JPH09110852A - γ−ブチロラクトンの製造方法 - Google Patents
γ−ブチロラクトンの製造方法Info
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- JPH09110852A JPH09110852A JP7298806A JP29880695A JPH09110852A JP H09110852 A JPH09110852 A JP H09110852A JP 7298806 A JP7298806 A JP 7298806A JP 29880695 A JP29880695 A JP 29880695A JP H09110852 A JPH09110852 A JP H09110852A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジカルボン酸またはその無水物を固体酸を用
いた水素添加反応により、従来知られている方法よりも
反応圧力を低下させ、かつ高選択率、高収率でγ−ブチ
ロラクトンを効率よく製造できる方法を提供する。 【解決手段】 ジカルボン酸またはその無水物を8族金
属を担持した固体触媒の存在下に水素化するにあたり、
前記固体触媒として金属アルコキシドから誘導された該
金属を含むゲルに分散された8族金属触媒を用いること
を特徴とする。前記水素化の反応温度は100〜250
℃、反応圧力は1〜50kg/cm2 Gの範囲が好まし
い。
いた水素添加反応により、従来知られている方法よりも
反応圧力を低下させ、かつ高選択率、高収率でγ−ブチ
ロラクトンを効率よく製造できる方法を提供する。 【解決手段】 ジカルボン酸またはその無水物を8族金
属を担持した固体触媒の存在下に水素化するにあたり、
前記固体触媒として金属アルコキシドから誘導された該
金属を含むゲルに分散された8族金属触媒を用いること
を特徴とする。前記水素化の反応温度は100〜250
℃、反応圧力は1〜50kg/cm2 Gの範囲が好まし
い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はγ−ブチロラクトン
の効率的な製造方法に関するものである。γ−ブチロラ
クトンは、工業用溶剤や洗浄剤として有用なN−メチル
ピロリドン、または水溶性高分子としての用途の広いポ
リビニルピロリドンの原料として用いられる、有用な化
合物である。
の効率的な製造方法に関するものである。γ−ブチロラ
クトンは、工業用溶剤や洗浄剤として有用なN−メチル
ピロリドン、または水溶性高分子としての用途の広いポ
リビニルピロリドンの原料として用いられる、有用な化
合物である。
【0002】
【従来の技術】ジカルボン酸またはその酸無水物を液相
で接触水素添加してγ−ブチロラクトンを製造すること
に関して、数多くの試みがなされている。例えば、接触
成分金属としてパラジウムやニッケルを使用した例とし
ては、活性炭に担持したパラジウム触媒(以下、Pd/
Cと略す)を使用するもの(米国特許第3,113,1
38号)、ラネーニッケル、または金属ニッケルを単独
または担持したものを使用するもの(例えば、特公昭4
3−6946号公報、特開昭43−6947号公報)な
ど、多くの方法がある。また、パラジウムとニッケルを
組み合わせたニッケル系触媒(以下、Pd−Ni系触媒
と略す)を用いる方法等(特公昭46−33030号公
報)も知られている。
で接触水素添加してγ−ブチロラクトンを製造すること
に関して、数多くの試みがなされている。例えば、接触
成分金属としてパラジウムやニッケルを使用した例とし
ては、活性炭に担持したパラジウム触媒(以下、Pd/
Cと略す)を使用するもの(米国特許第3,113,1
38号)、ラネーニッケル、または金属ニッケルを単独
または担持したものを使用するもの(例えば、特公昭4
3−6946号公報、特開昭43−6947号公報)な
ど、多くの方法がある。また、パラジウムとニッケルを
組み合わせたニッケル系触媒(以下、Pd−Ni系触媒
と略す)を用いる方法等(特公昭46−33030号公
報)も知られている。
【0003】そして特開平2−9873号公報には、高
比表面積をもつシリカ担体に含浸担持したNi−Pd系
触媒を用いる方法において、γ−ブチロラクトンが高収
率で得られているが、反応温度が235℃以上、反応圧
力が95barと非常に過酷な条件を用いる必要があ
る。また特開平6−145159号公報には、Pd−N
i系触媒を用い、反応系にアルカリ金属塩類を添加する
ことにより、γ−ブチロラクトンを高収率で得ている
が、反応温度が180℃以上と若干低いものの、金属担
持触媒以外に添加物が必須で、かつ反応圧力が少なくと
も50kg/cm2 G以上必要であり、温和な反応条件
とは言い難い。
比表面積をもつシリカ担体に含浸担持したNi−Pd系
触媒を用いる方法において、γ−ブチロラクトンが高収
率で得られているが、反応温度が235℃以上、反応圧
力が95barと非常に過酷な条件を用いる必要があ
る。また特開平6−145159号公報には、Pd−N
i系触媒を用い、反応系にアルカリ金属塩類を添加する
ことにより、γ−ブチロラクトンを高収率で得ている
が、反応温度が180℃以上と若干低いものの、金属担
持触媒以外に添加物が必須で、かつ反応圧力が少なくと
も50kg/cm2 G以上必要であり、温和な反応条件
とは言い難い。
【0004】また、担持触媒の調製法として、ゾルゲル
法(アルコキシド法)が知られているが、この方法は、
例えば、エチレングリコールの中に担体金属アルコキシ
ドと触媒金属塩とを溶解混合し、80℃で加熱し反応さ
せた後、加水分解する方法であり、この方法を使用する
と触媒金属の粒子径を比較的均一にでき、また触媒の表
面積などを制御できるとされている[触媒、24巻58
頁(1982年)、触媒、25巻311頁(1983
年)、特開昭63−45620号公報]。
法(アルコキシド法)が知られているが、この方法は、
例えば、エチレングリコールの中に担体金属アルコキシ
ドと触媒金属塩とを溶解混合し、80℃で加熱し反応さ
せた後、加水分解する方法であり、この方法を使用する
と触媒金属の粒子径を比較的均一にでき、また触媒の表
面積などを制御できるとされている[触媒、24巻58
頁(1982年)、触媒、25巻311頁(1983
年)、特開昭63−45620号公報]。
【0005】一方、ゾルゲル法で調製された金属担持触
媒は、炭酸ガスのメタノールへの水素化反応(特開平4
−124152号公報)、芳香族炭化水素の部分核水素
化反応(特開平3−29049号公報)、芳香族カルボ
ン酸類の芳香族アルコール類への水素化反応(特開平6
−92885号公報)等に応用されているが、ジカルボ
ン酸またはその酸無水物を原料として、固体触媒を用い
た液相水素添加反応によるγ−ブチロラクトンの製造法
に応用されている例はない。
媒は、炭酸ガスのメタノールへの水素化反応(特開平4
−124152号公報)、芳香族炭化水素の部分核水素
化反応(特開平3−29049号公報)、芳香族カルボ
ン酸類の芳香族アルコール類への水素化反応(特開平6
−92885号公報)等に応用されているが、ジカルボ
ン酸またはその酸無水物を原料として、固体触媒を用い
た液相水素添加反応によるγ−ブチロラクトンの製造法
に応用されている例はない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ジカ
ルボン酸またはその無水物を、固体触媒を用いた水素添
加反応により、従来知られている方法よりも反応圧力を
低下させ、かつ高選択率、高収率でγ−ブチロラクトン
を製造する方法を提供することである。
ルボン酸またはその無水物を、固体触媒を用いた水素添
加反応により、従来知られている方法よりも反応圧力を
低下させ、かつ高選択率、高収率でγ−ブチロラクトン
を製造する方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等はかかる問題
について鋭意検討した結果、いわゆるゾルゲル法と呼ば
れる手法で調製した、触媒金属と担体金属よりなる金属
酸化物を還元することにより得られる金属担持固体触媒
を用いることにより、ジカルボン酸またはその無水物、
特にマレイン酸無水物及びこはく酸無水物からγ−ブチ
ロラクトンを低温度で、かつ低圧力にて、効率よく製造
できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
について鋭意検討した結果、いわゆるゾルゲル法と呼ば
れる手法で調製した、触媒金属と担体金属よりなる金属
酸化物を還元することにより得られる金属担持固体触媒
を用いることにより、ジカルボン酸またはその無水物、
特にマレイン酸無水物及びこはく酸無水物からγ−ブチ
ロラクトンを低温度で、かつ低圧力にて、効率よく製造
できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】本発明の請求項1の発明は、ジカルボン酸
またはその無水物を、8族金属を担持した固体触媒の存
在下に水素化するにあたり、前記固体触媒として金属ア
ルコキシドから誘導された該金属を含むゲルに分散され
た8族金属触媒を用いることを特徴とするγ−ブチロラ
クトンの製造方法である。
またはその無水物を、8族金属を担持した固体触媒の存
在下に水素化するにあたり、前記固体触媒として金属ア
ルコキシドから誘導された該金属を含むゲルに分散され
た8族金属触媒を用いることを特徴とするγ−ブチロラ
クトンの製造方法である。
【0009】本発明の請求項2の発明は、請求項1記載
のγ−ブチロラクトンの製造方法において、8族金属の
二種以上の金属を併用することを特徴とする。
のγ−ブチロラクトンの製造方法において、8族金属の
二種以上の金属を併用することを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3の発明は、請求項1ある
いは請求項2記載のγ−ブチロラクトンの製造方法にお
いて、前記固体触媒の存在下に水素化する際に、100
〜250℃の反応温度で、1〜50kg/cm2 Gの反
応圧力下にて行うことを特徴とする。
いは請求項2記載のγ−ブチロラクトンの製造方法にお
いて、前記固体触媒の存在下に水素化する際に、100
〜250℃の反応温度で、1〜50kg/cm2 Gの反
応圧力下にて行うことを特徴とする。
【0011】前記ゾルゲル法とは、2種類以上の金属に
ついて、各々の金属をアルコキシドとした後、混合、加
熱することにより金属酸化物のゲルを調製する方法であ
る。2種類の金属M,M′を用いた場合、各々の金属ア
ルコキシドM(OR)m 、M′(OR′)n は混合、加
熱すると、脱エーテル反応により、(OR)m-1 −M−
O−M′−(OR′)n-1 のような −M−O−M′−
結合を有する化合物が形成され、最終的には金属が原子
状に分散した、架橋構造を有する金属酸化物ゲルが得ら
れる。従って触媒金属アルコキシドと担体金属アルコキ
シドよりこのような金属酸化物ゲルを調製し、更に還元
処理を施させば、触媒金属が高分散した金属担持固体触
媒が得られる。
ついて、各々の金属をアルコキシドとした後、混合、加
熱することにより金属酸化物のゲルを調製する方法であ
る。2種類の金属M,M′を用いた場合、各々の金属ア
ルコキシドM(OR)m 、M′(OR′)n は混合、加
熱すると、脱エーテル反応により、(OR)m-1 −M−
O−M′−(OR′)n-1 のような −M−O−M′−
結合を有する化合物が形成され、最終的には金属が原子
状に分散した、架橋構造を有する金属酸化物ゲルが得ら
れる。従って触媒金属アルコキシドと担体金属アルコキ
シドよりこのような金属酸化物ゲルを調製し、更に還元
処理を施させば、触媒金属が高分散した金属担持固体触
媒が得られる。
【0012】以下の方法により担体金属と触媒金属より
なる、ゾルゲル法による金属酸化物ゲルを調製し、そし
て、このゲルを加熱処理、還元処理して本発明で用いる
金属担持固体触媒を調製する。 (1)触媒金属の金属塩を溶媒であるアルコール類に溶
解して金属アルコキシドを調製する。 (2)前記金属アルコキシド溶液に対し、担体金属アル
コキシドを加熱混合し、均一なゾル溶液とする。このゾ
ル溶液中には、触媒金属−酸素−担体金属結合を有する
化合物が存在するとされる。 (3)前記ゾル溶液に対し水を加え、加水分解・縮重合
反応により生ずる架橋構造を有する、触媒金属と担体金
属よりなる金属酸化物ゲルを形成させる。 (4)このゲルに加熱処理、還元処理を施すことによ
り、触媒金属が均一かつ高分散な粒子状態の金属担持固
体触媒が得られる。
なる、ゾルゲル法による金属酸化物ゲルを調製し、そし
て、このゲルを加熱処理、還元処理して本発明で用いる
金属担持固体触媒を調製する。 (1)触媒金属の金属塩を溶媒であるアルコール類に溶
解して金属アルコキシドを調製する。 (2)前記金属アルコキシド溶液に対し、担体金属アル
コキシドを加熱混合し、均一なゾル溶液とする。このゾ
ル溶液中には、触媒金属−酸素−担体金属結合を有する
化合物が存在するとされる。 (3)前記ゾル溶液に対し水を加え、加水分解・縮重合
反応により生ずる架橋構造を有する、触媒金属と担体金
属よりなる金属酸化物ゲルを形成させる。 (4)このゲルに加熱処理、還元処理を施すことによ
り、触媒金属が均一かつ高分散な粒子状態の金属担持固
体触媒が得られる。
【0013】前記ゾルゲル法により金属酸化物ゲルを形
成するに際し、原料として硝酸ニッケル(無水物)、エ
チレングリコール、テトラエトキシシランを用いる場合
は、以下のような反応を経るものとされる。まず、硝酸
ニッケル(無水物)をエチレングリコールに溶解する
と、次式(1)のようにニッケルエチレングリコラート
が生成する。
成するに際し、原料として硝酸ニッケル(無水物)、エ
チレングリコール、テトラエトキシシランを用いる場合
は、以下のような反応を経るものとされる。まず、硝酸
ニッケル(無水物)をエチレングリコールに溶解する
と、次式(1)のようにニッケルエチレングリコラート
が生成する。
【0014】
【化1】
【0015】これにテトラエトキシシランを加えて加熱
混合することにより次式(2)によりSi−O−Ni−
O−Si結合を有する化合物の、均一なゾル溶液が得ら
れる。
混合することにより次式(2)によりSi−O−Ni−
O−Si結合を有する化合物の、均一なゾル溶液が得ら
れる。
【0016】
【化2】
【0017】更に水を加えると、次式(3)のように
(EtO)3 Si−O−Ni−O−Si(EtO)3 の
エトキシ基が加水分解して水酸基となる。
(EtO)3 Si−O−Ni−O−Si(EtO)3 の
エトキシ基が加水分解して水酸基となる。
【0018】
【化3】
【0019】このようにしてできた(EtO)3 Si−
O−Ni−O−Si(EtO)2 (OH)及び、未反応
の(EtO)3 Si−O−Ni−O−Si(EtO)
3 、Si(OEt)4 は相互に脱水、縮重合を繰り返
し、架橋構造を有する、NiとSiよりなる次式(4)
で表される金属酸化物ゲルを形成する。
O−Ni−O−Si(EtO)2 (OH)及び、未反応
の(EtO)3 Si−O−Ni−O−Si(EtO)
3 、Si(OEt)4 は相互に脱水、縮重合を繰り返
し、架橋構造を有する、NiとSiよりなる次式(4)
で表される金属酸化物ゲルを形成する。
【0020】
【化4】
【0021】このようにして生成したゲルに対し、加熱
処理により水分、残留有機物を除いた後に還元処理を行
うことにより、シリカ上に高分散に担持されたNi金属
担持固体触媒が得られる。
処理により水分、残留有機物を除いた後に還元処理を行
うことにより、シリカ上に高分散に担持されたNi金属
担持固体触媒が得られる。
【0022】また、ゾルゲル法により金属酸化物ゲルを
形成するに際し、原料として塩化ルテニウム(水和
物)、ヘキシレングリコール、アルミニウムイソプロポ
キシドを用いる場合は、以下のような反応を経るもとさ
れる。塩化ルテニウム(水和物)を減圧下、加熱して脱
水した後、ヘキシレングリコールに溶解したときには次
式(5)のように対応するアルコラートが生成する。
形成するに際し、原料として塩化ルテニウム(水和
物)、ヘキシレングリコール、アルミニウムイソプロポ
キシドを用いる場合は、以下のような反応を経るもとさ
れる。塩化ルテニウム(水和物)を減圧下、加熱して脱
水した後、ヘキシレングリコールに溶解したときには次
式(5)のように対応するアルコラートが生成する。
【0023】
【化5】
【0024】前記アルコラートにアルミニウムイソプロ
ポキシドを加えて加熱混合することにより、次式(6)
に示すようにRu−O−Al結合を有する化合物の、均
一なゾル溶液が得られる。
ポキシドを加えて加熱混合することにより、次式(6)
に示すようにRu−O−Al結合を有する化合物の、均
一なゾル溶液が得られる。
【0025】
【化6】
【0026】更に水を加えると、Ru[−OAl(O
iso−C3 H7 )2 ]3 のイソプロピル基が加水分解
して次式(7)に示すような水酸基を有するRu−Al
化合物が生成する。
iso−C3 H7 )2 ]3 のイソプロピル基が加水分解
して次式(7)に示すような水酸基を有するRu−Al
化合物が生成する。
【0027】
【化7】
【0028】このようにしてできた水酸基を有するRu
−Al化合物及び、未反応のRu[−OAl(O is
o−C3 H7 )2 ]3 、Al(O iso−C3 H7 )
3 は相互に脱水、縮重合を繰り返し、次式(8)に示す
ような架橋構造を有する、RuとAlよりなる金属酸化
物ゲルを形成する。
−Al化合物及び、未反応のRu[−OAl(O is
o−C3 H7 )2 ]3 、Al(O iso−C3 H7 )
3 は相互に脱水、縮重合を繰り返し、次式(8)に示す
ような架橋構造を有する、RuとAlよりなる金属酸化
物ゲルを形成する。
【0029】
【化8】
【0030】このようにして生成したゲルに対し、加熱
処理により水分、残留有機物を除いた後に還元処理を行
うことにより、アルミナ上に高分散に担持されたRu金
属担持固体触媒が得られる。上記の例の他にも、触媒金
属、担体金属、溶媒を選択することにより、任意の金属
担持固体触媒をゾルゲル法により調製することができ
る。
処理により水分、残留有機物を除いた後に還元処理を行
うことにより、アルミナ上に高分散に担持されたRu金
属担持固体触媒が得られる。上記の例の他にも、触媒金
属、担体金属、溶媒を選択することにより、任意の金属
担持固体触媒をゾルゲル法により調製することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明について以下に詳述する。
本発明に使用する触媒金属は、8族の金属であり、好ま
しくはニッケル、ルテニウム、パラジウム及びこれらの
組み合わせよりなる。これらの金属は、最終的に反応に
用いられるときに金属状に還元されていればよく、ゾル
ゲル法の金属触媒の原料として用いる場合には、その金
属化合物の種類、形状などは特に制限されるものではな
い。
本発明に使用する触媒金属は、8族の金属であり、好ま
しくはニッケル、ルテニウム、パラジウム及びこれらの
組み合わせよりなる。これらの金属は、最終的に反応に
用いられるときに金属状に還元されていればよく、ゾル
ゲル法の金属触媒の原料として用いる場合には、その金
属化合物の種類、形状などは特に制限されるものではな
い。
【0032】ゾルゲル法において使用される溶媒は、原
料の金属塩などの金属化合物を溶解して、反応系中に均
一に金属成分を分散させることが出来なければならな
い。このような溶媒は、極性化合物であり、特に配位能
を持つものが望ましく、アルコール類、特に複数の金属
化合物の原子団に亙って配位して均一に混合出来る、多
座配位能を有する、多価アルコールが適している。多価
アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、ヘキシレングリ
コールなどのジオール類、グリセリン等が好ましい。
料の金属塩などの金属化合物を溶解して、反応系中に均
一に金属成分を分散させることが出来なければならな
い。このような溶媒は、極性化合物であり、特に配位能
を持つものが望ましく、アルコール類、特に複数の金属
化合物の原子団に亙って配位して均一に混合出来る、多
座配位能を有する、多価アルコールが適している。多価
アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、ヘキシレングリ
コールなどのジオール類、グリセリン等が好ましい。
【0033】また、担体成分となる金属アルコキシドは
特に制限されるものではないが、金属は、アルミニウ
ム、珪素、ジルコニウム、ゲルマニウム、チタンなどが
好ましい。また、アルコキシド成分についても特に制限
されるものではないが、メタノール、エタノール、n−
プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、t
ert−ブチルアルコール等が好ましい。
特に制限されるものではないが、金属は、アルミニウ
ム、珪素、ジルコニウム、ゲルマニウム、チタンなどが
好ましい。また、アルコキシド成分についても特に制限
されるものではないが、メタノール、エタノール、n−
プロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、t
ert−ブチルアルコール等が好ましい。
【0034】以上のような原料を用いて行う、ゾルゲル
法による触媒を調製するにあたりその条件の例を以下に
示す。担体金属に対する触媒金属の割合は、0.1〜5
0mol%、好ましくは5〜40mol%である。この
割合は、ゾルゲル法による金属酸化物ゲルの調製時に、
触媒金属塩化合物の量と担体金属アルコキシドの量によ
り調整する。
法による触媒を調製するにあたりその条件の例を以下に
示す。担体金属に対する触媒金属の割合は、0.1〜5
0mol%、好ましくは5〜40mol%である。この
割合は、ゾルゲル法による金属酸化物ゲルの調製時に、
触媒金属塩化合物の量と担体金属アルコキシドの量によ
り調整する。
【0035】使用される触媒金属は、8族の金属から選
択される少なくとも1つの金属であり、例えば、単独で
もよく、また二成分或いは三成分を組み合わせたもので
もよく、好ましくはNi、Ru、Pdから選択される少
なくとも1つの金属であり、例えばこれらから選択され
る成分の単独でもよく、また二成分或いは三成分を組み
合わせたものでもよく、更に好ましくは、Ni−Pdの
組み合わせ、Ni−Ruの組み合わせ、及びNi−Pd
−Ruの組み合わせを挙げることができる。
択される少なくとも1つの金属であり、例えば、単独で
もよく、また二成分或いは三成分を組み合わせたもので
もよく、好ましくはNi、Ru、Pdから選択される少
なくとも1つの金属であり、例えばこれらから選択され
る成分の単独でもよく、また二成分或いは三成分を組み
合わせたものでもよく、更に好ましくは、Ni−Pdの
組み合わせ、Ni−Ruの組み合わせ、及びNi−Pd
−Ruの組み合わせを挙げることができる。
【0036】Ni−Pdの組み合わせの場合は、Niに
対するPdの割合は、例えば0.1〜20mol%が望
ましい。Ni−Ruの組み合わせの場合は、例えばNi
に対するRuの割合は0.1〜20mol%が望まし
い。Ni−Pd−Ruの組み合わせの場合は、Niに対
するPdの割合は例えば0.1〜20mol%、Niに
対するRuの割合は例えば0.1〜20mol%が望ま
しい。
対するPdの割合は、例えば0.1〜20mol%が望
ましい。Ni−Ruの組み合わせの場合は、例えばNi
に対するRuの割合は0.1〜20mol%が望まし
い。Ni−Pd−Ruの組み合わせの場合は、Niに対
するPdの割合は例えば0.1〜20mol%、Niに
対するRuの割合は例えば0.1〜20mol%が望ま
しい。
【0037】本発明における触媒金属と担体金属の好ま
しい組み合わせの例としては触媒金属が8族の金属で担
体金属として珪素を用いる例、触媒金属が主成分触媒金
属としてニッケルを用い、第二成分以下の触媒金属とし
てパラジウムおよび/またはルテニウムを用い、担体金
属として珪素を用いる例、触媒金属としてニッケルを用
い、担体金属として珪素を用いる例、触媒金属としてル
テニウムを用い、担体金属として珪素を用いる例などを
挙げることができる。
しい組み合わせの例としては触媒金属が8族の金属で担
体金属として珪素を用いる例、触媒金属が主成分触媒金
属としてニッケルを用い、第二成分以下の触媒金属とし
てパラジウムおよび/またはルテニウムを用い、担体金
属として珪素を用いる例、触媒金属としてニッケルを用
い、担体金属として珪素を用いる例、触媒金属としてル
テニウムを用い、担体金属として珪素を用いる例などを
挙げることができる。
【0038】使用する溶媒は、触媒金属塩1gに対し
て、1〜10倍重量が適切であり、好ましくは2〜4倍
重量を使用する。この使用量が多いと加水分解によるゲ
ル化後に、ゲルが溶媒中に浮遊した状態になったり、或
いはゲルとしての固形状態を保たずにペースト状にな
り、最終的な金属担持固体触媒の均一性を保てない。
て、1〜10倍重量が適切であり、好ましくは2〜4倍
重量を使用する。この使用量が多いと加水分解によるゲ
ル化後に、ゲルが溶媒中に浮遊した状態になったり、或
いはゲルとしての固形状態を保たずにペースト状にな
り、最終的な金属担持固体触媒の均一性を保てない。
【0039】触媒金属塩を溶媒中に溶解し、さらに担体
金属アルコキシドと混合する際の温度は、凡そ80〜1
00℃とするのが好ましい。これより温度が低いと触媒
金属塩が充分溶媒と反応しないために金属アルコキシド
とならない可能性があり、後から加える担体成分の金属
アルコキシドと均一に反応せず、得られる金属担持固体
触媒はゾルゲル法により調製された触媒とは言えなくな
る。またこれより温度が高いと、触媒金属種によっては
不溶物として沈殿してしまう場合もあり、さらに溶媒な
ど関連化合物の沸点を越える場合は反応中に飛散してし
まう場合もあり好ましくない。
金属アルコキシドと混合する際の温度は、凡そ80〜1
00℃とするのが好ましい。これより温度が低いと触媒
金属塩が充分溶媒と反応しないために金属アルコキシド
とならない可能性があり、後から加える担体成分の金属
アルコキシドと均一に反応せず、得られる金属担持固体
触媒はゾルゲル法により調製された触媒とは言えなくな
る。またこれより温度が高いと、触媒金属種によっては
不溶物として沈殿してしまう場合もあり、さらに溶媒な
ど関連化合物の沸点を越える場合は反応中に飛散してし
まう場合もあり好ましくない。
【0040】次に、水を添加して加水分解・縮重合によ
るゲル形成を行うが、その時に必要な水の量は、原料に
使用した金属アルコキシド、触媒金属塩の種類により異
なるが、それらの加水分解可能な化合物に対して、2〜
10倍モル、好ましくは3〜6倍モルである。その加水
分解時の温度は凡そ80〜100℃である。
るゲル形成を行うが、その時に必要な水の量は、原料に
使用した金属アルコキシド、触媒金属塩の種類により異
なるが、それらの加水分解可能な化合物に対して、2〜
10倍モル、好ましくは3〜6倍モルである。その加水
分解時の温度は凡そ80〜100℃である。
【0041】生じたゲルは完全にゲル化を行うために、
ゲル状態を呈した後も2〜6時間その温度を保持する。
その後減圧下、100〜120℃程度で乾燥させ、乾燥
品を粉砕する。しかる後に、空気焼成、水素還元を行っ
て、最終的なゾルゲル法による金属担持固体触媒を得
る。なお、触媒金属の金属塩として硝酸塩を用いた場合
は、金属に対する溶媒の配位により生じた硝酸の残留物
を除くため、空気焼成に先立ち、窒素流通下での焼成を
行う。このときの温度は、150〜200℃程度が望ま
しい。
ゲル状態を呈した後も2〜6時間その温度を保持する。
その後減圧下、100〜120℃程度で乾燥させ、乾燥
品を粉砕する。しかる後に、空気焼成、水素還元を行っ
て、最終的なゾルゲル法による金属担持固体触媒を得
る。なお、触媒金属の金属塩として硝酸塩を用いた場合
は、金属に対する溶媒の配位により生じた硝酸の残留物
を除くため、空気焼成に先立ち、窒素流通下での焼成を
行う。このときの温度は、150〜200℃程度が望ま
しい。
【0042】本発明における、γ−ブチロラクトンの合
成反応において使用される原料は、ジカルボン酸、及び
その酸無水物である。具体的には、コハク酸、無水コハ
ク酸、マレイン酸、無水マレイン酸、またはこれらの混
合物が好ましい。
成反応において使用される原料は、ジカルボン酸、及び
その酸無水物である。具体的には、コハク酸、無水コハ
ク酸、マレイン酸、無水マレイン酸、またはこれらの混
合物が好ましい。
【0043】γ−ブチロラクトンの合成反応は、水素加
圧下、加温された状態にて、反応温度は、100〜25
0℃で実施される。反応圧力は1〜50kg/cm2
G、好ましくは5〜30kg/cm2 Gで実施される。
反応圧力が大きすぎると副反応が増加してγ−ブチロラ
クトン以外の物質が生成してしまう。そのため、1,4
−ブタンジオール、テトラヒドロフラン等の選択率が大
きくなり、γ−ブチロラクトンの製造法としては適切で
はない。一方、反応圧力が小さすぎると反応速度が小さ
くなり好ましくない。反応時間は、温度、圧力、触媒添
加量などの条件により左右されるが、1〜20時間程度
である。
圧下、加温された状態にて、反応温度は、100〜25
0℃で実施される。反応圧力は1〜50kg/cm2
G、好ましくは5〜30kg/cm2 Gで実施される。
反応圧力が大きすぎると副反応が増加してγ−ブチロラ
クトン以外の物質が生成してしまう。そのため、1,4
−ブタンジオール、テトラヒドロフラン等の選択率が大
きくなり、γ−ブチロラクトンの製造法としては適切で
はない。一方、反応圧力が小さすぎると反応速度が小さ
くなり好ましくない。反応時間は、温度、圧力、触媒添
加量などの条件により左右されるが、1〜20時間程度
である。
【0044】本発明における、γ−ブチロラクトンの合
成反応は、懸濁床、流動床、固定床など、いずれの条件
でも実施できる。また、溶媒の存在下で反応を行うこと
が望ましい。ここで用いられる溶媒としては、反応に不
活性であり、原料を反応温度で溶解するものであればよ
い。ただし、水素分圧を高く保つために沸点は反応温度
より高いことが望ましい。具体的にはエーテル類、エス
テル類、脂環式炭化水素類、脂肪族炭化水素類、芳香族
炭化水素類などがある。これらは単独、または混合して
用いてもかまわない。
成反応は、懸濁床、流動床、固定床など、いずれの条件
でも実施できる。また、溶媒の存在下で反応を行うこと
が望ましい。ここで用いられる溶媒としては、反応に不
活性であり、原料を反応温度で溶解するものであればよ
い。ただし、水素分圧を高く保つために沸点は反応温度
より高いことが望ましい。具体的にはエーテル類、エス
テル類、脂環式炭化水素類、脂肪族炭化水素類、芳香族
炭化水素類などがある。これらは単独、または混合して
用いてもかまわない。
【0045】
【実施例】以下、本発明をより具体的に示すために実施
例、比較例を挙げて説明するが、本発明はその趣旨を逸
脱しない限り実施例に限定されるものではない。
例、比較例を挙げて説明するが、本発明はその趣旨を逸
脱しない限り実施例に限定されるものではない。
【0046】(金属担持固体触媒調製例1)硝酸ニッケ
ル六水和物(Ni(NO3 )2 ・6H2 O)14.9g
を秤量し、85℃で2時間減圧乾燥した。これにエチレ
ングリコールを30g加え、90℃にて4時間攪拌した
ところ、鮮緑色の透明な液体が得られた。これにオルト
ケイ酸エチル(Si(OEt)4 )34.3gを加え、
90℃にて4時間攪拌を行ったところ、緑色懸濁物が得
られた。これにジクロロテトラアンミンパラジウム−水
和物(Pd(NH3 )4 Cl2 ・H2 O)0.77gを
純水12gに溶解させて滴下したところ数分後にゲル化
し、その後更に4時間、90℃にて放置した。これを1
10℃で減圧乾燥した後粉砕した。更に、窒素を75m
l/minで流しながら180℃にて2時間焼成した。
この時、褐色気体の発生が認められた。次に空気を75
ml/minで流しながら450℃にて4時間焼成し、
次に水素を75ml/minで流しながら450℃にて
2時間還元した。最後に二酸化炭素を流通して安定化処
理を行った後に粉体を取りだし、ゾルゲル法Ni−Pd
/シリカゲル担持触媒(Ni/Pd=22.5/2.3
wt%)とした。
ル六水和物(Ni(NO3 )2 ・6H2 O)14.9g
を秤量し、85℃で2時間減圧乾燥した。これにエチレ
ングリコールを30g加え、90℃にて4時間攪拌した
ところ、鮮緑色の透明な液体が得られた。これにオルト
ケイ酸エチル(Si(OEt)4 )34.3gを加え、
90℃にて4時間攪拌を行ったところ、緑色懸濁物が得
られた。これにジクロロテトラアンミンパラジウム−水
和物(Pd(NH3 )4 Cl2 ・H2 O)0.77gを
純水12gに溶解させて滴下したところ数分後にゲル化
し、その後更に4時間、90℃にて放置した。これを1
10℃で減圧乾燥した後粉砕した。更に、窒素を75m
l/minで流しながら180℃にて2時間焼成した。
この時、褐色気体の発生が認められた。次に空気を75
ml/minで流しながら450℃にて4時間焼成し、
次に水素を75ml/minで流しながら450℃にて
2時間還元した。最後に二酸化炭素を流通して安定化処
理を行った後に粉体を取りだし、ゾルゲル法Ni−Pd
/シリカゲル担持触媒(Ni/Pd=22.5/2.3
wt%)とした。
【0047】(金属担持固体触媒調製例2)硝酸ニッケ
ル六水和物(Ni(NO3 )2 ・6H2 O)13.1g
を秤量し、85℃で2時間減圧乾燥した。これにエチレ
ングリコールを30g加え、90℃にて4時間攪拌した
ところ、鮮緑色の透明な液体が得られた。これにオルト
ケイ酸エチル(Si(OEt)4 )34.3gを加え、
90℃にて4時間攪拌を行ったところ、緑色懸濁物が得
られた。これにジクロロテトラアンミンパラジウム−水
和物(Pd(NH3 )4 Cl2 ・H2 O)0.72gと
塩化ルテニウム−三水和物(RuCl3 ・3H2 O)
0.78gを純水12gに溶解させて滴下した。そのま
ま90℃にて4時間攪拌を続けたところゲル化し、その
後更に4時間、90℃にて放置した。これを110℃で
減圧乾燥した後粉砕した。更に、75ml/minの窒
素流通下にて180℃にて2時間焼成した。この時、褐
色気体の発生が認められた。次に75ml/minの空
気流通下にて450℃にて4時間焼成し、次に75ml
/minの水素流通下にて450℃にて2時間還元し
た。最後に二酸化炭素を流通して安定化処理を行った後
に粉体を取りだし、ゾルゲル法Ni−Ru−Pd/シリ
カゲル担持触媒(Ni/Ru/Pd=22.5/2.3
/2.2wt%)とした。
ル六水和物(Ni(NO3 )2 ・6H2 O)13.1g
を秤量し、85℃で2時間減圧乾燥した。これにエチレ
ングリコールを30g加え、90℃にて4時間攪拌した
ところ、鮮緑色の透明な液体が得られた。これにオルト
ケイ酸エチル(Si(OEt)4 )34.3gを加え、
90℃にて4時間攪拌を行ったところ、緑色懸濁物が得
られた。これにジクロロテトラアンミンパラジウム−水
和物(Pd(NH3 )4 Cl2 ・H2 O)0.72gと
塩化ルテニウム−三水和物(RuCl3 ・3H2 O)
0.78gを純水12gに溶解させて滴下した。そのま
ま90℃にて4時間攪拌を続けたところゲル化し、その
後更に4時間、90℃にて放置した。これを110℃で
減圧乾燥した後粉砕した。更に、75ml/minの窒
素流通下にて180℃にて2時間焼成した。この時、褐
色気体の発生が認められた。次に75ml/minの空
気流通下にて450℃にて4時間焼成し、次に75ml
/minの水素流通下にて450℃にて2時間還元し
た。最後に二酸化炭素を流通して安定化処理を行った後
に粉体を取りだし、ゾルゲル法Ni−Ru−Pd/シリ
カゲル担持触媒(Ni/Ru/Pd=22.5/2.3
/2.2wt%)とした。
【0048】(金属担持固体触媒調製例3)硝酸ニッケ
ル六水和物(Ni(NO3 )2 ・6H2 O)14.9g
を秤量し、85℃で2時間減圧乾燥した。これにエチレ
ングリコールを30g加え、90℃にて4時間攪拌した
ところ、鮮緑色の透明な液体が得られた。これにオルト
ケイ酸エチル(Si(OEt)4 )34.3gを加え、
90℃にて4時間攪拌を行ったところ、緑色懸濁物が得
られた。これに純水12gを滴下したところ数分後にゲ
ル化し、その後更に4時間、90℃にて放置した。これ
を110℃で減圧乾燥した後粉砕した。更に、窒素を7
5ml/minで流しながら180℃にて2時間焼成し
た。この時、褐色気体の発生が認められた。次に空気を
75ml/minで流しながら450℃にて4時間焼成
し、次に水素を75ml/minで流しながら450℃
にて2時間還元した。最後に二酸化炭素を流通して安定
化処理を行った後に粉体を取りだし、ゾルゲル法Ni/
シリカゲル担持触媒(Ni=22.5wt%)とした。
ル六水和物(Ni(NO3 )2 ・6H2 O)14.9g
を秤量し、85℃で2時間減圧乾燥した。これにエチレ
ングリコールを30g加え、90℃にて4時間攪拌した
ところ、鮮緑色の透明な液体が得られた。これにオルト
ケイ酸エチル(Si(OEt)4 )34.3gを加え、
90℃にて4時間攪拌を行ったところ、緑色懸濁物が得
られた。これに純水12gを滴下したところ数分後にゲ
ル化し、その後更に4時間、90℃にて放置した。これ
を110℃で減圧乾燥した後粉砕した。更に、窒素を7
5ml/minで流しながら180℃にて2時間焼成し
た。この時、褐色気体の発生が認められた。次に空気を
75ml/minで流しながら450℃にて4時間焼成
し、次に水素を75ml/minで流しながら450℃
にて2時間還元した。最後に二酸化炭素を流通して安定
化処理を行った後に粉体を取りだし、ゾルゲル法Ni/
シリカゲル担持触媒(Ni=22.5wt%)とした。
【0049】(金属担持固体触媒調製例4)水酸化ナト
リウムを充填した吸収管を取り付けた三口フラスコ内
に、ルテニウムアセチルアセトナート(Ru(aca
c)3 )を3.8g秤量し、これに濃硝酸(HNO3 6
1wt%)105gを加え、60℃にて5時間加熱攪拌
した。この間褐色気体の発生が見られた。最終的に暗赤
色の液体が得られ、85℃にて減圧乾燥したところ、暗
赤褐色固体が得られた。これにエチレングリコールを3
0g加え、90℃にて4時間攪拌したところ、暗赤紫色
の液体が得られた。これにオルトケイ酸エチル(Si
(OEt)4 )34.3gを加え、90℃にて4時間攪
拌を行ったところ、懸濁物が得られた。これに純水15
gを滴下したところ5時間後にゲル化し、その後更に4
時間、90℃にて放置した。これを110℃で減圧乾燥
した後粉砕した。更に、窒素を75ml/minで流し
ながら180℃にて2時間焼成した。この時、褐色気体
の発生が認められた。次に空気を75ml/minで流
しながら450℃にて4時間焼成し、次に水素を75m
l/minで流しながら450℃にて2時間還元した。
最後に二酸化炭素を流通して安定化処理を行った後に粉
体を取りだし、ゾルゲル法Ru/シリカゲル担持触媒
(Ru=22wt%)とした。
リウムを充填した吸収管を取り付けた三口フラスコ内
に、ルテニウムアセチルアセトナート(Ru(aca
c)3 )を3.8g秤量し、これに濃硝酸(HNO3 6
1wt%)105gを加え、60℃にて5時間加熱攪拌
した。この間褐色気体の発生が見られた。最終的に暗赤
色の液体が得られ、85℃にて減圧乾燥したところ、暗
赤褐色固体が得られた。これにエチレングリコールを3
0g加え、90℃にて4時間攪拌したところ、暗赤紫色
の液体が得られた。これにオルトケイ酸エチル(Si
(OEt)4 )34.3gを加え、90℃にて4時間攪
拌を行ったところ、懸濁物が得られた。これに純水15
gを滴下したところ5時間後にゲル化し、その後更に4
時間、90℃にて放置した。これを110℃で減圧乾燥
した後粉砕した。更に、窒素を75ml/minで流し
ながら180℃にて2時間焼成した。この時、褐色気体
の発生が認められた。次に空気を75ml/minで流
しながら450℃にて4時間焼成し、次に水素を75m
l/minで流しながら450℃にて2時間還元した。
最後に二酸化炭素を流通して安定化処理を行った後に粉
体を取りだし、ゾルゲル法Ru/シリカゲル担持触媒
(Ru=22wt%)とした。
【0050】(金属担持固体触媒調製例5)なす型フラ
スコに、硝酸ニッケル六水和物(Ni(NO3 )2 ・6
H2 O)14.9g及びジクロロテトラアンミンパラジ
ウム−水和物(Pd(NH3 )4 Cl2 ・H2 O)0.
77gを秤量して純水12mlに溶解し、この水溶液に
対し粉末状シリカゲル(LA TYPE、触媒化成
(株)製)10.0gを加えた後にエバポレーターにて
水分を減圧留去し、得られた粉体を更に110℃で減圧
乾燥した。続いて75ml/minの窒素流通下にて1
80℃にて2時間焼成し、次に75ml/minの空気
流通下にて450℃にて4時間焼成し、次に75ml/
minの水素流通下にて450℃にて2時間還元した。
最後に二酸化炭素を流通して安定化処理を行った後に粉
体を取りだし、含浸法Ni−Pdシリカゲル担持触媒
(Ni/Pd=22.5/2.3wt%)とした。
スコに、硝酸ニッケル六水和物(Ni(NO3 )2 ・6
H2 O)14.9g及びジクロロテトラアンミンパラジ
ウム−水和物(Pd(NH3 )4 Cl2 ・H2 O)0.
77gを秤量して純水12mlに溶解し、この水溶液に
対し粉末状シリカゲル(LA TYPE、触媒化成
(株)製)10.0gを加えた後にエバポレーターにて
水分を減圧留去し、得られた粉体を更に110℃で減圧
乾燥した。続いて75ml/minの窒素流通下にて1
80℃にて2時間焼成し、次に75ml/minの空気
流通下にて450℃にて4時間焼成し、次に75ml/
minの水素流通下にて450℃にて2時間還元した。
最後に二酸化炭素を流通して安定化処理を行った後に粉
体を取りだし、含浸法Ni−Pdシリカゲル担持触媒
(Ni/Pd=22.5/2.3wt%)とした。
【0051】(実施例1)200mlステンレス性オー
トクレーブに、無水こはく酸(SAHと略称)7.0
g、反応触媒として、前記触媒調製例1の触媒(ゾルゲ
ル法Ni−Pd/シリカゲル担持触媒(Ni/Pd=2
2.5/2.3wt%))0.7g、反応溶媒としてテ
トラグライム28gを仕込んだ。反応容器内部を水素で
置換し、10kg/cm2 Gで水素圧に保ったまま23
5℃に昇温し、3時間水素化反応を行った。反応終了
後、オートクレーブを室温まで冷却し、水素圧を抜いて
反応液を取り出した。固形物を濾過した後、反応液をガ
スクロマトグラフィーにて分析した。生成物であるγ−
ブチロラクトンの収率は、原料であるSAHに対して、
52mol%であった。その他の反応成績については表
1に示した。
トクレーブに、無水こはく酸(SAHと略称)7.0
g、反応触媒として、前記触媒調製例1の触媒(ゾルゲ
ル法Ni−Pd/シリカゲル担持触媒(Ni/Pd=2
2.5/2.3wt%))0.7g、反応溶媒としてテ
トラグライム28gを仕込んだ。反応容器内部を水素で
置換し、10kg/cm2 Gで水素圧に保ったまま23
5℃に昇温し、3時間水素化反応を行った。反応終了
後、オートクレーブを室温まで冷却し、水素圧を抜いて
反応液を取り出した。固形物を濾過した後、反応液をガ
スクロマトグラフィーにて分析した。生成物であるγ−
ブチロラクトンの収率は、原料であるSAHに対して、
52mol%であった。その他の反応成績については表
1に示した。
【0052】(実施例2)反応触媒として、前記触媒調
製例2の触媒(ゾルゲル法Ni−Ru−Pd/シリカゲ
ル担持触媒(Ni/Ru/Pd=22.5/2.3/
2.2wt%))0.7gを用いた以外は実施例1と同
様の操作を行った。生成物であるγ−ブチロラクトンの
収率は、原料であるSAHに対して、53mol%であ
った。その他の反応成績については表1に示した。
製例2の触媒(ゾルゲル法Ni−Ru−Pd/シリカゲ
ル担持触媒(Ni/Ru/Pd=22.5/2.3/
2.2wt%))0.7gを用いた以外は実施例1と同
様の操作を行った。生成物であるγ−ブチロラクトンの
収率は、原料であるSAHに対して、53mol%であ
った。その他の反応成績については表1に示した。
【0053】(実施例3)反応触媒として、前記触媒調
製例3の触媒(ゾルゲル法Ni/シリカゲル担持触媒
(Ni=22.5wt%))0.7gを用いた以外は実
施例1と同様の操作を行った。生成物であるγ−ブチロ
ラクトンの収率は、原料であるSAHに対して、42m
ol%であった。その他の反応成績については表1に示
した。
製例3の触媒(ゾルゲル法Ni/シリカゲル担持触媒
(Ni=22.5wt%))0.7gを用いた以外は実
施例1と同様の操作を行った。生成物であるγ−ブチロ
ラクトンの収率は、原料であるSAHに対して、42m
ol%であった。その他の反応成績については表1に示
した。
【0054】(実施例4)反応触媒として、前記触媒調
製例4の触媒(ゾルゲル法Ru/シリカゲル担持触媒
(Ru=22wt%))0.7gを用いた以外は実施例
1と同様の操作を行った。生成物であるγ−ブチロラク
トンの収率は、原料であるSAHに対して、49mol
%であった。その他の反応成績については表1に示し
た。
製例4の触媒(ゾルゲル法Ru/シリカゲル担持触媒
(Ru=22wt%))0.7gを用いた以外は実施例
1と同様の操作を行った。生成物であるγ−ブチロラク
トンの収率は、原料であるSAHに対して、49mol
%であった。その他の反応成績については表1に示し
た。
【0055】(実施例5)原料として、無水マレイン酸
(MAHと略称)を用いた以外は実施例1と同様の操作
を行った。生成物であるγ−ブチロラクトンの収率は、
原料であるMAHに対して、48mol%であった。そ
の他の反応成績については表1に示した。
(MAHと略称)を用いた以外は実施例1と同様の操作
を行った。生成物であるγ−ブチロラクトンの収率は、
原料であるMAHに対して、48mol%であった。そ
の他の反応成績については表1に示した。
【0056】(比較例1)反応触媒として、前記触媒調
製例5の触媒(含浸法Ni−Pd/シリカゲル担持触媒
(Ni/Pd=22.5/2.3wt%))を用いた他
は、実施例1と同様の操作を行った。生成物であるγ−
ブチロラクトンの収率は、原料であるSAHに対して、
36mol%であった。反応成績については表1に示し
た。
製例5の触媒(含浸法Ni−Pd/シリカゲル担持触媒
(Ni/Pd=22.5/2.3wt%))を用いた他
は、実施例1と同様の操作を行った。生成物であるγ−
ブチロラクトンの収率は、原料であるSAHに対して、
36mol%であった。反応成績については表1に示し
た。
【0057】(比較例2)原料として無水マレイン酸
(MAH)を用い、反応触媒として前記触媒調製例5の
触媒(含浸法Ni−Pd/シリカゲル担持触媒(Ni/
Pd=22.5/2.3wt%))を用いた他は、実施
例1と同様の操作を行った。生成物であるγ−ブチロラ
クトンの収率は、原料であるMAHに対して、28mo
l%であった。反応成績については表1に示した。
(MAH)を用い、反応触媒として前記触媒調製例5の
触媒(含浸法Ni−Pd/シリカゲル担持触媒(Ni/
Pd=22.5/2.3wt%))を用いた他は、実施
例1と同様の操作を行った。生成物であるγ−ブチロラ
クトンの収率は、原料であるMAHに対して、28mo
l%であった。反応成績については表1に示した。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明においては、いわゆるゾルゲル法
と呼ばれる手法で調製した、触媒金属と担体金属よりな
る金属酸化物を還元することにより得られる金属担持固
体触媒を用いることにより、ジカルボン酸またはその無
水物、特にマレイン酸無水物及びこはく酸無水物から水
素添加反応により、従来知られている方法よりも反応圧
力を低下させ、かつ高選択率、高収率でγ−ブチロラク
トンを効率よく製造できる。
と呼ばれる手法で調製した、触媒金属と担体金属よりな
る金属酸化物を還元することにより得られる金属担持固
体触媒を用いることにより、ジカルボン酸またはその無
水物、特にマレイン酸無水物及びこはく酸無水物から水
素添加反応により、従来知られている方法よりも反応圧
力を低下させ、かつ高選択率、高収率でγ−ブチロラク
トンを効率よく製造できる。
フロントページの続き (72)発明者 牧 健一郎 大分県大分市大字中の洲2 昭和電工株式 会社大分工場内 (72)発明者 佐野 健一 大分県大分市大字中の洲2 昭和電工株式 会社大分工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 ジカルボン酸またはその無水物を、8族
金属を担持した固体触媒の存在下に水素化するにあた
り、前記固体触媒として金属アルコキシドから誘導され
た該金属を含むゲルに分散された8族金属触媒を用いる
ことを特徴とするγ−ブチロラクトンの製造方法。 - 【請求項2】 8族金属の二種以上の金属を併用するこ
とを特徴とする請求項1記載のγ−ブチロラクトンの製
造方法。 - 【請求項3】 前記固体触媒の存在下に水素化する際
に、100〜250℃の反応温度で、1〜50kg/c
m2 Gの反応圧力下にて行うことを特徴とする請求項1
あるいは請求項2記載のγ−ブチロラクトンの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298806A JPH09110852A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | γ−ブチロラクトンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298806A JPH09110852A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | γ−ブチロラクトンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09110852A true JPH09110852A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17864466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7298806A Pending JPH09110852A (ja) | 1995-10-24 | 1995-10-24 | γ−ブチロラクトンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09110852A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100344962B1 (ko) * | 2000-04-10 | 2002-07-20 | 한국에너지기술연구원 | 무수말레인산을 원료로 한 감마 부티로락톤 제조방법 |
JP2008525189A (ja) * | 2004-12-29 | 2008-07-17 | ポステック・ファウンデーション | 担持された遷移金属触媒の製造方法 |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP7298806A patent/JPH09110852A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100344962B1 (ko) * | 2000-04-10 | 2002-07-20 | 한국에너지기술연구원 | 무수말레인산을 원료로 한 감마 부티로락톤 제조방법 |
JP2008525189A (ja) * | 2004-12-29 | 2008-07-17 | ポステック・ファウンデーション | 担持された遷移金属触媒の製造方法 |
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