JPH09118840A - 水性路面標識ペイント - Google Patents

水性路面標識ペイント

Info

Publication number
JPH09118840A
JPH09118840A JP8184280A JP18428096A JPH09118840A JP H09118840 A JPH09118840 A JP H09118840A JP 8184280 A JP8184280 A JP 8184280A JP 18428096 A JP18428096 A JP 18428096A JP H09118840 A JPH09118840 A JP H09118840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road marking
paint
acid
chelating agent
marking paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8184280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4426653B2 (ja
Inventor
Josef Hans Jilek
ヨセフ・ハンズ・ジレク
Angelo I Sanfilippo
アンジェロ・イー・サンフィリッポ
Donald Craig Schall
ドナルド・クレイグ・シャル
Andrew Paul Trapani
アンドリュー・ポール・トラパニ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm and Haas Co filed Critical Rohm and Haas Co
Publication of JPH09118840A publication Critical patent/JPH09118840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4426653B2 publication Critical patent/JP4426653B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/004Reflecting paints; Signal paints

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水媒介の路面標識ペイントおよびそれを用い
た路面標識の黄色化を減少または防止する方法。 【解決手段】 鉄イオンをキレート化することが可能で
あり、実質的に無色の錯体を生成させるキレート化剤を
含有する水性路面標識ペイント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、水性路面標識ペイント(water-
borne road marking paints)(以後、時々、「トラフ
ィックペイント」と称する)に関し、特に、路面上にペ
イントを適用した後にときどき生じる黄変の問題に関す
る。
【0002】多くの研究は、水媒体のトラフィックペイ
ントが、ペイントの適用後、できるだけ長く白色であり
かつ汚れのない状態でとどまるのを確保することに充て
られてきた。しかし、新しく適用されたトラフィックペ
イントのきれいな白色表面の部分が、汚れた黄色または
褐色に変り、時々、路面上において路面標識の長い距離
に沿って変っているのが観察された。そのような汚染の
現象は「黄変(yellowing)」として知られている。一
般にペイントの視認性には大きな影響はないが、黄変は
美的な理由から望ましくなく、また特に、トラフィック
ペイントの使用者が、ペイントを適用した数日以内に黄
色に変るペイントは、品質の悪いペイントであると思っ
ているので、望ましくない。
【0003】この現象の発現が明らかにランダムであ
り、ペイントの適用後すぐ生じるかまたは全く生じない
ことについての説明は未だなされていない。2つの機会
に、道路の同じ場所に適用された同一のペイントは、あ
る時には黄色に変り、そして次の時には変らない。問題
の理解がこのように欠除している結果として、その解決
策は今までのところ見出されていない。
【0004】本発明者は、この現象の原因を明確にし、
その結果として、その解決法を見いだした。本発明者
は、黄変はペイント配合物の中の物質と鉄が反応するこ
とによって、ペイントの内部に、本質的にさびであるも
のを生じるのが原因であり、それによって黄変が生じる
と考えている。適用されたトラフィックペイントの近傍
に、明らかな鉄源は存在していない。しかし、それは乗
り物に由来するかもしれないし、またはペイントが適用
された道路表面の例えばアスファルトのようなある種の
成分に由来するかもしれないと考えられる。鉄はペイン
トが完全に乾燥していないで、それ故水の浸透をまだ受
け入れ易い時に、適用後の最初の24〜48時間におい
て高湿度であるかまたは降雨があるならば、ペイントに
浸透することが可能である。この方法においてペイント
層に導入されると、その時、水は、ペイントのある種の
成分と反応し、ペイントを汚染しそして黄変の原因とな
る黄色または褐色の「さび」を生成すると考えられる。
しかし、もし降雨が特にはげしければ、鉄および「さ
び」は洗い出され、それによって黄色は除かれる。それ
について確証はないが、しかし前記の明らかなランダム
現象を説明することができるであろう。
【0005】ヨーロッパ特許第A−34383I号に
は、外部からのさびの汚れ、すなわち、表面上にしたた
りまたは落下する外部の源からのさび、から表面を保護
するためのトップコート用ペイントが開示されている。
このペイントには、さびの中の鉄と反応して無色の錯体
を生成することが可能なキレート化剤が含まれている。
英国特許第2172599A号には、キレート化剤とし
てポリホスホネート塩顔料が含まれている類似のペイン
トが開示されている。しかし、これらの文献のいずれに
も、またそのような抗さび汚れ性ペイント(anti-rust
staining paint)についての従来文献のいずれにも、ト
ラフィックペイントの有する前記の問題は述べられてい
ない。従来技術においては、前述の黄変の問題は説明さ
れていないし、またさびによる汚れとの関連も示唆され
ていない。
【0006】本発明は、鉄イオンをキレート化すること
が可能であり、実質的に無色の錯体を生成させるキレー
ト化剤を含有する水性路面標識ペイントを提供する。更
に、本発明はその一態様として、水性路面標識ペイント
の中に、鉄イオンをキレート化して実質的に無色の錯体
を生成させるキレート化剤を混合することを含む、水性
路面標識ペイントの路面上に新しく適用された路面標識
の黄変を減少させまたは防止する方法を提供する。
【0007】本明細書中において用いられる用語につい
て、以下に説明する: 用語「GPC重量平均分子量」は、1976年にローム
アンド ハース カンパニーによって出版された「Ch
aracterization of Polymers」の第4頁、第1章に記載
されている、標準試料としてポリメチルメタクリレート
を使用するゲル透過クロマトグラフィー(GPC)によ
って測定された重量平均分子量である。GPC重量平均
分子量は、理論上の重量平均分子量を計算することによ
って見積ることができる。連鎖移動剤を含有するシステ
ムにおいては、理論重量平均分子量は、単に、重合の間
に用いられた連鎖移動剤の全モル量によって割った重合
性単量体の全重量のグラム数である。連鎖移動剤を含ま
ない乳化重合体系の分子量の見積りは、より複雑であ
る。より粗い見積りは、重合性単量体の全重量のグラム
数を、効率ファクター(efficiency factor)(過硫酸
塩で開始された系においては、本発明者は約0.5のフ
ァクターを使用した)と開始剤のモル量の積で割ること
によって得ることができる。理論的な分子量計算につい
ての更なる情報は、1981年にジョン ウィリー ア
ンド サンズ、N.Y.,N.Y.によって出版された
ジョージ オディアンによる「重合の原理」第2版
(“Principles of Polymerization",2nd edition,by G
eorge Odian published by John Wiley and Sons,N.Y.,
N.Y.in 1981)および1982年にアカデミック プレ
ス、N.Y.,N.Y.によって出版されイルジャ ピ
ルマによって編集された「乳化重合」(“Emulsion Pol
ymerization",edited by Irja Pirma published by Aca
demic Press,N.Y.,N.Y.in 1982)の中に見出すことがで
きる。
【0008】用語「分散された重合体」は、水性媒質中
においてコロイド的に分散され安定化された重合体の粒
子を意味する。
【0009】用語「溶解された重合体」は、水性媒質中
に溶解された水溶性重合体を意味する。溶解された重合
体は、その結果として、ムーニー式(Mooney equatio
n)〔1/lnηrel=1/BC−K/2.5〕のセルフ
−クロウディング定数(K)〔self-crowding constant
(K)〕が0であることを特徴とする重合体溶液を生じ
る。これと比べると、分散された重合体は、1.9に等
しい(K)を有する。ムーニー式の詳細は、1973年
にプレナム プレスによって出版され、そしてゴルドン
およびプランによって編集された、「ノンポリューティ
ング コーティングス アンド コーティング プロセ
ス」中のブレンドレイ等による「水に分散されたアクリ
ル重合体および水溶性アクリル重合体の物理的特性」
(“PhysicalCharacterization of Water Dispersed an
d Soluble Acrylic Polymers"by Brendley et al.,in
“Nonpolluting Coatings and Coating Process" publi
shed by Plenum Press,1973 and edited by Gordon and
Prane)と題する項に開示されている。
【0010】用語「重合体固形分」は、その乾燥状態に
おける重合体を意味する。
【0011】用語「(メタ)アクリレート」は、アクリ
レートおよびメタクリレートを包含する。
【0012】用語「キレート化剤」は、1個より多くの
配位原子によって、金属例えば鉄と相互作用し合う化合
物を意味する。
【0013】用語「顔料分散剤」は、ペイント組成物中
の顔料粒子の分散を改良するために使用される物質を意
味する。顔料分散剤は、ペイント組成物中の顔料粒子の
表面上に吸着され、その上の陰電荷を増加すると考えら
れる。その結果、顔料粒子間のクーロン反発力が増加
し、それにより、ペイント組成物中の顔料粒子の分散が
改良される、と考えられる。
【0014】本発明の水性路面標識ペイントは、水性媒
質中に分散された、または溶解された1種以上の重合体
を含有している。そのような重合体は、当業界において
よく知られている。
【0015】好ましくは、分散されまたは溶解された重
合体は、水性媒質中において、アルキル(メタ)アクリ
レート単量体例えば(C1 〜C20)アルキル(メタ)ア
クリレート単量体の少なくとも1種を共重合することに
よって乳化重合される。本明細書で使用される、用語
「(C1 〜C20)アルキル」は、1つの基につき1〜2
0個の炭素原子を有するアルキル置換基を示している。
適当な(C1 〜C20)アルキル(メタ)アクリレート単
量体には、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチ
ル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレー
ト、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、デシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、セチル(メタ)アクリレート、エイコシル(メタ)
アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、イ
ソデシル(メタ)アクリレート、オレイル(メタ)アク
リレート、パルミチル(メタ)アクリレート、ステアリ
ル(メタ)アクリレートのようなアクリル酸エステル単
量体およびメタクリル酸エステル単量体、例えば、酢酸
ビニル、ビニルプロピオネート、ビニルネオノナノエー
ト(vinyl neononanoate)、ビニルネオデカノエート
(vinyl neodecanoate)、ビニル−2−エチルヘキサノ
エート、ビニルピバレート(vinyl pivalate)、ビニル
バーサテート(vinyl versatate)、またはそれらの混
合物のようなビニルエステル単量体、が包含される。適
当なビニル単量体には、例えば、ハロゲン化ビニル、好
ましくは塩化ビニル、ハロゲン化ビニリデン、好ましく
は塩化ビニリデン、またはそれらの種々の混合物、が包
含される。適当なビニル芳香族単量体には、例えば、1
種以上の重合性ビニル芳香族化合物、およびそれらの混
合物が包含され、また、スチレン、α−メチルスチレ
ン、α−エチルスチレン、p−メチルスチレンおよびビ
ニルキシレンのようなアルキル置換スチレン、ハロゲン
化スチレン、例えばクロロスチレン、ブロモスチレンお
よびジクロロスチレン、ベンゼン核上に1種以上の非反
応性置換基を有する他のスチレン、ビニルナフタレン、
またはそれらの種々の混合物、が包含される。適当な中
性の単量体には、例えば、1種以上の単量体、例えばア
クリロニトリル、アクリルアミド、アルキル置換アクリ
ルアミドの単量体、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリ
レート単量体、例えばアセトアセトキシエチル(メタ)
アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、およびヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
およびヒドロキシブチル(メタ)アクリレートの異性
体、またはそれらの種々な混合物、が包含される。
【0016】所望により、分散され、または溶解された
重合体は、更に、酸官能基を含有する単量体を、0.5
〜20.0%、好ましくは5〜15%の範囲において含
有する。全ての%は、重合体の固形分の全重量に基づい
た%である。
【0017】酸官能基は、単量体混合物の中に、1種以
上の、モノエチレン性不飽和カルボン酸単量体、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、アコニット酸、アトロパ酸(atropic ac
id)、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、ビニ
ル安息香酸、エチレン性不飽和ジカルボン酸の半エステ
ル、エチレン性不飽和ジカルボン酸の半アミド、および
それらの種々な混合物、を含有させることにより得られ
る。他の適当な単量体には、1種以上の、モノメチルイ
タコネート、モノメチルフマレート、モノブチルフマレ
ート、アクリルアミド、プロパンスルホネート、ビニル
スルホン酸ナトリウム、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸、2−メタクリロキシエチルホス
フェート(MOP)、およびホスホエチル(メタ)アク
リレート、が包含される。モノエチレン性不飽和カルボ
ン酸を含有する単量体が好ましく、アクリル酸、メタク
リル酸およびそれらの混合物は更に好ましい。
【0018】好ましくは、トラフィックペイントには、
更に、1種以上の単量体から重合された多官能性アミ
ン、例えば、ジメチルアミノプロピルメタクリルアミ
ド、オキサゾリジノエチルメタクリレート、およびジメ
チルアミノエチルメタクリレート、が含有される。その
ような組成物は、1994年11月14日に出願され、
特許出願番号第08/340,461号を有し、発明の
名称が「貯蔵安定性のある速硬性水性塗料(SHELF STAB
LE FAST-CURE AQUEOUS COATING)」である、通例のよう
に譲渡された米国特許出願(この特許出願は特許になっ
ている)に記載されている。所望により、アミン変性さ
れた、分散または溶解された重合体、またはアミン変性
された、分散され、または溶解された重合体と多官能性
アミンとのブレンド、またはそれらの組み合わせ、また
は好ましくは等割合の上記ブレンドとアミン変性ラテッ
クスバインダーを含有することができる。前記ブレンド
は、ブレンドの固体の全重量に基づいて0〜20%、好
ましくは0.5〜10%、および更に好ましくは2〜5
%の多官能性アミンを含有する。
【0019】重合方法は、典型的には、公知のフリーラ
ジカル開始剤、例えば、過酸化水素、t−ブチルハイド
ロパーオキサイド、過硫酸アンモニウムおよび過硫酸ア
ルカリを、典型的には、全単量体の重量に基づいて0.
05〜3.0重量%の量で用いることによって開始され
る。適当な還元体、例えば、亜硫酸水素ナトリウム、ヒ
ドロ亜硫酸ナトリウムおよびイソスコアビック酸(isos
corbic acid)と組み合わされた前記と同じ開始剤を使
用するレドックス系を、同じような量で使用してもよ
い。
【0020】連鎖移動剤を、所望のGPCによる重量平
均分子量を提供するのに有効な量において使用してもよ
い。生成される重合体の分子量を調節する目的のため
の、適当な連鎖移動剤には、既知のハロ−有機化合物、
例えば、四臭化炭素およびジブロモジクロロメタン; 硫
黄−含有化合物、エタンチオール、ブタンチオールのよ
うなアルキルチオール類、tert−ブチルおよびエチ
ル メルカプトアセテート、同様に芳香族チオール類が
包含される−; または重合中にフリーラジカルによって
容易に引き抜きされる水素原子を有する種々な他の有機
化合物、が包含される。なお、さらなる適当な連鎖移動
剤または成分には、ブチル メルカプトプロピオネー
ト; イソオクチルメルカプト プロピオネート; ブロモ
ホルム; ブモロトリクロロエタン; 四塩化炭素; アルキ
ル メルカプタン、例えば、1−ドデカンチオール、タ
ーシャリー−ドデシル メルカプタン、オクチル メル
カプタン、テトラデシル メルカプタン、およびヘキサ
デシル メルカプタン; アルキル チオグリコレート、
例えば、ブチル チオグリコレート、イソオクチル チ
オグリコレート、およびドデシル チオグリコレート;
チオエステル; またはそれらの組み合わせ物、が包含さ
れるが、しかしこれらに限定はされない。メルカプタン
類は好ましいものである。
【0021】重合体粒子の分散が利用されるときは、重
合体の粒子サイズは、乳化重合プロセスの間に添加され
た従来の界面活性剤の量によって調節される。従来の界
面活性剤には、アニオン系乳化剤、ノニオン系乳化剤、
またはそれらの組み合わせ物、が包含される。典型的な
アニオン系乳化剤には、脂肪ロジン(fatty rosin)の
塩およびナフテン酸の塩、ナフタレンスルホン酸および
ホルムアルデヒドの低分子量の縮合生成物、および適当
な親水性−親油性バランスのカルボン酸ポリマーまたは
コポリマー、アルキル硫酸アルカリ塩またはアルキル硫
酸アンモニウム、アルキルスルホン酸、アルキルホスホ
ン酸、脂肪酸、およびオキシエチル化アルキルフェノー
ルスルフェートおよびオキシエチル化アルキルフェノー
ルホスフェートが包含される。典型的なノニオン系乳化
剤には、アルキルフェノール エトキシレート、ポリビ
ニルアルコール、ポリオキシエチル化されたアルキルア
ルコール、アミンポリグリコール縮合物、変性ポリエト
キシ付加物、長鎖カルボン酸エステル、改質末端アルキ
ルアリールエーテル、およびアルキルポリエーテルアル
コールが包含される。界面活性剤の典型的な量は、全単
量体の全重量に基づいて、0.1〜6重量%である。
【0022】所望により、分散された重合体には、種々
の幾何学的構造の2つ以上の相を有する多段重合体粒
子、例えば、コア/シェル粒子またはコア/シース粒
子、コアーを不完全にカプセル化しているシェル相を有
するコア/シェル粒子、複数のコアーを有するコア/シ
ェル粒子、および相互侵入編目粒子が包含される。これ
らの場合の全てにおいて、粒子の表面積の過半は少なく
とも1つの外部相によって占められ、そして重合体粒子
の内部は少なくとも1つの内部相によって占められてい
る。多段重合体粒子の外部相は、粒子の全重量に基づい
て5〜95重量%である。また、しばしば、多段重合体
粒子の各段が、異なったTgを有することが望ましい。
所望により、これら多段重合体粒子の各段は、異なった
GPC数平均分子量を有することができ、例えば米国特
許第4,916,171号に記載されたような多段重合
体粒子組成物であることができる。
【0023】分散された重合体の多段重合体粒子は、従
来の乳化重合法によって造ることができ、この方法にお
いては、組成が異なる少なくとも2つの段が、逐次的に
重合される方法で造られる。そのような方法において
は、結果的に、通常、少なくとも2種の重合体組成物が
生成される。多段重合体粒子の各段には、前述した連鎖
移動剤および界面活性剤と同じ連鎖移動剤および界面活
性剤を含むことができる。そのような多段重合体粒子を
製造するために使用される乳化重合技術は、当業界にお
いてよく知られており、例えば、米国特許第4,32
5,856号、同第4,654,397号、同第4,8
14,373号および同第4,916,171号に記載
されている。
【0024】本発明者は、水性トラフィックペイントの
中にキレート化剤を混合することにより、鉄が路面上に
散乱され、ペイント表面と反応して黄変の原因となる
「さび」化合物を生成することを実質的に減少させまた
は防止することを見いだした。その結果として、適用さ
れたトラフィックペイントの表面は、種々の交通条件下
で、実質的に白色を存続させている。本発明者が、鉄の
影響に擬製するために硫酸第一鉄溶液を使用して行った
試験により、この解決手段の有効性が確認された。トラ
フィックペイントには、キレート化剤が、0.1〜5%
の範囲において、好ましくは1〜3%の範囲において、
含有されている。なお、全ての%は、重合体の固形分の
全重量に基づいた重量%である。
【0025】本発明に使用するために適したキレート化
剤には、アミノカルボン酸、例えば、エチレンジアミン
四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリアミン五酢
酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸、ジエタ
ノールグリシン、エタノールジグリシン、エチレンジア
ミン二コハク酸、イミノ二酢酸、およびそれらのアンモ
ニウム塩およびアルカリ金属塩; ホスホノカルボン酸、
例えば、2−ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボ
ン酸、およびそれらのアンモニウム塩およびアルカリ金
属塩; ホスホン酸およびアミノホスホン酸、およびそれ
らのアンモニウム塩およびアルカリ金属塩、例えば、1
−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、アミ
ノトリ(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミン
ペンタ(メチレンホスホン酸)、ヘキサメチレン ジ
アミン テトラ(メチレンホスホン酸); トリポリリン
酸、およびそれらのアンモニウム塩およびアルカリ金属
塩;ピロリン酸、およびそれらのアンモニウム塩および
アルカリ金属塩; ヘキサメタリン酸、およびそれらのア
ンモニウム塩およびアルカリ金属塩; 有機酸、例えば、
フマル酸、クエン酸、シュウ酸、イタコン酸、クロトン
酸、マレイン酸、およびそれらのアンモニウム塩および
アルカリ金属塩; ジケトン誘導体、例えば、2,4−ペ
ンタンジオンのZn2+ 塩; ヒドロキサム酸(hydro
xamic acid); ホスフェートイオンを解離す
ることが可能なガラス、および顔料のポリホスホネート
塩、例えばヨーロッパ特許第0343831A1号に記
載されているもの; および前記キレート化剤の種々な組
み合わせ物、が包含される。
【0026】好ましくキレート化剤には、ホスホン酸ア
ンモニウムおよびホスホン酸アルカリ金属塩またはホス
ホン酸(1個以上のPO(OH)2を有する化合物)およ
びエチレンジアミン四酢酸が包含される。特に好ましい
ものは、アミノ−トリス−メチレン ホスホン酸(モン
サント ケミカル社より、商標名「DEQUEST(登
録商標)2000」として販売されている)である。
【0027】本発明のトラフィックペイントは、更に、
通常の白色顔料、好ましくは二酸化チタンを、組成物の
全重量に基づいて5〜20%、好ましくは6〜16%の
範囲で含有することができる。本発明のトラフィックペ
イントに使用するために適した白色顔料には、商標名
「TiPure(登録商標)」二酸化チタン白色顔料と
して、イー.アイ.デュポン社)より供給されたものが
包含される。商標名「TITAN(商標) TR92 T
itanium dioxide」として二酸化チタン
白色顔料を供給している他の供給者には、チオキサイ
ド、クリーブランド、英国(Tioxide,Cleveland,United
Kingdom)がある。
【0028】所望により、トラフィックペイントは、ト
ラフィックペイント標識の黄変を更に防ぎまたは減少さ
せるために、重合体の固形分の全重量に基づいて0.2
5%〜3%のキレート化剤とともに0.25%〜2%の
顔料分散剤を含有させることができる。適当な顔料分散
剤のある種のものには、カルボン酸重合体、およびそれ
らのアンモニウム塩およびアルカリ金属塩が包含され
る。適当なカルボン酸重合体としては、ポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、(メタ)アクリル酸およびマレ
イン酸の共重合体が包含され、典型的には、それらは4
000〜10000の範囲の重量平均分子量を有してい
る。他の適当な顔料用界面活性剤としては、(メタ)ア
クリル酸および極性化合物の共重合体、例えば、ヒドロ
キシエチルメタクリレート、および非極性化合物、例え
ば、ブチルメタクリレート; および無水マレイン酸とジ
イソブチレンとの反応生成物、が包含される。ポリメタ
クリル酸、およびそれらのアンモニウム塩およびアルカ
リ金属塩が好ましい。
【0029】本発明の水性トラフィックペイントは、典
型的には、充填剤、例えば、炭酸カルシウム、タルク、
シリカ、および時には、固体ガラスビーズ、造膜助剤、
および凍結防止用溶剤を含有させる。所望により、本発
明の水性トラフィックペイントは、添加剤、例えば、界
面活性剤、殺生物剤および増粘剤を含有する。
【0030】また、本発明は、路面上に新しく適用され
た水性路面標識ペイントの路面標識の黄変を減少させ、
または防止する方法を提供する。この方法は、水性路面
標識用ペイントの中に、鉄イオンをキレート化すること
が可能なキレート化剤を混合して、実質的に無色の錯体
を生成させることを含む。更にこの方法は、前記水性路
面標識用ペイントの中に、新しく適用された前記の路面
標識の黄変を更に減少させまたは防止するための顔料分
散剤を混合することを包含している。本発明の方法は、
トラフィックペイントの中にキレート化剤を混合するこ
と、またはトラフィックペイントの路面標識が、従来の
適用手段、例えばモビール噴霧装置によって路面に適用
された後、キレート化剤を適用することを意図してい
る。その後、キレート化剤を路面標識がまだ湿潤状態に
ある間に、路面標識の上面に、例えば噴霧のような公知
手段によって適用することができる。所望により、向上
した視認性を有する反射路面標識を造るために、トラフ
ィックペイントがまだ湿っている間に、路面標識の上面
に、ガラスビーズを適用してもよい。ガラスビーズとキ
レート化剤を混合した後に、反射性ガラスビーズとキレ
ート化剤との混合物を湿っている路面標識の上面に適用
するすることが更に意図されている。
【0031】実施例 本発明の実施例1〜5は、次の配合物に基づいている:
【表1】 表1 成分 実施例1および4 実施例3 実施例2および5 重量(g/l) 重量(g/l) 重量(g/l) 結合剤(1) 487.0 487.0 487.0 顔料分散剤(2) 8.4 0.0 8.4 キレート化剤(3) 0.0 24.3 24.3 非シリコーン消泡剤(4) 4.0 4.0 4.0 水 69.0 53.1 44.7 二酸化チタン顔料(5) 265.0 265.0 265.0 炭酸カルシウム5ミクロン(6) 394.0 394.0 394.0 炭酸カルシウム10ミクロン(7) 394.0 394.0 394.0
【0032】上記の諸成分を、滑らかになるまで20分
間混合し、次いで、次の諸成分を添加して実施例1〜5
の調製物を完成させた:
【表2】
【0033】上記の表1および2に記載された成分を以
下に列挙した:(1)は、ローム アンド ハース カ
ンパニーによって供給されたPRIMAL(登録商標)
E−2706(50%)ポリマーエマルションである。
(2)は、ローム アンド ハース カンパニーによっ
て供給された顔料分散剤であるOROTAN(登録商
標)901(30%)である。(3)は、水45gと2
8%アンモニア溶液15gとを混合し、次いで、DEQ
UEST(登録商標)2000(50%濃度)40gを
加え、pH9.5にすることによって配合されたキレー
ト化剤である。中和することができなかったのでアンモ
ニアは最後に加えなかった。(4)は、ドリュ アメロ
イド ネダーランド B.V.(Drew Ameroid Nederla
nd B.V.,Triathlonstrasse 33,3078 HX Rotterdam,The
Netherlands)によって供給されたDREW(商標)T
G4250非シリコーン消泡剤である。(5)は、チオ
キサイド社によって供給されたTITAN(商標)TR
92二酸化チタン白色顔料である。(6)は、オムヤ、
プルエス−スツアウファーAG(Omya,Pluess-Stauffer
AG,CH-4665 Offringen,Switzerland)によって供給さ
れたDURCAL(商標)5充填剤である。(7)は、
オムヤ、プルエス−スツアウファーAGによって供給さ
れたDURCAL(商標)10充填剤である。(8)
は、エタノールである。(9)は、イーストマン ケミ
カル カンパニーによって供給されたTEXANOL
(登録商標)造膜助剤である。(10)は、配合物のp
Hを9.5に調節するのに使用されたアンモニアであ
る。
【0034】実施例1〜5のサンプルは、1日間平衡に
させた。
【0035】380マイクロメーターの厚さを有するよ
うに実施例1〜3の塗料をガラス表面に適用し、そして
1時間乾燥させ、その点において、トラフィック標識上
の鉄による黄変の影響を擬製するために、FeSO4
液(FeSO4 ・7H2O の3g、水1997g、2
5%硫酸6滴)の10滴を塗料表面に適用した。次いで
乾燥後、塗料を目視で黄変について測定した。その結果
を次の表3に示した:
【表3】 表3 実施例No. キレート化剤 顔料分散剤 2時間後の黄変 16時間後の黄変 1 なし あり 黄色 黄色 2 あり あり 白色 白色 3 あり なし オフホワイト オフホワイト
【0036】上記の表に示された結果によれば、キレー
ト化剤を含有する組成物(実施例3)をトラッキングペ
イントに利用した際には、キレート化剤を含有しない組
成物(実施例1)と比較して、有意な黄変は観察されな
かった。しかし、組成物が、キレート化剤だけでなく顔
料分散剤も含有するときは(実施例2)、実施例3と比
較してさらに塗料の黄変を減少させることが観察され
た。
【0037】また、テストトラックス(test tracks)
として知られている路面標識剤を造り、ASTM D7
13−90に従って適用した。湿潤状態において450
ミクロメーターの厚さを有する実施例4および5の路面
標識剤を、交通の流れの方向を横切って、すなわち、交
通の流れ方向に直角に、シーエムシー、コモ、イタリー
(CMC,Como,Italy)によって供給された、後退型自走式
のストリップマシンNo.LT20(a walk behind,se
lf-propelled striping machine Model No.LT20)によ
って、ビチューメンアスファルト(bituminous asphal
t)路面上に、スプレー塗布した。交通の流れに横切る
方向においてテストトラックスを適用する理由は、ホイ
ールトラックエリア(wheel track area)として定義さ
れる、特に乗り物のタイヤが極めてしばしば通過する場
所において、テストトラックス上を通過する乗り物の数
を増加させることによって、テストトラックスの崩壊を
促進することである。テストトラックスの黄変は、路面
にそれらを適用後106日経過してから、ミノルタカメ
ラ によって供給されている携帯用の三刺激測色計(po
rtable tristimulus colorimeter)を用いて観察され
た。色差の測定は、ASTM E−1347「三刺激
(フィルター)測色計による色および色差の測定(Colo
r and Color-Difference Measurement by Tristimulus
(Filter)Colorimetry)」に記載されている。b*
は、CIELAB色差においてASTM E−284
「外観の標準術語(Standard Terminology of Appearan
ce)」に記載されている。色差は、CIE 1976
* * * のカラースケール(color scale)を使用
して計算される。b* スケールが正の時は黄色味があ
り、そして負の時は青色味がある。b* の対立するカラ
ースケールは、また「色彩技術の原理、第2版(Princi
ples of Color Technology,2nd Edition)」、フレッド
ダブリュ ビルメヤー、ジュニア、ジョン ウィリー
アンド サンズ(Fred W Billmeyer,Jr.,John Wiley
& Sons)、1981、に記載されている。b* 値は、観
察された黄変の程度の尺度である。より高いb* 値は、
路面上に適用されたトラフィック標識剤の外観がより黄
色になったことを示している。3のb* 値は、新しく塗
装された白色表面を表わしている。b* 値が8またはそ
れ以下であることは、トラフィック標識の黄変が許容で
きる程度であることを表わしている。次の表4は、実施
例4および5から造られた路面標識剤のb* 値を表わし
ている。
【表4】
【0038】上記表4から、キレート化剤を含有してい
るトラフィックペイント組成物(実施例5)からの路面
標識は、キレート化剤を含有していないトラフィックペ
イント組成物(実施例4)からの路面標識と比較して、
トラフィック条件に長期間暴露した後に許容できる程度
の黄変化の結果を与えることが理解される。
フロントページの続き (72)発明者 アンジェロ・イー・サンフィリッポ フランス、ヴァルボヌ、06560、リュエ ル・デ・ブリュイェール 15 (72)発明者 ドナルド・クレイグ・シャル アメリカ合衆国ペンシルバニア州、ランス デイル、シェイディ・レーン 120 (72)発明者 アンドリュー・ポール・トラパニ フランス、ヴァルボヌ、06560、プラセ ト・デ・エグランティエール 9

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄イオンをキレート化することが可能で
    あり、実質的に無色の錯体を生成させるキレート化剤を
    含有する水性路面標識ペイント。
  2. 【請求項2】 鉄イオンをキレート化することが可能な
    キレート化剤が、1種以上のPO(OH)2基を有する化
    合物またはEDTAを含む請求項 1記載の水性路面標
    識ペイント。
  3. 【請求項3】 鉄イオンをキレート化することが可能な
    キレート化剤が、アミノ−トリス−メチレンホスホン酸
    である、請求項2記載の水性路面標識ペイント。
  4. 【請求項4】 ペイントがポリマー固形分の全重量に基
    づいて、0.1〜5重量%の前記キレート化剤を含有し
    ている、請求項1記載の水性路面標識ペイント。
  5. 【請求項5】 顔料分散剤を更に含有している請求項1
    記載の水性路面標識ペイント。
  6. 【請求項6】 白色顔料を更に含有している請求項1記
    載の水性路面標識ペイント。
  7. 【請求項7】 路面上に適用された請求項1記載の水性
    路面標識ペイントの路面標識。
  8. 【請求項8】 水性路面標識ペイント中に、鉄イオンを
    キレート化することが可能なキレート化剤を混合し、実
    質的に無色の錯体を生成させることを含む、前記水性路
    面標識ペイントの路面上に新しく適用された路面標識の
    黄変を減少させまたは防止する方法。
  9. 【請求項9】 水性路面標識ペイント中に、新しく適用
    された路面標識の黄変を更に減少させまたは防止するた
    めの顔料分散剤を混合することを含む、請求項8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載された方法によって、路
    面上に路面標識として適用された路面標識ペイント。
JP18428096A 1995-06-26 1996-06-26 水性路面標識ペイント Expired - Lifetime JP4426653B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9507663A FR2735782A1 (fr) 1995-06-26 1995-06-26 Peinture de signalisation routiere et procede pour empecher son jaunissement
FR9507663 1995-06-26

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008002665A Division JP2008121021A (ja) 1995-06-26 2008-01-09 水性路面標識ペイント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09118840A true JPH09118840A (ja) 1997-05-06
JP4426653B2 JP4426653B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=9480398

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18428096A Expired - Lifetime JP4426653B2 (ja) 1995-06-26 1996-06-26 水性路面標識ペイント
JP2008002665A Withdrawn JP2008121021A (ja) 1995-06-26 2008-01-09 水性路面標識ペイント

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008002665A Withdrawn JP2008121021A (ja) 1995-06-26 2008-01-09 水性路面標識ペイント

Country Status (10)

Country Link
EP (1) EP0751191B1 (ja)
JP (2) JP4426653B2 (ja)
CN (1) CN1082985C (ja)
BR (1) BR9602878A (ja)
CA (1) CA2179576A1 (ja)
DE (1) DE69614047T2 (ja)
FR (1) FR2735782A1 (ja)
NZ (1) NZ286862A (ja)
SG (1) SG52808A1 (ja)
TW (1) TW377371B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020537054A (ja) * 2017-10-09 2020-12-17 オウェンス コーニング インテレクチュアル キャピタル リミテッド ライアビリティ カンパニー 水性バインダー組成物

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO894458L (no) * 1988-11-10 1990-05-11 Somar Corp Lyssikker maskeringsfilm og anvendelse av denne.
US6107436A (en) * 1998-10-05 2000-08-22 3M Innovative Properties Company Polyfunctional polymer
US6350823B1 (en) 1998-10-05 2002-02-26 3M Innovative Properties Company Pavement marking composition
DE10138127A1 (de) * 2001-08-03 2003-02-27 Henkel Kgaa Bindemittelkomponente für Oberflächenbeschichtungsmittel mit verbesserten Hafteigenschaften
US20030124330A1 (en) * 2001-12-27 2003-07-03 Hector Belmares Stain resistant acoustical panels
CN108250851B (zh) * 2018-01-25 2020-06-09 哈尔滨拓百世环保涂料有限公司 一种沥青卷材硫化物隔离底漆及制备方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1082051A (en) * 1964-02-26 1967-09-06 Sulphur Inst Improvements in or relating to highway marking composition
DE1946477C3 (de) * 1969-09-13 1975-08-28 Borchers Ag Gebr Verwendung von sauren Phosphorsäureestern als Mittel zur Verhinderung der Verfärbung von Sikkative enthaltenden Anstrichstoffen
GB8811520D0 (en) * 1988-05-16 1988-06-22 Int Paint Plc Paint
ZA918515B (en) * 1990-10-26 1992-10-28 Buckman Labor Inc A method for the reduction or prevention of tannin-staining on a surface susceptible to tannin-staining through the use of a complexing agent for a transition-metal ion and compositions containing such a complexing agent

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020537054A (ja) * 2017-10-09 2020-12-17 オウェンス コーニング インテレクチュアル キャピタル リミテッド ライアビリティ カンパニー 水性バインダー組成物

Also Published As

Publication number Publication date
BR9602878A (pt) 1998-04-22
FR2735782A1 (fr) 1996-12-27
DE69614047D1 (de) 2001-08-30
SG52808A1 (en) 1998-09-28
EP0751191A2 (en) 1997-01-02
JP4426653B2 (ja) 2010-03-03
TW377371B (en) 1999-12-21
DE69614047T2 (de) 2001-11-29
NZ286862A (en) 1997-06-24
CA2179576A1 (en) 1996-12-27
CN1082985C (zh) 2002-04-17
CN1150961A (zh) 1997-06-04
EP0751191B1 (en) 2001-07-25
JP2008121021A (ja) 2008-05-29
EP0751191A3 (en) 1997-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11535762B2 (en) Fast drying aqueous amine free coating composition(s)
JP2008121021A (ja) 水性路面標識ペイント
JPS6189270A (ja) 改良されたマスチックまたはコーキング配合物
US9562162B2 (en) Stain blocking compositions
US11299574B2 (en) Latex polymer for improved paint washability
US20080194745A1 (en) Paint Composition
US7105593B2 (en) Aqueous polymer blend composition
US5948833A (en) Method of reducing yellowing of water-borne road marking paints and composition used therein
US4760110A (en) Process for preparing anionic acrylic latex compositions
AU759525B2 (en) Method of reducing yellowing of water-borne road marking paints and composition used therein
US5973029A (en) Corrosion-resistant waterborne paints
AU724672B2 (en) Method of reducing yellowing of water-borne road marking paints and composition used therein
WO2019145781A1 (en) Composition for hard surface substrate marking
JP5036940B2 (ja) 路面標示用水性塗料組成物
AU602568B2 (en) A process for preparing anionic acrylic latex compositions
MXPA96002427A (en) Method to reduce the yellow tone of paints, which lead water, to mark roads, and the composition used in this met
KR20210030122A (ko) 수성 아크릴 에멀젼 수지 및 이의 제조방법
AU785108B2 (en) Aqueous polymer blend composition
US20030224157A1 (en) Aqueous polymer composition
JP4785323B2 (ja) 水性ポリマー組成物
KR100947280B1 (ko) 도로표시용 수성코팅 조성물
JPH0133506B2 (ja)
CA3220290A1 (en) Hybrid paint compositions including inorganic and organic binders

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050421

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050721

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051021

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20061016

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070305

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070912

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term