JPH09109223A - 耐紫外線性物品の押出方法と該方法で作った物品 - Google Patents

耐紫外線性物品の押出方法と該方法で作った物品

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JPH09109223A
JPH09109223A JP8228607A JP22860796A JPH09109223A JP H09109223 A JPH09109223 A JP H09109223A JP 8228607 A JP8228607 A JP 8228607A JP 22860796 A JP22860796 A JP 22860796A JP H09109223 A JPH09109223 A JP H09109223A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 耐紫外線性プラスチック物品およびプラ
スチックをダイから押出して押出物とする該耐紫外線性
プラスチック物品の成形法を開示する。この押出物を、
つぎに、押出物が軟化点よりも高温にある間に、耐紫外
線性物質と接触させる。押出物は、その後冷却して最終
の形状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押出方法および該
方法でつくった製品に関する。別の態様では、本発明
は、押出工程中に耐紫外線性物質を物品中に包含させる
押出方法および該方法でつくった耐紫外線性製品に関す
る。さらに別の態様では、本発明は、押出工程中、押出
物品が押出ダイを出るときに、物品が冷却、固結しない
うちに、耐紫外線性物質を該物品に接触させることによ
って耐紫外線性物質を物品中に包含させる押出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】押出
法は化学プロセスの分野では周知である。該方法では、
押出機を用い、多量のプラスチック原料を押出して成形
品とする。押出機は、通常、一端にペレットホッパーを
有し、押出機の長さ方向に延びる加熱中空チャンバーを
備え、かつ他端に所望の断面形状の押出ダイを有する細
長い機械である。
【0003】操作する場合には、プラスチックのペレッ
トをホッパーに入れて押出機のバレル内に重力供給する
と、ペレットは二軸スクリューのような機構によって、
押出機のバレル内を推進される。押出機の操作温度は、
プラスチックが押出ダイの断面形状に形成された押出機
のダイを出るように、プラスチックのペレットを溶融さ
せるだけの温度である。つぎに、この高温の押出物を、
通常空冷または液浴により冷却して、最終の固形物とす
る。
【0004】有機ポリマー物質の殆どすべては紫外線の
高エネルギーフォトンに曝されると、ある様相の分解を
生じ、該分解はポリマーの種類ならびに曝露の度合いお
よび時間によって異なることがあり、黄変、変色、脆
化、および他の物理的性質の低下などがある。たとえ
ば、ポリオレフィン類、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ
ン、およびポリエステル類は、長時間にわたり紫外線に
曝されるとポリマー鎖が破断してポリマーの劣化が始ま
り、亀裂またはひび割れおよび機械的破損に至るほどの
引張強さの低下を生じる。他の例として、ポリアクリル
アミド類、ポリアミド類、ポリアクリレート類、および
ポリカーボネート類は紫外線に曝されると、変色、暗色
化、退色する傾向がある。
【0005】紫外線による攻撃から防護するために、種
々のポリマーに紫外線吸収剤を用いることは業界では周
知のことである。紫外線吸収剤は、損傷を与える光線の
紫外域部分を、ポリマーに比して極めてすぐれた吸収力
によって除去する能力があるので機能を果たす。
【0006】従来技術では、紫外線に対してポリマーを
安定化させるために耐紫外線性物質を利用する多くの方
法が公知である。該方法には、加工前に紫外線吸収剤を
ポリマーに混合する方法、加工ポリマーの表面に適用さ
れる表面ラミネートまたはコーティング材に吸収剤を包
含させる方法、およびポリマー表面に吸収剤を含浸させ
る方法などがある。
【0007】たとえば、押出法の場合には、紫外線安定
剤を含有させたポリマーペレットを用いるか、または紫
外線安定剤をペレットホッパーに加えることが公知であ
る。別の方法は、紫外線安定剤の上層とプラスチックの
下層とを同時押出して、1枚のシートにすることであ
る。さらに別の方法には、成形物品を安定剤を含む溶剤
と接触させ、つぎに溶剤を蒸発させて物品上に安定剤を
残すポスト押出加工法がある。
【0008】従来技術で公知の表面含浸法には、(i)
攻撃的溶剤を用いてポリマー表面を膨潤または軟化さ
せ、それにより軟化したポリマー表面に吸収剤を拡散さ
せる方法;(ii)溶融ポリマー表面に溶融吸収剤を拡散
させるために、吸収剤およびポリマー表面を溶融させる
方法;および(iii)ポリマー表面と高温に保った吸収
剤の比較的貧溶剤との間に吸収剤を分配させることによ
り、溶剤よりもポリマーに溶けやすい吸収剤をポリマー
表面に拡散させる方法などがある。
【0009】これら各方法はポリマー系にすぐれた耐紫
外線性を付与するために用いることができるけれども、
該法にはいずれもいくらかの欠点がある。吸収剤を多量
のポリマーと混合することは、結果として吸収剤をポリ
マー系全体にわたり分布させることになる。この方法
は、通常、吸収剤がかなり高価であるので不経済である
だけでなく、完全にはうまく行かない。吸収剤の大部分
は、もっとも必要なポリマー表面ではなくて内部に存在
するので、多量の有害な紫外線は、内部に分布する大部
分の吸収剤に到達する以前にポリマー構造の表面に浸透
して劣化させる。さらに、吸収剤とポリマーとの相溶性
の程度によって樹脂中の吸収剤の濃度が限定されるの
で、表面を防護するのに有効な十分に高濃度の吸収剤を
使用すると、概してポリマーの物理的性質に悪影響を及
ぼしやすい。表面ラミネートまたはコーティング材に吸
収剤を包含させることは、余分の複雑な加工工程を必要
とするので、使用し難くく、かつ経費がかかる不利を招
く。さらに、ポリマー表面にコーティングまたはラミネ
ート材を付着させる場合、またはとくに屋外曝露後に永
続的に十分な付着力を維持させる場合に困難に遭遇する
ことがある。コーティングまたはラミネート材はよく付
着するときでさえも、適用するとポリマー表面に見苦し
い縞を形成することが多い。この方法の他の欠点は、衝
撃強さのようなポリマーの物理的性質がコーティングま
たはラミネート材によって悪影響をこうむることが多い
ということである。
【0010】耐紫外線性を有するポリマー物品の製造法
の例には下記の諸方法がある。
【0011】1966年10月25日にUcciに付与
された米国特許第3,281,260号は、繊維を通常
の紡糸操作にかけて繊維がまだゲル状の時に、紫外線安
定剤を繊維に付加することを開示している。
【0012】1967年3月14日にOsteenに付
与された米国特許第3,309,220号は、物品を紫
外線吸収性化合物を含有する沸騰水浴中に浸漬して物品
を被覆することによる耐紫外線性ポリカーボネート物品
の製造法を開示している。
【0013】1976年12月28日にPondらに付
与された米国特許第4,000,148号は多発色団の
(polchromophoric)複素環式紫外線安
定剤および有機組成物中におけるその利用を開示してい
る。このUV安定剤は、溶融混合によって有機組成物に
添加したり、適当な物体に成形する前に有機プラスチッ
ク物質の表面に添加したり、成形物体の表面に塗布する
コーティングに適用するものとして開示されている。
【0014】1977年9月13日にCarlsson
らに付与された米国特許第4,048,367号は物品
の成形中か、または成形した物品に耐紫外線性層をもた
らす物品の形成法を開示している。この層は、基質を形
成する不安定化もしくは部分安定化コアの表面に薄くて
十分に安定化させたポリマー層を複合押出するか、また
は押出中に好ましくは安定剤が表面に移行するように熔
融性と安定剤の移動度とを調節することによって加工中
に形成させることができる。この耐UV性層は、たとえ
ば昇華によって物品表面に分子接触する極めて薄い連続
層として安定剤を堆積させるか、または付加が物品の表
面層に限定されるように、安定剤を溶液から予備成形物
品中に拡散させることによって成形物品に加えることが
できる。
【0015】1978年6月20日にStrobelに
付与された米国特許第4,096,242号は液状紫外
線安定剤を、微粒状もしくは粉末状乾燥ポリマーに吹き
付けるかまたはポリマーの低分子量アルコールもしくは
他の分散剤懸濁液に安定剤を加えることができることを
開示している。
【0016】1979年3月27日にHumphrey
に付与された米国特許第4,146,658号は物品を
アクリレート、ヒドロキシエーテルおよびUV吸収剤を
含む組成物と接触させることによる紫外線安定化ポリカ
ーボネート物品の製造法を開示している。
【0017】1982年3月30日にOlsonらに付
与された米国特許第4,322,455号はポリカーボ
ネート物品を加熱し、かつ紫外線吸収剤を搬送する非攻
撃性液体キャリヤーを適用することによるポリカーボネ
ート物品の表面領域に紫外線吸収剤を含浸させる方法を
開示している。
【0018】1982年4月6日にOlsonに付与さ
れた米国特許第4,323,597号は、まず物品表面
に紫外線吸収剤およびキャリヤーを接触させ、つぎに物
品を加熱して該吸収剤を表面に拡散させることによる物
品表面層に紫外線吸収剤を含浸させる方法を開示してい
る。
【0019】1985年8月13日にPylesに付与
された米国特許第4,535,104号は溶剤に溶解し
た紫外線安定剤を表面に含浸させる紫外線安定化コポリ
エステルカーボネートを開示している。
【0020】1987年1月13日にAnthonyら
に付与された米国特許第4,636,408号は非攻撃
性液体キャリヤー中における紫外線吸収剤およびヒンダ
ードアミン光安定剤のポリマー物品との接触を開示して
いる。
【0021】1988年3月1日にGasmanに付与
された米国特許第4,728,540号は紫外線吸収剤
を可溶化させて、すでに形成されたビニルプラスチック
物品中に該吸収剤を搬送するビニル可塑剤の利用を開示
している。
【0022】1988年9月12日にSilberma
nnらに付与された米国特許第4,770,905号は
紫外線吸収剤を含有する溶剤中に物品を浸漬することに
よるポリマー物品に該吸収剤を包含させる方法を開示し
ている。
【0023】1988年10月11日にGoossen
sらに付与された米国特許第4,776,913号は紫
外線吸収剤含有接着剤層を有する保護マスキング層を適
用することによるポリカーボネート物品表面に紫外線吸
収剤を含浸させる方法を開示している。
【0024】1988年12月20日にLee,Jr.
に付与された米国特許第4,792,492号は2種の
溶剤と紫外線吸収剤との混合物を物品と接触させること
によるプラスチック物品中に紫外線吸収剤を包含させる
方法を開示している。
【0025】1989年8月29日にGoossens
らに付与された米国特許第4,861,664号は紫外
線吸収剤含有溶液で物品表面を含浸させることによる紫
外線分解抵抗性を有するプラスチック物品製造法を開示
している。
【0026】1990年6月26日にGoossens
らに付与された米国特許第4,937,026号はキャ
リヤー溶液および紫外線吸収剤の組成物を、高温のポリ
カーボネートシートの表面に含浸させる方法を開示して
いる。
【0027】1985年8月21日公告のEP 015
1961は、非攻撃性液体キャリヤー中の紫外線吸収剤
およびヒンダードアミン光安定剤の安定剤組成物を開示
している。
【0028】1989年7月5日公告のEP 0322
557は、溶剤に溶解した紫外線吸収性芳香族有機化合
物を含む物品の表面含浸用紫外線吸収剤溶液を開示して
いる。
【0029】1989年11月23日公告のEP 03
42896は、水溶液中にミセル状の紫外線吸収剤を有
する組成物で物品の表面を含浸させる組成物を開示して
いる。
【0030】原則的には、紫外線吸収剤は必要とするポ
リマーの表面領域にのみ含まれるので、表面含浸法がも
っとも望ましいけれども、実際問題として従来技術の表
面含浸法はすべて多少の欠点がある。吸収剤をポリマー
表面に拡散させるためにポリマーおよび吸収剤を溶融さ
せることは、ポリマーまたはすくなくともその表面領域
を融点まで加熱しなければならないという欠点がある。
これによって、ポリマーを冷却、固化すると、でこぼこ
か、またはしわが寄ったポリマー表面が生じるかもしれ
ない。さらに、ポリマーの物理的性質がポリマーのこの
溶融によって悪影響をうける場合もある。攻撃的溶剤法
の場合には、紫外線吸収性化合物をポリカーボネートの
ようなポリマーに対して攻撃的な溶剤に溶解する。ポリ
カーボネートに対する典型的な攻撃的溶剤には塩素化炭
化水素、エステルまたは芳香族炭化水素がある。該溶液
をポリカーボネート物品の表面に適用すると、攻撃的溶
剤はポリマー表面の軟化剤または膨潤剤として働いて、
軟化または膨潤したポリマー表面領域に吸収剤を拡散さ
せる。しかし、これら溶剤の攻撃性には問題がある。ポ
リマーと攻撃的溶剤との塗布および長時間の接触の間に
表面欠陥が生じ、ポリマーの腐食、曇り、およびひび割
れをもたらすことがある。安定化溶液よりもポリマーに
可溶の紫外線吸収性化合物を含有する紫外線安定剤溶液
の使用は、使用可能な紫外線吸収性化合物の数及び種類
をかなり明白に限定する。その上、大量の安定剤溶液を
使用しなければならない。これには、多量の紫外線吸収
剤の使用が必要であり、かなり経費のかかる提案とな
る。
【0031】このように、業界にはポリマー、とくにポ
リカーボネート物品を紫外線による分解から防護する経
済的で効果的な方法に対する要望がある。
【0032】業界には耐紫外線性ポリカーボネート物品
に対する別の要望がある。
【0033】前記および他の業界の要望はこの明細書を
見れば当業者には明らかになろう。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は押出方法
を提供することにある。
【0035】本発明の他の目的は耐紫外線性物品を提供
することにある。
【0036】本発明のさらに他の目的はポリマー、とく
にポリカーボネート物品を紫外線による分解から防護す
る経済的で効果的な方法を提供することにある。
【0037】本発明の前記および他の目的は、この明細
書を見れば当業者には明らかになろう。
【0038】本発明の1つの態様によれば、耐紫外線性
物品の押出方法が提供される。該方法によれば、ポリマ
ーペレットを押出機に供給し、融点より高温に加熱し、
所望の断面形状の押出ダイから押出して同じ断面形状の
押出物を形成させる。押出物を、軟化点よりも低温に冷
えないうちに耐紫外線性物質と接触させる。つぎに、接
触させた押出物をさらに冷却して、表面に耐紫外線性物
質を包含させた物品を形成させる。
【0039】本発明の他の態様によれば、前記の耐紫外
線性物品が提供される。
【0040】広範な態様では、本発明は、軟化点よりも
高温に加熱したプラスチックに耐紫外線性物質すなわち
紫外線吸収性物質を含有させることに関する。押出、引
抜、および成形法を含む適当な方法または装置によって
プラスチックを軟化点よりも高温に加熱しうることは理
解されよう。
【0041】より明確には、本発明は、押出プラスチッ
ク物品に耐紫外線性物質すなわち紫外線吸収性物質を含
有させること、および紫外線曝露に抵抗性がある押出プ
ラスチック物品に関する。
【0042】本発明の方法を実施する場合には、通常ペ
レット状のプラスチックを押出機の押出バレルに導入す
る。多くの場合、ペレットはホッパーから押出機に重力
供給する。ペレットは一旦押出機に入ると、熱と圧縮を
受け、通常、一軸または二軸スクリュ−機構によって押
出バレルの全長を下流に押進められる。
【0043】本発明に使用するのに適当な押出機の温度
は、用いるポリマーの種類によって異なるが、通常はポ
リマーの融点よりも高温、ただし顕著な分解が起こる温
度よりは低い。たとえば、ポリカーボネートポリマーの
場合には、押出機は通常約220℃から約370℃の範
囲の温度で操作する。
【0044】つぎに、本発明を実施する場合に、加熱圧
縮されたポリマーを、さらに所望の断面形状を有する押
出ダイを経て押出機から押出す。
【0045】押出ダイを出ると、押出物を耐紫外線性物
質と接触させる。本発明の実施においては、押出物が軟
化点よりも高温にある間に押出物を耐紫外線性物質と接
触させる。
【0046】押出機そのものは押出技術にたけた人にと
っては周知のことであり、本発明の実施に適当な押出機
を使用することができる。一般的な説明をすると、押出
機は一般に、一端に供給機構、通常は重力供給ホッパ
ー、ポリマーペレットを給送して溶融し、圧縮する長方
形のバレルチャンバー、さらに他端に所望の断面形状を
有する押出ダイを備えている。押出機本体内の高温のオ
イル循環、水蒸気の使用、または電熱素子系によって押
出機に熱を与えることができる。使用可能な押出機の種
類の例には一軸および二軸スクリュー押出機がある。
【0047】本発明を実施する場合には、紫外線安定剤
を、純粋な形の、すなわちキャリヤーまたは溶剤を使用
しないポリマー押出物と接触させる。いうまでもなく、
場合によっては、キャリヤーまたは溶剤を使用すること
ができるが、紫外線安定化物品をつくるのには必ずしも
必要ではない。
【0048】本発明に使用可能な紫外線安定剤はいくつ
かの基準に合格しなければならない。該吸収剤は、防護
する特定ポリマーにとってもっとも有害な波長範囲の光
線に、すぐれた固有の吸収力をもたなければならない。
該吸収剤はポリマーと相溶しなければならず、また性質
の低下や色調の増大によりポリマーを実質的に劣化させ
てはならない。該吸収剤はスペクトルの可視領域の光線
を著しく吸収してはならず、さもないと添加したポリマ
ーを着色させる。
【0049】本発明は紫外線の中の任意の波長を除去す
るために用いることができる。本発明の紫外線安定剤に
よって除去される一般的な波長は約400Aから約40
00Aの範囲にある。
【0050】本発明に用いるのに適する紫外線安定剤す
なわち吸収剤に属する非限定例には、損傷を与える紫外
線を、すぐれた吸収力によって除去すなわち吸収する能
力があるために機能を果たす任意の公知の化合物があ
る。該化合物には、ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾ
ール類、安息香酸エステル類、サリチル酸フェニル類、
クロトン酸類、マロン酸エステル類、オルガノアクリレ
ート類、ヒンダードアミン類、ヒンダードフェノール
類、トリアジン類、前記の誘導体、およびこれらの混合
物がある。本発明に使用するのに適する安定剤の例に
は、米国特許第4,937,026号、米国特許第4,
770,905号、米国特許第4,636,408号、
米国特許第4,323,597号、および同第4,09
6,242号に開示された安定剤があり、これらはすべ
て本明細書に参考資料として収録してある。
【0051】押出物に適用される紫外線安定剤の量は、
所望の防護の度合い、使用するポリマーの種類、予想さ
れる紫外線照射強度、予想される紫外線照射時間によっ
て異なる。
【0052】本発明に用いられる紫外線安定剤は、液体
または固体を含み、ただしこれに限定されない任意の形
態の押出物に適用することができる。
【0053】本発明を実施する際に、紫外線安定剤は適
当な方法を用いて押出物に適用することができる。適切
な紫外線安定剤適用方法の非限定例には、押出物を安定
剤の液浴に浸漬する方法、押出物に液状安定剤を吹き付
ける方法、ロールコーターを用いて液状押出物に適用す
る方法、押出物に粉末安定剤を振りかける方法、または
押出物を粉末もしくは粒状の安定剤と接触させる方法が
ある。
【0054】本発明では、通常、紫外線に曝されると予
想される押出物の部分に接触させることが必要なだけで
ある。たとえば、片面のみが紫外線に曝されると予想さ
れるポリカーボネートシートをつくる場合には該面を安
定剤に接触させることが必要なだけである。
【0055】本発明における押出物と紫外線安定剤との
接触時間は最終押出物が所望の紫外線防護度を得るのに
必要な時間である。接触時間は約0.1秒から約3時間
の範囲にあるのが都合がよい。接触時間は約0.1秒か
ら約1時間の範囲にあるのが好ましく、約1秒から約5
秒の範囲にあるのがもっとも好ましい。
【0056】成形物品に包含させる紫外線安定剤の量は
所望の紫外線防護量によって決まる。多くの場合、紫外
線安定剤の量は、物品の外層1mmの約1%から約20
%の範囲にある。
【0057】本発明は殆どすべての種類のポリマーに耐
紫外線性物質を包含させる適用性を有する。一般に、該
ポリマーは押出加工に適するものでなければならない。
本発明によって紫外線照射に対する抵抗性を与えること
ができるポリマーの非限定例には、ポリオレフィン類、
ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル類、ポリ
アクリルアミド類、ポリアミド類、ポリアクリレート
類、ポリカーボネート類、ポリフェニレンオキシド、ポ
リフェニレンスルフィド、ポリウレタン類、ポリアクリ
ロニトリル類、およびブタヂエンスチレン類がある。
【0058】本発明の実施において、所望の性質を付与
するために、物品に他の添加剤を添加できることを理解
されたい。本発明に使用できる他の添加剤の例には、粘
着防止剤、殺菌剤、熱安定剤、着色剤、界面活性剤、殺
虫剤、防曇剤、殺生物剤、消毒剤、殺カビ剤、増粘剤、
酸化防止剤、芳香剤、潤滑剤、帯電防止剤、離型剤、遊
離基、ヒンダードアミン類、ヒンダードフェノール類、
および溌水剤がある。
【0059】
【実施例】
実施例1 240psiおよび90rpmで運転する1.5インチ
のKillian一軸スクリュー押出機を用い、約57
5°Fでポリカーボネートペレットを押出してストラン
ドとした。押出機の末端にはTinuvin 571
(液体ベンゾトリアゾールUV安定剤)を含有するトレ
ーが設置されていた。
【0060】試料Aはストランドとしてダイを離れ、安
定剤の中を通ったのち、水浴で冷却した。試料Bはダイ
を離れ、水浴で冷却したのち、安定剤中に浸漬した。試
料Cはダイを離れ、安定剤中に15秒間浸漬したのち、
水浴で冷却した。各試料の安定剤含有量は下記表1に示
す通りである。
【0061】
【表1】
【0062】この実施例は、本発明を押出ストランドに
適用するものとして説明するけれども、本発明は特定形
状の押出物に限定されるものではなく、非限定例とし
て、シート、バーやロッドを含む任意の形状または形態
の押出物が本発明によってつくることができるであろう
ということは理解されよう。
【0063】,本発明の実施態様を詳細に説明したけれ
ども、本発明の精神および範囲を逸脱せずに、種々の他
の変更が明らかであり、かつ当業者が容易に行い得るこ
とは理解されよう。したがって、ここに添付するクレー
ムの範囲が、ここに示す実施例および説明に限定される
というよりは、むしろクレームは、本発明に関係がある
当業者によって等価物とみなされるすべての特徴を含め
て、本発明に属する特許可能な新規性の特徴をすべて包
含するものとみなすつもりである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード・オー・カーク アメリカ合衆国テキサス州77566,レイ ク・ジャクソン,リリー 125 (72)発明者 マラリー・アール・マーチャント アメリカ合衆国ルイジアナ州70820,バト ン・ルージュ,デストレハン・ドライブ 6001

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)融点よりも高温に加熱したポリマ
    ーをダイから押出して押出物とし;つぎに(b)その押
    出物がまだ軟化点よりも高温にある間に、その押出物を
    実質的に無溶剤の耐紫外線性物質と接触させる工程を含
    む耐紫外線性物品の押出方法。
  2. 【請求項2】 そのポリマーが、ポリオレフィン類、ポ
    リ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル類、ポリア
    クリルアミド類、ポリアミド類、ポリアクリレート類、
    ポリカーボネート類、ポリフェニレンオキシド、ポリフ
    ェニレンスルフィド、ポリウレタン類、ポリアクリロニ
    トリル類、およびブタジエンスチレン類よりなる群から
    選ばれる少なくとも1種を含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 その耐紫外線性物質が、ベンゾフェノン
    類、ベンゾトリアゾール類、安息香酸エステル類、サリ
    チル酸フェニル類、クロトン酸類、マロン酸エステル
    類、オルガノアクリレート類、ヒンダードアミン類、ヒ
    ンダードフェノール類、トリアジン類、前記の誘導体、
    およびこれらの混合物よりなる群から選ばれる少なくと
    も1種を含む請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 その耐紫外線性物質が液体で、工程
    (b)におけるその押出物とその耐紫外線性物質との接
    触を、その耐紫外線性物質の液浴にその押出物を接触さ
    せることによって行う請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 その耐紫外線性物質が液体で、工程
    (b)におけるその押出物とその耐紫外線性物質との接
    触を、その押出物にその耐紫外線性物質を吹き付けるこ
    とによって行う請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 その耐紫外線性物質が固体粒子を含み、
    工程(b)におけるその押出物とその耐紫外線性物質と
    の接触を、その押出物にその耐紫外線性物質を付着させ
    ることによって行う請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程(b)の接触を、約0.1秒から約
    3時間の範囲にある接触時間の間行う請求項1記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 そのポリマーが、ポリオレフィン類、ポ
    リ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル類、ポリア
    クリルアミド類、ポリアミド類、ポリアクリレート類、
    ポリカーボネート類、ポリフェニレンオキシド、ポリフ
    ェニレンスルフィド、ポリウレタン類、ポリアクリロニ
    トリル類、およびブタジエンスチレン類よりなる群から
    選ばれる少なくとも1種を含み、耐紫外線性物質が、ベ
    ンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、安息香酸エス
    テル類、サリチル酸フェニル類、クロトン酸類、マロン
    酸エステル類、オルガノアクリレート類、ヒンダードア
    ミン類、ヒンダードフェノール類、トリアジン類、前記
    の誘導体、およびこれらの混合物よりなる群から選ばれ
    る少なくとも1種を含み、かつ工程(b)の接触が約
    0.1秒から約3時間の範囲にある接触時間の間行われ
    る請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 その耐紫外線性物質がベンゾトリアゾー
    ルを含む請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 その耐紫外線性物質が液体で、工程
    (b)におけるその押出物とその耐紫外線性物質との接
    触を、その耐紫外線性物質の液浴にその押出物を接触さ
    せることによって行う請求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 その耐紫外線性物質が液体で、工程
    (b)におけるその押出物とその耐紫外線性物質との接
    触を、その押出物にその耐紫外線性物質を吹き付けるこ
    とによって行う請求項9記載の方法。
  12. 【請求項12】 その耐紫外線性物質が固体粒子を含
    み、工程(b)におけるその押出物とその耐紫外線性物
    質との接触を、その押出物にその耐紫外線性物質を付着
    させることによって行う請求項9記載の方法。
  13. 【請求項13】 (a)ポリマーを融点よりも高温に加
    熱して加熱ポリマーとし;さらに(b)その加熱ポリマ
    ーがまだ軟化点よりも高温にある間に、その加熱ポリマ
    ーを実質的に無溶剤の耐紫外線性物質と接触させる工程
    を含む耐紫外線性物品の製造方法。
  14. 【請求項14】 そのポリマーが、ポリオレフィン類、
    ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル類、ポリ
    アクリルアミド類、ポリアミド類、ポリアクリレート
    類、ポリカーボネート類、ポリフェニレンオキシド、ポ
    リフェニレンスルフィド、ポリウレタン類、ポリアクリ
    ロニトリル類、およびブタジエンスチレン類よりなる群
    から選ばれる少なくとも1種を含む請求項13記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 その耐紫外線性物質が、ベンゾフェノ
    ン類、ベンゾトリアゾール類、安息香酸エステル類、サ
    リチル酸フェニル類、クロトン酸類、マロン酸エステル
    類、オルガノアクリレート類、ヒンダードアミン類、ヒ
    ンダードフェノール類、トリアジン類、前記の誘導体、
    およびこれらの混合物よりなる群から選ばれる少なくと
    も1種を含む請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 その耐紫外線性物質が液体で、工程
    (b)におけるその押出物とその耐紫外線性物質との接
    触を、その耐紫外線性物質の液浴にその押出物を接触さ
    せることによって行う請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 その耐紫外線性物質が液体で、工程
    (b)におけるその加熱ポリマーとその耐紫外線性物質
    との接触を、その加熱ポリマーにその耐紫外線性物質を
    吹き付けることによって行う請求項13記載の方法。
  18. 【請求項18】 その耐紫外線性物質が固体粒子を含
    み、工程(b)におけるその加熱ポリマーとその耐紫外
    線性物質との接触を、その押出物にその耐紫外線性物質
    を付着させることによって行う請求項13記載の方法。
  19. 【請求項19】 工程(b)の接触を、約0.1秒から
    約3時間の範囲にある接触時間の間行う請求項13記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 そのポリマーが、ポリオレフィン類、
    ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエステル類、ポリ
    アクリルアミド類、ポリアミド類、ポリアクリレート
    類、ポリカーボネート類、ポリフェニレンオキシド、ポ
    リフェニレンスルフィド、ポリウレタン類、ポリアクリ
    ロニトリル類、およびブタジエンスチレン類よりなる群
    から選ばれる少なくとも1種を含み、その耐紫外線性物
    質が、ベンゾフェノン類、ベンゾトリアゾール類、安息
    香酸エステル類、サリチル酸フェニル類、クロトン酸
    類、マロン酸エステル類、オルガノアクリレート類、ヒ
    ンダードアミン類、ヒンダードフェノール類、トリアジ
    ン類、前記の誘導体、およびこれらの混合物よりなる群
    から選ばれる少なくとも1種を含み、かつ工程(b)の
    接触が約0.1秒から約3時間の範囲にある接触時間の
    間行われる請求項13記載の方法。
  21. 【請求項21】 その耐紫外線性物質がベンゾトリアゾ
    ールを含む請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 その耐紫外線性物質が液体で、工程
    (b)におけるその押出物とその耐紫外線性物質との接
    触を、その耐紫外線性物質の液浴にその押出物を接触さ
    せることによって行う請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 その耐紫外線性物質が液体で、工程
    (b)におけるその押出物とその耐紫外線性物質との接
    触を、その押出物にその耐紫外線性物質を吹き付けるこ
    とによって行う請求項21記載の方法。
  24. 【請求項24】 その耐紫外線性物質が固体粒子を含
    み、工程(b)におけるその押出物とその耐紫外線性物
    質との接触を、その押出物にその耐紫外線性物質を付着
    させることによって行う請求項21記載の方法。
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