JPH09119112A - プラットホーム - Google Patents

プラットホーム

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JPH09119112A
JPH09119112A JP27939095A JP27939095A JPH09119112A JP H09119112 A JPH09119112 A JP H09119112A JP 27939095 A JP27939095 A JP 27939095A JP 27939095 A JP27939095 A JP 27939095A JP H09119112 A JPH09119112 A JP H09119112A
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JP
Japan
Prior art keywords
water
platform
permeable
water permeable
pavement material
Prior art date
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Pending
Application number
JP27939095A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Tokuda
章博 徳田
Mitsunobu Otani
光伸 大谷
Hiromichi Sugawara
宏通 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH09119112A publication Critical patent/JPH09119112A/ja
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、降雨や散水、さらに水を用いた清掃
などのときでも、水たまりなど、表面に水が残留するこ
とがなく、吸水性、排水性に優れ、もって乗降客らが安
心して歩け、さらに車内汚染防止性に優れたプラットホ
ームを提供せんとするものである。 【解決手段】本発明のプラットホームは、少なくとも表
層の一部分が透水性舗装材で構成されていることを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、吸水性および排水
性に優れ、もって乗降客らが安心して歩行することがで
き、さらに車内汚染防止性にも優れたプラットホームに
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、プラットホームは、表層部分に
は、コンクリート舗装、アスファルト舗装、コンクリー
トブロック敷設、天然石やタイル製の舗石板敷設などが
施されているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの舗装部材は、
透水機能を持っていないために、降雨時や水を用いた清
掃時に、水たまりができてしまう。水たまりがあると、
滑りやすくなり、また、水たまりに踏み入れないように
することに気を取られるため、安心して通行したり乗降
したりできない。降雨量が少ない場合や、清掃時にすぐ
モップなどで拭き取った場合には、水たまりができない
までも表面に水滴が残留したり薄い水の膜が形成され
る。その場合にもやはり滑りやすくなる。また、靴底を
濡らしたままで乗車するために車内まで濡らして滑りや
すくしていた。また、水を持ち込むだけでなく、車内で
靴底の汚れを水とともに床に残し、車内を汚す原因とも
なっていた。
【0004】本発明は、かかる従来のプラットホームの
上述課題に鑑み、降雨や散水、さらに水を用いた清掃な
どのときでも、水たまりなど、表面に水が残留すること
がなく、吸水性、排水性に優れ、もって乗降客らが安心
して歩け、さらに車内汚染防止性に優れたプラットホー
ムを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような手段を採用するものである。
すなわち、本発明のプラットホームは、少なくとも表層
の一部分が透水性舗装材で構成されていることを特徴と
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、従来、降雨や散水によ
って、駅のプラットホームが汚染されたり、易滑性にな
って危険な状態を形成することがよくあるが、このよう
な問題を解決し、常時、きれいで滑りにくく、外観から
も安全性にも優れたプラットホームを提供せんがため
に、鋭意検討したところ、該ホームを構成する素材とし
て特定な舗装材を採用することで、かかる課題を一挙に
解決することができることを究明したものである。
【0007】すなわち、該ホームを構成する少なくとも
表層部分を透水性舗装材で構成することによって、表面
に水が残留することがなく、吸水性、排水性に優れ、も
って乗降客らが安心して歩け、さらに車内汚染防止性に
優れたプラットホームを提供することができたものであ
る。
【0008】本発明でいう透水性舗装材としては、舗装
材の内部に空隙を有し、表面から裏面あるいは側面へ通
じる連続気孔を有する材料であって、たとえば降ってく
る雨水などを、路盤あるいは該材料側面から外部へ排水
させる機能を持っている舗装材を使用するものである。
【0009】かかる透水性舗装材としては、施工現場に
て、アスファルトやセメントや樹脂を用いて、骨材を結
合させながら舗装して得られるものと、あらかじめ、骨
材をブロック状に成形したものを施工現場で敷設して得
られるものがある。後者のブロックの場合、強固な保形
性を付与するために、結合剤としてセメントや樹脂を用
いたり、ブロックを高温に加熱し、骨材を焼結させた
り、焼結バインダを介して結合させたりしたものが使用
される。これらの透水性舗装材の具体的な例としては、
透水性アスファルト、透水性コンクリート舗装、透水性
コンクリート平板、透水性インターロッキングブロッ
ク、透水性セラミックブロックなどを使用することがで
きる。
【0010】かかる透水性舗装材の中でも、透水性とし
て、JIS A-1218で測定される初期の透水係数が、好まし
くは1×10-2cm/sec以上、さらに好ましくは1×10
-1cm/sec以上であるものがよい。また、さらには、JIS
A-5304で測定される曲げ強度が、好ましくは40kgf/cm
2 以上、さらに好ましくは50kgf/cm2 以上であるもの
が使用される。
【0011】かかる性質を満足する透水性舗装材として
は、上述の中でも透水性セラミックブロックが最も好ま
しい。この透水性セラミックブロックは、さらに防汚
性、耐目詰まり性などの点においても、他の材料に比し
て群を抜いた機能を有していて好ましい。
【0012】これらの舗装材をプラットホームの少なく
とも表層の一部分に舗装することで、雨水や清掃時の水
を舗装材中に吸収させ、水たまりの発生を防止すること
ができ、表面に付着する水の量が低減させることができ
る。もちろん、プラットホーム全面を透水性舗装にして
もよいし、プラットホーム表層端部や排出口周囲などを
他部材にしたり、通行頻度の高い部分や雨のかかる部分
だけ透水性舗装にしてもよい。これによって乗降客が安
心して通行したり乗降したりできるし、また、乗車後の
車内で滑りやすくなったり、汚したりすることを低減さ
せることができる。
【0013】該透水性舗装構造体表面から吸収された水
は、該透水性舗装材内部を通過して地中あるいは該透水
性舗装材側面へ排水される。しかし、プラットホームの
場合、表面の面積や横断距離がそれほど大きくないた
め、該透水性舗装材側面へ排水させる構造がとりやす
い。そのため、該舗装材の下地に必ずしも透水性をもた
せる必要がなく、通常のアスファルト舗装やコンクリー
トを打設した上などに透水性舗装を施してもよい。透水
性舗装材がブロック状の場合、サンドクッション上に敷
設される場合もあり、必ずしも下地に固着させることを
必要としないが、駅のプラットホームのように側面がフ
リーで線路側にブロックが落下するおそれがある場合、
通常のアスファルト舗装やコンクリートを打設した上な
どに該ブロックを、通常のモルタルなどで固着させても
よい。
【0014】このように下地に透水性がない場合、吸収
された水は、該透水性舗装材の内部または下部を横方向
に移動し、プラットホーム表層端部からプラットホーム
外部へ排出させるか、プラットホーム上部に設けられた
排水口に排出させることが好ましい。プラットホーム端
部や排水口まで透水性舗装が施されていなくて、非透水
の縁石ブロックや端部用平板などで止められていても、
そのブロックや平板に通水孔を開けるか、ブロックや平
板と下地の間に空隙を設けるなどして排水させてやれば
よい。
【0015】排水口に排出させる場合、排水口の上部開
口部は、蓋で覆われ、蓋上面と舗装材上面が段差無く隣
接しててもよいし、蓋上面を一段落とし込み、蓋上部に
はブロック状透水性舗装材を隣接部と同様に敷設するこ
ともできる。排水口を複数個設けても構わないし、排水
溝を設けてそこに排出させても構わない。
【0016】下地に透水性がない場合、水は横方向に移
動するが、該透水性舗装材の厚み分を水が滞留しても構
わないので、排水のための勾配を付けてもよいし、付け
なくてもよい。勾配を付けないことで、プラットホーム
上を空き缶やコインが転がって線路上に落下したりする
危険性を減少させる効果がある。横方向への水の移動を
よりスムーズに行うために、該透水性舗装材と下地との
間に空隙を有することが好ましい。空隙を有するため
に、下地または透水性舗装材裏面の少なくともいずれか
一方に溝を形成するのが好ましい。
【0017】該透水性舗装材は、一般に景観材料とも呼
ばれ、意匠性に優れており、景観を向上させる上に、該
透水性舗装材に内在する気孔が吸音の作用を持ち、列車
の騒音などを低減させる効果も期待できるものである。
さらに、かかる透水性舗装材の意匠性を高めるために、
各種カラーを組み合わせてもよいが、たとえば駅のプラ
ットホームであれば、その性質上、白線や列車表示、車
両の扉表示、乗客の列誘導表示などを舗装面にペイント
したり、舗装材の骨材やブロックの色の組み合わせを使
って表示してもよい。該透水性舗装材の骨材やブロック
の色の組み合わせを使って表示した場合、ペイントのよ
うなはがれや摩耗によるかすれがなくなり、耐久性よく
使用できる効果がある。
【0018】さらにブロックの場合、盲人誘導用の点字
ブロックを組み合わせることも可能である。盲人誘導用
ブロックを透水性にすることで、足元を滑りにくくする
と同時に盲人の杖の先端も滑りにくくなる効果がある。
【0019】たとえば通常の駅のプラットホームは表層
肩部に、すべり止め対策としてすべり止め部材を取り付
けたり、すべり止め形状に成型したりしているが、本発
明においても同様の措置をとることは一向に構わない。
【0020】本発明のプラットホームは、鉄道の駅に設
置されるプラットホームはもちろん、バスやタクシー乗
り場のように車両通行部分より乗降客の通行、乗降に供
する部分が段差を持っているような場所、船着き場のよ
うな場所などのホームに好適に採用されるものである。
【0021】
【実施例】以下の実施例によって本発明をさらに詳しく
説明する。
【0022】実施例1 まず、プラットホームを模して、3640mm角、厚さ
200mmのコンクリートスラブを設けた。その上に透
水性セラミックブロックを敷設した。また、その周囲に
は、非透水性コンクリート製の縁石ブロックを一列、透
水性セラミックブロックを囲むように敷設した。縁石ブ
ロックと透水性セラミックブロックは高さが異なるの
で、両ブロックの上面が一致するように、縁石ブロック
の位置するスラブ側を削った。両ブロックは、厚さ30
mmのモルタル層をはさんでスラブに固着した。使用し
た透水性セラミックブロックは、寸法が100×200
×厚さ60mmであり、JIS A-1218に準拠して求めた透
水係数が2×10-2cm/secであった。縁石ブロッ
クの寸法は、600×100×厚さ100mmであっ
た。縁石ブロックには、透水性セラミックブロック内部
を通過したきた水を外部に排出させるため、透水性セラ
ミックブロックと接する位置から外部に向かって、直径
30mmの通水孔を200mm間隔で設けた。このよう
にしてプラットホームの模型を作った。
【0023】このプラットホームの模型において、雨天
時に観察すると、雨水は透水性セラミックブロックより
吸収され、縁石ブロックの通水孔から排出されているこ
とが確認でき、水たまりは発生しなかった。また、ホー
スで18リットル/分のペースで散水しても、やはり、
表層にあふれることなく、透水性セラミックブロックよ
り吸収され、縁石ブロックの通水孔から排出されている
ことが確認できた。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、降雨時や水清掃後の水
たまりの発生を防ぎ、乗降客が安心して通行、乗降で
き、また、車内に乗り込んでからのすべりや、車内を汚
すことを防ぐ効果を発揮し、路面電車や鉄道の駅に設置
されるプラットホームはもちろん、バスやタクシー乗り
場のように車両通行部分より乗降客の通行、乗降に供す
る部分が段差を持っているような場所、船着き場のよう
な場所などのホームに好適な透水性舗装構造体を提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、本発明の一実施態様にかかる駅のプ
ラットホームのイメージ概略図である。
【図2】この図は、本発明の一実施態様にかかる駅のプ
ラットホームの部分拡大したイメージ概略図である。
【符号の説明】
1:プラットホーム 2:透水性舗装材 3:透水性舗装材(ブロック状) 4:モルタル接着剤 5:コンクリートスラブ 6:縁石ブロック 7:通水孔

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも表層の一部分が透水性舗装材で
    構成されていることを特徴とするプラットホーム。
  2. 【請求項2】該透水性舗装材が、1×10-2以上のJIS
    A-1218で測定される透水係数を有するものである請求項
    1記載のプラットホーム。
  3. 【請求項3】該透水性舗装材が、40kgf/cm2 以上のJI
    S A-5304で測定される曲げ強度を有するものである請求
    項1記載のプラットホーム。
  4. 【請求項4】該透水性舗装材が、透水性セラミックブロ
    ックである請求項1記載のプラットホーム。
  5. 【請求項5】該プラットホームが、該表層部から透水さ
    れた水を、該プラットホーム端部側面から外部へ排水す
    る排水機構を有する請求項1記載のプラットホーム。
  6. 【請求項6】該プラットホームが、該透水性舗装材の内
    部または下部に設けられた排水路から排出する排水機構
    を有する請求項1記載のプラットホーム。
  7. 【請求項7】該プラットホームが、該透水性舗装材と下
    地との間に空隙を設けた排水機構を有する請求項1記載
    のプラットホーム。
  8. 【請求項8】該空隙が、下地または透水性舗装材裏面の
    少なくともいずれか一方に設けた溝である請求項7記載
    のプラットホーム。
JP27939095A 1995-10-26 1995-10-26 プラットホーム Pending JPH09119112A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102493369A (zh) * 2011-11-30 2012-06-13 蔡冠之 一种地铁站台绝缘带的施工方法
CN103321161A (zh) * 2013-07-08 2013-09-25 蔡冠之 一种地铁站台绝缘层结构及其施工方法
JP2014173315A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 East Japan Railway Co プラットホーム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102493369A (zh) * 2011-11-30 2012-06-13 蔡冠之 一种地铁站台绝缘带的施工方法
JP2014173315A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 East Japan Railway Co プラットホーム
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