JPH09110644A - ヘアーコンディショニング剤組成物 - Google Patents

ヘアーコンディショニング剤組成物

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JPH09110644A
JPH09110644A JP7290293A JP29029395A JPH09110644A JP H09110644 A JPH09110644 A JP H09110644A JP 7290293 A JP7290293 A JP 7290293A JP 29029395 A JP29029395 A JP 29029395A JP H09110644 A JPH09110644 A JP H09110644A
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JP
Japan
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hair
group
formula
alkyl
conditioning agent
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JP7290293A
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English (en)
Inventor
Yuko Shiomi
祐子 塩見
Nobunori Fujiwara
延規 藤原
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MANDAMU KK
Original Assignee
MANDAMU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭皮や毛髪に対して安全性が高く、しか
も乾燥時における毛髪の静電気を抑え、ベタつきのない
なめらかなまとまり感やしっとりした仕上がり感等を付
与する卓越したヘアーコンディショニング剤組成物を提
供する。 【解決手段】 次式1(化1)で示されるモノグリセラ
イド型アニオン界面活性剤と、次式2(化2)で示され
るカチオン界面活性剤とをそれぞれ1種以上含有してな
ることを特徴とするヘアーコンディショニング剤組成物
である。 【化 1】 【化 2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はヘアーコンディショニ
ング剤組成物に係り、その目的は頭皮や毛髪に対して安
全性が高く、乾燥時の毛髪の静電気発生を抑え、施用後
の毛髪にベタつきのないなめらかなまとまり感、しっと
り感などの良好な仕上がり感を付与することのできるヘ
アーコンディショニング剤組成物を提供することにあ
る。
【0002】
【従来の技術】一般にパーマネントウエーブ処理後の毛
髪やヘアダイ処理後の毛髪では、なめらかな風合いが失
われ、パサパサとした固い感触が生じやすい状態となる
ことが多い。また、洗髪後の毛髪においても洗浄剤の影
響により、乾燥時にパサパサとした感じが生じやすく、
しかも櫛通りが悪くなって、枝毛、切毛等が発生し、毛
髪に損傷が生じやすくなっている。
【0003】従来、この様な毛髪のダメージや損傷を防
止するために、ヘアリンスやヘアトリートメント等の各
種の毛髪用コンディショニング剤が使用されている。こ
の毛髪用コンディショニング剤は、主として髪に滑沢性
や保湿性を付与し、滑らかで櫛通りが良く、まとめやす
い髪にすることを目的としている。このような効果を発
現させるために、毛髪用コンディショニング剤としては
毛髪表面に吸着し、毛髪を保護する第4級アンモニウム
塩を主剤とするものが多く存在している。具体的に、例
えばジアルキルジメチルアンモニウムクロライドやアル
キルトリメチルアンモニウムクロライドで代表される第
4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤を主成分と
し、これに油分や水溶性高分子化合物を添加した組成を
有するものが多く存在している。
【0004】一方、ブラッシングなどの機械的損傷から
毛髪を保護し、乾燥後のまとまり感を向上させるコンデ
ィショニング剤として、シリコーン等の油分を多量に配
合したものも存在している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
4級アンモニウム塩等のカチオン界面活性剤は、毛髪や
頭皮、目に対する刺激が強く、しかも簡単な水洗いでは
容易に除去できないため、安全性に問題があるという課
題が存在した。さらに、乾燥後のまとまり感を向上させ
るためにシリコーン等の油分を多量に配合したコンディ
ショニング剤では、塗布時に有効成分が毛髪全体に充分
に行きわたりにくくなる上、乾燥後の毛髪にベタつき感
が生じてしまい、良好な仕上がり感が得られないという
課題が存在した。しかも、従来より存在している毛髪用
コンディショニング剤においては塗布時、濯ぎ時及び乾
燥後の毛髪に対する櫛通り性や滑らかさ等については良
好な効果を示すものの、乾燥時の毛髪における静電気を
抑え、なめらかなまとまり感やしっとりした仕上がり感
を充分に付与することはできないという課題が存在し
た。そこで、この発明では頭皮や毛髪に対して安全性が
高く、しかも乾燥時における毛髪の静電気を抑え、施用
後の毛髪にベタつきのないなめらかなまとまり感やしっ
とりした仕上がり感等を付与する卓越したヘアーコンデ
ィショニング剤組成物の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであって、請求項1のヘアー
コンディショニング剤組成物では次式3(化3)で示さ
れるモノグリセライド型アニオン界面活性剤と、次式4
(化4)で示されるカチオン界面活性剤とをそれぞれ1
種以上含有してなることとした。
【化3】 〔但し、式中R1 は炭素数8〜20の飽和又は不飽和の
アルキル基又はアルキルフェニル基であり、XはOSO
3 Y、OPO3 Y、O2PO2 Y(Yは水素原子、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又はアル
カノールアミン基である。)から選ばれるアニオンをも
たらす官能基である。〕
【化4】 〔但し、式中R2 は炭素数14〜22のアルキル基又は
ベンジル基、R3 はメチル基又は炭素数14〜22のア
ルキル基、R4 とR5 は炭素数1〜3のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子又はメチルサ
ルフェート、エチルサルフェート残基のいずれかを示
す。〕
【0007】
【作用】次式5(化5)で示されるモノグリセライド型
アニオン界面活性剤は、毛髪や頭皮に対する刺激性が緩
慢でカチオン界面活性剤に比べると安全性が極めて高
い。しかも毛髪になめらか感やしっとり感を付与するコ
ンディショニング効果に優れている。請求項1のヘアー
コンディショニング剤組成物では、このようなモノグリ
セライド型アニオン界面活性剤に次式6(化6)で示さ
れるカチオン界面活性剤を配合することによって、前記
モノグリセライド型アニオン界面活性剤のみを配合した
ものよりも、毛髪や頭皮に対する安全性がより高くな
り、しかも乾燥時の毛髪における静電気発生を抑え、な
めらかなまとまり感及びしっとりした仕上がり感を毛髪
に付与することができるヘアーコンディショニング剤組
成物となる。
【化5】 〔但し、式中R1 は炭素数8〜20の飽和又は不飽和の
アルキル基又はアルキルフェニル基であり、XはOSO
3 Y、OPO3 Y、O2PO2 Y(Yは水素原子、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又はアル
カノールアミン基である。)から選ばれるアニオンをも
たらす官能基である。〕
【化6】 〔但し、式中R2 は炭素数14〜22のアルキル基又は
ベンジル基、R3 はメチル基又は炭素数14〜22のア
ルキル基、R4 とR5 は炭素数1〜3のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子又はメチルサ
ルフェート、エチルサルフェート残基のいずれかを示
す。〕
【0008】
【発明の構成】以下、この発明に係るヘアーコンディシ
ョニング剤組成物の構成について詳述する。この発明で
は、次式7(化7)で示されるモノグリセライド型アニ
オン界面活性剤を必須成分の一つとして使用する。
【化7】 〔但し、式中R1 は炭素数8〜20の飽和又は不飽和の
アルキル基又はアルキルフェニル基であり、XはOSO
3 Y、OPO3 Y、O2PO2 Y(Yは水素原子、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又はアル
カノールアミン基である。)から選ばれるアニオンをも
たらす官能基である。〕
【0009】前記モノグリセライド型アニオン界面活性
剤としては具体的に、ステアリルグリセリル硫酸ナトリ
ウム、セチルグリセリル硫酸ナトリウム、ラウロイルグ
リセリル硫酸ナトリウム、パルミトイルグリセリル硫酸
ナトリウム、ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム、
硬化ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム、ステアリ
ルグリセリル硫酸トリエタノールアミン、ラウロイルグ
リセリル硫酸カリウム、パルミトイルグリセリルリン酸
ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリルリン酸ナトリ
ウム等を好適な実施例として例示することができるが、
特に限定されるものではない。
【0010】この発明では上記のようなモノグリセライ
ド型アニオン界面活性剤のうちの少なくとも一種が特に
限定されることなく、いずれのものでも好適に必須成分
の一つとして使用される。モノグリセライド型アニオン
界面活性剤は、毛髪や頭皮に対する刺激性が緩慢でカチ
オン界面活性剤に比べると安全性が極めて高い。しかも
毛髪になめらか感やしっとり感を付与するため、この発
明において必須成分の一つとして好適に使用される。
【0011】さらに、上記モノグリセライド型アニオン
界面活性剤とともに、次式8(化8)で示されるカチオ
ン界面活性剤も必須成分の一つとして使用される。
【化8】 〔但し、式中R2 は炭素数14〜22のアルキル基又は
ベンジル基、R3 はメチル基又は炭素数14〜22のア
ルキル基、R4 とR5 は炭素数1〜3のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子又はメチルサ
ルフェート、エチルサルフェート残基のいずれかを示
す。〕
【0012】前記カチオン界面活性剤としては具体的
に、塩化パルミチルトリメチルアンモニウム、塩化ジパ
ルミチルジエチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメ
チルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニ
ウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジベ
ヘニルジヒドロキシエチルアンモニウム、ジパルミチル
プロピルエチルアンモニウムメチルサクリフェート、塩
化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム等を好適な
実施例として例示することができるが、特に限定される
ものではない。この発明ではこのようなカチオン界面活
性剤のうちの少なくとも一種が特に限定されることな
く、いずれのものでも好適に必須成分の一つとして使用
される。
【0013】上記のようなカチオン界面活性剤をモノグ
リセライド型アニオン界面活性剤と併用して配合するこ
とによって、前記モノグリセライド型アニオン界面活性
剤のみを配合した場合よりも、毛髪や頭皮に対する安全
性がより高くなり、しかも乾燥時の毛髪における静電気
発生を抑え、なめらかなまとまり感及びしっとりした仕
上がり感を毛髪に付与することができる。
【0014】この発明のヘアーコンディショニング剤組
成物において、前記モノグリセライド型アニオン界面活
性剤とカチオン界面活性剤との配合比は好ましくは重量
比で5:4〜10:1、更に好ましくは2:1〜5:1
とされる。この理由は、モノグリセライド型アニオン界
面活性剤の配合量がカチオン界面活性剤に対して5/4
量未満であると、施用後の毛髪の蛋白変性率が高くな
り、安全性に問題が生じることがあり、一方、カチオン
界面活性剤の配合量がモノグリセライド型アニオン界面
活性剤に対して1/10量未満であると充分なコンディ
ショニング効果を付与できないことがあり、いずれの場
合も好ましくないからである。さらに、モノグリセライ
ド型アニオン界面活性剤とカチオン界面活性剤との総和
の配合量は、ヘアーコンディショニング剤組成物の全成
分量に対し、好ましくは0.1〜8重量%、更に好まし
くは0.5〜4重量%とされる。この理由は、前記界面
活性剤の配合量が0.1重量%未満であるとこの発明の
目的である毛髪における静電気抑制作用やコンディショ
ニング効果を充分に発現することができず、一方、8重
量%を超えて配合されると蛋白変性率が高くなり、安全
性に問題が生じることがあるためいずれの場合も好まし
くないからである。
【0015】尚、モノグリセライド型アニオン界面活性
剤とカチオン界面活性剤とを単に混合しただけでは、水
に不溶性の複合体が形成されてしまうため、この発明の
ヘアーコンディショニング剤組成物においては、その剤
型を水中油型の乳化型とすることが望ましく、クリーム
状、乳液状等の形態で処方されるのが好ましい。
【0016】さらにこの発明では、前記必須成分以外に
この発明の効果や系を損なわない範囲で、通常の毛髪用
化粧料として使用される公知の成分、すなわちアルコー
ル、多価アルコール、水溶性高分子、酸化防止剤、pH
調整剤、紫外線防止剤、金属イオン封鎖剤、増粘剤、界
面活性剤、香料、防腐剤、抗菌剤、油剤、高級脂肪酸、
脂肪酸エステル、保湿剤、清涼剤、色素、各種ビタミン
類、動植物抽出成分等を目的に応じて適宜任意に配合す
ることが可能である。
【0017】
【実施例】以下、この発明に係るヘアーコンディショニ
ング剤組成物の効果を実施例、比較例、試験例を挙げる
ことにより一層詳細に説明する。但し、この発明は以下
の実施例により何ら限定されることはない。
【0018】(実施例1〜5及び比較例1〜2)モノグ
リセライド型アニオン界面活性剤(1種)及びカチオン
界面活性剤(3種)を用いて、表1に示す処方に従って
実施例1〜5及び比較例1〜2のヘアーコンディショニ
ング剤組成物を調製した。
【表1】
【0019】
【試験例】前記実施例及び比較例で調製されたヘアーコ
ンディショニング剤組成物を用いて、以下に示す毛髪
水分量、毛髪のなめらか感、蛋白変性、ヘアフラ
イ、ヘアマネジヤビリティの各項目について、それぞ
れ以下に示す方法で試験を行った。この結果をまとめて
表2に示す。
【0020】(1)毛髪水分量 約1g、約11cmの毛束に前記実施例及び比較例で得
られたヘアーコンディショニング剤組成物をそれぞれ
0.25gずつ塗布し、約40℃の流水中で30秒間濯
ぎを行った後自然乾燥させたものについて、その水分量
をアクアチェッカー(ビヤンテットアクアチェッカーH
C1000/ファインコスメティック株式会社製)を用
いて測定した。毛髪含水率が10%以下であるものを
×、11〜12%であるものを△、13〜16%である
ものを〇、17%以上であるものを◎と評価した。
【0021】(2)毛髪のなめらか感 約1g 、約11cmの毛束を用い、表面性試験機(KES−
SF/カトーテック(株)製)にて平均摩擦係数を測定
した。すなわち、毛束に前記実施例及び比較例で得られ
た各ヘアーコンディショニング剤組成物をそれぞれ0.
25gずつ塗布し、約40℃の流水中にて30秒間濯ぎ
を行った後、毛束を自然乾燥させたものについて測定を
行なった。尚、水のみで同様に処理した毛束についても
同様に平均摩擦係数を測定し、それぞれの摩擦係数の比
を変化量として表し、評価の指標とした。 変化量=実施例及び比較例のヘアーコンディショニング
剤組成物での処理毛の平均摩擦係数/水で処理した毛髪
の平均摩擦係数 変化量の値が0.80未満のものを◎、0.85〜0.
80のものを〇、0.95〜0.85のものを△、0.
95以上のものを×とした。
【0022】(3)蛋白変性試験(刺激性試験) 0.025%の卵白アルブミンを含むpH6の緩衝液1
0mlに、前記実施例及び比較例で得られたヘアーコン
ディショニング剤組成物を10%濃度に希釈した水溶液
を0.5mlずつ加え、25℃で24時間放置した後、
高速液体クロマトグラフィーにより卵白アルブミンのピ
ーク面積(220nm)を求め、卵白アルブミン変性率
を以下の式から算出した。 Ao ;ヘアーコンディショニング剤水溶液の代わりに精
製水を加えた場合の卵白アルブミンのピーク面積 As ;ヘアーコンディショニング剤水溶液を加えた場合
の卵白アルブミンのピーク面積 得られた蛋白変性率の値が50%以上のものを×、25
〜50%のものを△、25〜20%のものを〇、20%
未満のものを◎と評価した。
【0023】(4)ヘアフライ 毛髪の広がり評価として、ブラッシング後の毛髪の静電
気発生量を測定した。前記実施例及び比較例で得られた
ヘアーコンディショニング剤組成物の1%水溶液中に約
10gの毛束を各々浸漬し、5分間、40℃にて振盪し
た。40℃の流水中で濯ぎを行った後、乾燥させた。こ
の方法で処理を行う前後の毛束について、各々30回ブ
ラッシング後の静電気発生量を集電式電位測定器(KS
−325型/春日電気)により測定した。処理前後の測
定値をそれぞれ評価した。なお、処理前の毛束の静電気
発生量と処理後の毛束の静電気発生量との比を変化量と
して表した。 変化量=処理後の静電気発生量/処理前の静電気発生量 変化量の値が0.80未満のものを◎、0.85〜0.
80のものを〇、0.95〜0.85のものを△、0.
95以上のものを×とした。
【0024】(5)ヘアマネジヤビリティ 毛髪の広がり評価として、ブラッシング後の毛髪の先端
の幅長さを測定した。前記実施例及び比較例で得られた
ヘアーコンディショニング剤組成物の1%水溶液中に約
10gの毛束を各々浸漬し、5分間、40℃にて振盪し
た。40℃の流水中で濯ぎを行った後、乾燥させた。こ
の方法で処理を行う前後の毛束について、各々30回ブ
ラッシング後、直径2.5cmの輪にとおし、方眼紙上
におき、毛束の先端の幅長さを測定した。処理前後の測
定値をそれぞれ評価した。なお、処理前の毛束の先端の
幅長さと処理後の毛束の先端の幅長さとの比を変化量と
して表した。 変化量=処理後の先端の幅長さ/処理前の先端の幅長さ 変化量の値が0.85未満のものを◎、0.85〜0.
90のものを〇、0.95〜0.90のものを△、0.
95以上のものを×とした。
【0025】
【表2】 表2の結果から明らかな如く、モノグリセライド型アニ
オン界面活性剤のみを配合したヘアーコンディショニン
グ剤組成物(比較例1)では、毛髪の水分量や毛髪のな
めらか感は良好で、蛋白変性も低いが、処理後の毛髪に
おける静電気発生量が多く、ヘアフライが生じやすいこ
とが判る。カチオン界面活性剤のみを配合したヘアーコ
ンディショニング剤組成物(比較例2)では、毛髪の水
分量が悪く、しかも蛋白変性率が高く、安全性に問題が
あることが判る。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明は次式9
(化9)で示されるモノグリセライド型アニオン界面活
性剤と、次式10(化10)で示されるカチオン界面活
性剤とをそれぞれ1種以上含有してなることを特徴とす
るヘアーコンディショニング剤組成物であるから、前記
試験例の結果からも明らかな如く、頭皮や毛髪に対する
安全性が高く、しかも乾燥時の毛髪の静電気発生を抑
え、施用後の毛髪にベタつきのないなめらかなまとまり
感、しっとり感などの良好な仕上がり感を付与すること
のできる優れたヘアーコンディショニング剤組成物であ
るという効果を奏する。
【化9】 〔但し、式中R1 は炭素数8〜20の飽和又は不飽和の
アルキル基又はアルキルフェニル基であり、XはOSO
3 Y、OPO3 Y、O2PO2 Y(Yは水素原子、アル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又はアル
カノールアミン基である。)から選ばれるアニオンをも
たらす官能基である。〕
【化10】 〔但し、式中R2 は炭素数14〜22のアルキル基又は
ベンジル基、R3 はメチル基又は炭素数14〜22のア
ルキル基、R4 とR5 は炭素数1〜3のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子又はメチルサ
ルフェート、エチルサルフェート残基のいずれかを示
す。〕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式1(化1)で示されるモノグリセラ
    イド型アニオン界面活性剤と、次式2(化2)で示され
    るカチオン界面活性剤とをそれぞれ1種以上含有してな
    ることを特徴とするヘアーコンディショニング剤組成
    物。 【化1】 〔但し、式中R1 は炭素数8〜20の飽和又は不飽和の
    アルキル基又はアルキルフェニル基であり、XはOSO
    3 Y、OPO3 Y、O2PO2 Y(Yは水素原子、アル
    カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム基又はアル
    カノールアミン基である。)から選ばれるアニオンをも
    たらす官能基である。〕 【化2】 〔但し、式中R2 は炭素数14〜22のアルキル基又は
    ベンジル基、R3 はメチル基又は炭素数14〜22のア
    ルキル基、R4 とR5 は炭素数1〜3のアルキル基又は
    ヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子又はメチルサ
    ルフェート、エチルサルフェート残基のいずれかを示
    す。〕
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