JPH09116340A - 平衡変調器 - Google Patents
平衡変調器Info
- Publication number
- JPH09116340A JPH09116340A JP7268630A JP26863095A JPH09116340A JP H09116340 A JPH09116340 A JP H09116340A JP 7268630 A JP7268630 A JP 7268630A JP 26863095 A JP26863095 A JP 26863095A JP H09116340 A JPH09116340 A JP H09116340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coupler
- signal
- pattern
- output
- diode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D9/00—Demodulation or transference of modulation of modulated electromagnetic waves
- H03D9/06—Transference of modulation using distributed inductance and capacitance
- H03D9/0608—Transference of modulation using distributed inductance and capacitance by means of diodes
- H03D9/0633—Transference of modulation using distributed inductance and capacitance by means of diodes mounted on a stripline circuit
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03C—MODULATION
- H03C7/00—Modulating electromagnetic waves
- H03C7/02—Modulating electromagnetic waves in transmission lines, waveguides, cavity resonators or radiation fields of antennas
- H03C7/025—Modulating electromagnetic waves in transmission lines, waveguides, cavity resonators or radiation fields of antennas using semiconductor devices
- H03C7/027—Modulating electromagnetic waves in transmission lines, waveguides, cavity resonators or radiation fields of antennas using semiconductor devices using diodes
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03D—DEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
- H03D7/00—Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
- H03D7/14—Balanced arrangements
- H03D7/1408—Balanced arrangements with diodes
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Amplitude Modulation (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Transmitters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 接地電位と接続することによって発生するア
イソレーション特性の劣化を防止した平衡変調器を提供
する。 【解決手段】 第1の入力信号が一次側に入力される第
1のカップラー及び第2のカップラーと、第1のカップ
ラー及び第2のカップラーの二次側の一端をそれぞれ接
地電位と接続する第1の接地パターン及び第2の接地パ
ターンと、第1のカップラー及び第2のカップラーの二
次側の他端と接続され、第2の入力信号が印加される第
1のダイオード及び第2のダイオードと、第1のカップ
ラー及び第2のカップラーの二次側の他端と接続され、
第1の信号と第2の信号とを乗算した出力信号を取出す
ための所定の線路長からなる第1の出力線路及び第2の
出力線路と、第1の接地パターン及び第2の接地パター
ンを用いることで発生する電気的不平衡を補正するため
の補正パターンとを有する構成とする。
イソレーション特性の劣化を防止した平衡変調器を提供
する。 【解決手段】 第1の入力信号が一次側に入力される第
1のカップラー及び第2のカップラーと、第1のカップ
ラー及び第2のカップラーの二次側の一端をそれぞれ接
地電位と接続する第1の接地パターン及び第2の接地パ
ターンと、第1のカップラー及び第2のカップラーの二
次側の他端と接続され、第2の入力信号が印加される第
1のダイオード及び第2のダイオードと、第1のカップ
ラー及び第2のカップラーの二次側の他端と接続され、
第1の信号と第2の信号とを乗算した出力信号を取出す
ための所定の線路長からなる第1の出力線路及び第2の
出力線路と、第1の接地パターン及び第2の接地パター
ンを用いることで発生する電気的不平衡を補正するため
の補正パターンとを有する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマイクロ波帯で用い
られる平衡変調器に関するものである。
られる平衡変調器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマイクロ波帯で用いられる平衡変
調器には、例えば図4に示すような回路が知られてい
る。図4は従来の平衡変調器の構成を示す回路図であ
る。
調器には、例えば図4に示すような回路が知られてい
る。図4は従来の平衡変調器の構成を示す回路図であ
る。
【0003】図4において、局発26は一定の周波数信
号を出力する発振器である。局発26の出力はインダク
タンスLaを有する第1の導電パターンの一端に接続さ
れ、第1の導電パターンは特定周波数のλ/4(λ:伝
送線路上の波長)の長さのストリップラインや同軸線路
などによって形成されている。また、第1の導電パター
ンの他端には第2のダイオードD22のカソードが接続さ
れ、第2のダイオードD22のアノードには第1のダイオ
ードD21のカソードと、RF信号が入力される入力端子
24とに接続されている。また、第1のダイオードD21
のアノードは任意のインダクタンスを持った導電パター
ンによって接地電位と接続されている。第1のダイオー
ドD21のアノード及び第2のダイオードD22のカソード
はコモンモードチョークとして働くインダクタンスLb
を有する第2の導電パターンによってIF信号が出力さ
れる出力端子25にそれぞれ接続されている。
号を出力する発振器である。局発26の出力はインダク
タンスLaを有する第1の導電パターンの一端に接続さ
れ、第1の導電パターンは特定周波数のλ/4(λ:伝
送線路上の波長)の長さのストリップラインや同軸線路
などによって形成されている。また、第1の導電パター
ンの他端には第2のダイオードD22のカソードが接続さ
れ、第2のダイオードD22のアノードには第1のダイオ
ードD21のカソードと、RF信号が入力される入力端子
24とに接続されている。また、第1のダイオードD21
のアノードは任意のインダクタンスを持った導電パター
ンによって接地電位と接続されている。第1のダイオー
ドD21のアノード及び第2のダイオードD22のカソード
はコモンモードチョークとして働くインダクタンスLb
を有する第2の導電パターンによってIF信号が出力さ
れる出力端子25にそれぞれ接続されている。
【0004】このような構成において、例えばD.C〜
1.5GHzのRF信号を2GHzのIF信号に変換す
る場合、局発26の発振周波数は2〜3.5GHzに設
定される。この局発26の出力信号によって第1のダイ
オードD21及び第2のダイオードD22がスイッチングさ
れ、局発26の出力信号とRF信号とがミキシングされ
て出力端子25からIF信号が出力される。
1.5GHzのRF信号を2GHzのIF信号に変換す
る場合、局発26の発振周波数は2〜3.5GHzに設
定される。この局発26の出力信号によって第1のダイ
オードD21及び第2のダイオードD22がスイッチングさ
れ、局発26の出力信号とRF信号とがミキシングされ
て出力端子25からIF信号が出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の平衡変調器では、局発とダイオードを接続す
る導電パターン、接地電位とダイオードを接続する導電
パターン、及び2つのダイオードからIF出力までの導
電パターンをそれぞれマッチングさせて(特性インピー
ダンス50Ωに設定される)バランスをとる必要があ
る。
うな従来の平衡変調器では、局発とダイオードを接続す
る導電パターン、接地電位とダイオードを接続する導電
パターン、及び2つのダイオードからIF出力までの導
電パターンをそれぞれマッチングさせて(特性インピー
ダンス50Ωに設定される)バランスをとる必要があ
る。
【0006】しかしながら接地電位と接続するために
は、一般に接地電位までの距離が離れているため、導電
パターンまたはスルーホールを利用して引き回さなけれ
ばならず、平衡変調器のバランスがくずれてアイソレー
ション特性が劣化し、RF信号や局発の信号がIF出力
に漏れ出すなどの問題が生じていた。
は、一般に接地電位までの距離が離れているため、導電
パターンまたはスルーホールを利用して引き回さなけれ
ばならず、平衡変調器のバランスがくずれてアイソレー
ション特性が劣化し、RF信号や局発の信号がIF出力
に漏れ出すなどの問題が生じていた。
【0007】本発明は上記したような従来の技術が有す
る問題点を解決するためになされたものであり、接地電
位と接続することによって発生するアイソレーション特
性の劣化を防止した平衡変調器を提供することを目的と
する。
る問題点を解決するためになされたものであり、接地電
位と接続することによって発生するアイソレーション特
性の劣化を防止した平衡変調器を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の平衡変調器は、交流信号である第1の入力信
号、及び前記第1の入力信号と周波数の異なる第2の入
力信号を乗算して出力する平衡変調器であって、前記第
1の入力信号が一次側の一端に入力される第1のカップ
ラーと、前記第1のカップラーの一次側の他端が、一次
側の一端に接続される第2のカップラーと、前記第1の
カップラーの二次側の一端を接地電位と接続する第1の
接地パターンと、前記第2のカップラーの二次側の一端
を接地電位と接続する第2の接地パターンと、前記第1
のカップラーの二次側の他端と接続され、前記第2の入
力信号が印加される第1のダイオードと、前記第2のカ
ップラーの二次側の他端と接続され、前記第2の入力信
号が印加される第2のダイオードと、前記第1のカップ
ラーの二次側の他端と接続され、前記乗算した出力信号
を取出すための所定の線路長からなる第1の出力線路
と、前記第2のカップラーの二次側の他端と接続され、
前記乗算した出力信号を取出すための所定の線路長から
なる第2の出力線路と、前記第1のカップラーと前記第
2のカップラーとの間に挿入され、前記第1の接地パタ
ーン及び前記第2の接地パターンを用いることで発生す
る電気的不平衡を補正するための補正パターンとを有す
ることを特徴とする。
本発明の平衡変調器は、交流信号である第1の入力信
号、及び前記第1の入力信号と周波数の異なる第2の入
力信号を乗算して出力する平衡変調器であって、前記第
1の入力信号が一次側の一端に入力される第1のカップ
ラーと、前記第1のカップラーの一次側の他端が、一次
側の一端に接続される第2のカップラーと、前記第1の
カップラーの二次側の一端を接地電位と接続する第1の
接地パターンと、前記第2のカップラーの二次側の一端
を接地電位と接続する第2の接地パターンと、前記第1
のカップラーの二次側の他端と接続され、前記第2の入
力信号が印加される第1のダイオードと、前記第2のカ
ップラーの二次側の他端と接続され、前記第2の入力信
号が印加される第2のダイオードと、前記第1のカップ
ラーの二次側の他端と接続され、前記乗算した出力信号
を取出すための所定の線路長からなる第1の出力線路
と、前記第2のカップラーの二次側の他端と接続され、
前記乗算した出力信号を取出すための所定の線路長から
なる第2の出力線路と、前記第1のカップラーと前記第
2のカップラーとの間に挿入され、前記第1の接地パタ
ーン及び前記第2の接地パターンを用いることで発生す
る電気的不平衡を補正するための補正パターンとを有す
ることを特徴とする。
【0009】このとき、前記補正パターンのインピーダ
ンスを、前記第1の接地パターンのインピーダンスと前
記第2の接地パターンのインピーダンスとを加算した値
に設定してもよい。
ンスを、前記第1の接地パターンのインピーダンスと前
記第2の接地パターンのインピーダンスとを加算した値
に設定してもよい。
【0010】上記のように構成された本発明の平衡変調
器は、第1のカップラーの二次側の一端、及び第2のカ
ップラーの二次側の一端を、接続するまでの距離が異な
る接地電位にそれぞれ接続することで発生する電気的不
平衡が補正パターンで補正される。したがって、電気的
不平衡が原因で発生する入力信号が出力信号に漏れ出す
アイソレーション特性の劣化が防止される。
器は、第1のカップラーの二次側の一端、及び第2のカ
ップラーの二次側の一端を、接続するまでの距離が異な
る接地電位にそれぞれ接続することで発生する電気的不
平衡が補正パターンで補正される。したがって、電気的
不平衡が原因で発生する入力信号が出力信号に漏れ出す
アイソレーション特性の劣化が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0012】図1は本発明の平衡変調器の回路構成を示
す図であり、同図(a)はその回路図、同図(b)はそ
のパターン図である。図2は図1に示した補正パターン
がないときの平衡変調器のアイソレーション特性を示す
図であり、同図(a)は狭帯域になった様子を示す周波
数特性図、同図(b)は広帯域にわたって悪化した様子
を示す周波数特性図である。また、図3は図1に示した
平衡変調器のアイソレーション特性の様子を示す周数数
特性図である。
す図であり、同図(a)はその回路図、同図(b)はそ
のパターン図である。図2は図1に示した補正パターン
がないときの平衡変調器のアイソレーション特性を示す
図であり、同図(a)は狭帯域になった様子を示す周波
数特性図、同図(b)は広帯域にわたって悪化した様子
を示す周波数特性図である。また、図3は図1に示した
平衡変調器のアイソレーション特性の様子を示す周数数
特性図である。
【0013】図1において、第1のカップラー9及び第
2のカップラー10はそれぞれ長さλ/4の2本の導電
パターンが近接して平行に配置されている。第1のカッ
プラー9及び第2のカップラー10はそれぞれトランス
と同様の働きを行い、一次側に相当する端子a、bに入
力された交流信号が任意の結合度で二次側に相当する端
子c、dから出力される。
2のカップラー10はそれぞれ長さλ/4の2本の導電
パターンが近接して平行に配置されている。第1のカッ
プラー9及び第2のカップラー10はそれぞれトランス
と同様の働きを行い、一次側に相当する端子a、bに入
力された交流信号が任意の結合度で二次側に相当する端
子c、dから出力される。
【0014】局発15の出力信号が入力される入力端子
14には第1のカップラー9のa端子が接続され、第1
のカップラーのb端子には補正パターン2を介して第2
のカップラー10のb端子が接続されている。
14には第1のカップラー9のa端子が接続され、第1
のカップラーのb端子には補正パターン2を介して第2
のカップラー10のb端子が接続されている。
【0015】第1のカップラー9のc端子、第2のカッ
プラー10のc端子はそれぞれ第1の接地パターン3、
第2の接地パターン4で接地電位と接続されている。ま
た、第1のカップラー9のd端子は第1のダイオード5
のアノード、及びRF信号を出力するために所定の線路
長(λ/4)に設定された第1の出力線路11の一端と
接続され、第2のカップラー10のd端子は第2のダイ
オード6のアノード、及び第1の出力線路11と同様機
能を持った第2の出力線路12の一端と接続されてい
る。そして、第1の出力線路11の他端、及び第2の出
力線路12の他端はそれぞれRF信号が出力される出力
端子13と接続されている。
プラー10のc端子はそれぞれ第1の接地パターン3、
第2の接地パターン4で接地電位と接続されている。ま
た、第1のカップラー9のd端子は第1のダイオード5
のアノード、及びRF信号を出力するために所定の線路
長(λ/4)に設定された第1の出力線路11の一端と
接続され、第2のカップラー10のd端子は第2のダイ
オード6のアノード、及び第1の出力線路11と同様機
能を持った第2の出力線路12の一端と接続されてい
る。そして、第1の出力線路11の他端、及び第2の出
力線路12の他端はそれぞれRF信号が出力される出力
端子13と接続されている。
【0016】また、第1のダイオード5のカソードはI
F信号が印加される第1の入力線路7と接続され、第2
のダイオード6のカソードは同じくIF信号が印加され
る第2の入力線路8と接続されている。
F信号が印加される第1の入力線路7と接続され、第2
のダイオード6のカソードは同じくIF信号が印加され
る第2の入力線路8と接続されている。
【0017】このような構成において、図1に示す第1
のカップラー9、第1のダイオード5、及び第1の出力
線路11からなる回路構成を第1のバランス回路とし、
第2のカップラー10、第2のダイオード6、及び第2
の出力線路12からなる回路構成を第2のバランス回路
とすると、第1のバランス回路と第2のバランスとの平
衡がとれている場合、平衡変調器は以下のように動作す
る。
のカップラー9、第1のダイオード5、及び第1の出力
線路11からなる回路構成を第1のバランス回路とし、
第2のカップラー10、第2のダイオード6、及び第2
の出力線路12からなる回路構成を第2のバランス回路
とすると、第1のバランス回路と第2のバランスとの平
衡がとれている場合、平衡変調器は以下のように動作す
る。
【0018】まず、入力端子14から局発15のみが入
力されている場合、第1の出力線路11及び第2の出力
線路12上の信号はそれぞれ打ち消し合うため、出力端
子13からは何も出力されない。
力されている場合、第1の出力線路11及び第2の出力
線路12上の信号はそれぞれ打ち消し合うため、出力端
子13からは何も出力されない。
【0019】入力端子14に局発15が入力されている
状態で、第1の入力線路7及び第2の入力線路8の両端
にIF信号が印加されると、第1のダイオード5及び第
2のダイオード6がそれぞれスイッチングされ、IF信
号と局発15の出力信号とが乗算されて出力端子13か
らRF信号として出力される。
状態で、第1の入力線路7及び第2の入力線路8の両端
にIF信号が印加されると、第1のダイオード5及び第
2のダイオード6がそれぞれスイッチングされ、IF信
号と局発15の出力信号とが乗算されて出力端子13か
らRF信号として出力される。
【0020】一方、第1の接地パターン3、及び第2の
接地パターン4によって第1のバランス回路と第2のバ
ランス回路の電気的平衡がくずれていると、図2(a)
に示すようにアイソレーション特性が狭帯域になった
り、図2(b)に示すように使用周波数帯域全域にわた
ってアイソレーション特性が悪化し、出力端子13から
出力されるRF信号に局発15の信号やIF信号が漏れ
出してしまう。接地電位と接続するための第1の接地パ
ターン3及び第2の接地パターン4は回路構成上不可欠
であり、これらの接地パターンをなくすことは不可能で
ある。
接地パターン4によって第1のバランス回路と第2のバ
ランス回路の電気的平衡がくずれていると、図2(a)
に示すようにアイソレーション特性が狭帯域になった
り、図2(b)に示すように使用周波数帯域全域にわた
ってアイソレーション特性が悪化し、出力端子13から
出力されるRF信号に局発15の信号やIF信号が漏れ
出してしまう。接地電位と接続するための第1の接地パ
ターン3及び第2の接地パターン4は回路構成上不可欠
であり、これらの接地パターンをなくすことは不可能で
ある。
【0021】補正パターン2はこれら第1の接地パター
ン3及び第2の接地パターン4による電気的不平衡を補
正するために設けられたものであり、これらの影響が打
ち消されるようにパターンの幅や長さが最適に調整され
る。ここでは、補正パターン2の例として第1の接地パ
ターン3のインピーダンスZ3と第2の接地パターン4
のインピーダンスZ4とを加算したインピーダンス値に
なるような電気長を持つ導電パターンによって形成す
る。
ン3及び第2の接地パターン4による電気的不平衡を補
正するために設けられたものであり、これらの影響が打
ち消されるようにパターンの幅や長さが最適に調整され
る。ここでは、補正パターン2の例として第1の接地パ
ターン3のインピーダンスZ3と第2の接地パターン4
のインピーダンスZ4とを加算したインピーダンス値に
なるような電気長を持つ導電パターンによって形成す
る。
【0022】このような補正パターン2を挿入した場合
のアイソレーション特性の様子を図3に示している。図
3に示すように補正パターン2を挿入することでアイソ
レーション特性が広い周波数帯域にわたって改善されて
いることが分かる。なお、図2及び図3の周波数特性図
の縦横の目盛りはそれぞれ同じ値に設定されている。
のアイソレーション特性の様子を図3に示している。図
3に示すように補正パターン2を挿入することでアイソ
レーション特性が広い周波数帯域にわたって改善されて
いることが分かる。なお、図2及び図3の周波数特性図
の縦横の目盛りはそれぞれ同じ値に設定されている。
【0023】したがって、第1のカップラー9の二次
側、及び第2のカップラー10の二次側を、それぞれ距
離が異なる接地電位に接続することで発生する電気的不
平衡が、補正パターン2によって補正されるため、アイ
ソレーション特性の劣化が防止され、簡単な構成で性能
の良好な平衡変調器を得ることができる。
側、及び第2のカップラー10の二次側を、それぞれ距
離が異なる接地電位に接続することで発生する電気的不
平衡が、補正パターン2によって補正されるため、アイ
ソレーション特性の劣化が防止され、簡単な構成で性能
の良好な平衡変調器を得ることができる。
【0024】ところで、本実施例では第1のカップラー
9、第2のカップラーをそれぞれ導電パターンからなる
第1の接地パターン3、第2の接地パターン4で接地電
位と接続した場合を例にして説明したが、接地電位と接
続する手段には導電パターンに限らず例えばスルーホー
ルなどを用いてもよい。
9、第2のカップラーをそれぞれ導電パターンからなる
第1の接地パターン3、第2の接地パターン4で接地電
位と接続した場合を例にして説明したが、接地電位と接
続する手段には導電パターンに限らず例えばスルーホー
ルなどを用いてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0026】第1のカップラーの二次側、及び第2のカ
ップラーの二次側を、それぞれ距離が異なる接地電位に
接続することで発生する電気的不平衡が、補正パターン
によって補正されるため、アイソレーション特性の劣化
が防止され、簡単な構成で性能の良好な平衡変調器を得
ることができる。
ップラーの二次側を、それぞれ距離が異なる接地電位に
接続することで発生する電気的不平衡が、補正パターン
によって補正されるため、アイソレーション特性の劣化
が防止され、簡単な構成で性能の良好な平衡変調器を得
ることができる。
【図1】本発明の平衡変調器の回路構成を示す図であ
り、同図(a)はその回路図、同図(b)はそのパター
ン図である。
り、同図(a)はその回路図、同図(b)はそのパター
ン図である。
【図2】図1に示した補正パターンがないときの平衡変
調器のアイソレーション特性を示す図であり、同図
(a)は狭帯域になった様子を示す周波数特性図、同図
(b)は広帯域にわたって悪化した様子を示す周波数特
性図である。
調器のアイソレーション特性を示す図であり、同図
(a)は狭帯域になった様子を示す周波数特性図、同図
(b)は広帯域にわたって悪化した様子を示す周波数特
性図である。
【図3】図1に示した平衡変調器のアイソレーション特
性の様子を示す周数数特性図である。
性の様子を示す周数数特性図である。
【図4】従来の平衡変調器の構成を示す回路図である。
2 補正パターン 3 第1の接地パターン 4 第2の接地パターン 5 第1のダイオード 6 第2のダイオード 7 第1の入力線路 8 第2の入力線路 9 第1のカップラー 10 第2のカップラー 11 第1の出力線路 12 第2の出力線路 13 出力端子 14 入力端子 15 局発
Claims (2)
- 【請求項1】 交流信号である第1の入力信号、及び前
記第1の入力信号と周波数の異なる第2の入力信号を乗
算して出力する平衡変調器であって、 前記第1の入力信号が一次側の一端に入力される第1の
カップラーと、 前記第1のカップラーの一次側の他端が、一次側の一端
に接続される第2のカップラーと、 前記第1のカップラーの二次側の一端を接地電位と接続
する第1の接地パターンと、 前記第2のカップラーの二次側の一端を接地電位と接続
する第2の接地パターンと、 前記第1のカップラーの二次側の他端と接続され、前記
第2の入力信号が印加される第1のダイオードと、 前記第2のカップラーの二次側の他端と接続され、前記
第2の入力信号が印加される第2のダイオードと、 前記第1のカップラーの二次側の他端と接続され、前記
乗算した出力信号を取出すための所定の線路長からなる
第1の出力線路と、 前記第2のカップラーの二次側の他端と接続され、前記
乗算した出力信号を取出すための所定の線路長からなる
第2の出力線路と、 前記第1のカップラーと前記第2のカップラーとの間に
挿入され、前記第1の接地パターン及び前記第2の接地
パターンを用いることで発生する電気的不平衡を補正す
るための補正パターンと、を有することを特徴とする平
衡変調器。 - 【請求項2】 請求項1に記載の平衡変調器において、 前記補正パターンのインピーダンスを、前記第1の接地
パターンのインピーダンスと前記第2の接地パターンの
インピーダンスとを加算した値に設定することを特徴と
する平衡変調器。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7268630A JP2914247B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 平衡変調器 |
DE69618529T DE69618529T2 (de) | 1995-10-17 | 1996-10-11 | Gegentaktmodulator |
EP96116315A EP0769847B1 (en) | 1995-10-17 | 1996-10-11 | Balanced modulator |
AU70208/96A AU705500B2 (en) | 1995-10-17 | 1996-10-15 | Balanced modulator |
US08/733,111 US5742901A (en) | 1995-10-17 | 1996-10-16 | Balanced modulator |
CN96120059A CN1066590C (zh) | 1995-10-17 | 1996-10-16 | 平衡调制器 |
CA002187967A CA2187967C (en) | 1995-10-17 | 1996-10-16 | Balanced modulator |
TW085113181A TW384567B (en) | 1995-10-17 | 1996-10-29 | Balanced modulator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7268630A JP2914247B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 平衡変調器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09116340A true JPH09116340A (ja) | 1997-05-02 |
JP2914247B2 JP2914247B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=17461223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7268630A Expired - Lifetime JP2914247B2 (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 平衡変調器 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5742901A (ja) |
EP (1) | EP0769847B1 (ja) |
JP (1) | JP2914247B2 (ja) |
CN (1) | CN1066590C (ja) |
AU (1) | AU705500B2 (ja) |
CA (1) | CA2187967C (ja) |
DE (1) | DE69618529T2 (ja) |
TW (1) | TW384567B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014204381A (ja) * | 2013-04-09 | 2014-10-27 | 日本電信電話株式会社 | マーチャントバラン |
JP2021090213A (ja) * | 2021-02-10 | 2021-06-10 | アンリツ株式会社 | 平衡不平衡変換器及びそれを備えた半導体集積回路 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3576754B2 (ja) * | 1997-03-31 | 2004-10-13 | 日本電信電話株式会社 | バラン回路及びバランス型周波数変換器 |
GB9906047D0 (en) * | 1999-03-17 | 1999-05-12 | Secr Defence | Improvements in electromagnetic wave receiver front ends |
DE50114755D1 (de) | 2001-06-29 | 2009-04-23 | Ericsson Ab | Integrierter Diodenmischer |
CN100548069C (zh) * | 2005-07-27 | 2009-10-07 | 山东康威通信技术有限公司 | 特殊群体用户短信收发系统 |
US7978024B2 (en) * | 2007-03-15 | 2011-07-12 | Marvell International Ltd. | Integrated balanced-unbalanced duplexer |
CN103474734B (zh) * | 2013-08-20 | 2016-08-10 | 京信通信技术(广州)有限公司 | 电桥 |
US9502746B2 (en) | 2015-02-04 | 2016-11-22 | Tyco Electronics Corporation | 180 degree hybrid coupler and dual-linearly polarized antenna feed network |
US10181629B2 (en) | 2016-02-26 | 2019-01-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Marchand balun |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61111006A (ja) * | 1984-11-05 | 1986-05-29 | Mitsubishi Electric Corp | ミキサ |
US4937516A (en) * | 1987-11-13 | 1990-06-26 | U.S. Philips Corporation | Balanced voltage-current converter and double-balanced mixer circuit comprising such a converter |
JPH0644693B2 (ja) * | 1989-01-10 | 1994-06-08 | 松下電器産業株式会社 | ミクサ回路 |
JPH02198207A (ja) * | 1989-09-07 | 1990-08-06 | Pioneer Electron Corp | シングルバランスドミキサ回路 |
FR2652451A1 (fr) * | 1989-09-26 | 1991-03-29 | Trt Telecom Radio Electr | Melangeur hyperfrequence equilibre a circuit "balun". |
JP3170334B2 (ja) * | 1991-05-29 | 2001-05-28 | アジレント・テクノロジー株式会社 | 高周波用トランスおよびこれを用いたミキサ |
US5369795A (en) * | 1991-05-29 | 1994-11-29 | Hewlett-Packard Company | High frequency transformer and mixer using the same |
US5528626A (en) * | 1992-03-30 | 1996-06-18 | International Business Machines Corporation | Method and system for modem command processing during data transfer |
US5534830A (en) * | 1995-01-03 | 1996-07-09 | R F Prime Corporation | Thick film balanced line structure, and microwave baluns, resonators, mixers, splitters, and filters constructed therefrom |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP7268630A patent/JP2914247B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-10-11 DE DE69618529T patent/DE69618529T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-11 EP EP96116315A patent/EP0769847B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-10-15 AU AU70208/96A patent/AU705500B2/en not_active Ceased
- 1996-10-16 CA CA002187967A patent/CA2187967C/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-16 CN CN96120059A patent/CN1066590C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-16 US US08/733,111 patent/US5742901A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-10-29 TW TW085113181A patent/TW384567B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014204381A (ja) * | 2013-04-09 | 2014-10-27 | 日本電信電話株式会社 | マーチャントバラン |
JP2021090213A (ja) * | 2021-02-10 | 2021-06-10 | アンリツ株式会社 | 平衡不平衡変換器及びそれを備えた半導体集積回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5742901A (en) | 1998-04-21 |
DE69618529T2 (de) | 2002-08-01 |
CA2187967A1 (en) | 1997-04-18 |
CN1151632A (zh) | 1997-06-11 |
TW384567B (en) | 2000-03-11 |
DE69618529D1 (de) | 2002-02-21 |
AU7020896A (en) | 1997-04-24 |
EP0769847A1 (en) | 1997-04-23 |
CA2187967C (en) | 1999-09-14 |
AU705500B2 (en) | 1999-05-27 |
EP0769847B1 (en) | 2002-01-16 |
CN1066590C (zh) | 2001-05-30 |
JP2914247B2 (ja) | 1999-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6005454A (en) | Radio frequency power divider/combiner circuit having conductive lines and lumped circuits | |
JPH10335911A (ja) | バラン回路及びバランス型周波数変換器 | |
US4901042A (en) | High frequency power divider | |
JP2914247B2 (ja) | 平衡変調器 | |
US4554518A (en) | Wide band impedance transformer with transformation ratio close to three for radio frequencies | |
US4187471A (en) | Bias circuit | |
US6545564B1 (en) | RF signal divider | |
CN108011168B (zh) | 一种可端接复数阻抗的新型Wilkinson功率分配器 | |
US4240052A (en) | Balun filter apparatus | |
JPH06224662A (ja) | 高周波広帯域増幅器 | |
EP0190902B1 (en) | Mixer circuit | |
US4980654A (en) | Transmission line transformer | |
EP0383311B1 (en) | Microwave power amplifier using phase inverters | |
GB2285190A (en) | Variable attenuator using hybrid and PIN diodes | |
KR100362877B1 (ko) | 3단 체비셰프 매칭변환기를 이용한 전력분배기/합성기 | |
US5142697A (en) | Balanced high-frequency mixer having a balun circuit | |
JPH05315844A (ja) | ミキサ入力回路 | |
US5465416A (en) | Balanced output high-frequency transducers and mixers using the same with symmetrically located components | |
JPS5915057Y2 (ja) | 伝送線路形平衡不平衡変換トランス | |
US20040113718A1 (en) | Insertion box | |
KR20040025133A (ko) | λ/4 전송선로를 소형화 시킨 전송선로 | |
JP2752903B2 (ja) | 周波数逓倍器 | |
KR100572691B1 (ko) | 브랜치라인 및 링 하이브리드를 이용한 더블밸런스드 믹서 | |
JP3170334B2 (ja) | 高周波用トランスおよびこれを用いたミキサ | |
EP0682818A1 (en) | Resonant balun with arbitrary impedance transformation ratio |