JPH0911461A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH0911461A
JPH0911461A JP18331495A JP18331495A JPH0911461A JP H0911461 A JPH0911461 A JP H0911461A JP 18331495 A JP18331495 A JP 18331495A JP 18331495 A JP18331495 A JP 18331495A JP H0911461 A JPH0911461 A JP H0911461A
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ink
recording head
ejection
liquid
jet recording
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JP18331495A
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English (en)
Inventor
Osamu Sato
理 佐藤
Katsuyuki Yokoi
克幸 横井
Haruyuki Yanagi
治幸 柳
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
Kuniaki Katou
国晃 加藤
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication of JPH0911461A publication Critical patent/JPH0911461A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14419Manifold

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】液路内の圧力変動の他の液路内への影響を防止
し、吐出エネルギーの共通液室への逃げを防止して所望
の吐出パワーを維持し、駆動信号の高周波化に際しても
インク消費を迅速に補給し、均一で安定した吐出性能を
維持する。 【構成】共通液室(23)から各吐出口(24)に通じる各液路
(21)内に吐出エネルギー発生体(22)とマイクロポンプ(2
5)と配設し、各吐出エネルギー発生体(22)の駆動に連動
して対応するマイクロポンプ(25)を駆動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吐出口から被記録材へイ
ンクを吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像情
報(文字情報等も含む)に基づいて用紙やプラスチック
薄板等の被記録材(記録媒体)に画像(文字等を含む)
を記録していくように構成されている。前記記録装置
は、記録方式により、インクジェット式、ワイヤドット
式、サーマル式、レーザービーム式等に分けることがで
きる。
【0003】被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉
する方向に主走査する記録方式を採るシリアルタイプの
記録装置においては、被記録材を所定の記録位置にセッ
トした後、被記録材に沿って移動(主走査)するキャリ
ッジ上に搭載した記録手段(記録ヘッド)によって画像
(文字や記号等を含む)を記録し、1行分の記録を終了
した後に所定量の紙送り(副走査)を行ない、その後に
次の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返
すことにより、被記録材の所望範囲に画像が記録され
る。一方、被記録材を搬送方向に送る副走査のみで記録
するラインタイプの記録装置においては、被記録材を所
定の記録位置にセットし、一括して1行分の記録を連続
的に行ないながら所定量の紙送り(ピッチ送り)を行な
い、被記録材の全体に画像が記録される。
【0004】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、インクジェッ
ト記録ヘッドから被記録材にインクを吐出して記録を行
うものであり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であ
り、高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙
に特別の処理を必要とせずに記録することができ、ラン
ニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒
音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画
像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
中でも、紙幅方向に多数の吐出口を配列したフルマルチ
タイプの記録ヘッドを用いるライン型のものは、記録の
一層の高速化が可能である。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット記録ヘッドは、エッチング、蒸
着、スパッタリング等の半導体製造プロセスを経て、基
板上に製膜された電気熱変換体、電極、液路壁、天板な
どを形成することにより、高密度の液路配置(吐出口配
置)を有するものを容易に製造することができ、一層の
コンパクト化を図ることができる。一方、被記録材の材
質に対する要求も様々なものがあり、近年では、通常の
被記録材である紙や樹脂薄板(OHP等)などの他に、
薄紙や加工紙(ファイリング用のバンチ孔付き紙やミシ
ン目付き紙、任意な形状の紙など)などを使用すること
が要求されるようになってきた。
【0006】上記インクジェット記録ヘッドは、インク
を吐出する複数の微細な吐出口と該複数の吐出口が所定
の配列を成して開口する吐出口面とを備えている。図1
7〜図19を参照してインクジェット記録ヘッドの構成
の一例を説明する。図17はインクジェット記録ヘッド
の吐出口及び液路に沿った縦断面図であり、図18は図
17中の線18−18に沿ったインクジェット記録ヘッ
ドの平面断面図であり、図19はインクジェット記録ヘ
ッドの構造を模式的に示す一部破断斜視図である。
【0007】図17〜図19において、10はインクジ
ェット記録ヘッドであり、1はシリコン基板、2は記録
ヘッド本体部を示す。インクジェット記録ヘッド10は
複数のインク吐出口8とこれらインク吐出口8に1対1
で対応する複数の液路6を有する。複数の液路6のそれ
ぞれには吐出エネルギー発生体としての電気熱変換体3
が配置されている。各エネルギー発生体3は、記録情報
に基づく駆動信号によって駆動され、対応する吐出口8
からインクを選択的に吐出して飛翔インク滴を形成する
ものである。
【0008】前記駆動信号は、記録装置の不図示の制御
回路から配線基板5を介して供給される。複数の液路6
の全ては共通インク室(共通液室)9に通じている。吐
出口8より吐出した分のインクは、液路6の毛管力及び
発泡バブルの収縮力によって、インク供給チューブ4か
ら共通液室9及び液路6を通して供給(補充)される。
シリコン基板1の下部には、記録ヘッド10全体を保持
するベースプレート12がある。
【0009】図19において、インクジェット記録ヘッ
ド10は、シリコン基板1と天板13と液路形成部材1
4とによって構成されている。各吐出口8に通じる各液
路6は前記シリコン基板1上に前記液路形成部材14を
接合することによって形成される。この場合、隣接する
液路6の間は、前記液路形成部材14の液路壁部11に
よって仕切られている。各液路6には前述のごとく吐出
エネルギー発生体としての電気熱変換体3が配置されて
いる。複数本の液路6は全て共通液室(共通インク室)
9に連通している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記イ
ンクジェット記録ヘッドにおいては、複数の液路(イン
ク路)6が1個の共通液室(共通インク室)に連通して
いるため、各液路6間の相互干渉が発生し、インクの吐
出特性が変動したり悪化してしまうことがある。このよ
うな不都合を解消するための手段として、特開平5−1
93149号公報において、各インク吐出口にそれぞれ
該液路端部を開閉するバルブを設けるものが提案されて
いる。
【0011】しかし、このような構成では、各液路後部
が広い容積の共通インク室に連通しているため、吐出エ
ネルギーが共通インク室に逃げてしまい、吐出パワーが
思ったほど上がらないという不都合がある。また、高速
化に際して駆動信号の周波数を上げていくと、液路6の
毛管力及び発泡バブルの収縮力によるインク供給(補
充)が間に会わないという不都合もある。
【0012】本発明はこのような技術課題に鑑みてなさ
れたものであり、本発明の目的は、インク吐出時に各液
路で発生する圧力変動が他の液路のインク吐出性能に影
響することを防止してインク吐出特性を均一化すること
ができ、吐出エネルギーが共通インク室へ逃げることを
防止して所望の吐出パワーを得ることができ、高速化に
際して駆動信号の周波数を上げる時にはインク消費を迅
速に補給することができ、安定したインク吐出性能を維
持できるインクジェット記録ヘッドを提供することであ
る。
【0013】
【課題解決のための手段】請求項1の発明は、複数の吐
出口から被記録材へインクを吐出して記録を行うインク
ジェット記録ヘッドにおいて、共通液室から各吐出口に
通じる複数の液路と、該液路のそれぞれに配置されて前
記吐出口からインクを吐出させるエネルギーを発生する
複数の吐出エネルギー発生体と、前記液路のそれぞれに
対応した箇所に配設された複数のマイクロポンプとを備
える構成とすることにより、上記目的を達成するもので
ある。
【0014】請求項2〜請求項4の発明は、請求項1の
構成に加えて、前記吐出エネルギー発生体が熱エネルギ
ーを発生する電気熱変換体である構成、前記吐出エネル
ギー発生体の駆動に連動して前記マイクロポンプを駆動
する制御手段を備えている構成、あるいは、前記マイク
ロポンプが熱エネルギーを発生する電気熱変換体により
駆動される構成とすることにより、一層効率よく上記目
的を達成するものである。
【0015】請求項5の発明は、複数の吐出口から被記
録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
ヘッドにおいて、共通液室から各吐出口に通じる複数の
液路と、該液路のそれぞれに対応した箇所に配設されて
前記吐出口からインクを吐出させるエネルギーを発生す
る複数のマイクロポンプとを備えた構成とすることによ
り、上記目的を達成するものである。
【0016】請求項6の発明は、請求項5の構成に加え
て、前記複数の液路のそれぞれに対応した箇所に、イン
クを溶融するための電気熱変換体と吐出口からインクを
吐出させるためのマイクロポンプとを配設する構成とす
ることにより、一層効率よく上記目的を達成するもので
ある。
【0017】
【作用】上記構成の本発明によれば、薄膜生成技術、フ
ォトリソグラフィー技術およびエッチング技術などの半
導体製造技術を用いて作られたマイクロポンプを各液路
ごとに設けることにより、各液路の吐出タイミングに応
じてマイクロポンプを駆動することが可能となり、それ
によって、各液路から発生する圧力変動が他の液路のイ
ンク吐出に影響しないようにすることができ、各吐出口
の吐出特性を均一にすることができる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。なお、各図面を通して同一符号は同一または対応
部分を示すものである。図1は本発明を適用したインク
ジェット記録ヘッドの第1実施例の内部構造を模式的に
示す平面断面図であり、図2は図1の状態からローター
羽根が約180度回転した状態を模式的に示す平面断面
図である。
【0019】図1及び図2において、20はインクジェ
ット記録ヘッドであり、21は複数本形成された液路、
22はインク滴を吐出するためのエネルギー発生体とし
て各液路21内に配置された電気熱変換体、23は各液
路21に連通している共通液室(共通インク室)、24
はインク滴を吐出するように各液路21の出口に形成さ
れたインク吐出口である。本実施例の記録ヘッド20の
液路21の近傍の構造は図19の記録ヘッドでも見るこ
とができる。
【0020】本実施例の記録ヘッド20の特徴は、複数
の液路21のそれぞれに対応した箇所にマイクロポンプ
25を配設した点である。すなわち、本実施例では、各
液路21を形成するように互いに所定間隔をおいて隣接
するように形成された液路壁部26、27の間に、イン
クの流れを補うためのマイクロポンプ25が設けられて
いる。なお、本実施例では、図示のように長さの異なる
液路壁部26、27を交互に形成することにより、それ
らの間に複数の液路21が形成されており、これらの液
路21のそれぞれに対応する複数のマイクロポンプ25
は図示のように千鳥状に配置されている。
【0021】図3はマイクロポンプ25を示す模式的斜
視図であり、図4はマイクロポンプ25が図3の位置
(初期位置)から所定量回転した状態を示す模式的斜視
図である。図5〜図8は前記マイクロポンプ25の動作
を示す模式的平面図である。図3〜図8において、隣接
する液路壁部26、27の間に配置される各マイクロポ
ンプ25は、ローター羽根(図示の例では3枚)28と
回転中心をなすガイド軸29と2個の電気熱変換体3
0、31(図5〜図8)とで構成されている。
【0022】前記電気熱変換体30、31は、発熱抵抗
体を有するエネルギー発生体で形成されており、各マイ
クロポンプ25の位置に対応する基板1上に配設されて
いる。各マイクロポンプ25の電気熱変換体30、31
は、インク滴を吐出するための発熱抵抗体を有するエネ
ルギー発生体としての電気熱変換体22の場合と同様、
それぞれ個別に電圧が印加されるに電気的に接続されて
いる。
【0023】図2は図1に対して前記ローター羽根28
が約180度回転した状態を示し、図5〜図8は前記ロ
ーター羽根28が図1の位置(初期位置)から所定角度
回転する間の各位置での状態を示している。図9〜図1
4は前記マイクロポンプ25の製造方法の一例を工程順
に示す模式的縦断面図である。図14は図4中の線14
−14に沿ったマイクロポンプ25の縦断面図に相当
し、図9〜図13も図4中の線14−14から当該マイ
クロポンプ25の製造工程を見た図である。
【0024】ここで、図9〜図14を参照してマイクロ
ポンプ25の製造方法の一例を説明する。先ず、シリコ
ン(Si)基板35の上に絶縁保護膜36を設け、これ
により電気信号を送るための配線(図示せず)を保護す
る。具体的には、絶縁保護膜36により、記録ヘッド2
0に形成されるインク吐出エネルギー発生体22や前記
マイクロポンプ25用の電気熱変換体30、31やこれ
らに接続される配線(電極等)などが、次のマイクロポ
ンプ製造工程で使われる薬品によってエッチングなどさ
れないよう保護する。
【0025】前記絶縁保護膜36の材質としては、例え
ば窒化シリコン(Si3 4)が用いられる。この絶縁
保護膜36の上に、ローター羽根28やガイド軸29な
どを作成するための第1の分離層37が形成される。こ
の第1の分離層37の材質としては、ローター羽根28
やガイド軸29などを形成(形作り)することになる多
結晶シリコンに比べてエッチングされ易い性質が要求さ
れるので、例えばリン珪酸ガラス(PSG)やシリコン
酸化物(SiO2 )などが用いられる。これらの膜を3
6、37をスパッタリングや蒸着などの成膜技術を使っ
て成膜した後、ローター羽根28を基板35より浮かす
段差部などのパターンをフォトリソ、エッチング技術を
用いて形成する。この時の状態を図9に示す。
【0026】次に、図10に示すようにガイド軸29と
なる多結晶シリコン膜を成膜した後、フォトリソ、エッ
チング技術を用いてローター羽根28の羽根部の形にパ
ターン形成する。更に、図11に示すように、薄い第2
の分離層38(例えばリン珪酸ガラス(PSG)やシリ
コン酸化物(SiO2 )を全体にわたって成膜した後、
ローター羽根28及びガイド軸29を更に多結晶シリコ
ンにより形成する。この時の状態を図11に示す。
【0027】さらにその上に薄い第3の分離層39を全
体にわたって成膜した後、ローター羽根28の肉盛り部
分をフォトリソ、エッチング技術を用いて穴開けし、多
結晶シリコン膜を成膜した後に、フォトリソ、エッチン
グ技術を用いて再びローター羽根28を形成する。この
時の状態を図12に示す。
【0028】なお、それぞれの機能に応じて必要とする
多結晶シリコンの膜の厚さは異なるので、上記の作業を
数回繰り返してリン珪酸ガラス(PSG)やシリコン酸
化物(SiO2 )などを成膜することにより必要な形状
33、34を作り出す。この時の状態を図13に示す。
最後に、フッ酸に浸漬することにより第1、第2及び第
3の分離層37、38、39を溶かし出し、ガイド軸2
9を中心として図5〜図8に示すようにR方向に自由に
回転するローター羽根28が完成する。この状態を図1
4に示す。
【0029】次に、図2及び図4並びに図5〜図8を参
照して、マイクロポンプ25の動作を説明する。マイク
ロポンプ25用の電気熱変換体30、31に対しては、
それぞれ個別に電圧が印加されるように配線されてい
る。先ず、図3及び図5に示す初期状態において、一方
の電気熱変換体30に電圧が印加される。すると、その
近傍のインクが沸騰し、バブル40が発生する(インク
が発泡する)。各ローター羽根28の回転方向(矢印R
方向)後側の面には図3及び図4に示すような傾斜面4
1が形成されている。
【0030】したがって、前記バブル40が発生する
と、ローター羽根28は図3及び図5に示す位置(初期
位置)から矢印R方向に回転し、図4及び図6に示す位
置に至る。この図4及び図6に示す位置では、電気熱変
換体30に再び電圧を印加してバブル40を発生させて
も、ローター羽根28の傾斜面41を押す力(回転駆動
力)は発生しない。
【0031】そこで、次のタイミングで、もう一方の電
気熱変換体31に電圧を印加すると、インクが沸騰して
バブル42が発生し、該バブル42によってローター羽
根28の前記傾斜面41に押圧力が作用し、該ローター
羽根28はさらに矢印R方向に回転する。この状態は図
7及び図8に示されている。
【0032】なお、図3及び図5に示す初期状態では、
ローター羽根28の前記傾斜面41は、最初に発生する
バブル40の上方に丁度位置しているが、実際にはロー
ター羽根2の回転位置がどこにくるかは一定しない。そ
のため、電気熱変換体30、31に交互に電圧を印加し
てローター羽根28を回転させる必要がある。
【0033】また、一般に、回転体や摺動体では、起動
トルクが必要である。したがって、本実施例では、電気
熱変換体30、31としては、インク滴を吐出するため
の発熱抵抗体を有する吐出エネルギー発生体としての前
記電気熱変換体22と同等のパワーのものが使用されて
いる。本実施例では、360DPIの記録ヘッドを想定
しているため、マイクロポンプ25の下部には2個の電
気熱変換体30、31が配置されているが、この電気熱
変換体の数は必要に応じて適宜増やすことができる。ま
た、本実施例では、3枚のローター羽根が設けられてい
るが、このローター羽根28の数も適宜選定することが
できる。
【0034】次に、図1〜図14で説明したインクジェ
ット記録ヘッド20の記録時の作用について説明する。
記録に際しては、インク滴を吐出するための発熱抵抗体
を有するエネルギー発生体としての電気熱変換体22に
電圧が印加される。それにより、液路21内のインクが
沸騰してバブルが発生する。
【0035】この場合、従来技術では次のような不都合
があった。すなわち、電気熱変換体22の発熱による前
述の発泡(バブル発生)によって、液路21内のインク
は、電気熱変換体22に対して、共通液室23側とイン
ク吐出口24側の両方向に動こうとする。しかし、共通
液室23側の方が抵抗(流れ抵抗)が大きいため、イン
クは吐出口24側へ動く。そのため、液路21内のイン
クの一部が吐出口24から飛翔液滴となって吐出され、
被記録材に付着することにより画像が記録される。
【0036】この時、前述のように複数の液路(インク
路)21が1個の共通液室(共通インク室)23に連通
しているため、従来技術では、各液路21内のインク間
に相互干渉が発生し、記録ヘッド20のインク吐出特性
が変動したり悪化したりすることがあるという不都合が
あった。
【0037】このような従来技術に対して、本実施例に
おいては、各液路21の共通液室23側にローター羽根
28が配置されているため、或る液路21内の圧力など
のインクの状態が他の液路21内へ影響することは殆ど
なくなり、各液路21間の相互干渉は殆ど発生しなくな
っている。また、電気熱変換体22のインク吐出エネル
ギーが共通液室23内へ逃げてしまうこともなくなり、
吐出パワーを有効に発揮させることが可能になる。
【0038】また、記録速度の高速化に際して駆動信号
の周波数を上げていった場合でも、インク供給を素早く
補うことが可能になる。この場合、マイクロポンプ25
の駆動(電気熱変換体30、31の駆動)をインク吐出
用バブルの消泡に合わせて行うこと、つまり、マイクロ
ポンプ25の駆動タイミングをインク吐出より遅らせる
ことが好適である。
【0039】なお、通常では、吐出口24からのインク
垂れを防止するために、液路21内部もしくは共通液室
23内部は若干負圧状態にしてあるが、前述の実施例の
ように各液路21の共通液室23側にローター羽根28
が存在することから、液路21内は負圧になりづらくな
っている。したがって、本実施例では、ローター羽根2
8に図3に示すような傾斜面41が設けられ、それによ
って液路21内の圧力が上昇し難くなっている。
【0040】図15は本発明を適用したインクジェット
記録ヘッド10の複数の液路21のそれぞれにに対応し
た箇所に配設されるマイクロポンプ25の他の実施例
(第2実施例)を示す模式的斜視図である。図15にお
いて、ローター羽根28は、片面だけでなく、両面に傾
斜面41、43が形成されている。このようなローター
羽根28の形状によれば、電気熱変換体30、31によ
るバブル40、42がローター羽根のストレート面(図
3及び図4中のローター羽根の回転方向前面)に当たっ
て該ローター羽根が回り難くなることがなく、それに加
えてローター羽根28の軽量化されるため、一層効率よ
く回転駆動することができるマイクロポンプ25が得ら
れる。
【0041】図15の第2実施例は以上の点で図1〜図
14の第1実施例と相違するが、その他の点では実質上
同じ構成をしており、それぞれ対応する部分を同一符号
で示し、それらの詳細説明は省略する。なお、図15の
ローター羽根28は、図9〜図14で説明した成膜技術
による製造方法だけでなく、射出成形によって製造して
もよい。さらに、ガイド軸29も、図13及び図14に
示すような抜け止めを設けることなく、蓋部材(不図
示)を使用する構造にしてもよい。
【0042】図16は本発明を適用したインクジェット
記録ヘッドの第3実施例の内部構造を模式的に示す平面
断面図である。図16において、20はインクジェット
記録ヘッドであり、21は複数本形成された液路、44
は常温では固体のインクを溶融するために各液路21の
入口近傍に設けられた電気熱変換体、23は各液路21
に連通している共通液室(共通インク室)、24はイン
ク滴を吐出するように各液路21の出口に形成されたイ
ンク吐出口である。前記共通液室23の内部には、常温
では固体のインクを溶融するための発熱素子(不図示)
が設けられている。
【0043】複数の液路21のそれぞれに対応した箇所
にマイクロポンプ25が配設されている。本実施例で
も、各液路21を形成するように互いに所定間隔をおい
て隣接するように形成された液路壁部26、27の間に
マイクロポンプ25が配設されている。ただし、本実施
例の各マイクロポンプ25は、インクを吐出するための
ものである。
【0044】なお、本実施例でも、図示のように長さの
異なる液路壁部26、27を交互に形成することによ
り、それらの間に複数の液路21が形成されており、こ
れらの液路21のそれぞれに対応する複数のマイクロポ
ンプ25は図示のように千鳥状に配置されている。ま
た、各液路21の入口近傍に配置される前記電気熱変換
体44は、それぞれ対応する液路21内のマイクロポン
プ25から略一定距離の位置に設けられており、したが
って、図示のように各マイクロポンプ25の千鳥配置に
準じて千鳥状に配置されている。
【0045】図16中の各マイクロポンプ25も、図5
〜図8に示すように、ローター羽根(図示の例では3
枚)28と回転中心をなすガイド軸29と2個の電気熱
変換体30、31とで構成されている。前記電気熱変換
体30、31は、発熱抵抗体を有するエネルギー発生体
で形成されており、各マイクロポンプ25の位置に対応
する基板1上に配設されている。
【0046】各マイクロポンプ25の電気熱変換体3
0、31は、第1実施例及び第2実施例におけるインク
滴を吐出するための発熱抵抗体を有するエネルギー発生
体としての電気熱変換体22の場合と同様、それぞれ個
別に電圧が印加されるに電気的に接続されている。本実
施例の記録ヘッド20の液路21の近傍の構造は、図3
及び図4のマイクロポンプ25と図19の記録ヘッドを
合わせたようなものである。
【0047】図16の記録ヘッド20の特徴は、常温で
は固体のインクを使用するインクジェット記録装置ヘッ
ドにおいて、各液路21の入口近傍に配置された電気熱
変換体44でインクを発泡可能な粘度(例えば約1cp
s近く)まで溶融し、電気熱変換体30、31によるイ
ンクの沸騰で発生するバブル40、42(図5、図7)
によってマイクロポンプ25を回転させ、該マイクロポ
ンプ25の回転により吐出口24からインクを吐出する
ことにある。
【0048】次に、図3〜図8及び図16を参照して、
図16で説明した第3実施例に係るインクジェット記録
ヘッドの動作手順を説明する。先ず、各液路21に連通
している共通液室23内で不図示の発熱素子により常温
では固体のインクを溶融する。さらに、各液路21の入
口近傍に配置された電気熱変換体44により、インクを
発泡可能な粘度である約1cps近くまで溶融する。
【0049】マイクロポンプ25用の電気熱変換体3
0、31に対してはそれぞれ個別に電圧を印加できるよ
うに配線されているので、上記インクの溶融に次いで、
マイクロポンプ25が図3及び図5に示す初期状態にあ
る時に、一方の電気熱変換体30に電圧を印加してイン
クを沸騰させることにより、バブル40を発生させる。
ここで、ローター羽根28には図3及び図4に示すよう
な傾斜面41が形成されているので、前述の場合と同様
に矢印R方向に回転し、図4及び図6に示す位置まで回
転する。
【0050】次に他方の電気熱変換体31に電圧を印加
すると、インクの沸騰によりバブル42が発生し、該バ
ブル42が前記傾斜面41を押すことによりローター羽
根28は矢印R方向にさらに回転する。この状態は図7
及び図8に示すとおりである。このようなローター羽根
28の回転により、各液路21の吐出口24からインク
が吐出し、所望の記録を行うことができる。
【0051】なお、以上の実施例では、各マイクロポン
プ25が3枚のローター羽根28と2個の電気熱変換体
30、31で構成される場合を説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、マイクロポンプのロータ
ー羽根及び電気熱変換体の数は適宜選定することができ
るものである。また、図16の実施例では、各液路21
の入り口近傍に電気熱変換体(発熱素子)44を設けた
が、各液路21が連通している共通液室(共通インク
室)23内の発熱素子により常温では固体のインクを発
泡可能な粘度1cps近くまで溶融するように構成すれ
ば、前記電気熱変換体44は省略することもできる。
【0052】従来例では、インク滴を吐出するための発
熱抵抗体を有するエネルギー発生体としての電気熱変換
体のみでインクを吐出する構成が採用されていたが、図
16の実施例によれば、常温では固体のインクを共通液
室23側の電気熱変換体で加熱溶融するとともに、複数
の電気熱変換体30、31で発生させるバブル40、4
2によりマイクロポンプ25を回転させてインクを吐出
する構成としたので、安定したインク吐出性能を維持す
ることが可能なインクジェット記録ヘッドが得られる。
なお、図16で説明したインクジェット記録ヘッドの構
成は、常温で固体のインクを使用する場合に限定される
ものではなく、液体インクを使用する場合にも適用可能
なものである。
【0053】以上説明した実施例によれば、薄膜生成技
術、フォトリソグラフィー技術およびエッチング技術な
どの半導体製造技術を用いて製造されるマイクロポンプ
25を各液路21ごとに設けたので、液路21からの吐
出タイミングに応じて対応するマイクロポンプ25を駆
動することにより、各液路21から発生する圧力変動が
他の液路21のインク吐出に影響することを防止するこ
とが可能になり、インク吐出特性の安定化及び均一化を
図ることが可能になる。
【0054】また、各液路21の共通液室23寄りの位
置にマイクロポンプ25を配置したので、該ポンプ25
のローター羽根28により、吐出エネルギーが共通液室
(共通インク室)23へ逃げることを防止できるように
なり、所望のの吐出パワーが容易に得られるようになっ
た。さらに、記録速度の高速化に際して駆動信号の周波
数を上げる時には、各液路21の吐出タイミングに応じ
て対応するマイクロポンプ25を駆動することにより、
吐出パワーを補うとともに、吐出に消費した分のインク
を迅速に補給することができるようになった。
【0055】また、常温では固体のインクを加熱溶融す
るとともに、複数の電気熱変換体30、31で発生させ
るバブル40、42によりマイクロポンプ25を回転さ
せてインクを吐出する構成としたので、安定したインク
吐出性能を維持することが可能になった。
【0056】なお、本発明は、主走査方向に往復移動す
るシリアルタイプの記録ヘッド、あるいは被記録材の全
幅または一部をカバーする長さのラインタイプの記録ヘ
ッドなど、記録ヘッドの形態に関係なく、同様に実施す
ることができ、同様の効果を達成し得るものである。ま
た、本発明は、1種類のインクを使用する単色記録用の
他、異なる色あるいは異なる濃度の複数種類のインクを
用いる記録ヘッドの場合にも、同様に実施することがで
き、同様の効果を達成し得るものである。
【0057】さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタ
ンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジタイプ
の記録ヘッド、あるいは記録ヘッドとインクタンクを別
体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続する
場合など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどの
ような場合にも同様に適用することができ、同様の効果
が得られるものである。
【0058】なお、本発明は、インクジェット記録ヘッ
ドであれば、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等
を用いる記録ヘッドの場合にも適用できるが、中でも、
熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録ヘ
ッドにおいて優れた効果をもたらすものである。かかる
方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できる
からである。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、請求項
1の発明によれば、複数の吐出口から被記録材へインク
を吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドにおい
て、共通液室から各吐出口に通じる複数の液路と、該液
路のそれぞれに配置されて前記吐出口からインクを吐出
させるエネルギーを発生する複数の吐出エネルギー発生
体と、前記液路のそれぞれに対応した箇所に配設された
複数のマイクロポンプとを備える構成としたので、イン
ク吐出時に各液路で発生する圧力変動が他の液路のイン
ク吐出性能に影響することを防止してインク吐出特性を
均一化することができ、吐出エネルギーが共通インク室
へ逃げることを防止して所望の吐出パワーを得ることが
でき、高速化に際して駆動信号の周波数を上げる時には
インク消費を迅速に補給することができ、安定したイン
ク吐出性能を維持し得るインクジェット記録ヘッドが提
供される。
【0060】請求項2〜請求項4の発明によれば、請求
項1の構成に加えて、前記吐出エネルギー発生体が熱エ
ネルギーを発生する電気熱変換体である構成、前記吐出
エネルギー発生体の駆動に連動して前記マイクロポンプ
を駆動する制御手段を備えている構成、あるいは、前記
マイクロポンプが熱エネルギーを発生する電気熱変換体
により駆動される構成としたので、一層効率よく上記効
果を達成し得るインクジェット記録ヘッドが提供され
る。
【0061】請求項5の発明によれば、複数の吐出口か
ら被記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェッ
ト記録ヘッドにおいて、共通液室から各吐出口に通じる
複数の液路と、該液路のそれぞれに対応した箇所に配設
されて前記吐出口からインクを吐出させるエネルギーを
発生する複数のマイクロポンプとを備えた構成としたの
で、インク吐出時に各液路で発生する圧力変動が他の液
路のインク吐出性能に影響することを防止してインク吐
出特性を均一化することができ、吐出エネルギーが共通
インク室へ逃げることを防止して所望の吐出パワーを得
ることができ、高速化に際して駆動信号の周波数を上げ
る時にはインク消費を迅速に補給することができ、安定
したインク吐出性能を維持し得るインクジェット記録ヘ
ッドが提供される。
【0062】請求項6の発明によれば、請求項5の構成
に加えて、前記複数の液路のそれぞれに対応した箇所
に、インクを溶融するための電気熱変換体と吐出口から
インクを吐出させるためのマイクロポンプとを配設する
構成としたので、一層効率よく上記効果を達成し得るイ
ンクジェット記録ヘッドが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録ヘッドの
第1実施例の内部構造を模式的に示す平面断面図であ
る。
【図2】図1の状態からローター羽根が約180度回転
した状態を模式的に示す平面断面図である。
【図3】図1中のマイクロポンプを示す模式的斜視図で
ある。
【図4】図3のマイクロポンプが所定量回転した状態を
示す模式的斜視図である。
【図5】図3のマイクロポンプが初期位置にある時にバ
ブルを発生させた状態を示す模式的平面図である。
【図6】マイクロポンプが図5の位置から一定角度回転
した状態を示す模式的平面図である。
【図7】2番目のバブルを発生させた状態を示す模式的
平面図である。
【図8】マイクロポンプが図7の位置からさらに一定角
度回転した状態を示す模式的平面図である。
【図9】基板上に絶縁保護膜及び第1の分離層を形成し
た段階を示す模式的断面図である。
【図10】図9の状態からガイド軸となる多結晶シリコ
ン膜を成膜した状態を示す模式的断面図である。
【図11】図10の状態からローター羽根の羽根部を形
成した状態を示す模式的断面図である。
【図12】図11の状態から第3の分離層を成膜してロ
ーター羽根を形成した状態を示す模式的断面図である。
【図13】図12の状態から成膜技術によりさらに必要
な形状を作り出した状態を示す模式的断面図である。
【図14】図13の状態から各分離層を溶かし出して回
転可能なローター羽根を形成した状態を示す模式的断面
図である。
【図15】マイクロポンプの他の実施例(第2実施例)
を示す模式的斜視図である。
【図16】本発明を適用したインクジェット記録ヘッド
の第3実施例の内部構造を模式的に示す平面断面図であ
る。
【図17】従来のインクジェット記録ヘッドの模式的縦
断面図である。
【図18】図17中の線18−18に沿った平面断面図
である。
【図19】従来のインクジェット記録ヘッドの構造を模
式的に示す一部破断斜視図である。
【符号の説明】
20 インクジェット記録ヘッド 21 液路 22 電気熱変換体 23 共通液室(共通インク室) 24 吐出口(インク吐出口) 25 マイクロポンプ 28 ローター羽根 29 ガイド軸 30 電気熱変換体 31 電気熱変換体 35 シリコン基板 40 バブル 41 傾斜面 42 バブル 43 傾斜面 44 電気熱変換体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 加藤 国晃 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吐出口から被記録材へインクを
    吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドにおい
    て、共通液室から各吐出口に通じる複数の液路と、該液
    路のそれぞれに配置されて前記吐出口からインクを吐出
    させるエネルギーを発生する複数の吐出エネルギー発生
    体と、前記液路のそれぞれに対応した箇所に配設された
    複数のマイクロポンプとを備えたことを特徴とするイン
    クジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記吐出エネルギー発生体が熱エネル
    ギーを発生する電気熱変換体であることを特徴とする請
    求項1のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記吐出エネルギー発生体の駆動に連
    動して前記マイクロポンプを駆動する制御手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1または2のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記マイクロポンプが熱エネルギーを
    発生する電気熱変換体により駆動されることを特徴とす
    る請求項1〜3のインクジェット記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 複数の吐出口から被記録材へインクを
    吐出して記録を行うインクジェット記録ヘッドにおい
    て、共通液室から各吐出口に通じる複数の液路と、該液
    路のそれぞれに対応した箇所に配設されて前記吐出口か
    らインクを吐出させるエネルギーを発生する複数のマイ
    クロポンプとを備えたことを特徴とするインクジェット
    記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記複数の液路のそれぞれに対応した
    箇所に、インクを溶融するための電気熱変換体と吐出口
    からインクを吐出させるためのマイクロポンプとを配設
    することを特徴とする請求項5のインクジェット記録ヘ
    ッド。
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