JPH09108960A - 嵌め合い装置 - Google Patents

嵌め合い装置

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JPH09108960A
JPH09108960A JP27153795A JP27153795A JPH09108960A JP H09108960 A JPH09108960 A JP H09108960A JP 27153795 A JP27153795 A JP 27153795A JP 27153795 A JP27153795 A JP 27153795A JP H09108960 A JPH09108960 A JP H09108960A
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Kimio Izawa
澤 君 夫 伊
Shinsuke Tsuchiya
屋 伸 介 土
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FUJI GIKEN KOGYO
Fuji Giken Kogyo Kk
Nissan Motor Co Ltd
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FUJI GIKEN KOGYO
Fuji Giken Kogyo Kk
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省人化を図り、多くのスペースを必要とする
ことなく、多種類の部品を短時間で嵌合し、省スペース
化および設備費の低減化を実現すると共に部品に傷を付
けることなく嵌合すること。 【解決手段】 コンベア3と、これに隣接する部品供給
ステーションST4へ多種類の部品を供給する部品供給
機構10と、部品供給ステーションST4の部品を選択
的に取り出してコンベア3上における嵌合ステーション
ST5のアッパーボディーUBの段付き孔に嵌合する複
数のハンドHを具備したロボット30を備え、ハンドH
1に、スプール(部品)S3と段付き孔h3との間の力
およびモーメントを検出する6軸力覚センサ36と、6
軸力覚センサ36で検出した力およびモーメントの値か
らファジー制御で演算して見付け出した段付き孔h3に
演算で得られたスプールS3の倒れ角度を補正するべく
作動して嵌合するコンプライアンス37を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両用自
動変速機の油圧制御装置に用いられるコントロールバル
ブの組立てラインにおいて、アッパーボディーやロアー
ボディーの複数箇所に設けられた段付き孔にスプリン
グ,スプール,プラグなどのバルブ構成品を嵌合するの
に利用される嵌め合い装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記した車両用自動変速機の油圧制御装
置に用いられるコントロールバルブは、バルブボディー
(アッパーボディーおよびロアーボディー)内で種類の
ことなる複数のバルブを各々作動させることにより、油
路を遮断連通するものとなっており、各種バルブは、バ
ルブボディー(図19のアッパーボディー参照)の複数
箇所に配設された様々な径の段付き孔に対して各々に対
応するスプリング,スプール,プラグなどのバルブ構成
品をそれぞれ嵌合して構成される。
【0003】従来において、バルブボディーの段付き孔
に対してバルブを組付ける場合には、例えば、段付き孔
にスプリング,スプール,プラグを順次嵌合した後、リ
テーナを径方向から挿入してプラグを止めるようにして
おり、この際、段付き孔とスプールなどのバルブ構成品
との間には高い嵌め合い精度が要求されるため、段付き
孔に対するスプリング,スプール,プラグの嵌合作業、
とくに、棒状をなすスプールの嵌合作業は勘やこつに頼
る手作業により行われている。
【0004】一方、上記スプールの嵌合作業における自
動化に関しては、径の異なる段付き孔の各々に対応する
嵌合ステーションを設け、嵌合ステーションの各々にお
いて振動を利用して段付き孔にスプールをそれぞれ自動
的に嵌合したり、段付き孔に形成された面取り部分とス
プールとの接触力を検知して、スプールが最適な嵌合姿
勢となるように複数のアクチュエータを作動させて段付
き孔にスプールをそれぞれ自動的に嵌合したりする技術
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におい
て、振動を利用してスプールの嵌合作業を自動化しよう
とすると、段付き孔の種類の数だけ嵌合ステーションを
必要とすることから、段付き孔の種類が多数ある場合に
は、設備費が激増して収益性が悪化してしまうという問
題を有していた。
【0006】また、複数のアクチュエータを作動させて
スプールの嵌合作業を自動化しようとすると、段付き孔
に面取り部分がない場合にこの技術が適用できないのは
いうまでもなく、複数のアクチュエータを用いる関係
上、制御が複雑になってしまうと共に、スプールや段付
き孔に傷を生じさせてしまう可能性があるという問題が
あり、これらの問題を解決することが従来の課題であっ
た。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記した従来の課題に着目し
てなされたもので、省人化を図れるのは勿論のこと、多
くのスペースを必要とすることなく、多種類の部品を短
時間のうちに嵌合することができ、その結果、省スペー
ス化および設備費の低減化を実現できると共に、部品に
傷を付けることなく嵌合することが可能である嵌め合い
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る嵌め合い装置は、口径の異なる複数の段付き孔を有す
るワークの搬送路と、前記ワークの搬送路に隣接して設
けられた部品供給ステーションへ前記ワークの各段付き
孔に嵌合される多種類の部品を供給する部品供給機構
と、前記部品供給ステーションに供給された多種類の部
品を選択的に取り出し、前記取り出した部品を前記ワー
クの搬送路上における嵌合ステーションに搬送されたワ
ークの嵌合するべき段付き孔に嵌合する複数のハンドを
具備したロボットを備え、前記ロボットにおける複数の
ハンドのうちの少なくとも一つのハンドには、前記取り
出した部品とワークの当該部品を嵌合するべき段付き孔
との間に生じる力およびモーメントを検出する力覚セン
サと、前記力覚センサで検出された力およびモーメント
の値からファジー制御で演算して見付け出した段付き孔
に対して前記演算して得られた部品の倒れ角度を補正す
るべく作動して部品を嵌合するコンプライアンスを設け
た構成としたことを特徴としており、この嵌め合い装置
の構成を前述した従来の課題を解決するための手段とし
ている。
【0009】本発明の請求項2に係わる嵌め合い装置に
おいて、部品供給機構は、互いに大きさの異なる複数種
類の部品載置用トレイを種類別に別けて配置すると共
に、前記種類別に別けて配置した部品載置用トレイをト
レイ供給ステーションから部品供給ステーションへ選択
的に移動させるトレイ駆動手段を備えている構成とし、
本発明の請求項3に係わる嵌め合い装置において、複数
種類の部品載置用トレイはトレイ供給ステーションにお
いて上下方向に配置され、トレイ駆動手段は、最上部の
部品載置用トレイを選択してトレイ供給ステーションか
ら部品供給ステーションへ移動させると共に、前記最上
部の部品載置用トレイの下方に位置する部品載置用トレ
イをトレイ供給ステーションから部品供給ステーション
の下方へ選択的に移動させる水平方向駆動部と、前記最
上部の部品載置用トレイの下方に位置する部品載置用ト
レイを部品供給ステーションの下方と当該部品供給ステ
ーションとの間で昇降させる鉛直方向駆動部を具備して
いる構成とし、本発明の請求項4に係わる嵌め合い装置
において、部品供給機構は、部品載置用トレイの返却手
段を備えている構成とし、本発明の請求項5に係わる嵌
め合い装置において、部品供給機構は、部品供給ステー
ションに隣接する待機ステーションを備えている構成と
し、本発明の請求項6に係わる嵌め合い装置において、
部品供給機構は、各ステーションにトレイ有無検出セン
サを設けている構成としている。
【0010】本発明の請求項7に係わる嵌め合い装置に
おいて、複数のハンドを装着した多軸ヘッドは±180
゜回動し、複数のハンドのうちの3個のハンドは、正三
角形の三つの頂点に配置され、各々の間隔を部品載置用
トレイに載置した部品の間隔に合致させてある構成とし
ている。
【0011】本発明の請求項8に係わる嵌め合い装置に
おいて、力覚センサは6軸力覚センサである構成として
いる。
【0012】本発明の請求項9に係わる嵌め合い装置
は、ワークの搬送路上における嵌合ステーションに隣接
する位置においてワークの段付き孔に嵌合された部品の
抜け止め部材を組付ける抜け止め部材組付け機構を備え
ている構成としている。
【0013】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わる嵌め合い装置
では、口径の異なる複数の段付き孔を有するワークが搬
送路上における嵌合ステーションに搬送されると、ロボ
ットの複数のハンドのうちの一つのハンドが部品供給機
構から部品供給ステーションに供給された多種類の部品
を選択的に取り出し、この取り出した部品をワークの嵌
合するべき段付き孔に嵌合する。
【0014】この際、棒状の部品を段付き孔に嵌合する
場合には、ロボットの複数のハンドのうちの力覚センサ
およびコンプライアンスが設けてあるハンドを用いる
と、力覚センサが取り出した部品と段付き孔との間に生
じる力およびモーメントを検出し、この力覚センサで検
出された力およびモーメントの値からファジー制御によ
り演算して見付け出した段付き孔に対して、同じくファ
ジー制御により演算して得られた部品の倒れ角度を補正
するべくコンプライアンスが作動して、部品の円滑かつ
迅速な嵌合がなされることとなる。
【0015】つまり、ワークに対する多種類の部品、と
くに、棒状の部品の段付き孔への自動嵌合が、多くのス
ペースを必要とすることなく、そして、ワークや部品に
傷を付けることなく短時間のうちになされることとな
り、その結果、省人化が図られるだけでなく、省スペー
ス化および設備費の低減化が図られることとなる。
【0016】本発明の請求項2に係わる嵌め合い装置で
は、上記した構成としていることから、多種類の部品の
供給が滞りなく行われることとなり、本発明の請求項3
に係わる嵌め合い装置において、部品供給ステーション
はワークの搬送路に隣接する部位に定位置化される、す
なわち、嵌合ステーションがワークの搬送路上において
定位置化されることとなり、本発明の請求項4に係わる
嵌め合い装置において、部品載置用トレイの返却が円滑
に行われることとなり、本発明の請求項5に係わる嵌め
合い装置において、部品載置用トレイに部品が端数残留
している場合、この部品載置用トレイは、待機ステーシ
ョンにとどまることとなり、本発明の請求項6に係わる
嵌め合い装置では、部品載置用トレイの各ステーション
間における移動が間違いなく円滑に行われることとな
る。
【0017】本発明の請求項7に係わる嵌め合い装置で
は、複数のハンドによる部品載置用トレイに載置した2
個の部品の同時取り出しがなされることとなる。
【0018】本発明の請求項8に係わる嵌め合い装置で
は、ワークや部品の傷付きがより確実に阻止されること
となる。
【0019】本発明の請求項9に係わる嵌め合い装置で
は、例えば、車両用自動変速機の油圧制御装置に用いら
れるコントロールバルブにおけるバルブボディーの段付
き孔に対してバルブを組付ける場合、段付き孔に嵌合し
たスプリング,スプール,プラグの抜け止め部材として
のリテーナが自動的に組付けられることとなる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0021】図1〜図20は本発明に係わる嵌め合い装
置の一実施例を示しており、この実施例では、本発明に
係わる嵌め合い装置を車両用自動変速機の油圧制御装置
に用いられるコントロールバルブの組立てラインに採用
した場合を示す。
【0022】図1〜図4に示すように、この嵌め合い装
置1は、床面Fに設置した本体フレーム2を備えてお
り、この本体フレーム2には、その正面側(図1下側)
に形成されたテーブル部2a上に左右方向に設けられて
コントロールバルブを構成するワークとしてのバルブボ
ディーB(アッパーボディーあるいはロアーボディー、
図示例ではアッパーボディーUB)を搬送するコンベア
3と、このコンベア3に隣接して設けられた部品供給ス
テーションST4へバルブボディーBにおける口径の異
なる複数の段付き孔に嵌合される多種類の部品を供給す
る部品供給機構10と、部品供給ステーションST4に
供給された多種類の部品を選択的に取り出してコンベア
3上における嵌合ステーションST5に搬送されたバル
ブボディーBの段付き孔に嵌合する複数のハンドHを具
備したロボット30が設けてあって、バルブボディーB
は、ワークベースWBにセットされてコンベア3の図1
左側から搬入され、嵌合ステーションST5に搬送され
るようになっており、一方、多種類の部品は、後述する
小形,中形,大形の互いに大きさの異なる3種類の部品
載置用トレイにそれぞれ載せられて部品供給ステーショ
ンST4に搬送されるようになっている。
【0023】部品供給機構10は、図5〜図7にも示す
ように、長尺状をなしかつコンベア3と直交する方向に
配置される部品供給ベース11と、部品載置用大形トレ
イTLをこの部品供給ベース11の図5右側に設定した
トレイ供給ステーションST1から図5左側に設定した
部品供給ステーションST4へ移動させるトレイ駆動手
段20を備えている。
【0024】トレイ駆動手段20は、部品供給ベース1
1の上面でかつ長手方向に設けたボールねじ21と、こ
のボールねじ21と噛合って自ら発生する動力によりボ
ールねじ21上を移動するモータ22と、このモータ2
2に連結されてボールねじ21に沿って配設したレール
23にガイドされてトレイ供給ステーションST1と部
品供給ステーションST4との間で往復移動するスライ
ダ24と、このスライダ24に設けられてトレイ供給ス
テーションST1で供給される部品載置用大形トレイT
Lを把持解放する大形トレイ用チャック25を具備した
水平方向駆動部20Aを備えており、この場合、スライ
ダ24における大形トレイ用チャック25の下方には、
中形トレイ用チャック26および小形トレイ用チャック
27が間隔をおいて設けてある。
【0025】これらの中形トレイ用チャック26および
小形トレイ用チャック27は、部品供給ベース11の上
方でかつ長手方向にそれぞれ配設された上下2段の中形
トレイ用受け台12および小形トレイ用受け台13に対
して供給される部品載置用中形トレイTMおよび部品載
置用小形トレイTSをそれぞれ把持解放するものとなっ
ており、この水平方向駆動部20Aにおいて、最上部に
供給される部品載置用大形トレイTLを選択した場合に
は、トレイ供給ステーションST1で部品載置用大形ト
レイTLを大形トレイ用チャック25が把持して部品供
給ステーションST4へ直接移動させ、一方、部品載置
用中形トレイTM(あるいは部品載置用小形トレイT
S)を選択した場合には、トレイ供給ステーションST
1において中形トレイ用チャック26(あるいは小形ト
レイ用チャック27)が部品載置用中形トレイTM(あ
るいは部品載置用小形トレイTS)を把持して部品供給
ステーションST4の下方へ移動させるようにしてい
る。
【0026】そして、トレイ駆動手段20は、部品供給
ベース11の部品供給ステーションST4側端部に鉛直
方向駆動部としてのリフタ20Bを備えており、このリ
フタ20Bは、水平方向駆動部20Aによって部品供給
ステーションST4の下方へ搬送された部品載置用中形
トレイTM(あるいは部品載置用小形トレイTS)を部
品供給ステーションST4まで上昇させるようにしてい
る。
【0027】また、部品供給機構10は、部品供給ステ
ーションST4に搬送された部品載置用トレイT(T
L,TM,TS)の位置決めおよび固定を行なうトレイ
クランプ14と、トレイ供給ステーションST1に隣接
して設定された空トレイ排出ステーションST2におけ
るトレイ用受け台12,13の下方に設けられて水平方
向駆動部20Aのスライダ24により搬送された空の部
品載置用トレイT(TL,TM,TS)を持上げる排出
用リフタ(返却手段)15と、排出用リフタ15により
持上げられた空の部品載置用トレイT(TL,TM,T
S)を自動排出する排出コンベア(返却手段)16を備
えており、図5に仮想線で示すように、空トレイ排出ス
テーションST2および部品供給ステーションST4の
間に設定された待機ステーションST3を含めた各ステ
ーションST1〜ST4および排出コンベア16には、
トレイ有無検出センサPH1〜PH14が各々設けてあ
る。
【0028】ロボット30は、いわゆる3軸直交ロボッ
トであり、図1〜図4に示すように、本体フレーム2の
背面側(図1上側)に形成されたロボットベース2bの
前後方向の対向梁2c,2dに沿うY軸レール31,3
2と、Y軸レール31,32上を走行するX軸レール3
3と、X軸レール33上を走行するスライダ34と、ス
ライダ34に上下方向(Z軸方向)に移動可能でかつ±
180゜回動可能に取り付けた多軸ヘッド35を具備し
ている。
【0029】多軸ヘッド35は、図8〜図11に示すよ
うに、この実施例において、ヘッド本体35aに4個の
ハンドH1〜H4を保持してなっており、これらのハン
ドH1〜H4には、部品供給ステーションST4に供給
される複数種類の部品に対応する互いに種類の異なるチ
ャックC1〜C4が装着してある。
【0030】そして、図19に示すアッパーボディーU
B(バルブボディーB)の図示左側に位置する径の異な
る4種類の段付き孔h1〜h4の各々に対して部品を嵌
合する際には、ハンドH1が段付き孔h1,h3,h4
用の各スプールS1,S3,S4および段付き孔h2用
のピストンPを把持し、ハンドH2が段付き孔h2用の
スプリングSp2を把持し、ハンドH3が段付き孔h
1,h3用の各スプリングSp1,Sp3および段付き
孔h3用のプラグPl3を把持し、H4が段付き孔h2
用のプラグPl2を把持するようになっている。
【0031】この場合、4個のハンドH1〜H4のうち
の図8右側の最も大きいハンドH1は、図10にも示す
ように、ヘッド本体35aに対して上下方向に移動可能
に取り付けられており、部品供給ステーションST4に
供給される段付き孔h1,h3,h4用の各スプールS
1,S3,S4および段付き孔h2用のピストンPの多
数の部品から選択的に取り出した部品、例えば、スプー
ルS3とアッパーボディーUBの段付き孔h3との間に
生じる力およびモーメントを検出する6軸力覚センサ3
6と、ばね機構37aを具備してこの6軸力覚センサ3
6で検出された力およびモーメントの値からファジー制
御により演算して見付け出された段付き孔h3に対し
て、同じくファジー制御で演算して得られたスプールS
3の倒れ角度を補正するべく作動してスプールS3を嵌
合するコンプライアンス37を備えている。
【0032】また、4個のハンドH1〜H4のうちの図
8左側下部のハンドH3は、ヘッド本体35aに対して
左右方向に移動可能に取り付けられており、このハンド
H3を図8に実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に
移動させて、3個のハンドH1〜H3を図8に一点鎖線
で示す正三角形の三つの頂点に配置することができるよ
うになっている。
【0033】この実施例において、部品載置用大形トレ
イTLおよび部品載置用中形トレイTMには、図12お
よび図13に示すように、使用頻度の高いハンドHに把
持される部品から順に種類毎に区分けして搭載するよう
にしており、3個のハンドH1〜H3の各々の間隔Lを
隣り合う区分の対応する部位にそれぞれ位置する部品の
間隔lに合致させることにより、多軸ヘッド35を回動
させてハンドH1,H2,ハンドH1,H3およびハン
ドH2,H3のうちのいずれかの組み合わせを選択し
て、部品載置用大形トレイTL(あるいは部品載置用中
形トレイTM)内の部品を2個同時に把持することがで
きるようにしてある。なお、図12および図13におい
て、符号5はトレイ位置決め穴、符号6はクランプ穴で
ある。
【0034】この嵌め合い装置1は、図1,図2および
図4に示すように、アッパーボディーUB(B)の段付
き孔h1〜h4に嵌合されたスプールSなどの部品の抜
け止め部材としてのリテーナRe(図19参照)を組付
ける抜け止め部材組付け機構40を本体フレーム2に隣
接して備えており、この抜け止め部材組付け機構40
は、本体フレーム2におけるテーブル部2a上のコンベ
ア3の終端に連続するコンベア41と、このコンベア4
1の上方に位置して嵌合ステーションST5でアッパー
ボディーUB(B)の段付き孔h1,h2,h3に組付
けられたスプリングSp1,Sp2,Sp3の圧力測定
部50と、段付き孔h1〜h4に対するリテーナ組付け
部60を備えている。
【0035】圧力測定部50は、図14および図15に
も示すように、組付けフレーム42のスタンド42aに
鉛直方向に設けたシリンダ51と、シリンダロッド51
aの先端に連結されてスタンド42aに設けた鉛直方向
のレール42bに案内される圧力検出センサ52と、こ
の圧力検出センサ52に連結したスプリング押圧ピン5
3を具備した測定ユニット54を3組(段付き孔h1用
の測定ユニット54A,段付き孔h2用の測定ユニット
54Bおよび段付き孔h3用の測定ユニット54C)備
えている。
【0036】一方、リテーナ組付け部60は、図16お
よび図17にも示すように、組付けフレーム42にコン
ベア41と直交する方向に設けたガイド61と、このガ
イド61に沿って移動可能に設けた搬送スライダ62
と、この搬送スライダ62にリテーナReを供給するマ
ガジン63と、搬送スライダ62と一体的に設けた組付
けシリンダ64と、この組付けシリンダ64におけるシ
リンダロッド64aの先端に当該シリンダ64と並列を
なすように連結されてアッパーボディーUBの段付き孔
h(h2)に搬送スライダ62上のリテーナRe(Re
2)を径方向から挿入するプッシュロッド65を具備し
た組付けユニット66を3組(段付き孔h1用の組付け
ユニット66A,段付き孔h2用の組付けユニット66
Bおよび段付き孔h3用の組付けユニット66C)備え
ており、この際、段付き孔h3用の組付けユニット66
Cには、2本のプッシュロッド65,65が並列に設け
てあって、この組付けユニット66Cは、段付き孔h3
および段付き孔h4に対するリテーナRe(Re3,R
e4)の組付けを同時に行うものとなっている。
【0037】そして、このリテーナ組付け部60では、
組付けフレーム42に固定したフィードシリンダ67の
ロッド67aを3組の組付けユニット66A,66B,
66Cの各搬送スライダ62に連結することにより、組
付けユニット66A,66B,66Cの各々の搬送スラ
イダ62,組付けシリンダ64およびプッシュロッド6
5を図16に実線で示すリテーナ供給位置と仮想線で示
すリテーナ組付け位置との間で同時に往復移動させるよ
うにしている。
【0038】この場合、圧力測定部50の測定ユニット
54A,54B,54Cは、リテーナReの組付けが完
了するまで、段付き孔h1,h2,h3に組付けられた
スプリングSp1,Sp2,Sp3を押圧保持するよう
にしている。
【0039】この嵌め合い装置1では、まず、ワークベ
ースWBにアッパーボディーUBをセットしてコンベア
3上に載せ、アッパーボディーUBを嵌合ステーション
ST5に自動搬送する。
【0040】このとき、部品供給機構40のトレイ供給
ステーションST1において、スプールS1〜S3など
の多種類の部品を載せた部品載置用トレイT(TL,T
M,TS)が供給されており、部品載置用大形トレイT
Lを選択した場合には、部品載置用大形トレイTLがト
レイ駆動手段20における水平方向駆動部20Aの大形
トレイ用チャック25に把持されて、モータ22の作動
によりトレイ供給ステーションST1から部品供給ステ
ーションST4まで搬送され、一方、部品載置用中形ト
レイTM(あるいは部品載置用小形トレイTS)を選択
した場合には、部品載置用中形トレイTM(あるいは部
品載置用小形トレイTS)が水平方向駆動部20Aの中
形トレイ用チャック26(あるいは小形トレイ用チャッ
ク27)に把持されて、モータ22の作動によりトレイ
供給ステーションST1から部品供給ステーションST
4の下方まで搬送された後、リフタ20Bにより持ち上
げられて部品供給ステーションST4まで搬送される。
【0041】次いで、ロボット30の多軸ヘッド35が
部品供給ステーションST4の上方に移動するのに続い
て、4個のハンドH1〜H4のうちの一つのハンドHが
部品供給機構40により部品供給ステーションST4に
供給された部品載置用トレイT(TL,TM,TS)上
の多種類の部品を選択的に取り出し、嵌合ステーション
ST5の上方に移動した後、この取り出した部品をアッ
パーボディーUBの嵌合するべき段付き孔hに嵌合す
る。
【0042】この際、図20に示す段付き孔h3にスプ
ールS3を嵌合する場合には、図18のロボット制御フ
ローチャートに示すように、まず、ステップ101にお
ける多軸ヘッド35の部品供給ステーションST4上方
への移動に続いて、ステップ102〜105において、
ハンドH1のチャックC1によるスプールS3の把持が
なされ、ステップ106においてコンプライアンス37
のロックによるスプールS3のセンター位置出しが行わ
れる。
【0043】次に、ステップ107における多軸ヘッド
35の嵌合ステーションST5上方への移動に続いて、
ステップ108〜115においてハンドH1に微量下降
を繰り返し行わせて段付き孔h3の探索を行い、この
間、ステップ113においてハンドH1に異常荷重が付
加された場合には、ステップ134において全作動を停
止する。
【0044】そして、ステップ114においてスプール
S3とアッパーボディーUBとの接触荷重が確認された
場合、および、ステップ115においてスプールS3の
挿入位置が確認された場合には、ステップ116におい
て上記段付き孔h3の探索中に6軸力覚センサ36によ
り検出したスプールS3とアッパーボディーUBとの間
の力およびモーメント値がスプールS3の挿入に必要な
初期条件として記憶される。
【0045】続いて、ステップ117におけるハンドH
1の上昇およびステップ118におけるコンプライアン
ス37のロックを経て、ステップ119において上記初
期条件としてのスプールS3とアッパーボディーUBと
の間の力およびモーメント値からファジー制御による演
算がなされて多軸ヘッド35のX軸方向およびY軸方向
の移動量が決定される。
【0046】次いで、ステップ120において多軸ヘッ
ド35のX軸方向およびY軸方向の移動量がハンドH1
におけるコンプライアンス37の制御範囲内であるか否
かを判断し、制御範囲内であると判断された場合には、
ステップ121〜126においてZ軸荷重が所定値にな
るまでハンドH1を微量下降させ、一方、ステップ12
0において多軸ヘッド35のX軸方向およびY軸方向の
移動量がハンドH1におけるコンプライアンス37の制
御範囲外であると判断された場合、および、上記ハンド
H1の微量下降の間に、ステップ124においてスプー
ルS3とアッパーボディーUBとの接触荷重が所定値を
越えたと判断された場合には、いずれの場合も、ステッ
プ107に戻って多軸ヘッド35にX軸方向およびY軸
方向の移動を再び行わせて、以降段付き孔h3の探索が
行われる。
【0047】また、上記ハンドH1の微量下降の間に、
ステップ125においてスプールS3とアッパーボディ
ーUBの段付き孔h3との間の再挿入荷重が所定値を越
えていると判断された場合には、ステップ116に戻っ
てスプールS3の挿入に必要な初期条件の設定がやり直
され、ステップ119においてこの初期条件に基づいて
ファジー制御による演算が再び行われ、多軸ヘッド35
のX軸方向およびY軸方向の移動量が決定される。
【0048】次に、ステップ126においてハンドH1
にかかるZ軸荷重が所定値になると、ステップ127に
移行し、このステップ127においてスプールS3の挿
入が可能であると判断された場合には、ステップ128
〜132においてハンドH1が微量下降する間にコンプ
ライアンス37がスプールS3の倒れ角度を補正するべ
く作動しつつスプールS3をアッパーボディーUBの段
付き孔h3に挿入し、一方、ステップ127においてス
プールS3の挿入が可能ではないと判断された場合に
は、ステップ117に戻ってハンドH1を上昇させた
後、ステップ118におけるコンプライアンス37のロ
ックを経て、ステップ119において多軸ヘッド35の
X軸方向およびY軸方向の移動量が決定される。
【0049】また、ステップ128〜132の間に、ス
テップ130においてスプールS3とアッパーボディー
UBとの接触荷重が所定値を越えたと判断された場合に
は、ステップ107に戻って多軸ヘッド35にX軸方向
およびY軸方向の移動を再び行わせて、以降段付き孔h
3の探索が行われる。
【0050】さらに、上記ハンドH1の微量下降の間
に、ステップ131においてスプールS3とアッパーボ
ディーUBの段付き孔h3との間の再挿入荷重が所定値
を越えていると判断された場合には、ステップ116に
戻ってスプールS3の挿入に必要な初期条件の設定がや
り直される。
【0051】そして、ステップ133においてハンドH
1のチャックC1によるスプールS3の把持状態が解除
された後、ハンドH1が上昇してスプールS3の挿入が
完了する。
【0052】上記のように、段付き孔h1〜h4にスプ
ールSなどの部品が嵌合されたアッパーボディーUB
は、コンベア3の終端に連続する抜け止め部材組付け機
構40のコンベア41上に搬送され、この抜け止め部材
組付け機構40では、圧力測定部50における測定ユニ
ット54(段付き孔h1用の測定ユニット54A,段付
き孔h2用の測定ユニット54Bおよび段付き孔h3用
の測定ユニット54C)の各シリンダ51がそれぞれ作
動して、各々のスプリング押圧ピン53によりアッパー
ボディーUBの段付き孔h1,h2,h3に組付けられ
たスプリングSp1,Sp2,Sp3を押圧するので、
各圧力検出センサ52によりスプリングSp1,Sp
2,Sp3の圧力測定がなされることとなる。
【0053】次いで、この抜け止め部材組付け機構40
では、圧力測定部50における測定ユニット54A,5
4B,54Cの各スプリング押圧ピン53が段付き孔h
1,h2,h3の各スプリングSp1,Sp2,Sp3
を押圧している間に、リテーナ組付け部60におけるフ
ィードシリンダ67の作動により、組付けユニット66
A,66B,66Cの各々の搬送スライダ62,組付け
シリンダ64およびプッシュロッド65がガイド61に
沿って図16に実線で示すリテーナ供給位置から仮想線
で示すリテーナ組付け位置まで同時に移動し、この後、
組付けユニット66A,66B,66Cにおける各組付
けシリンダ64の作動によりプッシュロッド65がそれ
ぞれ移動し、マガジン63から供給されたリテーナRe
1〜Re4を段付き孔h1〜h4に組付け、これによ
り、アッパーボディーUBの各段付き孔h1〜h4に対
するスプールSなどの部品の嵌合が完了する。
【0054】したがって、この嵌め合い装置1におい
て、アッパーボディーUBに対する多種類の部品、とく
に、スプールSのような棒状の部品の段付き孔hに対す
る自動的な嵌合が、多くのスペースを必要とすることな
く、そして、アッパーボディーUBや部品に傷を付ける
ことなく短時間のうちになされることとなり、その結
果、省人化が図られるだけでなく、省スペース化および
設備費の低減化が図られることとなる。
【0055】また、この嵌め合い装置1では、部品供給
機構10において、互いに大きさの異なる部品載置用大
形トレイTL,部品載置用中形トレイTMおよび部品載
置用小形トレイTSをトレイ供給ステーションST1に
おいて上下方向に配置する構成としているので、多種類
の部品の供給が滞りなく行われ、加えて、トレイ駆動手
段20は、部品載置用大形トレイTL,部品載置用中形
トレイTMおよび部品載置用小形トレイTSを選択して
トレイ供給ステーションST1から部品供給ステーショ
ンST4側へ移動させる水平方向駆動部20Aと、最上
部の部品載置用大形トレイTLの下方に位置する部品載
置用中形トレイTMおよび部品載置用小形トレイTSを
部品供給ステーションST4に持ち上げるリフタ20B
を具備している構成としているので、嵌合ステーション
ST5がコンベア3上において定位置化されることとな
る。
【0056】さらに、この嵌め合い装置1では、部品供
給機構10に返却手段としての排出用リフタ15および
これに持上げられた空の部品載置用トレイTを自動排出
する排出コンベア16を備えているので、部品載置用ト
レイTの返却が円滑に行われることとなるうえ、空トレ
イ排出ステーションST2および部品供給ステーション
ST4の間には待機ステーションST3が設定してある
ことから、部品載置用トレイTに部品が端数残留してい
る場合、この部品載置用Tトレイを待機ステーションS
T4にとどまることとなり、さらにまた、各ステーショ
ンST1〜ST4および排出コンベア16に、トレイ有
無検出センサPH1〜PH14を設けているので、部品
載置用トレイTの各ステーションST1〜ST4間にお
ける移動が間違いなく円滑に行われることとなる。
【0057】そして、この嵌め合い装置1では、4個の
ハンドH1〜H4を保持するロボット30の多軸ヘッド
35を±180゜回動可能としていると共に、4個のハ
ンドH1〜H4のうちの図8左側下部のハンドH3をヘ
ッド本体35aに対して左右方向に移動可能としている
ため、3個のハンドH1〜H3を図8に一点鎖線で示す
正三角形の三つの頂点に配置して、3個のハンドH1〜
H3の各々の間隔Lと部品載置用大形トレイTLおよび
部品載置用中形トレイTMに区分けして搭載された種類
の異なる部品の間隔lとを合致させるようにすれば、多
軸ヘッド35の回動によるハンドH1,H2,ハンドH
1,H3およびハンドH2,H3のうちのいずれかの組
み合わせにより、部品載置用大形トレイTL(あるいは
部品載置用中形トレイTM)内の種類の異なる2個の部
品の同時把持がなされることとなる。
【0058】また、この嵌め合い装置1では、ハンドH
1の力覚センサを6軸力覚センサ36としているので、
アッパーボディーUBや部品の傷付きがより確実に阻止
されることとなる。
【0059】さらに、この嵌め合い装置1では、アッパ
ーボディーUBの段付き孔h1〜h4に嵌合されたスプ
ールSなどの部品の抜け止め部材としてのリテーナRe
を組付ける抜け止め部材組付け機構40を備えているこ
とから、段付き孔hに嵌合したスプリングSp,スプー
ルS,プラグPlの抜け止め部材としてのリテーナが自
動的に組付けられることとなる。
【0060】なお、本発明に係わる嵌め合い装置の詳細
な構成は、上記した実施例に限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わる嵌め合い装置では、上記した構成としたから、
口径の異なる複数の段付き孔を有するワークが搬送路上
における嵌合ステーションに搬送されると、ロボットの
複数のハンドのうちの一つのハンドが部品供給機構の部
品供給ステーションに供給された多種類の部品を選択的
に取り出し、部品が棒状をなす場合には、ロボットの複
数のハンドのうちの力覚センサおよびコンプライアンス
が設けてあるハンドを用いると、力覚センサが取り出し
た部品と段付き孔との間に生じる力およびモーメントを
検出し、この力覚センサで検出された力およびモーメン
トの値からファジー制御により演算して見付け出した段
付き孔に対して、同じくファジー制御により演算して得
られた部品の倒れ角度を補正するべくコンプライアンス
が作動して、部品の円滑かつ迅速な嵌合がなされること
となり、したがって、ワークに対する多種類の部品、と
くに、棒状の部品の段付き孔への自動嵌合が、多くのス
ペースを必要とすることなく、そして、ワークや部品に
傷を付けることなく短時間のうちになされることとな
り、その結果、省人化を実現できるだけでなく、省スペ
ース化および設備費の低減化をも実現可能であるという
極めて優れた効果がもたらされる。
【0062】また、本発明の請求項2に係わる嵌め合い
装置では、上記した構成としていることから、多種類の
部品の供給を滞りなく行うことができ、本発明の請求項
3に係わる嵌め合い装置において、部品供給ステーショ
ンをワークの搬送路に隣接する部位に定位置化できる、
すなわち、嵌合ステーションをワークの搬送路上におい
て定位置化することが可能であり、本発明の請求項4に
係わる嵌め合い装置において、部品載置用トレイの返却
をスムーズに行うことができ、本発明の請求項5に係わ
る嵌め合い装置において、部品載置用トレイに部品が端
数残留している場合、この部品載置用トレイをトレイ供
給ステーション側に戻すことなく待機ステーションにと
どめておくことができ、本発明の請求項6に係わる嵌め
合い装置では、部品載置用トレイの各ステーション間に
おける移動を間違いなく円滑に行わせることが可能であ
るという極めて優れた効果がもたらされる。
【0063】さらに、本発明の請求項7に係わる嵌め合
い装置では、複数のハンドによる部品載置用トレイに載
置した2個の部品の同時取り出しを行うことができると
いう極めて優れた効果がもたらされる。
【0064】さらにまた、本発明の請求項8に係わる嵌
め合い装置では、ワークや部品の傷付きをより確実に阻
止することができ、本発明の請求項9に係わる嵌め合い
装置では、例えば、車両用自動変速機の油圧制御装置に
用いられるコントロールバルブにおけるバルブボディー
の段付き孔に対してバルブを組付ける場合、段付き孔に
嵌合したスプリング,スプール,プラグの抜け止め部材
としてのリテーナの自動組付け化が実現できるという極
めて優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる嵌め合い装置の一実施例を示す
平面説明図である。
【図2】図1に示した嵌め合い装置の正面説明図であ
る。
【図3】図1に示した嵌め合い装置の左側面説明図であ
る。
【図4】図1に示した嵌め合い装置の右側面説明図であ
る。
【図5】図1に示した嵌め合い装置おける部品供給機構
の右側面説明図である。
【図6】図5に示した部品供給機構の平面説明図であ
る。
【図7】図5に示した部品供給機構の正面説明図であ
る。
【図8】図1に示した嵌め合い装置おけるロボット多軸
ヘッドの平面説明図である。
【図9】図8に示したロボット多軸ヘッドの左側面説明
図である。
【図10】図8に示したロボット多軸ヘッドの右側面説
明図である。
【図11】図8に示したロボット多軸ヘッドの正面説明
図である。
【図12】図1に示した嵌め合い装置おける部品供給機
構に部品を載せて供給される部品載置用大形トレイの平
面説明図(a),背面説明図(b)および側面説明図
(c)である。
【図13】図1に示した嵌め合い装置おける部品供給機
構に部品を載せて供給される部品載置用中形トレイの平
面説明図である。
【図14】図1に示した嵌め合い装置おける抜け止め部
材組付け機構の圧力測定部の側面説明図である。
【図15】図14に示した抜け止め部材組付け機構にお
ける圧力測定部の正面説明図である。
【図16】図1に示した嵌め合い装置おける抜け止め部
材組付け機構のリテーナ組付け部の側面説明図である。
【図17】図16に示した抜け止め部材組付け機構にお
ける圧力測定部の平面説明図である。
【図18】図1に示した嵌め合い装置おけるロボットの
制御フローチャートである。
【図19】バルブボディー(アッパーボディー)および
このバルブボディーの複数の段付き孔に嵌合される多種
類の部品を示す斜視説明図である。
【図20】バルブボディーの段付き孔に多種類の部品を
嵌合した状態を示す拡大断面説明図である。
【符号の説明】
1 嵌め合い装置 3 コンベア(ワークの搬送路) 10 部品供給機構 15 排出用リフタ(返却手段) 17 排出コンベア(返却手段) 20 トレイ駆動手段 20A 水平方向駆動部 20B リフタ(鉛直方向駆動部) 30 ロボット 35 多軸ヘッド 36 6軸力覚センサ(力覚センサ) 37 コンプライアンス 40 抜け止め部材組付け機構 B バルブボディー(アッパーボディーUB) h1〜h4 段付き孔 H1〜H4 ハンド PH1〜PH14 トレイ有無検出センサ ST1 トレイ供給ステーション ST3 待機ステーション ST4 部品供給ステーション ST5 嵌合ステーション TL 部品載置用大形トレイ TM 部品載置用中形トレイ TS 部品載置用小形トレイ S スプール(部品) Sp スプリング(部品) P ピストン(部品) Pl プラグ(部品)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口径の異なる複数の段付き孔を有するワ
    ークの搬送路と、前記ワークの搬送路に隣接して設けら
    れた部品供給ステーションへ前記ワークの各段付き孔に
    嵌合される多種類の部品を供給する部品供給機構と、前
    記部品供給ステーションに供給された多種類の部品を選
    択的に取り出し、前記取り出した部品を前記ワークの搬
    送路上における嵌合ステーションに搬送されたワークの
    嵌合するべき段付き孔に嵌合する複数のハンドを具備し
    たロボットを備え、前記ロボットにおける複数のハンド
    のうちの少なくとも一つのハンドには、前記取り出した
    部品とワークの当該部品を嵌合するべき段付き孔との間
    に生じる力およびモーメントを検出する力覚センサと、
    前記力覚センサで検出された力およびモーメントの値か
    らファジー制御で演算して見付け出した段付き孔に対し
    て前記演算して得られた部品の倒れ角度を補正するべく
    作動して部品を嵌合するコンプライアンスを設けたこと
    を特徴とする嵌め合い装置。
  2. 【請求項2】 部品供給機構は、互いに大きさの異なる
    複数種類の部品載置用トレイを種類別に別けて配置する
    と共に、前記種類別に別けて配置した部品載置用トレイ
    をトレイ供給ステーションから部品供給ステーションへ
    選択的に移動させるトレイ駆動手段を備えている請求項
    1に記載の嵌め合い装置。
  3. 【請求項3】 複数種類の部品載置用トレイはトレイ供
    給ステーションにおいて上下方向に配置され、トレイ駆
    動手段は、最上部の部品載置用トレイを選択してトレイ
    供給ステーションから部品供給ステーションへ移動させ
    ると共に、前記最上部の部品載置用トレイの下方に位置
    する部品載置用トレイをトレイ供給ステーションから部
    品供給ステーションの下方へ選択的に移動させる水平方
    向駆動部と、前記最上部の部品載置用トレイの下方に位
    置する部品載置用トレイを部品供給ステーションの下方
    と当該部品供給ステーションとの間で昇降させる鉛直方
    向駆動部を具備している請求項2に記載の嵌め合い装
    置。
  4. 【請求項4】 部品供給機構は、部品載置用トレイの返
    却手段を備えている請求項2または3に記載の嵌め合い
    装置。
  5. 【請求項5】 部品供給機構は、部品供給ステーション
    に隣接する待機ステーションを備えている請求項2ない
    し4のいずれかに記載の嵌め合い装置。
  6. 【請求項6】 部品供給機構は、各ステーションにトレ
    イ有無検出センサを設けている請求項2ないし5のいず
    れかに記載の嵌め合い装置。
  7. 【請求項7】 複数のハンドを装着した多軸ヘッドは±
    180゜回動し、複数のハンドのうちの3個のハンド
    は、正三角形の三つの頂点に配置され、各々の間隔を部
    品載置用トレイに載置した部品の間隔に合致させてある
    請求項1ないし6のいずれかに記載の嵌め合い装置。
  8. 【請求項8】 力覚センサは6軸力覚センサである請求
    項1ないし7のいずれかに記載の嵌め合い装置。
  9. 【請求項9】 ワークの搬送路上における嵌合ステーシ
    ョンに隣接する位置においてワークの段付き孔に嵌合さ
    れた部品の抜け止め部材を組付ける抜け止め部材組付け
    機構を備えている請求項1ないし8のいずれかに記載の
    嵌め合い装置。
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