JPH09107589A - 配管内通信システム - Google Patents

配管内通信システム

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JPH09107589A
JPH09107589A JP26413095A JP26413095A JPH09107589A JP H09107589 A JPH09107589 A JP H09107589A JP 26413095 A JP26413095 A JP 26413095A JP 26413095 A JP26413095 A JP 26413095A JP H09107589 A JPH09107589 A JP H09107589A
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JP
Japan
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signal
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JP26413095A
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Yasuhide Tsuchida
泰秀 土田
Akira Koizumi
章 小泉
Fumitaka Fukushima
文隆 福島
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Toyo Keiki Co Ltd
Original Assignee
Toyo Keiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管内通信を1:nで行う配管内通信システ
ムにおいて、各配管内に配備された送受信機に中継機能
を持たせることにより、伝送距離が長い送受信機に対し
て信頼性の高いデータ伝送を行うことが可能な配管内通
信システムを提供する。 【解決手段】 データの通信を配管内を通信路として使
用し、中継点において送受信を行うことにより配管内通
信を1:nで行う配管内通信システムにおいて、データ
の入出力制御を行うためのコントロールパネル4と、前
記コントロールパネル4との間でデータの入出力を行う
ための配管路の複数の中継点に各々配備された送受信機
3と、を備え、前記複数配備された各送受信機3は、コ
ントロールパネル4の有するルート情報に応じて、特定
の中継点に配備された送受信機3に対して信号を送受信
する中継機能を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータの通信を配管内を
通信路として使用し、中継点において送受信を行うこと
により配管内通信を1:nで行う配管内通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば水道やガスの使用量等のデ
ータ(検針データ)を通信システムを介してセンターで
集中的に収集するシステムが構築されている。例えば、
データの通信を配管内を通信路として使用し、音波等を
利用して通信先に配備された送受信機との間でデータの
やりとりを効率的に行い、コントロールパネルと各送受
信機との配管内通信を1:1で行うシステムが提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の通信システムには次のような課題がある。コント
ロールパネルと送受信機間の伝送距離が長い場合には、
音波等の伝送波は減衰するためデータの伝送ができない
場合が生ずる。従って、1つのコントロールパネルより
通信できるエリアが限定され、管理システムが複雑化す
る。これに対し、通信路の中間に中継機(増幅器)を別
個に設置する場合には、システムのコストが高くなる。
【0004】本発明は、配管内通信を1:nで行う配管
内通信システムにおいて、各配管内に配備された送受信
機に中継機能を持たせることにより、伝送距離が長い送
受信機に対して信頼性の高いデータ伝送を行うことが可
能な配管内通信システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、データの通
信を配管内を通信路として使用し、中継点において送受
信を行うことにより配管内通信を1:nで行う配管内通
信システムにおいて、データの入出力制御を行うための
信号制御手段と、前記信号制御手段との間でデータの入
出力を行うための配管路の複数の中継点に各々配備され
た送受信手段と、を備え、前記複数配備された各送受信
手段は、信号制御手段の有するルート情報に応じて、特
定の中継点に配備された送受信手段に対して信号を送受
信する中継機能を備えたことを特徴とする。
【0006】また、前記信号制御手段は、複数配備され
た各送受信手段より随時データの受信レベルを測定し、
中継点となり得る各送受信手段のうち最も効率的な通信
相手とデータの送受信を行うようにルート情報を書き換
えて制御信号を送信することを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、例えばコントロールパ
ネルより配管内にルート情報を有する制御信号(検針デ
ータ送信要求)を発信すると、例えば各配管路にガスメ
ータ等に対応して設置された第1の送受信機がこれを受
信して第2の送受信機に信号増幅して送信し、第2の送
受信機は第3の送受信機に制御命信号を信号増幅して送
信する、という動作を繰り返すことにより、信号を減衰
することなく各送受信機に伝送することができる。また
各送受信機からは、制御命令に応じたデータ信号(検針
データ報告送信)が送り返され、例えば第3の送受信機
の検針データは第2の送受信機に送信され、また第2の
送受信機は該データを第1の送受信機に送信し、第1の
送受信機は該データをコントロールパネルに送信して、
各送受信機との間で送受信が行われる。
【0008】また、上記コントロールパネルは、制御信
号を送る前に、予めポーリングにより各配管路に配備さ
れた送受信機のデータ受信レベルを測定してルート情報
を決定し、中継点のうち故障している送受信機がある場
合には、通信可能な範囲内にある各送受信機のうち最も
効率的(例えば通信距離が近い等)な通信相手とデータ
の送受信を行うようにルート情報を書き換えた後、制御
信号を発信して各送受信機とのデータの送受信を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例につ
いて添付図面と共に詳述する。図1は通信システムの全
体構成を示す説明図、図2はコントロールパネルと各送
受信機とのデータ通信路を示す説明図、図3は伝送を行
うデータ構成及びデータ通信方法を示す説明図、図4は
送信部または受信部の構成を示す断面図、図5は送受信
機の構成を示すブロックダイアグラムである。
【0010】まず、図1と共に本実施例の通信システム
の基本的な構成について説明する。なお、本実施例では
ガスの自動検針システムを例に挙げて説明する。1は管
路の一例である集合住宅等に配設された既設のガス管で
ある。ガス管1は音波の伝播上、金属管が好ましいが、
音波を目的地(受信装置)まで十分伝播可能であれば合
成樹脂管、土管等でもよい。2は計測手段としての電子
式ガスメータであり、従来公知のメータが用いられる。
このガスメータ2は、ガス管1に流れるガス量から積算
使用ガス量等を検知可能になっている。上記ガスメータ
2が検知した積算使用ガス量等が送信されるデータとな
る。当該データは電気信号として送出される。上記ガス
メータ2から送られた積算使用ガス量等のデータを示す
電気信号は、変調部により変調されて成る変調信号を生
成する。本実施例において変調方式としては、ノイズに
強いスペクトラム拡散方式が採用されている。ノイズ等
の問題がなければAM、FM等の変調方式でもよい。
【0011】3は送受信機であり、ガス管1に取り付け
られている。この送受信機3は、ガスメータ2の近傍に
並んで配設されている。上記送受信機3において、送信
部は、変調部で生成された前記変調信号を音波に変換し
てガス管1へ伝播、送出する。また、受信部は、他の送
信部からガス管1へ送出され伝播して来る前記音波を受
信し、電気信号である変調信号に変換して復調した後、
制御部において通信プロトコルにしたがって送信データ
を作成し、該データを送信部に転送してデータ信号を増
幅して音波に変換してガス管1へ送出する。本実施例に
おいてはガス管1には管路に沿って複数の送受信機3が
配備されており、各送受信機3は中継機能を備え、ガス
管1を伝播して来る音波を受信してこれを増幅して予め
アドレスが指定された他の送受信機3に送信するように
構成されている。
【0012】4は信号制御手段としてのコントロールパ
ネル(センター)であり、上記送受信機3との間で、デ
ータの入出力を一元的に集中管理を行い(例えばガス使
用料等が計算される)、送受信機3に対して制御信号を
送信する。上記コントロールパネル4には、入力された
数値に基づき演算を行ったり、各部の動作を制御する制
御命令を発するMPU(マイクロプロセッサ)、該MP
Uのワークエリアとして使用され、各種データの一時保
存等を行うRAM、上記MPUの制御プログラム等を記
憶したROM等が設けられている。
【0013】次に図4を参照して、送受信機3の具体例
について説明する。5は筐体であり、ガス管1へ取り付
けられる。筐体5はガス管1と共に埋設されるので、合
成樹脂で気密に形成されている。6はコイルであり、磁
性体のコア7に電線を巻回して成る。このコイル6は、
変調部または復調部へ電気的に接続されている。8は振
動板であり、磁性体で形成されている。振動板8は筐体
5下部に振動可能に取り付けられている。筐体5がガス
管1へ取り付けられた際に、振動板8はガス管1へ下面
が接触するようになっている。送信部の場合、振動板8
の振動によりガス管1へ音波を送出し、受信部の場合、
ガス管1を伝播して来る音波を振動板8が受信すると振
動する。なお、振動板8は送信部の場合、磁性材料で形
成され、受信部の場合、永久磁石で形成されている。
【0014】また、送信部の場合、コイル6に変調部の
出力である変調信号が入力され、コイル6は変調信号に
応じて励磁される。その結果、磁性材料で形成された振
動板8は変調信号に応じて振動し、ガス管1へ音波を送
出可能になる。一方、受信部の場合、ガス管1を伝播し
て来る音波を、永久磁石で形成された振動板8が受信
し、該振動板8が振動すると、コイル6に誘導電圧が発
生する。この誘導電圧を検出することにより、音波を変
調信号に変換可能となる。
【0015】次に、図5を参照して送受信機3のより詳
しい構成について説明する。9は制御部であり、MP
U,ROM,RAM等を装備しており、ガスメータ2か
らのデータ(ガスメータ2の識別、使用水量等の計測デ
ータ等)や受信部より他の送受信機3からのデータを受
信し、復調部との間の通信プロトコルにしたがって当該
データを所定のフォーマットに変換して、送信部に転送
する。
【0016】次に変調部10の構成について説明する
と、11は符号化部であり、所定のフォーマットに変換
されたデータをコード化する。本実施例の場合、2進数
のコードに変換する。12は波形生成部であり、符号化
部11で2進コード化されたデータを、変調をかけたデ
ィジタル信号に変換する。13はD/Aコンバータであ
り、波形生成部15で生成されたディジタル信号をアナ
ログ信号に変換する。14はアンプであり、D/Aコン
バータ13で変換されたアナログ信号を所定電圧レベル
のアナログ信号に増幅する。この増幅されたアナログ信
号が送信部へ送られ、送信部からガス管1へ音波を送出
可能になる。
【0017】次に復調部15の構成について説明する
と、16はアンプであり、送信部からガス管1を介して
送信されて来た音波であって、受信部が受信し、コイル
6の誘導電圧として現れた電圧を所定電圧レベルのアナ
ログ信号に増幅する。17はA/Dコンバータであり、
アンプ16で増幅されたアナログ信号をディジタル変換
する。18は検波部であり、乗算回路を含み、A/Dコ
ンバータ17でディジタル変換された信号を検波する。
19はフィルタであり、本実施例では4個の周波数フィ
ルタ19a(各フィルタ19aのフィルタリング周波数
はそれぞれ異なっている)を並列に配設して成る。各フ
ィルタ19aは検波部18で検波された信号を所定の周
波数(帯域)でフィルタリングする。20は復号部であ
り、各フィルタ19aによりフィルタリングされたそれ
ぞれの周波数(帯域)の出力電圧を積算し、予め定めら
れた代数処理を施し、送信部から送信されたデータ(ガ
スメータ2の識別、使用水量等の計測データ等)を復号
する。上記フィルタ19で検波信号をフィルタリング
し、復号部20で復号することによりスペクトラム拡散
方式の処理が行われる。なお、スペクトラム拡散方式に
おける処理は公知の方式が採用される(例えば、R.
C.ディクソン著、「最新スペクトラム拡散通信方式
(発行:ジャテック出版)」参照)。
【0018】次に、コントロールパネルと各送受信機と
のデータ通信路、伝送を行うデータ構成及びデータ通信
方法について図2及び図3を参照して説明する。本実施
例における配管用通信システムは、ガス管1を通信路と
しており、配管経路としてはスター型或いはバス型のう
ちいずれの通信路でも採用でき、各通信路に配備された
送受信機3を中継機としてパケット単位による通信を行
う。例えば、図2に示す2階建ての集合住宅に対する配
管路を用いて説明する。以下の説明では、コントロール
パネル4をセンター(Ce)、通信路に配備された送受
信機3をノード(子機)A,B,C,D,E,F,G,
Hとして説明する。センター(Ce)は、通信路全体の
ルーティング情報の管理やポーリングの指示、検針デー
タの収集、通信パケットの中継、非常事態発生時の各ノ
ードへの通報、電話回線に接続するノードを介しての管
理センターとの通信、ガスボンベの元栓の開閉、或いは
動作不良ノードの管理等を行う。上記センターが持つル
ーティング情報は、直接通信可能なノード迄の距離、
各ノードへのルーティング、電話回線と接続できる
ノード等である。また、各ノード(子機)は、センター
からのポーリング応答要求に対する応答、検針データの
センターへの送信、通信パケットの中継、住宅内のホー
ムコントローラとの通信、非常事態発生時のセンターへ
の通報、元栓の開閉、或いはメータ内の遮断弁の閉鎖等
を行う。上記各ノードが持つルーティング情報は、直
接通信可能なノード迄の距離、自分よりもセンター側
にあるノードとその順序、自分より非センター側(セ
ンターより遠い方向)にあるノードとその順序等であ
る。
【0019】通信動作について説明すると、通常の検針
データ収集は、センター(Ce)が順次各ノードを呼び
出してその呼び出しに応答するかたちをとり、各ノード
からセンターの呼び出しは行わない。上記センターが通
信を統率することにより、パケットの衝突を回避するこ
とができる。但し、緊急連絡や,電話回線接続ノードか
らのセンター呼び出しは、子機からセンターを呼び出す
ものとする。
【0020】また、上記センターは、定期的なポーリン
グにより応答のないノードは、不良ノードとしてセンタ
ーで管理し、管理センターへ連絡する。そして、不良ノ
ードが改善されるまで、その両側のノードは不良ノード
をとばして通信を行う。また、定期的なポーリングで発
見できずに、通信中に不良ノードを発生した場合には、
その両側のノードは定期的ポーリングでセンターが作成
した通信可能ノードの距離表を用いて、次に近いノード
を選んで不良ノードをとばして通信を行う。
【0021】また、システムに新しいノードを追加した
場合には、新しいノードが周辺のノードへ自分が挿入さ
れたことをセンターへ知らせるように呼びかける。その
呼びかけを受けたノードは、その情報をセンターへ通報
する。センターは、そこで、システム全体にポーリング
をかけ、新しいノードの配置表,距離表,ルーティング
を作成する。なお、ノードが撤去された場合には、不良
ノード発生時と同じ処理を行えば良い。
【0022】ここで、センターが行うポーリングの目的
及び方法について説明する。ポーリングは、ノードの設
置状況,該設置状況に応じたルーティングの決定のため
定期的に行われる。ポーリングは以下の手順で行われ
る。 (1)センターが各ノードに対して応答要求を出す。 (2)各ノードの受信レベルより距離を判定し、センタ
ーは直接通信可能なノード、各ノードへの距離について
表を作成する。 (3)センターから最も近いと思われるノードに対して
ポーリングに対してポーリング開始を指示する。 (4)指示を受けたノードは、各ノードに対して応答要
求を出し、(2)と同じ表を作成する。 (5)ポーリングを行ったノードは、最も近いと思われ
るノードにポーリング開始を指示する。(このときポー
リングを終了しているノードは除かれる。) (6)上記(4)(5)の動作を繰り返し行い、次にポ
ーリングを指示するノードがなくなれば、ポーリングを
指示したノードに終了を伝える。 (7)ポーリング終了を受けたノードは、そのノードに
指示を出したノードへポーリング終了を伝える。このと
き、そのノードより非センター側のノードのアドレスを
通信データとして送る。 (8)上記(7)を繰り返すことにより、ポーリング終
了をセンターへ伝える。 (9)一番近いノードからポーリング終了を受けたセン
ターは、順次近いノードにポーリング開始の指示を出
す。このとき、ポーリングが終了しているノードは除か
れる。 (10)センターから直接通信可能なノードが全てポー
リングを終了すれば、ポーリングを終了する。 以上の動作で各ノードに作成される直接通信可能なノー
ド、各ノードへの距離との関係について表を例示すると
以下のようになる。センター及び子機は括弧内に示すノ
ード番号により表示するものとする。なお、初期データ
として、各ノード間の距離(図2参照)のみを与え、ポ
ーリング応答要求を出すときに、一定の距離のノードま
では通信可能であるがそれ以上は通信不能として非要求
ノードへの伝達は行わないものとした。また今回の通信
可能距離は10mに設定した。
【表1】 表1に基づいて、図2においてセンターからのデータ通
信路をノード番号で示すと次のようになる。 下りパス(センターからノード向け) 01→02→03→04→05→06→07→08
【表2】 表2に基づいて、図2においてノード05からのデータ
通信路をノード番号で示すと次のようになる。 下りパス(センターからノード向け) 06→07→08 上りパス(ノードからセンター向け) 00
【0023】次に、図3を参照して通信データ、即ちパ
ケットの構成について説明する。図3(a)において、
ヘッダ,フッタは、それぞれパケットの開始,終了を示
す符号である。区別は、ノードからセンター方向、或い
はセンターからノード方向かのパケットの通信方向を表
す区分である。送信先は、パケットの送信先のアドレス
情報を示す。送信元は、パケットの送信元のアドレス情
報を示す。中継先は、パケットを次に中継するノードの
アドレス情報を示す。コマンドは、センターからの制御
命令を示す。通信データは、各ノード或いはセンターが
持つルーティング情報を示す。
【0024】次に、通信データの伝送例について図3
(b)〜(g)を参照して説明する。本実施例は、図2
において、センター(Ce)から子機G(ノード番号
(07))へ伝送する場合について説明する。前述した
ように、センター(Ce)はポーリングによりルートデ
ータをもっており、センターは通信可能距離内で最も効
率の良いルートを選択して通信データを送信する。図3
(b)は、センター(ノード番号(00))より子機E
(ノード番号(05))を中継して子機G(ノード番号
(07))へ通信データ(検針データ送信要求)を送信
する。この通信データは全装置(子機A〜G)に対して
伝送されるが、自分のノード番号で無い場合(本実施例
の場合、子機A〜Dに相当)には、応答を返さない。ま
た、下流側にデータを管理する装置(本実施例では子機
Eに相当)がある場合には、下流側へデータを伝送する
ものとする。
【0025】次に、図3(c)に示すように、装置Eで
は図3(b)のデータのうち、中継元(ノード番号(0
5))と中継先(ノード番号(06))を書き換えて下
流側へ伝送する。また、図3(d)に示すように、装置
Fでは図3(c)のデータのうち、中継元(ノード番号
(06))と中継先(ノード番号(07))を書き換え
て下流側へ伝送する。
【0026】次に、図3(e)に示すように、装置Fで
は自分自身に対するデータであるので、データの通信方
向をノードからセンター方向とし、子機G(ノード番号
(07))より子機F(ノード番号(06))を中継し
てセンター(ノード番号(00))へ通信データ(検針
データ報告要求)を送り返す。
【0027】次に、図3(f)に示すように、装置Fで
は図3(e)のデータのうち、中継元(ノード番号(0
6))と中継先(ノード番号(05))を書き換えて下
流側へ伝送する。また、図3(g)に示すように装置E
では、図3(f)のデータのうち、中継元(ノード番号
(05))と中継先(ノード番号(00))を書き換え
て伝送し、送信先であるセンター(ノード番号(0
0))へ到達してデータの送受信が完了する。上記動作
を繰り返すことにより、配管路に配備された各送受信機
との間でデータの送受信が行われる。
【0028】上記構成によれば、先ず配管路に配備され
る送受信機3にデータを増幅して送受信する中継機能を
持たせることにより、データ(音波)が減衰することな
く伝送でき、長距離伝送が可能となる。また、末端の送
受信機3では一定の信号レベルで信号を受信できるた
め、信頼性の高いデータ伝送を行うことが可能となる。
また、各送受信機3が中継機能を持つことにより、中継
機(増幅器)を設置する必要がなく、更には1つのセン
ターで監視できる子機のエリアが広がるため、多くの需
要家を一括して集中管理することができるので、システ
ムを簡略化できる。
【0029】また、センターは、ポーリングを随時行う
ことによりルート情報を書き換えているため、仮に中継
する送受信機3が故障した場合でも、別の通信ルートを
選択して通信することができる。また、ポーリングを行
うときに、各送受信機3の受信レベルを測定して、信号
を増幅させるため、受信レベルが完全に読めなくなる事
態は起こり難く、確実に送受信を行うことが可能とな
る。
【0030】この集中検針システムはガスの使用量に限
らず、配管路として水道管を利用した水道の使用料検針
システムや、配管路を確保できれば電気使用量等、種々
のデータの収集を行うことができる。以上、本発明の好
適な実施例について種々述べてきたが、本発明は上述の
実施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸脱しな
い範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】本発明は、前述したように、配管路に配
備される送受信手段にデータを増幅して送受信する中継
機能を持たせることにより、データ(音波)が減衰する
ことなく伝送でき、長距離伝送が可能となる。また、末
端の送受信手段では一定の信号レベルで信号を受信でき
るため、信頼性の高いデータ伝送を行うことが可能とな
る。また、各送受信手段が中継機能を持つことにより、
中継機(増幅器)を設置する必要がなく、更には1つの
信号制御手段で監視できる送受信手段のエリアが広がる
ため、多くの需要家を一括して集中管理することができ
るので、システムを簡略化できる。
【0032】また、信号制御手段は、ポーリングを随時
行うことによりルート情報を書き換えているため、仮に
中継する送受信手段が故障した場合でも、別の通信ルー
トを選択して通信することができる。また、ポーリング
を行うときに、各送受信手段の受信レベルを測定して、
信号を増幅させるため、受信レベルが完全に読めなくな
る事態は起こり難く、確実に送受信を行うことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信システムの全体構成を示す説明図である。
【図2】コントロールパネルと各送受信機とのデータ通
信路を示す説明図である。
【図3】伝送を行うデータ構成及びデータ通信方法を示
す説明図である。
【図4】送信部または受信部の構成を示す断面図であ
る。
【図5】送受信機の構成を示すブロックダイアグラムで
ある。
【符号の説明】
1 ガス管 2 ガスメータ 3 送受信機 4 コントロールパネル 5 筐体 6 コイル 7 コア 8 振動板 9 制御部 10 変調部 11 符号化部 12 波形生成部 13 D/Aコンバータ 14,16 アンプ 15 復調部 17 A/Dコンバータ 18 検波部 19 フィルタ 20 復号部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの通信を配管内を通信路として使
    用し、中継点において送受信を行うことにより配管内通
    信を1:nで行う配管内通信システムにおいて、 データの入出力制御を行うための信号制御手段と、 前記信号制御手段との間でデータの入出力を行うための
    配管路の複数の中継点に各々配備された送受信手段と、
    を備え、 前記複数配備された各送受信手段は、信号制御手段の有
    するルート情報に応じて、特定の中継点に配備された送
    受信手段に対して信号を増幅して送受信する中継機能を
    備えたことを特徴とする配管内通信システム。
  2. 【請求項2】 前記信号制御手段は、複数配備された各
    送受信手段より随時データの受信レベルを測定し、中継
    点となり得る各送受信手段のうち最も効率的な通信相手
    とデータの送受信を行うようにルート情報を書き換えて
    制御信号を送信することを特徴とする請求項1記載の配
    管内通信システム。
JP26413095A 1995-10-12 1995-10-12 配管内通信システム Pending JPH09107589A (ja)

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JP (1) JPH09107589A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042400A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Sony Corp 情報伝達装置

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JP2003042400A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Sony Corp 情報伝達装置

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