JPH09119244A - 鋼製書庫におけるラッチ爪の係合装置 - Google Patents

鋼製書庫におけるラッチ爪の係合装置

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JPH09119244A
JPH09119244A JP27778995A JP27778995A JPH09119244A JP H09119244 A JPH09119244 A JP H09119244A JP 27778995 A JP27778995 A JP 27778995A JP 27778995 A JP27778995 A JP 27778995A JP H09119244 A JPH09119244 A JP H09119244A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラッチ爪の滑りが良好で、扉の開閉動作を円
滑に行え、その際に不快な金属音を発生することがな
く、かつ頻繁な扉開閉動作に対する部材の磨耗を抑制
し、しかも安価に製造できる鋼製書庫におけるラッチ爪
の係合装置を提供する。 【解決手段】 鋼製庫体11の框12に穿設した係合孔
13に、扉におけるラッチ爪14を係止する。前記係合
孔13のラッチ爪14が係合する縁辺部分に、ほぼU字
形をなす樹脂製のラッチ受材15を嵌着させる。框12
の裏面側で係合孔13の脇に、鋼製庫体11の内方に向
かう係止突起17を突出させ、ラッチ受材15の係止突
起17と対応する一方の片部15bに、係止突起17が
嵌合状態で着脱可能に係止される係止孔18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開き扉を前面に有
する鋼製書庫に係り、特に扉に設けたラッチ爪を、鋼製
庫体の框に穿設した係合孔に係止させるようにした鋼製
書庫におけるラッチ爪の係合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の鋼製書庫におけるラッ
チ爪の係合装置では、図6に示すように、鋼製庫体(1)
の框(2)の前面に穿設した係合孔(3)に、扉(4)の裏面
側に突出させた樹脂製のラッチ爪(5)を係合させて、閉
じ状態を保持するようになっている。
【0003】すなわち、ラッチ爪(5)は常に係合方向に
付勢されており、扉4を閉じる際に、ラッチ爪(5)の傾
斜外面が係合孔(3)の係合縁辺でスライドすることによ
り、ラッチ孔(5)は、その付勢力に反して回動し、ラッ
チ爪(5)の先端が係合孔(3)の係合縁辺を通過した後
に、付勢力で係合が行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の鋼製書庫におけ
るラッチ爪の係合装置のほとんどは、図7および図8に
示すように、鋼板よりなる框(2)に係合孔(3)を穿設し
ただけであるため、扉を閉める際のラッチ爪(5)の滑り
が悪く、扉開閉の円滑性を損なったり、不快な金属音を
発生したり、係合孔(3)の係合縁辺で塗装が落ちたり、
また係合縁辺によって、ラッチ爪(5)の外面が削られて
しまう等の問題があった。
【0005】これらの問題を解決する手段として、例え
ば図9および図10に示すように、係合孔(3)の縁辺を
あざ折りして二重壁構造(6)とすることが知られてい
る。しかしこの手段では、鋼製庫体(1)の加工工数が増
えて製造コストが高くなるという問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ラッチ爪の滑りが良好で、扉の開閉動作が円
滑に行え、その際に不快な金属音も発生することがな
く、しかも、頻繁な扉開閉動差に対する部材の磨耗も抑
制できるうえ、安価に加工、製造できる鋼製書庫におけ
るラッチ爪の係合装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明では、鋼製庫体の框の前面に穿設
したこの係合孔に、扉におけるラッチ爪を係止するよう
にしたラッチ装置付き開き扉式の鋼製書庫において、前
記框に穿設した係合孔の前記ラッチ爪が係合する縁辺部
分に、ほぼU字形をなす樹脂製のラッチ受材を嵌着した
ことを特徴としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、鋼製庫体の框の裏面側で係合孔の脇に位置する部位
に、前記鋼製庫体の内方に向かう係止突起を突出させる
一方、ラッチ受材の前記係止突起と対応する部位に、そ
の係止突起が嵌合状態で着脱可能に係止される係止孔を
設けたことを特徴としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、係止突起は、框の裏面から鋼製庫体の内方に向って
ほぼ三角形状に突出する切り起こし片からなり、ラッチ
受材の係止孔は、ほぼ四角形状の角孔とされていること
を特徴としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、ほぼ三角形状の切り起こし片は、框の係合孔から次
第に遠ざかる方向に背が高くなっているか、または框の
係合孔に次第に近付く方向に背が高くなっていることを
特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る鋼製書庫にお
けるラッチ爪の係合装置の実施形態について、図面を参
照して説明する。
【0012】図1〜図4は、同係合装置の一実施形態を
示す。図1は、同係合装置の要部を分解状態で示す斜視
図、図2は、ラッチ受材を示す斜視図、図3は、係合孔
にラッチ受材を装着した状態を示す斜視図、図4は、作
用説明図で図3のA−A線断面図である。
【0013】なお、本実施形態において、鋼製庫体の全
体構成は従来のものと変わらないから、その説明を省略
する。
【0014】本実施形態では、図1〜図4に示すよう
に、鋼製庫体(11)の框(12)に係合孔(13)を穿設し、この
係合孔(13)に扉のラッチ爪を係止するようになってい
る。鋼製庫体(11)の框(12)に穿設した係合孔(13)のラッ
チ爪(14)係合用の縁辺部分に、ほぼU字形に湾曲した形
状の樹脂製のラッチ受材(15)を嵌着してある。
【0015】このラッチ受材(15)は、湾曲部(15a)で連
設された1対の対向片部(15b)、(15c)を有する板クリッ
プ状のもので、樹脂の弾性により、両対向片部(15b)(15
c)が閉じる方向に付勢されている。各片部(15b)、(15c)
の長さは互いに異なり、長い方の片部(15b)が框(12)の
内側に来るようにしてあり、その部分の先端の肉厚は次
第に大きくなった後、減少するようにしてあり、これに
より、傾斜面(16)が形成されている。なお、係合孔(13)
の高さaとラッチ受材(15)の上下幅bとは、ほぼ等しく
してある。
【0016】鋼製庫体(11)の框(12)の裏面側で係合孔(1
3)の脇に位置する部位に、鋼製庫体(11)の内方に向かう
係止突起(17)が突出する一方、ラッチ受材(15)の係止突
起(17)と対応する一方の片部(15b)には、その係止突起
(17)が嵌合状態で着脱可能に係止される係止孔(18)が形
成されている。係止突起(17)は、框(12)の裏面から鋼製
庫体(11)の内方に向ってほぼ三角形状に突出する切り起
こし片からなり、ラッチ受材(15)の係止孔(18)は、ほぼ
四角形状の角孔とされている。
【0017】ほぼ三角形状の切り起こし片からなる係止
突起(17)の高さは、框(12)の係合孔(13)から次第に遠ざ
かる方向に次第に高くなっている。
【0018】このような鋼製書庫において、ラッチ受材
(15)を框(12)の係合孔(13)部分に装着するには、ラッチ
受材(15)の両端を少し開いた状態で、図1に矢印cで示
すように、係合孔(13)の内部側から縁辺側に差し込む。
【0019】ラッチ受材(15)を一定嵌合位置まで差し込
むと、ラッチ受材(15)の一方の片部(15b)、(15c)が框(1
2)の係止突起(17)を乗り越えた後、ラッチ受材(15)の係
止孔(18)が係止突起(17)に嵌合状態で係止され、図3お
よび図4に示すように、以後は、ラッチ受材(15)が安易
に外れないようになる。
【0020】この場合、三角形状の切り起こし片からな
る係止突起(17)は、框(12)の係合孔(13)から次第に遠ざ
かる方向に、次第に背が高くなっているので、ラッチ受
材(15)の一方の片部(15b)が框(12)の係止突起(17)を乗
り越える作用が容易に行われる。 また、ラッチ受材(1
5)の一方の片部(15b)には傾斜面(16)が形成されている
ので、この斜面によっても乗り越えが容易に行われる。
【0021】このように、框(12)の縁辺にラッチ受材(1
5)を嵌着してあると、図4に仮想線で示すように、鋼製
庫体(11)の扉を開閉する際には、ラッチ爪(14)がラッチ
受材(15)の連設部分の周囲で回動するようになり、常時
ラッチ爪(14)が框(12)と非接触状態に保持される。
【0022】したがって、本実施形態によれば、係合孔
(13)における係合縁辺に樹脂製のラッチ受材(15)を嵌着
してあるので、同じ樹脂製のラッチ爪(14)の滑りが良好
となり、扉の開閉動作が円滑で、その際に不快な金属音
も発生しない。また頻繁な扉開閉動差に対しても、両部
材の磨耗は極力抑えられる。
【0023】さらに、庫体(11)本体には係合孔(13)を穿
設するだけでよく、かつラッチ受材(15)は係合孔(13)に
おけるラッチ爪(14)の係合縁辺にのみ嵌着される程度の
もの(樹脂量)でよいから、庫体(11)およびラッチ受材
(15)ともに安価に製造できる。
【0024】図5は、本発明の他の実施形態を示す。こ
の実施形態では、係止突起(17)が前記一実施形態と逆
に、框(12)の係合孔(13)に次第に近付く方向に背が高く
なっている。この構成においては、背の高い部分がラッ
チ爪(14)の荷重を受ける側に配置されているので、ラッ
チ受材(15)の保持が確実となる。その他の構成は、前記
の実施形態と同一であるから、説明を省略する。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る鋼製書庫におけるラッチ爪
の係合装置によれば、係合孔における係合縁辺に樹脂性
のラッチ受材を嵌着したので、同じ樹脂製のラッチ爪の
滑りが良好となり、扉の開閉動作が円滑であり、かつそ
の際に不快な金属音も発生しない。
【0026】また頻繁な扉開閉動差に対しても、両部材
の磨耗は極力抑制できる。また庫体本体には係合孔を穿
設するだけでよく、かつラッチ受材は係合孔におけるラ
ッチ爪の係合縁辺にのみ嵌着される程度のものでよいか
ら、庫体およびラッチ受材ともに安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る係合装置の一実施形態の要部を分
解状態で示す斜視図である。
【図2】同実施形態におけるラッチ受材を示す斜視図で
ある。
【図3】同実施形態における係合孔にラッチ受材を装着
した状態を示す斜視図である。
【図4】同実施形態における作用説明図で、図3のA−
A線断面図である。
【図5】本発明に係る係合装置の他の実施形態を示す断
面図である。
【図6】構成書庫を示す全体斜視図である。
【図7】従来例を示す要部の斜視図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】他の従来例を示す要部の斜視図である。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【符号の説明】
(11)鋼製庫体 (12)框 (13)係合孔 (14)ラッチ爪 (15)ラッチ受材 (15a)湾曲部 (15b)(15c)対向片部 (16)傾斜面 (17)係止突起 (18)係止孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製庫体の框の前面に穿設した係合孔
    に、扉におけるラッチ爪を係止するようにしたラッチ装
    置付き開き扉式の鋼製書庫において、前記框に穿設した
    係合孔の前記ラッチ爪が係合する縁辺部分に、ほぼU字
    形をなす樹脂製のラッチ受材を嵌着したことを特徴とす
    る鋼製書庫におけるラッチ爪の係合装置。
  2. 【請求項2】 鋼製庫体の框の裏面側で係合孔の脇に位
    置する部位に、前記鋼製庫体の内方に向かう係止突起を
    突出させる一方、ラッチ受材の前記係止突起と対応する
    部位に、その係止突起が嵌合状態で着脱可能に係止され
    る係止孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の鋼製
    書庫におけるラッチ爪の係合装置。
  3. 【請求項3】 係止突起は、框の裏面から鋼製庫体の内
    方に向ってほぼ三角形状に突出する切り起こし片からな
    り、ラッチ受材の係止孔は、ほぼ四角形状の角孔である
    ことを特徴とする請求項2記載の鋼製書庫におけるラッ
    チ爪の係合装置。
  4. 【請求項4】 ほぼ三角形状の切り起こし片は、框の係
    合孔から次第に遠ざかる方向に背が高くなっているか、
    または框の係合孔に次第に近付く方向に背が高くなって
    いることを特徴とする請求項3記載の鋼製書庫における
    ラッチ爪の係合装置。
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