JPH09117480A - 棺用蓋と棺用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法 - Google Patents
棺用蓋と棺用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法Info
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- JPH09117480A JPH09117480A JP7302083A JP30208395A JPH09117480A JP H09117480 A JPH09117480 A JP H09117480A JP 7302083 A JP7302083 A JP 7302083A JP 30208395 A JP30208395 A JP 30208395A JP H09117480 A JPH09117480 A JP H09117480A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の棺用蓋は芯材になる木部を曲面加工し
てからプレス加工を行うので非常に手間がかかり、コス
ト高にもなるなどの問題がある。 【解決手段】 棺用蓋は蓋本体2と蓋本体における前方
側に設けた窓部3から構成され、これらは中芯材4と中
芯材の表裏に接着された表面紙5と裏面紙6から構成さ
れ、中芯材4はポリエチレン,ポリプロピレンの発泡材
など焼却時に無臭,無煙となる素材で構成され、表面紙
5と裏面紙6は100%純パルプ強化紙で構成されてい
る。棺用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法は上述の
ような棺用蓋の製造を合理的に行おうとするものであ
る。
てからプレス加工を行うので非常に手間がかかり、コス
ト高にもなるなどの問題がある。 【解決手段】 棺用蓋は蓋本体2と蓋本体における前方
側に設けた窓部3から構成され、これらは中芯材4と中
芯材の表裏に接着された表面紙5と裏面紙6から構成さ
れ、中芯材4はポリエチレン,ポリプロピレンの発泡材
など焼却時に無臭,無煙となる素材で構成され、表面紙
5と裏面紙6は100%純パルプ強化紙で構成されてい
る。棺用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法は上述の
ような棺用蓋の製造を合理的に行おうとするものであ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棺用蓋と棺用蓋棺
用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法に関するもので
ある。
用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来提供されている棺用蓋は下記のよう
に構成されている。あらかじめ芯材になる木部を曲面加
工してからプレス加工を行うよう構成されている。ま
た、曲面成型加工については、角アールはベニヤなどを
使用していた。
に構成されている。あらかじめ芯材になる木部を曲面加
工してからプレス加工を行うよう構成されている。ま
た、曲面成型加工については、角アールはベニヤなどを
使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のものは下記のよ
うな問題を有している。 1.曲面加工するためプレス時間が約1時間位かかる。 2.非常に手間がかかり、コスト高にもなる。 3.大量生産は不可能であり、また、重量的にも大変重
いものとなる。 4.上記ベニヤは特殊な薄物で値段が高い。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、上述の問
題を解決できるものを提供しようとするものである。
うな問題を有している。 1.曲面加工するためプレス時間が約1時間位かかる。 2.非常に手間がかかり、コスト高にもなる。 3.大量生産は不可能であり、また、重量的にも大変重
いものとなる。 4.上記ベニヤは特殊な薄物で値段が高い。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、上述の問
題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、 A.第1発明は、蓋本体2と、この蓋本体における前方
側に設けられた窓部3とから構成され、蓋本体2は、天
板部2Aと、この天板部の前後端に張設された前後の側
壁部2B,2Cとからなり、天板部2Aは、断面下方に
向け緩やかな逆U字状に構成された天板2A1と、この
天板2A1に対して湾曲部2A2を介して下方に向け連
設された左右の壁2A3とから構成され、前後の側壁部
2B,2Cは、天板部2Aにおける左右方向での断面形
状と相似形に構成され、窓部3は、平面方形の開口部3
Aと、この開口部に開閉自在に取付けられた蓋部3Bと
から構成され、天板部2A,前後の側壁部2B,2C,
蓋部3Bは、中芯材4とこの中芯材の表裏に接着された
表面紙5と裏面紙6とから構成され、中芯材4は、ポリ
エチレン,ポリプロピレンの発泡材など焼却時に無臭,
無煙となる素材で構成され、表面紙5と裏面紙6は、1
00%純パルプ強化紙で構成されている棺用蓋である。 B.第2発明は、ベース7と下方金型8とこの下方金型
に対して昇降することで脱係するよう構成された上方金
型9とから構成され、ベース7は、平面前後方向に長い
方形に構成されたフレーム7Aと、このフレーム上に植
設された適数本の支脚7Bとから構成され、下方金型8
は、支脚7Bで支持された平面前後方向に長い方形に構
成された受板8Aが、当該受板の前後方向とは直交方向
をもって上方に向け緩やかなU字状に構成され、受板8
Aの左右辺に添って回動自在にシャフト8Bが添設さ
れ、シャフト8Bには当該シャフトを支点に起伏自在に
左右の側壁8C,8Dが連設され、側壁8C,8Dは、
天板部2Aにおける左右の湾曲部2A2と左右の壁2A
3に対応するよう構成され、上方金型9は、昇降自在の
縦シャフト9Aの下端に押板9Bが連設され、押板9B
は天板部2Aにおける天板2A1、湾曲部2A2、左右
の壁2A3に対応する天板対応部9B1、湾曲部対応部
9B2、左右の壁対応部9B3を有する形状に構成さ
れ、上方金型9における湾曲部対応部9B2、左右の壁
対応部9B3に対して、下方金型8における左右の側壁
8C,8Dを起立させると、当該左右の側壁8C,8D
が外方から押圧するよう構成されている棺用蓋成型用金
型装置である。 C.第3発明は、下記の各工程から構成されている棺用
蓋の製造方法である。第1工程〜請求項2記載の棺用蓋
成型用金型装置イと、板状素材ロを用意し、この板状素
材は、中芯材4とこの中芯材の表裏に接着された表面紙
5と裏面紙6とからなる板状体に構成され、中芯材4
は、ポリエチレン,ポリプロピレンの発泡材など焼却時
に無臭,無煙となる素材で構成されていること。第2工
程〜下方金型8の上面に板状素材ロを載せ、上方金型9
を降下させ受板8Aと天板対応部9B1とで、当該板状
素材ロを成型した後、左右の壁対応部9B3などを起立
させ、板状素材ロの左右端部分を垂直状態に成型するこ
と。第3工程〜第2工程で得た天板部2Aの長手方向と
直交する方向をもって断面された形状に合わせた形状に
板状素材ロを切断して前後の側壁部2B,2Cを得るこ
と。第4工程〜第2工程で得た天板部2Aの前後端に第
3工程で得た前後の側壁部2B,2Cを組立て連結する
こと。第5工程〜天板部2Aの所定箇所に平面方形の開
口部3Aを開口させ、この開口部に観音開きの状態で蓋
部3Bを開閉自在に取付け、棺用蓋を得ること。
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、 A.第1発明は、蓋本体2と、この蓋本体における前方
側に設けられた窓部3とから構成され、蓋本体2は、天
板部2Aと、この天板部の前後端に張設された前後の側
壁部2B,2Cとからなり、天板部2Aは、断面下方に
向け緩やかな逆U字状に構成された天板2A1と、この
天板2A1に対して湾曲部2A2を介して下方に向け連
設された左右の壁2A3とから構成され、前後の側壁部
2B,2Cは、天板部2Aにおける左右方向での断面形
状と相似形に構成され、窓部3は、平面方形の開口部3
Aと、この開口部に開閉自在に取付けられた蓋部3Bと
から構成され、天板部2A,前後の側壁部2B,2C,
蓋部3Bは、中芯材4とこの中芯材の表裏に接着された
表面紙5と裏面紙6とから構成され、中芯材4は、ポリ
エチレン,ポリプロピレンの発泡材など焼却時に無臭,
無煙となる素材で構成され、表面紙5と裏面紙6は、1
00%純パルプ強化紙で構成されている棺用蓋である。 B.第2発明は、ベース7と下方金型8とこの下方金型
に対して昇降することで脱係するよう構成された上方金
型9とから構成され、ベース7は、平面前後方向に長い
方形に構成されたフレーム7Aと、このフレーム上に植
設された適数本の支脚7Bとから構成され、下方金型8
は、支脚7Bで支持された平面前後方向に長い方形に構
成された受板8Aが、当該受板の前後方向とは直交方向
をもって上方に向け緩やかなU字状に構成され、受板8
Aの左右辺に添って回動自在にシャフト8Bが添設さ
れ、シャフト8Bには当該シャフトを支点に起伏自在に
左右の側壁8C,8Dが連設され、側壁8C,8Dは、
天板部2Aにおける左右の湾曲部2A2と左右の壁2A
3に対応するよう構成され、上方金型9は、昇降自在の
縦シャフト9Aの下端に押板9Bが連設され、押板9B
は天板部2Aにおける天板2A1、湾曲部2A2、左右
の壁2A3に対応する天板対応部9B1、湾曲部対応部
9B2、左右の壁対応部9B3を有する形状に構成さ
れ、上方金型9における湾曲部対応部9B2、左右の壁
対応部9B3に対して、下方金型8における左右の側壁
8C,8Dを起立させると、当該左右の側壁8C,8D
が外方から押圧するよう構成されている棺用蓋成型用金
型装置である。 C.第3発明は、下記の各工程から構成されている棺用
蓋の製造方法である。第1工程〜請求項2記載の棺用蓋
成型用金型装置イと、板状素材ロを用意し、この板状素
材は、中芯材4とこの中芯材の表裏に接着された表面紙
5と裏面紙6とからなる板状体に構成され、中芯材4
は、ポリエチレン,ポリプロピレンの発泡材など焼却時
に無臭,無煙となる素材で構成されていること。第2工
程〜下方金型8の上面に板状素材ロを載せ、上方金型9
を降下させ受板8Aと天板対応部9B1とで、当該板状
素材ロを成型した後、左右の壁対応部9B3などを起立
させ、板状素材ロの左右端部分を垂直状態に成型するこ
と。第3工程〜第2工程で得た天板部2Aの長手方向と
直交する方向をもって断面された形状に合わせた形状に
板状素材ロを切断して前後の側壁部2B,2Cを得るこ
と。第4工程〜第2工程で得た天板部2Aの前後端に第
3工程で得た前後の側壁部2B,2Cを組立て連結する
こと。第5工程〜天板部2Aの所定箇所に平面方形の開
口部3Aを開口させ、この開口部に観音開きの状態で蓋
部3Bを開閉自在に取付け、棺用蓋を得ること。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
示例と共に説明する。 A.1は第1発明の棺用蓋で、蓋本体2と、この蓋本体
における前方側に設けられた窓部3とから構成されてい
る。図中、Kは装飾を兼ねた連結金物である。 a.蓋本体2は、天板部2Aと、この天板部の前後端に
張設された前後の側壁部2B,2Cとからなり、天板部
2Aは、断面下方に向け緩やかな逆U字状に構成された
天板2A1と、この天板2A1に対して湾曲部2A2を
介して下方に向け連設された左右の壁2A3とから構成
され、前後の側壁部2B,2Cは、天板部2Aにおける
左右方向での断面形状と相似形に構成されている。2D
は天板部2Aと前後の側壁部2B,2Cの下端面に塗布
された塗料である。窓部3は、平面方形の開口部3A
と、この開口部に観音開きの状態で開閉自在に取付けら
れた蓋部3Bとから構成され、蓋部3Bは左右の蓋単体
3B1,3B1で構成され、左右の蓋単体3B1,3B
1の内側上面にはストッパ用角棒3B11,3B11が
前後方向をもって添着されている。3B12,3B12
は蝶番である。3Cは開口部3Aの下辺に張設された透
明板である。 b.天板部2Aは、中芯材4とこの中芯材の表裏に接着
された表面紙5と裏面紙6とから構成され、中芯材4
は、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP)の
発泡材など焼却時に無臭,無煙となる素材で構成され、
表面紙5と裏面紙6は、100%純パルプの強化紙(N
S)で構成されている。表面紙5と裏面紙6には公知の
棺の色調に合わせた例えば木目などの印刷がされてい
る。 c.前後の側壁部2B,2Cは、中芯材4とこの中芯材
の表裏に接着された表面紙5と裏面紙6とから構成さ
れ、中芯材4は、ポリエチレン(PE),ポリプロピレ
ン(PP)の発泡材など焼却時に無臭,無煙となる素材
で構成され、表面紙5と裏面紙6は、100%純パルプ
の強化紙(NS)で構成されている。表面紙5と裏面紙
6には公知の棺の色調に合わせた例えば木目などの印刷
が施されている。蓋部3Bは、中芯材4とこの中芯材の
表裏に接着された表面紙5と裏面紙6とから構成され、
中芯材4は、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン
(PP)の発泡材など焼却時に無臭,無煙となる素材で
構成され、表面紙5と裏面紙6は、100%純パルプ強
化紙(NS)で構成されている。表面紙5と裏面紙6に
は公知の棺の色調に合わせた例えば木目などの印刷が施
されている。なお、上述した表面紙,裏面紙には布張
り、本木ツキ板張り、ポリエチレン熱加工張りすること
ができる。 B.第2発明としての棺用蓋棺用蓋成型用金型装置イ
は、ベース7と下方金型8とこの下方金型に対して昇降
することで脱係するよう構成された上方金型9とから構
成されている。ベース7は、平面前後方向に長い方形に
構成されたフレーム7Aと、このフレーム上に植設され
た適数本の支脚7Bとから構成されている。下方金型8
は、支脚7Bで支持された平面前後方向に長い方形に構
成された受板8Aが、当該受板の前後方向とは直交方向
をもって上方に向け緩やかなU字状に構成され、受板8
Aの左右辺に添って回動自在にシャフト8Bが添設さ
れ、シャフト8Bには当該シャフトを支点に起伏自在に
左右の側壁8C,8Dが連設され、側壁8C,8Dは、
天板部2Aにおける左右の湾曲部2A2と左右の壁2A
3に対応するよう構成されている。8C1,8D1はベ
ース7と左右の側壁8C,8Dの下端との間に張設され
た側壁起伏用シリンダである。上方金型9は、昇降自在
の縦シャフト9Aの下端に押板9Bが連設され、押板9
Bは天板部2Aにおける天板2A1、湾曲部2A2、左
右の壁2A3に対応する天板対応部9B1、湾曲部対応
部9B2、左右の壁対応部9B3を有する形状に構成さ
れ、上方金型9における湾曲部対応部9B2、左右の壁
対応部9B3に対して、下方金型8における左右の側壁
8C,8Dを起立させると、当該左右の側壁8C,8D
が外方から押圧するよう構成されている。 C.第3発明としての棺用蓋の製造方法は下記のように
構成されている。 第1工程〜上記の棺用蓋成型用金型装置イと下記の板状
素材ロとを用意する。板状素材ロは、中芯材4とこの中
芯材の表裏に接着された表面紙5と裏面紙6とからなる
板状体に構成され、中芯材4は、ポリエチレン(P
E),ポリプロピレン(PP)の発泡材など焼却時に無
臭,無煙となる素材で構成されていると共に、表裏面に
はあらかじめ接着剤が塗布されている。表面紙5と裏面
紙6は、100%純パルプ強化紙(NS)で構成されて
いる。 第2工程〜(天板部2Aの製造工程) 下方金型8の上面に板状素材ロを載せ、上方金型9を降
下させ受板8Aと天板対応部9B1とで、当該板状素材
ロを成型する。ついで、左右の壁対応部9B3などを起
立させ、板状素材ロの左右端部分を垂直状態に成型す
る。この場合、80℃位で6分程度保持した後、脱型す
る。 第3工程〜(前後の側壁部2B,2Cの製造工程) 第2工程で得た天板部2Aの長手方向と直交する方向を
もって断面された形状に合わせた形状に板状素材ロを切
断して前後の側壁部2B,2Cを得る。 第4工程〜(天板部2Aと前後の側壁部2B,2Cの組
立て工程) 第2工程で得た天板部2Aの前後端に第3工程で得た前
後の側壁部2B,2Cを組立て連結する。 第5工程〜(窓部3の製造工程) 天板部2Aの所定箇所に平面方形の開口部3Aを開口さ
せ、この開口部に観音開きの状態で蓋部3Bを開閉自在
に取付ける。最終製品である棺用蓋1を得る。
示例と共に説明する。 A.1は第1発明の棺用蓋で、蓋本体2と、この蓋本体
における前方側に設けられた窓部3とから構成されてい
る。図中、Kは装飾を兼ねた連結金物である。 a.蓋本体2は、天板部2Aと、この天板部の前後端に
張設された前後の側壁部2B,2Cとからなり、天板部
2Aは、断面下方に向け緩やかな逆U字状に構成された
天板2A1と、この天板2A1に対して湾曲部2A2を
介して下方に向け連設された左右の壁2A3とから構成
され、前後の側壁部2B,2Cは、天板部2Aにおける
左右方向での断面形状と相似形に構成されている。2D
は天板部2Aと前後の側壁部2B,2Cの下端面に塗布
された塗料である。窓部3は、平面方形の開口部3A
と、この開口部に観音開きの状態で開閉自在に取付けら
れた蓋部3Bとから構成され、蓋部3Bは左右の蓋単体
3B1,3B1で構成され、左右の蓋単体3B1,3B
1の内側上面にはストッパ用角棒3B11,3B11が
前後方向をもって添着されている。3B12,3B12
は蝶番である。3Cは開口部3Aの下辺に張設された透
明板である。 b.天板部2Aは、中芯材4とこの中芯材の表裏に接着
された表面紙5と裏面紙6とから構成され、中芯材4
は、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP)の
発泡材など焼却時に無臭,無煙となる素材で構成され、
表面紙5と裏面紙6は、100%純パルプの強化紙(N
S)で構成されている。表面紙5と裏面紙6には公知の
棺の色調に合わせた例えば木目などの印刷がされてい
る。 c.前後の側壁部2B,2Cは、中芯材4とこの中芯材
の表裏に接着された表面紙5と裏面紙6とから構成さ
れ、中芯材4は、ポリエチレン(PE),ポリプロピレ
ン(PP)の発泡材など焼却時に無臭,無煙となる素材
で構成され、表面紙5と裏面紙6は、100%純パルプ
の強化紙(NS)で構成されている。表面紙5と裏面紙
6には公知の棺の色調に合わせた例えば木目などの印刷
が施されている。蓋部3Bは、中芯材4とこの中芯材の
表裏に接着された表面紙5と裏面紙6とから構成され、
中芯材4は、ポリエチレン(PE),ポリプロピレン
(PP)の発泡材など焼却時に無臭,無煙となる素材で
構成され、表面紙5と裏面紙6は、100%純パルプ強
化紙(NS)で構成されている。表面紙5と裏面紙6に
は公知の棺の色調に合わせた例えば木目などの印刷が施
されている。なお、上述した表面紙,裏面紙には布張
り、本木ツキ板張り、ポリエチレン熱加工張りすること
ができる。 B.第2発明としての棺用蓋棺用蓋成型用金型装置イ
は、ベース7と下方金型8とこの下方金型に対して昇降
することで脱係するよう構成された上方金型9とから構
成されている。ベース7は、平面前後方向に長い方形に
構成されたフレーム7Aと、このフレーム上に植設され
た適数本の支脚7Bとから構成されている。下方金型8
は、支脚7Bで支持された平面前後方向に長い方形に構
成された受板8Aが、当該受板の前後方向とは直交方向
をもって上方に向け緩やかなU字状に構成され、受板8
Aの左右辺に添って回動自在にシャフト8Bが添設さ
れ、シャフト8Bには当該シャフトを支点に起伏自在に
左右の側壁8C,8Dが連設され、側壁8C,8Dは、
天板部2Aにおける左右の湾曲部2A2と左右の壁2A
3に対応するよう構成されている。8C1,8D1はベ
ース7と左右の側壁8C,8Dの下端との間に張設され
た側壁起伏用シリンダである。上方金型9は、昇降自在
の縦シャフト9Aの下端に押板9Bが連設され、押板9
Bは天板部2Aにおける天板2A1、湾曲部2A2、左
右の壁2A3に対応する天板対応部9B1、湾曲部対応
部9B2、左右の壁対応部9B3を有する形状に構成さ
れ、上方金型9における湾曲部対応部9B2、左右の壁
対応部9B3に対して、下方金型8における左右の側壁
8C,8Dを起立させると、当該左右の側壁8C,8D
が外方から押圧するよう構成されている。 C.第3発明としての棺用蓋の製造方法は下記のように
構成されている。 第1工程〜上記の棺用蓋成型用金型装置イと下記の板状
素材ロとを用意する。板状素材ロは、中芯材4とこの中
芯材の表裏に接着された表面紙5と裏面紙6とからなる
板状体に構成され、中芯材4は、ポリエチレン(P
E),ポリプロピレン(PP)の発泡材など焼却時に無
臭,無煙となる素材で構成されていると共に、表裏面に
はあらかじめ接着剤が塗布されている。表面紙5と裏面
紙6は、100%純パルプ強化紙(NS)で構成されて
いる。 第2工程〜(天板部2Aの製造工程) 下方金型8の上面に板状素材ロを載せ、上方金型9を降
下させ受板8Aと天板対応部9B1とで、当該板状素材
ロを成型する。ついで、左右の壁対応部9B3などを起
立させ、板状素材ロの左右端部分を垂直状態に成型す
る。この場合、80℃位で6分程度保持した後、脱型す
る。 第3工程〜(前後の側壁部2B,2Cの製造工程) 第2工程で得た天板部2Aの長手方向と直交する方向を
もって断面された形状に合わせた形状に板状素材ロを切
断して前後の側壁部2B,2Cを得る。 第4工程〜(天板部2Aと前後の側壁部2B,2Cの組
立て工程) 第2工程で得た天板部2Aの前後端に第3工程で得た前
後の側壁部2B,2Cを組立て連結する。 第5工程〜(窓部3の製造工程) 天板部2Aの所定箇所に平面方形の開口部3Aを開口さ
せ、この開口部に観音開きの状態で蓋部3Bを開閉自在
に取付ける。最終製品である棺用蓋1を得る。
【0006】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、下記の効果を期待することができる。 1.表面紙と裏面紙は100%純パルプ強化紙(NS)
を使用して、中芯材については、無臭,無煙のポリエチ
レン(PE),ポリプロピレン(PP)の発泡材を使用
したので、焼却後も全く残留物もなく、無臭、無煙であ
る。 2.熱プレスを行うことにより全く同一のものが安く生
産が可能となる。 3.約6分のプレス時間で仕上がり、均一で重量も2.
3kgででき上がる。
ので、下記の効果を期待することができる。 1.表面紙と裏面紙は100%純パルプ強化紙(NS)
を使用して、中芯材については、無臭,無煙のポリエチ
レン(PE),ポリプロピレン(PP)の発泡材を使用
したので、焼却後も全く残留物もなく、無臭、無煙であ
る。 2.熱プレスを行うことにより全く同一のものが安く生
産が可能となる。 3.約6分のプレス時間で仕上がり、均一で重量も2.
3kgででき上がる。
【図1】棺用蓋の斜視図である。
【図2】A−A線における要部拡大断面図である。
【図3】B−B線における一部を省略した拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】C−C線における要部拡大断面図である。
【図5】棺用蓋成型用金型の斜視図である。
【図6】作用を説明する拡大縦断面図である。
【図7】作用を説明する拡大縦断面図である。
1 棺用蓋 2 蓋本体 3 窓部 4 中芯材 5 表面紙 6 裏面紙
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 31:00
Claims (3)
- 【請求項1】 蓋本体(2)と、この蓋本体における前
方側に設けられた窓部(3)とから構成され、蓋本体
(2)は、天板部(2A)と、この天板部の前後端に張
設された前後の側壁部(2B,2C)とからなり、天板
部(2A)は、断面下方に向け緩やかな逆U字状に構成
された天板(2A1)と、この天板(2A1)に対して
湾曲部(2A2)を介して下方に向け連設された左右の
壁(2A3)とから構成され、前後の側壁部(2B,2
C)は、天板部(2A)における左右方向での断面形状
と相似形に構成され、窓部(3)は、平面方形の開口部
(3A)と、この開口部に開閉自在に取付けられた蓋部
(3B)とから構成され、天板部(2A),前後の側壁
部(2B,2C),蓋部(3B)は、中芯材(4)とこ
の中芯材の表裏に接着された表面紙(5)と裏面紙
(6)とから構成され、中芯材(4)は、ポリエチレ
ン,ポリプロピレンの発泡材など焼却時に無臭,無煙と
なる素材で構成され、表面紙(5)と裏面紙(6)は、
100%純パルプ強化紙で構成されていることを特徴と
する棺用蓋。 - 【請求項2】 ベース(7)と下方金型(8)とこの下
方金型に対して昇降することで脱係するよう構成された
上方金型(9)とから構成され、ベース(7)は、平面
前後方向に長い方形に構成されたフレーム(7A)と、
このフレーム上に植設された適数本の支脚(7B)とか
ら構成され、下方金型(8)は、支脚(7B)で支持さ
れた平面前後方向に長い方形に構成された受板(8A)
が、当該受板の前後方向とは直交方向をもって上方に向
け緩やかなU字状に構成され、受板(8A)の左右辺に
添って回動自在にシャフト(8B)が添設され、シャフ
ト(8B)には当該シャフトを支点に起伏自在に左右の
側壁(8C,8D)が連設され、側壁(8C,8D)
は、天板部(2A)における左右の湾曲部(2A2)と
左右の壁(2A3)に対応するよう構成され、上方金型
(9)は、昇降自在の縦シャフト(9A)の下端に押板
(9B)が連設され、押板9Bは天板部(2A)におけ
る天板(2A1)、湾曲部(2A2)、左右の壁(2A
3)に対応する天板対応部(9B1)、湾曲部対応部
(9B2)、左右の壁対応部(9B3)を有する形状に
構成され、上方金型(9)における湾曲部対応部(9B
2)、左右の壁対応部(9B3)に対して、下方金型
(8)における左右の側壁(8C,8D)を起立させる
と、当該左右の側壁(8C,8D)が外方から押圧する
よう構成されていることを特徴とする棺用蓋成型用金型
装置。 - 【請求項3】 下記の各工程から構成されていることを
特徴とする棺用蓋の製造方法。 第1工程〜請求項2記載の棺用蓋成型用金型装置(イ)
と、板状素材(ロ)を用意し、この板状素材は、中芯材
(4)とこの中芯材の表裏に接着された表面紙(5)と
裏面紙(6)とからなる板状体に構成され、中芯材
(4)は、ポリエチレン,ポリプロピレンの発泡材など
焼却時に無臭,無煙となる素材で構成されていること。 第2工程〜下方金型(8)の上面に板状素材(ロ)を載
せ、上方金型(9)を降下させ受板(8A)と天板対応
部(9B1)とで、当該板状素材(ロ)を成型した後、
左右の壁対応部(9B3)などを起立させ、板状素材
(ロ)の左右端部分を垂直状態に成型すること。 第3工程〜第2工程で得た天板部(2A)の長手方向と
直交する方向をもって断面された形状に合わせた形状に
板状素材(ロ)を切断して前後の側壁部(2B,2C)
を得ること。 第4工程〜第2工程で得た天板部(2A)の前後端に第
3工程で得た前後の側壁部(2B,2C)を組立て連結
すること。 第5工程〜天板部(2A)の所定箇所に平面方形の開口
部(3A)を開口させ、この開口部に観音開きの状態で
蓋部(3B)を開閉自在に取付け、棺用蓋を得ること。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7302083A JPH09117480A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 棺用蓋と棺用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7302083A JPH09117480A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 棺用蓋と棺用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09117480A true JPH09117480A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17904723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7302083A Pending JPH09117480A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 棺用蓋と棺用蓋成型用金型装置と棺用蓋の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09117480A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016209158A1 (en) | 2015-06-23 | 2016-12-29 | Organoclick Ab | Large lightweight coffin and method for its manufacture |
CN107949473A (zh) * | 2015-06-23 | 2018-04-20 | 有机点击股份公司 | 大型轻质模制材料及其制造方法 |
US10711404B2 (en) | 2015-06-23 | 2020-07-14 | Organoclick Ab | Pulp molding apparatus and molds for use therein |
US11632863B2 (en) | 2019-06-13 | 2023-04-18 | Samsung Display Co., Ltd. | Display device and apparatus and method of manufacturing the same |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP7302083A patent/JPH09117480A/ja active Pending
Cited By (10)
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