JPH09116841A - プロジェクタ装置用収納架 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写型プロジェクタ装置および関連する機器
を収納架に収納し、相互接続を行い、レイアウト変更等
に即時に対応できるようにする。 【解決手段】 架台１と冂字型に形成した架体２とから
収納架を構成し、架体２の天井部に投写型プロジェクタ
装置を吊下げ式に取付け、架体２の下部に所要段数の棚
板６を着脱可能に設け、プロジェクタ装置に接続して使
用する映像機器等７をここに載置し、収納架からはみ出
さないように機器相互間の接続を行う。架台１の下面に
キャスター３およびアジャスタ４を設け、プロジェクタ
装置を動かすときはアジャスタ４を引っ込め、キャスタ
ー３の回転で収納架を移動し、固定するときはアジャス
タ４を引出し、収納架が傾かないように調整して固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はプロジェクタ装置等を載
設する収納架に係り、プレゼンテーション等に用いる関
連機器を投写型プロジェクタ装置と共に搭載して相互の
接続を行い、移動あるいはレイアウトの変更等に対応し
やすくするものに関する。

【０００２】

【従来の技術】ショールームあるいはプレゼンテーショ
ンルーム等で映像を用いてプレゼンテーションを行う場
合、投写型プロジェクタ装置（以降、プロジェクタ装置
と略す）で大型のスクリーンに映像を投写することによ
り、多数の人が周囲に邪魔されずに映像を見られるよう
にすることができる。この場合、プロジェクタ装置の映
像源がＶＴＲ（ビデオテープレコーダ）あるいはコンピ
ュータ装置で、これらの映像機器をプロジェクタ装置に
接続して使用する場合が多いが、ショールームあるいは
プレゼンテーションルーム等はレイアウトを変更する機
会が多く、レイアウト変更の都度、多数の映像機器を新
しいレイアウトに合わせて動かし、ケーブル類の接続を
し直さねばならず、セッティングに手間がかかる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑み、プロジェクタ装置およびこれに接続して使用す
る映像機器等の関連機器を１つの収納架に搭載し、この
収納架を移動することによりレイアウト変更に対応でき
るようにすることにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、下面にキャスターを取付けた架台と、架台
上に設けられ、上部に投写型プロジェクタ装置を取付け
ると共に下部に前記プロジェクタ装置と関連して使用さ
れる映像機器の載置部を設けた架体とからなるプロジェ
クタ装置用収納架を提供するものある。

【０００５】

【作用】以上のように構成したので、本発明によるプロ
ジェクタ装置用収納架においては、架台上に設けた架体
の上部にプロジェクタ装置を取付け、下部にプロジェク
タ装置と関連して使用される映像機器等を載置し、相互
にケーブル接続等を行い、レイアウト変更の場合は架台
の下面に設けたアジャスタを引っ込めてキャスターによ
り移動を行い、設置位置でアジャスタを突出させ、傾き
の調整を行い、同時に収納架を固定する。

【０００６】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるプロジェ
クタ装置用収納架の実施例を詳細に説明する。図１は本
発明によるプロジェクタ装置用収納架の一実施例で、
（イ）は要部正面図、（ロ）は要部側面図である。図に
おいて、１は架台、２は架台１上に設けられた架体、３
は架台１の下面の四隅に取付けられるキャスター、４は
架台１の下面に適宜に取付けられるアジャスタである。
架体２は前面および後面を開口とした冂字型に構成し、
天井部にプロジェクタ装置５を吊下げ式に取付け、下部
に棚板６を所要段数設け、棚板６上にプロジェクタ装置
５と関連して使用する機器７を載置し、棚板６の前部に
ガラス扉８を設ける。棚板６は着脱可能式とし、載置す
る機器の数に応じて増減できるようにしてもよい。レイ
アウト変更等でプロジェクタ装置５の位置を動かす場合
はアジャスタ４を引っ込め、キャスター３が床面に充分
に当たる状態にし、収納架を動かし、固定する場合はア
ジャスタ４を収納架を支える位置まで引出し、収納架が
傾かないように調整して固定する。

【０００７】図２は収納架に搭載する機器の一例で、５
はプロジェクタ装置（液晶式）、11はＶＴＲ、12はシス
テムコントローラ、13はタイムスイッチ、14は電源制御
ユニットである。プロジェクタ装置５は架体２の天井部
に取付け、ＶＴＲ11、システムコントローラ12、タイム
スイッチ13および電源制御ユニット14等は棚板６上に載
置し、全体で重心がなるべく下になるようにする。電源
制御ユニット14より各機器に電源を供給し、また、信号
ケーブル等により機器相互間を接続し、システムコント
ローラ12を介してプロジェクタ装置５、ＶＴＲ11あるい
はショールームの照明装置等を制御するようにする。こ
れにより、収納架から引出される接続線は、例えば、電
源コンセントあるいはショールームの照明装置の制御盤
への接続線、およびテレビジョン放送受信のためのアン
テナ線等のみとなる。システムコントローラ12にタイム
スイッチ13を接続し、例えば、タイムスイッチ13で設定
された時刻にショールームの照明装置を点灯・消灯し、
プロジェクタ装置５を起動させて図示しないスクリーン
にテレビジョン放送の映像等を投写し、あるいは映像源
をＶＴＲ11に切換え、ＶＴＲ11で再生された映像をスク
リーンに投写するようにしてもよい。

【０００８】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるプ
ロジェクタ装置用収納架によれば、収納架の天井部に吊
下げ式にプロジェクタ装置を取付け、下部にプロジェク
タ装置と関連して使用する機器等を載置して相互に接続
したものであるから、機器間の接続線が周囲にはみ出す
ことがなく美観を失わず、また、レイアウト変更等の場
合に収納架に映像機器等を載置した状態でキャスターに
より収納架を移動すればよいので、レイアウト変更等へ
の対応が容易でセッティング等の手間を減らすことが可
能となる有用なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるプロジェクタ装置用収納架の一実
施例の要部側面図である。

【図２】収納架に収納する機器の一例である。

【符号の説明】

１ 架台 ２ 架体 ３ キャスター ４ アジャスタ ５ プロジェクタ装置 ６ 棚板 ７ 映像機器等

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 下面にキャスターを取付けた架台と、架
   台上に設けられ、上部に投写型プロジェクタ装置を取付
   けると共に下部に前記プロジェクタ装置と関連して使用
   される映像機器の載置部を設けた架体とからなるプロジ
   ェクタ装置用収納架。
2. 【請求項２】 前記架体の下部に着脱可能な棚板を複数
   段設け、複数の映像機器等を載置可能なるようにした請
   求項１記載のプロジェクタ装置用収納架。
3. 【請求項３】 前記架台の下面にアジャスタを取付け、
   アジャスタを引っ込めることにより前記キャスターによ
   る移動を可能とし、アジャスタを床面に達するように突
   出させて固定するようにした請求項１または請求項２記
   載のプロジェクタ装置用収納架。