JPH09109448A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09109448A
JPH09109448A JP7265624A JP26562495A JPH09109448A JP H09109448 A JPH09109448 A JP H09109448A JP 7265624 A JP7265624 A JP 7265624A JP 26562495 A JP26562495 A JP 26562495A JP H09109448 A JPH09109448 A JP H09109448A
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deviation
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JP7265624A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Torisawa
良広 鳥澤
Hirobumi Obikane
博文 帯金
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷ステーションからの出力のずれ量を正確
に補正することができ、これにより印刷品質の向上を図
る。 【解決手段】 電子写真プロセスを備えた印刷ステーシ
ョンにより可視像化されたトナー画像を転写する画像形
成装置において、各印刷ステーションからの出力の主走
査方向の平行ずれを補正する際、ライン状の補正パター
ンを印刷ステーションにより用紙搬送ベルト上に転写し
てその画像を読取り、読取った補正パターンと予め設定
した補正パターンの端部位置の仮基準値との差を測定
し、この測定値に基づいて各補正パターンの平行ずれ量
の平均値を算出し、各補正パターンのうち、その平均値
に最も近いずれを生じている補正パターンを基準補正パ
ターンとして選択し、この基準補正パターンに合わせて
他の印刷ステーションからの出力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
機構を備えた複写機、レーザプリンタ等の画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置として例えばカラ
ーレーザプリンタにおいては、装置本体内部に張設した
無端帯状の媒体搬送ベルトとしての用紙搬送ベルトにイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラッ
ク(K)の4個の印刷ステーションを連続して配置して
構成される。各印刷ステーションは、それぞれ静電潜像
保持体としての感光ドラム、レーザダイオードを備えた
露光装置、現像装置等からなる電子写真プロセス機構を
備える。この各印刷ステーションにより用紙搬送ベルト
で搬送された記録媒体としての用紙に印刷を行うことに
よって、それぞれの色を重ね合せてカラー画像の形成を
行うようになっている。
【0003】この場合、各印刷ステーションは副走査方
向に所定距離の間隔をあけて配設されているため、同時
に印刷することはできず、先行する印刷ステーションの
露光装置で印刷された印字結果が、その印刷ステーショ
ンから用紙搬送方向に印刷ステーション間距離だけ搬送
されたときに、次の印刷ステーションの露光装置で上か
ら重ねて印刷する。このため、各印刷ステーションの取
付誤差等により副走査方向に各印刷結果が正確に重なら
ない場合がある。
【0004】また、各印刷ステーションの露光装置はス
タートセンサを備え、レーザダイオードから受けポリゴ
ンミラーで反射したレーザ光を上記スタートセンサが受
光して発生した光検知信号の発生タイミングから所定時
間後に、印字データに基づいてレーザ光を偏調し、感光
ドラムの感光面にレーザ光を集光することにより、画像
形成を開始するようになっている。このため、各印刷ス
テーションのスタートセンサの取付誤差等により主走査
方向も各印刷結果が正確に重ならない場合がある。
【0005】通常は、上記主走査方向のずれや副走査方
向のずれ、その他の原因が複雑に絡み合って様々なずれ
が生じるようになる。例えば、斜行ずれ、平行ずれ、幅
ずれ等がある。このような印字結果のずれ量を補正する
ため、従来、用紙搬送ベルト上に予めずれ量補正のため
のライン状の基準パターンをマークしておき、各印刷ス
テーションから用紙搬送ベルト上にライン状の補正パタ
ーンを印刷する。そして、これら基準パターンと補正パ
ターンを用紙搬送ベルトの下部に設けたパターン読取用
のCCD(Charge Coupled Device )で読取って、基準
パターンからのずれ量を検出して、そのずれ量を補正す
るようなものがある。
【0006】しかしながら、一般に、用紙搬送ベルトの
表面は各印刷ステーションの感光ドラム等と接触してい
るため、上述したような用紙搬送ベルト上に基準パター
ンをマークしておく画像形成装置においては、装置の使
用により用紙搬送ベルト上の基準パターンが磨耗して、
その基準パターンを正確に読取ることができなくなり、
その結果、補正の基準が不正確になり、ずれ補正を正確
に行うことができなくなってしまう問題があった。
【0007】このため、従来、用紙搬送ベルト上に基準
パターンをマークしておく代りに、各印刷ステーション
のうち基準とする印刷ステーションを予め固定して決め
ておき、各印刷ステーションから用紙搬送ベルト上にラ
イン状の補正パターンを印刷してこの補正パターンを読
取る。そして、これら補正パターンのうち基準とする印
刷ステーションの補正パターンを基準パターンとし、こ
れに合わせて他の印刷ステーションからの出力のずれ量
を補正するようにしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような画
像形成装置においては、各印刷ステーションのうち基準
とする印刷ステーションは常に同一であるため、この基
準とする印刷ステーション自体に取付誤差やスタートセ
ンサの取付誤差等があった場合には、基準パターン自体
が本来出力されるべき位置からずれてしまう。従って、
これを基準として他の印刷ステーションからの出力の補
正を行ったのでは、他の印刷ステーションからの出力も
ずれてしまうため、全体的にずれ量の補正を正確に行う
ことができないという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、印刷ステーションから
の補正パターンのずれ量の平均に最も近い補正パターン
又はずれ量の少ない補正パターンを基準パターンとして
選択することにより、印刷ステーションからの出力のず
れ量を正確に補正することができ、これにより印刷品質
の向上を図ることができる画像形成装置を提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、静電潜像保持体の表面を帯電し、その表面電位の安
定領域に露光により印字ドットデータに基づく静電潜像
を形成し、その静電潜像を可視像化する印刷ステーショ
ンを無端帯状の媒体搬送ベルト上に配置し、媒体搬送ベ
ルト上に載置して搬送された記録媒体に印刷ステーショ
ンにより可視像化されたトナー画像を転写する画像形成
装置において、各印刷ステーションからの出力のずれ量
を補正するための補正パターンのデータを記憶する補正
パターン記憶手段と、この補正パターン記憶手段からの
補正パターンを印刷ステーションにより媒体搬送ベルト
上に転写する補正パターン出力制御手段と、この補正パ
ターン出力制御手段で転写した補正パターンの画像を読
取る補正パターン読取手段と、補正パターン読取手段で
読取った補正パターンと予め設定した仮基準値との差を
測定し、この測定値に基づいて各補正パターンのずれ量
の平均値を算出するずれ量平均値算出手段と、補正パタ
ーン読取手段で読取った各補正パターンのうち、ずれ量
平均値算出手段で算出した各補正パターンのずれ量の平
均値に最も近いずれを生じている補正パターンを基準補
正パターンとして選択する基準補正パターン選択手段
と、この基準補正パターン選択手段で選択した基準補正
パターンに合わせて印刷ステーションからの出力を制御
する出力調整手段とを設けたものである。
【0011】請求項2に係る本発明は、静電潜像保持体
の表面を帯電し、その表面電位の安定領域に露光により
印字ドットデータに基づく静電潜像を形成し、その静電
潜像を可視像化する印刷ステーションを無端帯状の媒体
搬送ベルト上に配置し、媒体搬送ベルト上に載置して搬
送された記録媒体に印刷ステーションにより可視像化さ
れたトナー画像を転写する画像形成装置において、各印
刷ステーションからの出力のずれ量を補正するための補
正パターンのデータを記憶する補正パターン記憶手段
と、この補正パターン記憶手段からの補正パターンを印
刷ステーションにより媒体搬送ベルト上に転写する補正
パターン出力制御手段と、この補正パターン出力制御手
段で転写した補正パターンの画像を読取る補正パターン
読取手段と、補正パターン読取手段で読取った補正パタ
ーンが斜行して複数のラインに跨がる場合に、そのライ
ンの変化点数を測定するライン変化点数測定手段と、補
正パターン読取手段で読取った各補正パターンのうち、
このライン変化点数測定手段で測定したライン変化点数
が最も小さい補正パターンを基準補正パターンとして選
択する基準補正パターン選択手段と、この基準補正パタ
ーン選択手段で選択した基準補正パターンに合わせて印
刷ステーションからの出力を制御する出力調整手段とを
設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をレーザプリンタに
適用した場合の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0013】図1は、本実施の形態にかかるレーザプリ
ンタの構成を示す断面図で、21 〜24 は装置本体内部
に張設した無端帯状の用紙搬送ベルト1に連続して配置
された4個の印刷ステーションである。
【0014】各印刷ステーション21 〜24 は、感光ド
ラム3の周囲に帯電器4、露光装置5、現像装置6、ド
ラムクリーナ7、除電ランプ8を対向配置し、かつ感光
ドラム3に用紙搬送ベルト1を介して転写ローラ9を対
向配置している。
【0015】各印刷ステーション21 〜23 の現像装置
6はそれぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)のカラートナーを収納し、また、印刷ステーショ
ン24 の現像装置6はブラック(K)のトナーを収納
し、下部に回転自在に設けた現像ローラ10により感光
ドラム3にトナーを供給するようになっている。
【0016】用紙搬送ベルト1の搬送開始位置にはベル
ト帯電器11を配置し、また用紙搬送ベルト1に所定の
張力を与えるテンションローラ12を配置している。こ
の用紙搬送ベルト1は導電材からなり、その表面を絶縁
層で被覆している。そして導電材が接触するように1対
のガイドローラ14,15に掛け渡されている。
【0017】このガイドローラ15の下方には、搬送ベ
ルト1の搬送方向上流側に搬送ベルト1上に印刷した図
8に示すようなずれ量補正用の補正パターン41を読取
る補正パターン読取手段としてのパターン読取センサ4
2が設けられている。このパターン読取センサ42は、
補正パターン41に光を照射する蛍光灯42a、この補
正パターン41の反射光を光学レンズ42bを介して読
取るCCD42c等から構成される。
【0018】また、ガイドローラ15の下方には、パタ
ーン読取センサ42よりも下流側に補正パターン41を
搬送ベルト1から掻落とす搬送ベルトクリーニング装置
43が設けられている。この搬送ベルトクリーニング装
置43は、搬送ベルト1表面の幅方向(主走査方向)に
広く弾性的に当接するブレード43aを備える。上記補
正パターン41はパターン読取センサ42で読取られた
後、搬送ベルト1が図中の矢印方向にさらに搬送される
ことにより、ブレード43aの当接部で掻落とされる。
【0019】上記用紙搬送ベルト1の下方には、記録用
紙18を積層して収納した給紙装置19を着脱自在に設
けている。この給紙装置19の上側には記録用紙18を
ピックアップする給紙ローラ23及び搬送路13へ記録
用紙18を導く搬送ローラ等を設けている。
【0020】一方のガイドローラ14近傍には、給紙装
置19から用紙搬送ベルト1の端部へ記録用紙18を案
内する搬送路13を設けている。また、他方のガイドロ
ーラ15の外側に定着装置20を近接して配置してい
る。
【0021】この装置は、給紙装置19から送り込まれ
る記録用紙18をベルト帯電器11で用紙搬送ベルト1
に吸着した後、印刷ステーション21 でイエローの画像
転写を行い、印刷ステーション22 でマゼンタの画像転
写を行い、印刷ステーション23 でシアンの画像転写を
行うことにより、色を重ね合わせてカラー印刷を行い、
定着装置20で熱定着して排紙部21又は22へ排紙す
るようになっている。
【0022】図2は、図1に示すカラー画像形成装置の
回路構成を示すブロック図で、25は制御部本体を構成
するCPU(中央処理装置)、26はこのCPU25が
各部を制御するためのプログラムデータ等を格納したR
OM(リード・オンリー・メモリ)、27はデータ処理
のために使用されるメモリ等を設けたRAM(ランダム
・アクセス・メモリ)、28はメカコントローラ、29
はホストコンピュータ34が通信回線を介して接続され
たI/F(インタフェース)、30はI/O(入出力)
ポートである。上記CPU25とROM26、RAM2
7、I/Oポート28、I/F29とはバスライン31
により電気的に接続されている。
【0023】上記メカコントローラ28には、上記印刷
ステーション21 〜24 、ガイドローラ15を駆動する
ことにより搬送ベルト1を駆動するベルト搬送モータ4
4が接続している。また、上記パターン読取センサ42
からの検出出力に基づいて各印刷ステーション21 〜2
4 の露光装置へ供給する基準クロックの周期や印字開始
位置を調整することにより、各印刷ステーション21 〜
24 の出力のずれ量を補正するずれ量補正回路45が接
続している。その他、定着装置20が接続している。
【0024】また、I/Oポート30には、上記パター
ン読取センサ42や、現像装置6内のトナーの量を検出
してトナーニアーエンド(トナーエンプティの直前)、
トナーエンプティ等を知らせるトナーセンサ等の各種セ
ンサ46が接続している。
【0025】上記ROM26には、予め設定された印刷
データとして補正パターン41が記憶されている。この
補正パターン41は、具体的には図8に示すように用紙
搬送ベルト1の幅方向(主走査方向)に向けたライン状
のパターンで構成される。上記CPU25はこのような
補正パターン41をROM26から読出し、この印刷デ
ータに基づいて各印刷ステーション21 〜24 を制御し
てその順に搬送ベルト1上に副走査方向に所定間隔をお
いて印刷する。
【0026】このように用紙搬送ベルト1上に印刷され
た補正パターン41について、図8(a)に示すよう
に、印刷ステーションに取付誤差等がない場合の本来出
力されるべき位置(各補正パターン41に対応する本来
の位置を図中点線で示す)と重なる場合は問題がない
が、実際には印刷ステーションに取付誤差等があるた
め、同図(b)〜(d)に示すように各種のずれが生じ
てしまう。
【0027】例えば、このずれの種類には、同図(b)
に示すように、補正パターン41の端部が主走査方向に
ΔPだけ平行にずれてしまう場合(主走査方向の平行ず
れ)、補正パターン41全体が副走査方向にΔMだけ平
行にずれてしまう場合(副走査方向の平行ずれ)、同図
(c)に示すように幅方向にΔWだけ長くなってしまう
場合(幅ずれ)、同図(d)に示すようにΔSだけ斜行
してしまう場合(斜行ずれ)がある。
【0028】本発明は、これら印刷ステーション21 〜
24 からの補正パターン41のずれの種類に応じて各ず
れ量の平均に最も近い補正パターン41又は印刷ステー
ションに取付誤差等がない場合に本来出力されるべき位
置に最も近い補正パターン41を基準パターンとして選
択することにより、印刷ステーションからの出力のずれ
量を正確に補正するものである。
【0029】なお、この補正パターン41のデータはR
AM27や書込み可能な不揮発性メモリ等に記憶しても
よい。
【0030】上記CPU25は、図8に示すような各印
刷ステーション21 〜24 からの出力の色ずれや位置ず
れのずれ量を補正する場合、図3に示すようなずれ補正
制御を行うようになっている。すなわち、ST(ステッ
プ)1にてパターン読取センサ42のCCD42cのセ
ットアップ等の初期設定を行う。
【0031】続いて、ST2にてCCD42cのセット
アップが終了したか否かを判断する。このとき、CCD
42cのセットアップが終了したと判断した場合は、S
T3にて補正パターン41の印刷データをROM26か
ら読出して、ST4にて搬送ベルト1上の幅方向に各色
の補正パターン41のラインが所定間隔をおいて副走査
方向に並ぶように印刷する(補正パターン出力制御手
段)。
【0032】次に、ST5にて搬送ベルト1上に印刷さ
れた補正パターン41をパターン読取センサ42のCC
D42cにて読取る。この補正パターン41は、その
後、搬送ベルト1がさらに搬送されると、搬送ベルトク
リーニング装置43のブレード43aにより掻落とされ
る。
【0033】そして、ST6にてST5で読みとった各
色のパターン読取センサ42のCCD42cの出力に基
づいて斜行ずれ補正を行う。この斜行ずれは、図8
(d)に示すようにΔSだけずれて斜行した場合であ
る。この斜行ずれが生じた補正パターン41をCCD4
2cで読取ると、図9に示すような複数のドットライン
に跨ったラインとなる。
【0034】このように斜行ずれが生じている場合は複
数のドットラインに跨るため、ドットラインのラインず
れ点(ライン変化点)が生じるようになる。すなわち、
斜行が大きいほど跨るドットラインが多くなり、その分
だけラインずれ点が多くなる。
【0035】そこで、この斜行ずれ補正では、図4に示
すような斜行ずれ補正サブルーチンを実行する。すなわ
ちST11にてラインずれ点の数を測定する(ライン変
化点数測定手段)。次に、ST12にて各ラインずれ点
の数を比較し、その数が最も小さい補正パターン41が
斜行ずれが最も小さいものであるため、これを基準補正
パターンとする(基準補正パターン選択手段)。そし
て、ST13にてこの基準補正パターンに合わせて各印
刷ステーションからの出力の斜行ずれを補正する(出力
調整手段)。
【0036】具体的には、基準補正パターンを出力した
印刷ステーション以外の印刷ステーションの露光装置5
をずれ量補正回路45を介して制御し、ラインずれ点が
基準補正パターンのそれと同一となるように又は近づく
ように他の補正パターン41を出力するドットラインを
ずらして補正する。この斜行ずれ補正が終了すると、図
3に示すメインルーチンにリターンし、ST7の処理に
移る。
【0037】すなわち、ST7にて図5に示すような主
走査方向の平行ずれ補正ルーチンの処理に移る。この主
走査方向の平行ずれは、図8(b)に示すように補正パ
ターン41の端部が主走査方向にΔPだけ平行にずれて
しまう場合である。このような主走査方向の平行ずれが
生じた補正パターン41をCCD42cで読取ると、図
10に示すようなラインとなる。
【0038】そして、この主走査方向の平行ずれ補正ル
ーチンでは、ST21にて図10の点線Tで示すような
予め設定した所定の端部位置と各補正パターン41の一
端端部との差ΔPa、ΔPb、ΔPc、ΔPdを測定す
る。
【0039】続いて、ST22にてST21で測定した
端部位置の差に基づいてこの端部位置の差の平均値を算
出する(ずれ量平均値算出手段)。この平均値が実際の
端部位置ずれ量の平均値となる。この端部位置ずれ量の
平均値を図10の点線Paveで示す。
【0040】次に、ST23にて端部位置が端部位置ず
れ量の平均値Pave に最も近い補正パターン(同図
(c))41を基準補正パターンとする(基準補正パタ
ーン選択手段)。そして、ST24にてこの基準補正パ
ターンに合わせて主走査方向の平行ずれを補正する(出
力調整手段)。
【0041】具体的には、基準補正パターンを出力した
印刷ステーション以外の印刷ステーションの露光装置5
をずれ量補正回路45を介して制御して例えば印字開始
位置をずらすことによって、基準補正パターンの端部位
置に揃うように基準補正パターン以外の補正パターン4
1の端部位置を補正する。この主走査方向の平行ずれ補
正が終了すると、図3に示すメインルーチンにリターン
し、ST8の処理に移る。
【0042】すなわち、ST8にて図6に示すような副
走査方向の平行ずれ補正ルーチンの処理に移る。この副
走査方向の平行ずれは、図8(b)に示すように補正パ
ターン41全体が副走査方向にΔMだけ平行にずれてし
まう場合である。このような副走査方向の平行ずれが生
じた補正パターン41をCCD42cで読取ると、図1
1に示すようなラインとなる。
【0043】そして、この副走査方向の平行ずれ補正ル
ーチンでは、ST31にて図10の点線で示すような所
定間隔をあけた4本の仮基準ラインLを各補正パターン
41に対応して予め設定しておき、この対応する補正パ
ターン41の仮基準ラインLからの副走査方向のずれ量
ΔMa、ΔMb、ΔMc、ΔMdを測定する。
【0044】続いて、ST32にてST31で測定した
各補正パターン41の副走査方向のずれ量に基づいてこ
のずれ量の平均値Mave を算出する(ずれ量平均値算出
手段)。この平均値が実際の副走査方向のずれ量の平均
値となる。
【0045】次に、ST33にて各仮基準ラインからの
ずれ量の平均値Mave に最も近い補正パターン(同図
(c))41を基準補正パターンとする(基準補正パタ
ーン選択手段)。そして、ST34にてこの基準補正パ
ターンに合わせて副走査方向の平行ずれを補正する(出
力調整手段)。
【0046】具体的には、基準補正パターンを出力した
印刷ステーション以外の印刷ステーションの露光装置5
をずれ量補正回路45を介して制御して例えば補正パタ
ーン41を出力するドットラインをずらすことによっ
て、基準補正パターンから所定間隔で他の補正パターン
41が副走査方向に配列するように補正する。この副走
査方向の平行ずれ補正が終了すると、図3に示すメイン
ルーチンにリターンし、ST9の処理に移る。
【0047】すなわち、ST9にて図7に示すような幅
ずれ補正ルーチンの処理に移る。この幅ずれは、図8
(c)に示すように幅方向にΔWだけ長くなってしまう
場合である。このような幅ずれが生じた補正パターン4
1をCCD42cで読取ると、図12に示すようなライ
ンとなる。
【0048】そして、この幅ずれ補正ルーチンでは、S
T41にて図12に示すような予め設定した仮基準幅V
と各補正パターン41の幅との差ΔWa、ΔWb、ΔW
c、ΔWdを測定する。続いて、ST42にてST41
で測定した幅差に基づいて平均値を算出する(ずれ量平
均値算出手段)。この平均値が実際の幅ずれ量の平均値
Wave となる。
【0049】次に、ST43にて幅ずれ量の平均値Wav
e に最も近い幅の補正パターン(同図(c))41を基
準補正パターンとする(基準補正パターン選択手段)。
そして、ST44にてこの基準補正パターンに合わせて
幅ずれを補正する(出力調整手段)。
【0050】具体的には、基準補正パターンを出力した
印刷ステーション以外の印刷ステーションの露光装置5
をずれ量補正回路45を介して制御して例えば出力基準
となる基準クロックの周期を変えることによって、基準
補正パターンの幅に揃うように基準補正パターン以外の
補正パターン41の幅を補正する。この幅ずれ補正が終
了すると、図3に示すメインルーチンにリターンし、こ
のずれ補正制御を終了する。
【0051】このような構成の本発明の実施の形態にお
いては、各印刷ステーションからの出力のずれ補正を行
う場合、各印刷ステーションにより補正パターン41を
用紙搬送ベルト1上に印刷し、パターン読取センサ42
によりこの補正パターン41を読取る。そして、このパ
ターン読取センサ42の出力に基づいてずれの種類ごと
に、斜行ずれ補正、主走査方向の平行ずれ補正、副走査
方向の平行ずれ補正、幅ずれ補正の順に、ずれ補正を行
う。
【0052】このとき、斜行ずれ補正については、各補
正ライン41のラインずれ点の数を測定し、この数が最
も小さい補正パターン41を基準補正パターンとする。
そして、この基準補正パターンを出力した印刷ステーシ
ョン以外の印刷ステーションの出力を基準パターンに合
わせて補正する。
【0053】例えば、図9に示すような補正パターン4
1がパターン読取センサ42により読取られた場合は、
同図(a)の補正パターン41におけるラインずれ点の
数は8であり、同図(b)の補正パターン41における
ラインずれ点の数は16であり、同図(c)の補正パタ
ーン41におけるラインずれ点の数は2であり、同図
(d)の補正パターン41におけるラインずれ点の数は
8である。従って、ラインずれ点の数が最も小さいのは
同図(c)の補正パターン41であるため、この補正パ
ターン41が基準補正パターンに選択される。
【0054】また、主走査方向の平行ずれ補正について
は、予め設定した所定の端部位置と各補正パターン41
の一端端部との差を測定し、これらの差に基づいて、そ
の平均値Pave を算出する。そして、端部位置ずれ量の
平均値Pave に最も近い補正パターン41を基準補正パ
ターンとし、この基準補正パターンを出力した印刷ステ
ーション以外の印刷ステーションの出力を基準補正パタ
ーンに合わせて補正する。
【0055】例えば、図10に示すような補正パターン
41がパターン読取センサ42により読取られた場合
は、端部位置ずれ量の平均値Pave に最も近いのは同図
(c)に示す補正パターン41であるため、この補正パ
ターン41が基準補正パターンに選択される。
【0056】また、副走査方向の平行ずれ補正について
は、予め設定した4本の仮基準ラインLからの各補正パ
ターン41の副走査方向のずれ量を測定し、これらのず
れ量の平均値Wave を算出する。そして、4本の仮基準
ラインLからのずれ量の平均値Wave に最も近い補正パ
ターン41を基準補正パターンとし、この基準補正パタ
ーンを出力した印刷ステーション以外の印刷ステーショ
ンの出力を基準補正パターンに合わせて補正する。
【0057】例えば、図11に示すような補正パターン
41がパターン読取センサ42により読取られた場合
は、4本の仮基準ラインLからのずれ量の平均値Mave
に最も近いのは同図(c)に示す補正パターン41であ
るため、この補正パターン41が基準補正パターンに選
択される。
【0058】また、幅ずれ補正については、予め設定し
た仮基準幅Vと各補正パターン41の幅との差を測定
し、この幅差に基づいて幅ずれ量の平均値Wave を算出
し、この幅ずれ量の平均値Wave に最も近い幅の補正パ
ターン41を基準補正パターンとする。そして、この基
準補正パターンを出力した印刷ステーション以外の印刷
ステーションの出力を基準補正パターンに合わせて補正
する。
【0059】例えば、図12に示すような補正パターン
41がパターン読取センサ42により読取られた場合
は、幅ずれ量の平均値Wave に最も近い幅のものは、同
図(c)に示す補正パターン41であるため、この補正
パターン41が基準補正パターンに選択される。
【0060】このように、斜行ずれ補正については、斜
行ずれ量をラインずれ点の数より測定し、このラインず
れ点の数が最も少ない補正パターン41、すなわち最も
斜行ずれが少ない補正パターン41を基準補正パターン
として選択するため、従来のように補正パターンを所定
の印刷ステーションに固定する場合に比して、ずれ補正
の基準とするのに最適な補正パターンを選択することが
できる。これにより、所定の印刷ステーションのみの取
付誤差等に依存せず、色ずれや位置ずれのずれ量を正確
に補正することができ、印刷品質の向上を図ることがで
きる。
【0061】また、主走査方向及び副走査方向の平行ず
れ補正、幅ずれ補正については、仮基準の端部位置や4
つのライン又は幅を予め設定し、この仮基準からの差を
利用してずれ量の平均値を算出し、この平均値に最も近
い補正パターン41を基準補正パターンとして選択する
ため、従来のように補正パターン41を所定の印刷ステ
ーションに固定する場合に比して、ずれ補正の基準とす
るのに最適な補正パターン41を選択することができ
る。これにより、所定の印刷ステーションのみの取付誤
差等に依存せず、色ずれや位置ずれのずれ量を正確に補
正することができ、印刷品質の向上を図ることができ
る。
【0062】なお、本実施の形態においては、色ずれ、
位置ずれの種類によるずれ補正の順は、斜行ずれ補正、
主走査方向の平行ずれ補正、副走査方向の平行ずれ補
正、幅ずれ補正の順に行うものについて述べたが、必ず
しもこれに限定されるものではなく、どのような順に行
うものであってもよい。また、これらの補正のすべてを
行う代わりに一部のずれの種類のずれ補正のみを行うも
のであってもよい。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、印
刷ステーションからの補正パターンのずれ量の平均に最
も近い補正パターン又はずれ量の少ない補正パターンを
基準パターンとして選択することにより、印刷ステーシ
ョンからの出力のずれ量を正確に補正することができ、
これにより印刷品質の向上を図ることができる画像形成
装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の要部構成を示す断面図。
【図2】図1に示すレーザプリンタの制御部の回路構成
を示すブロック図。
【図3】図2に示すCPUが行うずれ量補正制御のメイ
ンルーチンを示す流れ図。
【図4】図3に示す斜行ずれ補正のサブルーチンを示す
流れ図。
【図5】図3に示す主走査方向の平行ずれ補正のサブル
ーチンを示す流れ図。
【図6】図3に示す副走査方向の平行ずれ補正のサブル
ーチンを示す流れ図。
【図7】図3に示す幅ずれ補正のサブルーチンを示す流
れ図。
【図8】本実施の形態における印刷ステーションからの
出力のずれの種類を説明する図。
【図9】本実施の形態における斜行ずれ補正の作用を説
明する図。
【図10】本実施の形態における主走査方向の平行ずれ
補正の作用を説明する図。
【図11】本実施の形態における副走査方向の平行ずれ
補正の作用を説明する図。
【図12】本実施の形態における幅ずれ補正の作用を説
明する図。
【符号の説明】
1…用紙搬送ベルト(媒体搬送ベルト) 21 〜24 …印刷ステーション 3…感光ドラム(静電潜像保持体) 25…CPU 41…補正パターン 42…パターン読取センサ(補正パターン読取手段) 45…ずれ量補正回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像保持体の表面を帯電し、その表
    面電位の安定領域に露光により印字ドットデータに基づ
    く静電潜像を形成し、その静電潜像を可視像化する印刷
    ステーションを無端帯状の媒体搬送ベルト上に配置し、
    前記媒体搬送ベルト上に載置して搬送された記録媒体に
    前記印刷ステーションにより可視像化されたトナー画像
    を転写する画像形成装置において、前記各印刷ステーシ
    ョンからの出力のずれ量を補正するための補正パターン
    のデータを記憶する補正パターン記憶手段と、この補正
    パターン記憶手段からの補正パターンを前記印刷ステー
    ションにより媒体搬送ベルト上に転写する補正パターン
    出力制御手段と、この補正パターン出力制御手段で転写
    した補正パターンの画像を読取る補正パターン読取手段
    と、前記補正パターン読取手段で読取った補正パターン
    と予め設定した仮基準値との差を測定し、この測定値に
    基づいて各補正パターンのずれ量の平均値を算出するず
    れ量平均値算出手段と、前記補正パターン読取手段で読
    取った各補正パターンのうち、前記ずれ量平均値算出手
    段で算出した各補正パターンのずれ量の平均値に最も近
    いずれを生じている補正パターンを基準補正パターンと
    して選択する基準補正パターン選択手段と、この基準補
    正パターン選択手段で選択した基準補正パターンに合わ
    せて前記印刷ステーションからの出力を制御する出力調
    整手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像保持体の表面を帯電し、その表
    面電位の安定領域に露光により印字ドットデータに基づ
    く静電潜像を形成し、その静電潜像を可視像化する印刷
    ステーションを無端帯状の媒体搬送ベルト上に配置し、
    前記媒体搬送ベルト上に載置して搬送された記録媒体に
    前記印刷ステーションにより可視像化されたトナー画像
    を転写する画像形成装置において、前記各印刷ステーシ
    ョンからの出力のずれ量を補正するための補正パターン
    のデータを記憶する補正パターン記憶手段と、この補正
    パターン記憶手段からの補正パターンを前記印刷ステー
    ションにより媒体搬送ベルト上に転写する補正パターン
    出力制御手段と、この補正パターン出力制御手段で転写
    した補正パターンの画像を読取る補正パターン読取手段
    と、前記補正パターン読取手段で読取った補正パターン
    が斜行して複数のラインに跨がる場合に、そのラインの
    変化点数を測定するライン変化点数測定手段と、前記補
    正パターン読取手段で読取った各補正パターンのうち、
    このライン変化点数測定手段で測定したライン変化点数
    が最も小さい補正パターンを基準補正パターンとして選
    択する基準補正パターン選択手段と、この基準補正パタ
    ーン選択手段で選択した基準補正パターンに合わせて前
    記印刷ステーションからの出力を制御する出力調整手段
    とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
JP7265624A 1995-10-13 1995-10-13 画像形成装置 Pending JPH09109448A (ja)

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JP (1) JPH09109448A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7002701B1 (en) 1998-12-18 2006-02-21 Fujitsu Limited Image formation apparatus and image exposure apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7002701B1 (en) 1998-12-18 2006-02-21 Fujitsu Limited Image formation apparatus and image exposure apparatus

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