JPH09112761A - 波付管の継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 波付管の接続を簡単に行なえ、しかもシール
性が高く、さらには強度が高く長期に渡って良好なシー
ル性を維持できる波付管の継手を提供する。 【構成】 波付管５０の外周面に密着して螺合する螺旋
溝１３が弾性管状体の内周面に形成された二つのアタッ
チメント１１と、前記二つのアタッチメントの接続側端
面間に挟まれる弾性材からなる環状シールリング２１
と、組み合わせにより前記アタッチメントの外周面を包
囲する管形状となる二つの半割り管状体各々の両端に前
記アタッチメントの非接続側端面と当接する半円環状の
側壁３３が形成された二つのカバー半体３１と、前記二
つのカバー半体の組み合わせ状態を固定するための結合
具４１とよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、螺旋溝が管壁に
形成された波付管同士を端部で接続する継手に関する。

【０００２】

【従来の技術】土中等に埋設される電線あるいはケーブ
ル等を、外部の水等から保護するための保護管として、
管壁に螺旋溝の形成されたゴム等からなる波付管が多用
されている。通常、この波付管は所定の長さで形成され
ているため、波付管の端部同士を継手で接続することに
より所望の長さにして使用される。

【０００３】前記波付管の継手には、従来次のものがあ
る。その一つは、弾性材からなる管状のもので、該継手
あるいは波付管を回転させながら継手の両端から波付管
の端部を継手内に挿入して、波付管同士の接続を行なう
ものである。その際、外部の水が波付管の接続部から波
付管内に侵入するのを防ぐため、継手内に挿入される波
付管の接続側端部では、その外周面の螺旋溝にパテを埋
め、さらにその波付管を継手に挿入した後には、継手表
面およびその両端から露出する波付管の端部付近の表面
にテープを巻き付けている。

【０００４】また、他の継手として、図６および図７に
示すものがある。この継手６０は、プラスチック製から
なる半割り管状体（管状体をその径と直交する方向に沿
って二分割したもの）６１，６１と、波付管５０の外周
面と係合する螺旋溝の形成されたパッキン７１とよりる
もので、該パッキン７１が半割り管状体６１の内面に配
置されている。そして、接続する波付管５０，５０の接
続側端部を突き合わせ、その端部外周面の螺旋状凹凸に
前記パッキン７１の螺旋状凹凸が嵌まるように半割り管
状体６１，６１を位置合わせして、波付管５０，５０の
接続側端部外周面を前記二つの半割り管状体６１，６１
で挟み、次いでその半割り管状体６１の組み合わせ部外
面に形成されている突部６２，６２をビス６３およびナ
ット６４で締め付けることにより波付管５０，５０を接
続する。

【０００５】しかし、従来の継手には次のような問題が
ある。まず前者の継手においては、波付管の接続に際し
てパテ埋めとテープ巻き作業を行なう必要があるため、
その作業が煩わしい問題がある。さらに、波付管の接続
強度が十分とは言い難く、工事の際のねじれや振動ある
いは波付管上方の土の重み等により、前記波付管の接続
部が緩み易く、また強度が低下し易い問題もある。

【０００６】他方、後者の継手６０においては、二つの
半割り管状体をビスやナットで締め付けることにより、
波付管５０の端部外周面にパッキン７１表面を圧着して
波付管５０の接続側端部外周面をシールするため、ビス
等の締め付けを大なる力で行なわないとパッキン７１の
単位表面面積当たりの押圧力が十分とならず、波付管の
接続側端部５３外周面との間のシールが部分的に不良と
なることがる。

【０００７】また、後者の継手６０においては、複数の
ビス等の締め付けによって前記パッキン７１を波付管５
０の端部外周面に圧着させるため、その複数のビス等を
均一に締め付けないとパッキン７１表面が均一な力で波
付管５０の端部外周面に圧着せず、シール不良を生じる
ことがある。しかも、波付管５０の接続側端部５３の端
面は、その波付管５０の管壁に形成されている螺旋溝５
２によって不均一な表面となっているので、その波付管
の接続側端部５３を互いに突き合わせてもその端面が密
着せず隙間を生じる。したがって、前記ビス等の締め付
け具合等によりパッキン７１と波付管５０の接続側端部
５３外周面との間のシールが不十分な場合、半割り管状
体６１，６１の組み合わせ部６５およびパッキン７１の
組み合わせ部から前記波付管の接続側端部５３，５３間
の隙間を通って水が波付管５０内に侵入するようにな
る。

【０００８】なお、二つの波付管の接続側端部５３，５
３同士を突き合わせ、その外周にシールテープを巻き付
けて波付管５０を連結した後、該波付管の接続側端部外
周面に前記継手６０を固定することも考えられるが、そ
の場合は、テープの厚みによる段差が波付管５０の接続
側端部５３表面に生じ、前記パッキン７１のシール性が
低下する問題がある。

【０００９】さらにそれらに加えて、後者の継手６０で
は、ケーブル等の配設場所が狭い場合、前記ビス等の締
め付け作業時に工具が周囲にぶつかる等して作業がしず
らい問題もある。加えて、前記半割り管状体６１の外面
に形成される突部６２は、ビス等の締め付けの際の圧力
に耐えられるよう、半割り管状体６１の外周面からの突
出量（幅）がビスやナットの径よりかなり大きくされ
る。したがって、そのビス等のための突部６２が邪魔し
て複数のケーブル等を近接して配設できない問題もあ
る。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の問
題を解決するためになされたもので、波付管の接続を簡
単に行なえ、しかもシール性が高く、さらには強度が高
く長期に渡って良好なシール性を維持できる波付管の継
手を提供しようとするものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】この発明は、螺旋溝が管
壁に形成された二つの波付管を端部で接続する継手にお
いて、前記波付管の外周面に密着して螺合する螺旋溝が
弾性管状体の内周面に形成され、前記二つの波付管の接
続側端部外周面各々に螺着される二つのアタッチメント
と、前記二つのアタッチメントの接続側端面間に挟まれ
る弾性材からなる環状シールリングと、組み合わせによ
り前記アタッチメントの外周面を包囲する管形状となる
二つの半割り管状体各々の周壁両端に、前記環状シール
リングを接続側端面間に挟む二つのアタッチメントの非
接続側端面と当接して該非接続側端面を接続側端面側へ
押圧する半円環状の側壁が形成された二つのカバー半体
と、前記二つのカバー半体の組み合わせ状態を固定する
ための結合具とよりなることを特徴とする波付管の継手
に係る。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図１はこの発明の一実施例の継手を
用いて波付管を接続する際の斜視図、図２は同実施例に
おいて、一方のカバー半体にアタッチメントを嵌めた状
態を示す斜視図、図３はその断面図、図４は同実施例に
おける結合具の装着時を示す斜視図、図５は同実施例に
おける波付管の接続状態について示す断面図である。

【００１３】図１ないし図５に示すこの発明の一実施例
の継手１０は、管壁５１に螺旋溝５２の形成された波付
管５０同士を接続するためのもので、アタッチメント１
１，１１と、環状シールリング２１と、カバー半体３
１，３１および結合具４１，４１とよりなる。二つのア
タッチメント１１は、前記波付管５０の接続側端部５３
の外周面に螺着されるもので、ゴム等の弾性材からな弾
性管状体１２の内周面に、前記波付管５０の外周面と螺
合する螺旋溝１３が形成されている。

【００１４】このアタッチメント１１の内径は、アタッ
チメント１１を前記波付管５０の接続側端部５３外周面
に螺着したとき、自己の弾性および波付管５０の弾性に
よって波付管５０の外周面にアタッチメント１１が密着
して該波付管５０とアタッチメント１１間をシールする
ように、前記波付管５０の外径と同じあるいは僅かに小
さくされる。またこのアタッチメント１１の外径および
長さは、アタッチメント１１の強度および波付管５０の
接続側端部５３とアタッチメント１１間のシール性等に
よって適宜決められる。一方、このアタッチメント１１
内周面の螺旋溝１３は、前記波付管５０の螺旋溝５２と
螺合できるようにピッチ等が同じとされる。なお、この
螺旋溝１３の溝幅や、溝深さ等を前記波付管５０の螺旋
溝５２とは異ならせることにより、螺旋溝１３，５３が
互いに密着してシールするようにしてもよい。

【００１５】さらにこの実施例のアタッチメント１１に
あっては、その接続側端部１４が内側へ屈曲して環状端
壁１５となっており、その先端の端面１５ａに環状シー
ルリング嵌着用の環状溝１６が形成されている。この環
状溝１６の深さは、環状シールリング２１が環状溝１６
内に完全に埋もれない深さとされる。また、前記環状端
壁１５は、前記波付管５０の接続側端部５３とアタッチ
メント１１のシール性を高めて、波付管５０の接続側端
部５３端面の不均一性によるシール不良を解消するのに
利用される。すなわち、前記波付管５０の接続側端部５
３にアタッチメント１１を螺着する際に、前記環状端壁
１５の内端面１５ｂに波付管５０の接続側端部５３の端
面を突き当て、該環状端壁１５の弾性変形によってその
内端面１５ｂと波付管５０の接続側端部５３の端面とを
密着させることにより、波付管５０の接続側端部５３と
アタッチメント１１のシール性を高めるのである。

【００１６】環状シールリング２１は、前記二つのアタ
ッチメント１１，１１の接続側端面１５ａ，１５ａ間で
圧縮されて該記接続側端面１５ａ，１５ａ間をシールす
るためのもので、ゴム等の弾性材からなる。この環状シ
ールリング２１の横断面形状は円形の他に略Ｈ形のもの
でもよい。

【００１７】また、二つのカバー半体３１は、前記アタ
ッチメント１１，１１を、その接続側端面１５ａ，１５
ａ間で環状シールリング２１を圧縮した状態で固定する
ためのもので、ポリプロピレン等の硬質プラスチックか
らなる。このカバー半体３１は、管状体をその径と直交
する方向に二分割した半割り管状体３２の両端に、内側
へ突出する半円環状の側壁３３，３３を形成した形状か
らなり、組み合わせにより前記アタッチメント１１，１
１の外周面を包囲する管状となる。

【００１８】前記側壁３３，３３は、前記二つのアタッ
チメント１１，１１の非接続側端部１８の端面１８ａ，
１８ａと当接して、該非接続側端面１８ａ，１８ａを接
続側端面１５ａ，１５ａ側へ押圧するためのもので、そ
れによってアタッチメント１１，１１を保持するととも
にその接続側端面１５ａ，１５ａ間で環状シールリング
２１を圧縮してアタッチメント１１，１１間をシールす
る。

【００１９】前記側壁３３，３３の間隔は、前記環状シ
ールリング２１を非圧縮状態で接続側端面１５ａ，１５
ａ間に挟む二つのアタッチメント１１，１１の非接続側
端面１８ａ，１８ａ間の距離より短くされ、それにより
前記環状シールリング２１を圧縮できるようにされる。
またこの側壁３３，３３の内径は、カバー半体３１，３
１の組み合わせ時に前記波付管５０の外周面と側壁３
３，３３の内周縁がぶつかってカバー半体３１，３１の
組み合わせを邪魔しないように、前記波付管５０の外周
面と同じあるいは大とされる。

【００２０】また、この実施例のカバー半体３１にあっ
ては、その組み合わせ部３４に沿って、外側へ突出する
結合用突部３５，３５が断面略Ｌ字形に形成されてい
る。この結合用突部３５は、後記する結合具４１によっ
て二つのカバー半体３１，３１の組み合わせ状態を固定
するためのもので、カバー半体３１外面との間に前記組
み合わせ部に沿う溝３６を有する。なお、この結合用突
部３５は、前記形状に限られず、また、この実施例のよ
うにカバー半体３１の外面と結合用突部３５の外面間に
溝３６を形成するものの他に、結合用突部外面に前記組
み合わせ部３４に沿う溝が直接形成されたものでもよ
い。

【００２１】結合具４１は、前記カバー半体３１，３１
の組み合わせ状態を固定するためのもので、挟持片４
２，４２が一側に形成された断面略コの字形をした細長
い金属製金具よりなる。この挟持片４２，４２は、前記
二つのカバー半体３１，３１の組み合わせにより合わさ
れた結合用突部３５，３５外面の溝３６，３６に嵌まっ
て該外面を挟持するものである。そして、この結合具４
１は、前記合わされた結合用突部３５，３５の一端から
スライドさせることにより、結合具４１の挟持片４２，
４２が前記結合用突部３５，３５外面の溝３６，３６に
嵌まり、該外面に装着される。

【００２２】前記構造からなる継手１０は次のようにし
て波付管を接続する。まず、図１に示すように、前記ア
タッチメント１１，１１を波付管５０，５０の接続側端
部に螺着させる。その際、アタッチメント１１，１１の
非接続側端部１８，１８から波付き管５０，５０の接続
側端部を螺合させ、アタッチメント１１，１１の接続側
端部１４，１４側へ所定量波付管５０，５０の接続側端
部を進める。なお、前記アタッチメント１１と波付管５
０との密着程度あるいは前記カバー半体３１の側壁３
３，３３間隔等によっては、前記波付管５０はアタッチ
メント１１の環状端壁１５との間に隙間を残した状態と
してもよいが、前記環状端壁１５の内端面１５ｂに波付
管５０の接続側端部の端面が圧着した状態とするのが、
アタッチメント１１と波付管５０のシール性をより確実
にできるため、最も好ましい。また、前記アタッチメン
ト１１あるいは波付管５０の回転（螺合）を容易にする
ため、液体接着剤、あるいはパテ等をアタッチメント１
１の螺旋溝１３または波付管５０の接続側端部外周面の
螺旋溝５２に塗布してもよい。それらの接着剤あるいは
パテは、その後硬化してアタッチメント１１と波付管５
０を強固に結合するため、波付管の接続部の強度を高め
ることができ、好ましいものである。

【００２３】次に、前記アタッチメント１１の接合側端
面１５ａの環状溝１６に環状シールリング２１を嵌め、
二つのアタッチメント１１，１１の接合側端面１５ａ，
１５ａを対向させて、図２および図３に示すように、カ
バー半体３１の側壁３３，３３間にアタッチメント１
１，１１および環状シールリング２１を収納する。その
際、カバー半体３１の側壁３３，３３によりアタッチメ
ント１１，１１の非接続側端面１８ａ，１８ａが接続側
端面１５ａ，１５ａ側へ押圧され、その接続側端面１５
ａ間の環状シールリング２１が圧縮される。その結果、
アタッチメント１１，１１の接続側端面１５ａ，１５ａ
間のシールがなされる。

【００２４】そして、図４に示すように、前記カバー半
体３１，３１を組み合わせ、それにより合わされたカバ
ー半体３１，３１の結合用突部３５，３５の端部から前
記結合具４１をスライドさせて結合用突部３５，３５に
結合具４１を装着する。それにより結合用突部３５，３
５が結合具４１で挟持され、カバー半体３１，３１の組
み合わせ状態が固定されて、波付管５０，５０の接続作
業が終了する。

【００２５】このようにして接続された波付管５０，５
０の接続部は、図５に示すように、波付管５０の接続側
端部５３がアタッチメント１１と密着してシールされ、
またそのアタッチメント１１，１１の接続側端面１５
ａ，１５ａ間が環状シールリング２１を圧縮してシール
されるため、波付管５０の接続側端面が管壁の螺旋溝５
２により不均一であっても良好にシールされる。

【００２６】しかも、前記アタッチメント１１，１１間
のシールを行なう力、すなわちカバー半体３１の側壁３
３による押圧と、カバー半体３１，３１の組み合わせ時
に加えられる結合力とはその力の方向が直交方向となる
ので、カバー半体３１，３１の結合具合によってアタッ
チメント１１，１１間のシール性、すなわち波付管５
０，５０の接合部のシール性が影響を受けることがな
く、良好なシール性が得られる。

【００２７】さらに、前記波付管５０，５０の接続部
は、アタッチメント１１，１１とカバー半体３１，３１
によって保持されるため、強度が高くなる。

【００２８】また、この実施例にあっては、前記カバー
半体３１，３１の組み合わせ状態の固定を、カバー半体
３１，３１の組み合わせ部に沿ってスライドさせる結合
具４１により行なうため、その固定作業を簡単、しかも
狭い場所で行なうことができる。なお、前記結合具４１
は、スライド式のものに限られず、結束バンド等、公知
の結合手段によってもよい。その場合でも、前記接続部
の良好なシール性および強度を得ることができる。

【００２９】また、外径の異なる波付管を接続する場合
には、その波付管の外径に合わせて前記二つのアタッチ
メント１１，１１の内径を互いに異ならせたものを用い
るだけで、その波付管の接続を確実に行なうことができ
る。

【００３０】

【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
継手によれば、接続する二つの波付管の接続側端部の外
周面に弾性材からなるアタッチメントを各々螺着し、該
二つのアタッチメントの接続側端面間に環状シールリン
グを挟み、当該アタッチメントの外周面で二つのカバー
半体を組み合わせて結合することにより波付管を接続で
きるため、従来のようにテープを巻き付ける面倒な作業
が不要となる。しかも、波付管の接続部はアタッチメン
トおよび二つのカバー半体により保持されるため、工事
の際のねじれや振動あるいは土の重みに対する強度が高
くなり、長期に渡って良好な波付管の接続を良好に行な
うことができる。

【００３１】また、この発明の継手によれば、前記アタ
ッチメントの外周面で組み合わされる二つのカバー半体
の側壁で、前記アタッチメントの非接続側端面を接続側
端面側へ押圧することにより、該接続側端面間の環状シ
ールリングを圧縮して波付管の接続部のシールを行う。
そのため、前記シール性はカバー半体の側壁間隔によっ
て定まり、二つのカバー半体の締めつけ具合の影響を受
けず、常に一定のシール性が得られる。

【００３２】さらに、前記二つのカバー半体の固定をス
ライド式の結合具で行なうようにすれば、波付管の接続
作業を簡単に、しかも狭い場所でも容易に行なうことが
でき、複数本のケーブル等を近接して配設する場合にも
そのケーブル等に被せた波付管の接続作業を容易に行な
うことができる。

【００３３】加えて、外径の異なる二つの波付管の接続
に対しても、前記二つのアタッチメントを、その内径が
前記波付管の外径に合わせたものとすることにより、簡
単かつ確実に波付管の接続作業を行なうことができ、し
かも前記接続部のシール性も良好なものにできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例の継手を用いて波付管を接
続する際の斜視図である。

【図２】同実施例において、一方のカバー半体にアタッ
チメントを嵌めた状態を示す斜視図である。

【図３】図２の断面図である。

【図４】同実施例における結合具の装着時を示す斜視図
である。

【図５】同実施例における波付管の接続状態について示
す断面図である。

【図６】従来の継手の使用状態を示す斜視図である。

【図７】その継手の一部切り欠き正面図である。

【符号の説明】

１１ アタッチメント １３ アタッチメントの螺旋溝 １４ アタッチメントの接続側端部 １８ アタッチメントの非接続側端部 ２１ 環状シールリング ３１ カバー半体 ３３ カバー半体の側壁 ３５ カバー半体の結合用突部 ４１ 結合具 ５０ 波付管

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 螺旋溝が管壁に形成された二つの波付管
   を端部で接続する継手において、 前記波付管の外周面に密着して螺合する螺旋溝が弾性管
   状体の内周面に形成され、前記二つの波付管の接続側端
   部外周面各々に螺着される二つのアタッチメントと、 前記二つのアタッチメントの接続側端面間に挟まれる弾
   性材からなる環状シールリングと、 組み合わせにより前記アタッチメントの外周面を包囲す
   る管形状となる二つの半割り管状体各々の両端に、前記
   環状シールリングを接続側端面間に挟む二つのアタッチ
   メントの非接続側端面と当接して該非接続側端面を接続
   側端面側へ押圧する半円環状の側壁が形成された二つの
   カバー半体と、 前記二つのカバー半体の組み合わせ状態を固定するため
   の結合具とよりなることを特徴とする波付管の継手。
2. 【請求項２】 請求項１において、二つのカバー半体各
   々には組み合わせ部に沿って該カバー半体の外周面から
   外側へ突出して、その外面あるいは該外面とカバー半体
   外面との間に前記組み合わせ部に沿う溝を有する結合用
   突部が形成され、 前記二つのカバー半体の結合具は、前記二つのカバー半
   体の組み合わせにより合わされた二つの結合用突部の外
   面を挟んで前記溝に嵌まる一組の挟持片を一側に有する
   もので、前記合わされた二つの結合用突部の端部からス
   ライドにより該二つの結合用突部の外面に装着されるこ
   とを特徴とする波付管の継手。
3. 【請求項３】 請求項１または２において、二つのアタ
   ッチメントは内径が互いに異なって、外径の互いに異な
   る二つの波付管の接続側端部外周面に螺着されることを
   特徴とする波付管の継手。