JPH09114321A - 感光ドラムの加熱装置 - Google Patents

感光ドラムの加熱装置

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Publication number
JPH09114321A
JPH09114321A JP7268819A JP26881995A JPH09114321A JP H09114321 A JPH09114321 A JP H09114321A JP 7268819 A JP7268819 A JP 7268819A JP 26881995 A JP26881995 A JP 26881995A JP H09114321 A JPH09114321 A JP H09114321A
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JP
Japan
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photosensitive drum
air
heating
pair
torque
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Application number
JP7268819A
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English (en)
Inventor
Shuya Kimura
修也 木村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光ドラムを加熱した空気が記録装置本体内
部に排出され、本体内部を余計に加熱してしまう。ま
た、加熱された空気を導入するパイプが感光ドラムを貫
通して配設され、感光ドラムの交換がしにくくなる。 【解決手段】 感光ドラム1がパイプ11a,11bで
回転自在に支持されている。そして、ヒーター8とパイ
プ11aとの間が配管12aで連結され、パイプ11b
とヒータ8との間が配管12bで連結されている。さら
に、配管12bの経路中にファン7が配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真記録装
置における感光ドラムの感光体を安定作動させるための
感光ドラムの加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子写真記録装置の感光ドラム
は、感光ドラム表面に設けられた半導体からなる感光体
層に露光されて形成された潜像が空気中の湿度により劣
悪化することを防止するため、また感光体層が安定に作
動するために、所定の温度に加熱した状態で使用され
る。
【0003】図8は例えば実開昭55−116346号
公報に示された従来の感光ドラムの加熱装置を示す概略
構成図である。図において、1は感光体層が外周に設け
られている円筒状の感光ドラム、2は感光ドラム1の両
端に設けられたフランジ、4は感光ドラム1の軸中心を
貫通するように設けられたパイプであり、このパイプ4
はフランジ2に設けられた軸受3により感光ドラム1を
回転可能に支持する軸を兼ねている。5はパイプ4に感
光ドラム1の内部に向かって開いている通気穴、6はパ
イプ4を支える装置側板、7は外部から空気を送り込む
ためのファン、8は外部から取り込んだ空気を加熱する
ヒーター、9はヒーター8の電源、10はヒーター8で
加熱された空気をパイプ4に導く導管である。
【0004】次に従来の感光ドラムの加熱装置の動作に
ついて説明する。感光ドラム1は図示されない露光装置
と同期して駆動装置により回転される。そして、ファン
7およびヒータ8が駆動される。そこで、空気が外部か
らファン7によって取り込まれ、ヒータ8で加熱されて
から、導管10を介してパイプ4へ送られる。パイプ4
に送り込まれた加熱された空気は、通気穴5から感光ド
ラム1の内部に放出される。感光ドラム1の内部に放出
された空気は、感光ドラム1に熱を与えた後、フランジ
2に開けられた排気穴2aから記録装置本体内部へ排出
される。そこで、感光ドラム1が所定の温度に加熱され
て、空気中の湿度による感光体層に形成された潜像の劣
悪化が抑えられ、感光体層の安定作動が達成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の感
光ドラムの加熱装置においては、感光ドラム1を加熱し
た空気は、そのまま排気穴2aから装置本体内部へ排出
されるので、記録装置本体内部の温度を上昇させてしま
う。この記録装置本体内部の温度上昇は、電子写真記録
方式において画像を形成するために用いられる顔料含有
樹脂の凝集を生じ易くさせ、画像の劣化を招いたり、電
気回路の誤動作、プラスチック部品の寿命低下などの不
具合を引き起こしてしまうという課題があった。
【0006】また、感光ドラム1を加熱するための空気
は外部から取り入れられてヒータ8で加熱されるので、
外気温度が低い場合には大きな加熱能力を必要とし、装
置の消費電力が大きくなるという課題があった。また同
様に、空気を取り込んだ時の外気温度によって、ヒータ
ー8により加熱された空気の温度が変化するため、感光
ドラム1の加熱温度を一定に維持することが難しいとい
う課題もあった。また、加熱された空気を導くパイプ4
が感光ドラム1の軸中心を貫通しているために、感光ド
ラム1の消耗、破損などによって感光ドラム1を交換し
なければならなくなった場合に、感光ドラム1の交換作
業が容易ではないという課題もあった。
【0007】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、感光ドラムを加熱しても記録装
置本体内部を余計に加熱することなく、熱効率が良く、
記録装置外部の環境に影響されない感光ドラムの加熱装
置を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る感光ドラムの加熱装置は、外周に感光体層が設けら
れた円筒状の感光ドラムを回転可能に軸支する一対の軸
支部と、空気を加熱する加熱手段と、加熱手段で加熱さ
れた空気を一対の軸支部の一側の軸支部を通って感光ド
ラム内部に供給する空気供給路と、感光ドラムを加熱し
た空気を一対の軸支部の他側の軸支部を通って加熱手段
に還流させる空気循環路と、空気供給路および空気循環
路のいずれかの経路中に設けられて、加熱手段で加熱さ
れた空気を空気供給路を介して感光ドラム内部に供給さ
せ、かつ、感光ドラムを加熱した空気を空気循環路を介
して加熱手段に還流させる空気循環手段とを備えたもの
である。
【0009】また、この発明の第2の発明に係る感光ド
ラムの加熱装置は、上記第1の発明において、空気の流
れ方向に対して感光ドラムの前段に設けられて感光ドラ
ムに供給される空気の温度を検出する第1の温度センサ
と、空気の流れ方向に対して感光ドラムの後段に設けら
れて感光ドラムから排出される空気の温度を検出する第
2の温度センサと、第1および第2の温度センサの検出
出力信号に基づいて感光ドラムの温度が所定温度となる
ように加熱手段の加熱条件を制御する制御回路とを備え
たものである。
【0010】また、この発明の第3の発明に係る感光ド
ラムの加熱装置は、上記第1または第2の発明におい
て、一対の軸支部が、感光ドラムの両側のフランジの軸
心位置に貫通して設けられた係合穴に該感光ドラムの両
側からそれぞれ係合され、かつ、軸方向に空気供給路お
よび空気循環路を構成する空気流路が形成された一対の
回転軸と、一対の回転軸をそれぞれ回転可能に支持する
一対の支持体と、一対の支持体の一方の支持体を感光ド
ラムの軸方向に可動させる可動手段とから構成されてい
るものである。
【0011】また、この発明の第4の発明に係る感光ド
ラムの加熱装置は、上記第3の発明において、一対の回
転軸の一方の回転軸が回転駆動装置により回転駆動され
るように構成され、一方の回転軸に設けられたトルク伝
達部と、感光ドラムに設けられてトルク伝達部と係合し
て一方の回転軸の回転トルクが伝達される被トルク伝達
部と、一方の支持体を感光ドラムの軸方向で感光ドラム
方向に付勢してトルク伝達部と被トルク伝達部とを係合
させる付勢手段とを備えたものである。
【0012】また、この発明の第5の発明に係る感光ド
ラムの加熱装置は、上記第4の発明において、トルク伝
達部と被トルク伝達部との間のトルク伝達が摩擦力によ
るものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る感
光ドラムの加熱装置を示す概略構成図であり、図におい
て図8に示した従来の感光ドラムの加熱装置と同一また
は相当部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
図において、11aは装置側板6に支持されて感光ドラ
ム1の軸方向一側から一側のフランジ2を貫通して挿入
されたパイプ、11bは装置側板6に支持され感光ドラ
ム1の軸方向他側から他側のフランジ2を貫通して挿入
されたパイプであり、これらのパイプ11a,11bは
フランジ2に設けられた軸受3により感光ドラム1を回
転可能に支持している。12aは加熱手段としてのヒー
タ8で加熱された空気をパイプ11aを介して感光ドラ
ム1内部に供給する配管,12bは感光ドラム1を加熱
した空気をパイプ11bを介してヒータ8に還流する配
管であり、この配管12bの経路中に空気循環手段とし
てのファン7が配設されている。ここで、パイプ11
a,11bが感光ドラム1を回転可能に軸支する一対の
軸支部を構成し、パイプ11aと配管12aとで空気供
給路を構成し、パイプ11bと配管12bとで空気循環
路を構成している。なお、感光ドラム1は図示されない
露光装置と同期して駆動装置により回転される。
【0014】つぎに、この実施の形態1による感光ドラ
ムの加熱装置の動作を説明する。感光ドラム1は露光装
置と同期して駆動装置により回転される。そして、ファ
ン7およびヒータ8が駆動される。そこで、感光ドラム
1内の空気がファン7によってパイプ11bおよび配管
12bを介してヒータ8の加熱部に取り込まれ、ヒータ
8で加熱される。そして、加熱された空気は、配管12
aおよびパイプ11aを介して、感光ドラム1の内部に
供給される。感光ドラム1の内部に供給された空気は、
感光ドラム1に熱を与えた後、パイプ11bおよび配管
12bを介してヒータ8の加熱部に取り込まれる。
【0015】このように、この実施の形態1によれば、
感光ドラム1を加熱した空気はパイプ11bおよび配管
12bを通してヒーター8へ戻されて循環され、記録装
置本体内部に加熱された空気が排出されないので、不必
要に記録装置本体内部の温度を上昇させることがない。
そこで、記録装置本体内部の温度上昇に起因して発生す
る画像の劣化、電気回路の誤動作、プラスチック部品の
寿命低下などの不具合を防止することができる。また、
同じ空気を繰返し使うために、感光ドラム1を加熱する
以外に失われる熱量を抑えることができ、ヒーター8の
消費する熱量を小さくすることができ、熱効率をあげる
ことができる。また、同じ空気を循環して使うために、
ヒータ8の加熱部に取り込まれる空気の温度変動が外気
を取り込む場合に比べて小さく、感光ドラム1の加熱温
度を一定に維持するためのヒータ8の加熱制御がしやす
くなる。さらに、ヒータ8の加熱部に取り込まれる空気
の温度が外気外気を取り込む場合に比べて高く、その分
消費電力を小さくできる。
【0016】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2に係る感光ドラムの加熱装置を示す概略構成図であ
り、図において13はパイプ11aの空気流路に設けら
れた第1の温度センサであり、この第1の温度センサ1
3はヒータ8で加熱されて感光ドラム1に導入される空
気の温度を検出している。15はパイプ11bの空気流
路に設けられた第2の温度センサであり、この第2の温
度センサ15は感光ドラム1を加熱した後感光ドラム1
から排出された空気の温度を検出している。14はヒー
タ8への供給電力を電源9を介して制御する制御回路で
ある。なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成
されている。
【0017】つぎに、この実施の形態2による感光ドラ
ムの加熱装置の特徴とする動作を説明する。ヒータ8で
加熱された空気は、配管12aおよびパイプ11aを介
して感光ドラム1内に供給され、感光ドラム1を加熱し
た後、パイプ11bおよび配管12bを介してヒータ8
の加熱部に戻される。そして、感光ドラム1に供給され
る直前の空気温度が第1の温度センサ13により検出さ
れ、感光ドラム1から排出された直後の空気温度が第2
の温度センサ15により検出される。これらの第1およ
び第2の温度センサ13,15の検出出力信号は制御回
路14に入力される。この制御回路14は、第1および
第2の温度センサ13、15の出力信号から感光ドラム
1の流入側と排出側との空気の温度差を算出し、該温度
差が所定値となるように、ヒータ8に供給される電力を
電源9を介して制御する。
【0018】このように、この実施の形態2によれば、
第1および第2の温度センサ13,15により空気の流
れ方向に対して感光ドラム1の直前、直後の空気温度を
検出し、第1および第2の温度センサ13,15の検出
温度差が所定値となるように制御回路14により電源9
によるヒータ8への供給電力を制御している。そこで、
第1および第2の温度センサ13,15の検出温度差か
ら、空気から感光ドラム1に与えられる熱量が算出され
るので、感光ドラム1の温度を高精度に制御でき、感光
ドラム1の温度を一定に維持することができる。
【0019】なお、上記実施の形態2では、制御回路1
4は第1および第2の温度センサ13,15の検出温度
差が所定値となるように電源9によるヒータ8への供給
電力を制御するものとしているが、制御回路14による
電源9の制御はこれに限定されるものではなく、第1お
よび第2の温度センサ13,15からの検出出力信号に
基づいて感光ドラム1の温度が一定となるように電源9
を制御できるものであればよい。
【0020】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3に係る感光ドラムの加熱装置の要部を示す概略構成
図であり、図において16は円柱状の大径の軸部16a
と円柱状の小径の軸部16bとが同軸的に一体に形成さ
れ、その軸心に空気流路16cが貫通して設けられた回
転軸である。この回転軸16の大径の軸部16aには歯
車18が嵌着され、回転機構装置(図示せず)の回転ト
ルクが歯車18に伝達されて、回転軸16が回転駆動さ
れる。さらに回転軸16の大径の軸部16aの小径の軸
部16b側端部には、回転軸16の回転トルクを被トル
ク伝達部としてのフランジ2に伝達するトルク伝達部と
しての摩擦板19が固着されている。17は回転軸16
と同様に、円柱状の大径の軸部17aと円柱状の小径の
軸部17bとが同軸的に一体に形成され、その軸心に空
気流路17cが貫通して設けられた回転軸である。これ
らの回転軸16,17は、感光ドラム1の両側のフラン
ジ2,2の軸心位置にそれぞれ穿設された係合穴2b,
2bに小径の軸部16b,17bを両側から挿入し、感
光ドラム1を回転可能に支持している。20は回転軸1
6の大径の軸部16aをベアリング22を介して軸方向
の移動を規制して回転可能に支持している支持体であ
り、この支持体20の開口20aに配管12aが接続さ
れて加熱された空気が回転軸16の空気流路16cを介
して感熱ドラム1内に供給されるようになっている。2
1は回転軸17の大径の軸部17aをベアリング22を
介して軸方向の移動を規制して回転可能に支持している
支持体であり、この支持体21の開口21aに配管12
bが接続されて感光ドラム1を加熱した空気が回転軸1
7の空気流路17cを介してヒータ8に還流されるよう
になっている。
【0021】23は感光ドラム1の両側にそれぞれ感光
ドラム1の軸方向に延設されたレールであり、このレー
ル23にはそれぞれ支持体20,21に設けられた筒状
の摺動体20b,21bが摺動可能に装着され、支持体
20,21がレール23に案内されて感光ドラム1の軸
方向に往復移動できるように構成されている。ここで、
レール23および摺動体20b,21bにより可動手段
が構成されている。24は感光ドラム1の軸方向で支持
体21を感光ドラム1側に付勢するように配設された付
勢手段としてのバネである。このバネ24の付勢力は、
支持体21を介して回転軸17を感光ドラム1側に移動
させるように作用する。そして、感光ドラム1が回転軸
16側に押圧され、感光ドラム1のフランジ2が摩擦板
19に当接している。25は回転軸16、17の小径の
軸部16b,17bにそれぞれ装着されたシール部材で
あり、これらのシール部材25はバネ24の付勢力によ
りフランジ2と段部16d,17dとの間で圧縮されて
空気の漏れを防止している。26は支持体20の軸方向
の移動を規制するストッパである。ここで、回転軸1
6,17、支持体20,21およびレール23により軸
支部が構成されている。なお、他の構成は上記実施の形
態1と同様に構成されている。
【0022】つぎに、この実施の形態3による感光ドラ
ムの加熱装置の特徴とする動作を説明する。回転軸1
6,17の小径の軸部16b,17bが感光ドラム1の
フランジ2に穿設された係合穴2bに両側から挿入され
ている。この時、バネ24の付勢力が支持体21、回転
軸17および感光ドラム1を押圧し、ストッパ26で軸
方向の移動が規制されている回転軸16および支持体2
0に受け止められている。そして、摩擦板19とフラン
ジ2とが圧接され、シール部材25が段部16d,17
dとフランジ2との間で圧縮されている。また、ストッ
パ26により感光ドラム1の軸方向位置が規制されて、
感光ドラム1の位置決めが行われている。そこで、回転
駆動装置が駆動されると、この回転駆動装置の回転トル
クが歯車18に伝達され、回転軸16が回転駆動され
る。そして、この回転軸16の回転トルクが摩擦板19
とフランジ2との間の摩擦力により感光ドラム1に伝達
され、感光ドラム1が回転駆動される。一方、ヒータ8
およびファン7が駆動される。ヒータ8で加熱された空
気は、配管12aおよび回転軸16の空気流路16cを
介して感光ドラム1内部に供給される。そして、感光ド
ラム1を加熱した空気は、回転軸17の空気流路17c
および配管12bを介してヒータ8の加熱部に還流され
る。この時、シール部材25により空気の漏れが防止さ
れる。
【0023】ついで、感光ドラム1の交換作業について
図4を参照しつつ説明する。支持体21を図3中矢印A
方向に押すと、支持体21はバネ24の付勢力に抗して
レール23に案内されつつ矢印A方向に移動する。する
と、回転軸17が支持体21の移動とともに感光ドラム
1から離反する方向に移動し、小径の軸部17bがフラ
ンジ2の係合穴2bから抜け出る。そこで、感光ドラム
1を軸方向に移動させて、フランジ2の係合穴2bと小
径の軸部16bとの係合を解除させ、その後感光ドラム
1を取り外す。ついで、支持体21を押し開いた状態
で、小径の軸部16bに新しい感光ドラム1の係合穴2
bを差し込む。そこで、支持体21を押し開いている力
を取り去ると、バネ24の付勢力により、支持体21が
レール23に案内されて感光ドラム1側に移動し、小径
の軸部17bが係合穴2b内に差し込まれ、図3の状態
に復帰する。
【0024】この実施の形態3によれば、空気流路16
c,17cが設けられた回転軸16,17の小径の軸部
16b,17bを感光ドラム1の両側のフランジ2の軸
心位置に設けられた係合穴2bに両側から係合し、これ
らの回転軸16,17を支持体20、21で回転可能に
支持し、さらにこれらの支持体20,21をレール23
に案内されて感光ドラム1の軸方向に往復移動可能に構
成しているので、上記実施の形態1の効果に加えて、感
光ドラム1の交換作業を簡易に行うことができる。ま
た、回転軸16の大径の軸部16aの小径の軸部16b
側端部に摩擦板19を設け、支持体21を感光ドラム1
側に付勢するバネ24を設けているので、摩擦板19が
フランジ2に圧接し、回転トルクの伝達がなされる。こ
の時、回転トルクの伝達が摩擦力により行われるので、
回転トルクの伝達開始時のガタがなく、滑りのない確実
な回転トルクの伝達がなされる。そこで、感光ドラム1
の回転精度が高められ、回転むらが生じることもなく、
画像品質の向上が図られる。
【0025】なお、上記実施の形態3では、感光ドラム
1の交換時に支持体21を軸方向に移動させるものとし
ているが、ストッパ26による支持体20の軸方向の移
動の規制を解除し、支持体21の移動と併用して、ある
いは、単独で支持体20を感光ドラム1から離反する方
向に移動させてもよい。また、上記実施の形態3では、
レール23に摺動体20b,21bを摺動移動可能に装
着して可動手段を構成するものとしているが、可動手段
は支持体を直線移動できるものであればよく、例えばウ
ォームとラック、螺旋棒とナット等の組み合わせでもよ
い。
【0026】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4に係る感光ドラムの加熱装置の要部を示す概略構成
図である。この実施の形態4では、回転軸16の大径の
軸部16aの小径の軸部16b側にトルク伝達部として
の平歯車30を固着している。そして、フランジ2に被
トルク伝達部としての斜めのリブ31を設け、平歯車3
0と噛み合わせるように構成している。なお、他の構成
は上記実施の形態3と同様に構成されている。
【0027】この実施の形態4では、バネ24の付勢力
により平歯車30とリブ31とが噛み合っている。そこ
で、回転駆動装置が駆動されると、この回転駆動装置の
回転トルクが歯車18に伝達され、回転軸16が回転駆
動される。そして、この回転軸16の回転トルクが平歯
車30とリブ31との歯合により感光ドラム1に伝達さ
れ、感光ドラム1が回転駆動される。また、支持体21
を感光ドラム1から離反する方向に押すと、支持体21
はバネ24の付勢力に抗してレール23に案内されつつ
感光ドラム1から離反する方向に移動する。すると、回
転軸17が支持体21の移動とともに感光ドラム1から
離反する方向に移動し、小径の軸部17bがフランジ2
の係合穴2bから抜け出る。そこで、感光ドラム1を軸
方向に移動させて、フランジ2の係合穴2bと小径の軸
部16bとの係合を解除させるとともに平歯車30とリ
ブ31との歯合を解除させ、その後感光ドラム1を取り
外す。さらに、支持体21を押し開いた状態で、小径の
軸部16bに新しい感光ドラム1の係合穴2bを差し込
むと同時に、リブ31を平歯車30に歯合させる。そこ
で、支持体21を押し開いている力を取り去ると、バネ
24の付勢力により、支持体21がレール23に案内さ
れて感光ドラム1側に移動し、小径の軸部17bが係合
穴2b内に差し込まれ、動作が可能な状態に復帰する。
【0028】このように、この実施の形態4によれば、
回転トルクの伝達が平歯車30とリブ31との歯合によ
ることから、摩擦力による伝達に比べてトルク伝達系に
ガタを生じやすく、画像品質の点を除いて、上記実施の
形態3と同様の効果が得られる。
【0029】ここで、平歯車30とリブ31との寸法関
係を図6に示す。平歯車30の歯底の寸法Cよりもリブ
31の幅が小さい場合には、平歯車30とリブ31との
間にガタが発生して、感光ドラム1の回転にムラが生じ
るので、平歯車30と噛み合う部分のリブ31の幅Eは
平歯車30の歯底の寸法Cよりも大きくなければならな
い。しかし、リブ31の幅Eが平歯車30の歯先の寸法
Dに近づくと、両者の噛み合いが悪くなる。すなわち図
6において、C<E<Dの関係でなければならない。例
えば、平歯車30のモジュールが0.8、リブ31の角
度が約45度の場合、リブ31の幅が0.8ミリ以下で
あるとガタが発生する。そこで、リブ31の幅が1〜
1.3ミリ程度であると平歯車30とリブ31とはガタ
を発生する事なく適度に噛み合う。
【0030】実施の形態5.上記実施の形態4では、回
転軸16の大径の軸部16aの小径の軸部16b側にト
ルク伝達部としての平歯車30を設け、フランジ2に被
トルク伝達部としての斜めのリブ31を設け、平歯車3
0とリブ31とを噛み合わせて、回転トルクを伝達する
ものとしているが、この実施の形態5では、図7に示す
ように、回転軸16の大径の軸部16aの小径の軸部1
6b側にトルク伝達部としての凸はすば歯車32を設
け、フランジ2に被トルク伝達部としての凹はすば歯車
33を設け、凸はすば歯車32と凹はすば歯車33とを
噛み合わせて、回転トルクを伝達するものとし、上記実
施の形態4と同様の効果が得られる。この場合、回転ト
ルクの伝達が凸はすば歯車32と凹はすば歯車33との
歯合により行われているので、滑りのないトルクの伝達
が行われ、画像品質の向上を図ることができる。また、
樹脂等を材料として、例えば凸はすば歯車32を型にし
て凹はすば歯車33を作製することもでき、噛み合い精
度を高めることができるとともに、製造もし易くなる。
【0031】ここで、上記実施の形態4、5では、回転
トルクの伝達として、2つのはすば歯車や、リブと平歯
車の組み合せを示したが、互いに十分な噛み合い精度が
得られる噛合部材であれば、こうした組み合わせには限
らない。
【0032】なお、上記各実施の形態では、加熱装置の
作動時期について特に述べていないが、例えば画像形成
開始前に加熱装置を作動させて感光ドラム1を所定の温
度に加熱し、画像形成時には加熱装置を停止させてもよ
い。この場合、加熱装置の作動時間が短縮され、装置の
消費電力を低減させることができる。しかしながら、上
述のように画像形成開始前のみ加熱装置を作動させる
と、装置には電子回路等の温度上昇を抑えるために冷却
ファンが設置されており、該冷却ファンにより外気が取
り入れられ感光ドラム1の温度が変化してしまうことに
なる。そこで、装置の消費電力に余裕がある場合には、
画像形成中に、加熱装置を作動させるようにすることが
望ましい。また、上記各実施の形態では、ファン7が配
管12bの経路中に設けられているものとしているが、
ファン7は配管12aの経路中に設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る感光ドラムの
加熱装置を示す概略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る感光ドラムの
加熱装置を示す概略構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る感光ドラムの
加熱装置の要部を示す概略構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る感光ドラムの
加熱装置の感光ドラム交換作業を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係る感光ドラムの
加熱装置の要部を示す概略構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態4に係る感光ドラムの
加熱装置における平歯車とリブとの寸法関係を示す断面
図である
【図7】 この発明の実施の形態5に係る感光ドラムの
加熱装置の要部を示す概略構成図である。
【図8】 従来の感光ドラムの加熱装置を示す概略構成
図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム、2 フランジ(被トルク伝達部)、2
b 係合穴、7 ファン(空気循環手段)、8 ヒータ
(加熱手段)、11a,11b パイプ(軸支部)、1
2a 配管(空気供給路)、12b 配管(空気循環
路)、13 第1の温度センサ、14 制御回路、15
第2の温度センサ、16,17 回転軸(軸支部)、
16c,17c 空気流路、19 摩擦板(トルク伝達
部)、20、21 支持体(軸支部)、20b,21b
摺動体(可動手段)、23 レール(軸支部、可動手
段)、24 バネ(付勢手段)、30 平歯車(トルク
伝達部)、31 リブ(被トルク伝達部)、32 凸は
すば歯車(トルク伝達部)、33 凹はすば歯車(被ト
ルク伝達部)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に感光体層が設けられた円筒状の感
    光ドラムを回転可能に軸支する一対の軸支部と、空気を
    加熱する加熱手段と、前記加熱手段で加熱された空気を
    前記一対の軸支部の一側の軸支部を通って感光ドラム内
    部に供給する空気供給路と、前記感光ドラムを加熱した
    空気を前記一対の軸支部の他側の軸支部を通って前記加
    熱手段に還流させる空気循環路と、前記空気供給路およ
    び前記空気循環路のいずれかの経路中に設けられて、前
    記加熱手段で加熱された空気を前記空気供給路を介して
    前記感光ドラム内部に供給させ、かつ、前記感光ドラム
    を加熱した空気を前記空気循環路を介して前記加熱手段
    に還流させる空気循環手段とを備えたことを特徴とする
    感光ドラムの加熱装置。
  2. 【請求項2】 空気の流れ方向に対して感光ドラムの前
    段に設けられて感光ドラムに供給される空気の温度を検
    出する第1の温度センサと、空気の流れ方向に対して前
    記感光ドラムの後段に設けられて前記感光ドラムから排
    出される空気の温度を検出する第2の温度センサと、前
    記第1および第2の温度センサの検出出力信号に基づい
    て前記感光ドラムの温度が所定温度となるように加熱手
    段の加熱条件を制御する制御回路とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の感光ドラムの加熱装置。
  3. 【請求項3】 一対の軸支部が、感光ドラムの両側のフ
    ランジの軸心位置に貫通して設けられた係合穴に該感光
    ドラムの両側からそれぞれ係合され、かつ、軸方向に空
    気供給路および空気循環路を構成する空気流路が形成さ
    れた一対の回転軸と、前記一対の回転軸をそれぞれ回転
    可能に支持する一対の支持体と、前記一対の支持体の一
    方の支持体を前記感光ドラムの軸方向に可動させる可動
    手段とから構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の感光ドラムの加熱装置。
  4. 【請求項4】 一対の回転軸の一方の回転軸が回転駆動
    装置により回転駆動されるように構成され、前記一方の
    回転軸に設けられたトルク伝達部と、感光ドラムに設け
    られて前記トルク伝達部と係合して前記一方の回転軸の
    回転トルクが伝達される被トルク伝達部と、一方の支持
    体を前記感光ドラムの軸方向で前記感光ドラム方向に付
    勢して前記トルク伝達部と前記被トルク伝達部とを係合
    させる付勢手段とを備えたことを特徴とする請求項3記
    載の感光ドラムの加熱装置。
  5. 【請求項5】 トルク伝達部と被トルク伝達部との間の
    トルク伝達が摩擦力によることを特徴とする請求項4記
    載の感光ドラムの加熱装置。
JP7268819A 1995-10-17 1995-10-17 感光ドラムの加熱装置 Pending JPH09114321A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6931223B2 (en) 2002-11-11 2005-08-16 Ricoh Company, Ltd. Electrophotographic image forming apparatus having a humidity control function

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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