JPH09108994A - バリ検出装置 - Google Patents

バリ検出装置

Info

Publication number
JPH09108994A
JPH09108994A JP26654395A JP26654395A JPH09108994A JP H09108994 A JPH09108994 A JP H09108994A JP 26654395 A JP26654395 A JP 26654395A JP 26654395 A JP26654395 A JP 26654395A JP H09108994 A JPH09108994 A JP H09108994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burr
elastic body
detecting
output signal
burr detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26654395A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ogawa
茂 小川
Takashi Miyatani
孝 宮谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP26654395A priority Critical patent/JPH09108994A/ja
Publication of JPH09108994A publication Critical patent/JPH09108994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】部品表面上のバリを個人差無く定量的にしかも
短時間に検出しうる装置を提供すること。 【解決手段】弾性体4を被覆しこれに一体固着した網状
繊維3を備えたバリ検出部Aと、バリの網状繊維3への
ひっかかりによる応力を弾性体4を介して検出する加速
度ピックアップ2と、この加速度ピックアップ2による
出力信号を表示する出力表示機能Bと出力信号を予め設
定された基準値と比較しこれを超過すると判定した場合
は出力表示機能Bに警報信号を発信するスレッシュホー
ルドレベル設定回路とを備えたレベルインジケータ6
と、を備えたことを特徴とするバリ検出装置を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通常の機械加工にて
発生する部品のバリを定量的に検出しうる検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】切削加工等の通常の機械加工に際して、
金属部品に鋭利なかえり(バリ)部分が発生することが
ある。特にせん断加工した切口面にて発生する場合が多
い。かかる場合は従来目視による観察または手先の触感
によって発生箇所を探し出す方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
方法では、作業者の経験とカンにたよるところが大であ
り、個人差によって精度にバラツキが生ずる他、形状に
よっては手先の届かない箇所もあった。そこで本発明
は、部品表面上のバリを個人差無く定量的にしかも短時
間に検出する装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、以上
の目的を達成するために請求項1の発明として、弾性体
を被覆しこれに一体固着した網状繊維を備えたバリ検出
部と、バリの前記網状繊維へのひっかかりによる応力を
前記弾性体を介して検出する加速度ピックアップと、こ
の加速度ピックアップによる出力信号を表示する出力表
示機能と前記出力信号を予め設定された基準値と比較し
これを超過すると判定した場合は前記出力表示機能に警
報信号を発信するスレッシュホールドレベル設定回路と
を備えたレベルインジケータと、を備えたことを特徴と
するバリ検出装置を提供する。本手段においては、部品
表面上のバリを個人差無く定量的にしかも短時間に検出
することが可能となる。
【0005】また、請求項2の発明として、前記バリ検
出部と前記加速度ピックアップとを設置した検出ヘッド
には、バリ検出部と被検物との間の移動速度を検出する
移動速度測定手段を設け、前記スレッシュホールドレベ
ル設定回路に速度信号を入力し、前記加速度ピックアッ
プによる出力信号から速度要素を補正した後に、予め設
定された基準値と比較することにより異常を判定するこ
とを特徴とする請求項1記載のバリ検出装置を提供す
る。本手段においては、バリ検出部と被検物との間の移
動速度の変化に対しても定量的な検出が可能となる。
【0006】また、請求項3の発明として、前記移動速
度測定手段は速度メータを備えたゴムタイヤとこのゴム
タイヤを被検物に押しつけ得る弾性体とを備えてなる請
求項2記載のバリ検出装置を提供する。本手段において
は、形状の起伏に富んだ被検物に対しても容易かつ正確
に速度を検出することが可能となる。
【0007】また、請求項4の発明として、前記バリ検
出部は弾性体に溝を形成し表面硬化処理を施したことを
特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載
のバリ検出装置を提供する。本手段においては、構成部
品の一つである網状繊維の省略によりバリ検出装置の製
作が容易となる。
【0008】また、請求項5の発明として、前記バリ検
出部は線形状に形成されたことを特徴とする請求項1か
ら請求項4のいずれか1つに記載のバリ検出装置を提供
する。本手段においては、バリの検出を短時間で行い得
る効果をあまり損なうこと無く、検出ヘッドの小型化、
軽量化が可能となり、更にバリ検出箇所の発見が容易と
なる。
【0009】また、請求項6の発明として、前記検出ヘ
ッドには相互に垂直な三面に加速度ピックアップを別個
に設置したことを特徴とする請求項1から請求項4のい
ずれか1つに記載のバリ検出装置を提供する。本手段に
おいては、弾性体に加わる応力を立体的に検出すること
が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1はバリ検出装置の検出ヘッドの正
面図を、図2は同検出ヘッドの側面図を、図3はバリ検
出装置の全体構成図を、それぞれ図示するものである。
【0011】バリを検出するための検出ヘッド1の一端
には、シリコンゴム等で成形された弾性体4を被覆し一
体固着した網状繊維3が固定バンド12によって保持さ
れ、バリ検出部Aが構成されている。ここで、網状繊維
3は一般にはナイロン繊維やポリアラミド繊維等の丈夫
なものが望ましいが、実際には弾性体4に一体固着して
使用されるため木綿繊維等であっても弊害はない。
【0012】検出ヘッド1の他端には、加速度ピックア
ップ2が設置されている。かかる加速度ピックアップ2
はバリ検出の際に弾性体4に加わる応力値を読みとり、
出力ケーブル11に出力信号を電送する。
【0013】出力ケーブル11に電送された出力信号
は、アンプ5にて一定量増幅された後、出力信号を表示
するレベルインジケータ6に入力される。レベルインジ
ケータ6には、メーター13、表示ランプ7、ブザー8
を備えた出力表示機能Bを設置するとともに、図示せぬ
スレッシュホールドレベル設定回路を内蔵する。かかる
メーター13が信号値を表示するとともに、スレッシュ
ホールドレベル設定回路は基準値と信号値とを比較する
ことにより信号値が基準値を超過すると判定したときに
は表示ランプ7を点灯すると同時にブザー8から警告音
を発生する。スレッシュホールドレベル設定回路の基準
値は、外部から設定可能に構成されている。
【0014】次に、バリを検出する際におけるバリ検出
装置の具体的な動作原理を図4を参照して説明する。被
検物9の表面に対し、検出ヘッド1のバリ検出部Aを接
触させて移動させる。この際、被検物9の表面にバリ1
0が発生していると、網状繊維3にバリ10の突起部が
引っかかり、この抵抗力に比例して弾性体4に歪が生ず
る。これを歪ゲージ等を用いて加速度ピックアップ2に
よって検出し、アンプ5で一定量増幅された後、レベル
インジケータ6に信号値として出力する。レベルインジ
ケータ6における動作は前述した通りである。
【0015】かかる構成においては、部品表面上のバリ
を個人差無く定量的に検出できるとともに、バリ検出部
Aが面接触であるため被検物9が水平形状である場合に
は短時間で検出することが可能となる。更に手先の届か
ない箇所においても検出することが可能となる。
【0016】ところで、レベルインジケータ6に出力さ
れる出力信号は、被検物9の表面とバリ検出部Aとの接
触部における移動速度が一定である場合には、バリ10
の突起部の引っかかり応力に応じて変化し、定量的な検
出が可能であるが、移動速度が変化する場合には定量的
な検出が不可能となる。突起部の引っかかり具合が同じ
であっても、移動速度が高ければ弾性体4に加わる応力
が大になり、出力信号も大になるからである。
【0017】そこで、図5に示す本発明の他の実施形態
として、検出ヘッド1に移動速度を測定する手段14を
設け、速度信号をもレベルインジケータ6内のスレッシ
ュホールドレベル設定回路に入力し、出力信号から速度
データを補正した後に、基準値と信号値とを比較し異常
を判定する。かかる構成においては、移動速度の変化に
対しても定量的な検出が可能となりバリ検出装置の信頼
性を更に向上することができる。
【0018】移動速度を測定する手段14は、速度メー
タを備えたゴムタイヤ15を弾性力で被検物9に押しつ
ける構成が一般的であろう。かかる構成を採用すれば形
状の起伏に富んだ被検物9に対しても容易かつ正確に速
度を検出することが可能となる。
【0019】また、他の実施形態として、網状繊維3を
設けず、弾性体4に溝を形成してバリ検出部Aを構成し
ても良い。かかる構成においてもバリ10の突起部が引
っかかり弾性体4に応力が生ずれば同様の効果が得ら
れ、しかも構成部品の省略によりバリ検出装置の製作が
容易となる。但し、本実施形態においては、溝部にバリ
10の突起部が引っかかる程度の硬度を持たせる必要が
あるため、硬化剤のドーピング等による表面硬化処理を
施すことが望ましい。
【0020】更に、バリ検出部Aの形状は、面接触に限
らず、図6に示すような線接触であっても良い。線接触
であればバリの検出を短時間で行い得る効果をあまり損
なうこと無く、検出ヘッド1の小型化、軽量化が可能と
なり、更にバリ検出箇所の発見が容易となる。
【0021】一方、面接触の場合には図7に示すよう
に、三方向に加速度ピックアップを設置することもでき
る。すなわち、検出ヘッド1には、加速度ピックアップ
2の他に、相互に垂直な面から加速度ピックアップ2
2、23を別個に設置する。かかる構成により弾性体4
に加わる応力を立体的に検出することが可能となる。
【0022】
【発明の効果】以上本発明のバリ検出装置においては、
部品表面上のバリをたとえ手先の届かない箇所であって
も個人差無く定量的に検出できる他、バリ検出部の形状
が面接触あるいは線接触であるため短時間に検出するこ
とも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のバリ検出装置における
検出ヘッドの正面図。
【図2】図1に示す検出ヘッドの側面図。
【図3】本発明の一実施形態のバリ検出装置の全体構成
図。
【図4】本発明の一実施例のバリ検出装置の動作原理を
示す図。
【図5】本発明の他の実施形態の、検出ヘッドに移動速
度測定手段を設置した状態を示す概略構成図。
【図6】本発明のその他の実施形態の、検出ヘッドにお
けるバリ検出部の形状を、線接触にした状態を示す概略
構成図。
【図7】本発明の更に他の実施形態の、検出ヘッドに三
方向から加速度ピックアップを設置した状態を示す概略
構成図。
【符号の説明】
1…検出ヘッド、2・22・23…加速度ピックアッ
プ、3…網状繊維、4…弾性体、6…レベルインジケー
ター、7…表示ランプ、8…ブザー、9…被検物、13
…メーター、14…移動速度測定手段、15…ゴムタイ
ヤ、A…バリ検出部(網状繊維3及び弾性体4を含
む)、B…出力表示機能(表示ランプ7及びブザー8及
びメーター13を含む)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性体を被覆しこれに一体固着した網状繊
    維を備えたバリ検出部と、バリの前記網状繊維へのひっ
    かかりによる応力を前記弾性体を介して検出する加速度
    ピックアップと、この加速度ピックアップによる出力信
    号を表示する出力表示機能と前記出力信号を予め設定さ
    れた基準値と比較しこれを超過すると判定した場合は前
    記出力表示機能に警報信号を発信するスレッシュホール
    ドレベル設定回路とを備えたレベルインジケータと、を
    備えたことを特徴とするバリ検出装置。
  2. 【請求項2】前記バリ検出部と前記加速度ピックアップ
    とを設置した検出ヘッドには、バリ検出部と被検物との
    間の移動速度を検出する移動速度測定手段を設け、前記
    スレッシュホールドレベル設定回路に速度信号を入力
    し、前記加速度ピックアップによる出力信号から速度要
    素を補正した後に、予め設定された基準値と比較するこ
    とにより異常を判定することを特徴とする請求項1記載
    のバリ検出装置。
  3. 【請求項3】前記移動速度測定手段は速度メータを備え
    たゴムタイヤとこのゴムタイヤを被検物に押しつけ得る
    弾性体とを備えてなる請求項2記載のバリ検出装置。
  4. 【請求項4】前記バリ検出部は弾性体に溝を形成し表面
    硬化処理を施したことを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれか1つに記載のバリ検出装置。
  5. 【請求項5】前記バリ検出部は線形状に形成されたこと
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記
    載のバリ検出装置。
  6. 【請求項6】前記検出ヘッドには相互に垂直な三面に加
    速度ピックアップを別個に設置したことを特徴とする請
    求項1から請求項4のいずれか1つに記載のバリ検出装
    置。
JP26654395A 1995-10-16 1995-10-16 バリ検出装置 Pending JPH09108994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26654395A JPH09108994A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 バリ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26654395A JPH09108994A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 バリ検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09108994A true JPH09108994A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17432325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26654395A Pending JPH09108994A (ja) 1995-10-16 1995-10-16 バリ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09108994A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100514930B1 (ko) * 2000-08-25 2005-09-15 재단법인 포항산업과학연구원 빌레트 절단설 감지장치
CN109387178A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 波音公司 毛刺检测系统与方法
CN110605418A (zh) * 2019-08-24 2019-12-24 郑军锋 一种特种管道加工检测装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100514930B1 (ko) * 2000-08-25 2005-09-15 재단법인 포항산업과학연구원 빌레트 절단설 감지장치
CN109387178A (zh) * 2017-08-10 2019-02-26 波音公司 毛刺检测系统与方法
CN110605418A (zh) * 2019-08-24 2019-12-24 郑军锋 一种特种管道加工检测装置
CN110605418B (zh) * 2019-08-24 2020-11-13 徐州友佳钢结构有限公司 一种特种管道加工检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7672772B2 (en) Apparatus and method for evaluating a degree of a safety in traveling of a vehicle
CA2235436A1 (en) Method and device for determining deformation of a vehicle side part
JP5357541B2 (ja) 方向変化検出手段を有する接触プローブ
JPH09108994A (ja) バリ検出装置
KR101997993B1 (ko) 미소 크랙 검사 장치 및 이를 이용한 미소 크랙 검사 방법
HUP0203358A2 (hu) Forgómozgást végző gépelem, valamint eljárás ilyen forgó gépelem alkatrésze helyzetjellemzőinek érzékelésére
JPH05209782A (ja) 軸受け異常予知装置
JP2018067123A (ja) 車両運転者の状態検知装置
US11624687B2 (en) Apparatus and method for detecting microcrack using orthogonality analysis of mode shape vector and principal plane in resonance point
JP3600829B2 (ja) 頭部の左右血流バランス検査装置
JP2004177142A (ja) 摩擦力測定装置
JP3764943B2 (ja) 地震動の危険度モニタリング手法
JPH06229818A (ja) 自動車の異常振動検出方法及び異常振動検出装置
EP0605369A1 (en) Method and device for checking the tension of a stretched elastic element, particularly a transmission belt
JPH08210909A (ja) 電気機器の動作異音検出装置
KR20210087695A (ko) 휠스피드 센서를 활용한 휠 베어링 고장 진단 방법
JP2017031741A (ja) 測定装置、及び締固め判定方法
US10509138B2 (en) System and method for discriminating between origins of vibrations in an object and determination of contact between blunt bodies traveling in a medium
GB2234353A (en) Incipient failure detector
JP2001147272A (ja) 早期地震動検知警報方法およびその装置
KR101143813B1 (ko) 입력 스냅 링의 오버 그레이드 검지장치
JPS58174845A (ja) 絶縁コイルの絶縁診断方法
JPH07146354A (ja) 距離測定装置
KR100276909B1 (ko) 사고기록/분석장치의가속도신호보정방법
US20190368964A1 (en) Measurement time determination device, measurement time determination method, and computer-readable recording medium