JPH09110232A - シート搬送装置および記録装置 - Google Patents

シート搬送装置および記録装置

Info

Publication number
JPH09110232A
JPH09110232A JP7271098A JP27109895A JPH09110232A JP H09110232 A JPH09110232 A JP H09110232A JP 7271098 A JP7271098 A JP 7271098A JP 27109895 A JP27109895 A JP 27109895A JP H09110232 A JPH09110232 A JP H09110232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
sheet conveying
side plate
sheet
mounting rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7271098A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hasegawa
毅 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Original Assignee
Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd filed Critical Canon Electronic Business Machines HK Co Ltd
Priority to JP7271098A priority Critical patent/JPH09110232A/ja
Publication of JPH09110232A publication Critical patent/JPH09110232A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、シート搬送装置を構成する軸部材
の組み付け作業性を向上し、シート搬送装置の品質の安
定を図ることを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 サイドプレート16が配置される近傍に載
置リブ1fを配置し、サイドプレート16の軸受部16a,
16b,16c,16dよりもわずか低い位置で載置リブ1f
の受け溝1g,1h,1i,1jに各軸15,3,9,5
が載置されるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート搬送ローラ
等の複数の軸部材を同時に組み付ける作業を容易にし得
るように構成したシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録装置等に装備されるシート搬送装置
には、シート引込みローラ軸,シート送りローラ軸,シ
ート排出ローラ軸および記録ヘッドを搭載したキャリッ
ジを支持するキャリッジ軸等の複数の軸部材が所定の間
隔を有して並行して配置される。
【0003】これ等の複数の軸部材は、その構造上、一
つの装置本体フレームに回転可能または固定して支持さ
れて配置される場合があり、その場合、シート搬送通路
やプラテンを構成するベースフレームに設けた軸受部に
前記軸部材の一端を挿入して仮りに保持し、前記軸部材
の他端をベースフレームとは別体で構成されるサイドプ
レートに設けた軸受部に一つ一つ位置合わせを行って挿
入した後、サイドプレートをベースフレームに固定して
組み付けが行われている。
【0004】この場合、組み込み作業性を考慮して、各
軸部材の長さを異なる長さで構成したり、予め、サイド
プレートに設けた軸受部の軸方向をずらしておき、軸部
材をサイドプレートの軸受穴へ順次挿入するように構成
する等の工夫がなされている。
【0005】以下に従来技術の一例を図9〜図11を用い
て説明する。図9は従来のシート搬送装置の平面説明
図、図10は従来のシート搬送装置において、サイドプレ
ートを組み込む前の各軸部材の状態を示す平面説明図、
図11は図10のサイドプレート側から見た側面説明図であ
る。図9において、101 は、シートの搬送通路および該
通路上にプラテン101eを設けたベースフレームであり、
該ベースフレーム101 の左側壁の所定位置には、軸受部
101a,101b,101c,101dが設けられている。
【0006】ベースフレーム101 の右側端部にはサイド
プレート116 がネジ117 により固定されており、サイド
プレート116 の所定位置には、前記軸受部101a,101b,
101c,101dに対応する軸受部116a,116b,116c,116dが
設けられている。
【0007】102 は記録ヘッドを搭載したキャリッジで
あり、軸受部101b,116bにより固定して支持されたキャ
リッジ軸103 に対して軸方向に移動可能に保持されてい
る。104 は、引込みローラ軸105 が圧入された引込みロ
ーラであり、該引込みローラ軸105 はその両端部を軸受
部101d,116dにより回転可能に軸支されている。
【0008】引込みローラ軸105 の左端部には、従動ギ
ヤ106a,伝達ギヤ106bを有する二段ギヤ106 が固定され
ており、モータ107 の駆動軸に設けられた駆動ギヤ107a
に従動ギヤ106aが噛合することでモータ107 の回転力が
伝達され、引込みローラ104がシート送り方向に回転す
ることで記録シートPが送られる。
【0009】108 は、送りローラ軸109 が圧入された送
りローラであり、該送りローラ軸109 はその両端部を軸
受部101c,116cにより回転可能に軸支されている。送り
ローラ軸109 の左端部には前記伝達ギヤ106bに噛合する
従動ギヤ110 が固定されており、該従動ギヤ110 には同
軸上で一体的に回転する伝達用プーリ111 が固定されて
いる。
【0010】114 は、排出ローラ軸115 が圧入された排
出ローラであり、該排出ローラ軸115 はその両端部を軸
受部101a,116aにより回転可能に軸支されている。排出
ローラ軸115 の左端部には前記伝達用プーリ111 に対応
する伝達用プーリ112 が固定されており、伝達用プーリ
111 ,112 にはベルト113 が張架されている。
【0011】次に、上記のように構成される従来のシー
ト搬送装置の組み込み方法について図10、図11を用いて
説明する。図11に示すように、引込みローラ軸105 ,送
りローラ軸109 ,キャリッジ軸103 ,排出ローラ軸115
は、配置される高さが夫々異なっており、各軸115 ,10
3 ,109 ,105 は、組み込みに当たって、先ず、ギヤ列
やベルト等の駆動伝達機構が配置された左端部をベース
フレーム101 の左側壁に設けられた軸受部101a,101b,
101c,101dに夫々挿入することにより仮に支持される。
【0012】この時、各軸115 ,103 ,109 ,105 は、
図10に示すように、右端部がフリーとなっており、軸受
部101a,101b,101c,101d内で摺動して軸方向に多少移
動できるようになっている。これにより、サイドプレー
ト116 の軸受部116a,116b,116c,116dに各軸115 ,10
3 ,109 ,105 の右端部を一本ずつ所定の順で挿入した
後、サイドプレート116 をネジ117 によりベースフレー
ム101 に固定する。
【0013】各軸115 ,103 ,109 ,105 の右端部をサ
イドプレート116 に設けた軸受部116a,116b,116c,11
6dに挿入する際には、各軸115 ,103 ,109 ,105 の左
端部をベースフレーム101 の軸受部101a,101b,101c,
101dに仮に支持させた状態で、各軸115 ,103 ,109 ,
105 の自重により該各軸115 ,103 ,109 ,105 の右端
部が図11の矢印a方向に斜行するために軸受部116a,11
6b,116c,116dの高さの高い順、即ち、116b→116c→11
6a→116dの順に各軸103 ,109 ,115 ,105 を例えばピ
ンセット等を用いて一つずつ挿入する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来の技術では、排出ローラ軸115 ,キャリッジ軸10
3,送りローラ軸109 ,引込みローラ軸105 の左端部を
ベースフレーム101 の軸受部101a,101b,101c,101dに
挿入して仮に支持させた状態において、各軸115 ,103
,109 ,105 の右端部はフリー状態なので、上下左右
のあらゆる方向に移動可能であるため、それ等の位置が
定まらず、各軸115 ,103 ,109 ,105 の右端部をサイ
ドプレート116 の各軸受部116a,116b,116c,116dに一
本ずつ挿入して組み込む作業が煩雑となり手間がかかる
といった問題がある。
【0015】また、各軸115 ,103 ,109 ,105 の左端
部をベースフレーム101 の軸受部101a,101b,101c,10
1dに挿入して仮に支持させた状態において、各軸115 ,
103,109 ,105 は、自重により各軸115 ,103 ,109
,105 の開放端部である右端部が下方向に斜行して、
各軸115 ,103 ,109 ,105 の右端部をサイドプレート
116 の各軸受部116a,116b,116c,116dに一本ずつ挿入
して組み込む作業中にベースフレーム101 の軸受部101
a,101b,101c,101dに挿入しておいた各軸115 ,103
,109 ,105 の左端部が抜け落ちる場合もあり、その
場合には、組み込み作業を始めからやり直さなければな
らず、作業効率が悪い。
【0016】また、各軸115 ,103 ,109 ,105 の右端
部がフリー状態の時、ベースフレーム101 の軸受部101
a,101b,101c,101dに負担がかかり、該軸受部101a,1
01b,101c,101dを抉(えぐ)ってしまって軸受部101
a,101b,101c,101dを変形させたり、破損させるおそ
れがある。また、各軸115 ,103 ,109 ,105 が曲がっ
たりして変形するおそれもあり、記録シートPの搬送不
良の原因となるといった問題がある。
【0017】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、シート搬送装置を構成する軸
部材の組み付け作業性を向上し、シート搬送装置の品質
の安定を図るものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、シート搬送装置を構成
する複数の軸部材の一端を支持する支持部材の近傍に前
記複数の軸部材を組み付ける際に該複数の軸部材を載置
可能な載置リブを配置し、前記載置リブの前記軸部材を
載置する高さ位置は、前記軸部材を前記支持部材に組み
込んだ時の高さ位置よりも所定の寸法だけ低い位置にな
るように構成したことを特徴とするシート搬送装置であ
る。
【0019】また、前記載置リブの前記複数の軸部材を
載置する位置には、前記複数の軸部材が前記支持部材に
支持される相対位置関係と一致した位置に配置され、且
つ、前記複数の軸部材の夫々の外径に対応する大きさの
受け溝を形成すれば好ましい。
【0020】また、前記複数の軸部材の前記載置リブに
対応する位置に、前記載置リブの厚みに対応する股ぎ溝
を形成すれば好ましい。
【0021】本発明は、上述の如く構成したので、複数
の軸部材の一端を装置本体フレームの軸受部に支持させ
ると共に、前記複数の軸部材の他端に形成した股ぎ溝を
載置リブに設けた受け溝に嵌合させて該複数の軸部材の
他端を載置リブに載置することで、複数の軸部材の他端
の位置決めを行なって支持部材による支持を容易にし、
複数の軸部材の組み付け作業を容易にすることが出来
る。
【0022】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート搬送
装置およびこれを備えた記録装置の一実施形態を具体的
に説明する。図1は本発明に係るシート搬送装置および
これを備えた記録装置の第1実施形態を示す平面説明
図、図2は第1実施形態において、サイドプレートを組
み込む前の各軸部材の状態を示す平面説明図、図3は図
2のサイドプレート側から見た側面説明図、図4は軸部
材と載置リブに形成した受け溝との係合状態を示す斜視
図である。
【0023】図1において、1は、シートの搬送通路お
よび該通路上にプラテン1e を設けた装置本体のベース
フレームであり、該ベースフレーム1の左側壁の所定位
置には、軸受部1a,1b,1c,1dが設けられてい
る。
【0024】ベースフレーム1の右側端部には、該ベー
スフレーム1とは別体で構成される支持部材となるサイ
ドプレート16がネジ17により固定されており、サイドプ
レート16の所定位置には、前記軸受部1a,1b,1
c,1dに対応する軸受部16a,16b,16c,16dが設
けられている。
【0025】サイドプレート16の近傍で、且つ、装置内
側には、本発明の特徴である載置リブ1fが配置されて
いる。載置リブ1fは、サイドプレート16に設けられた
軸受部16a,16b,16c,16dのうち、両端の軸受部間
の距離(ここでは、軸受部16aと軸受部16dとの間の離
隔距離)に対応する長さを有し、且つ、所定の板厚を有
してベースフレーム1に一体的に構成して配置されてい
る。
【0026】載置リブ1fの上部で、且つ、サイドプレ
ート16の各軸受部16a,16b,16c,16dが形成された
高さ位置よりも夫々所定の寸法だけ低い位置で、且つ、
該軸受部16a,16b,16c,16dの相対位置関係に対応
する位置には、詳しくは図3および図4に示して後述す
る受け溝1g,1h,1i,1jが形成されている。
【0027】尚、本実施形態では、載置リブ1fがベー
スフレーム1に一体的に構成されているが、他の構成と
してベースフレーム1とは別体で構成される載置リブ1
fをベースフレーム1に固定して設けても良い。
【0028】2は、記録手段となる記録ヘッドを搭載し
たキャリッジであり、軸受部1b,16bにより固定して
支持されたキャリッジ軸3に対して軸方向に移動可能に
保持されている。前記記録ヘッドは、インクジェット記
録ヘッドやサーマルヘッドやワイヤドットヘッド等の種
々の記録方式により構成された記録ヘッドが適用可能で
あり、該記録ヘッドにより、搬送される記録シートPに
画像情報に応じて画像を記録する。
【0029】4は引込みローラであり、記録シートPを
ベースフレーム1に形成されたシート通路内へ引き込む
ためのものである。引込みローラ4には、引込みローラ
軸5が圧入されており、引込みローラ軸5はその両端部
を軸受部1d,16dにより回転可能に軸支されている。
【0030】引込みローラ軸5の左端部には、従動ギヤ
6a,伝達ギヤ6bを有する二段ギヤ6が固定されてお
り、ベースフレーム1の左側端部に配置されたモータ7
の駆動軸に設けられた駆動ギヤ7aに従動ギヤ6aが噛
合することでモータ7の回転力が伝達され、引込みロー
ラ4がシート送り方向に回転することで記録シートPが
下流側に送られる。
【0031】8は引込みローラ4により引き込まれた記
録シートPをキャリッジ2に搭載された記録ヘッドが対
向する位置に送る送りローラである。送りローラ8には
送りローラ軸9が圧入されており、送りローラ軸9はそ
の両端部を軸受部1c,16cにより回転可能に軸支され
ている。
【0032】送りローラ軸9の左端部には前記伝達ギヤ
6bに噛合する従動ギヤ10が固定されており、該従動ギ
ヤ10には同軸上で一体的に回転する伝達用プーリ11が固
定されている。
【0033】ベースフレーム1の左側壁に設けられたモ
ータ7の回転力が伝達ギヤ6bを介して従動ギヤ10に伝
達されると、送りローラ8が引込みローラ4と同じ周速
度で回転するようになっており、これにより、記録シー
トPを安定して搬送することが出来るようになってい
る。
【0034】14は、記録ヘッドにより画像が記録された
記録シートPを機外へ排出する排出ローラである。排出
ローラ14には排出ローラ軸15が圧入されており、該排出
ローラ軸15はその両端部を軸受部1a,16aにより回転
可能に軸支されている。
【0035】排出ローラ軸15の左端部には前記伝達用プ
ーリ11に対応する伝達用プーリ12が固定されており、伝
達用プーリ11,12にはベルト13が張架されている。ベル
ト13を介して伝達用プーリ11から伝達用プーリ12に回転
力が伝達され、排出ローラ14がシート排出方向に回転す
ることで記録シートPが機外へ排出される。
【0036】次に、上記のように構成される本発明に係
るシート搬送装置を備えた記録装置の組み込み方法につ
いて図2〜図4を用いて詳細に説明する。図2〜図4
は、サイドプレート16をベースフレーム1に取り付ける
前の状態を示している。
【0037】シート搬送装置を構成する複数の軸部材と
なる排出ローラ軸15,キャリッジ軸3,送りローラ軸
9,引込みローラ軸5の左端部には、上述したように、
ギヤ列やプーリやベルト等の駆動伝達機構が配置されて
おり、比較的重量があるため、これ等左端部が、先ず、
ベースフレーム1に設けた軸受部1a,1b,1c,1
dに夫々挿入され、これと略同時に、前記各軸15,3,
9,5の夫々の右端部が載置リブ1fに形成した受け溝
1g,1h,1i,1j上に夫々嵌合して載置されて、
仮に支持される。
【0038】この状態では、前記各軸15,3,9,5
は、多少右下がり(図3の矢印a方向にわずか斜行した
状態)ではあるが略水平状態に安定して保持されてお
り、従来のように各軸15,3,9,5の自重によってベ
ースフレーム1に設けた軸受部1a,1b,1c,1d
から抜け落ちることもなく、該軸受部1a,1b,1
c,1dを変形させたり破損させることもない。また、
各軸15,3,9,5自身が曲がる等の変形が発生するこ
ともない。
【0039】図3は図2をサイドプレート16側から見た
側面図であり、夫々が所定高さに配置される各軸15,
3,9,5が、該各軸15,3,9,5の夫々の配置高さ
に対応する高さ位置に形成された載置リブ1f上部に設
けた各受け溝1g,1h,1i,1j内で安定して支持
できるようになっている。
【0040】各軸15,3,9,5は、その外周形状が円
柱形状に形成されるのが一般であるため、本実施形態で
は、図4に排出ローラ軸15に対応する受け溝1gを例示
したように、受け溝1g,1h,1i,1jの形状を所
定角度を有するV字形の傾斜面で構成したことで、各軸
15,3,9,5の右端部を各受け溝1g,1h,1i,
1jに嵌合し易く、且つ位置決め性が良好であるため有
利である。
【0041】尚、他の構成として、受け溝1g,1h,
1i,1jの形状をU字形や方形等他の形状で構成する
ことも可能であるので、受け溝1g,1h,1i,1j
の形状は、本実施形態の形状に限定されるものではな
い。
【0042】各軸15,3,9,5に対応させた載置リブ
1fの受け溝1g,1h,1i,1jは、各軸15,3,
9,5がベースフレーム1の各軸受部1a,1b,1
c,1dとサイドプレート16の各軸受部16a,16b,16
c,16dに完全に支持された状態での該各軸15,3,
9,5の夫々の真下に設けられると共に、各受け溝1
g,1h,1i,1j内に各軸15,3,9,5の右端部
が載置される高さ位置は、各軸15,3,9,5の右端部
がサイドプレート16の軸受部16a,16b,16c,16dに
挿入して組み込まれる状態からわずか下側にシフトした
高さ位置に設定してあり、各受け溝1g,1h,1i,
1jの相対位置関係は、各軸15,3,9,5が組み込ま
れる各軸受部16a,16b,16c,16dの相対位置関係と
一致している。
【0043】上記の構成により、各軸15,3,9,5の
組み込み時には、前述のように、各軸15,3,9,5の
左端部をベースフレーム1の左側壁に設けた軸受部1
a,1b,1c,1dに挿入すると共に、各軸15,3,
9,5の右端部を該各軸15,3,9,5に対応する載置
リブ1fの受け溝1g,1h,1i,1jに嵌合載置し
て仮りに支持すると、この状態で、各軸15,3,9,5
の右端部の相対位置関係は、組み込み状態と略同じ状態
に保持されるようになっている。
【0044】即ち、載置リブ1fの受け溝1g,1h,
1i,1jをサイドプレート16の軸受部16a,16b,16
c,16dと略同じ相対位置関係に配置してあるので、サ
イドプレート16の組み込み時には、図3の矢印a方向か
らサイドプレート16を平行に移動した後、図2の矢印b
方向にサイドプレート16を平行に移動して組み込めば、
各軸15,3,9,5の全ての右端部を同時にサイドプレ
ート16の軸受部16a,16b,16c,16dに挿入すること
が出来、その後、サイドプレート16をネジ17によりベー
スフレーム1に固定すれば、各軸15,3,9,5の組み
付けが容易に出来る。
【0045】従って、従来のように、ベースフレーム1
の軸受部1a,1b,1c,1dから各軸15,3,9,
5が抜け落ちたりして始めから組み付け作業をやり直す
等の無駄がなく、従来のように、各軸15,3,9,5を
一本ずつサイドプレート16の軸受部16a,16b,16c,
16dに挿入する等の煩わしい作業ではなく、全ての各軸
15,3,9,5を同時にサイドプレート16の軸受部16
a,16b,16c,16dに挿入することが出来るので作業
能率が向上する。
【0046】また、載置リブ1fの受け溝1g,1h,
1i,1jは、サイドプレート16の軸受部16a,16b,
16c,16dの位置よりも所定の寸法だけ低い位置に設定
されているので、各軸15,3,9,5の組み付け後は、
載置リブ1fが、各軸15,3,9,5に干渉することが
なく、装置の動作上の障害になることはない。
【0047】また、組み付け治工具を使用する場合で
は、組み付け前に治工具を所定の位置に位置合わせをし
た上で配置し、組み付けの後、該治工具を取り外さなけ
ればならず、治工具の取り付け取外しの工数がかかると
共に、位置合わせ作業が面倒であるが、本実施形態で
は、載置リブ1fをベースフレーム1に設けたので、組
み付け作業が能率的であると共に、位置合わせの面倒さ
がない。また、組み付け治工具を不要としたことで、経
済的である。
【0048】次に、本発明に係るシート搬送装置を備え
た記録装置の第2実施形態について図5〜図8を用いて
説明する。図5は本発明に係るシート搬送装置およびこ
れを備えた記録装置の第2実施形態を示す平面説明図、
図6は第2実施形態において、サイドプレートを組み込
む前の各軸部材の状態を示す平面説明図、図7は図6の
サイドプレート側から見た側面説明図、図8は軸部材に
形成した股ぎ溝と載置リブに形成した受け溝との係合状
態を示す斜視図である。尚、前記第1実施形態と同様に
構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
【0049】本実施形態では、前記第1実施形態におけ
る軸部材となるキャリッジ軸3,引込みローラ軸5,送
りローラ軸9,排出ローラ軸15の夫々の右端部で、載置
リブ1fに対応する位置に、股ぎ溝3a,5a,9a,
15aが形成されている。
【0050】前記股ぎ溝3a,5a,9a,15aは、詳
しくは図8に排出ローラ軸15に対応する股ぎ溝15aで例
示するように、載置リブ1fの板厚tに対応する幅s
(s>t)で、且つ、所定の深さを有して穿設されてお
り、これ等の股ぎ溝3a,5a,9a,15aを載置リブ
1fに嵌合させることで各軸15,3,9,5のスラスト
方向(図6の矢印c方向)の位置決めが出来る。
【0051】従って、各軸15,3,9,5のスラスト方
向の移動が規制されるので、各軸15,3,9,5の左端
部がベースフレーム1の軸受部1a,1b,1c,1d
から抜け落ちることがなく、サイドプレート16の軸受部
16a,16b,16c,16dを各軸15,3,9,5の右端部
に合わせる際に、各軸15,3,9,5の右端を揃えるこ
とが出来るので、各軸15,3,9,5の右端部を各軸受
部16a,16b,16c,16dに挿入する作業が更に容易に
なる。
【0052】図7は図6のサイドプレート16側から見た
側面図であり、前記第1実施形態と同様に、各軸15,
3,9,5の右端部の相対位置関係がサイドプレート16
の各軸受部1a,1b,1c,1dの相対位置関係と略
一致している。
【0053】この状態からサイドプレート16を図7の矢
印a方向から移動した後、サイドプレート16を図6の矢
印b方向に移動して全ての各軸15,3,9,5の右端部
を同時にサイドプレート16の軸受部16a,16b,16c,
16dに挿入して組み込んだ後、ネジ17によりサイドプレ
ート16をベースフレーム1に固定して組み付けることが
出来る。
【0054】組み付け完了後は、前記第1実施形態と同
様に、載置リブ1fが各軸15,3,9,5に干渉するこ
とがないので装置の動作の障害になることはない。他の
構成は、前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効
果を得ることが出来る。
【0055】
【発明の効果】本発明に係るシート搬送装置を備えた記
録装置は、上述の如き構成と作用とを有するので、複数
の軸部材の一端を装置フレームの軸受部に夫々挿入する
と共に、該複数の軸部材の他端を載置リブ上に載置し
て、複数の軸部材を組み込み状態と略同じ状態で仮りに
支持させることで複数の軸部材の組み込み作業を容易に
して作業能率を向上させることが出来る。
【0056】また、載置リブに受け溝を形成したこと
で、軸部材の相対位置を規制することが出来、更に軸部
材の載置リブに対応する位置に股ぎ溝を形成したことで
軸部材のスラスト方向の位置を規制することが出来、有
利である。
【0057】また、載置リブの軸部材を載置する高さ位
置を、軸部材の組み付け状態の高さ位置よりも低い位置
に構成したことで、載置リブが軸部材の機能を阻害する
ことがない。
【0058】従って、従来のように、組み込み作業中の
軸部材の抜け落ちや、軸受部の変形や破損、並びに軸部
材の変形等を防止してシート搬送装置の品質の安定を図
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート搬送装置およびこれを備え
た記録装置の第1実施形態を示す平面説明図である。
【図2】第1実施形態において、サイドプレートを組み
込む前の各軸部材の状態を示す平面説明図である。
【図3】図2のサイドプレート側から見た側面説明図で
ある。
【図4】軸部材と載置リブに形成した受け溝との係合状
態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係るシート搬送装置およびこれを備え
た記録装置の第2実施形態を示す平面説明図である。
【図6】第2実施形態において、サイドプレートを組み
込む前の各軸部材の状態を示す平面説明図である。
【図7】図6のサイドプレート側から見た側面説明図で
ある。
【図8】軸部材に形成した股ぎ溝と載置リブに形成した
受け溝との係合状態を示す斜視図である。
【図9】従来のシート搬送装置の平面説明図である。
【図10】従来のシート搬送装置において、サイドプレー
トを組み込む前の各軸部材の状態を示す平面説明図であ
る。
【図11】図10のサイドプレート側から見た側面説明図で
ある。
【符号の説明】
1…ベースフレーム、1a,1b,1c,1d…軸受
部、1e …プラテン、1f…載置リブ、1g,1h,1
i,1j…受け溝、2…キャリッジ、3…キャリッジ
軸、4…引込みローラ、5…引込みローラ軸、6…二段
ギヤ、6a…従動ギヤ、6b…伝達ギヤ、7…モータ、
7a…駆動ギヤ、8…送りローラ、9…送りローラ軸、
10…従動ギヤ、11,12…伝達用プーリ、13…ベルト、14
…排出ローラ、15…排出ローラ軸、16…サイドプレー
ト、16a,16b,16c,16d…軸受部、17…ネジ、3
a,5a,9a,15a…股ぎ溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート搬送装置を構成する複数の軸部材
    の一端を支持する支持部材の近傍に前記複数の軸部材を
    組み付ける際に該複数の軸部材を載置可能な載置リブを
    配置し、 前記載置リブの前記軸部材を載置する高さ位置は、前記
    軸部材を前記支持部材に組み込んだ時の高さ位置よりも
    所定の寸法だけ低い位置になるように構成したことを特
    徴とするシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記軸部材は、シートを搬送する搬送回
    転体の軸および/または記録ヘッドを搭載してシート搬
    送方向と直交する方向に移動可能なキャリッジを支持す
    る軸であることを特徴とする請求項1に記載のシート搬
    送装置。
  3. 【請求項3】 前記載置リブの前記複数の軸部材を載置
    する位置には、前記複数の軸部材が前記支持部材に支持
    される相対位置関係と一致した位置に配置され、且つ、
    前記複数の軸部材の夫々の外径に対応する大きさの受け
    溝を形成したことを特徴とする請求項1に記載のシート
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の軸部材の前記載置リブに対応
    する位置に、前記載置リブの厚みに対応する股ぎ溝を形
    成したことを特徴とする請求項1または請求項3に記載
    のシート搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のシ
    ート搬送装置を有し、該シート搬送装置により搬送され
    たシートに画像情報に応じて画像を記録する記録手段を
    有することを特徴とする記録装置。
JP7271098A 1995-10-19 1995-10-19 シート搬送装置および記録装置 Pending JPH09110232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7271098A JPH09110232A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 シート搬送装置および記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7271098A JPH09110232A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 シート搬送装置および記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09110232A true JPH09110232A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17495331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7271098A Pending JPH09110232A (ja) 1995-10-19 1995-10-19 シート搬送装置および記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09110232A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019065621A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 サンコール株式会社 軸受体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019065621A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 サンコール株式会社 軸受体
US11209044B2 (en) 2017-09-29 2021-12-28 Suncall Corporation Bearing body

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101187888B1 (ko) 테이프 피이더
JPH09110232A (ja) シート搬送装置および記録装置
EP1768372A1 (en) Image forming device
US6435745B1 (en) Image forming apparatus having auxiliary tray
JP2818137B2 (ja) フリーサイズロールフオーミング装置
US20050017440A1 (en) Media registration mechanism for image forming device
US7028942B2 (en) Horizontal winding machine
JP5162906B2 (ja) コンベヤ装置
KR100744066B1 (ko) 화상형성기의 동력전달장치, 이를 구비한 화상형성기, 및 화상형성기의 동력전달방법
JP7075333B2 (ja) コイル成形方法及びコイル成形装置
JP3014272B2 (ja) 小サイズ印刷物排紙収納装置及びそのクリーニングシート
JP2006137509A (ja) ローラ体保持装置および記録装置と、ロール体からシート材を引き出す方法
CN209905995U (zh) 一种带有收卷装置的抗静电pe膜的生产装置
JPH10207139A (ja) 自動原稿搬送装置
CN210312799U (zh) 连续型复合材料传输架
JP5759756B2 (ja) ボール供給装置、及びボール供給方法
JP3296413B2 (ja) 線材の成形装置
JP2699396B2 (ja) 給紙装置
JP3585340B2 (ja) 極板パネル分離方法および極板パネル分離装置
JPH0750001Y2 (ja) マンドレルミル入側のシェル搬送装置
US7753362B2 (en) Sheet feeding apparatus and recording apparatus
KR100465339B1 (ko) 화상형성장치의 급지장치
JP2002120102A (ja) 棒材供給機のフィードパイプ搬送装置
EP0884193A2 (en) Sheet feeding apparatus
US20070291094A1 (en) Image forming apparatus and paper discharging system thereof