JPH09108503A - 脱気器 - Google Patents
脱気器Info
- Publication number
- JPH09108503A JPH09108503A JP7270996A JP27099695A JPH09108503A JP H09108503 A JPH09108503 A JP H09108503A JP 7270996 A JP7270996 A JP 7270996A JP 27099695 A JP27099695 A JP 27099695A JP H09108503 A JPH09108503 A JP H09108503A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spray chamber
- heated
- pressure
- water tank
- deaerator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 脱気器において、負荷低下による加熱蒸気の
圧力の低下等によってスプレイ室内の圧力が低下して
も、貯水タンクの気相部とスプレイ室内の圧力をバラン
スさせて、スプレイ室から貯水タンクへ復水が一度に落
下するフラッディングの発生を防止する。 【解決手段】 下部にトレイ４を備えたスプレイ室３内
に噴出された復水をトレイ４を通過してスプレイ室３内
に流入する加熱蒸気で加熱し、復水から加熱分離された
不凝縮ガスをベント出口配管１１より大気に放出すると
共に加熱された復水を下方の貯水タンクＢに貯水する脱
気器において、スプレイ室３と貯水タンクＢの気相部９
とを連通するバランス管１２を設け、スプレイ室３内と
貯水タンクＢの気相部９の差力差をなくすようにした。
圧力の低下等によってスプレイ室内の圧力が低下して
も、貯水タンクの気相部とスプレイ室内の圧力をバラン
スさせて、スプレイ室から貯水タンクへ復水が一度に落
下するフラッディングの発生を防止する。 【解決手段】 下部にトレイ４を備えたスプレイ室３内
に噴出された復水をトレイ４を通過してスプレイ室３内
に流入する加熱蒸気で加熱し、復水から加熱分離された
不凝縮ガスをベント出口配管１１より大気に放出すると
共に加熱された復水を下方の貯水タンクＢに貯水する脱
気器において、スプレイ室３と貯水タンクＢの気相部９
とを連通するバランス管１２を設け、スプレイ室３内と
貯水タンクＢの気相部９の差力差をなくすようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電プラント等に
用いられる脱気器に関する。
用いられる脱気器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の発電プラントに用いられる脱気器
を、図２に示す。復水は、脱気器ケーシングＡの上部に
設けられた復水入口管台１より脱気器ケーシングＡ内に
流入し、脱気器ケーシングＡ内に設けられたスプレイ室
３の上部のスプレイノズル２からスプレイ室３内に噴出
される。
を、図２に示す。復水は、脱気器ケーシングＡの上部に
設けられた復水入口管台１より脱気器ケーシングＡ内に
流入し、脱気器ケーシングＡ内に設けられたスプレイ室
３の上部のスプレイノズル２からスプレイ室３内に噴出
される。
【０００３】スプレイ室３内の下部には、復水を一時溜
めた後水滴状にして下方に落下させるトレイ４が設けら
れている。図示しないボイラで発生した蒸気を加熱蒸気
としてトレイ４に向って上方に噴出する加熱蒸気入口管
台６がスプレイ室３の下方の脱気器ケーシングＡ内の区
画された部分に設けられている。加熱蒸気入口管台６よ
り噴出した加熱蒸気は、トレイ４に入って同トレイ４に
おいて復水を加熱した上スプレイ室３内に入って復水の
スプレイ室と熱交換し凝縮する。復水から加熱分離され
た復水中の不凝縮ガスは、スプレイ室３の上部に開口す
るベント出口管台１１より大気に放出される。
めた後水滴状にして下方に落下させるトレイ４が設けら
れている。図示しないボイラで発生した蒸気を加熱蒸気
としてトレイ４に向って上方に噴出する加熱蒸気入口管
台６がスプレイ室３の下方の脱気器ケーシングＡ内の区
画された部分に設けられている。加熱蒸気入口管台６よ
り噴出した加熱蒸気は、トレイ４に入って同トレイ４に
おいて復水を加熱した上スプレイ室３内に入って復水の
スプレイ室と熱交換し凝縮する。復水から加熱分離され
た復水中の不凝縮ガスは、スプレイ室３の上部に開口す
るベント出口管台１１より大気に放出される。
【０００４】前記のように加熱蒸気で加熱されトレイ４
を通過した復水は、脱気器ケーシングＡ内の下部と同脱
気器ケーシングＡの下方に設けられた貯水タンクＢ内と
を連通する降水管７内を降下して貯水タンクＢ内に温水
の脱気水１４として貯水される。
を通過した復水は、脱気器ケーシングＡ内の下部と同脱
気器ケーシングＡの下方に設けられた貯水タンクＢ内と
を連通する降水管７内を降下して貯水タンクＢ内に温水
の脱気水１４として貯水される。
【０００５】なお、８は貯水タンクＢの気相部９と脱気
器ケーシングＡ内の加熱蒸気入口管台６が設けられた部
分とを連通するバランス管、１０は貯水タンクＢから脱
気水１４を流出させる復水出口管台、１３はバイパス穴
５を有するスプレイ室の側壁である。
器ケーシングＡ内の加熱蒸気入口管台６が設けられた部
分とを連通するバランス管、１０は貯水タンクＢから脱
気水１４を流出させる復水出口管台、１３はバイパス穴
５を有するスプレイ室の側壁である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の脱気器に
おいて、通常運転時は脱気器スプレイ室と貯水タンクの
気相部にはほとんど圧力差はなく、問題なく運転可能で
ある。しかし、急激なプラントの負荷低下が生じた場
合、脱気器のスプレイ室内の圧力は加熱蒸気圧力の低下
に対応して圧力が低下するが、貯水タンク気相部の圧力
は貯水タンクに保有されている温水の温度が負荷変化前
の器内圧に相当する飽和温度であるため、貯水タンク内
の温水にフラッシングが発生して貯水タンク内の圧力降
下に時間遅れが生ずる。その結果、スプレイ室と貯水タ
ンク気相部に圧力差が生ずる。これによって、スプレイ
室下部のトレイが設けられた部分に復水が滞留し、滞留
水頭が差圧以上になると復水が一度に落下するいわゆる
フラッディングを生じ、脱気器における安定した運転が
阻害されることがある。
おいて、通常運転時は脱気器スプレイ室と貯水タンクの
気相部にはほとんど圧力差はなく、問題なく運転可能で
ある。しかし、急激なプラントの負荷低下が生じた場
合、脱気器のスプレイ室内の圧力は加熱蒸気圧力の低下
に対応して圧力が低下するが、貯水タンク気相部の圧力
は貯水タンクに保有されている温水の温度が負荷変化前
の器内圧に相当する飽和温度であるため、貯水タンク内
の温水にフラッシングが発生して貯水タンク内の圧力降
下に時間遅れが生ずる。その結果、スプレイ室と貯水タ
ンク気相部に圧力差が生ずる。これによって、スプレイ
室下部のトレイが設けられた部分に復水が滞留し、滞留
水頭が差圧以上になると復水が一度に落下するいわゆる
フラッディングを生じ、脱気器における安定した運転が
阻害されることがある。
【０００７】本発明は、以上の問題点を解決することが
できる脱気器を提供しようとするものである。
できる脱気器を提供しようとするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、下部にトレイ
を備えたスプレイ室内に噴出された復水をトレイを通過
しスプレイ室内に流入する加熱蒸気で加熱し、復水から
加熱分離された不凝縮ガスを大気に放出すると共に加熱
された復水をスプレイ室の下方に設けられた貯水タンク
に貯水する脱気器において、前記スプレイ室と前記貯水
タンクの気相部とを連通するバランス管を設けたことを
特徴とする。
を備えたスプレイ室内に噴出された復水をトレイを通過
しスプレイ室内に流入する加熱蒸気で加熱し、復水から
加熱分離された不凝縮ガスを大気に放出すると共に加熱
された復水をスプレイ室の下方に設けられた貯水タンク
に貯水する脱気器において、前記スプレイ室と前記貯水
タンクの気相部とを連通するバランス管を設けたことを
特徴とする。
【０００９】本発明では、スプレイ室と貯水タンクの気
相部を連通するバランス管を設けているので、スプレイ
室内の復水を加熱する加熱蒸気の圧力に変動があって
も、スプレイ室内の圧力と貯水タンクの気相部の圧力と
が常にバランスし、復水が貯水タンクに一度に落下する
フラッディングの発生が防止され、脱気器を安定して運
転することができる。
相部を連通するバランス管を設けているので、スプレイ
室内の復水を加熱する加熱蒸気の圧力に変動があって
も、スプレイ室内の圧力と貯水タンクの気相部の圧力と
が常にバランスし、復水が貯水タンクに一度に落下する
フラッディングの発生が防止され、脱気器を安定して運
転することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を、図１に
よって説明する。本実施の形態は、図２に示す脱気器を
以下説明するように改良したものであり、図１において
図２におけると同一の部分には同一の符号を付し、その
説明を省略する。
よって説明する。本実施の形態は、図２に示す脱気器を
以下説明するように改良したものであり、図１において
図２におけると同一の部分には同一の符号を付し、その
説明を省略する。
【００１１】即ち、本実施の形態では、スプレイ室３と
貯水タンクＢの気相部９とを連通するバランス管１２を
設けた。
貯水タンクＢの気相部９とを連通するバランス管１２を
設けた。
【００１２】本実施の形態では、以上のようにスプレイ
室３と貯水タンクＢの気相部９とを連通するバランス管
１２が設けられているので、スプレイ室３内の圧力と貯
水タンクＢの気相部９との圧力は常にバランスする。従
って、プラントに急激な負荷低下が生じて加熱蒸気圧力
が低下する等の原因によってスプレイ室３内の圧力が低
下しても、スプレイ室３内の圧力と貯水タンクＢの気相
部９の圧力には差力差が生ずることがなく、復水がスプ
レイ室３内のトレイ４の部分から一度に貯水タンクＢ内
に落下するフラッディングの発生を防止し、脱気器を安
定し運転することができる。
室３と貯水タンクＢの気相部９とを連通するバランス管
１２が設けられているので、スプレイ室３内の圧力と貯
水タンクＢの気相部９との圧力は常にバランスする。従
って、プラントに急激な負荷低下が生じて加熱蒸気圧力
が低下する等の原因によってスプレイ室３内の圧力が低
下しても、スプレイ室３内の圧力と貯水タンクＢの気相
部９の圧力には差力差が生ずることがなく、復水がスプ
レイ室３内のトレイ４の部分から一度に貯水タンクＢ内
に落下するフラッディングの発生を防止し、脱気器を安
定し運転することができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、スプ
レイ室と貯水タンクの気相部とを連通するバランス管を
設けているので、プラントに急激な負荷降下が生じたこ
と等によってスプレイ室内の圧力が変動しても、スプレ
イ室と貯水タンクの気相部との間には圧力差が生じな
い。これによってスプレイ室から貯水タンク７へ流れる
復水にフラッディングが発生することを防止し、脱気器
を安定して運転することができる。
レイ室と貯水タンクの気相部とを連通するバランス管を
設けているので、プラントに急激な負荷降下が生じたこ
と等によってスプレイ室内の圧力が変動しても、スプレ
イ室と貯水タンクの気相部との間には圧力差が生じな
い。これによってスプレイ室から貯水タンク７へ流れる
復水にフラッディングが発生することを防止し、脱気器
を安定して運転することができる。
【図１】本発明の実施の一形態の説明図である。
【図２】従来の脱気器の説明図である。
１ 復水入口管台 ２ スプレイノズル ３ スプレイ室 ４ トレイ ６ 加熱蒸気入口管台 ７ 降水管 ９ 貯水タンクの気相部 １０ 復水出口管台 １１ ベント出口配管 １２ バランス管 １４ 脱気水 Ａ 脱気器ケーシング Ｂ 貯水タンク
Claims (1)
- 【請求項１】 下部にトレイを備えたスプレイ室内に噴
出された復水をトレイを通過してスプレイ室内に流入す
る加熱蒸気で加熱し、復水から加熱分離された不凝縮ガ
スを大気に放出すると共に加熱された復水をスプレイ室
の下方に設けられた貯水タンクに貯水する脱気器におい
て、前記スプレイ室と前記貯水タンクの気相部とを連通
するバランス管を設けたことを特徴とする脱気器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7270996A JPH09108503A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 脱気器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7270996A JPH09108503A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 脱気器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09108503A true JPH09108503A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17493956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7270996A Withdrawn JPH09108503A (ja) | 1995-10-19 | 1995-10-19 | 脱気器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09108503A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106075959A (zh) * | 2016-07-25 | 2016-11-09 | 天津港保税区鑫利达石油技术发展有限公司 | 脱气器 |
-
1995
- 1995-10-19 JP JP7270996A patent/JPH09108503A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106075959A (zh) * | 2016-07-25 | 2016-11-09 | 天津港保税区鑫利达石油技术发展有限公司 | 脱气器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |