JPH0911576A - 印刷機能を有する文書作成装置及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷機能を有する文書作成装置及び印刷制御方法

Info

Publication number
JPH0911576A
JPH0911576A JP7165324A JP16532495A JPH0911576A JP H0911576 A JPH0911576 A JP H0911576A JP 7165324 A JP7165324 A JP 7165324A JP 16532495 A JP16532495 A JP 16532495A JP H0911576 A JPH0911576 A JP H0911576A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
print
line
paper
document
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7165324A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Matsui
重行 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7165324A priority Critical patent/JPH0911576A/ja
Publication of JPH0911576A publication Critical patent/JPH0911576A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】使用する用紙等に影響されずに安定した印刷結
果が得られるようにする。 【構成】文書印刷のための印刷書式設定時に、利用者か
らの印刷回数の指定を受け付けて(S1)、その指定さ
れた印刷回数を設定しておき(S2)、この設定印刷回
数だけ、同一行を同一内容で印刷し終えるまでは、(S
3〜S6)、次行への移動(S7)を行わないようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使用する用紙等に影響
されずに安定した印刷結果を得るのに好適な印刷機能を
有する文書作成装置及び印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作成した文書等を印刷するための
印刷装置を備えた日本ワードプロセッサに代表される文
書作成装置では、文書の印刷は例えば1行を単位にそれ
ぞれ1回だけ行われるのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の日本語ワードプロセッサなどの文書作成装置では、文
書の印刷は例えば1行を単位にそれぞれ1回しか行われ
ないため、裏紙やOHP(オーバーヘッドプロジェク
タ)シートなど印刷しにくい用紙に印刷した場合には、
印字がかすれるといった問題があった。
【0004】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、印刷しにくい裏紙やOHPシートなどで
も、その用紙に合致した回数の印刷が行われる構成とす
ることで、標準的な用紙(普通紙)に印刷した場合と同
等の良好な印刷結果が得られる印刷機能を有する文書作
成装置及び印刷制御方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る構成は、印刷回数を指定入力するための印刷回数指定
手段と、この印刷回数指定手段から指定入力された印刷
回数だけ同一印字領域を印刷装置により同一内容で印刷
させる印刷制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】本発明の第2の観点に係る構成は、印刷装
置での印刷に使用する印刷用紙を指定入力するための紙
指定手段と、この紙指定手段から指定入力された印刷用
紙に対応する印刷回数を設定する印刷回数設定手段と、
この印刷回数設定手段の設定した印刷回数だけ同一印字
領域を印刷装置により同一内容で印刷させる印刷制御手
段とを設けたことを特徴とする。
【0007】本発明の第3の観点に係る構成は、印刷装
置にセットされた印刷用紙を識別するための紙識別手段
と、この紙識別手段により識別された印刷用紙に対応す
る印刷回数を設定する印刷回数設定手段と、この印刷回
数設定手段の設定した印刷回数だけ同一印字領域を印刷
装置により同一内容で印刷させる印刷制御手段とを設け
たことを特徴とする。
【0008】本発明の第4の観点に係る構成は、所定単
位の印字領域の印刷毎にその印字領域における印字濃度
を検出するための印字濃度検出手段と、この印字濃度検
出手段により検出された印字濃度が基準濃度に満たない
場合には、同一印字領域を印刷装置により同一内容で再
度印刷させる印刷制御手段とを設けたことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】上記第1の観点に係る構成においては、印刷に
際し、利用者が印刷回数指定手段から印刷回数を指定す
る操作を行うと、指定された印刷回数だけ同一印字領域
を同一内容で印刷するように制御される。したがって、
OHPシートや裏紙に印刷する場合には、印刷回数とし
て複数回(例えば2回)を指定することで、従来であれ
ば印字が薄くなるOHPシートや裏紙でも、普通紙と同
様に濃く印刷することが可能となる。
【0010】上記第2の観点に係る構成においては、印
刷に使用する用紙が指定されると、その指定された用紙
に合った印刷回数が自動設定されて、その設定された印
刷回数だけ同一印字領域が同一内容で印刷される。した
がって利用者は、従来であれば印字が薄くなるOHPシ
ートや裏紙を使用する場合でも、その用紙を指定するだ
けで、普通紙に印刷する場合と同等の良好な印刷結果を
得ることができる。
【0011】上記第3の観点に係る構成においては、印
刷装置にセットされた印刷用紙が紙識別手段により識別
されて、その識別された用紙に合った印刷回数が自動設
定され、その設定された印刷回数だけ同一印字領域が同
一内容で印刷される。したがって利用者は、従来であれ
ば印字が薄くなるOHPシートや裏紙を使用する場合で
も、使用する印刷用紙を何ら意識することなく、普通紙
に印刷する場合と同等の良好な印刷結果を得ることがで
きる。
【0012】上記第4の観点に係る構成においては、所
定単位の印字領域(例えば1文字印字領域、1行印字領
域など)の印刷毎にその印字領域における印字濃度が検
出され、当該印字濃度が基準濃度に満たない場合には、
その印字領域が印字し直される。したがって利用者は、
従来であれば印字が薄くなるOHPシートや裏紙を使用
する場合でも、使用する印刷用紙を何ら意識することな
く、普通紙に印刷する場合と同等の良好な印刷結果を得
ることができる。なお、上記の基準濃度を、利用者に指
定させるようにしてもよく、利用者の指定がない場合だ
け、システムが用意した所定の基準濃度を用いるように
してもよい。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。 [第1の実施例]図1は、本発明の第1の実施例に係る
印刷機能を有する文書作成装置の構成を示すブロック図
である。
【0014】図1の文書作成支援装置は、CPU11、
ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Acc
ess Memory)13、キーボード14、入力制御部15、
表示装置16、表示制御部17、印刷装置18、印刷制
御部19、外部記憶装置20、及び外部記憶装置制御部
21を備えている。
【0015】CPU11は、ROM12に格納されてい
る各種の制御プログラムに従って、装置全体の制御、及
び文書作成処理、文書印刷処理などの各種処理を行うマ
イクロプロセッサである。
【0016】ROM12は読み出し専用の不揮発性のメ
モリである。このROM12には、CPU11の動作を
決定する各種処理プログラムが格納されたプログラム領
域121をはじめ、フォントデータが格納された文字パ
ターン領域122、仮名或いはローマ字で入力された読
み情報を漢字情報に変換するための標準辞書が格納され
た辞書領域123等が確保されている。ここでは、プロ
グラム領域121に格納されている処理プログラムの1
つに、本発明に直接関係する印刷制御プログラム121
aがある。
【0017】RAM13は、CPU11が各種データを
一時保持するための読み出し/書き込み可能なメモリで
ある。このRAM13には、文書データを格納するため
の文書バッファ131の他、印刷装置18での印刷に用
いられる印刷データ(印刷イメージ)を例えば連続する
2行分格納するための印刷バッファ132、印刷回数が
設定される印刷回数領域133及び印刷回数をカウント
するための印刷回数カウンタ134(の領域)が確保さ
れている。ここで印刷バッファ132は、1行分の印刷
データが交互に格納される2つの行バッファ領域からな
るダブルバッファ構造となっている。
【0018】キーボード14は、データの入力や特定の
指示を行うための入力装置である。このキーボード14
には、各種[文字]キー、[数値]キー、上下左右の
[カーソル]キー、各種ファンクションキー等(いずれ
も図示せず)が設けられている。ここでは、ファンクシ
ョンキーの1つとして、印刷(印刷モード)を指定する
ための[印刷]キーが用意されている。
【0019】入力制御部15は、キーボード14によっ
て入力された情報の入力制御を司る。表示装置16は、
作成された文書や印刷イメージの表示など、各種の情報
の表示に用いられるもので、CRTディスプレイ、液晶
ディスプレイ、プラズマディスプレイ等である。
【0020】表示制御部17は、表示装置16への表示
制御を司る。印刷装置18は、例えば感熱・熱転写方式
のドットプリンタからなり、作成文書等の印刷を行う。
【0021】印刷制御部19は、印刷バッファ132に
展開された印刷データを印刷装置18で印刷する制御を
司る。外部記憶装置20は、文書データの保存/呼び出
しに用いられるもので、フロッピーディスク装置(FD
D)やハードディスク装置(HDD)である。
【0022】外部記憶装置制御部21は、外部記憶装置
20に対するデータの入出力制御を司る。次に、図1の
構成における文書印刷時の動作を図2のフローチャート
を参照して説明する。
【0023】今、RAM13内の文書バッファ131に
文書データが格納されており、その文書データの一部が
表示装置16に表示されているものとする。このような
状態で、文書バッファ131内の文書データを印刷装置
18により印刷したい場合、利用者はキーボード14上
の[印刷]キーを押す。すると、この[印刷]キーの情
報が入力制御部15により入力されてCPU11に通知
される。
【0024】CPU11は、[印刷]キーの情報が入力
されたことを検出すると、即ち[印刷]キーが押された
ことを検出すると、ROM12内のプログラム領域12
1に格納されている印刷制御プログラム121aに従っ
て以下に述べる印刷制御を開始する。
【0025】まずCPU11は、印刷に用いるフォント
の種類など、印刷に関する書式を設定するための印刷書
式設定画面を表示制御部17により表示装置16に表示
させる。この印刷書式画面には、本発明に直接関係する
印刷回数の指定フィールドが確保されており、利用者が
[カーソル]キーを操作して、当該フィールドを選択す
ることで、[数値]キーを用いた当該フィールドへの印
刷回数の指定入力が行えるようになっている。
【0026】さて、利用者がキーボード14上の[数
値]キーを操作して印刷書式画面上の印刷回数指定フィ
ールドへの印刷回数の指定入力を行うと、CPU11
は、その指定を受け付けて(ステップS1)、指定され
た印刷回数をRAM13内の印刷回数領域133に設定
する(ステップS2)。本実施例において、印刷回数指
定フィールドには、初期値として1が設定されており、
当該フィールドへの指定入力操作が行われない場合に
は、この値が指定された印刷回数であるとして、印刷回
数領域133に設定される。なお、印刷回数の候補を複
数用意しておき(例えば1回、2回など)、そこから利
用者が所望の印刷回数を[カーソル]キー操作などで選
択する構成としても構わない。
【0027】さて、上記した印刷回数を含む印刷書式の
設定が行われ、更に利用者により印刷実行を指示するキ
ー操作が行われると、CPU11は、RAM13の文書
バッファ131に格納されている文書データの先頭行
(の文字コード列)を印刷データに展開して、印刷バッ
ファ132内の一方の行バッファ領域(予め定められた
側の行バッファ領域)に格納する。
【0028】次にCPU11は、印刷回数カウンタ13
4の値を0に初期化した後(ステップS3)、印刷制御
部19に1行印刷を指示する。この1行印刷指示には、
印刷の対象となる1行分の印刷データが格納されている
行バッファ領域を指すポインタ情報が含まれている。
【0029】さてCPU11は、印刷制御部19に対し
て1行印刷を指示すると、この例のように印刷バッファ
132のもう一方の行バッファ領域が空いているとき
は、文書データの次の行があるならば、その行を印刷デ
ータに展開して当該空き行バッファ領域に格納する動作
を開始する。
【0030】一方、印刷制御部19は、CPU11から
の1行印刷指示を受け取ると、当該指示で指定されてい
る印刷バッファ132内の行バッファ領域から1行分の
印刷データを読み込み、その印刷データに従って印刷装
置18の印字ヘッドを駆動することで、印刷用紙上に1
行分の印刷を行う(ステップS4)。そして1行分の印
刷が終了すると、CPU11に対して例えば割り込みに
より1行印刷の終了を通知する。
【0031】CPU11は、印刷制御部19から1行印
刷終了通知を受け取ると、印刷回数カウンタ134の値
を+1する(ステップS5)。この+1後の印刷回数カ
ウンタ134の値は、同一行を(同一内容で)印刷した
回数を示す。
【0032】次にCPU11は、上記+1後の印刷回数
カウンタ134の値が印刷回数領域133に設定されて
いる印刷回数(指定印刷回数)に一致しているか否かに
より、(同一行を)指定回数印刷したか否かを判断する
(ステップS6)。もし、+1後の印刷回数カウンタ1
34の値が指定印刷回数(印刷回数領域133に設定さ
れている印刷回数)に達していない場合には、CPU1
1は印刷制御部19に対して改行指示を発することなし
に1行印刷を指示する。この際の1行印刷指示には、前
回の1行印刷指示の場合と同じ行バッファ領域を指すポ
インタ情報が含まれている。即ちCPU11は、印刷制
御部19に対し、前回印刷したのと同じ行を前回印刷し
たのと同じ内容で印刷する1行印刷を指示したことにな
る。このような1行印刷指示の場合には(印刷バッファ
132に空き行バッファ領域は存在しないことから)、
文書データの次の行を印刷データに展開して印刷バッフ
ァ132に格納する動作は行われない。
【0033】さて印刷制御部19は、CPU11から改
行指示なしに1行印刷が指示されると、印刷装置18で
の改行動作をせずに(キャリッジリターン動作は行われ
る)、印刷バッファ132内の前回と同じ行バッファ領
域から再び同じ1行分の印刷データを読み込んで印刷装
置18の印字ヘッドを駆動する。これにより、印刷用紙
上の前回印刷したのと同じ行に前回印刷したのと同じ内
容が重ねて印刷される1行印刷が行われる(ステップS
4)。
【0034】CPU11は、印刷制御部19による1行
印刷が終了すると、前記したように、印刷回数カウンタ
134の値を+1し(ステップS5)、その+1後の印
刷回数カウンタ134の値が指定印刷回数に一致してい
るか否かにより、指定回数印刷したか否かを判断する
(ステップS6)。もし、指定回数印刷していた場合に
は、CPU11は、次の行の印刷のため印刷制御部19
に対して改行指示を送って印刷装置18での改行動作を
行わせ、印字ヘッドを次の行に移動させる(ステップS
7)。
【0035】次にCPU11は、文書データを全て印刷
し終えたか否かをチェックし(ステップS8)、未終了
の場合には、ステップ3に戻って印刷回数カウンタ13
4の値を0に初期化した後、印刷制御部19に1行印刷
を指示する。ここでの1行印刷指示では、前回の1行印
刷指示で指定された行バッファ領域とは異なるもう一方
の行バッファ領域が指定される。したがって、この場合
には、前回印刷された文書行の次の行の印刷データが印
刷制御部19により読み込まれて、印刷用紙上の次の行
に印刷されることになる。
【0036】また、CPU11は、この次の行への1行
印刷の期間を利用して、文書データの更に次の行を印刷
データに展開し、前回の1行印刷で用いられた印刷バッ
ファ132内の行バッファ領域(空きバッファ領域)に
格納する。
【0037】以下、同様にして、同一行を同一内容で指
定の印刷回数だけ印刷する動作が繰り返され、文書デー
タを全て印刷し終えたならば、一連の文書印刷は終了と
なる。
【0038】なお、以上の説明では、CPU11から印
刷制御部19への1行印刷指示において、印刷の対象と
なる1行分の印刷データが格納されている行バッファ領
域が指定されるものとしたが、これに限るものではな
い。例えば、1行印刷指示として、通常の1行印刷指示
と、前回と同じ行を同一内容で印刷する特別の1行印刷
指示の2種類を用意し、通常の1行印刷指示の場合に
は、前回とは異なるもう一方の行バッファ領域(但し、
最初の通常の1行印刷指示の場合には、予め定められた
側の行バッファ領域)から印刷データを読み込みんで1
行印刷を行い、特別の1行印刷指示の場合には、前回と
同じ行バッファ領域から印刷データを読み込んで1行印
刷を行うようにしてもよい。
【0039】また、以上の説明では、印刷回数を利用者
が印刷書式画面上で直接指定するものとしたが、プログ
ラム領域121内の印刷制御プログラム121aを変更
し、例えば予め定められた複数の用紙(用紙種類)の中
から実際に使用する用紙を印刷書式画面上で利用者に選
択指定させ、その選択指定された用紙に合った印刷回数
を装置(システム)側で自動的に設定するようにしても
構わない。この場合の図1の構成の動作を、図3のフロ
ーチャートを参照して簡単に説明する。
【0040】CPU11は、[印刷]キーが押された場
合、印刷書式設定画面を表示制御部17により表示装置
16に表示させる。この印刷書式画面には、使用する印
刷用紙を選択指定するための用紙選択候補リストが含ま
れており、利用者が[カーソル]キーを操作して、実際
に使用する印刷用紙が選択指定できるようになってい
る。
【0041】CPU11は、利用者が印刷書式画面中の
用紙選択候補リストから印刷用紙を選択指定するための
キー操作を行うと、その選択指定を受け付ける(ステッ
プS11)。そしてCPU11は、選択指定された印刷
用紙に対応する印刷回数を、例えばROM12に置かれ
る用紙・印刷回数対応テーブル(図示せず)を参照する
ことで決定して、RAM13内の印刷回数領域133に
設定する(ステップS12)。このテーブルには、印刷
用紙に対応する印刷回数として、例えば普通紙であれば
1回、OHPシートであれば2回、裏紙であれば2回が
設定されているものとする。
【0042】さて、上記した印刷用紙を含む印刷書式の
設定が行われ、更に利用者により印刷実行を指示するキ
ー操作が行われた後は、前記した図2のフローチャート
のステップS3〜S8と同様のステップS13〜S18
の繰り返しにより、同一行を同一内容で指定の印刷用紙
に対応した印刷回数だけ印刷する動作が繰り返される。
【0043】以上、利用者の印刷回数指定または用紙指
定に応じて印刷回数が設定されて、その回数だけ印刷が
行われる第1の実施例につき説明した。 [第2の実施例]図4は、本発明の第2の実施例に係る
印刷機能を有する文書作成装置の構成を示すブロック図
である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して説
明を省略する。
【0044】図4の構成が、図1の構成と異なる点は、
印刷装置18にセットされた印刷用紙を識別するための
紙識別装置22が印刷装置18に付加されていること
と、当該紙識別装置22により識別された印刷用紙に対
応する印刷回数を印刷回数領域133に自動的に設定
し、その設定した印刷回数だけ同一行を同一内容で印刷
させるための印刷制御プログラム121bを、図1中の
印刷制御プログラム121aに代えてROM12のプロ
グラム領域121に格納したことである。
【0045】次に、図4の構成における文書印刷時の動
作を図5のフローチャートを参照して説明する。CPU
11は、[印刷]キーが押された場合、印刷書式設定画
面を表示装置16に表示させ、利用者による印刷書式設
定操作を行わせる。ここで設定される印刷書式は、前記
第1の実施例と異なって従来と同様で構わない。
【0046】CPU11は、印刷書式の設定が行われ、
更に利用者により印刷実行を指示するキー操作が行われ
ると、紙識別装置22を起動して印刷装置18にセット
されている印刷用紙の種類を識別させ、その用紙識別結
果を読み込む(ステップS21)。ここで紙識別装置2
2は、例えば印刷装置18にセットされている印刷用紙
の反射率を計測するセンサを内蔵しており、その反射率
からテーブル等を参照して印刷用紙の種類(例えば普通
紙、OHPシート、裏紙などの用紙種類)を識別するよ
うに構成されている。この他、印刷用紙の端部の所定部
分に用紙種類に固有のマークまたは切り欠きを予め設け
ておくことができるならば、上記紙識別装置22が、そ
のマークまたは切り欠きを光学センサで検出して認識す
ることで用紙種類を識別するものであっても構わない。
【0047】CPU11は、紙識別装置22から用紙識
別結果を読み込むと、その用紙識別結果(識別された印
刷用紙)に対応する印刷回数を、例えばROM12に置
かれる用紙・印刷回数対応テーブル(図示せず)を参照
することで決定して、RAM13内の印刷回数領域13
3に設定する(ステップS22)。このように、紙識別
装置22が印刷装置18にセットされている用紙の種類
を識別することで、前記第1の実施例のように利用者が
印刷回数または印刷用紙を指定することなく、使用する
印刷用紙に合った印刷回数が自動設定される。
【0048】さて、紙識別装置22から読み込んだ用紙
識別結果に応じた印刷回数の設定処理(ステップS2
2)が行われると、前記した図2のフローチャートのス
テップS3〜S8と同様のステップS23〜S28の繰
り返しにより、同一行を同一内容で使用する印刷用紙
(紙識別装置22で識別された印刷用紙)に対応した印
刷回数だけ印刷する動作が繰り返される。
【0049】以上、印刷装置18にセットされている印
刷用紙を紙識別装置22で識別することでその用紙に合
った印刷回数が自動設定されて、その回数だけ印刷が行
われる第3の実施例につき説明した。 [第3の実施例]図6は、本発明の第3の実施例に係る
印刷機能を有する文書作成装置の構成を示すブロック図
である。なお、図1と同一部分には同一符号を付して説
明を省略する。
【0050】図6の構成が、図1の構成と異なる点は、
印刷装置18(に設けられている印字ヘッド)で印刷用
紙に印字された印字結果の濃度(印字濃度)を検出する
ための印字濃度検出装置23が印刷装置18に付加され
ていることと、当該印字濃度検出装置23により検出さ
れた印字濃度が基準濃度に満たない場合には、再度同じ
行を印字し直させるための印刷制御プログラム121c
を、図1中の印刷制御プログラム121aに代えてRO
M12のプログラム領域121に格納したことである。
【0051】ここで印字濃度検出装置23は、印刷装置
18の印字ヘッドに設けられたプリンタヘッドスキャナ
と称されるイメージスキャナにより構成されている。こ
のプリンタヘッドスキャナは、一般には、印字ヘッドを
移動して写真やイラストなどを走査することで、そのイ
メージを一定幅で順次読み取るのに用いられるものであ
る。このプリンタヘッドスキャナ(からなる印字濃度検
出装置23)の出力は、読み取ったイメージの濃淡を示
す。したがって、印字ヘッドによる印字動作時に、印字
濃度検出装置23の出力を読み込むことにより、印字濃
度を検出することができる。
【0052】次に、図6の構成における文書印刷時の動
作を図7のフローチャートを参照して説明する。CPU
11は、[印刷]キーが押された場合、印刷書式設定画
面を表示装置16に表示させ、利用者による印刷書式設
定操作を行わせる。ここで設定される印刷書式は、前記
第1の実施例と異なって従来と同様で構わない。
【0053】CPU11は、印刷書式の設定が行われ、
更に利用者により印刷実行を指示するキー操作が行われ
ると、RAM13の文書バッファ131に格納されてい
る文書データの先頭行(の文字コード列)を印刷データ
に展開して、印刷バッファ132内の一方の行バッファ
領域(予め定められた側の行バッファ領域)に格納す
る。そしてCPU11は、印刷制御部19に1行印刷を
指示する。この1行印刷指示には、印刷の対象となる1
行分の印刷データが格納されている行バッファ領域を指
すポインタ情報が含まれている。
【0054】印刷制御部19は、CPU11からの1行
印刷指示を受け取ると、当該指示で指定されている印刷
バッファ132内の行バッファ領域から1行分の印刷デ
ータを読み込み、その印刷データに従って印刷装置18
の印字ヘッドを駆動することで、印刷用紙上に1行分の
印刷を行う(ステップS31)。
【0055】CPU11は、この1行印刷の期間中、印
字濃度検出装置23から出力される濃淡情報を印字濃度
情報として読み込んでRAM13内の所定の領域に格納
する(ステップS32)。この場合、RAM13内の所
定領域には、1行印刷結果の濃淡イメージが印字濃度情
報として格納されることになる。またCPU11は、こ
れと並行して文書データの次の行を印刷データに展開
し、その印刷データを、現在印刷対象となっている印刷
データが格納されている行バッファ領域と対をなすもう
一方の行バッファ領域に格納する動作を行う。
【0056】さて、印刷制御部19の制御による1行印
刷が終了すると、CPU11は、RAM13内の所定領
域に格納されている1行分の印字濃度情報から、該当す
る行の印字濃度が基準濃度以上となっているか否かをチ
ェックする(ステップS33)。具体的には、基準濃度
より十分低い一定の濃度レベルを閾値とすることで、1
行分の濃淡イメージを構成する各画素を、印字部分と非
印字部分とに分類した後、印字部分の各画素の濃度レベ
ルの平均を求め、その平均濃度レベルが基準濃度以上で
あるか否かをチェックする。なお、印字濃度検出装置2
3からの読み込みを、写真やイラストのイメージを読み
取る場合のように連続的に行わずに、間欠的に行うよう
にしても構わない。また、上記の基準濃度を、利用者に
より指定可能な構成とすることも可能であり、利用者の
指定がない場合だけ、システムが用意した所定の基準濃
度を用いるこことも可能である。
【0057】CPU11は、ステップS33で1行印刷
結果の濃度が基準濃度に満たないと判断した場合には、
印刷制御部19に対して改行指示を発することなしに1
行印刷を指示する。この際の1行印刷指示には、前回の
1行印刷指示の場合と同じ行バッファ領域を指すポイン
タ情報が含まれている。即ちCPU11は、印刷制御部
19に対し、前回印刷したのと同じ行を前回印刷したの
と同じ内容で印刷する1行印刷を指示したことになる。
このような1行印刷指示の場合には、文書データの次の
行を印刷データに展開して印刷バッファ132に格納す
る動作は行われない。
【0058】さて印刷制御部19は、CPU11から改
行指示なしに1行印刷が指示されると、印刷装置18で
の改行動作をせずに(キャリッジリターン動作は行われ
る)、印刷バッファ132内の前回と同じ行バッファ領
域から再び同じ1行分の印刷データを読み込んで印刷装
置18の印字ヘッドを駆動する。これにより、印刷用紙
上の前回印刷したのと同じ行に前回印刷したのと同じ内
容が重ねて印刷される1行印刷が行われる(ステップS
31)。
【0059】一方、CPU11は、1行印刷の期間中、
前記したように印字濃度検出装置23から出力される濃
淡情報を印字濃度情報としてRAM13に読み込み(ス
テップS32)、1行印刷が終了すると、その読み込ん
だ印字濃度情報から、該当する行の印字濃度が基準濃度
以上となっているか否かをチェックする(ステップS3
3)。
【0060】もし、1行印刷結果が基準濃度以上になっ
ているならば、CPU11は次の行の印刷のため印刷制
御部19に対して改行指示を送って印刷装置18での改
行動作を行わせ、印字ヘッドを次の行に移動させる(ス
テップS34)。
【0061】次にCPU11は、文書データを全て印刷
し終えたか否かをチェックし(ステップS35)、未終
了の場合には、ステップ31に戻って印刷制御部19に
1行印刷を指示する。ここでの1行印刷指示では、前回
の1行印刷指示で指定された行バッファ領域とは異なる
もう一方の行バッファ領域が指定される。したがって、
この場合には、前回印刷された文書行の次の行の印刷デ
ータが印刷制御部19により読み込まれて、印刷用紙上
の次の行に印刷されることになる。
【0062】また、CPU11は、この次の行への1行
印刷の期間を利用して、文書データの更に次の行を印刷
データに展開し、前回の1行印刷で用いられた印刷バッ
ファ132内の行バッファ領域(空きバッファ領域)に
格納する。
【0063】以下、同様にして、1行印刷毎に、その行
の印字濃度をチェックして、基準濃度に満たないなら
ば、基準濃度以上になるまで同一行を同一内容で印刷し
て、次の行に進む動作が繰り返され、文書データを全て
印刷し終えたならば、一連の文書印刷は終了となる。
【0064】なお、以上の説明では、1行印刷毎に、そ
の行の印字濃度をチェックして、基準濃度に満たないな
らば、もう一度同じ行(の印字領域)を印字し直すもの
としたが、これに限るものではない。例えば、1文字印
字毎に、その文字の印字濃度をチェックして、基準濃度
に満たないならば(印字ヘッドを次の文字位置に移動さ
せずに)、もう一度同じ箇所(の印字領域)を印字し直
すようにしても構わない。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、印
刷しにくい裏紙やOHPシートなどでも、その用紙に合
致した回数の印刷が行われることから、標準的な用紙
(普通紙)に印刷した場合と同等の良好な印刷結果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る印刷機能を有する
文書作成装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1の構成において利用者の印刷回数指定に応
じて印刷回数が設定される文書印刷時の動作を説明する
ためのフローチャート。
【図3】図1の構成において利用者の用紙指定に応じて
印刷回数が設定される文書印刷時の動作を説明するため
のフローチャート。
【図4】本発明の第2の実施例に係る印刷機能を有する
文書作成装置の構成を示すブロック図。
【図5】図4の構成における文書印刷時の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図6】本発明の第3の実施例に係る印刷機能を有する
文書作成装置の構成を示すブロック図。
【図7】図6の構成における文書印刷時の動作を説明す
るためのフローチャート。
【符号の説明】
11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…キ
ーボード、16…表示装置、18…印刷装置、19…印
刷制御部、22…紙識別装置、23…印字濃度検出装
置、121…プログラム領域、121a,121b,1
21c…印刷制御プログラム、131…文書バッファ、
132…印刷バッファ、133…印刷回数領域、134
…印刷回数カウンタ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書等を印刷するための印刷装置を備え
    た文書作成装置において、 印刷回数を指定入力するための印刷回数指定手段と、 前記印刷回数指定手段から指定入力された印刷回数だけ
    同一印字領域を前記印刷装置により同一内容で印刷させ
    る印刷制御手段とを具備することを特徴とする文書作成
    装置。
  2. 【請求項2】 文書等を印刷するための印刷装置を備え
    た文書作成装置において、 前記印刷装置での印刷に使用する印刷用紙を指定入力す
    るための紙指定手段と、 前記紙指定手段から指定入力された印刷用紙に対応する
    印刷回数を設定する印刷回数設定手段と、 前記印刷回数設定手段の設定した印刷回数だけ同一印字
    領域を前記印刷装置により同一内容で印刷させる印刷制
    御手段とを具備することを特徴とする文書作成装置。
  3. 【請求項3】 文書等を印刷するための印刷装置を備え
    た文書作成装置において、 前記印刷装置にセットされた印刷用紙を識別するための
    紙識別手段と、 前記紙識別手段により識別された印刷用紙に対応する印
    刷回数を設定する印刷回数設定手段と、 前記印刷回数設定手段の設定した印刷回数だけ同一印字
    領域を前記印刷装置により同一内容で印刷させる印刷制
    御手段とを具備することを特徴とする文書作成装置。
  4. 【請求項4】 文書等を印刷するための印刷装置を備え
    た文書作成装置において、 所定単位の印字領域の印刷毎にその印字領域における印
    字濃度を検出するための印字濃度検出手段と、 前記印字濃度検出手段により検出された印字濃度が基準
    濃度に満たない場合には、同一印字領域を前記印刷装置
    により同一内容で再度印刷させる印刷制御手段とを具備
    することを特徴とする文書作成装置。
  5. 【請求項5】 文書等を印刷するための印刷装置に適用
    される印刷制御方法において、 外部からの印刷回数の指定を受け付けて、この受け付け
    た印刷回数だけ同一印字領域を同一内容で印刷させるよ
    うにしたことを特徴とする印刷制御方法。
  6. 【請求項6】 文書等を印刷するための印刷装置に適用
    される印刷制御方法において、 前記印刷装置での印刷に使用する印刷用紙の外部指定を
    受け付けて、この受け付けた印刷用紙に対応する印刷回
    数を設定し、この設定した印刷回数だけ同一印字領域を
    同一内容で印刷させるようにしたことを特徴とする印刷
    制御方法。
  7. 【請求項7】 文書等を印刷するための印刷装置に適用
    される印刷制御方法において、 前記印刷装置にセットされた印刷用紙を識別して、その
    識別した印刷用紙に対応する印刷回数を設定し、この設
    定した印刷回数だけ同一印字領域を同一内容で印刷させ
    るようにしたことを特徴とする印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 文書等を印刷するための印刷装置に適用
    される印刷制御方法において、 所定単位の印字領域の印刷毎にその印字領域における印
    字濃度を検出し、その検出した印字濃度が基準濃度に満
    たない場合には、同一印字領域を同一内容で再度印刷さ
    せるようにしたことを特徴とする印刷制御方法。
JP7165324A 1995-06-30 1995-06-30 印刷機能を有する文書作成装置及び印刷制御方法 Pending JPH0911576A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7165324A JPH0911576A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 印刷機能を有する文書作成装置及び印刷制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7165324A JPH0911576A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 印刷機能を有する文書作成装置及び印刷制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0911576A true JPH0911576A (ja) 1997-01-14

Family

ID=15810173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7165324A Pending JPH0911576A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 印刷機能を有する文書作成装置及び印刷制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0911576A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0911576A (ja) 印刷機能を有する文書作成装置及び印刷制御方法
US5878200A (en) Document processing apparatus for displaying inputted data in a print area based upon the size of a recording material and the reprinted data printed thereon
JPH09275495A (ja) イメージ印刷機能を有する文書作成装置及びイメージ印刷制御方法
JP2713707B2 (ja) 文字出力装置
JP2002192814A (ja) 印字属性印刷機能を備えた画像形成装置および印字属性印刷方法
JP2879757B2 (ja) 印刷装置
JPH05185654A (ja) テープ印字装置
JP2006137084A (ja) 印刷装置
JP2006247946A (ja) 印刷装置、オーダーシート印刷方法、プログラム及び記録媒体
KR100530227B1 (ko) 용지절약을 위한 인쇄방법
JPH1035022A (ja) カラー記録装置
JP3347353B2 (ja) 印刷装置並びに出力方法及び装置
JP3139514B2 (ja) テープ印字装置
JP2022133891A (ja) ハンディプリンター
JP2003050971A (ja) フォント選択プログラム、画像処理装置及び画像形成装置
JPH07329391A (ja) 出力装置および出力中断回避方法
JP2950420B2 (ja) 出力制御装置および出力制御方法
JPH01281963A (ja) 文書処理装置
JP2861567B2 (ja) テープ印字装置
JPH09131947A (ja) 文字修正装置
JPH08118753A (ja) 文書作成装置及び給紙制御方法
JPH08174957A (ja) 印字装置
JPH09139837A (ja) プリンタ装置
JPH06268828A (ja) 画像形成装置
JPH0867052A (ja) 文書作成装置及び印刷制御方法