JPH09118426A - 長物農産物の整列供給装置 - Google Patents

長物農産物の整列供給装置

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JPH09118426A
JPH09118426A JP27555195A JP27555195A JPH09118426A JP H09118426 A JPH09118426 A JP H09118426A JP 27555195 A JP27555195 A JP 27555195A JP 27555195 A JP27555195 A JP 27555195A JP H09118426 A JPH09118426 A JP H09118426A
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conveyor
agricultural products
container
unit
long
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JP27555195A
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Katsuhiro Iida
勝弘 飯田
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Maki Manufacturing Co Ltd
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Maki Manufacturing Co Ltd
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 形状に多様性(曲がり,太さ、長さにバラツ
キ)があり、比較的傷み易い胡瓜、なす等の長物農産物
に適した整列供給装置を提供する。 【解決手段】 単位コンベア301〜309を連設して
形成した整列コンベア3と、この整列コンベア3の始端
部側搬送面上に、多数の長物農産物を山積み状態で供給
する供給手段1とを備え、整列コンベアの終端部を、搬
送面上で長物農産物を前後接触して搬送しながら次工程
に送る整列供給部とした長物農産物の整列供給装置であ
って、整列コンベア3は、連設した単位コンベア301
〜309を農産物が乗り継ぐことで山積み状態から個々
の農産物が前後に離間した状態となるように、複数の単
位コンベアの搬送速度を始端部から搬送下流側に向かっ
て段階的に速くなるように設定すると共に、終端部の単
位コンベアは、搬送する農産物の前後間隔を前後接触さ
せるために上流の単位コンベアより低速に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、胡瓜、いんげん、
なす等の農産物、特に形状に曲がりや、太さ、長さにバ
ラツキが多く、また比較的傷み易い長物農産物を、搬送
しながら整列して次工程の選別コンベア等に送り出すの
に適した整列供給装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来から、農産物を適正な梱包荷姿で市場
に供するために、生産者が持ち込んだ農産物を選別して
出荷する農産物選別設備や、アルパラガス等を所定の長
さに切り揃えた後梱包して出荷する設備等が産地に設け
られている。
【0003】ところで、このような農産物選別設備等で
行われている工程の概要は、要するに、混載状態で持ち
込まれる多数の農産物を「個」に分ける工程、「個」に
分けられた農産物の選別処理等を行う工程、選別処理等
がされた「個」の農産物を適正なグループに分けて梱包
する工程からなるものとして理解されるが、このような
設備では、近時における農業従事人口の減少に伴う省力
化の要請や、省力化による生産性の向上,ランニングコ
ストの低廉化の要請などにより、各工程をできるだけ自
動化することが要望される。
【0004】本発明は、以上のような当業界の背景的技
術状況の下で、特に自動化が極めて遅れている、胡瓜、
いんげん、なす等の形状に曲がりや太さ、長さにバラツ
キが多く、また比較的傷み易い長物農産物を対象とし
て、これをできるだけ傷めることなく「個」に分けて、
選別等の処理を行う工程にバラツキなく適切に供給可能
とするためになしたものである。
【0005】すなわち、従来から、柑橘系の果実等につ
いては実公昭61−27856号、実公昭61−329
04号などにより、ランダムな状態の果実を整列供給す
る装置が提案され実施されている。また大根,ごぼう,
人参等の根菜類についても特公平5−75646号等に
より整列供給装置が提案され実施されている。
【0006】しかし、本発明が対象とするような形状に
多様性(曲がり,太さ、長さにバラツキ)があり、しか
も、比較的傷み易いために乱暴な扱いができない上記の
胡瓜、いんげん、なす等のような長物農産物について
は、自動化,機械化した適切な整列供給装置は提案され
ておらず、もっぱら人手に頼って供給作業を行っている
のが現状である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、形状に多様性
(曲がり,太さ、長さにバラツキ)があり、比較的傷み
易いために上記のような自動化,機械化が困難なものつ
いても、省力化、生産性の向上,ランニングコストの低
廉化等の要望があることは言うまでもなく、本発明者
は、これらの自動化,機械化が困難な胡瓜、いんげん、
なす等の長物農産物について、その整列供給を実現する
装置を種々研究して本発明をなすに至ったものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
願の請求項1に記載した発明よりなる長物農産物の整列
供給装置の特徴は、単位コンベアを搬送方向に複数連設
することで長物農産物を搬送方向に対し横に向いた姿勢
(胡瓜等の長手方向が搬送方向と実質的に直交する姿
勢)で載せて送るための搬送面を形成する整列コンベア
と、この整列コンベアの始端部側の搬送面の上に、前記
搬送方向に対して横に向いた姿勢の多数の長物農産物を
山積み状態で供給する長物農産物の供給手段とを備え、
この整列コンベアの終端部を、該終端部の搬送面上で長
物農産物を前後略一定ピッチに離間し又は前後接触して
搬送して次工程に送る整列供給部とした長物農産物の整
列供給装置であって、上記の整列コンベアは、連設した
単位コンベアを農産物が乗り継ぐことで山積み状態から
個々の農産物が前後に離間した状態となるように該複数
の単位コンベアの搬送速度を始端部から搬送下流側に向
かって段階的に速くなるように設定すると共に、終端部
の単位コンベアの一つ又は複数は、搬送する農産物の前
後間隔を狭くし又は前後接触させるために連設上流の単
位コンベアより低速に設定したという構成にしたところ
にある。上記において「山積み状態」というのは例えば
胡瓜等をコンテナ等に収納した状態からこの容器を取り
払った状態としたときに呈する山形に積み重なった状態
をいう。なお本発明が有効であるためには、容器に収容
された長物農産物が一定方向に向きを揃えて収容されて
いることが前提条件として必要であるが、このような収
容態様は生産者においてコンテナ等に該長物農産物を収
容する場合の一般的な作業で行われていることである。
【0009】上記構成をなす本発明においてその特徴の
一つは、単位コンベアの連設により整列コンベアを形成
することで、各単位コンベアの搬送速度を各々独立に設
定することを可能とし、これにより、搬送速度を始端部
から搬送下流側に向け段階的に速くなるように設定した
始端部から中間ないし終端部近傍までの領域(以下「始
端部側領域」という)と、搬送速度を上流側よりも遅く
設定した終端部の領域(以下「後端部側領域」という)
とを形成できるようにしたことにある。
【0010】このような二つの異なる搬送速度領域の設
定により、まず、始端部側領域において、山積み状態の
農産物が、乗り継ぎする単位コンベアの搬送速度の違い
で搬送の前後方向に次第にばらけて離間した状態とさせ
ることができる。次に搬送速度が遅くなるように設定し
た終端部側領域において、一度離間状態とされた農産物
を、次工程に適当な速度でかつ適度な時間間隔を空けて
供給できるように前後間隔をつめさせることができる。
かかる構成において、単位コンベアの連設数は、始端部
側領域については通常6〜8個程度、段階的に速くする
搬送速度の程度は、対象とする農産物の種類や大きさ、
山積み供給する個数、単位コンベアの連設数等に応じて
適宜設計的、経験的に決めることができるが限定される
ものではない。一例的に挙げれば、一段毎に1〜5m/
分程度の速度差をもつようにするのが好ましい場合が多
い。また終端部側領域については、終端部の一つの単位
コンベアかこれに加えて上流のもう一つないし複数の単
位コンベアを使用することができ、また下流側の単位コ
ンベアを低速とする速度差の程度は、一般的には2〜4
m/分程度とするのが好ましい場合多い。
【0011】整列された長物農産物を次工程に送る終端
部の整列供給部は、例えば、次工程の選別に一定間隔で
設けられているバケットに落下形式でき直接供給する形
式のものとして構成することもできるが、これに限定さ
れるものではなく、例えば整列コンベア上を2列で長物
農産物を搬送させながら整列させた場合に、これら2列
の搬送系路の左右間隔(搬送方向に直角な横方向間隔)
を広げる拡散コンベアを介して2列の選別コンベアに供
給するようにしてもよいし、次工程の選別装置をなすバ
ケットコンベアの各バケットに確実に農産物を供給する
ために整列コンベアの終端部から多少ラフなピッチ状態
で送りだされる農産物を精度よくピッチ付けするピッチ
付け用のコンベアを途中に介在させてもよい。またバケ
ット形式でないフラットな選別コンベアに供給すること
もできる。最終端の単位コンベアの搬送速度は次工程へ
の供給速度等に応じて決められる。なお、次工程は選別
仕分け装置に限定されるものではない。
【0012】このような構成の採用により、整列コンベ
アの始端部の搬送面の上に長物農産物を山積み状態で供
給することが可能となると共に、山積み状態で供給した
長物農産物を整列させて次工程に一つづつ所定のタイミ
ングで供給する整列供給処理が実現できる。
【0013】上記構成の整列供給装置の整列コンベアに
農産物を山積み状態で供給するための供給手段として
は、傷み易い農産物を静かに整列コンベア上に載せる手
段を採用することが好ましく、例えば、該容器にその底
蓋を側方に引抜き開放する形式のものを用いる場合を挙
げることができる他、本願の請求項4又は5に記載の構
成のものを特に好ましいものとして挙げることができ
る。すなわち、多数の農産物を収納した容器(コンテ
ナ)を、荷受け搬送コンベアの上からその上部開口を整
列コンベアの搬送面上に対向させるように反転供給する
容器反転装置と、上部開口を下向きとした反転容器をそ
の反転姿勢のまま搬送面上から上方に移動させる容器退
避装置とを備えたものを自動化処理に適した好ましいも
のとして例示できる。
【0014】上記農産物の供給手段を構成する容器反転
装置としては、例えば、小さい径の軌道で垂直方向に1
80°転向する内側ベルトと、大きい径の軌道で垂直方
向に180°転向する外側ベルトの一対が、正立状態の
容器の上部開口と底部を挾持するように係合してこれら
ベルトの180°転向により内側ベルト上に容器を反転
状態とさせて載せ、この内側ベルトを整列コンベアに連
続させることで長物農産物を静かに整列コンベア上に載
せる構成のものを例示できる。
【0015】また、容器の上部開口から容器内に挿入さ
れることで収容農産物に係合し、該容器反転時の収納農
産物の脱落や余計な動きを防止する農産物押え手段を有
するように設けることもできる。このような農産物押え
手段としては、例えば容器の上部開口を塞ぐ蓋体、ある
いは、幅の狭いベルト(以下「小幅ベルト」という)と
これを所定軌道に沿って回動させる案内・駆動手段の対
の複数で整列コンベアを構成した場合には、この農産物
押え手段を、これら複数の小幅ベルト間の隙間を通って
搬送面下方に没入できる複数の桟部材で構成するように
構成することが好ましく、このような農産物押え手段を
用いることによって整列コンベアの搬送面に農産物を静
かに載置させることが好ましく実現できる。
【0016】本発明の構成において、複数連設して整列
コンベアを構成する各単位コンベアは、限定されるもの
ではないが、小幅ベルトとこれを所定軌道に沿って回動
させる案内・駆動手段の対を、搬送方向に直交する方向
に複数並設して構成したコンベア装置を好ましいものと
して挙げることができ、特に、小幅ベルトとこれを所定
軌道に沿って回動させる案内・駆動手段の対を搬送方向
に直交する方向に複数並設して構成した単位コンベア
は、各々複数の小幅ベルトが、隣接する単位コンベア同
士で互い違いに一部入り込み合うことで、搬送面を切れ
目なく連続させた構成とすることができる。。
【0017】このような単位コンベアの一部入り込みに
よる搬送面の連続化によれば、農産物の乗り継ぎが円滑
になる他、上記供給手段による長物農産物の供給を、単
位コンベアの継ぎ目部分で行わせることで、供給当初か
ら山積みの全体に部分的な速度差を与えてより迅速に農
産物を前後離間させることができる。
【0018】以上の構成の整列供給装置においては、整
列コンベアによる搬送途中で長物農産物が横向き姿勢が
斜めになってしまうことがあった場合に、整列供給に適
する如くこれを作業者が手作業で修正するように装置を
構成することができる。また本発明のより好ましい構成
としては、姿勢を矯正する機械的な姿勢制御手段を設け
る場合を挙げることができ、これにより装置のより一層
の自動化を図ることができる。
【0019】このような姿勢制御手段としては、限定さ
れるものではないが、例えば、放射状の羽根が長物農産
物を挾持できる程度の間隔で周方向に多数隔設されて、
上流単位コンベアの終端に送られてくる長物農産物を周
方向に隣接する羽根の間に受入れた後、下流単位コンベ
アに送出すように回転する姿勢制御ローラを、その農産
物受入れ−送出しの速度を単位コンベアの搬送速度より
も遅く設定した構成のものを挙げることができる。姿勢
制御ローラの回転速度(送り)は、隣接する単位コンベ
アの搬送速度よりも0.5〜1m/分程度低速にするの
が好ましい場合が多い。この姿勢制御ローラの配設位置
は、単位コンベアの間であってもよいし途中であっても
よい。単位コンベアの途中に設ける場合は、上方位置あ
るいは上述した小幅ベルト形式の単位コンベアの場合に
は羽根が小幅ベルトの間から突出する形式として下方に
設けることもできる。またこの姿勢制御手段は、整列コ
ンベアの搬送軌道長のできるだけ終端部側に近い位置で
設けることが最終的な終端部位置での姿勢を適正に保つ
ために好ましいが、一つに限定されず複数位置に設ける
こともできる。
【0020】本発明装置が好適に適用される長物農産物
としては、限定されるものではないが、例えば胡瓜、い
んげん、なす等を例示することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施形態
に基づいて更に説明する。
【0022】実施形態1 図1〜図6に示す本例の長物農産物の整列供給装置は、
長物農産物の多数を一定の横向き姿勢で収容したコンテ
ナ(容器)6から整列コンベアに供給する供給装置1
と、山積み状態で搬送面上に供給された長物農産物を前
後にばらして(離間状態とさせて)終端部に送る整列コ
ンベア装置2と、この整列コンベア装置2の整列コンベ
ア3上で2列に搬送されている長物農産物Aの横方向間
隔を広げて次工程の選別装置5の2列のバケットコンベ
ア501のバケット502に供給する拡散装置4と、の
三つの主要部分で構成されている。
【0023】上記主要部分を構成する一つである整列コ
ンベア装置2についてまず説明すると、この整列コンベ
ア装置2は、図1及び図2に示すように9個の単位コン
ベア301〜309を始端部から終端部に渡って連設す
ることで整列コンベア3を形成し、この各単位コンベア
は、小幅ベルト3011〜3091と、この小幅ベルト
を所定の軌道に沿って回動させるための駆動ローラ30
12〜3092と、複数の従動ローラ3013〜309
3と、からなる小幅ベルト回動機構を横方向(搬送方向
に直交する方向)に複数並設(本例では図2に示すよう
に12個又は13個)することで構成されてなってい
る。この並設する数は長物農産物の種類、大きさによっ
て適宜設定することが好ましい。なお必要に応じてベル
ト張力の調節のためのアイドルローラが適宜設けられ
る。
【0024】上記の各単位コンベア301〜309は、
図2に示すように、各単位コンベアの搬送面を形成して
いる一対の上流側従動ローラと下流側従動ローラが、上
流位置の単位コンベアの下流側従動ローラと、下流位置
の単位コンベアの上流側従動ローラとが、回転軸心を一
致するように互いに入り込み合うように互い違いに設け
られることでベルト搬送面を実質的に連続させるように
構成されている。
【0025】なお本例の上記した複数の小幅ベルト回動
機構の並設により形成される各単位コンベア301〜3
09は、図示しない共通の駆動軸に駆動ローラ3012
(3022〜3092も同じ)が軸着されていることで
同じく図示しないモータで駆動回転されるように設けら
れていると共に、従動ローラ3013(3023〜30
93も同じ)が共通の回転軸で支持されていることで、
小幅ベルト3011(3021〜3091も同じ)が同
期して回動するようにされている。これにより、一つの
単位コンベア上で複数の小幅ベルト3011(3021
〜3091も同じ)に渡って搬送される長物農産物は、
搬送途中でその姿勢を傾けるような作用を各単位コンベ
アから受けることがない状態が確保される。なお、各単
位コンベアを形成する各小幅ベルト回動機構について
は、保守・点検や特に交換の必要性が考えられる一部の
小幅ベルトの交換作業を容易化するための構成を採用す
ることができ、例えば、各駆動ローラや従動ローラの軸
を軸方向の接続を脱着できる角軸係合で連結するように
構成することも好ましい機構として推奨される。
【0026】以上のように構成された本例の整列コンベ
ア3は、各駆動ローラ3012〜3092を駆動回転さ
せるモータ(不図示)を、図示しない制御装置により所
定速度で回動させて回転させることによって、例えば、
第2番目の単位コンベア302を8m/分、第3番目の
単位コンベア303を変速型、第4番目の単位コンベア
204を3m/分、第5番目の単位コンベア305を6
m/分、第6番目の単位コンベア306を10m/分、
第7番目の単位コンベア307を12m/分の搬送速度
に設定することで、該整列コンベアの搬送面に山積み状
態で供給された農産物を、これらの各単位コンベアを乗
り継ぎする際の搬送速度の違いで搬送の前後方向に次第
にばらけさせて離間した状態とする始端部側領域が構成
されることになる。
【0027】また同様にして、第8番目の単位コンベア
308を9m/分、第9番目の単位コンベア309を6
m/分の搬送速度に設定することで、隣接単位コンベア
間で極端な搬送速度差を与えることなく、終端部の搬送
速度を次工程への供給速度に適する(本例では6m/
分)ように与える終端部側領域が構成される。
【0028】なお上記において、第3番目の単位コンベ
ア303を変速型としているのは、供給されたコンテナ
6の搬送を第2番目の単位コンベア302と第3番目の
単位コンベア303との乗り継ぎ部(退避移動位置)ま
で比較的高速で行い、当該位置からのスタートを低速で
行うようにするという理由による。変速の形式は、例え
ば、コンテナ6の搬入時において6m/分で与えられ、
スタート時において1.5m/分で与えられる。
【0029】本例において、第1番目の単位コンベア3
01は、後述する供給装置1により反転した倒立状態で
搬送面に供給されたコンテナ6を上方に退避移動させる
位置まで移動させるためのコンベアであって、その搬送
速度は全体設備の処理能力等に関連して決められるもの
であり、直接には本発明の農産物の整列供給装置に関係
しないので詳細説明は省略するが、本例では反転供給さ
れたコンテナ6を8m/分の速度で退避移動位置に送る
ように設定している。
【0030】本例の整列コンベア装置2は、以上説明し
た整列コンベア3と、第7番目の単位コンベア307の
途中に設けられた長物農産物の姿勢制御装置310とに
より構成される。この姿勢制御装置310は、第7番目
の単位コンベア307を形成している上記小幅ベルト回
動機構に対して、図2に示すように、小幅ベルト307
1の間に配置された姿勢制御ドラム3101と、この姿
勢制御ドラム3101から放射方向(径方向外方)に延
出されかつ周方向に所定の等間隔で離隔されている複数
の羽根3102と、該姿勢制御ドラム3101を小幅ベ
ルト3071の搬送速度よりも低速に回転される回転駆
動装置(モータ及び制御手段:いずれも図示せず)とで
構成される。このように構成された姿勢制御装置310
の羽根3102は、姿勢制御ドラム3101の周方向に
隔設された羽根3102,3102の間に、単位コンベ
ア307上で搬送される長物農産物を概ね円滑に受入れ
ることができ、しかも受入れ−送出しの速度が単位コン
ベア307の搬送速度よりも遅いので、仮に若干傾斜し
て搬送されている農産物があってもその姿勢はこの姿勢
制御ドラム3101の受入れ−送出しで修正され、下流
には搬送方向に概ね直交した横方向の姿勢で送り出され
ることになる。
【0031】以上の構成により、本例の整列コンベア装
置2は、整列コンベア3の始端部側の搬送面に山積み状
態で供給された長物農産物を、一列に並べた状態でその
終端部から一つづつ送り出すことができる。
【0032】次に、以上の整列コンベア3の始端部側搬
送面の上に長物農産物を山積み状態で供給する供給装置
1について説明すると、本例のこの供給装置1は、長物
農産物Aを横向き姿勢で揃えて多数収容しているコンテ
ナ6を搬送する荷受け搬送コンベア101と、その終端
位置に設けた供給リフター102と、リフト台1021
載って整列コンベア3の始端部側の延長線上の略同一高
さ位置に上動されたコンテナ6を整列コンベア3の第1
の単位コンベア301の上に反転させるコンテナ反転装
置103と、反転倒立状態のまま整列コンベア3上を所
定位置(本例では第2番目の単位コンベア302と第3
番目の単位コンベア303の乗り継ぎ部分)まで搬送さ
れたコンテナ6をその倒立姿勢のまま上方に退避移動さ
せるコンテナ退避用リフター105と、この上方に退避
移動されたコンテナ6を正立状態に反転復帰させた後、
空コンテナ集積位置(図示せず)までこれを搬出する空
コンテナ搬出装置107とからなっている。
【0033】上記の供給リフター102の詳細は図3に
示される。この図において、1021はリフト台であ
り、装置のフレーム7に支持されて上下方向延設された
左右一対のガイドバー1022,1022により上下移
動可能に設けられていて、図中に二点鎖線で示した下動
位置で静止している時に荷受け搬送コンベア101で送
られてくるコンテナ6を該リフト台1021の上に受
け、モータ1023の回転により正逆回転する無端ベル
ト1024の一部が該リフト台1021と連結されてい
ることで、コンテナ6を図中に実線で示した上動位置
(上述の整列コンベア3の始端部側の延長線上の略同一
高さ位置)まで持ち上げるようになっている。なお図3
に示すようにコンテナ反転装置103は、上動位置に持
ち上げられたコンテナ6を挾持する左右一対の挾持パッ
ド1032を有する挾持腕1031を有し、反転用モー
タ1033によりギア1034,1035を介し図1に
示した枢支軸1036を中心としてこの挾持腕1031
を垂直面内で180°回転させることで、該コンテナ6
を反転倒立状態で整列コンベア3の単位コンベア301
上に載置させるように設けられている。なお左右一対の
挾持腕1031に設けられている挾持パッド1032
は、コンテナ6をその姿勢を安定に保持できるものであ
ればよく、例えば枢支軸1036に対し、左右一対の挾
持腕1031が軸回りの相対回転は拘束されているが、
軸方向には該左右一対の挾持腕1031が一体に移動で
きるように構成し、片側の挾持腕1031に設けたシリ
ンダ装置1037で一方の挾持パッド1032をコンテ
ナ6に押しつけた時の反力で一対の挾持腕1031が一
体に反対方向に移動し、他側の挾持パッド1031がコ
ンテナ6に係合するように構成することができる。この
ようにすれば、片側に設けたシリンダ装置1037の作
動と一対の挾持腕1031の移動により、左右均等な挾
持力を安定して得ることができる。
【0034】また本例のコンテナ反転装置103には、
上記挾持腕1031に組み付けられた農産物押え手段1
038が設けられている。本例のこの農産物押え手段1
038は、図1及び図3に示すように、初期状態(コン
テナ正立状態)の挾持腕1031の根元部から垂直上方
に一定長延出した位置に上記枢支軸1036と平行な支
持ブラケット1039が設けられると共に、この支持ブ
ラケット1039からコンテナ6上部に沿って小幅の片
持ち式の梁部材1040を複数並列(本例では二つに分
けて収納空間のそれぞれに対して4本づつ)して水平に
延出し、この梁部材1040のそれぞれから下方に押え
部材1041を吊下してなっている。このように構成し
た農産物押え手段1038によれば、細長い梁部材10
40及び押え部材1041により、図3に示すようにコ
ンテナ6内の長物農産物Aが踊ることなく静かに保持し
て該コンテナ6を反転倒立させることができ、しかも細
長い梁部材1040及び押え部材1041は、単位コン
ベア301の小幅ベルト3011の間を通って搬送面の
下側に没入することができる(図1参照)。なおこの
際、正立したコンテナ6での押え部材1041による農
産物の押え状態から反転倒立させた時に、該押え部材1
041をコンテナ6内から下方にゆっくりと下降させる
シリンダ装置などを設けることもでき、このようにすれ
ば、農産物の搬送面への載置をより静かに行わせて該農
産物を傷める虞れを一層軽減することができる。上記の
押え部材1041は、弾性体により形成するとか、両端
部の間に張設したベルト式の押え部材として形成すると
かでき、またバネ手段を梁部材1040と押え部材10
41の間に介挿して該押え部材の農産物の当りを柔らか
くすることも好ましい構成である。
【0035】以上のようにして反転倒立状態で整列コン
ベア3の搬送面上にコンテナ6を載せた反転装置103
は、挾持腕1031による挾持を外し、コンテナ6が押
え部材1041の戻り動作に干渉しない位置まで移動し
た後に180°戻り回転して元の位置に復帰され、次の
コンテナ6を反転させるために準備される。
【0036】一方、第2番目の単位コンベア302と第
3番目の単位コンベア303の乗り継ぎ部分まで搬送さ
れた倒立状態のコンテナ6は、コンテナ退避用リフター
105により上方に退避移動される。このコンテナ退避
用リフター105の詳細は図4及び図5に示される。
【0037】これらの図において、1051,1051
は装置のフレーム7に垂直方向に延設された左右一対の
ガイドバーであり、これらに上下動可能に滑合された左
右一対の筒状スライダー1052を左右両端に有するリ
フト台1053が、フレーム7上部に取り付けられたシ
リンダ装置1054により所定の範囲で上下動できるよ
うに設けられている。そして、該リフト台1053に
は、整列コンベア3上のコンテナ6を左右両側からシリ
ンダ装置1055,1055の作動で水平方向に挾持す
る左右一対の円形の挾持パッド1056,1056が設
けられ、かつこの挾持パッド1056,1056は、図
5に示すようにその円形の中心を回転中心としてコンテ
ナ6を回転自在に挾持するようにその中心軸1057,
1057に対して回転自在に軸支されている。
【0038】また、1058,1058は、水平姿勢の
コンテナ6に対してその上部に係合するように設けられ
た回転係止部材であり、図4に示すようにコンテナ上部
から左右方向に外れた位置から該コンテナ6上部にシリ
ンダ装置1059,1059の作動で進出することで、
この回転自在のコンテナ6の回転を係止できるように設
けられている。
【0039】このような構成のコンテナ退避用リフター
105により、図1の二点鎖線で示した倒立状態のコン
テナ6を左右一対の挾持パッド1056,1056で挾
持した後、シリンダ装置1054の作動により該コンテ
ナ6を上方に退避移動させることで、このコンテナ6に
収容されていた長物農産物Aを最終的に供給する状態が
確保される。
【0040】また上方に退避移動する空コンテナ6は、
この退避移動の初期は上記回転係止部材1058により
回転が規制されて倒立状態を維持するが、所定高さまで
上動した後、回転係止部材1058を外側に移動させて
該回転規制を外すと共に、フレーム7に設けた係合部材
1060を空コンテナ6の片側に係合させ該空コンテナ
6を挾持パッド1056の中心軸1057回りに回転さ
せることで、正立状態に復帰される(図5参照)。なお
本例においては、この空コンテナ6の正立状態への復帰
回転を確実に行わせるために、回転途中の空コンテナ6
の下側底部を押す回転促進部材1062をシリンダ装置
1061によって水平方向に移動動作させるように設け
られている。なおこの回転促進部材1062は、本例に
おいては図5に示すように、正立状態に復帰した空コン
テナ6を空コンテナ搬出装置107を形成するコロコン
ベア1071の上に押し出す手段としても利用されてい
る。コロコンベア1071上に載せられた正立状態のコ
ンテナ6は、搬出コンベア1072で空コンテナ集積位
置(図示せず)に搬出される。
【0041】本例設備の主要部分の説明の最後に、この
主要部分の一つを構成する拡散装置4、すなわち、整列
コンベア装置2の整列コンベア3上で2列に搬送されて
いる長物農産物Aの横方向間隔を広げて次工程の選別装
置5の2列のバケットコンベア501のバケット502
に供給する拡散装置4について説明すると、この拡散装
置4は、整列コンベア装置2の終端部から送り出される
長物農産物Aを受け入れることができるように、最終段
階の位置に配置された単位コンベア(本例では第9番目
の単位コンベア309)より若干速い一定の速度で搬送
される搬送素子401が、図1に示すように上方に山形
に開いた形状に設けられていると共に、搬送前後方向に
ついて略隙間なく連接して設けられて構成され、しかも
この搬送素子401は、上述したように本例においては
長物農産物が整列コンベア3上を2列に搬送するように
なっているため、該整列コンベア3の各列から受け入れ
できるように2列に設けられると共に、次工程の選別装
置において必要な左右間隔を確保すべく、図2に示すよ
うに搬送途中で徐々に左右間隔を広げる動作を行うよう
に設けられている。本例において拡散装置4の搬送素子
401が上方に山形に開いた形状に設けられているの
は、整列コンベア3で搬送される長物農産物の正確な前
後ピッチ付けは困難であることを考慮して、該搬送素子
401の山形の底に該農産物が自立的に落ち込む動きを
利用して正確なピッチ付けをするためである。これによ
り、選別装置5のバケット502に長物農産物を確実に
一つづつ供給することが実現できる。
【0042】図6は、以上のように構成された本例の整
列供給装置によって長物農産物が整列される状況を模式
的に図示したものであり、山積み状態で整列コンベア3
の搬送面上に長物農産物Aが供給された状態(図6
(a)参照)から、単位コンベアを乗り継ぐことで山積
みの状態が徐々にくずれ、また姿勢制御装置310によ
り該農産物Aは横向き姿勢を確実に得て、更に終端部側
領域で前後の隙間をつめて、最終的に該長物農産物Aが
前後ほぼ密に接触した状態で拡散装置4に一つづつ送ら
れる状態(図6(e)参照)が確保され、しかも傷み易
い長物農産物を静かにかつ柔らかく取り扱うようになっ
ているので、該農産物の傷みを招くことも極めて少ない
という利点が得られる。
【0043】実施形態2 図7及び図8に示した本例は、整列コンベア3を構成す
る各単位コンベア301〜309を、上流位置の単位コ
ンベア(例えば304)の下流側従動ローラ3043の
位置よりも、下流位置の単位コンベア(例えば303)
の上流側従動ローラ3033が図7に示すように上流に
位置するように入り込み合う互い違いの構成としてベル
ト搬送面を形成したことに特徴がある。他の構成は実施
形態1と同じであるので、図示及び説明は省略する。
【0044】このように構成された本例においては、隣
の従動ローラと直接干渉することがないから、小幅ベル
トの横方向(搬送方向と直交する方向)の取付ピッチを
従動ローラの機巾以下の所定の長さに設定することがで
きる。これにより、小幅ベルトの取付ピッチを極力狭く
(短く)することができるので、搬送姿勢が若干斜めに
くずれた長物農産物でも小幅ベルト間にはまり込むこと
なく安定して搬送することができるという利点が得られ
る。
【0045】尚、図8に示した本例の装置は、図7にお
ける選別コンベアの平面図を示すものであって、姿勢制
御装置310を省略したものである。
【0046】実施形態3 図9に示した本例の装置は、実施形態1の供給リフター
102と、コンテナ反転装置103に代えて、一対のベ
ルト形式のコンテナ反転供給装置110を設けたことを
特徴とする。なお他の構成は、整列コンベア3の始端部
単位コンベア301を省略した以外は実施形態1と同じ
であるので図示及び説明は省略する。
【0047】本例におけるコンテナ反転供給装置110
は、小さい径の軌道で垂直方向に180°転向する内側
ベルト1101と、大きい径の軌道で垂直方向に180
°転向する外側ベルト1102の一対が、図示の如く垂
直面内で180°転回するコンテナ搬送路1103を形
成するように設けられていて、荷受け搬送コンベア10
1で送られてきた正立状態のコンテナ6を、これら一対
のベルト1101,1102で上下から挾持しすると共
に、これらのベルト1101,1102の180°回動
により、整列コンベア3の始端部単位コンベア302と
高さを一致するように設定されている内側ベルト110
1の送り込み軌道1104上に該コンテナ6を反転倒立
状態で送りだし、そのままベルトの搬送に伴って整列コ
ンベア3に移載させる構成としている。
【0048】なお、内側ベルト1101は大径ドラム1
105、小径ドラム1106,1107,1108によ
り設定された軌道に沿って、いずれかのドラムを駆動す
ることで回動される。他方、外側ベルト1102は、例
えば図9に示した略半円形の無端軌道をガイドレールに
沿って回動するリンクチェーンにより回動ベルトを駆動
させるように設けられている。なお内側,外側いずれか
従動型のコロコンベアとし、他方をコンテナの移動を確
実に行わせる例えば牽引式の回動ベルト等としてもよ
い。
【0049】本例の構成によっても、正立状態のコンテ
ナを整列コンベアの搬送面に反転倒立させて供給するこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、本願の請求項1〜3
の発明によれば、形状に多様性(曲がり,太さ、長さに
バラツキ)があり、比較的傷み易いなどの理由で、従
来、自動化,機械化が困難とされていた胡瓜、いんげ
ん、なす等の長物農産物について、一定のピッチで農産
物を搬送することが求められる次工程の選別装置等に対
し、姿勢を横向きに揃え、一定ピッチで順次農産物を供
給することが可能な長物農産物の供給装置を提供でき、
省力化、生産性の向上,ランニングコストの低廉化など
優れた効果を奏する。
【0051】また請求項4の発明によれば、整列コンベ
アに容器(コンテナ)を機械的に反転させて供給できる
ので、装置の一層の機械化、自動化が図れるという効果
を奏する。
【0052】更にまた、請求項5の発明によれば、容器
(コンテナ)を機械的に反転供給する際に、押え手段を
用いることで該容器内の農産物が動いて傷む虞れを軽減
できるという効果を奏する。
【0053】また更に、請求項6の発明によれば、姿勢
制御装置を用いることで整列コンベア上を搬送する途中
などにおいて、搬送農産物の姿勢を正確に横向きとでき
るので、装置の一層の機械化、自動化が図れるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の整列供給装置の正面図。
【図2】図1の装置の整列コンベア部分を示す平面図。
【図3】図1の整列コンベアにコンテナを供給する供給
装置の側面図。
【図4】図1の空コンテナを上方に移動させるコンテナ
退避用リフターを示す側面図。
【図5】図4のコンテナ退避用リフターによる空コンテ
ナの動きを説明するための図。
【図6】実施形態1の整列コンベア上で農産物が整列さ
れる際の動きを説明するための図。
【図7】本発明の実施形態2の装置の構成概要を示した
正面図。
【図8】本発明の実施形態2の装置の整列コンベアの概
要を示した平面図。
【図9】本発明の実施形態3の装置の構成概要を示した
正面図。
【符号の説明】
1・・・供給装置、 101・・・荷受け搬送コンベア、 102・・・供給リフター、 1021・・・リフト台、 1022・・・ガイドバー、 1023・・・モータ、 1024・・・無端ベルト、 103・・・コンテナ反転装置、 1031・・・挾持腕、 1032・・・挾持パッド、 1033・・・反転用モータ、 1034・・・ギア、 1035・・・ギア、 1036・・・枢支軸、 1037・・・シリンダ装置、 1038・・・農産物押え手段、 1039・・・支持ブラケット、 1040・・・梁部材、 1041・・・押え部材、 105・・・コンテナ退避用リフター、 1051・・・ガイドバー、 1052・・・筒状スライダー、 1053・・・リフト台、 1054・・・シリンダ装置、 1055・・・シリンダ装置、 1056・・・挾持パッド、 1057・・・中心軸、 1058・・・回転係止部材、 1059・・・シリンダ装置、 1060・・・係合部材、 1061・・・シリンダ装置、 1062・・・回転促進部材、 107・・・空コンテナ搬出装置、 1071・・・コロコンベア、 1072・・・搬出コンベア、 110・・・コンテナ反転供給装置 1101・・・内側ベルト、 1102・・・外側ベルト、 1103・・・コンテナ搬送路、 2・・・整列コンベア装置、 3・・・整列コンベア、 301〜309・・・単位コンベア、 3011〜3091・・・小幅ベルト、 3012〜3092・・・駆動ローラ、 3013〜3093・・・従動ローラ、 310・・・姿勢制御装置、 3101・・・姿勢制御ドラム、 3102・・・羽根、 4・・・拡散装置、 401・・・搬送素子、 5・・・選別装置、 501・・・バケットコンベア、 502・・・バケット、 6・・・コンテナ(容器)、 7・・・フレーム、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単位コンベアを搬送方向に複数連設する
    ことで、長物農産物を搬送方向に対し横に向いた姿勢で
    載せて送るための搬送面を形成する整列コンベアと、こ
    の整列コンベアの始端部側の搬送面の上に、前記搬送方
    向に対して横に向いた姿勢の多数の長物農産物を山積み
    状態で供給する長物農産物の供給手段とを備え、この整
    列コンベアの終端部を、該終端部の搬送面上で長物農産
    物を前後略一定ピッチに離間し又は前後接触して搬送し
    て次工程に送る整列供給部とした長物農産物の整列供給
    装置であって、 前記整列コンベアは、連設した単位コンベアを農産物が
    乗り継ぐことで山積み状態から個々の農産物が前後に離
    間した状態となるように該複数の単位コンベアの搬送速
    度を始端部から搬送下流側に向かって段階的に速くなる
    ように設定すると共に、終端部の単位コンベアの一つ又
    は複数は、搬送する農産物の前後間隔を狭くし又は前後
    接触させるために連設上流の単位コンベアより低速に設
    定することを特徴とする長物農産物の整列供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、整列コンベアを構成
    する単位コンベアは、幅の狭いベルトとこれを所定軌道
    に沿って回動させる案内・駆動手段の対を、搬送方向に
    直交する方向に複数並設して構成することを特徴とする
    長物農産物の整列供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、幅の狭いベルトとこ
    れを所定軌道に沿って回動させる案内・駆動手段の対を
    搬送方向に直交する方向に複数並設して構成する単位コ
    ンベアは、各々複数のベルトが隣接する単位コンベア同
    士で互い違いに一部入り込み合うことで搬送面が連続す
    るように構成したことを特徴とする長物農産物の整列供
    給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記長物農産物の供給手段は、多数の農産物を収納した
    容器を荷受け搬送コンベアの上からその上部開口を整列
    コンベアの搬送面上に対向させるように反転供給する容
    器反転装置と、上部開口を下向きとした反転容器をその
    反転姿勢のまま搬送面上から上方に移動させる容器退避
    装置とを備えていることを特徴とする長物農産物の整列
    供給装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記容器反転装置
    は、容器の上部開口から挿入されて該容器内の長物農産
    物に係合することで該容器反転時の収納農産物の脱落を
    防止する農産物押え手段を有し、かつこの農産物押え手
    段は、請求項2の幅の狭いベルトとこれを所定軌道に沿
    って回動させる案内・駆動手段の対の複数から構成され
    る単位コンベアの各ベルト間の隙間を通って搬送面下方
    に没入できる桟部材の複数で構成したことを特徴とする
    長物農産物の整列供給装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    放射状の羽根が長物農産物を挾持できる程度の間隔で周
    方向に多数隔設されて、上流単位コンベアの終端に送ら
    れてくる長物農産物を周方向の羽根の間に受入れ、かつ
    下流単位コンベアに送出すように回転する姿勢制御ロー
    ラを、搬送方向の途中に設け、この姿勢制御ローラの農
    産物受入れ−送出しの速度を単位コンベアの搬送速度よ
    りも遅く設定したことを特徴とする長物農産物の整列供
    給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010260646A (ja) * 2009-04-29 2010-11-18 Daido Steel Co Ltd 棒鋼の整列積上装置
WO2015183078A1 (en) * 2014-05-28 2015-12-03 De Greef's Wagen-, Carrosserie- En Machinebouw B.V. Distribution system for supplying irregularly shaped products such as pears to a singulating means, and transport system and method therefor

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NL2012909B1 (nl) * 2014-05-28 2016-06-09 De Greef's Wagen- Carrosserie- En Machb B V Verdeelsysteem voor het aan een verenkelaar aanvoeren van onregelmatig gevormde producten, zoals peren, en transportsysteem en werkwijze daarvoor.

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