JPH09117990A - 包装材料 - Google Patents
包装材料Info
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- JPH09117990A JPH09117990A JP27740395A JP27740395A JPH09117990A JP H09117990 A JPH09117990 A JP H09117990A JP 27740395 A JP27740395 A JP 27740395A JP 27740395 A JP27740395 A JP 27740395A JP H09117990 A JPH09117990 A JP H09117990A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 粘着部位をもつ女性用生理用品をそのまま包
装できる薄層フィルム型包装材料を提供する。 【解決手段】 薄層ポリエチレンフィルムの表面にカチ
オン性状態で付与した変性シリコーンオイルから得られ
た層とアニオン状態で付与した変性シリコーンオイルか
ら得られた層を配する。
装できる薄層フィルム型包装材料を提供する。 【解決手段】 薄層ポリエチレンフィルムの表面にカチ
オン性状態で付与した変性シリコーンオイルから得られ
た層とアニオン状態で付与した変性シリコーンオイルか
ら得られた層を配する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装材料に関し、特
に粘着部位をもつ女性用生理用品を粘着部位を仮保護す
ることなく包装するに適する薄層の包装材料に関する。
に粘着部位をもつ女性用生理用品を粘着部位を仮保護す
ることなく包装するに適する薄層の包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されている女性用生理用品の多
くは、粘着部位をもつ生理用品本体の粘着部位に離型紙
を配した後薄層ポリエチレン製の袋で包装した形態のも
のである。この製品は使用者が破袋後離型紙を取りはず
して使用に供している。この場合離型紙の存在は製造工
程を繁雑にし製造コストを高めると共に、使用者に余分
の作業を強いる等の問題があり、離型紙を用いない製品
の開発が望まれている。このような観点から紙とポリエ
チレンとを積層したいわゆる複合フィルムを離型処理し
た包装材料を用い、粘着部位への離型紙の使用を省略す
る試みもなされている。しかし従来知られたこの離型紙
省略方式では複合フィルムの製造に高コストを要すると
共に包装材料の感触が従来の薄層ポリエチレン包装材料
に比し硬直すぎる等の問題があり、必ずしも満足するも
のではなかった。
くは、粘着部位をもつ生理用品本体の粘着部位に離型紙
を配した後薄層ポリエチレン製の袋で包装した形態のも
のである。この製品は使用者が破袋後離型紙を取りはず
して使用に供している。この場合離型紙の存在は製造工
程を繁雑にし製造コストを高めると共に、使用者に余分
の作業を強いる等の問題があり、離型紙を用いない製品
の開発が望まれている。このような観点から紙とポリエ
チレンとを積層したいわゆる複合フィルムを離型処理し
た包装材料を用い、粘着部位への離型紙の使用を省略す
る試みもなされている。しかし従来知られたこの離型紙
省略方式では複合フィルムの製造に高コストを要すると
共に包装材料の感触が従来の薄層ポリエチレン包装材料
に比し硬直すぎる等の問題があり、必ずしも満足するも
のではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は従来から広
く用いられている離型紙併用タイプの包装材料の特性を
維持した上、離型紙の使用を省略できれば、省資源効果
と相俟って生理用品の製造及び使用の両面で効果が大き
いことに着目し、かかる機能をもつ包装材料を開発すべ
く検討を続けた。従って本発明の目的は、薄層ポリエチ
レンフィルムを基材とし、該フィルムの特性を保持した
上、包装すべき粘着部位をもつ女性用生理用品等の粘着
部位を離型紙等で仮保護することなく、包装できる機能
をもつ包装材料を提供することにある。
く用いられている離型紙併用タイプの包装材料の特性を
維持した上、離型紙の使用を省略できれば、省資源効果
と相俟って生理用品の製造及び使用の両面で効果が大き
いことに着目し、かかる機能をもつ包装材料を開発すべ
く検討を続けた。従って本発明の目的は、薄層ポリエチ
レンフィルムを基材とし、該フィルムの特性を保持した
上、包装すべき粘着部位をもつ女性用生理用品等の粘着
部位を離型紙等で仮保護することなく、包装できる機能
をもつ包装材料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は薄層ポリエチレ
ンフィルムの表面にカチオン状態で塗布した変性シリコ
ーンオイルから得られた層とアニオン状態で塗布した変
性シリコーンオイルから得られた層を有することを特徴
とする包装材料である。従来、紙とポリエチレンフィル
ムからなる複合フィルムの離型処理に用いられていた離
型剤はシリコーンオイルを主成分とするものだが、通常
のシリコーンオイルから十分な離型効果を示す離型層を
形成させるためには硬化処理にかなりの高温を要する。
周知のようにポリエチレン単層、就中薄層ポリエチレン
フィルムは耐熱性に劣り、同フィルムの劣化や変形を伴
わずに通常のシリコーンオイル層を十分に硬化させるこ
とは不可能であるが、本発明の包装材料ではこのような
製造上の問題を伴わずに、薄層ポリエチレンフィルムの
もつ本来の特性を維持した上、その上に安定且つ強固に
付着され十分な離型効果を示す離型層を存在させること
が可能となったのである。
ンフィルムの表面にカチオン状態で塗布した変性シリコ
ーンオイルから得られた層とアニオン状態で塗布した変
性シリコーンオイルから得られた層を有することを特徴
とする包装材料である。従来、紙とポリエチレンフィル
ムからなる複合フィルムの離型処理に用いられていた離
型剤はシリコーンオイルを主成分とするものだが、通常
のシリコーンオイルから十分な離型効果を示す離型層を
形成させるためには硬化処理にかなりの高温を要する。
周知のようにポリエチレン単層、就中薄層ポリエチレン
フィルムは耐熱性に劣り、同フィルムの劣化や変形を伴
わずに通常のシリコーンオイル層を十分に硬化させるこ
とは不可能であるが、本発明の包装材料ではこのような
製造上の問題を伴わずに、薄層ポリエチレンフィルムの
もつ本来の特性を維持した上、その上に安定且つ強固に
付着され十分な離型効果を示す離型層を存在させること
が可能となったのである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳しく説明
する。本発明で用いる基材は薄層ポリエチレンフィルム
であり、厚さは通常0.5μ以下、たとえば0.1〜
0.3μ程度が好ましい。特にコロナ放電処理等の表面
処理を施したフィルムの使用が好ましい。
する。本発明で用いる基材は薄層ポリエチレンフィルム
であり、厚さは通常0.5μ以下、たとえば0.1〜
0.3μ程度が好ましい。特にコロナ放電処理等の表面
処理を施したフィルムの使用が好ましい。
【0006】本発明では離型層を形成させるために変性
シリコーンオイルを用いる。ここで変性シリコーンオイ
ルとはジメチルポリシロキサンによって代表されるオル
ガノポリシロキサンの側鎖に極性基を付与したものであ
り、極性基の種類としてはアミノ基、メルカプト基、エ
ポキシ基、カルボキシル基、エステル基、ヒドロキシル
基、エーテル基、アルコキシ基、ハロゲン基、スチリル
基等がある。変性基の種類に応じたとえばアミノ変性シ
リコーンオイルと称する。これら極性基は通常メチレン
等の炭化水素鎖を介してシリコーンオイル分子を構成す
る少なくとも1個のケイ素原子に結合している。
シリコーンオイルを用いる。ここで変性シリコーンオイ
ルとはジメチルポリシロキサンによって代表されるオル
ガノポリシロキサンの側鎖に極性基を付与したものであ
り、極性基の種類としてはアミノ基、メルカプト基、エ
ポキシ基、カルボキシル基、エステル基、ヒドロキシル
基、エーテル基、アルコキシ基、ハロゲン基、スチリル
基等がある。変性基の種類に応じたとえばアミノ変性シ
リコーンオイルと称する。これら極性基は通常メチレン
等の炭化水素鎖を介してシリコーンオイル分子を構成す
る少なくとも1個のケイ素原子に結合している。
【0007】特に好ましい極性基はアミノ基、エステル
基、アルコキシ基、フッ素基等であり、たとえばアミノ
アルキル変性シリコーンオイル、高級脂肪酸エステル変
性シリコーンオイル、高級アルコキシ変性シリコーンオ
イル、ポリフルオロアルキル変性シリコーンオイル等が
好ましく用いられる。
基、アルコキシ基、フッ素基等であり、たとえばアミノ
アルキル変性シリコーンオイル、高級脂肪酸エステル変
性シリコーンオイル、高級アルコキシ変性シリコーンオ
イル、ポリフルオロアルキル変性シリコーンオイル等が
好ましく用いられる。
【0008】本発明ではまずカチオン状態の変性シリコ
ーンオイルを塗布する。ここでカチオン状態とは塗布液
にカチオンが存在する状態をいう。たとえばアミノ変性
シリコーンオイルを用いアミノ基を塩の状態にすればそ
れ自身がカチオン性をもつことになる。それ故第1層と
してアミノ変性シリコーンオイルは特に好ましい変性シ
リコーンオイルである。
ーンオイルを塗布する。ここでカチオン状態とは塗布液
にカチオンが存在する状態をいう。たとえばアミノ変性
シリコーンオイルを用いアミノ基を塩の状態にすればそ
れ自身がカチオン性をもつことになる。それ故第1層と
してアミノ変性シリコーンオイルは特に好ましい変性シ
リコーンオイルである。
【0009】しかしより好ましくはカチオン界面活性剤
を共存させることである。カチオン界面活性剤としては
適宜の市販品を用いうる。カチオン界面活性剤を塗布す
べき変性シリコーンオイルに共存させることにより系を
カチオン性にすることができる。カチオン界面活性剤の
配合量は系をカチオン性にするに足る量であれば特に制
限はなく、たとえば0.01〜1重量%程度用いられ
る。
を共存させることである。カチオン界面活性剤としては
適宜の市販品を用いうる。カチオン界面活性剤を塗布す
べき変性シリコーンオイルに共存させることにより系を
カチオン性にすることができる。カチオン界面活性剤の
配合量は系をカチオン性にするに足る量であれば特に制
限はなく、たとえば0.01〜1重量%程度用いられ
る。
【0010】また変性シリコーンオイルは水性エマルジ
ョン(特にo/w型)で用いることが好ましく乳化剤と
して非イオン界面活性剤をさらに併用することが好まし
い。非イオン界面活性剤の配合量も(カチオン界面活性
剤と共に)系を乳化させるに足る量であれば特に制限は
なく、通常たとえば0.01〜3重量%程度用いられ
る。また通常のシリコーンオイル離型剤に用いられるよ
うな適宜の成分も共存させうる。
ョン(特にo/w型)で用いることが好ましく乳化剤と
して非イオン界面活性剤をさらに併用することが好まし
い。非イオン界面活性剤の配合量も(カチオン界面活性
剤と共に)系を乳化させるに足る量であれば特に制限は
なく、通常たとえば0.01〜3重量%程度用いられ
る。また通常のシリコーンオイル離型剤に用いられるよ
うな適宜の成分も共存させうる。
【0011】塗布はグラビアロールコート等適宜周知の
手段で行ないうる。塗布後たとえば40〜70℃といっ
た比較的低温で乾燥する。次いで第1層の上にアニオン
状態の変性シリコーンオイルを塗布する。アニオン状態
とは塗布液にアニオンが存在する状態をいい、これは変
性シリコーンオイル自体としてアニオン性のものを用い
るか又はアニオン化合物、特にアニオン界面活性剤を添
加することによって達成できる。
手段で行ないうる。塗布後たとえば40〜70℃といっ
た比較的低温で乾燥する。次いで第1層の上にアニオン
状態の変性シリコーンオイルを塗布する。アニオン状態
とは塗布液にアニオンが存在する状態をいい、これは変
性シリコーンオイル自体としてアニオン性のものを用い
るか又はアニオン化合物、特にアニオン界面活性剤を添
加することによって達成できる。
【0012】アニオン界面活性剤としても適宜の市販品
を用いうる。その配合量は系をアニオン性にするに足る
量であれば特に制限はなく、たとえば0.01〜1重量
%程度用いられる。特に第1層に存在するカチオンを中
和するに足る量であることが好ましい。またこの系でも
乳化剤として非イオン界面活性剤を併用することが好ま
しい。その配合量も前記と同様である。
を用いうる。その配合量は系をアニオン性にするに足る
量であれば特に制限はなく、たとえば0.01〜1重量
%程度用いられる。特に第1層に存在するカチオンを中
和するに足る量であることが好ましい。またこの系でも
乳化剤として非イオン界面活性剤を併用することが好ま
しい。その配合量も前記と同様である。
【0013】第2層を形成させるための変性シリコーン
オイルの種類も特に制限されないが、シリコーンオイル
自身が比較的高分子量であることまた変性基がより極性
の高いものであることが好ましい。その意味で高分子量
(たとえば1万cst以上)の高級脂肪酸エステル変性
シリコーンオイルは第2段で用いるに好ましい変性シリ
コーンオイルである。このようにして第2層を塗布後、
前記と同様に乾燥する。
オイルの種類も特に制限されないが、シリコーンオイル
自身が比較的高分子量であることまた変性基がより極性
の高いものであることが好ましい。その意味で高分子量
(たとえば1万cst以上)の高級脂肪酸エステル変性
シリコーンオイルは第2段で用いるに好ましい変性シリ
コーンオイルである。このようにして第2層を塗布後、
前記と同様に乾燥する。
【0014】硬化は加熱乾燥によっても進行しうるが、
紫外線照射によりより十分に進行する。紫外線照射は数
十秒以内といった短時間で十分である。かくして薄層ポ
リエチレンフィルム上に安定且つ強固に、十分な静電防
止効果と離型効果を兼ねそなえた薄層包装材料が得られ
る。これを用いて粘着部位をもつ女性用生理用品をその
まま包装した場合、使用時に何らの不便を伴わず、また
薄層ポリエチレンの特性を維持した包装品とすることが
できる。
紫外線照射によりより十分に進行する。紫外線照射は数
十秒以内といった短時間で十分である。かくして薄層ポ
リエチレンフィルム上に安定且つ強固に、十分な静電防
止効果と離型効果を兼ねそなえた薄層包装材料が得られ
る。これを用いて粘着部位をもつ女性用生理用品をその
まま包装した場合、使用時に何らの不便を伴わず、また
薄層ポリエチレンの特性を維持した包装品とすることが
できる。
【0015】
実施例1:放電処理した厚さ0.2μのポリエチレンフ
ィルムと次のカチオン性のo/w型エマルジョンを用意
した。両末端にオレイルアミノ基をもつ変性ジメチルポ
リシロキサン(シリコーンオイル)をイソプロピルアル
コール(IPA)で30%に希釈し酢酸を加え50%有
効成分水溶液(pH5.5)を得た。これに非イオン界
面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテル(付加モル数10)とカチオン界面活性剤とし
てアルキルピコリニウムクロライドを加え、下記組成の
o/w型エマルジョンとした。 1.アミン変性シリコーン 8部 2.非イオン界面活性剤 0.5部 3.カチオン界面活性剤 0.1部 4.IPA 30部 5.水 61.4部 pH 5.5〜6.0 100部(重量部) (酢酸で調整) このo/w型エマルジョンをグラビアロールコーターを
用いポリエチレンフィルムの表面に塗布し、同ラインに
て60〜65℃で熱風乾燥し巻き取った(作業速度40
m/分、塗布量5μ/m2 )。
ィルムと次のカチオン性のo/w型エマルジョンを用意
した。両末端にオレイルアミノ基をもつ変性ジメチルポ
リシロキサン(シリコーンオイル)をイソプロピルアル
コール(IPA)で30%に希釈し酢酸を加え50%有
効成分水溶液(pH5.5)を得た。これに非イオン界
面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルフェノール
エーテル(付加モル数10)とカチオン界面活性剤とし
てアルキルピコリニウムクロライドを加え、下記組成の
o/w型エマルジョンとした。 1.アミン変性シリコーン 8部 2.非イオン界面活性剤 0.5部 3.カチオン界面活性剤 0.1部 4.IPA 30部 5.水 61.4部 pH 5.5〜6.0 100部(重量部) (酢酸で調整) このo/w型エマルジョンをグラビアロールコーターを
用いポリエチレンフィルムの表面に塗布し、同ラインに
て60〜65℃で熱風乾燥し巻き取った(作業速度40
m/分、塗布量5μ/m2 )。
【0016】次に下記のアニオン性のo/w型エマルジ
ョンを用意した。一方の分子末端にオレイン酸エステル
基をもつ10万cst(25℃)の変性ジメチルポリシ
ロキサン(シリコーンオイル)をエーテル型非イオン界
面活性剤と高級アルコール硫酸エステル型アニオン界面
活性剤で乳化させpH8.0、有効成分40%のo/w
型エマルジョンを得た。これにIPAを加え、下記組成
のo/w型エマルジョンとした。 1.高級脂肪酸エステル変性シリコーンオイル 6.0部 2.非イオン界面活性剤 0.5部 3.アニオン界面活性剤 0.5部 4.IPA 40部 5.水 53部 pH(7.5) 100部(重量部) このo/w型エマルジョンをグラビアロールコーターを
用い,前記のカチオン処理したフィルム面上に塗布し、
同ラインにて60〜65℃で熱風乾燥しさらに紫外線照
射(300〜400nm、10秒間)し巻き取った(作
業速度40m/分、塗布量3μ/m2 )。次いで60℃
で48時間エージングした。
ョンを用意した。一方の分子末端にオレイン酸エステル
基をもつ10万cst(25℃)の変性ジメチルポリシ
ロキサン(シリコーンオイル)をエーテル型非イオン界
面活性剤と高級アルコール硫酸エステル型アニオン界面
活性剤で乳化させpH8.0、有効成分40%のo/w
型エマルジョンを得た。これにIPAを加え、下記組成
のo/w型エマルジョンとした。 1.高級脂肪酸エステル変性シリコーンオイル 6.0部 2.非イオン界面活性剤 0.5部 3.アニオン界面活性剤 0.5部 4.IPA 40部 5.水 53部 pH(7.5) 100部(重量部) このo/w型エマルジョンをグラビアロールコーターを
用い,前記のカチオン処理したフィルム面上に塗布し、
同ラインにて60〜65℃で熱風乾燥しさらに紫外線照
射(300〜400nm、10秒間)し巻き取った(作
業速度40m/分、塗布量3μ/m2 )。次いで60℃
で48時間エージングした。
【0017】このようにして得られたフィルムは剥型層
が均一且つ強固に付着していると共に、電気的に不活性
で優れた静電防止効果をもち、離型効果に優れ、基材の
薄層ポリエチレンフィルムの感触と物性を維持してい
た。このフィルムを包装袋としてそのなかに粘着部位を
もつ女性用生理用品を入れて密封した。このものは1ヶ
月後に開封しても粘着部位の付着や品質劣化は認められ
なかった。
が均一且つ強固に付着していると共に、電気的に不活性
で優れた静電防止効果をもち、離型効果に優れ、基材の
薄層ポリエチレンフィルムの感触と物性を維持してい
た。このフィルムを包装袋としてそのなかに粘着部位を
もつ女性用生理用品を入れて密封した。このものは1ヶ
月後に開封しても粘着部位の付着や品質劣化は認められ
なかった。
Claims (8)
- 【請求項1】 薄層ポリエチレンフィルムの表面にカチ
オン状態で塗布した変性シリコーンオイルから得られた
層とアニオン状態で塗布した変性シリコーンオイルから
得られた層を有することを特徴とする包装材料。 - 【請求項2】 薄層ポリエチレンフィルムが0.5μ以
下の厚さをもつ請求項1記載の包装材料。 - 【請求項3】 被包装品が粘着部位をもつ生理用品であ
る請求項1又は2記載の包装材料。 - 【請求項4】 カチオン状態で塗布した変性シリコーン
オイル層が変性シリコーンオイル層にカチオン界面活性
剤を配合した組成物を塗布して得られたものである請求
項1〜3のいづれか1項記載の包装材料。 - 【請求項5】 該組成物がさらに非イオン性界面活性剤
も配合したものである請求項4記載の包装材料。 - 【請求項6】 変性シリコーンオイルがアミノ変性、ア
ルコキシ変性、ハロゲン変性又はエステル変性シリコー
ンオイルである請求項1〜5のいづれか1項記載の包装
材料。 - 【請求項7】 アニオン状態で塗布した変性シリコーン
オイル層が変性シリコーンオイル層にアニオン界面活性
剤を配合した組成物を塗布して得られたものである請求
項1〜6のいづれか1項記載の包装材料。 - 【請求項8】 該組成物がさらに非イオン界面活性剤を
配合したものである請求項7記載の包装材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27740395A JP3000257B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 包装材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27740395A JP3000257B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 包装材料 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32736297A Division JPH10138417A (ja) | 1997-11-28 | 1997-11-28 | 離型性ポリエチレンフィルムの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09117990A true JPH09117990A (ja) | 1997-05-06 |
JP3000257B2 JP3000257B2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=17583067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27740395A Expired - Fee Related JP3000257B2 (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 包装材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000257B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100374294C (zh) * | 2003-02-28 | 2008-03-12 | Tdk株式会社 | 剥离薄膜的制造方法 |
CN113304982A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-27 | 嘉兴市金荣科技股份有限公司 | 一种芳香型双层硅油离型膜 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102514817B (zh) * | 2011-12-22 | 2014-03-12 | 内蒙古伊利实业集团股份有限公司 | 一种提高冷冻饮品防潮性能的包装材料及其生产方法 |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP27740395A patent/JP3000257B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100374294C (zh) * | 2003-02-28 | 2008-03-12 | Tdk株式会社 | 剥离薄膜的制造方法 |
CN113304982A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-27 | 嘉兴市金荣科技股份有限公司 | 一种芳香型双层硅油离型膜 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3000257B2 (ja) | 2000-01-17 |
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Date | Code | Title | Description |
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