説明図で
ある。
【図12】 問題対策メールのフォーマットの一例を示
す説明図である。
【図13】 問題対策事例表示画面の一例を示す説明図
である。
【図14】 実施例における問題履歴参照部の処理手順
を示すフローチャートである。
【図15】 実施例におけるメール送信部の処理手順を
示すフローチャートである。
【図16】 実施例におけるメール受信部の処理手順を
示すフローチャートである。
【図17】 実施例におけるメール送受信装置のハード
ウエア構成図である。
【図18】 実施例における開発支援装置の使用形態を
示す説明図である。
【図19】 問題履歴データベースのデータ構造例を示
す説明図である。
【図20】 実施例における問題対策事例表示処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【図21】 実施例における問題分析画面表示処理の処
理手順を示すフローチャートである。
【図22】 試験データ表示画面の一例を示す模式図で
ある。
【図23】 対策等を入力する前の問題対策メール送信
画面例を示す説明図である。
【図24】 問題分析画面の一例を示す説明図である。
【図25】 実施例における開発支援装置のハードウエ
ア構成図である。
【図26】 実施例の開発支援システムにおけるメール
の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…連絡電子メール部、2…試験データインターフェー
ス部、3…メールモニタリング部、4…問題履歴格納
部、5…問題関係管理部、6…参照インターフェース
部、7…問題履歴参照部、8…メール送受信装置、9…
開発支援装置、10…試験装置、11…ネットワーク、
12…開発支援システム、41…問題連絡メール格納
部、42…試験測定データ格納部、43…問題対策メー
ル格納部、51…測定データ抽出部、52…問題測定項
目対応格納部、71…問題メール参照部、72…問題履
歴参照部、101…メール送信部、102…メール受信
部、103…メール格納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 キシカワ ロベルト 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 北澤 浩 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内 (72)発明者 出石 峰敏 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所空調システム事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入出力装置を備え、電子メールの作成およ
    び送受信を行なうメール送受信装置と、メールを管理す
    る開発支援装置とを備え、 上記メール送受信装置は、 入力を受け付けた問題内容と、あらかじめ定められたデ
    ータ識別子を含むメールの識別子とを含む上記電子メー
    ルである問題連絡メールを作成し、送信するメール送信
    部と、 上記メール識別子の通知を受け付けて、上記開発支援装
    置に、該メール識別子の示すメールの転送を要求し、上
    記開発支援装置から転送された上記メールの内容を出力
    するメール受信手段とを備え、 上記開発支援装置は、 試験データおよび上記電子メールの内容を保持するため
    の問題履歴格納部と、 試験データの入力を受け付け、あらかじめ定められたデ
    ータ識別子に対応付けて、該試験データを上記問題履歴
    格納部に格納する試験データインターフェース部と、 上記メール送受信装置の送信した電子メールを受け付
    け、該電子メールの内容を、上記問題履歴格納部に格納
    し、該電子メールの宛先である上記メール送受信装置
    に、該電子メールの上記メール識別子を通知するメール
    モニタリング部と、 上記メール送受信装置からの上記転送要求を受け付け、
    上記問題履歴格納部に保持された、指定された上記メー
    ル識別子の示す上記問題連絡メールの内容を、要求元の
    上記メール送受信装置に転送する問題履歴参照部とを備
    え、 上記メール受信手段は、 問題連絡メールの選択および試験データ出力指示の入力
    を受け付けて、上記開発支援装置に、選択された問題連
    絡メールの上記メール識別子と試験データ表示要求とを
    通知し、該開発支援装置から、試験データの通知を受け
    て、該試験データを出力する手段をさらに備え、 上記問題履歴参照部は、 上記試験データ表示要求の通知を受け付けて、上記通知
    されたメール識別子の示す問題連絡メールの問題内容
    を、上記問題履歴格納部から読み出し、上記問題履歴格
    納部に保持されている、上記通知されたメール識別子に
    含まれる上記データ識別子の示す上記試験データ群か
    ら、上記問題内容に対応してあらかじめ定められている
    試験項目の試験データを抽出して、該抽出した試験デー
    タを、上記メール受信手段に通知する手段を、さらに備
    えることを特徴とする開発支援システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記メール送信部は、 上記問題連絡メールの選択と対策内容の入力とを受け付
    け、選択された問題連絡メールのメール識別子と、入力
    を受け付けた対策内容とを含む上記電子メールである問
    題対策メールを作成し、送信する手段をさらに備え、 上記問題履歴参照部は、 上記メール送受信装置からの上記転送要求を受け付ける
    と、上記問題履歴格納部に保持された、指定された上記
    メール識別子の示す上記問題連絡メールおよび問題対策
    メールのうち、要求元の上記メール送受信装置ごとにあ
    らかじめ定められたメールを、該要求元に転送する手段
    を備えることを特徴とする開発支援システム。
  3. 【請求項3】画像表示装置と、入力手段とを備え、電子
    メールの作成および送受信を行なうメール送受信装置
    と、メールを管理する開発支援装置とを備え、 上記メール送受信装置は、 上記電子メールにその識別子であるメール識別子を付し
    て送信するメール送信部と、 上記電子メールの識別子であるメール識別子の通知を受
    け付けて、上記開発支援装置に、該メール識別子の示す
    電子メールの転送を要求し、上記開発支援装置から転送
    された上記電子メールの内容を、上記画像表示装置に表
    示するメール受信手段とを備え、 上記メール送信部は、 入力を受け付けた問題内容と、あらかじめ定められたデ
    ータ識別子を含むメールの識別子とを含む上記電子メー
    ルである問題連絡メールを作成し、送信する手段と、 上記問題連絡メールの選択と対策内容の入力とを受け付
    け、あらかじめ定められたメール識別子と、入力を受け
    付けた対策内容とを含む上記電子メールである問題対策
    メールを作成し、送信する手段とを備え、 上記問題対策メールのメール識別子は、上記選択された
    問題連絡メールのメール識別子であり、 上記開発支援装置は、 上記電子メールの内容を保持するための問題履歴格納部
    と、 上記メール送受信装置の送信した上記電子メールを受け
    付け、該電子メールの内容を、上記問題履歴格納部に格
    納し、該電子メールの宛先である上記メール送受信装置
    に、該電子メールの上記メール識別子を通知するメール
    モニタリング部と、 上記メール送受信装置からの上記転送要求を受け付ける
    と、上記問題履歴格納部に保持された、指定された上記
    メール識別子の示す上記問題連絡メールおよび問題対策
    メールのうち、要求元の上記メール送受信装置ごとにあ
    らかじめ定められたメールを、該要求元に転送する問題
    履歴参照部とを備えることを特徴とする開発支援システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項2または3において、 上記メール受信手段は、 問題連絡メールの選択および事例データ出力指示の入力
    を受け付けて、上記開発支援装置に、選択された問題連
    絡メールの上記メール識別子と、事例データ表示要求と
    を通知し、該開発支援装置から、事例データの通知を受
    けて、該試験データを上記画像表示装置に表示する手段
    をさらに備え、 上記問題履歴参照部は、 上記事例データ表示要求の通知を受け付けて、上記通知
    されたメール識別子の示す問題連絡メールの問題内容を
    上記問題履歴格納部から読み出し、上記問題履歴格納部
    に保持されている電子メールの内容から、上記読み出し
    た問題内容を含む問題連絡メールの内容および該読み出
    した問題内容を含む問題連絡メールのメール識別子の示
    す問題対策メールの内容を抽出して、それらの抽出した
    メール内容を、上記要求元のメール受信手段に通知する
    手段を、さらに備えることを特徴とする開発支援システ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項4において、 上記問題内容は、問題の発生場所の情報と、問題の発生
    項目の情報との少なくともいずれかを含み、 上記問題履歴参照部は、 上記抽出したメール内容を、上記発生場所別または上記
    発生項目別に編集して上記要求元のメール受信手段に通
    知する手段を、さらに備えることを特徴とする開発支援
    システム。
  6. 【請求項6】請求項1または3において、 上記メール識別子は、 上記データ識別子と、基準時刻からの経過時間とを含む
    ことを特徴とする開発支援システム。
  7. 【請求項7】試験中に発生した問題の内容を通知する問
    題連絡メールを管理する開発支援システムにおいて、 上記問題連絡メールの識別に、上記問題の発生した試験
    により得られた試験データ群を示すデータ識別子を含む
    メール識別子を用い、上記問題連絡メールの選択および
    試験データ出力指示の入力を受け付けると、上記選択さ
    れた問題連絡メールのメール識別子に含まれる上記デー
    タ識別子の示す上記試験データ群から、上記選択された
    問題連絡メールの含む問題内容に対応してあらかじめ定
    められている試験項目の試験データを抽出し、該抽出し
    た試験データを表示する手段を備えることを特徴とする
    開発支援システム。
  8. 【請求項8】試験中に発生した問題の内容を通知するた
    めの問題連絡メールと、該問題に対する対策を通知する
    ための問題対策メールとを管理する開発支援システムに
    おいて、 上記問題対策メールは、あらかじめ選択された問題連絡
    メールを示すメール識別子と、入力を受け付けた対策内
    容とを含み、 上記問題連絡メールおよび上記問題対策メールを、それ
    ぞれ、発行されるごとに蓄積する手段と、 上記問題連絡メールが選択され、事例データの表示が要
    求されると、上記蓄積された問題連絡メールおよび問題
    対策メールから、該選択された問題連絡メールの問題内
    容を含む問題連絡メールを抽出し、さらに該抽出された
    問題連絡メールのメール識別子を含む上記問題対策メー
    ルを抽出して、それらの抽出された問題連絡メールおよ
    び問題対策メールの内容を表示する手段とを備えること
    を特徴とする開発支援システム。
  9. 【請求項9】試験中に発生した問題の内容を通知する問
    題連絡メールを管理する開発支援方法において、 上記問題連絡メールの識別に、上記問題の発生した試験
    により得られた試験データ群を示すデータ識別子を含む
    メール識別子を用い、 上記問題連絡メールの選択および試験データ出力指示の
    入力を受け付けると、上記選択された問題連絡メールの
    メール識別子に含まれる上記データ識別子の示す上記試
    験データ群から、上記選択された問題連絡メールの含む
    問題内容に対応してあらかじめ定められている試験項目
    の試験データを抽出し、該抽出した試験データを表示す
    ることを特徴とする開発支援方法。
  10. 【請求項10】試験中に発生した問題の内容を通知する
    ための問題連絡メールと、該問題に対する対策を通知す
    るための問題対策メールとを管理する開発支援方法にお
    いて、 上記問題対策メールは、あらかじめ選択された問題連絡
    メールを示すメール識別子と、入力を受け付けた対策内
    容とを含み、 上記問題連絡メールおよび上記問題対策メールは、それ
    ぞれ、発行されるごとに蓄積され、 上記問題連絡メールが選択され、事例データの表示が要
    求されると、上記蓄積された問題連絡メールおよび問題
    対策メールから、該選択された問題連絡メールの問題内
    容を含む問題連絡メールを抽出し、さらに該抽出された
    問題連絡メールのメール識別子を含む上記問題対策メー
    ルを抽出して、それらの抽出された問題連絡メールおよ
    び問題対策メールの内容を表示することを特徴とする開
    発支援方法。
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