JPH09108073A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH09108073A
JPH09108073A JP23009996A JP23009996A JPH09108073A JP H09108073 A JPH09108073 A JP H09108073A JP 23009996 A JP23009996 A JP 23009996A JP 23009996 A JP23009996 A JP 23009996A JP H09108073 A JPH09108073 A JP H09108073A
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JP
Japan
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seat
seat body
chair
height
leg
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JP23009996A
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English (en)
Inventor
Katsunori Hama
克典 濱
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】椅子を机天板の下方に部分的に入り込ませた状
態のままで、児童が容易に椅子に乗り降りできるように
する。 【手段】座体3を、背もたれ4よりも後方に後退させ得
るよう、ガイド手段40,42 を介して脚体2に前後動自在
に取付ける。座体3は、児童が手で押し引きすることに
よって任意に前後動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、児童に好適な椅子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】児童用椅子の先行技術として、実開昭63
-197439 号公報に開示されたものがある。すなわちこの
従来技術は、側面視L字状の互いに平行な左右一対の脚
枠の前後垂直部材に上下一列状に並んだ高さ調節孔を穿
設する一方、座体を支持する支持枠の側面には、前記高
さ調節孔に合致する調節孔を設け、この両調節孔にネジ
締着固定して座体を高さ調節するように構成すると共
に、座体を前後方向に摺動自在に支持する支持枠には、
前後方向に適宜間隔で係止孔が穿設された固定レールを
取付け、座体の下面前寄り部位には、前記係止孔に係止
する方向に付勢されたラッチ杆を上下回動可能に装着
し、座体の前縁側からラッチ杆を操作して、座体の前後
位置を調節できるようにしたものである。
【0003】また、他の従来技術としての実公平4-3970
5 号公報には、椅子における座受枠の左右中央部上面に
前後長手のガイド孔を穿設し、該ガイド孔の下方から臨
ませた緊締ボルトを座体下面に埋設したナットに螺合締
着して、ガイド孔の長さの範囲内で座体の前後位置を調
節できるようにした構成が開示されている。これらの従
来技術によると、座体の位置を、児童の身体に成長に応
じて調節できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、机を使用す
る場合、机天板の下方に椅子を部分的に入り込ませるも
ので、机を正しい姿勢で使用する状態では、児童の足は
天板の下方に入り込んでいる。しかるに前記両従来技術
は、座体の位置を調節できるに過ぎず、児童が椅子を使
用する状態では座体の位置は一定に保持されているた
め、これら従来技術の椅子を児童が机と共に使用する場
合、椅子を机天板の下方に部分的に入り込ませた状態に
しておくと、机天板が邪魔になって椅子への乗り降りが
頗る厄介であった。
【0005】他方、椅子を机の前縁から後方にずらした
状態にしておいてから椅子に座り、それから椅子を机に
向けて引き寄せれば良いと考えられるが、この方法で
は、児童の足が床に届く場合は問題ないが、足が床に届
かない児童にとっては椅子を机に向けて引き寄せること
が頗る面倒であり、いずれにしても、従来の調節式椅子
は児童にとって使い勝手が悪かった。
【0006】本発明は、この問題を解決することを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
請求項1の椅子は、「座体と、該座体を支持する脚体と
を備え、前記座体を、椅子の使用者が手で押し引きする
だけで任意に前後移動させ得るよう、ガイド手段を介し
て脚体に取付ける」の構成にした。また、児童用椅子に
より好適な形態として請求項2の椅子は、請求項1の構
成を前提として、「背もたれを備えており、前記座体
を、背もたれよりも後方に向けて任意に後退させ得るよ
う、ガイド手段を介して脚体に取付ける」の構成にし
た。
【0008】更に請求項3の椅子は、児童用椅子により
一層好適な形態として、請求項1又は請求項3の構成を
前提として、「前記脚体に座受け体を高さ調節自在に取
付け、この座受け体に、前記座体を、椅子の使用者が手
で押し引きするだけで任意に前後移動させ得るようガイ
ド手段を介して装着し、更に、前記脚体には足載せ台を
設ける」の構成にした。
【0009】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1〜図12は第1実施形態を示してお
り、このうち図1は児童用椅子1の側断面図、図2は平
面図である。この椅子1は互いに平行に配置する金属製
の左右一対の脚枠(脚体)2と、該左右両脚枠2間に配
置する座体3と、左右両脚枠2の上部後端間を繋ぐ背も
たれ支持板5に取付けられ背もたれ4とからなり、左右
両脚枠2の下端で前後方向に延びる各足部材6の下面に
は前後一対のキャスタコロ7が取付けられている。
【0010】図3は図2のIII-III 視断面図、図4図2
のIV−IV視断面図、図5は図3のV−V視断面図、図6
は後述する摺動体の内側面図、図7は後述する操作カム
体の内側面図であり、これらの図も参照しつつ座体3の
高さ調節機構を説明する。図1及び図3に示すように、
前記各脚枠2の広幅側板2aは、その前縁が前下方足部材
6の前側から後上方に傾斜し、脚枠2の高さの中途箇所
からその傾斜が緩くなるように形成されている。また、
広幅側板2aの後縁は、足部材6からほぼ垂直に立ち上が
ったのち緩い傾斜の前記前縁とほぼ平行状に後上方に延
びた形状であり、前記広幅側板2aの前縁及び後縁に
は、補強用のリブ8a,8b が設けられている。
【0011】前記各脚枠2の広幅側板2aには、その上部
側(前縁と後縁がほぼ平行状の部位)には、後上方から
前下方に延びる第1ガイド溝9aが穿設されており、該第
1ガイド溝9aの前下端に連通して、ほぼ垂直下向きに延
びる第2ガイド溝9bが前記側面視略三角形状の部位に穿
設されている(図1参照)。また、前記左右両広幅側板
2aには、前記第1ガイド溝9a及び第2ガイド溝9bより
前後部位に前後距離L1にて前後対の側面視略矩形状の係
止孔10a,10b が、上下方向に一定間隔P1にて同じ高さ位
置に穿設されている。従って、図1及び図3に示すよう
に、第1ガイド溝9aの箇所では、前後対の係止孔10a,10
b は、下段に行くにつれて前位置となるように後上方位
置から前下方位置に段階的に形成され、第2ガイド溝9b
の箇所では、前後対の係止孔10a,10b が略垂直状に縦列
状に配置されている。
【0012】前記座体3は、後述する前後移動支持手段
11を備えた横長の角パイプ状水平杆12に載置されてお
り、該水平杆12の左右両側端には、前記第1ガイド溝9a
及び第2ガイド溝9bに沿って摺動可能な摺動体13と、前
記各高さにおける前後対の係止孔10a,10b に係脱する係
合手段とを設けている。水平杆12は請求項3に記載した
座受け体を構成する。
【0013】各摺動体13は、合成樹脂製またはガラス短
繊維混入のガラス強化プラスチック製であり、これら各
摺動体13は、図3〜図6に示すように、前記第1ガイド
溝9aの上下縁に沿う上下平行傾斜片14a と第2ガイド溝
9bにおける前後縁に沿う前後片14b とを有する摺動ブロ
ック14を備えている。該摺動ブロック14には、前記角パ
イプ状水平杆12の端部を嵌挿する矩形状の取付け孔15
と、前記水平杆12内に挿通された丸棒状の操作軸16を回
動可能に支持するための軸孔17とが同心状に穿設されて
いる。
【0014】更に、摺動体13には、前記摺動ブロック14
の前後片14b の近傍から前後に半径外向きに突出する一
対の付勢片18を一体に設けており、これら両付勢片18
に、前記前後対の係止孔10a,10b に係脱する係合手段と
しての係合爪19を一体成形している。前記一対の付勢片
18の基部は、摺動ブロック14の前後片14b に凹条部22
(図4参照)を介して連設されており、且つ成形時にお
いて、左右両脚枠2における広幅側板2aの外側面から離
れ勝手となる方向に湾曲するように形成されている。ま
た、前記左右両摺動体13の外面には略円盤状の操作カム
体21を配置し、この操作カム体21を前記操作軸16にねじ
20で固定している。
【0015】各操作カム体21の内面には、図4、図5及
び図7に示すように、操作軸16回りの回動位相により高
低差を有する端面カム部が形成されている。即ち、操作
カム体21には、前記摺動体13の付勢片18をその弾性に抗
して外側から広幅側板2aに向けて押圧して、一対の係合
爪19が係止孔10a に嵌合する状態を保持する突出端面カ
ム部21a と、前記一対の付勢片18がそれ自身の復元力に
て広幅側板2aから離れるのを許容する凹端面カム部21b
と、この凹端面カム部21b と突出端面カム部21a との間
を滑らかに繋ぐ傾斜端面カム部21c とを備えている(図
7参照)。
【0016】図4及び図5に示す状態では、操作カム体
21の突出端面カム部21a が摺動体13における付勢片18の
外面を広幅側板2aの外面方向に押圧し、各付勢片18の自
由端寄り部位に設けられた前記係合爪19は、係止孔10a
に嵌合して抜け不能に保持される。従って、この状態で
は座体3はその高さに保持されている。他方、図4及び
図5に示す状態から一方の操作カム体21を90度(時計方
向または反時計方向のいずれでも良い)回動させると、
操作軸16を介して他方の操作カム体21も同じ方向に90度
回動し、各操作カム体21における凹端面カム部21b が前
記付勢片18の外面と対峙するが、両者間に図5に示すよ
うな空所ができるので、付勢片18自体の復元力により、
両付勢片18における係合爪19は、係止孔10a,10bから係
止解除されるように外れた状態を保持できる。
【0017】このように係止孔10a,10b と係合爪19とを
係止解除した状態で、前記左右第1ガイド溝9aに沿って
前記摺動体13の摺動ブロック14を摺動させると、座体3
は側面視で傾斜方向に移動する。従って、座体3の高さ
と前後位置とを同時に調節することができる(図1参
照)。他方、摺動ブロック14を第2ガイド溝9bに位置さ
せた状態では、座体3の高さのみを調節できる。
【0018】年少の児童では、座高が小さいと共に上腿
部の長さも短いから、前記第1ガイド溝9aの箇所で座体
3の高さを調節すれば、座体3に座る児童は、背もたれ
4に背を支持させた状態で、膝から下の部分(下腿部)
が座体3の前縁から下向きに下りるように正しい姿勢で
座ることができる。図1及び図8〜図10に示すように、
前記座体3に座った児童の足が宙ぶらりんになるのを防
止するため、足載せ台25を前記左右脚枠2間に高さ調節
自在に配置している。足載せ台25を高さ調節するための
手段は次の通りである。図8は足載せ台28の箇所の平面
図、図9は図8のIX−IX視、図10は分離斜視図である。
【0019】前記左右脚枠2の内面側には断面コ字状等
の縦ガイドレール26を前下り傾斜状にして固定し、この
各縦ガイドレール26には、その下片に適宜間隔で係止孔
27を左右を適宜高さ位置に穿設している。また、足載せ
台25の下面左右両側端部を支持するためのブラケット28
に、係止金具30をボルト29等にて固定する。この各係止
金具30には、前記縦ガイドレール26の内面に転動するガ
イド輪31を装着していると共に、前記係止孔27に係脱す
る係止爪32を設けている。
【0020】符号33は前記係止金具30に取付けたストッ
パー片であり、足載せ台25をほぼ水平状態にするとき、
ストッパー片3が縦ガイドレール26の前面に当接するこ
とにより、足載せ台25への下向き荷重を支える役割を果
たす。また、図9に示すように、足載せ台25をほぼ水平
状の姿勢にすると、前記係止爪32が縦ガイドレール26に
おける係止孔27に嵌合して、足載せ台25の落下が防止さ
れる。
【0021】しかして、足載せ台25の前側を手に持って
上向き起こすと、図9の二点鎖線で示すように、足載せ
台25は前記ガイド輪31を中心に回動するため、係止爪32
は縦ガイドレール26の係止孔27から外れる。そして、足
載せ台25を所定高さ位置までずらしてから、再度係止爪
32を係止孔27に嵌まるように足載せ台25を水平状に戻す
ことより、足載せ台25を所望の高さに調節できる。
【0022】なお、児童が高学年になって足載せ台25が
使用になった場合は、左右縦ガイドレール26における下
端部の係止孔27に係止爪32が係止するように、足載せ台
25を下降させておけば良い。また、高学年の児童にあっ
ては、第2ガイド溝9bの箇所に沿って座体3を垂直方向
に高さ調節すれば良い。
【0023】図11は後述する橇体の斜視図、図12は橇体
と後述するガイドレールとの関係を示す平面図であり、
これら図11及び図12と図1、図3、図5を参照しなが
ら、座体3の前後移動支持手段11について説明する。前
記角パイプ状の水平杆12の上面には、座体3の前後移動
ガイド手段として、左右一対の前後長手のガイドレール
40を固定している。ガイドレール40には、前後方向に長
手の補強リブ41a,41b を設けている。
【0024】図5に示すように、前記各ガイドレール40
は断面上向き開口C字状であり、上端の開口縁に一対の
支持片40aを形成されている。左右ガイドレール40内に
は、当該ガイドレール40と協働して座体3の前後動をガ
イドするための橇体42を摺動自在に嵌挿し、この橇体42
を座体3の下面にねじ止めにて固着している。前記橇体
42は、ナイロン等の合成樹脂製またはガラス短繊維混入
のガラス強化プラスチック(ナイロン等)製である。図
11に示すように、橇体42は、広幅面中央に窓孔44を形成
した基板43を備えており、基板43に、窓孔44内において
下向き凸状に延びる片持ち梁状の弾性橇片45を一体的に
形成している。基板43の前後部位には、座体3の下面に
ネジ47にて取付けるためのブラケット46が一体成形され
ている。
【0025】橇体42における基板43の幅寸法は、前記ガ
イドレール40の内部に遊嵌すると共に支持片40aの間か
ら上向き抜け不能となる程度に設定されている。この橇
体42に上下方向の圧縮力が作用しない状態では、前記弾
性橇片45の下端からブラケット46の上面までの上下距離
は大きく伸びており、前記圧縮力が作用すると、片持ち
梁状の弾性橇片45は基板43との連設部から上向きに湾曲
し、当該弾性橇片45の下端からブラケット46の上面まで
の上下距離が縮むことになる。
【0026】そして、前記各ガイドレール40の左右両支
持片40a の上面には、移動抑制手段としてのゴム板等の
摩擦係数の大きいブレーキ板48を接着剤等にて張設して
いる。なお、前記移動抑制手段としてのブレーキ板48は
座体3の下面に張設しても良い。また、前記各ガイドレ
ール40の前後端部には、座体3が前後に抜け出すのを防
止するストッパーを設けている。
【0027】この構成により、児童が座体3に座る等し
て下向きの荷重が掛かるときには、橇体42における弾性
橇片45はその自由端側が上向きに湾曲し、橇体42全体の
高さ寸法が短かくなるから、座体3はガイドレール40の
上面に向かって沈み込み、座体3の下面がガイドレール
40の左右両支持片40a の上面のブレーキ板48の表面に押
しつけられる。この結果、児童が座体3に腰掛けた状態
では当該座体3は前後に移動しなくなる。
【0028】他方、児童が腰を上げて座体3に対する下
向きの荷重が解除されると、弾性橇片45自体の弾性復元
力により、前記座体3下面とブレーキ板48との接触が解
除されるように浮き上がるから、児童であっても、手で
の押し引きによって座体3をガイドレール40に沿って任
意の位置に前後移動させることができる。図13は第2実
施形態を示す。この実施形態では、座体3の下面の前後
に適宜隔てて固定した前後一対の橇体42における前後両
弾性橇片45の側面に連結孔49を穿設し、この前後両弾性
橇片45を平面視コ字状等連結棒50にて連結している。
【0029】この構成によると、例えば、座体3の前寄
り部位にのみ体重を掛けたときには、その前寄り部位の
橇体42における弾性橇片45が撓むことにより、当該弾性
橇片45は上向きに変位すると同時に、ガイドレール40の
長手方向にも変位するから、前記連結棒50を介して他方
(後寄り部位)の橇体42における弾性橇片45をガイドレ
ール40の長手方向に変位させることになり、結果とし
て、前記他方の橇体42の上下距離を自動的に縮めること
ができる。従って、この座体3はほぼ水平状に沈み込む
から、ブレーキ板48のほぼ全長にわたって座体3下面を
当接させて前後移動を効率良く抑制することができる。
【0030】図14及び図15に示す第3実施例であり、こ
のうち図14は要部側断面図、図15は図14のXV−XV視断面
図である。この実施形態では、水平杆12の上面に左右一
対の前後長手の支持フレーム51を固定して設ける一方、
座体3の下面には、前記左右両支持フレーム51に対し
て、下片52a が載置し得る前後長手のガイドレール52を
固定している。この各ガイドレール52の下片52a または
前記支持フレーム51の上面には、移動抑制手段としての
ブレーキ板48を張設している。
【0031】前記支持フレーム51には、下端を中心にし
て前後回動する前後対の回動リンク53を設け、各回動リ
ンク53の先端にそれぞれ押圧回転体54を回転可能に枢支
し、押圧回転体54がガイドレール52の上片と下片52aと
の間に位置するように嵌挿する。更に、前記左右両側の
回動リンク53を連結する連結体56と支持フレーム51とを
圧縮バネ等の上向き付勢手段55にて連結している。
【0032】この構成により、座体3に体重等の下向き
荷重が作用すると、前記付勢手段の55の力に抗して、全
ての回動リンク53が下向き回動すると共に座体3のガイ
ドレール52の下片52aが支持フレーム51に当接するよう
に沈み込み、その間の移動抑制手段としてのブレーキ板
48により、座体3の前後移動は阻止(抑制)されること
になる。
【0033】反対に、座体3に対する下向き荷重が解除
されると、付勢手段55の付勢力により、全ての回動リン
ク53が上向き回動して、座体3におけるガイドレール52
の下片52aがブレーキ板48から離間するように上昇す
る。この状態では、前記の前後移動抑制力が作用せず、
しかも、複数の押圧回転体54にてガイドレール52が支持
された状態であるから、座体3を軽い力で前後に移動さ
せることができるのである。
【0034】なお、この第3実施例において、回動リン
ク53を上向き回動させる(換言すると、座体3を上昇さ
せる)ための付勢手段は回動リンク53に基部等に装着す
るねじりばねであっても良い。また、前後長手のガイド
レール53は横向きコ字状のものを左右両側に対峙させて
座体3下面に固定しても良い。さらに、押圧回転体54は
回転コロであっても良いし、ベアリングそのものであっ
ても良いのである。
【0035】
【発明の奏する効果】本発明によると、椅子の使用者は
手で座体を任意の前後位置に移動させることができるか
ら、児童等の使用者は、その身体の大きさに応じて正し
い姿勢で椅子を使用することができる。更に、児童が机
に使用する場合、椅子を机天板の下方に部分的に入り込
ませた状態であっても、座体を後退させることにより、
机天板の下方に、児童の下半身を容易に入り込ませ得る
スペースを空けることが可能となる。従って、椅子を机
天板の下方に部分的に入り込ませた状態であっても、椅
子に容易に乗り降りし得るのであり、その結果、椅子の
使い勝手を向上できる効果を有する。
【0036】特に、請求項2のように座体を背もたれの
後方に向けて後退させ得る構成にすると、机天板の下方
にスペースを空けることを確実ならしめることができる
から、児童用椅子として特に好適である。加えて請求項
3の構成にすると、座体の高さを調節できると共に、身
長の低い使用者の場合は足を足載せ台にのせて適正な姿
勢で無理なく腰掛けることができるから、児童用の椅子
としてより一層好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】児童用椅子の側断面図である。
【図2】児童用椅子の平面図である。
【図3】図2のIII- III線矢視拡大断面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】図3のV−V線矢視断面図である。
【図6】摺動体の内側面図である。
【図7】操作カム体の内側面図である。
【図8】足載せ台の平面図である。
【図9】図8のIX−IX線矢視拡大断面図である。
【図10】足載せ台の高位置調節手段の部品斜視図であ
る。
【図11】橇体の斜視図である。
【図12】橇体とガイドレールの位置関係を示す平面図で
ある。
【図13】第2実施例の部品の斜視図である。
【図14】第3実施例の要部側断面図である。
【図15】図14のXV−XV線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 椅子 2 脚枠(脚体) 2a 側板 3 座体 4 背もたれ 12 座受け体としての水平杆 40 ガイドレール 42 橇体 45 弾性橇片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座体と、該座体を支持する脚体とを備え、
    前記座体を、椅子の使用者が手で押し引きするだけで任
    意に前後移動させ得るよう、ガイド手段を介して脚体に
    取付けていることを特徴とする椅子。
  2. 【請求項2】「請求項2」おいて、背もたれを備えてお
    り、前記座体を、背もたれよりも後方に向けて任意に後
    退させ得るよう、ガイド手段を介して脚体に取付けたこ
    とを特徴とする椅子。
  3. 【請求項3】「請求項1」又は「請求項2」において、
    前記脚体に座受け体を高さ調節自在に取付け、この座受
    け体に、前記座体を、椅子の使用者が手で押し引きする
    だけで任意に前後移動させ得るようガイド手段を介して
    装着し、更に、前記脚体には足載せ台を設けていること
    を特徴とする椅子。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006110157A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Wippaazu:Kk 幼児用椅子

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JP2006110157A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Wippaazu:Kk 幼児用椅子

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