JPH09108281A - 霊柩寝台車 - Google Patents

霊柩寝台車

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JPH09108281A
JPH09108281A JP27081095A JP27081095A JPH09108281A JP H09108281 A JPH09108281 A JP H09108281A JP 27081095 A JP27081095 A JP 27081095A JP 27081095 A JP27081095 A JP 27081095A JP H09108281 A JPH09108281 A JP H09108281A
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entrance
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美澄 ▲瀬▼川
Yoshizumi Segawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流線型の車体であっても、簡単な改良で車体
後部の室内有効面積を広く確保して、ドアパネルと柩等
との衝突を防止する。 【解決手段】 バン型車体1aの後部の搬入口10に増
設部12を設ける。増設部12は、搬入口10の下部か
ら略垂直に立ち上がるドアパネル13と、ドアパネル1
3の両側部13aから搬入口10の両側部11aに延設
される略垂直な左右一対のサイドパネル14と、ドアパ
ネル13の上端部13bから搬入口10の上端部に延設
される略水平なルーフパネル15とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自宅とか病院等から葬
儀場などへの遺体を搬送するために用いられる葬儀式に
利用できる装飾性を備えた霊柩寝台車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柩を葬儀場から火葬場に運ぶ時、
通常宮型と称する霊柩車で運転席背後の柩を積載収容す
る部分が小さなやしろの外観をした葬儀用の自動車が用
いられているが、一方、人が自宅とか病院その他で死亡
して遺体を病院等から自宅、或いは葬儀場へ送る場合
は、遺体を搬送する柩、或いは車付担架を収容すること
ができるバン型の霊柩寝台車が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のバン
型の霊柩寝台車にあっては、車体後部を開口して搬入口
を設け、この搬入口にはね上げ式、或いは観音開き式の
後部ドアを取付けたものが一般的である。また、近年は
バン型の自動車業界の分野では高級感を与えるために車
両形状に流線型を採り入れたものが主流となってきてい
る。しかしながら、流線型の自動車を霊柩寝台車として
用いた場合は、後部ドアは斜めに傾斜しているため、そ
の分だけ室内有効面積が狭くなり、柩を収納する場合に
あっては、後部ドアを閉めたとき、或いは霊柩寝台車の
走行時に、柩の後端部の角部分に後部ドアが当たり易く
なり、後部席の介添人に不快感を与えて失礼になってし
まうことがある。しかも、葬儀においては柩を搬送する
際は、遺体の尊厳を損なうことなく、静粛に、且ついか
なる大きさ、形状のものであっても、後部ドアに当てた
りすることなく搬送することが特に強く要望されている
にもかかわらず、後部ドアを閉じた時とか霊柩寝台車の
走行時などにおいて、柩の後端部の角部分が後部ドアに
当たったりすると、後部ドアの窓ガラスに傷が付き、寝
台霊柩車の壮重な雰囲気を壊すおそれがあるなど、非常
に不都合である。
【0004】本発明は、従来の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、流線型の車体であって
も、簡単な改良で車体後部の室内有効面積を広く確保し
て、ドアパネルと柩等との衝突を防止できるようにした
霊柩寝台車を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る霊柩寝台車は、バン型車体1aの後部
を開口して搬入口10を設け、この搬入口10に、搬入
口10の下部から略垂直に立ち上がるドアパネル13
と、ドアパネル13の両側部13aから搬入口10の両
側部11aに延設される略垂直な左右一対のサイドパネ
ル14と、ドアパネル13の上端部13bから搬入口1
0の上端部11bに延設される略水平なルーフパネル1
5とから成る増設部12を設けたことを特徴としてい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
として、後部の搬入口11より柩、担架等を収容できる
ようにしたバン型の霊柩寝台車1を説明する。このバン
型の霊柩寝台車1は、図2に示すように、例えば国産自
動車から成り、流線型車体1aの前部に運転席スペース
2と助手席スペース3とが夫々形成されており、運転席
スペース2の後部には、車付担架20或いは柩21を収
容できる前後方向に長く延びた収容スペース5が形成さ
れている。この収容スペース5には、例えば車体1aの
床1bに回転自在に支持されて柩21を搭載できる複数
のローラー部6と、ローラー部6の両サイドに設けられ
て車付担架20の脚部をガイド支持する平坦部7とを有
する収容装置8が設置されている。また助手席スペース
3の後部には、近親者が介添人として坐ることができる
後部席9が設置されている。
【0007】車体1aの後部には搬入口10が設けら
れ、搬入口10の周枠部11は、上部になる程前方Fに
向かって傾斜しており、この搬入口10を開閉する後部
ドア1eの上半部に室内有効面積を広げるための増設部
12が増設されている。この増設部12は、図1に示す
ように、ドアパネル13、左右一対のサイドパネル1
4、ルーフパネル15とで主体が構成されている。この
増設部12の表面には塗装が施され、車体1a表面との
違和感のない色彩、模様などが形成されるものである。
【0008】増設部12のドアパネル13は、閉じた状
態で搬入口10の上部に向けて略垂直に立ち上がるよう
に配置されており、このドアパネル13の左右両側部1
3aには、図3に示すように、側方から見て逆三角形状
をした左右一対のサイドパネル14が夫々延設されてい
る。各サイドパネル14はドアパネル13の上下幅と同
じ寸法を有すると共に、サイドパネル14の前端部14
aは搬入口10の周枠部11の両側部11aと平行に傾
斜しており、これにより、ドアパネル13を閉じた時に
はサイドパネル14の前端部14aが搬入口10の周枠
部11の両側部11aに夫々密着できる構造となってい
る。さらにドアパネル13の上端部13bには略水平に
延びたルーフパネル15が延設されている。このルーフ
パネル15は車体1aの屋根1cと面一に延びており、
その前端部15aが搬入口10の周枠部11の上端部1
1bにヒンジ手段40を介して回動支持されており、図
5に示すように、少なくとも柩21を搬入・搬出できる
高さまでドアパネル13がはね上げ可能となるように設
計されている。
【0009】ここで、図2(b)において、例えば標準
的なバン型国産自動車では、例えば運転席スペース2の
背後からドアパネル13までの長さL1 は1930m
m、車体1aの床1bから屋根1c下面までの高さL2
は790mmであり、また成人用の柩21の長さL4
1818〜1969mm、高さL3 は620mm(40
0mm+220mm)であり、これにあわせて増設部1
2のルーフパネル15の長さL5 は320mm程度に設
定するのが好ましい。これにより、比較的小型の国産自
動車であっても、増設部12によって後部の室内有効面
積を広げて成人用柩21などを余裕を持って収納できる
構造となる。
【0010】また増設部12のドアパネル13には、図
1、図4(b)に示すように、装飾用の窓17が設けら
れている。この窓17は横長の楕円形に形成されている
と共に、例えばエッチングガラスのように加工が施され
た窓ガラスが嵌め込まれており、車体1a内部を外部か
ら透視できないようにしてある。尚、エッチングガラス
以外に、例えば透明ガラスを用い、その内側に沿ってカ
ーテンとか、ブラインド等の遮蔽手段を設置するもので
あってもよい。
【0011】さらに、増設部12のサイドパネル14に
対向する車体1a後部の両側部1dは例えばスチールパ
ネルから成り、このスチールパネルに、図3(b)に示
すように採光用の小窓18を設けて車体1a内部に外光
を採り入れるようにしてあり、その形状はドアパネル1
3の窓17と同様、装飾効果の高い横長の楕円形状に形
成されている。
【0012】しかして、ドアパネル13とサイドパネル
14とルーフパネル15とを一体化して成る増設部12
を設けたことにより、部品点数が少なく、しかも流線型
のバン型車体1aの後部に増設部12を増設するだけ
で、車体1aの構造を大きく変えることなく後部の室内
有効面積を最大限に広げることができるものであり、さ
らに搬入口10を開いた時には増設部12が少なくとも
柩21等を搬入・搬出できる高さまではね上がるように
し、且つ閉じた時にはドアパネル13が垂直形状となる
ように設計することで、流線型の車体1aでありなが
ら、ドアパネル13の内側部分の室内有効面積が広が
り、柩21等の搬入、搬出が容易になると共に、ドアパ
ネル13の開閉時或いは霊柩寝台車1の走行時における
ドアパネル13と柩21の後端部の角部分21aとの衝
突を確実に防止できるようになる。従って、後部席9の
介添人に不快感を与えたりすることがなく、また同時に
ドアパネル3に傷が付いたりするのを防止できるので、
葬儀の荘重な雰囲気を壊すことがない。さらに垂直形状
に特徴のある増設部12の窓17、及び車体1aの後部
の両側部1dの採光用の小窓18を夫々横長の楕円形に
形成したことにより、車体1a後部の装飾効果が高めら
れ、そのうえ増設部12の表面を塗装して例えば車体1
aと連続した模様などを施すことによってデザイン性が
高められ、霊柩寝台車1として葬儀式にも利用できる一
層ふさわしい外観を呈するようになる。
【0013】
【発明の効果】上述のように、請求項1記載の発明は、
バン型車体の後部を開口して搬入口を設け、この搬入口
に、搬入口の下部から略垂直に立ち上がるドアパネル
と、ドアパネルの両側部から搬入口の両側部に延設され
る略垂直な左右一対のサイドパネルと、ドアパネルの上
端部から搬入口の上端部に延設される略水平なルーフパ
ネルとから成る増設部を設けたことにより、流線型のバ
ン型車体であっても、増設部を設けることで垂直形状を
有するドアパネルを簡単に形成でき、簡単な改良で車体
後部の室内有効面積を広く確保して、ドアパネルと柩等
との衝突を防止できるようになる。従って、葬儀におい
て柩を搬送する際でも、遺体の尊厳を損なうことなく、
静粛に、且ついかなる大きさ、形状のものであっても、
ドアパネルに当てたりすることなく搬送することができ
る。しかも、霊柩寝台車の走行時においても柩の後部の
角部分がドアパネルの内面に当たるおそれもなくなるの
で、後部席の介添人に不快感を与えたりすることがな
く、しかも遺体の尊厳も損なわれず、そのうえドアパネ
ルの窓ガラスを保護できるので、霊柩寝台車の壮重な雰
囲気が損なわれるのを防止できるという効果がある。
【0014】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、請求項1記載の増設部のドア本体に装
飾用の窓を設けることにより、垂直形状に特徴のある増
設部のドアパネルを窓の形状によって装飾でき、増設部
の外観を一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】(a)(b)は同上の車体の一部切欠平面図及
び一部切欠側面図である。
【図3】(a)(b)は同上の車体の平面図及び側面図
である。
【図4】(a)は増設部を省略した車体を後方から見た
正面図、(b)は増設部を取付けた車体を後方から見た
正面図である。
【図5】同上のドアパネルをはね上げた状態を示す側面
図である。
【符号の説明】
1a バン型車体 10 搬入口 12 増設部 13 ドアパネル 14 サイドパネル 15 ルーフパネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バン型車体の後部を開口して搬入口を設
    け、この搬入口に、搬入口の下部から略垂直に立ち上が
    るドアパネルと、ドアパネルの両側部から搬入口の両側
    部に延設される略垂直な左右一対のサイドパネルと、ド
    アパネルの上端部から搬入口の上端部に延設される略水
    平なルーフパネルとから成る増設部を設けたことを特徴
    とする霊柩寝台車。
  2. 【請求項2】 増設部のドアパネルに装飾用の窓を設け
    たことを特徴とする請求項1記載の霊柩寝台車。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4926212U (ja) * 1972-06-08 1974-03-06
JPS4970615U (ja) * 1972-09-30 1974-06-19
JPS5640040U (ja) * 1979-09-05 1981-04-14
JPH0728538U (ja) * 1993-11-09 1995-05-30 実 田尻 霊柩車

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