JPH09116666A - データ処理装置の消費電力制御方法 - Google Patents

データ処理装置の消費電力制御方法

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JPH09116666A
JPH09116666A JP7297753A JP29775395A JPH09116666A JP H09116666 A JPH09116666 A JP H09116666A JP 7297753 A JP7297753 A JP 7297753A JP 29775395 A JP29775395 A JP 29775395A JP H09116666 A JPH09116666 A JP H09116666A
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data processing
unit
data
memory
input
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JP7297753A
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Hironobu Nakai
宏暢 中井
Tadahiro Nakamura
忠弘 中村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインボードと複数のオプションボードとを
有するディジタル複写機の外部処理装置において、消費
電力を低減できる消費電力制御方式を提供することを目
的とする。 【解決手段】 データ処理を行う際に、そのデータ処理
に該当するオプションボードだけを、そのデータ処理の
間だけフルに電力を与えるとともに、データ処理の行わ
れていないオプションボードについては、低電力モード
とすることにより、無駄な電力消費を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置の
消費電力制御方法に関し、特に、入力したデータの処理
内容に応じて選択されたデータ処理手段で処理を行うデ
ータ処理装置の消費電力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばディジタル複写機に機
能付加のためのデータ処理装置を接続し、様々な処理を
行うものが知られている。このデータ処理装置は、メイ
ンボードで基本的なデータ処理を行い、このメインボー
ドとは別に、オプション機能としてファクシミリ通信機
能やデータのファイリングを行うファイル機能等を個別
に搭載したオプションボードをそれぞれ用意し、これら
オプションボードをメインボードに接続可能に構成して
適宜選択して処理するようにしている。
【0003】ところで、このようなデータ処理装置への
電力供給は、装置全体に供給するか否かの電源ON/O
FFでのみ行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、常時連
続してデータがデータ処理装置に入力され、常時ある一
定のデータ処理が、このデータ処理装置内で行われ続け
る状態は時間的に特定されており、常時稼働状態である
ことの方が非常に稀である。それにも関わらず、何の処
理を行う場合でも、電源がONになっているときは、こ
のデータ処理装置は、装置全体がアクティブ状態(通常
動作モード)になっており、一定の電力を消費し続けて
いるという問題がある。
【0005】また、オプションボードの枚数が増えるに
従って、機能していないオプションボードに対しても一
定の電力が消費され続けるため、無駄な電力消費がオプ
ションボードの数に比例して多くなっていく。
【0006】本発明は、上述の問題点を除去するために
なされたもので、入力したデータの処理内容に応じて選
択されたデータ処理手段で処理を行うデータ処理装置に
おける消費電力を低減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、データを入力
する入力手段と、前記入力手段で入力したデータの処理
を行うための複数のデータ処理手段と、前記入力手段で
入力したデータの処理内容に応じて前記データ処理手段
の少なくとも1つを選択する選択手段とを有するデータ
処理装置の消費電力制御方法であって、前記選択手段で
選択されたデータ処理手段への電力供給量を増加させる
ことにより当該データ処理手段をスリープ状態(低電力
モード)からアクティブ状態(通常動作モード)に切り
替え、データ処理の終了後、当該データ処理手段への電
力供給量を減少させることにより、当該データ処理手段
をアクティブ状態からスリープ状態に切り替えることを
特徴とする。
【0008】本発明では、データ処理の間だけ該当する
データ処理手段に通常動作モード用の電力を与え、デー
タ処理の行われていないデータ処理手段の動作を低電力
モードにすることが可能となり、今まで無駄になってい
た電力消費を著しく減少させることが実現可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の一
実施例を示す画像形成システムの構成を示すブロック図
である。
【0010】図1において、リーダ部1は、原稿を画像
データに変換する画像入力装置であり、プリンタ部2
は、複数種類の記録紙カセットを有し、プリント命令に
より画像データを記録紙上に可視像として出力する画像
出力装置である。このリーダ部1およびプリンタ部2
は、いわゆるディジタル複写機として機能する。
【0011】また、外部装置3は、リーダ部1と電気的
に接続されたものであり、各種のデータ処理機能を有す
る。すなわち、この外部装置3には、ファクス部4、フ
ァイル部5、またファイル部5と接続されている外部記
憶装置6、ネットワークと接続するためのネットワーク
インタフェイス部7、コンピュータからの情報を可視像
とするためのフォーマッタ部8、および上記各機能を制
御するコア部10等が設けられている。そして、この外
部装置3のうち、コア部10は、常設のメインボードに
搭載されており、ファクス部4、ファイル部5、フォー
マッタ部8は、それぞれコア部10のメインボードに接
続可能なオプションボードに搭載され、それぞれ個別の
オプションとしてシステムに実装できるものとなってい
る。また、ネットワークインタフェイス部7も、コア部
10に対して着脱自在なユニットであり、複数種類のネ
ットワーク(本実施例では、各種イーサネットインタフ
ェイス)を接続できるものである。
【0012】以下、詳細に各部の機能を説明する。
【0013】まず、リーダ部1について説明する。
【0014】図2は、リーダ部1およびプリンタ部2の
構成を示す断面図である。
【0015】原稿給送装置101上に蓄積された原稿
は、1枚ずつ順次原稿台ガラス面102上に搬送され
る。そして、原稿がガラス面102の所定位置へ搬送さ
れると、スキャナ部のランプ103が点灯し、かつスキ
ャナユニット104が移動して原稿を照射する。原稿の
反射光は、ミラー105、106、107、およびレン
ズ108を介してCCDイメージセンサ部109(以
下、CCDという)に入力される。
【0016】図3は、上記リーダ部1の信号処理回路の
構成を示すブロック図である。
【0017】CCD109に照射された原稿の反射光
は、ここで光電変換され、レッド、グリーン、ブルーの
各色の電気信号に変換される。CCD109からのカラ
ー情報は、次の増幅器110R、110G、110Bで
A/D変換器111の入力信号レベルに合わせて増幅さ
れる。
【0018】A/D変換器111からの出力信号は、シ
ェーディング回路112に入力され、ここでランプ10
3の配光ムラや、CCDの感度ムラが補正される。シェ
ーディング回路112からの信号は、Y信号生成・色検
出回路113および外部I/F切り替え回路119に入
力される。
【0019】Y信号生成・色検出回路113は、シェー
ディング回路112からの信号について以下の式で演算
を行い、Y信号を得る。
【0020】Y=0.3R+0.6G+0.1B さらに、R、G、Bの信号から7つの色に分離し、各色
に対する信号を出力する色検出回路を有する。Y信号生
成・色検出回路113からの出力信号は、変倍・リピー
ト回路114に入力される。スキャナユニット104の
走査スピードにより副走査方向の変倍を行い、変倍・リ
ピート回路114により主走査方向の変倍を行う。ま
た、変倍・リピート回路114により複数の同一画像を
出力することが可能である。
【0021】輪郭・エッジ強調回路115は、変倍・リ
ピート回路114からの信号の高周波成分を強調するこ
とにより、エッジ強調および輪郭情報を得る。輪郭・エ
ッジ強調回路115からの信号は、マーカエリア判定・
輪郭生成回路116とパターン化・太らせ・マスキング
・トリミング回路117に入力される。
【0022】マーカエリア判定・輪郭生成回路116
は、原稿上の指定された色のマーカペンで書かれた部分
を読み取り、マーカの輪郭情報を生成し、次のパターン
化・太らせ・マスキング・トリミング回路117で、こ
の輪郭情報から太らせやマスキングやトリミングを行
う。また、Y信号生成・色検出回路113からの色検出
信号によりパターン化を行う。
【0023】パターン化・太らせ・マスキング・トリミ
ング回路117からの出力信号は、レーザドライバ回路
118に入力され、各種処理された信号をレーザを駆動
するための信号に変換する。レーザドライバ118の出
力信号は、プリンタ2に入力され、可視像として画像形
成が行われる。
【0024】次に、外部装置とのI/Fを行う外部I/
F切り替え回路119について説明する。
【0025】外部I/F切り替え回路119は、リーダ
部1から画像情報を外部装置3に出力する場合、パター
ン化・太らせ・マスキング・トリミング回路117から
の画像情報を コネクタ120に出力する。
【0026】また、外部装置3からの画像情報をリーダ
部1に入力する場合、外部切り替え回路119は、コネ
クタ120からの画像情報をY信号生成・色検出回路1
13に入力する。
【0027】上記の各画像処理は、CPU122の指示
により行われ、かつCPU122によって設定された値
によりエリア生成回路121は、上記画像処理に必要な
各種タイミング信号を生成する。さらに、CPU122
に内蔵されている通信機能を用いて外部装置3との通信
を行う。SUBCPU123は、操作部124の制御を
行うとともに、SUBCPU123に内蔵されている通
信機能を用いて外部装置3との通信を行う。
【0028】次に、図2を参照してプリンタ部2の構成
および動作について説明する。
【0029】プリンタ部2に入力された画像信号は、露
光制御部201にて変調された光信号に変換されて感光
体202を照射する。この照射光によって感光体202
上に作られた潜像は、現像器203によって現像され
る。上記現像像の先端とタイミングを合わせて転写積載
部204、もしくは205より転写紙が搬送され、転写
部206において、上記現像された像が転写される。
【0030】転写された像は、定着部207にて転写紙
に定着された後、排紙部208より装置外部に排出され
る。排紙部208から出力された転写紙は、ソータ22
0でソート機能が働いている場合には、各ビンに排出さ
れ、またソート機能が働いていない場合には、ソータの
最上位のビンに排出される。
【0031】続いて、順次読み込む画像を1枚の出力用
紙の両面に出力する方法について説明する。
【0032】定着部207で定着された出力用紙を、一
度、排紙部208まで搬送後、用紙の搬送向きを反転し
て搬送方向切り替え部材209を介して再給紙用被転写
紙積載部210に搬送する。次の原稿が準備されると、
上記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが転
写紙については再給紙用被転写紙積載部210より給紙
されるので、結局、同一出力紙の表面、裏面に2枚の原
稿画像を出力することができる。
【0033】次に、外部装置3について説明する。この
外部装置3は、リーダ1とケーブルで接続され、外部装
置3内のコア部で信号の制御や、各機能の制御を行う。
【0034】この外部装置3内には、ファクス送受信を
行うファクス部4と、各種原稿情報を電気信号に変換
し、光磁気ディスクに保存するファイル部5と、コンピ
ュータ等からのコード情報をイメージ情報に展開するフ
ォーマッタ部8と、ネットワークとのインターフェイス
を行うネットワークインターフェイス部7と、上記各機
能を制御するコア部10等が設けられている。
【0035】次に、コア部10について説明する。
【0036】図4は、上述のコア部10の詳細構成を示
すブロック図である。
【0037】コア部10のコネクタ1001は、リーダ
部1のコネクタ120とケーブルで接続される。このコ
ネクタ1001には、4種類の信号線が内蔵されてお
り、信号線1057は、8bit多値のビデオ信号線で
ある。信号線1055は、ビデオ信号を制御する制御信
号線である。信号線1051は、リーダ1内のCPU1
22と通信を行う信号線であり、信号線1052は、リ
ーダ1内のSUBCPU123と通信を行う信号線であ
る。
【0038】そして、信号線1051と信号線1052
は、通信用IC1002で通信プロトコル処理され、C
PU1053を介してCPU1003に通信情報を伝達
するものである。
【0039】また、信号線1057は、双方向のビデオ
信号ラインであり、リーダ部1からの情報をコア部10
で受け取ることや、コア部10からの情報をリーダ部1
に出力することが可能である。
【0040】この信号線1057は、バッファ1010
に接続され、ここで双方向信号から片方向の信号の信号
線1058と信号線1070に分離される。
【0041】信号線1058は、リーダ部1からの8ビ
ット多値のビデオ信号の信号線であり次段のLUT10
11に8ビット多値のビデオ信号を出力する。LUT1
011では、リーダ部1からの画像情報をルックアップ
テーブルにより所望する値に変換する。LUT1011
からの出力信号線1059の信号は、二値化回路101
2または、セレクタ1013に入力される。
【0042】二値化回路1012には、信号線1059
の多値の信号を固定のスライスレベルで二値化する単純
二値化機能、スライスレベルが注文画素の回りの画素の
値から変動する変動スライスレベルによる二値化機能、
および誤差拡散法による二値化機能を有する。二値化さ
れた情報は、0の時00H、1の時FFHの多値信号に
変換され、次段のセレクタ1013に入力される。セレ
クタ1013は、LUT1011からの信号か、または
二値化回路1012の出力信号かいずれかを選択する。
セレクタ1013からの出力信号線1060の信号は、
セレクタ1014に入力される。
【0043】セレクタ1014は、ファクス部4、ファ
イル部5、ネットワークインタフェイス部7、フォーマ
ッタ部8からのビデオ信号出力をそれぞれコネクタ10
05、1006、1007、1008を介してコア部1
0に入力された信号の信号線1064の信号と、セレク
タ1013の出力信号線1060の信号とをCPU10
03の指示により選択する。
【0044】セレクタ1014の出力信号線1061の
信号は、回転回路1015、またはセレクタ1016に
入力される。回転回路1015は、入力した画像信号を
+90度、−90度、+180度に回転する機能を有す
る。回転回路1015は、リーダ部1から出力された情
報を二値化回路1012で2値信号に変換した後、回転
回路1015にリーダ部1からの情報として記憶する。
【0045】次に、CPU1003からの指示により回
転回路1015は、記憶した情報を回転して読み出す。
セレクタ1016は、回転回路1015の出力信号線1
062と、回転回路1015の入力信号線1061のど
ちらかの信号を選択し、信号線1063の信号として、
ファクス部4とのコネクタ1005、ファイル部5との
コネクタ1006、ネットワークインタフェイス部7と
のコネクタ1007、フォーマッタ部8とのコネクタ1
008、およびセレクタ1017に出力する。
【0046】信号線1063は、コア部10からファク
ス部4、ファイル部5、ネットワークインタフェイス部
7、フォーマッタ部8へ画像情報の転送を行う同期式8
ビットの片方向ビデオバスである。また、信号線106
4は、ファクス部4、ファイル部5、ネットワークイン
タフェイス部7、フォーマッタ部8から画像情報の転送
を行う同期式8ビットの片方向ビデオバスである。
【0047】上記の信号線1063と信号線1064の
同期式バスの制御を行っているのがビデオ制御回路10
04であり、ビデオ制御回路1004からの出力信号線
1056の信号によって制御を行う。コネクタ1005
〜コネクタ1008には、ほかに信号線1054がそれ
ぞれ接続される。
【0048】信号線1054は、双方向の16ビットC
PUバスであり、非同期式によるデータ、コマンドのや
り取りを行う。ファクス部4、ファイル部5、ネットワ
ークインタフェイス部7、フォーマッタ部8とコア部1
0との情報の転送は、上記の2つのビデオバス106
3、1064とCPU1054によって可能である。
【0049】ファクス部4、ファイル部5、ネットワー
クインタフェイス部7、フォーマッタ部8からの信号線
1064の信号は、セレクタ1014とセレクタ101
7に入力される。セレクタ1014は、CPU1003
の指示により信号線1064の信号を次段の回転回路1
015に入力する。
【0050】セレクタ1017は、信号線1063と信
号線1064との信号のいずれかをCPU1003の指
示により選択する。セレクタ1017の出力信号線10
65は、パターンマッチング回路1018とセレクタ1
019に入力される。パターンマッチング回路1018
は、入力信号線1065の信号を予め決められたパター
ンとパターンマッチングを行い、パターンが一致した場
合、予め決められた多値の信号を信号ライン1066に
出力する。また、パターンマッチングで一致しなかった
場合は、入力信号線1065の信号を信号線1066に
出力する。
【0051】セレクタ1019は、信号線1065と信
号線1066をCPU1003の指示により選択する。
セレクタ1019の出力信号は、信号線1067を通
り、次段のLUT1020に入力される。
【0052】LUT1020は、プリンタ部2に画像情
報を出力する際にプリンタの特性に合わせて入力信号線
1067の信号を変換する。
【0053】セレクタ1021は、LUT1020の出
力信号線1068と信号線1065のいずれかの信号を
CPU1003の指示により選択する。セレクタ102
1の出力信号は、次段の拡大回路1022に入力され
る。
【0054】拡大回路1022は、CPU1003から
の指示により画像X方向、Y方向独立に拡大倍率を設定
することが可能である。拡大方法は、1次の線形補間方
法である。拡大回路1022の出力信号は、信号線10
70を通ってバッファ1010に入力される。
【0055】バッファ1010に入力された信号線10
70の信号は、CPU1003の指示により双方向信号
線1057を通って、コネクタ1001を介しプリンタ
部2に送られプリントアウトされる。
【0056】以下、コア部10と各部との信号の流れを
説明する。
【0057】まず、ファクス部4の情報によるコア部1
0の動作について説明する。
【0058】ファクス部4の情報を出力する場合につい
て説明する。CPU1003は、通信IC1002を介
して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿
をスキャナユニット104がスキャンすることにより読
み取り、画像情報をコネクタ120に出力する。リーダ
部1と外部装置3は、ケーブルで接続されており、リー
ダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ1001に
入力される。
【0059】また、コネクタ1001に入力された画像
情報は、多値8bitの信号ライン1057を通ってバ
ッファ1010に入力される。バッファ回路1010
は、CPUの指示により双方向信号線1057の信号を
片方向信号として信号ライン1058を介してLUT1
011に入力する。
【0060】LUT1011では、リーダ部1からの画
像情報をルックアップテーブルを用いて所望する値に変
換する。例えば原稿の下地を飛ばすことなどが可能であ
る。LUT1011の出力信号は、信号線1059を通
って次段の二値化回路1012に入力される。
【0061】二値化回路1012は、信号線1059の
8bit多値信号を二値化信号に変換する。すなわち、
この二値化回路1012は、二値化された信号が0の場
合00H、1の場合FFHと2つの多値の信号に変換す
る。そして、二値化回路1012の出力信号は、セレク
タ1013、セレクタ1014を介して、回転回路10
15またはセレクタ1016に入力される。
【0062】回転回路1015の出力信号も信号線10
62を介してセレクタ1016に入力され、セレクタ1
016は、信号線1061の信号または信号線1062
の信号のどちらかを選択する。信号の選択は、CPU1
003が、CPUバス1054を介してファクス部4と
通信を行うことにより決定する。セレクタ1016から
の出力信号線1063の信号は、コネクタ1005を介
してファクス部4に送られる。
【0063】次に、ファクス部4からの情報を受け取る
場合について説明する。
【0064】ファクス部4からの画像情報は、コネクタ
1005を介して信号ライン1064に伝送される。信
号線1064の信号は、セレクタ1014とセレクタ1
017に入力される。CPU1003の指示によりプリ
ンタ部2にファクス受信時の画像を回転して出力する場
合には、セレクタ1014に入力された信号線1064
の信号を回転回路1015で回転処理する。この回転回
路1015からの出力信号線1062の信号は、セレク
タ1016、セレクタ1017を介してパターンマッチ
ング回路1018に入力される。
【0065】CPU1003の指示によりファクス受信
時の画像をそのままプリンタ2に出力する場合には、セ
レクタ1017に入力した信号線1064の信号をパタ
ーンマッチング回路1018に入力する。
【0066】パターンマッチング回路1018は、ファ
クス受信した際の画像のガタガタを滑らかにする機能を
有する。パターンマッチングされた信号はセレクタ10
19を介してLUT1020に入力される。LUT10
20は、ファクス受信した画像をプリンタ部2に所望す
る濃度で出力するために、LUT1020のテーブルは
CPU1003で変更可能となっている。LUT102
0の出力信号線1068の信号は、セレクタ1021を
介して拡大回路1022に入力される。
【0067】拡大回路1022は、2つの値(00H、
FFH)を有する8bit多値信号を、1次の線形補間
法により拡大処理する。拡大回路1022から出力され
た00−FFの値を有する8bit多値信号は、バッフ
ァ1010とコネクタ1001を介してリーダ部1に送
られる。
【0068】リーダ部1は、この信号をコネクタ120
を介し、外部I/F切り替え回路119に入力する。外
部I/F切り替え回路119は、ファクス部4からの信
号をY信号生成・色検出回路113に入力する。Y信号
生成・色検出回路113からの出力信号は、上記したよ
うな処理をされた後、プリンタ部2に出力され、出力用
紙上に画像形成が行われる。
【0069】次に、ファイル部5の情報によるコア部1
0の動作を説明する。
【0070】まず、ファイル部5の情報を出力する場合
について説明する。
【0071】CPU1003は、通信IC1002を介
して、リーダ部1のCPU122と通信を行い、原稿ス
キャン命令を出す。リーダ部1は、この命令により原稿
をスキャナユニット104がスキャンすることにより読
み取り、画像情報をコネクタ120に出力する。リーダ
部1と外部装置3は、ケーブルで接続されており、リー
ダ部1からの情報は、コア部10のコネクタ1001に
入力される。
【0072】コネクタ1001に入力された画像情報
は、バッファ1010を介して片方向の信号線1058
に入力される。8bit多値の信号である信号線105
8の信号は、LUT1011によって所望する信号に変
換される。LUT1011の出力信号は、信号線105
9、セレクタ1013、セレクタ1014、セレクタ1
016を介してコネクタ1006に入力される。
【0073】すなわち、二値化回路1012および回転
回路1015の機能を用いずに8ビット多値のままファ
イル部5に転送される。CPU1003のCPUバス1
054を介してファイル部5との通信により二値化信号
のファイリングを行う場合には、二値化回路1012、
回転回路1015の機能を使用する。二値化処理および
回転処理は、上記したファクスの場合と同様であるので
説明は省略する。
【0074】次に、ファイル部5からの情報を受け取る
場合について説明する。
【0075】ファイル部5からの画像情報は、コネクタ
1006、信号線1064を介して、セレクタ1014
かセレクタ1017に入力される。8bit多値のファ
イリングの場合はセレクタ1017へ、2値のファイリ
ングの場合はセレクタ1014または、1017に入力
することが可能である。2値のファイリングの場合は、
ファクスと同様な処理であるので説明は省略する。
【0076】多値のファイリングの場合、セレクタ10
17からの出力信号を信号線1065、セレクタ101
9を介してLUT1020に入力する。LUT1020
では、所望するプリント濃度に合わせてCPU1003
の指示によりルックアップテーブルを作成する。LUT
1020からの出力信号は、信号線1068、セレクタ
1021を介して拡大回路1022に入力される。拡大
回路1022によって所望する拡大率に拡大した8bi
t多値信号1070は、バッファ1010、コネクタ1
001を介してリーダ部1に送られる。リーダ部1に送
られたファイル部の情報は、上記したファクスと同様
に、プリンタ部2に出力され、出力用紙上に画像形成が
行われる。
【0077】次に、ネットワークインタフェイス部7の
情報によるコア部10の動作を説明する。
【0078】ネットワークインタフェイス部7は、外部
装置3に接続されるネットワークとのインターフェイス
を行う。ネットワークインタフェイス部7は、SCS
I、RS232C、セントロニクス系との通信を行う複
数のインターフェイスを備えている。ネットワークイン
タフェイス部7は、上記の3種類のインターフェイスを
有し、各インターフェイスからの情報は、コネクタ10
07とデータバス1054を介してCPU1003に送
られる。CPU1003は、送られてきた内容から各種
の制御を行う。
【0079】次に、フォーマッタ部8の情報によるコア
部10の動作を説明する。
【0080】フォーマッタ部8は、上述のネットワーク
インタフェイス部7から送られてきた文書ファイルなど
のコマンドデータをイメージデータに展開する機能を有
する。CPU1003は、ネットワークインタフェイス
部7からデータバス1054を介して送られてきたデー
タが、フォーマッタ部8に関するデータであると判断す
ると、コネクタ1008を介し、データをフォーマッタ
部8に転送する。フォーマッタ部8は、転送されたデー
タから文字や図形などの様に意味のある画像としてメモ
リに展開する。
【0081】次に、フォーマッタ部8からの情報を受け
取り、出力用紙上に画像形成を行う手順について説明す
る。
【0082】フォーマッタ部8からの画像情報は、コネ
クタ1008を介して、信号ライン1064に2つの値
(00H、FFH)を有する多値信号として伝送する。
信号線1064の信号は、セレクタ1014、セレクタ
1017に入力される。CPU1003の指示によりセ
レクタ1014および1017を制御する。以後、上記
したファクスの場合と同様であるので説明は省略する。
【0083】次に、ファクス部4について説明する。
【0084】図5は、ファクス部4の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【0085】ファクス部4は、コネクタ400でコア部
10と接続され、各種信号のやり取りを行う。コア部1
0からの2値情報をメモリA405〜メモリD408の
いずれかに記憶する場合には、コネクタ400からの信
号453が、メモリコントローラ404に入力され、メ
モリコントローラの制御下でメモリA405、メモリB
406、メモリC407、メモリD408のいずれか、
または2組のメモリをカスケード接続したものに記憶す
る。
【0086】メモリコントローラ404は、CPU41
2の指示により、メモリA405、メモリB406、メ
モリC407、メモリD408とCPUバス462のデ
ータのやり取りを行うモードと、符号化・復号化機能を
有するCODEC411のCODECバス463とデー
タのやり取りを行うモードと、メモリA405、メモリ
B406、メモリC407、メモリD408の内容をD
MAコントローラ402の制御によって変倍回路403
からのバス454とデータのやり取りを行うモードと、
タイミング生成回路409の制御下で2値のビデオ入力
データ454をメモリA405〜メモリD408のいず
れかに記憶するモードと、メモリA405〜メモリD4
08のいずれかからメモリ内容を読み出し、信号ライン
452に出力するモードの5つの機能を有する。
【0087】メモリA405、メモリB406、メモリ
C407、メモリD408は、それぞれ2Mbytes
の容量を有し、400dpiの解像度でA4相当の画像
を記憶する。タイミング生成回路409は、コネクタ4
00と信号ライン459で接続されており、コア部10
からの制御信号(HSYNC,HEN、VSYNC,V
EN)により起動され、次の2つの機能を達成するため
の信号を生成する。
【0088】1つ目は、コア部10からの画像信号をメ
モリA405〜メモリD408のいずれか1つのメモ
リ、または2つのメモリに記憶する機能であり、2つ目
は、メモリA405〜メモリD408のいずれか1つか
ら画像信号を読み出し、信号ライン452に伝送する機
能である。
【0089】デュアルポートメモリ410は、信号ライ
ン461を介してコア部10のCPU1003と、また
信号ライン462を介してファクス部4のCPU412
が接続されている。各々のCPUは、このデュアルポー
トメモリ410を介してコマンドのやり取りを行う。S
CSIコントローラ413は、図1のファクス部4に接
続されているハードディスクとのインターフェイスを行
う。そして、ファクス送信時や、ファクス受信時のデー
タなどを蓄積するものである。
【0090】CODEC411は、メモリA405〜メ
モリD408のいずれかに記憶されているイメージ情報
を読み出し、MH、MR、MMR方式の所望する方式で
符号化を行った後、メモリA405〜メモリD408の
いずれかに符号化情報として記憶する。
【0091】また、メモリA405〜メモリD408に
記憶されている符号化情報を読み出し、MH、MR、M
MR方式の所望する方式で復号化を行った後、メモリA
405〜メモリD408のいずれかに復号化情報すなわ
ちイメージ情報として記憶する。
【0092】MODEM414は、CODEC411ま
たはSCSIコントローラ413に接続されているハー
ドディスクからの符号化情報を電話回線上に電送するた
めに変調する機能と、NCU415から送られて来た情
報を復調して符号化情報に変換し、CODEC411ま
たは、SCSIコントローラ413に接続されているハ
ードディスクに符号化情報を転送する。
【0093】NCU415は、電話回線と直接接続され
電話局などに設置されている交換機と所定の手順により
情報のやり取りを行う。
【0094】次に、ファクス送信における動作例を説明
する。まず、リーダ部1からの2値化画像信号は、コネ
クタ400より入力され信号ライン453を通りメモリ
コントローラ404に達する。
【0095】信号線453の信号は、メモリコントロー
ラ404によってメモリA405に記憶する。メモリA
405に記憶するタイミングは、リーダ部1からのタイ
ミング信号線459の信号によってタイミング生成回路
409で生成される。
【0096】CPU412は、メモリコントローラ40
4のメモリA405およびメモリB406をCODEC
411のバスライン463に接続する。CODEC41
1は、メモリA405からイメージ情報を読み出し、M
R法により符号化を行い符号化情報をメモリB406に
書き込む。A4サイズのイメージ情報をCODEC41
1が符号化すると、CPU412は、メモリコントロー
ラ404のメモリB406をCPUバス462に接続す
る。
【0097】CPU412は、符号化された情報をメモ
リB406より順次読み出し、MODEM414に転送
する。MODEM414は、符号化された情報を変調
し、NCUを介し、電話回線上にファクス情報を送信す
る。
【0098】次に、ファクス受信における動作例を説明
する。まず、電話回線より送られて来た情報は、NCU
415に入力され、NCU415で所定の手順でファク
ス部4と接続される。NCU415からの情報は、MO
DEM414に入り復調される。
【0099】CPU412は、CPUバス462を介し
てMODEM414からの情報をメモリC407に記憶
する。1画面の情報がメモリC407に記憶されると、
CPU412は、メモリコントローラ404を制御する
ことにより、メモリC407のデータライン457をC
ODEC411のライン463に接続する。
【0100】CODEC411は、メモリC407の符
号化情報を順次読み出し、復号化すなわちイメージ情報
としてメモリD408に記憶する。CPU412は、デ
ュアルポートメモリ410を介してコア部10のCPU
1003と通信を行い、メモリD408からコア部を通
り、プリンタ部2に画像をプリント出力するための設定
を行う。
【0101】設定が終了すると、CPU412は、タイ
ミング生成回路409に起動をかけ、信号ライン460
から所定のタイミング信号をメモリコントローラ404
に出力する。メモリコントローラ404は、タイミング
生成回路409からの信号に同期してメモリD408か
らイメージ情報を読み出し、信号ライン452に伝送
し、コネクタ400に出力する。
【0102】コネクタ400からプリンタ部2に出力す
るまでは、コア部10で説明したので省略する。
【0103】次に、ファイル部5について説明する。
【0104】図6は、ファイル部5の詳細構成を示すブ
ロック図である。
【0105】ファイル部5は、コネクタ500でコア部
10と接続され、各種信号のやり取りを行う。多値入力
信号551は、圧縮回路503に入力され、ここで多値
画像情報から圧縮情報に変換され、メモリコントローラ
510に出力される。
【0106】圧縮回路503の出力信号は、信号線55
2を通ってメモリコントローラ510の制御下でメモリ
A506、メモリB507、メモリC508、メモリD
509のいずれか、または2組のメモリをカスケード接
続したものに記憶される。
【0107】メモリコントローラ510は、CPU51
6の指示により、メモリA506〜メモリD509がC
PUバス560とデータのやり取りを行うモードと、符
号化・復号化を行うCODEC517のCODECバス
570とデータのやり取りを行うモードと、メモリA5
06〜メモリD509の内容をDMAコントローラ51
8の制御によって変倍回路511からのバス562とデ
ータのやり取りを行うモードと、タイミング生成回路5
14の制御下で信号線563の信号をメモリA506〜
メモリD509のいずれかに記憶するモードと、メモリ
A506〜メモリD509のいずれかからメモリ内容を
読み出し、信号ライン558に出力するモードの5つの
機能を有する。
【0108】メモリA506、メモリB507、メモリ
C508、メモリD509は、それぞれ2Mbytes
の容量を有し、400dpiの解像度でA4相当の画像
を記憶する。
【0109】タイミング生成回路514は、コネクタ5
00と信号ライン553で接続されており、コア部10
からの制御信号(HSYNC,HEN、VSYNC,V
EN)により起動され、下記の2つの機能を達成するた
めの信号を生成する。
【0110】1つ目は、コア部10からの情報をメモリ
A506〜メモリD509のいずれか1つのメモリ、ま
たは2つのメモリに記憶する機能であり、2つ目は、メ
モリA506〜メモリD509のいずれか1つから画像
情報を読み出し、信号ライン556に伝送する機能であ
る。
【0111】デュアルポートメモリ515は、信号ライ
ン554を介してコア部10のCPU1003、信号ラ
イン560を介してファイル部5のCPU516と接続
されている。
【0112】各々のCPUは、このデュアルポートメモ
リ515を介してコマンドのやり取りを行う。SCSI
コントローラ519は、図1のファイル部5に接続され
ている外部記憶装置6とのインターフェイスを行う。外
部記憶装置6は、具体的には光磁気ディスクで構成さ
れ、画像情報などのデータの蓄積を行う。
【0113】CODEC517は、メモリA506〜メ
モリD509のいずれかに記憶されているイメージ情報
を読み出し、MH、MR、MMR方式の所望する方式で
符号化を行った後、メモリA506〜メモリD509の
いずれかに符号化情報として記憶する。また、メモリA
506〜メモリD509に記憶されている符号化情報を
読み出し、MH、MR、MMR方式の所望する方式で復
号化を行った後、メモリA506〜メモリD509のい
ずれかに復号化情報すなわちイメージ情報として記憶す
る。
【0114】次に、外部記憶装置6にファイル情報を蓄
積する動作例を説明する。まず、リーダ部1からの8b
it多値画像信号は、コネクタ500より入力され、信
号ライン551を通って圧縮回路503に入力される。
信号551は、圧縮回路503に入力され、ここで圧縮
情報552に変換される。圧縮情報552は、メモリコ
ントローラ510に入力される。
【0115】メモリコントローラ510は、コア部10
からの信号553によってタイミング生成回路559で
タイミング信号を生成し、この信号に従って圧縮信号を
信号線552を介してメモリA506に記憶する。
【0116】CPU516は、メモリコントロータ51
0のメモリA506およびメモリB507をCODEC
517のバスライン570に接続する。CODEC51
7は、メモリA506から圧縮された情報を読み出し、
MR法により符号化を行い符号化情報をメモリB507
に書き込む。
【0117】CODEC517が符号化を終了すると、
CPU516は、メモリコントローラ510のメモリB
507をCPUバス560に接続する。
【0118】CPU516は、符号化された情報をメモ
リB507より順次読み出し、SCSIコントローラ5
19に転送する。SCSIコントローラ519は、符号
化された情報572を外部記憶装置6に記憶する。
【0119】次に、外部記憶装置6から情報を取り出し
てプリンタ部2に出力する動作例を説明する。
【0120】情報の検索・プリントのコマンドを受け取
ると、CPU516は、SCSIコントローラ519を
介して外部記憶装置6から符号化された情報を受取り、
その符号化情報をメモリC508に転送する。
【0121】このときメモリコントローラ510は、C
PU516の指示によりCPUバス560をメモリC5
08のバス566に接続する。
【0122】メモリC508への符号化情報の転送が終
了すると、CPU516は、メモリコントローラ510
を制御することにより、メモリC508とメモリD50
9をCODEC517のバス570に接続する。
【0123】CODEC517は、メモリC508から
符号化情報を読み取り、順次復号化した後、メモリD5
09に転送する。
【0124】プリンタ部2に出力する際に拡大・縮小な
どの変倍が必要な場合、メモリD509を変倍回路51
1のバス562に接続し、DMAコントローラ518の
制御下でメモリD509の内容を変倍する。
【0125】CPU516は、デュアルポートメモリ5
15を介してコア部10のCPU1003と通信を行
い、メモリD509からコア部10を通りプリンタ部2
に画像をプリント出力するための設定を行う。
【0126】この設定が終了すると、CPU516は、
タイミング生成回路514に起動をかけ、信号ライン5
59から所定のタイミング信号をメモリコントローラ5
10に出力する。
【0127】メモリコントローラ510は、タイミング
生成回路514からの信号に同期して、メモリD509
から復号化情報を読み出し、信号ライン556に伝送す
る。この信号ライン556の信号は、伸張回路504に
入力され、ここで情報を伸張する。
【0128】伸張回路504の出力信号は、信号線55
5、コネクタ500を介してコア部10に出力される。
コネクタ500からプリンタ部2に出力するまでは、コ
ア部10で説明したので略す。
【0129】次に、ネットワークインターフェイス部7
について図7を用いて説明する。
【0130】コネクタA700は、10BASE5用の
イーサネットインターフェイスコネクタであり、コネク
タB701は、10BASE2用のイーサネットインタ
ーフェイスコネクタである。また、コネクタC702
は、10BASE−T用のイーサネットインターフェイ
スコネクタである。
【0131】以上の3つのコネクタのうち1つを選択し
てイーサネットとの物理的な接続を行う。また、CPU
703はメモリ705に含まれる揮発性または不揮発性
のメモリを参照しながらイーサネットI/Fコントロー
ラを制御して通信を行う。コネクタE707は、前記コ
ア部10と接続されており、CPU703はデュアルポ
ートメモリ706を介してコア部10と通信を行う。
【0132】次に、フォーマッタ部8について説明す
る。図8は、フォーマッタ部8の構成を示すブロック図
である。
【0133】先に説明したネットワークインターフェイ
ス部7からのデータは、コア部10で判別され、フォー
マッタ部8に関するデータである場合には、コア部10
のCPU1003は、コア部10のコネクタ1008お
よびフォーマッタ部9のコネクタ800を介してコンピ
ュータからのデータをデュアルポートメモリ803に転
送する。
【0134】フォーマッタ部8のCPU809は、デュ
アルポートメモリ803を介してネットワークから送ら
れて来たコードデータを受け取る。
【0135】CPU809は、このコードデータを順次
イメージデータに展開し、メモリコントローラ808を
介してメモリA806またはメモリB807にイメージ
データを転送する。
【0136】メモリA806およびメモリB807は、
各1Mbytesの容量を持ち、1つのメモリ(メモリ
A806またはメモリB807)で300dpiの解像
度でA4の用紙サイズまで対応可能である。
【0137】300dpiの解像度でA3の用紙まで対
応する場合には、メモリA806とメモリB807をカ
スケード接続してイメージデータを展開する。上記のメ
モリの制御は、CPU809からの指示によりメモリコ
ントローラ808によって行われる。
【0138】また、イメージデータの展開の際、文字や
図形などの回転が必要な場合には、回転回路804にて
回転した後、メモリA806またはメモリB807に転
送する。
【0139】メモリA806またはメモリBにイメージ
データの展開が終了すると、CPU809は、メモリコ
ントローラ808を制御し、メモリA806のデータバ
スライン858またはメモリB807のデータバスライ
ン859をメモリコントロータ808の出力ライン85
5に接続する。
【0140】次に、CPU809は、デュアルポートメ
モリ803を介してコア部10のCPU1003と通信
を行い、メモリA806またはメモリB807から画像
情報を出力するモードに設定する。コア部10のCPU
1003は、コア部10内の通信回路1002を介して
リーダ部1のCPU122に内蔵している通信機能を用
いてCPU122にプリント出力モードを設定する。
【0141】プリント出力モードが設定されると、コア
部10のCPU1003は、コネクタ1008およびフ
ォーマッタ部8のコネクタ800を介してタイミング生
成回路802に起動をかける。
【0142】タイミング生成回路802は、コア部10
からの信号に応じてメモリコントローラ808にメモリ
A806またはメモリB807から画像情報を読み出す
ためのタイミング信号を発生する。
【0143】メモリA806またはメモリB807から
の画像情報は、信号ライン858を介してメモリコント
ローラ808に入力される。メモリコントローラ808
からの出力画像情報は、信号ライン851およびコネク
タ800を介してコア部10に転送される。
【0144】なお、コア部10からプリンタ部2への出
力に関しては、コア部10で説明したので省略する。
【0145】以下、本実施例において特徴となる動作に
ついて説明する。
【0146】図9は、本実施例における電源制御動作を
示すフローチャートである。
【0147】この電源制御ルーチン(S901)は、外
部装置3の主電源がONにされると同時に、コア部10
にて常時実行されるルーチンである。
【0148】まず、S902において、前記ネットワー
クインターフェイス部7からのデータ入力の有無を検知
し、データ入力が全くないときには、S903に移行
し、フォーマッタ部8、ファクス部4、ファイル部5の
すべてのオプションボードの動作状態を電力供給量を減
少させることによりスリープ状態に切り替え、低電力モ
ードにする。
【0149】また、データ入力があった場合には、S9
04では入力されたデータがフォーマッタ部8で処理さ
れるデータかどうかの選別を行い、フォーマッタ部8で
の処理データであると判断した場合には、S909に移
行し、それ以外の場合には、S905に移行する。
【0150】S905では、入力されたデータがファク
ス部4で処理されるデータかどうかの選別を行い、ファ
クス部4での処理データであると判断した場合には、S
910に移行し、それ以外の場合には、S906に移行
する。
【0151】S906では、入力されたデータがFIL
E部5で処理されるデータかどうかの選別を行い、ファ
イル部5での処理データであると判断した場合には、S
911に移行し、それ以外の場合には、S907に移行
する。
【0152】ここでS907に移行した場合、入力され
たデータに対して処理可能なオプションボードが存在し
ないと判断し、S908にて、予め設定されたエラー処
理を行う。
【0153】次に、S909、S910、またはS91
1において、選択されたオプションボードの稼働状態
を、電力供給量を増加されることによりスリープモード
からアクティブモードに切り替える。この後、選択され
たオプションボードについて、アクティブモードに切り
替えられた状態で、入力されたデータの処理が完了した
か否を判断し(S912、S913、S914)、デー
タ処理が続く場合には、それぞれS915、S916、
S917において、入力されたデータに対しての機能毎
のデータ処理を行う。
【0154】また、S912、S913、S914で、
データ処理がすべて完了した場合には、それぞれS91
8、S919、S920に移行し、アクティブモードか
らスリープモードに切り替える。
【0155】以上のようにして、入力されたデータの処
理を実際に行うオプションボードだけを、その処理期間
中だけアクティブモードに切り替えて処理を行い、その
他については、スリープモードで待機させることから、
消費電力の低減を図ることができ、特にオプションボー
ドの数が多い場合に有効となる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力したデータの処理内容に応じてデータ処理手段を選
択してデータ処理を行う装置において、選択されたデー
タ処理手段への電力供給量を増加させることによりスリ
ープ状態からアクティブ状態に切り替えて処理を行い、
データ処理の終了後、当該データ処理手段への電力供給
量を減少させることによりアクティブ状態からスリープ
状態に切り替えて待機させることにより、無駄な消費電
力を著しく低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】上記実施例の構造を示す断面図である。
【図3】上記実施例におけるリーダ部およびプリンタ部
の回路構成を示すブロック図である。
【図4】上記実施例における外部装置のコア部の構成を
示すブロック図である。
【図5】上記実施例におけるファクス部の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】上記実施例におけるファイル部の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】上記実施例におけるネットワークインターフェ
イス部の構成を示すブロック図である。
【図8】上記実施例におけるフォーマッタ部の構成を示
すブロック図である。
【図9】上記実施例の電力制御動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…リーダ部、 2…プリンタ部、 3…外部装置、 4…ファクス部、 5…ファイル部、 6…外部記憶装置、 7…ネットワークインターフェイス部、 8…フォーマッタ部、 10…コア部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを入力する入力手段と、前記入力
    手段で入力したデータの処理を行うための複数のデータ
    処理手段と、前記入力手段で入力したデータの処理内容
    に応じて前記データ処理手段の少なくとも1つを選択す
    る選択手段とを有するデータ処理装置の消費電力制御方
    法であって、 前記選択手段で選択されたデータ処理手段への電力供給
    量を増加させることにより当該データ処理手段をスリー
    プ状態からアクティブ状態に切り替え、データ処理の終
    了後、当該データ処理手段への電力供給量を減少させる
    ことにより、当該データ処理手段をアクティブ状態から
    スリープ状態に切り替えることを特徴とするデータ処理
    装置の消費電力制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記入力手段はネットワークに対応しており、複数のコ
    ンピュータからのデータ入力が可能なことを特徴とする
    データ処理装置の消費電力制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記データ処理手段の稼働状態を、該当するデータ処理
    手段における電源のON/OFFにより電力制御する制
    御手段を有することを特徴とするデータ処理装置の消費
    電力制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記データ処理手段の稼働状態を、該当するデータ処理
    手段におけるCPUの動作周波数の増減によって電力制
    御する制御手段を有することを特徴とするデータ処理装
    置の消費電力制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記データ処理手段の稼働状態を、該当するデータ処理
    手段における物理的稼働部分の電源のON/OFFによ
    り電力制御する制御手段を有することを特徴とするデー
    タ処理装置の消費電力制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 上記入力手段は、公衆電話回線、ISDN回線、および
    構内交換機の少なくとも1つに対応しており、遠隔地に
    ある装置からのデータ入力が可能な通信手段を有するこ
    とを特徴とするデータ処理装置の消費電力制御方法。
JP7297753A 1995-10-20 1995-10-20 データ処理装置の消費電力制御方法 Pending JPH09116666A (ja)

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