JPH07190306A - 脱気装置 - Google Patents

脱気装置

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JPH07190306A
JPH07190306A JP33190193A JP33190193A JPH07190306A JP H07190306 A JPH07190306 A JP H07190306A JP 33190193 A JP33190193 A JP 33190193A JP 33190193 A JP33190193 A JP 33190193A JP H07190306 A JPH07190306 A JP H07190306A
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JP33190193A
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Shunji Kono
俊二 河野
Akira Nemoto
晃 根本
Toshiki Oyama
俊樹 尾山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラント機器の安全性が高く、負荷低下時に
も運転安定性に優れ、しかも脱気性能に優れ、均一に脱
気された貯水を供給できる脱気装置を提供することを目
的とする。 【構成】 蒸気と給水とを直接接触させて給水中の溶存
酸素を脱気する貯水タンクを備えた脱気装置において、
圧力および温度を測定して貯水の熱力学的状態が過熱水
の状態であるかどうかを判断する演算装置を備えた制御
装置と、この制御装置によって起動・停止を制御される
フラッシュ蒸発促進装置とを具備することを主な特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火力発電プラントや原
子力発電プラント等において、ボイラ給水中に含まれる
溶存酸素等を脱気するのに好適する脱気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】火力発電プラントや原子力発電プラント
等において、給水中に溶存酸素が多く含まれていると、
プラント構成機器が電気化学的反応などにより腐食され
る。したがって、給水中の溶存酸素濃度はできるだけ低
い値に管理する必要があり、そのため脱気装置が使用さ
れている。この脱気装置としては、給水中の溶存酸素
を、加熱用の低酸素濃度の蒸気と直接接触させることに
より、溶解度非平衡反応で脱気する方式のものが多用さ
れている。
【0003】上記脱気方式において、溶解度非平衡反応
を効率よく行わせるためには、給水の熱力学的状態を飽
和状態にできるだけ近づけることが必要である。しかし
ながら、この状態はあまり安定な状態ではなく、圧力が
下がっても、貯水の温度はすぐには下がらないため、過
熱水状態になりやすい。この過熱水状態はさらに不安定
な状態で、何らかの外乱によりエネルギ−を放出(沸騰
・蒸発)して安定な状態に戻ろうとする。
【0004】発電プラント等では、負荷の低下時に脱気
装置部分での圧力低下が生じるが、この圧力低下が急激
で著しいと、給水のエネルギ−放出が間に合わず、貯水
は過熱水の状態となる。この貯水が過熱水のまま給水ポ
ンプに持ち込まれると、給水ポンプでキャビテ−ション
を発生する。こうなると発電プラントの運転に支障が生
じるるので、このような事態を防止するための手段が種
々考えられている。
【0005】例えば、特開昭55−41349号の発明
においては、脱気装置の貯水タンク内に冷却管を内蔵さ
せて貯水の温度を飽和温度以下に下げるようにしてい
る。また、特開昭56−68703号の発明において
は、冷却器をプラント系統内の別の位置に設置し、負荷
低下時に給水の一部をこの冷却器に分岐させて冷却し、
これを貯水タンクに戻すことにより貯水の温度を下げる
ようにしている。またさらに、特開昭61−49906
号の発明においては、負荷低下時に復水器からの復水を
貯水タンク内に導入し、貯水タンク水の温度を下げるよ
うにしている。
【0006】最近の大容量の発電プラントにおいては、
ボイラ給水中の溶存酸素濃度の許容値は、通常、7pp
b以下に設定されているが、このような厳しい溶存酸素
濃度の管理基準を達成するため、発電プラントの脱気装
置に関して、多くの研究開発が行われてきた。従来の脱
気装置において、給水中から溶存酸素を脱気する基本原
理は、濃度非平衡によって誘起される物質拡散である。
この場合、非平衡度が大きいほど物質移動速度が速く、
また拡散による移動距離が短いほど物質移動速度は速く
なる。そこで従来の脱気装置では、スプレーにより給水
を微粒化するか、トレイなどを用いて給水を流下・分断
・攪拌することにより給水の表面積を拡大する方法や、
加熱蒸気を貯水タンク水中に吹き込み、溶存酸素の給水
中での拡散および脱気を促進する方法が採用されてい
る。
【0007】一例として、従来のスプレー・バブリング
型脱気装置の概略構成を図7に示す。この脱気装置で
は、貯水タンク1のシェル内に、水面上に開口するよう
に給水スプレー2を設け、その周囲にじゃま板3を設け
ると共に、水面下に位置するように4と、そこから分岐
する多数の吹込み管5を設けてある。
【0008】給水Wは給水配管6を通って貯水タンク1
のシェル内に入り、給水スプレー2から噴射される。噴
射された給水は、じゃま板3に接触して攪拌・微粒化さ
れ、多数の水滴となって貯水タンク水面に落下し、貯水
タンク水となる。この貯水タンク水は、最終的には給水
出口7を通して貯水タンク外へ導かれ、再び給水ポンプ
(図示せず)で加圧されて、ボイラや熱交換器等(図示
せず)に導かれる。
【0009】一方、加熱蒸気管8に導入された蒸気S
は、吹込み管5から貯水タンク水中に噴射され、気泡と
なって給水中を上昇しながら給水と直接接触し、給水中
の溶存酸素を脱気していく。貯水表面に達した加熱蒸気
は、貯水タンクの蒸気部分を流過するが、給水スプレー
2の近傍を通過する際、そこから噴射された給水と接触
し、大部分が給水中に凝縮して給水を加熱すると共に、
溶存酸素を一部脱気する。その結果残ったごく一部の蒸
気は、脱気された酸素と共に、加熱蒸気ベント口9から
大気中または復水器(図示せず)へ排出される。なお、
図7中、実線矢印は給水の流れ方向を示し、破線矢印は
加熱蒸気の流れ方向を示している。
【0010】図8は、貯水タンク1内の水中に、じゃま
板10,11を設置したスプレー・バブリング型脱気装
置の例を示す。この例においては、給水スプレ−2から
噴射された給水Wは、貯水タンク1のシェル内の水面に
落下し、蒸気吹込み管5から吹出された蒸気Sの気泡と
接触して脱気される。じゃま板10は給水が貯水表面近
傍をショ−トパスしないように配置されたもので、給水
はじゃま板10の下を通って右側に流れる。ここでもさ
らに蒸気気泡と接触して脱気されながら右方に流れ、じ
ゃま板11の上を通過して給水出口7から出ていく。一
方、蒸気吹込み管5から吹出された蒸気Sは、気泡とな
って給水中を上昇しながら給水と直接接触し、給水中の
溶存酸素を脱気していく。貯水表面に達した蒸気は、貯
水タンクの蒸気部分を通過し、給水スプレ−2の近傍を
通過する際、そこから噴射された給水と接触し、ここで
大部分が給水中に凝縮して給水を加熱すると共に溶存酸
素を一部脱気する。その結果残ったごく一部の蒸気は、
脱気された酸素と共に加熱蒸気のベント口9から大気中
または復水器(図示せず)へ排出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の脱気装置には、次に示すような不都合な点があ
った。すなわち、給水を脱気せずに貯水部に導入すると
溶存酸素濃度の著しい上昇を招き、プラント機器の腐食
が促進される。冷却管や冷却器を介して給水を冷却する
と流動抵抗が増え、しかも余分な機器や材料が必要とな
る。温度の低い給水を導入すると、貯水タンク構成部材
に局所的な温度分布が生じて熱応力が発生し、疲労破壊
の原因となる。
【0012】また、図7に示す脱気装置では、加熱のた
めの水蒸気が不十分な場合、水蒸気が貯水に凝縮して体
積を減じてしまい、脱気が不完全になり易く、また貯水
タンク内の貯水が飽和温度にあるため、発電プラントの
負荷低下時の圧力低下で、フラッシユ蒸発による貯水タ
ンクの水位変動や、給水ポンプにおけるキャビテーショ
ンなどが発生しやすく運転安定性に欠けるという欠点が
ある。また、図8に示す脱気装置では、蒸気吹込み管を
水中に挿入し、給水のショ−トパスを妨げるじゃま板を
設置するだけでは体系的な対流が発生せず、脱気が十分
進行しないという欠点がある。すなわち、一度気泡と接
触して脱気された水が何度も対流して低濃度まで脱気さ
れる一方では、対流に巻き込まれない水は十分に脱気さ
れないまま通過してしまうため、平均的に十分脱気され
ない水が排出されることになるという欠点があった。
【0013】本発明は、従来の脱気装置における上述の
欠点を改良し、プラント機器の安全性が高く、負荷低下
時にも運転安定性に優れ、しかも脱気性能に優れ、均一
に脱気された貯水を供給できる脱気装置を提供すること
を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
蒸気と給水とを直接接触させて給水中の溶存酸素を脱気
する貯水タンクを備えた脱気装置において、圧力および
温度を測定して貯水の熱力学的状態が過熱水の状態であ
るかどうかを判断する演算装置を備えた制御装置と、こ
の制御装置によって起動・停止を制御されるフラッシュ
蒸発促進装置とを具備することを特徴とする。
【0015】また、本発明の第2の発明は、給水を加圧
して送給する給水ポンプと、この給水を加熱する給水加
熱器とを有する系統中に設置され、給水中の溶存酸素等
を脱気する脱気装置において、給水温度が飽和温度に近
づいた場所に設けられ、下流側の給水圧力を低下させる
調節弁と、その下流側に設けられ、溶存酸素を脱気する
脱気セクションと、この脱気セクションの下流側に設け
られた貯水タンクとからなることを特徴とする。
【0016】またさらに、本発明の第3の発明は、蒸気
を水中に吹込んで気泡とし、水中の溶存酸素を脱気する
横長の貯水タンクを備えた脱気装置において、前記貯水
タンクの長手方向の水平中心軸に沿って設けられ、貯水
タンクのシェル内の貯水部を、その長さ方向に仕切って
2室に区分する中央仕切板と、その一端と貯水タンクの
端部壁面との間に形成された連通部と、前記中央仕切板
の両側にそれぞれ設置されたじゃま板と、前記中央仕切
板の両側にそれぞれ設置された多数の吹込み管とを備え
ることを特徴とする。
【0017】
【作用】上記第1の発明においては、循環ポンプとスプ
レ−装置および配管は貯水を吸い込んで貯水部の水面上
方で水を微粒化し、水の表面積を拡大してフラッシュ蒸
発を促進する。給水をフラッシュ蒸発させる場所を水面
または水中でなく、水面よりも上の蒸気空間とすること
は、貯水水面の動揺を最小限に抑制し、水位制御への影
響をなくし、給水流量の変動を抑制する。さらに、水面
に過熱エネルギ−を放出した飽和水が散水されるので、
水面からのフラッシュ蒸発が生じにくくなる。フラッシ
ュ蒸発の発生開始を、圧力の低下による非平衡エネルギ
−の増大に待つのでなく、非平衡エネルギ−が小さいう
ちから積極的に発生させることで圧力の低下が緩和さ
れ、著しい急激な状態変化が抑制される。また、負荷低
下時には脱気用の蒸気が不足しがちであるが、貯水から
フラッシュ蒸発した蒸気を脱気用蒸気とすることができ
る。
【0018】上記第2の発明において、給水の圧力を低
下させる調節弁は、その下流側における給水の温度と圧
力の関係から決まる熱力学的状態を飽和状態または過飽
和状態とする。溶存酸素濃度の計測値は、給水圧力の低
下を調整するための観測値とされ、溶存酸素濃度に応じ
て減圧の程度を変化させるように、制御装置では調節弁
に制御信号を出力する。脱気セクションにおいて給水中
の溶存酸素を脱気された蒸気は下流側の給水加熱器に導
かれてここで凝縮し、給水を加熱するのに用いられる。
給水の貯水タンクヘの流入位置を水面下とし、水蒸気の
貯水タンクへの流入位置を水面上とすることは、給水と
水蒸気との接触界面を最小限とする。この最小限の接触
界面で水蒸気が給水側に凝縮して、水面付近のみを飽和
状態とする。貯水タンクの水面下に存在する大部分の給
水は既に溶存酸素を脱気されており、しかも、圧縮水の
状態を保ったまま給水出口から給水ポンプへと排出され
る。 上記第3の発明において、中央仕切板は蒸気吹き
込み管の周囲で発生する気泡を含んだ上昇流が下降流と
干渉することを防止し、上昇流を促進する。じゃま板
は、中央仕切板と呼応して気泡を含む上昇流の範囲を規
制し、気泡を含む上昇流と下降流が干渉しないように両
者の流れを隔絶する。すなわち、中央仕切板とじゃま板
とではさまれた空間はすべて上昇流で占められ、じゃま
板と貯水タンクの壁面の間の空間はすべて下降流で占め
られるようになる。また、中央仕切板の一端は貯水タン
ク端部と密着し、水の流通を許さないが、他端と貯水タ
ンク端部との間には連通部が形成され、水の流路とな
る。これにより、給水が貯水タンクの長手方向の一端か
ら入り、他端で折り返し、またもとの入り口付近の、入
り口とは隔離された場所に戻ってくるように給水の流路
を構成することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6を参
照して説明する。なお、これらの図中、図7および図8
におけると同一部分には同一の符号を付してある。
【0020】図1は、本発明の第1の発明の脱気装置に
おける系統構成の一例を示している。同図において、給
水加熱器12と貯水タンク1の間は給水配管13で連結
されており、給水配管13の先端には給水スプレ−2が
接続されている。貯水タンク底部には給水配管14が取
り付けられ、給水ポンプ15に連結されている。貯水タ
ンク1の上方には加熱蒸気配管8が取り付けられ、これ
は貯水タンク内部に配置された蒸気分配管4を介して吹
込み管5につながっている。貯水タンク1の蒸気部分に
取り付けたベント配管16の途中には蒸気ベント弁17
が介挿されている。 貯水タンク1には、循環ポンプ1
8、配管19および循環水スプレ−20からなるフラッ
シュ蒸発促進装置系統が付属している。なお、配管19
の一端は貯水タンク1の底部に取り付けられ、循環水ス
プレ−20は、その給水出口が貯水タンクの貯水水面よ
りも上方に開口するよう取り付けられている。
【0021】貯水タンク1には、蒸気部分に圧力検出器
21が、また貯水部分に温度検出器22が取り付けられ
ている。これらの検出器は制御装置23の演算装置の入
力部に接続されている。制御装置23と循環ポンプ18
の起動装置(図示せず)の間は信号線24で連結され、
また、制御装置23と蒸気ベント弁17の間も信号線2
5で連結されている。
【0022】このような構成の脱気装置において、給水
加熱器12で加熱された給水は給水スプレ−2から貯水
タンク1に入る。一方、蒸気配管8を通して貯水タンク
1内に導入された蒸気は、多数の吹込み管5から放出さ
れ、貯水中で気泡となって貯水中の溶存酸素を脱気し、
貯水面上に出るが、その間、給水スプレ−2から分散さ
れた給水を、貯水タンク1内の圧力に対する飽和温度近
くまで加熱昇温させる。なお、貯水タンク1内の貯水
は、ほぼ一定水位で制御され、給水ポンプ15を通して
排出される。
【0023】発電プラントの通常運転時には、圧力は一
定に保たれ、貯水温度は圧力に対する飽和温度となって
いるが、負荷が低下すると、給水加熱器や脱気装置に入
ってくる加熱用の蒸気が不足気味になる。そのような場
合には給水温度が低下し、給水スプレ−2で多くの蒸気
を消費するようになり、貯水タンク圧力が低下する。し
かし、貯水タンク内の貯水温度は急激には低下しないの
で、貯水の温度と圧力の飽和関係がくずれ、貯水は過熱
水となる。
【0024】このような状態において、制御装置23の
演算装置は、貯水タンクに取り付けられた圧力検出器2
1と温度検出器22によって検出された信号を取り込
み、次の演算を行う。
【0025】(1)圧力検出信号pからの水の飽和温度
Tsatの計算 Tsat=f(p) ただし、f(p):圧力pに対する飽和温度の多項式近
似の関数 (2)貯水の温度測定値Tmと飽和温度との差dTの計
算 dT=Tm−Tsat このようにして算出された温度差dTが例えば3℃以上
であれば、過熱水の状態と判断して、制御装置23は循
環ポンプ18の起動装置に対して起動信号を発し、また
必要に応じて、蒸気ベント弁17に対して閉止信号を発
する。なお、この3℃という温度差(過熱度)はスプレ
−フラッシュ蒸発を生じるのに十分な温度差である。負
荷が連続的に低下していく場合には、循環水スプレ−2
0からのフラッシュ蒸発も持続し、貯水の温度も連続的
に低下していく。
【0026】このように、本発明の第1の発明の脱気装
置においては、プラントの負荷が低下して圧力が低下し
ても、脱気装置内の給水の熱力学的状態が過度に過熱水
の状態となる前に、その状態を解消できるので、給水ポ
ンプ15でのキャビテ−ションの発生を防止できる。こ
の際、給水の脱気のための蒸気をフラッシュ蒸気から常
に供給しているので、溶存酸素の脱気能力も低下しな
い。また、貯水タンク1の構成部材に温度不均一が生じ
ることもない。
【0027】図2は本発明の第1の発明の他の実施例を
示すもので、スプレ−フラッシュ蒸発促進装置は、給水
ポンプ15の出口側から給水の一部を分岐し、貯水タン
ク1の水面上方に戻してスプレ−するための自動弁2
6、配管27および循環水スプレ−20から構成されて
おり、それ以外の構成は、図1の実施例と同様である。
この実施例においては、貯水の熱力学的状態を、検出圧
力、検出温度に基づいて制御装置23にて演算し、給水
ポンプ15の出口側に設置された自動弁26の開閉を制
御する。一定温度以上の過熱状態となったら自動弁26
を開いて給水の一部を循環水スプレ−20よりタンク水
面上方にスプレ−し、フラッシュ蒸発させる。蒸発した
蒸気は圧力の急激な低下を防止すると共に、給水の脱気
用の蒸気としても用いられる。
【0028】次に、本発明の第2の発明の実施例を説明
する。同3において、単一または複数の給水加熱器12
によって給水の温度が飽和温度の近くまで上昇した系統
中の位置に、給水圧力の減圧調節のため調節弁30を設
置する。この調節弁30は、復水器31出口の給水系統
中に設置された溶存酸素濃度計32からの信号を観測値
として、自動的または手動に開度を制御される。なお、
溶存酸素濃度計32の設置位置は、調節弁30の上流側
であればとこでも良いが、給水温度の低い位置であれば
冷却の必要がないので、この例では復水器31の出口と
してある。調節弁30の下流側には、溶存酸素を脱気す
る脱気セクション33が設けられている。この脱気セク
ションには、脱気のための蒸気を受け入れるためのノズ
ル(図示せず)と、脱気後の蒸気を排出するためのノズ
ル(図示せず)が設けられている。脱気セクション33
には、残った水蒸気を給水加熱器12にて凝縮させるた
めのライン34が連結されている。また、脱気セクショ
ン33を出た給水は、ポンプ35により再び加圧され、
貯水タンク1に送給される。
【0029】貯水タンク1は、脱気セクション33から
の給水を貯水タンク内の水面よりも下の位置で受入れる
ように設定されたノズル36と、熱交換器あるいは蒸気
タービン(図示せず)からの蒸気を貯水タンク内の水面
よりも上の位置で受入れるように設定されたノズル37
を有している。給水加熱器12と貯水タンク1の間に
は、サブクール状態の給水を脱気セクション33をバイ
パスさせて貯水タンク1に流入させるライン38と、貯
水タンク1内の余剰な蒸気を給水加熱器12に送るライ
ン39が設けられている。40は蒸気出口を示す。ま
た、貯水タンク1内の貯水は給水出口7から排出され、
給水ポンプ(図示せず)によって再び加圧され、ボイラ
あるいは熱交換器(図示せず)に供給される。
【0030】なお、脱気セクション33としては、スプ
レー、トレイ、気泡塔、充填層など、給水と水蒸気を混
合して表面積を拡大できる構造物と、給水から水蒸気を
分離する容積型セパレータ、サイクロンセパレータなど
を組み合わせて使用することができる。
【0031】上述のように構成した図3の脱気装置にお
いて、調節弁30は、給水の圧力を低下させ、給水の状
態を飽和状態または過飽和状態とする作用を有する。調
節弁30により給水をこのような状態にした上で、給水
を脱気セクション33に送って蒸気と混合すると、蒸気
は給水に凝縮して体積を減ずることなく、給水と混合・
接触し、最大の気液界面面積を保って脱気を効果的に行
うことができる。
【0032】調節弁30における給水圧力低下の程度
は、給水中の溶存酸素の濃度に応じて調節される。すな
わち、溶存酸素濃度が規定値を大幅に越える状態のとき
には、減圧の程度を大きくして過飽和状態とし、減圧部
分における自己蒸発を促し、発生する気泡への溶存酸素
の脱気をも併用して脱気セクション33における脱気効
果を向上させる。反対に、溶存酸素濃度が脱気セクショ
ン33の上流側で既に規定値以下となっているときに
は、給水を全く減圧せずにそのまま通過させる。通常運
転中で、給水中の溶存酸素濃度が規定値を少し越える程
度の場合には、減圧の程度を中間状態で制御する。この
ように、調節弁30は給水の減圧程度を調節することに
よって脱気性能を変化させる作用を有する。
【0033】脱気セクション33において給水中の溶存
酸素を脱気された蒸気は、ライン34を経て給水加熱器
12にに導かれ、ここで凝縮して、給水を加熱するのに
用いられる。一方、脱気セクションで溶存酸素を脱気さ
れた給水は、ポンプ35で再度加圧され、圧縮水の状態
で貯水タンク1内に流入する。この場合、給水はノズル
36を通して貯水の水面下に流入し、表面を乱さないよ
うに、かつ圧縮水の状態を保ったまま給水出口7へと出
ていく。一方、貯水タンク1の蒸気空間側にはノズル3
7を通して水蒸気が導入され、貯水の表面に凝縮して、
水面付近のみを飽和状態とし、圧力を維持する。貯水タ
ンクの蒸気側に導入された水蒸気の残りは、蒸気出口4
0からライン39を通り、給水加熱器12へ導かれる。
【0034】このように、本発明の第2の本発明におい
ては、給水の溶存酸素濃度に応じて脱気性能を変化させ
ることができるので、必要以上に給水の圧力を低下させ
る無駄がない。また、熱容量の大きい貯水タンクの水が
圧縮水の状態を保っているので、発電プラントの負荷が
低下して給水圧力が低下しても、貯水が減圧沸騰するこ
とがない。さらに、脱気セクションに送られた水蒸気
は、脱気セクションでは凝縮せず、下流側の給水加熱器
に送られて熱回収されるので、エネルギーの無駄がな
い。
【0035】次に、本発明の第3の発明の実施例を図4
および図5を参照して説明する。
【0036】これらの図は、貯水タンク1のシェル本体
内に、中央仕切板41と、一対のじゃま板42を設けた
スプレ−・バブリング型脱気装置の例を示す。中央仕切
板41は、両端を端部壁面(鏡板)で閉塞した円筒形状
の貯水タンク1のシェル内の貯水部を、その長さ方向に
仕切って2室に区分するものであるが、中央仕切板41
の長さは貯水タンク1の全長よりやや短めとされ、その
一端(図4の左端)と貯水タンク1の端部壁面との間に
は、連通部44が形成されて上記2室を連結している。
中央仕切板41は、連通部44の反対側(図4の右側)
近傍に、貯水タンク1のシェル上壁に接する高さの突起
部41aを形成されており、給水スプレー2と給水出口
7は、図5に示すように、突起部41aを挟んで、左右
対象位置の上下に設置されている。また、蒸気分配管4
と、そこから分岐する多数の吹込み管5は、中央仕切板
41の両側にそれぞれ設置されており、各蒸気分配管4
はヘッダ43を介して加熱蒸気管8に連結されている。
【0037】じゃま板42は、中央仕切板41の両側
に、その長手方向に沿って平行に配置されている。これ
らのじゃま板42の上下方向の幅は、貯水タンク1内の
水面と底面との長さよりもかなり短いものとされてお
り、じゃま板42の上端は水面下に没していて上端の上
を貯水が流通するのを許容する。また、じゃま板42の
下端は貯水タンク1の壁面から離れていて、貯水が下端
を通過するのを許容する。上述のように構成した図4,
5の脱気装置において、蒸気吹込み管5から吹き出た蒸
気は気泡となって貯水中を上昇し、周辺の水をその流れ
に巻き込み全体的な上昇流を誘起する。この上昇流は、
流路を中央仕切板41とじゃま板42とで規制されてい
るので、それらの流路全体を占めて流れる。この流路の
上端まで達した流れは、じゃま板42の上端を乗り越
え、じゃま板と貯水タンク1の壁面との間に形成される
流路に入り、下降流に転じる。この下降流は、じゃま板
42の下端と貯水タンク1の壁面との間にできた隙間を
通り、再び、中央仕切板41とじゃま板42との間に形
成される流路を上昇する。このように、一つの流路内で
上昇流と下降流とが混在することがなく、対流がスム−
ズに行われる。
【0038】一方、中央仕切板41は、貯水タンク1内
を、その長手方向に沿って垂直な断面で二分し、貯水タ
ンクの壁面との間を水の流れの大きな流路として構成し
ている。したがって、図4において、貯水タンク1の右
端にある給水スプレ−2から入った給水は水面に落下
し、中央仕切板41と図面手前の貯水タンク壁面(図示
せず)とで構成される流路(図5では左側の流路)を左
側に向かって流れ、貯水タンクの左端で折り返し、図中
の奥側の流路(図5では右側の流路)に入って右側に向
かって流れ、貯水タンク1の右端付近にある給水出口7
から排出される。上記のように、蒸気吹込み管5によっ
て誘起される水の対流と、中央仕切板41で確保される
給水の水平方向への流動とが相互に作用し、給水を蒸気
の気泡に確実に十分接触させることができる。また、水
の対流が上端または下端で折り返す際に、じゃま板42
の上端または下端でその流れを乱され、脱気された部分
と脱気されていない部分とが混合されて、平均的な濃度
に均一化される。こうして再び蒸気と接触するのは濃度
が平均化された給水であり、脱気の際の水側と蒸気側の
濃度差が大きく、脱気の効率は高くなる。
【0039】このように、本発明の第3の発明の実施例
においては、中央仕切板41とじゃま板42を設けて蒸
気吹込み管5から放出された気泡によって誘起される上
昇流の流路を規定し、かつ、下降流が上昇流と干渉しな
い場所(じゃま板42と貯水タンク1の壁面との間)で
発生するようにしたので、水の対流がスム−ズに起こ
り、水の溶存酸素濃度を均一化して再び蒸気と接触させ
ることが可能となり、脱気の効率が非常に高くなる。
【0040】図6は本発明の第3の発明の他の実施例を
示すもので、給水スプレ−2の散水空間を大きくとるた
めに、中央仕切板41の右端近傍を貯水タンク1の右端
から一定距離の場所で直角またはそれに近い角度に曲げ
て貯水タンクの円筒部壁面と密着させ、貯水タンク1の
シェル上壁に接する高さの突起部41aを形成したもの
である。こうすることにより、給水スプレ−2の空間が
広くなり、スプレ−部における給水の加熱と一部脱気が
容易に行われるようになり、全体として脱気効率が一段
と向上する。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラント機器の安全性が高く、負荷低下時にも運転安定
性に優れ、しかも脱気性能に優れ、均一に脱気された貯
水を供給できる脱気装置が得られる。
【0042】特に、本発明の第1の発明によれば、プラ
ント負荷の急激な低下時に、脱気装置内の圧力の急激な
低下を防止し、貯水内部からの減圧沸騰を生じることな
く速やかに貯水の過熱水の状態を解消できるので、給水
ポンプでキャビテ−ションが発生することはなく、低負
荷運転へ移行することができる。したがって、プラント
としての運転安全性が向上し、また、低負荷移行時に脱
気のための蒸気が不足しても、過熱水から蒸気を安定的
に取り出すことができるので、常に溶存酸素を低濃度に
維持し、プラント機器の腐食を防止できる。また、低温
の給水や冷却水を急激に導入することがないので、貯水
タンクの構成部材に局所的な温度分布による熱応力を発
生させることはなく、貯水タンクの構造健全性が維持で
き、安全性が向上する。
【0043】本発明の第2の発明によれば、溶存酸素濃
度が高い場合だけ給水圧力を減圧して減圧沸騰による脱
気効果を相乗させることにより、高い脱気性能を得るこ
とができる。一方、溶存酸素濃度が既に十分低いときに
は給水圧力を減圧しないので動力の無駄が低減する。ま
た、減圧した給水を再度加圧して貯水タンクに導入し、
貯水タンクにおける圧縮水の状態を保つことができるの
で、発電プラントの負荷低下に伴なう給水圧力低下時の
貯水の減圧沸騰がなく、しかも給水ポンプにキャビテー
ションが生じにくく、安定な運転が確保できる。
【0044】また、本発明の第3の発明においては、貯
水タンクの中央仕切板とじゃま板とによって給水の対流
の上昇流と下降流とを確実に分離したことによって、対
流に伴なう水の混合が促進され、水のショートパスなど
の発生を抑制し、常に溶存酸素濃度の均一化された水が
蒸気と有効に接触することが可能となるので、脱気の効
率は著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の発明における脱気装置を例示す
る系統構成図。
【図2】本発明の第1の発明における脱気装置の他の実
施例を示す系統構成図。
【図3】本発明の第2の発明の実施例を示す系統構成
図。
【図4】本発明の第3の発明の実施例を示す概略説明
図。
【図5】図4のV−V線に沿う縦断面図。
【図6】本発明の第3の発明の他の実施例を示す概略説
明図。
【図7】従来のスプレー・バブリング型脱気装置の概略
構成を示す説明図。
【図8】従来のスプレー・バブリング型脱気装置の概略
構成を示す説明図。
【符号の説明】
1……貯水タンク 2……給水スプレ− 3,10,11,42……じゃま板 4……蒸気分配管 5……吹込み管 6……給水配管 7……給水出口 8……加熱蒸気 9……加熱蒸気ベント口 12……給水加熱器 13,14給水配管 15……給水ポンプ 16……ベント配管 17……蒸気ベント弁 18……循環ポンプ 20……循環水スプレ− 21……圧力検出器 22……温度検出器 23……制御装置 26……自動弁 30……調節弁 31……復水器 32……溶存酸素濃度計 33……脱気セクション 41……中央仕切板 41a……突起部 43……ヘッダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蒸気と給水とを直接接触させて給水中の
    溶存酸素を脱気する貯水タンクを備えた脱気装置におい
    て、圧力および温度を測定して貯水の熱力学的状態が過
    熱水の状態であるかどうかを判断する演算装置を備えた
    制御装置と、この制御装置によって起動・停止を制御さ
    れるフラッシュ蒸発促進装置とを具備することを特徴と
    する脱気装置。
  2. 【請求項2】 フラッシュ蒸発促進装置が、制御装置に
    よって制御され、貯水タンクから貯水を吸い込む循環ポ
    ンプと、この循環ポンプから吐出された水を貯水タンク
    内の貯水水面の上部にスプレ−する循環水スプレ−と、
    これらを連絡する配管とから構成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の脱気装置。
  3. 【請求項3】 フラッシュ蒸発促進装置が、給水ポンプ
    出口側から分岐し、給水の一部を貯水タンクに導く配管
    と、制御装置によって開閉制御される自動弁と、前記給
    水を貯水部水面の上部にスプレ−する循環水スプレ−と
    から構成されていることを特徴とする請求項1に記載の
    記載の脱気装置。
  4. 【請求項4】 給水を加圧して送給する給水ポンプと、
    この給水を加熱する給水加熱器とを有する系統中に設置
    され、給水中の溶存酸素等を脱気する脱気装置におい
    て、給水温度が飽和温度に近づいた場所に設けられ、下
    流側の給水圧力を低下させる調節弁と、その下流側に設
    けられ、溶存酸素を脱気する脱気セクションと、この脱
    気セクションの下流側に設けられた貯水タンクとからな
    ることを特徴とする脱気装置。
  5. 【請求項5】 給水を貯水タンクの水面よりも下の位置
    に流入させ、かつ、加熱蒸気を貯水タンクの水面よりも
    上の位置に流入させるように構成したことを特徴とする
    請求項4に記載の脱気装置。
  6. 【請求項6】 蒸気を水中に吹込んで気泡とし、水中の
    溶存酸素を脱気する横長の貯水タンクを備えた脱気装置
    において、前記貯水タンクの長手方向の水平中心軸に沿
    って設けられ、貯水タンクのシェル内の貯水部を、その
    長さ方向に仕切って2室に区分する中央仕切板と、その
    一端と貯水タンクの端部壁面との間に形成された連通部
    と、前記中央仕切板の両側にそれぞれ設置されたじゃま
    板と、前記中央仕切板の両側にそれぞれ設置された多数
    の吹込み管とを備えることを特徴とする脱気装置。
  7. 【請求項7】 じゃま板は、上端を水面下に没していて
    その上を貯水が流通するのを許容し、下端は貯水タンク
    の壁面から離れていて貯水が下端を通過するのを許容す
    るように構成したことを特徴とする請求項6に記載の脱
    気装置。
  8. 【請求項8】 中央仕切板の一端近傍を、貯水タンクの
    端部壁面から一定距離離れた位置において、貯水タンク
    の長手方向に対して直角方向またはそれに近い方向に曲
    げ、貯水タンクの側壁面に密着させたことことを特徴と
    する請求項6に記載の脱気装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102786109A (zh) * 2012-08-01 2012-11-21 上海电气电站设备有限公司 一种核电用除氧器设备再热冷段蒸汽消能及加热装置
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