JPH0911652A - 熱転写記録媒体 - Google Patents
熱転写記録媒体Info
- Publication number
- JPH0911652A JPH0911652A JP7188609A JP18860995A JPH0911652A JP H0911652 A JPH0911652 A JP H0911652A JP 7188609 A JP7188609 A JP 7188609A JP 18860995 A JP18860995 A JP 18860995A JP H0911652 A JPH0911652 A JP H0911652A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- recording medium
- transfer recording
- heat
- higher alcohol
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低平滑性受容体への転写性にすぐれ、しかも
耐摩擦性、画像シャープ性にすぐれた熱転写記録媒体を
提供する。 【構成】 支持体上に熱溶融性物質を主成分とした剥離
層と、着色剤と熱溶融物質とからなるインク層を順次積
層してなる熱転写記録媒体において、少なくとも剥離層
の熱溶融性物質が平均分子量４００〜８００の高級アル
コールであることを特徴とする。
耐摩擦性、画像シャープ性にすぐれた熱転写記録媒体を
提供する。 【構成】 支持体上に熱溶融性物質を主成分とした剥離
層と、着色剤と熱溶融物質とからなるインク層を順次積
層してなる熱転写記録媒体において、少なくとも剥離層
の熱溶融性物質が平均分子量４００〜８００の高級アル
コールであることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写記録媒体に関し、
詳しくは、特に低平滑性受容体への転写性に優れ、か
つ、印字画像の耐摩擦性及びシャープ性に優れる熱転写
インクリボンに関する。
詳しくは、特に低平滑性受容体への転写性に優れ、か
つ、印字画像の耐摩擦性及びシャープ性に優れる熱転写
インクリボンに関する。
【０００２】
【従来の技術】熱転写インクリボン分野においての熱溶
融性物質としては、ライスワックス、キャンデリラワッ
クス、カルナウバワックスなどの植物性ワックス、ラノ
リン、蜜ろう、セラックワックスなど動物性ワックス、
モンタンワックスなどの鉱物性ワックス、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、脂肪酸アマイ
ド、酸化ポリエチレンワックス、高級アルコールなど合
成ワックスが公知である。
融性物質としては、ライスワックス、キャンデリラワッ
クス、カルナウバワックスなどの植物性ワックス、ラノ
リン、蜜ろう、セラックワックスなど動物性ワックス、
モンタンワックスなどの鉱物性ワックス、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、脂肪酸アマイ
ド、酸化ポリエチレンワックス、高級アルコールなど合
成ワックスが公知である。
【０００３】これら従来公知のワックスを用いた熱転写
記録媒体においては、低平滑性受容体への転写性、印字
画像の耐摩擦性、印字画像のシャープ性を満足するもの
はなかった。
記録媒体においては、低平滑性受容体への転写性、印字
画像の耐摩擦性、印字画像のシャープ性を満足するもの
はなかった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような欠点を解消し、低平滑性受容体への転写性に優
れ、かつ、耐摩擦性、画像シャープ性に優れた熱転写記
録媒体を提供することにある。
のような欠点を解消し、低平滑性受容体への転写性に優
れ、かつ、耐摩擦性、画像シャープ性に優れた熱転写記
録媒体を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 支持体上に熱溶融性物質を主成分とした剥離層と、着
色剤と熱溶融物質とからなるインク層を順次積層してな
る熱転写記録媒体において、少なくとも剥離層の熱溶融
性物質が平均分子量４００〜８００の高級アルコールで
あることを特徴とする熱転写記録媒体、 前記の高級アルコールとして有機溶剤又は水に分散
又は乳化され、かつ、その平均粒子径が０．１〜５．０
μｍのものを用いたことを特徴とする熱転写記録媒体、
が提供される。
色剤と熱溶融物質とからなるインク層を順次積層してな
る熱転写記録媒体において、少なくとも剥離層の熱溶融
性物質が平均分子量４００〜８００の高級アルコールで
あることを特徴とする熱転写記録媒体、 前記の高級アルコールとして有機溶剤又は水に分散
又は乳化され、かつ、その平均粒子径が０．１〜５．０
μｍのものを用いたことを特徴とする熱転写記録媒体、
が提供される。
【０００６】以下、本発明をさらに詳細に説明する。本
発明で用いられる平均分子量４００〜８００の高級アル
コールは、硬度が高く、適度のすべり性を有し、塗膜性
に優れるため、印字画像の耐摩擦性に優れるといった特
徴がある。このものは分子量が４００以下では硬度が低
く、耐摩擦性が低下し、逆に、８００以上では低平滑受
容体への転写性が低下する。また、本発明の高級アルコ
ールを粒子状で用いることにより、シャープな印字画像
を得ることができる。平均粒子径が０．１μｍより小さ
くなると塗工層がフィルム状になり、感熱度が低下し、
逆に、５μｍより大きくなると受容体との密着性が低下
し、転写性が低下する。
発明で用いられる平均分子量４００〜８００の高級アル
コールは、硬度が高く、適度のすべり性を有し、塗膜性
に優れるため、印字画像の耐摩擦性に優れるといった特
徴がある。このものは分子量が４００以下では硬度が低
く、耐摩擦性が低下し、逆に、８００以上では低平滑受
容体への転写性が低下する。また、本発明の高級アルコ
ールを粒子状で用いることにより、シャープな印字画像
を得ることができる。平均粒子径が０．１μｍより小さ
くなると塗工層がフィルム状になり、感熱度が低下し、
逆に、５μｍより大きくなると受容体との密着性が低下
し、転写性が低下する。
【０００７】本発明の熱転写記録媒体を形成する場合の
層構成は、熱溶融性物質及び有機溶剤／水から成る感熱
転写用インク液に着色材を混ぜて一層構成としてもよい
し、熱溶融性物質及び有機溶剤／水からなる感熱転写用
インク液により剥離層を形成し、次いで着色材を混合し
た感熱転写用インク液による熱溶融性インク層の二層構
成としてもよい。また熱溶融性物質及び有機溶剤／水か
ら成る感熱転写用インク液を上記インク層の上のオーバ
ー層に使用してもよい。感熱転写用インク液の支持体上
への塗工厚は、熱転写記録媒体の使用目的に応じて、あ
るいは層構成に応じて適宜決められるが１〜１０μｍ好
ましくは２〜５μｍがよい。
層構成は、熱溶融性物質及び有機溶剤／水から成る感熱
転写用インク液に着色材を混ぜて一層構成としてもよい
し、熱溶融性物質及び有機溶剤／水からなる感熱転写用
インク液により剥離層を形成し、次いで着色材を混合し
た感熱転写用インク液による熱溶融性インク層の二層構
成としてもよい。また熱溶融性物質及び有機溶剤／水か
ら成る感熱転写用インク液を上記インク層の上のオーバ
ー層に使用してもよい。感熱転写用インク液の支持体上
への塗工厚は、熱転写記録媒体の使用目的に応じて、あ
るいは層構成に応じて適宜決められるが１〜１０μｍ好
ましくは２〜５μｍがよい。
【０００８】本発明におけるインク層の熱溶融性物質と
しては、ライスワックス、キャンデリラワックス、カル
ナウバワックスなどの植物性ワックス、ラノリン、蜜ろ
う、セラックワックスなどの動物性ワックス、モンタン
ワックスなどの鉱物性ワックス、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、酸化パラフィンワック
ス、塩素化パラフィンワックス、リシノール酸アマイ
ド、ラウリン酸アマイド、オレイン酸アマイド、ポリエ
チレンワックス、ポリエチレンオキシドワックスなどの
合成ワックスなどがあげられ、これらは２種以上を併用
することも可能である。
しては、ライスワックス、キャンデリラワックス、カル
ナウバワックスなどの植物性ワックス、ラノリン、蜜ろ
う、セラックワックスなどの動物性ワックス、モンタン
ワックスなどの鉱物性ワックス、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、酸化パラフィンワック
ス、塩素化パラフィンワックス、リシノール酸アマイ
ド、ラウリン酸アマイド、オレイン酸アマイド、ポリエ
チレンワックス、ポリエチレンオキシドワックスなどの
合成ワックスなどがあげられ、これらは２種以上を併用
することも可能である。
【０００９】本発明における着色材は、１種又はそれ以
上含有することができるが、かかる着色剤としては、例
えば、黒鉛、カーボンブラック、オイルブラック等の黒
色系顔料が例示される他、従来印刷インク用、記録用、
あるいはその他の着色用として一般に知られている周知
の溶剤分散可能な顔料が適宜用いられる。
上含有することができるが、かかる着色剤としては、例
えば、黒鉛、カーボンブラック、オイルブラック等の黒
色系顔料が例示される他、従来印刷インク用、記録用、
あるいはその他の着色用として一般に知られている周知
の溶剤分散可能な顔料が適宜用いられる。
【００１０】本発明における溶剤としては、トルエン、
イソオクタン、キシレン等の炭化水素系、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、ジ
イソブチルケトン等のケトン系やアルコール系、エーテ
ル系等又は水を挙げることができる。
イソオクタン、キシレン等の炭化水素系、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン、ジエチルケトン、ジ
イソブチルケトン等のケトン系やアルコール系、エーテ
ル系等又は水を挙げることができる。
【００１１】更に、本発明の感熱転写用インク液を構成
するインク組成分中には、必要に応じて、アニオン系、
ノニオン系、カチオン系又は両性の界面活性剤の添加も
可能である。
するインク組成分中には、必要に応じて、アニオン系、
ノニオン系、カチオン系又は両性の界面活性剤の添加も
可能である。
【００１２】その他、熱溶融性樹脂としてポリビニルブ
チラール、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ニトロ
セルロース、エポキシ樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合樹脂、α−オ
レフィン−無水マレイン酸共重合樹脂、エチレン−メタ
クリル酸共重合樹脂、エチルセルロースなどの樹脂を一
種又は二種以上を適当量混合されてもよい。
チラール、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ニトロ
セルロース、エポキシ樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重
合樹脂、エチレン−α−オレフィン共重合樹脂、α−オ
レフィン−無水マレイン酸共重合樹脂、エチレン−メタ
クリル酸共重合樹脂、エチルセルロースなどの樹脂を一
種又は二種以上を適当量混合されてもよい。
【００１３】支持体としては、適度な耐熱性を有してい
れば、その材質については特に限定されるものではな
く、例えばコンデンサーペーパー、グラシン紙、セロフ
ァンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアクリレー
トフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフ
ィルム、ポリエーテルイミドフィルム等から適宜選択で
き、その厚さは約２〜１５μｍの範囲が適当である。
れば、その材質については特に限定されるものではな
く、例えばコンデンサーペーパー、グラシン紙、セロフ
ァンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアクリレー
トフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリイミドフ
ィルム、ポリエーテルイミドフィルム等から適宜選択で
き、その厚さは約２〜１５μｍの範囲が適当である。
【００１４】支持体のサーマルヘッドと接する面の表面
（インク層の存在する面とは反対側の面）には、必要に
応じて、シリコーン樹脂、ふっ素樹脂、ポリイミド樹
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ニ
トロセルロース等からなる耐熱保護層を設けることによ
り、支持体の耐熱性を向上することができる。更に本発
明においては、従来用いることのできなかった支持体材
料を用いることもできる。
（インク層の存在する面とは反対側の面）には、必要に
応じて、シリコーン樹脂、ふっ素樹脂、ポリイミド樹
脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ニ
トロセルロース等からなる耐熱保護層を設けることによ
り、支持体の耐熱性を向上することができる。更に本発
明においては、従来用いることのできなかった支持体材
料を用いることもできる。
【００１５】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、部は重量部を示す。
る。なお、部は重量部を示す。
【００１６】実施例１ 下記成分の感熱転写用剥離液（剥離層形成液）を平均粒
子径２．５μｍにダイノーミルで分散し、塗布厚約１．
５μｍとなるようにＰＥＴフィルム上に塗布、乾燥し、
剥離層を形成した。 （剥離層形成液） 高級アルコール（平均分子量４３０） １５０部 スチレン−ブタジエン共重合体 １５部 （日本合成ゴム社製、ＴＲ−２０００） トルエン ６３５部 メチルエチルケトン ２００部 この剥離層上に下記成分の感熱転写用インク液を塗布厚
約２．０μｍとなるように塗布、乾燥し、インク層を形
成して熱転写記録媒体をつくった。 （インク液組成） カーボンブラック水分散液（固型分２０％） １５０部 カルナウバワックスエマルジョン（固型分４０％） ４００部 （ヘキストジャパン社製、Ｅ７１１Ｋ） 水 ４５０部
子径２．５μｍにダイノーミルで分散し、塗布厚約１．
５μｍとなるようにＰＥＴフィルム上に塗布、乾燥し、
剥離層を形成した。 （剥離層形成液） 高級アルコール（平均分子量４３０） １５０部 スチレン−ブタジエン共重合体 １５部 （日本合成ゴム社製、ＴＲ−２０００） トルエン ６３５部 メチルエチルケトン ２００部 この剥離層上に下記成分の感熱転写用インク液を塗布厚
約２．０μｍとなるように塗布、乾燥し、インク層を形
成して熱転写記録媒体をつくった。 （インク液組成） カーボンブラック水分散液（固型分２０％） １５０部 カルナウバワックスエマルジョン（固型分４０％） ４００部 （ヘキストジャパン社製、Ｅ７１１Ｋ） 水 ４５０部
【００１７】実施例２ 実施例１の高級アルコールの代りに、平均分子量５５０
の高級アルコールを用いた以外は実施例１と同様の方法
で剥離層、インク層を形成して熱転写記録媒体をつくっ
た。
の高級アルコールを用いた以外は実施例１と同様の方法
で剥離層、インク層を形成して熱転写記録媒体をつくっ
た。
【００１８】実施例３ 実施例１の高級アルコールの代りに、平均分子量７００
の高級アルコールを用いた以外は実施例１と同様の方法
で剥離層、インク層を形成して熱転写記録媒体をつくっ
た。
の高級アルコールを用いた以外は実施例１と同様の方法
で剥離層、インク層を形成して熱転写記録媒体をつくっ
た。
【００１９】実施例４ 実施例３で用いた高級アルコール３００部と、水添テル
ペン樹脂６０部と、ポリオキシエチレンステアリル４０
部とを１２０℃で熱溶融し、充分混合させた後、３００
ＫＰａ／ｃｍ2下で加熱させた水６００部を加えホモジ
ナイザーを用い５分間撹拌し、平均粒子径１．２μｍの
エマルジョンを得た。この高級アルコールのエマルジョ
ンを用い下記成分の感熱転写用インク液を調製し、塗布
厚約２．０μｍとなるように実施例３の剥離層上に塗
布、乾燥しインク層を形成して熱転写記録媒体をつくっ
た。 （インク液組成） カーボンブラック水分散液（固型分２０％） １５０部 上記高級アルコールのエマルジョン（固型分４０％） ５４０部 水 ３１０部
ペン樹脂６０部と、ポリオキシエチレンステアリル４０
部とを１２０℃で熱溶融し、充分混合させた後、３００
ＫＰａ／ｃｍ2下で加熱させた水６００部を加えホモジ
ナイザーを用い５分間撹拌し、平均粒子径１．２μｍの
エマルジョンを得た。この高級アルコールのエマルジョ
ンを用い下記成分の感熱転写用インク液を調製し、塗布
厚約２．０μｍとなるように実施例３の剥離層上に塗
布、乾燥しインク層を形成して熱転写記録媒体をつくっ
た。 （インク液組成） カーボンブラック水分散液（固型分２０％） １５０部 上記高級アルコールのエマルジョン（固型分４０％） ５４０部 水 ３１０部
【００２０】比較例１ 実施例１の高級アルコールの代りに、ステアリルアルコ
ール（分子量２７１）を用いた以外は実施例１と同様の
方法で剥離層、インク層を形成して比較の熱転写記録媒
体をつくった。
ール（分子量２７１）を用いた以外は実施例１と同様の
方法で剥離層、インク層を形成して比較の熱転写記録媒
体をつくった。
【００２１】比較例２ 実施例２の高級アルコールの代りに、酸化ポリエチレン
（三洋化成社製、サンワックスＥ−２５０Ｐ）を用いた
以外は実施例１と同様の方法で剥離層、インク層を形成
して比較の熱転写記録媒体をつくった。
（三洋化成社製、サンワックスＥ−２５０Ｐ）を用いた
以外は実施例１と同様の方法で剥離層、インク層を形成
して比較の熱転写記録媒体をつくった。
【００２２】実施例５ 下記成分の感熱転写用剥離材料を１２０℃にてロールミ
ルで混練し、塗膜厚約１．５μｍとなるようＰＥＴフィ
ルム上にホットメルト塗工し、剥離層を形成した。 （剥離材料） 高級アルコール（平均分子量７００） ９２０部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 ８０部 （三井デュポンポリケミカル社製、ＥＶＡＦＬＥＸ１５０） 次いで、この剥離層上に実施例１のインク層を実施例１
と同様の方法で形成した。
ルで混練し、塗膜厚約１．５μｍとなるようＰＥＴフィ
ルム上にホットメルト塗工し、剥離層を形成した。 （剥離材料） 高級アルコール（平均分子量７００） ９２０部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 ８０部 （三井デュポンポリケミカル社製、ＥＶＡＦＬＥＸ１５０） 次いで、この剥離層上に実施例１のインク層を実施例１
と同様の方法で形成した。
【００２３】上記のようにして得られた熱転写記録媒体
について評価した結果をまとめて表１に示す。なお評価
は次のようにして行なった。 〔評価方法〕 熱感度：８本／ｍｍの薄膜ヘッド搭載の転写記録印字装
置を用い、印字スピード１００ｍｍ／ｓにて、１ｍｍ2
あたり１０ｍｊから１９ｍｊのヘッド熱量でキャストコ
ート紙にタテ方向のバーコードを印字し、その解読率
（印字したバーコードをＬＡＳＥＲ ＣＨＥＣＫ ＬＣ
２８１１（ｓｙｉｍｂｏｌ ｔｅｃｈｎｏｒｏｇｅ社
製）を用いて測定、１００回スキャニングし解読できた
回数を率で表わす）が９０％以上となった時のヘッド熱
量値を熱感度として評価した。 低平滑性受容体への転写性：１ｍｍ2あたり１７ｍｊの
ヘッド熱量で平滑度１５０秒の上質紙に、タテ方向のバ
ーコードを印字し、その解読率にて評価した。 画像シャープ性：１ｍｍ2あたり１５ｍｊのヘッド熱量
でキャストコート紙にヨコ方向のバーコードを印字し、
その解読率にて評価した。 耐摩擦性：１ｍｍ2あたり１５ｍｊのヘッド熱量でキャ
ストコート紙にタテ方向のバーコードを印字した。サン
プルを４ｃｍ×７ｃｍのダンボールで、２ｋｇの荷重に
て１００回擦った後、その解読率にて評価した。 テスト１：２５℃下で試験を行った。 テスト２：５０℃下で試験を行った。
について評価した結果をまとめて表１に示す。なお評価
は次のようにして行なった。 〔評価方法〕 熱感度：８本／ｍｍの薄膜ヘッド搭載の転写記録印字装
置を用い、印字スピード１００ｍｍ／ｓにて、１ｍｍ2
あたり１０ｍｊから１９ｍｊのヘッド熱量でキャストコ
ート紙にタテ方向のバーコードを印字し、その解読率
（印字したバーコードをＬＡＳＥＲ ＣＨＥＣＫ ＬＣ
２８１１（ｓｙｉｍｂｏｌ ｔｅｃｈｎｏｒｏｇｅ社
製）を用いて測定、１００回スキャニングし解読できた
回数を率で表わす）が９０％以上となった時のヘッド熱
量値を熱感度として評価した。 低平滑性受容体への転写性：１ｍｍ2あたり１７ｍｊの
ヘッド熱量で平滑度１５０秒の上質紙に、タテ方向のバ
ーコードを印字し、その解読率にて評価した。 画像シャープ性：１ｍｍ2あたり１５ｍｊのヘッド熱量
でキャストコート紙にヨコ方向のバーコードを印字し、
その解読率にて評価した。 耐摩擦性：１ｍｍ2あたり１５ｍｊのヘッド熱量でキャ
ストコート紙にタテ方向のバーコードを印字した。サン
プルを４ｃｍ×７ｃｍのダンボールで、２ｋｇの荷重に
て１００回擦った後、その解読率にて評価した。 テスト１：２５℃下で試験を行った。 テスト２：５０℃下で試験を行った。
【００２４】
【表１】
【００２５】
【発明の効果】表１の結果から明らかなように、本発明
に係る熱転写記録媒体は、低平滑受容体への転写性に優
れ、画像シャープ性、耐摩擦性に優れるものであった。
に係る熱転写記録媒体は、低平滑受容体への転写性に優
れ、画像シャープ性、耐摩擦性に優れるものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲村 和良 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株式 会社リコー内
Claims (2)
- 【請求項１】 支持体上に熱溶融性物質を主成分とした
剥離層と、着色剤と熱溶融物質とからなるインク層を順
次積層してなる熱転写記録媒体において、少なくとも剥
離層の熱溶融性物質が平均分子量４００〜８００の高級
アルコールであることを特徴とする熱転写記録媒体。 - 【請求項２】 前記高級アルコールとして有機溶剤又は
水に分散又は乳化され、かつ、その平均粒子径が０．１
〜５μｍのものを用いたことを特徴とする請求項１又は
２記載の熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7188609A JPH0911652A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7188609A JPH0911652A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 熱転写記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0911652A true JPH0911652A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16226675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7188609A Pending JPH0911652A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0911652A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020175082A1 (ja) * | 2019-02-26 | 2020-09-03 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP7188609A patent/JPH0911652A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020175082A1 (ja) * | 2019-02-26 | 2020-09-03 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート |
| JPWO2020175082A1 (ja) * | 2019-02-26 | 2021-05-20 | 大日本印刷株式会社 | 熱転写シート |
| CN113226760A (zh) * | 2019-02-26 | 2021-08-06 | 大日本印刷株式会社 | 热转印片 |
| EP3932667A4 (en) * | 2019-02-26 | 2023-05-17 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | HEAT TRANSFER FOIL |
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