JP3295795B2 - 鋼製書庫におけるラッチ爪の係合装置 - Google Patents

鋼製書庫におけるラッチ爪の係合装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開き扉を前面に有
する鋼製書庫に係り、特に扉に設けたラッチ爪を、鋼製
庫体の框に穿設した係合孔に係止させるようにした
製書庫におけるラッチ爪の係合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の鋼製書庫におけるラッ
チ爪の係合装置においては、図6に示すように、鋼製
庫体(1)の框(2)の前面より穿設した係合孔(3)に、扉
(4)の裏面側に突出させた樹脂製のラッチ爪(5)を係合
させて、閉じ状態を保持するようになっている。
【0003】すなわちラッチ爪(5)は、適宜のばねによ
常に係合方向に付勢されており、扉(4)を閉じる際
に、ラッチ爪(5)の傾斜外面が係合孔(3)の係合縁辺で
スライドすることにより、ラッチ孔(5)は、その付勢力
に反して回動し、ラッチ爪(5)の先端が係合孔(3)の係
合縁辺を通過した後に、付勢力で係合が行われるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の鋼製書庫におけ
るラッチ爪の係合装置のほとんどは、図7および図8に
示すように、鋼板よりなる框(2)に係合孔(3)を穿設し
ただけであるため、扉を閉める際のラッチ爪(5)の滑り
が悪く、扉開閉の円滑性を損なったり、不快な金属音を
発生したり、係合孔(3)の係合縁辺で塗装が落ちたり、
また係合縁辺によって、ラッチ爪(5)の外面が削られて
しまう等の問題があった。
【0005】これらの問題を解決する手段として、例え
ば図9および図10に示すように、係合孔(3)の縁辺を
あざ折りして二重壁構造(6)としたものもある。しか
しこのようにすると、庫体(1)の加工工数が増えて
造コストが高くなる
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、ラッチ爪の滑りが良好で、扉の開閉動作
滑に行うことができ、かつその際に不快な金属音
生することがなく、しかも、頻繁な扉開閉動よる
材の磨耗抑制するとともに、安価に加工製造でき
鋼製書庫におけるラッチ爪の係合装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、発明では、次のように構成されている。
【0008】(1)鋼製庫体の框の前面に穿設した係合孔
に、扉におけるラッチ爪を係止するようにしたラッチ装
置付き開き扉式の鋼製書庫において、前記框に穿設した
係合孔の前記ラッチ爪が係合する縁辺部分に、ほぼU字
形をなす樹脂製のラッチ受材を嵌着し、かつ前記框の裏
面側で係合孔の脇に位置する部位に、框の裏面から鋼製
庫体の内方へ向かってほぼ三角形状に突出する切り起こ
し片からなる係止突起を設け、さらに、ラッチ受材の対
向片における前記係止突起と対応する部位に、その係止
突起が嵌合状態で着脱可能に係止される係止孔を設け
る。
【0009】()上記(1)項において、ラッチ受材の係
止孔を、ほぼ四角形状の角孔とする。
【0010】()上記(2)項において、ほぼ三角形状の
切り起こし片を、框の係合孔から次第に遠ざかる方向に
背が高くなっているか、または框の係合孔に次第に近付
く方向に背が高くなっているものとする。
【0011】(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおい
て、ラッチ受材の後側の対向片の先端側の前面に、先端
方向へ向かって後傾する傾斜面を設ける。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。
【0013】図1〜図4は、本発明の係合装置の一実施
形態を示す。図1は、係合装置の要部を分解して示す斜
視図、図2は、ラッチ受材斜視図、図3は、係合孔に
ラッチ受材を装着した状態斜視図、図4は、作用説明
図で図3のA−A線断面図である。
【0014】なお、本実施形態において、鋼製庫体の全
体構成は従来のものと変わらないので、その説明を省略
する。
【0015】本実施形態では、図1〜図4に示すよう
に、鋼製庫体(11)の框(12)の要所に穿設した係合孔(13)
扉のラッチ爪(14)を係止させるようになっている。
【0016】鋼製庫体(11)の框(12)に穿設した係合孔(1
3)におけるラッチ爪(14)係合される縁辺部分に、ほぼ
U字形に湾曲した樹脂製のラッチ受材(15)を嵌着してあ
る。
【0017】このラッチ受材(15)は、湾曲部(15a)で連
設された前後1対の対向片(15c)(15b)を有する板クリッ
プ状のもので、樹脂の弾性により、両対向片(15b)(15c)
が閉じる方向に付勢されている。
【0018】各対向片(15b)(15c)の長さは互いに異な
り、後方の長い方の対向片(15b)が框(12)の内側に来
るようにしてあり、その部分の先端の肉厚は次第に大
きくなった後、減少させてある。これにより、前面に、
先端方向に向かって後傾する傾斜面(16)が形成されてい
る。なお、係合孔(13)の高さ(a)ラッチ受材(15)の
高さ(b)とは、ほぼ等しくしてある。
【0019】鋼製庫体(11)の框(12)の裏面側で係合孔(1
3)の一側方には、鋼製庫体(11)の内方に向かってほぼ三
角形状に突出する係止突起(17)が、切り起こし形成され
ている。
【0020】ラッチ受材(15)の後側の対向片(15b)に
は、係止突起(17)が嵌合しうるほぼ四角形の係止孔(18)
が形成されている。
【0021】係止突起(17)の高さは、框(12)の係合孔(1
3)から遠ざかる方向に次第に高くなっている。
【0022】このような鋼製書庫において、ラッチ受材
(15)を框(12)の係合孔(13)部分に装着するには、まず
ラッチ受材(15)の対向片(15a)(15b)の先端を少し開いた
状態で、ラッチ受材(15)を、図1に矢印cで示すよう
に、係合孔(13)の内部から縁辺側に差し込む。
【0023】ラッチ受材(15)を一定位置まで差し込む
と、ラッチ受材(15)の後方の対向片(15b)が框(12)の係
止突起(17)を乗り越えた後、ラッチ受材(15)の係止孔(1
8)が係止突起(17)に嵌合して係止され、図3および図4
に示すように、ラッチ受材(15)は容易に外れないように
なる。
【0024】この場合、三角形状の切り起こし片からな
る係止突起(17)は、框(12)の係合孔(13)から遠ざかる方
向に、次第に高くなっているので、ラッチ受材(15)の
方の対向片(15b)は、框(12)の係止突起(17)を容易に
り越えることができる。また、ラッチ受材(15)の後方の
対向片(15b)の前面には傾斜面(16)が形成されているの
で、この斜面によっても乗り越えが容易に行われる。
【0025】このようにして、框(12)の縁辺にラッチ受
材(15)を嵌着してあるので、図4に仮想線で示すよう
に、ラッチ爪(14)は、鋼製庫体(11)の扉を開閉する際に
は、ラッチ受材(15)の対向片(15b)(15c)の連設部分の周
に沿って回動することとなり、ラッチ爪(14)は、常に
框(12)と非接触状態に保持される。
【0026】また、係合孔(13)における係合縁辺に樹脂
製のラッチ受材(15)を嵌着してあるので、同じ樹脂製
のラッチ爪(14)の滑り良好となり、扉の開閉動作が円
滑で、その際に不快な金属音発生することもない。ま
た頻繁な扉開閉動に対しても、両部材の磨耗は極力
抑えられる。
【0027】さらに、庫体(11)本体には係合孔(13)を
穿設するだけでよく、かつラッチ受材(15)は係合孔(1
3)におけるラッチ爪(14)の係合縁辺にのみ嵌着しうる程
度の寸法のものでよいから、庫体(11)およびラッチ受材
(15)ともに安価に製造できる。
【0028】図5は、本発明の他の実施形態を示す。こ
の実施形態では、係止突起(17)は、前記した実施形態と
逆に、框(12)の係合孔(13)に近付く方向に、次第に
が高くなっている。この構成においては、係止突起(17)
における背の高い部分がラッチ爪(14)の荷重を受ける
側に配置されているので、ラッチ受材(15)の保持が確実
となる。その他の構成は、前記の実施形態と同一であ
【0029】
【発明の効果】本発明に係る鋼製書庫におけるラッチ爪
の係合装置によれば、係合孔における係合縁辺に樹脂性
のラッチ受材を嵌着してあるので、同じ樹脂製のラッチ
爪の滑りが良好となり、扉の開閉動作が円滑であり、か
つその際に不快な金属音発生することもない。
【0030】また頻繁な扉開閉動作に対しても、両部材
の磨耗は極力抑制される。さらに、庫体本体には係合孔
を穿設するだけでよく、かつラッチ受材は係合孔におけ
るラッチ爪の係合縁辺にのみ嵌着される程度のものでよ
いから、庫体およびラッチ受材ともに安価に製造でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る係合装置の一実施形態の要部を分
して示す斜視図である。
【図2】図1におけるラッチ受材斜視図である。
【図3】図1における係合孔にラッチ受材を装着した状
態を示す斜視図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明に係る係合装置の他の実施形態を示す
4と同様の横断面図である。
【図6】構成書庫の一例を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す要部の斜視図である。
【図8】図7のB−B線断面図である。
【図9】他の従来例を示す要部の斜視図である。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【符号の説明】
(11)鋼製庫体 (12)框 (13)係合孔 (14)ラッチ爪 (15)ラッチ受材 (15a)湾曲部 (15b)(15c)対向片 (16)傾斜面 (17)係止突起 (18)係止孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 15/02 A47B 63/00 502 E05B 65/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製庫体の框の前面に穿設した係合孔
    に、扉におけるラッチ爪を係止するようにしたラッチ装
    置付き開き扉式の鋼製書庫において、前記框に穿設した
    係合孔の前記ラッチ爪が係合する縁辺部分に、ほぼU字
    形をなす樹脂製のラッチ受材を嵌着し、かつ前記框の裏
    面側で係合孔の脇に位置する部位に、框の裏面から鋼製
    庫体の内方へ向かってほぼ三角形状に突出する切り起こ
    し片からなる係止突起を設け、さらに、ラッチ受材の対
    向片における前記係止突起と対応する部位に、その係止
    突起が嵌合状態で着脱可能に係止される係止孔を設けた
    ことを特徴とする鋼製書庫におけるラッチ爪の係合装
    置。
  2. 【請求項2】 ラッチ受材の係止孔を、ほぼ四角形状の
    角孔としたことを特徴とする請求項記載の鋼製書庫に
    おけるラッチ爪の係合装置。
  3. 【請求項3】 ほぼ三角形状の切り起こし片を、框の係
    合孔から次第に遠ざかる方向に背が高くなっているか、
    または框の係合孔に次第に近付く方向に背が高くなって
    いることを特徴とする請求項記載の鋼製書庫における
    ラッチ爪の係合装置。
  4. 【請求項4】 ラッチ受材の後側の対向片の先端側の前
    面に、先端方向へ向かって後傾する傾斜面を設けてなる
    請求項1〜3のいずれかに記載の鋼製書庫におけるラッ
    チ爪の係合装置。
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