JPH09107323A - 簡易型携帯電話システム - Google Patents

簡易型携帯電話システム

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Publication number
JPH09107323A
JPH09107323A JP7261145A JP26114595A JPH09107323A JP H09107323 A JPH09107323 A JP H09107323A JP 7261145 A JP7261145 A JP 7261145A JP 26114595 A JP26114595 A JP 26114595A JP H09107323 A JPH09107323 A JP H09107323A
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JP
Japan
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base station
control channel
interference
maintenance mode
basic base
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JP7261145A
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English (en)
Inventor
Kumiko Murakami
久美子 村上
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易型携帯電話システムに関し、自基地局の
送信電波を監視して、自基地局の制御チャネルと他基地
局の制御チャネルとの干渉を検出することができること
を目的とする。 【解決手段】 基本基地局1に増設基地局2が増設され
ている構成を前提としている。基本基地局1には、何ら
かの事象変化を契機にして増設基地局2に対して保守モ
ードへの切り換え指示を与える保守モード指令手段1a
を備え、増設基地局2には、保守モード指令手段1aか
らの指令を受けて基本基地局1が送信する制御チャネル
の品質を測定して制御チャネルに干渉があるかどうかを
後で判定するための情報を出力する制御チャネル品質測
定手段2aを備える。これによって、基本基地局10か
らの送信電波に干渉が発生しているかどうかの検出を行
うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は簡易型携帯電話シス
テム(PHS:Personal Handyphone System)にに関
し、特にある公衆用基地局で使用される論理制御チャネ
ルと近接する複数の公衆用基地局で使用される論理制御
チャネルとの干渉を監視し、回避することができる簡易
型携帯電話システムに関する。
【0002】近年の移動通信システムの普及および規模
の拡大に伴い、無線チャネルを有効に使用し、呼接続率
を低下させることなく安定したサービスを提供すること
が要求されている。このため、制御チャネルでの干渉が
発生すると、呼接続ができなくなるため、制御チャネル
の干渉を監視し、干渉がある場合にはこれを回避する必
要がある。
【0003】
【従来の技術】簡易型携帯電話システムの公衆用基地局
(以下、基地局という)においては、制御チャネルの周
波数は、一つの事業者につき1波しか割り当てられてい
ない。このため、複数の基地局が接近している場合に
は、制御チャネルの干渉が発生することになる。基地局
間における制御チャネルの干渉を避けるためには、制御
チャネルの送信タイミングを互いにずらすようにしてい
る。
【0004】図9は論理制御チャネルのスーパーフレー
ム構成を示す図である。基地局より送信される下り論理
制御チャネル(以下、LCCHという)のスーパーフレ
ームは、m個のTDMA(time division multiple acc
ess)フレーム毎に1つずつ割り当てられたタイムスロ
ットをn個集めて構成される。1つのTDMAフレーム
は下り(送信)用の4つのタイムスロットと上り(受
信)用の4つのタイムスロットとから構成され、5ミリ
秒の持続時間を有している。したがって、下りLCCH
は、基地局から5mミリ秒周期で間欠的に送信されるこ
とになる。図示の例では、LCCHは、第1番目のTD
MAフレームであって、さらにその中に4つある下り用
タイムスロットのうち、第1番目のタイムスロットが割
り当てられている。これに対応して、移動局から送信さ
れる上りのLCCHはその第1番目のTDMAフレーム
の上り用タイムスロットのうち、第1番目のタイムスロ
ットになる。これらLCCHのタイムスロットは基地局
が運用を開始するときに選択され、運用開始後は固定さ
れる。
【0005】下りLCCH用として使用され得るタイム
スロットは、1つのTDMAフレームの中に下り用の4
つがあり、さらにこのタイムスロットが含まれるフレー
ムはmフレームの中のいずれかであるので、このmフレ
ームの中には4m箇所の送信タイミングが存在すること
になる。したがって、各基地局におけるLCCHの送信
タイミングを互いにずらすことにより、近接するエリア
内にあっても、複数の基地局にて、同一周波数のLCC
Hを使用することができることになる。
【0006】また、1つの基地局では、通話チャネルが
4つしかないので、必要に応じてその基地局(基本基地
局)に増設公衆用基地局(以下、増設基地局という)を
増設し、基本基地局がカバーする通話チャネル数を増加
させることがある。この増設基地局はシステム規模の拡
大に伴って増えていく傾向にある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】簡易型携帯電話システ
ムでは、各基地局が運用を開始するときに、その時点で
すでに運用している基地局が送信しているLCCHと干
渉しないと思われるLCCHの送信タイミングが選択さ
れ決定される。しかし、この送信タイミングは、受信タ
イミングと時間的に異なるため、自基地局が送信したL
CCHを受信することはできない。このため、基地局は
自分の送信電波の監視を行うことができず、自基地局が
送信しているLCCHに干渉が生じているかどうかを検
出することができないという問題点がある。
【0008】これは、相互に運用中の基地局のうちのい
ずれかが、何らかの理由で再起動したような場合、その
基地局は干渉が起こらないと思われるLCCH送信タイ
ミングを選択して立ち上がることになるが、このとき、
LCCH送信タイミングが停止前の送信タイミングと異
なって他の基地局のLCCHに干渉を生じさせるような
ことがあっても、その基地局はその干渉を自分で検出す
ることができないことを意味する。
【0009】結果として、移動局からの受信電波の品質
が悪化したとしても、それは移動局の異常によるものな
のか、送信電波に干渉が生じているのかを判断すること
ができず、呼接続率が低下することになる。このような
場合、各基地局に干渉を検出することができる干渉検出
装置を設置すればよいが、コスト的に問題がある。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、自基地局の送信電波を監視して、LCCHの
干渉を検出することができる簡易型携帯電話システムを
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理図である。本発明の簡易型携帯電話シス
テムは、基本基地局1に増設基地局2が増設されている
構成を前提としている。基本基地局1には、保守モード
への指示を与える保守モード指令手段1aが備えられ、
増設基地局2には、保守モード指令手段1aからの指令
を受けて基本基地局1が送信する制御チャネルの品質を
測定して制御チャネルに干渉があるかどうかを判定する
ための情報を出力する制御チャネル品質測定手段2aが
備えられている。なお、符号3は基本基地局1および増
設基地局2に接続された交換機、4は基本基地局1およ
び増設基地局2の状態や通話状態を監視する保守監視シ
ステムを示している。
【0012】保守モード指令手段1aは、何らかの事象
変化を契機にして増設基地局2に対し、保守モードの開
始を指示する。増設基地局2では、基本基地局1が送信
している制御チャネルを受信し、その制御チャネルの品
質を測定する。ここで測定された制御チャネルの品質
は、基本基地局に干渉が生じているかどうかの判断に使
用される。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概略について図面
を参照して説明する。図1は本発明による簡易型携帯電
話システムの原理構成を示す図である。
【0014】本発明の簡易型携帯電話システムは、基本
基地局1に通話チャネル数を増加させることを目的とし
た増設基地局2が設置されていることを基本構成として
いる。基本基地局1は保守モード指令手段1aを備え、
増設基地局2は保守モード指令手段1aからの指令を受
けるように接続され、基本基地局1が送信する制御チャ
ネル(LCCH)を受信するようにした制御チャネル品
質測定手段2aを備えている。基本基地局1および増設
基地局2は交換機3に接続され、この交換機3は公衆回
線に接続されている。交換機3は、また、基本基地局1
および増設基地局2を含むすべての基地局を保守および
監視する保守監視システム4が接続されている。
【0015】上記の構成において、この簡易型携帯電話
システムが運用中に、たとえば基本基地局1が移動局か
らの異常電波を受信したような場合に、保守モード指令
手段1aは、増設基地局2に対し、保守モードの開始指
示および保守モードに必要なLCCHに関する情報を送
出する。増設基地局2では、保守モード指令手段1aか
らの保守モードの開始指示を受けて保守モードの動作を
開始し、制御チャネル品質測定手段2aではLCCHに
関する情報を基に基本基地局1が送信しているLCCH
を受信し、そのLCCHの品質を測定する。ここで測定
されたLCCHの品質は、基本基地局1または保守監視
システム4に送られ、基本基地局1または保守監視シス
テム4において基本基地局1に干渉が生じているかどう
かの判断を行い、干渉が生じていると判断された場合に
は、LCCHの送信タイミングを再設定する処理を実行
して干渉回避を行う。
【0016】次に、本発明の実施の形態を詳細に説明す
る。図2は本発明の簡易型携帯電話システムの構成を示
すブロック図である。基本基地局10は、アンテナに接
続された無線区間送受信部11と、無線区間と有線区間
との間の中継機能を有する呼処理制御部12と、交換機
30に接続された有線区間送受信部13と、この基本基
地局10を運用するためのプログラムや必要なデータを
記憶する情報記憶部14と、この基本基地局10のアラ
ーム状態などを監視する保守監視制御部15と、増設基
地局20との間で通信を行う基地局間通信部16とから
構成されている。
【0017】増設基地局20は、基本基地局10と同じ
ように、無線区間送受信部21と、呼処理制御部22
と、交換機30に接続された有線区間送受信部23と、
情報記憶部24と、保守監視制御部15と、基本基地局
10との間での通信を制御する基地局間通信部26とか
ら構成されている。
【0018】交換機30には、基本基地局10および増
設基地局20を保持および監視する保守監視システム4
0が接続されている。基本基地局10および増設基地局
20において、無線区間送受信部11,21では、アン
テナに接続されてLCCHの送受および通話チャネルを
割り当てる制御を行っている。特に、増設基地局20の
無線区間送受信部21は、さらに、制御チャネル品質測
定などの機能を有している。有線区間送受信部13,2
3は交換機30との間のインタフェースの制御を行って
いる。呼処理制御部12,22では、信号の乗せ替えな
ど両端の異なるインタフェース間のデータ伝送を保証す
るような制御を行う。情報記憶部14,24はたとえば
ランダムアクセスメモリなどから構成されるメモリであ
り、トラフィック情報、課金情報、プログラム、または
基地局に割り振られた番号など、運用に必要なデータが
入っている。
【0019】保守監視制御部15,25は、主として、
アラーム関係の監視を行う部分であり、基地局のそのと
きの状態を監視して、何らかの障害が起きたときには障
害をアラーム情報として保守監視システム40に送信す
る機能を有し、これに加えて、保守監視制御部15では
保守モード指令、干渉判定、制御チャネル送信タイミン
グ再設定処理などの機能を有している。
【0020】保守監視システム40は、基本基地局10
および増設基地局20における状態の監視、通話状態の
監視などを行っている。保守監視システム40は、ま
た、増設基地局20にて測定されたLCCH品質を表す
情報を受けて干渉判定を行ったり、LCCHに干渉があ
ると判断したときには、基本基地局10に対してLCC
Hの送信タイミングを再設定して干渉回避を行わせるな
どの制御機能を有している。
【0021】次に、上記構成の簡易型携帯電話システム
の詳細な動作について説明する。図3は制御チャネル干
渉検出の処理の流れを示す図である。まず、基本基地局
10の、たとえば保守監視制御部15において、LCC
Hに干渉が発生していると思われるような事象が発生し
た場合、保守監視制御部15は基地局間通信部16を通
じて増設基地局20に対して保守モード開始指示を与え
る。このとき、増設基地局20には、LCCHの周波
数、LCCHに割り当てられたスロット、測定するとき
に何個のスロットを測定するかの単位を指示するスロッ
ト数、およびLCCHのスロットが含まれるTDMAフ
レームを指示する受信タイミングのパラメータが通知さ
れる。増設基地局20では、この指示を受けて、保守監
視制御部25が基本基地局10に対して保守モード開始
応答を返す。
【0022】保守監視制御部25は、無線区間送受信部
21に対して、受信したパラメータとともにLCCH受
信開始指示を与える。無線区間送受信部21は保守監視
制御部25にLCCH受信開始応答を返すと、次に、基
本基地局10が送信するLCCH受信を開始し、LCC
H品質の測定を開始する。ここでは、測定は、パラメー
タによって特定されたタイムスロットの位置にて、本来
は送信タイミングにあるところを上りLCCHの受信タ
イミングにして、基本基地局10が送信した電波を受信
し、NGスロット数の測定を行う。
【0023】このNGスロット数とは、受信した電波の
受信レベルが受信レベルしきい値以上であり、かつ、そ
のスロットの信号の誤り検出のための検査、たとえばC
RC(cyclic redundancy check)の検査にて、CRC
異常を検出したスロットの数である。このNGスロット
数の測定は指定されたパラメータ(スロット数)による
測定時間の間だけ行われる。その後、無線区間送受信部
21は保守監視制御部25にNGスロット数による品質
報告を行い、保守監視制御部25はさらに、基本基地局
10の保守監視制御部15にLCCH品質測定報告を行
う。保守監視制御部15では、NGスロット数を干渉判
定しきい値と比較し、NGスロット数が干渉判定しきい
値未満ならば、正常と判断し、NGスロット数が干渉判
定しきい値以上ならば、制御チャネル干渉と判断する。
【0024】次に、増設基地局20に対して保守モード
開始を指示する契機別に簡易型携帯電話システムの処理
について説明する。図4は制御チャネル干渉検出の第1
の処理形態の流れを示す図である。
【0025】まず、移動局50と基本基地局10とが接
続中に、基本基地局10で行っている品質監視におい
て、移動局50が送信してくる上りLCCH電波の品質
悪化が検出されると、基本基地局10は増設基地局20
に対して保守モード開始指示を与える。すると、増設基
地局20は、もし、別の移動局との接続がある場合に
は、その接続が解除されるのを待って、基本基地局10
に対して保守モード開始応答を返し、運用モードを保守
モードに変更する。次に、基本基地局10は、増設基地
局20に対し、LCCH受信開始指示を与える。このと
き、基本基地局10は、LCCHの周波数およびスロッ
ト、測定するスロット数および受信タイミングを含むパ
ラメータを増設基地局20に通知する。増設基地局20
は基本基地局10に対してLCCH受信開始応答を返
し、基本基地局10が送信するLCCHの受信を開始す
る。増設基地局20は基本基地局10が送信するLCC
Hの品質を測定し、この結果を基本基地局10に報告す
る。基本基地局10では、その報告を基に、自分が送信
するLCCHに干渉が発生しているかどうかの判断を行
う。これによって、基本基地局10からの送信電波に干
渉が発生しているかどうかの検出を行うことが可能にな
る。
【0026】図5は制御チャネル干渉検出の第2の処理
形態の流れを示す図である。この例では、増設基地局2
0を一定時間毎に保守モードにする場合を示している。
基本基地局10には、干渉監視用定期タイマを有し、こ
の干渉監視用定期タイマがタイムアウトする度に、たと
えば1時間間隔で増設基地局20に対して保守モード開
始およびLCCH受信開始の指示を行う。指示を受けた
増設基地局20は、受信したパラメータにより、基本基
地局10が送信するLCCHの受信を開始し、測定結果
を基本基地局10に報告する。基本基地局10は、受信
した測定結果を基に、干渉が生じているかどうかの判断
を行う。これによって、基本基地局10からの送信電波
に干渉が発生しているかどうかの検出を行うことが可能
になる。
【0027】図6は制御チャネル干渉検出の第3の処理
形態の流れを示す図である。この例では、増設基地局2
0を保守モードにする契機を保守監視システム40から
の指示による場合を示している。保守監視システム40
から干渉監視の指示を受信すると、基本基地局10は増
設基地局20に対して保守モード開始およびLCCH受
信開始の指示を行う。指示を受けた増設基地局20は、
受信したパラメータにより、基本基地局10が送信する
LCCHの受信を開始し、測定結果を基本基地局10に
報告する。基本基地局10は、受信した測定結果を基
に、干渉が生じているかどうかの判断を行い、保守監視
システム40に報告する。これによって、基本基地局1
0からの送信電波に干渉が発生しているかどうかの検出
を行うことが可能になる。
【0028】次に、上記の3種類の干渉検出のいずれか
にて、基本基地局10からの送信電波に干渉が発生して
いると判断される場合の以降の処理について説明する。
図7は制御チャネル干渉回避の第1の処理形態の流れを
示す図である。
【0029】基本基地局10において、増設基地局20
からLCCH品質測定報告を受けて、送信電波に干渉が
発生しているとの判断がなされると、増設基地局20に
対してLCCH受信終了の指示をする。増設基地局20
では、基本基地局10にLCCH受信終了応答を返し
て、LCCH受信処理を止める。続いて、基本基地局1
0は増設基地局20に対して保守モード終了の指示をす
ると、増設基地局20は基本基地局10に保守モード終
了応答を返し、保守モードから運用モードに切り換えら
れる。これで、基本基地局10および増設基地局20は
保守モードに入る前の状態に戻る。
【0030】続いて、基本基地局10は、保守モードに
てLCCHに干渉があることを認識しているので、その
後、適当な時期に運用を一旦停止して、LCCH送信タ
イミングの再設定処理を開始する。この再設定処理で
は、LCCH送信タイミングを干渉が起こらないと思わ
れる送信タイミングに設定し、そのタイミングで運用を
開始する。つまり、基地局を立ち上げるときと同じLC
CH送信タイミング設定操作を行う。これによって、基
本基地局10からの送信電波に干渉が発生した場合に、
その干渉を回避することができるようになる。
【0031】図8は制御チャネル干渉回避の第2の処理
形態の流れを示す図である。この例は、増設基地局20
からのLCCH品質測定報告を受けるまでの処理とし
て、上記の3つの干渉検出のいずれでもよいが、好まし
くは、図6に示した保守監視システム40による干渉監
視処理とするのがよい。
【0032】基本基地局10は増設基地局20からのL
CCH品質測定報告を受けて干渉検出をすると、その干
渉検出を保守監視システム40に報告する。次に、保守
監視システム40は干渉監視終了を基本基地局10に指
示し、基本基地局10は増設基地局20にLCCH受信
終了を指示する。増設基地局20はLCCH受信処理を
止めて、基本基地局10にLCCH受信終了応答を返
す。基本基地局10は増設基地局20に対して保守モー
ド終了の指示をすると、増設基地局20は保守モードか
ら運用モードに切り換えられ、基本基地局10に保守モ
ード終了応答を返す。基本基地局10は保守監視システ
ム40に干渉監視終了応答を返す。これで、基本基地局
10および増設基地局20は保守モードに入る前の状態
に戻る。
【0033】続いて、保守監視システム40は、保守モ
ードにてLCCHに干渉があることを認識しているの
で、その後、基本基地局10に対して干渉回避の処理を
するよう指示する。基本基地局10は適当な時期に運用
を一旦停止して、LCCH送信タイミングの再設定処理
を開始する。この再設定処理では、LCCH送信タイミ
ングを干渉が起こらないと思われる送信タイミングに設
定し、そのタイミングで新たに運用を開始することにな
る。これにより、基本基地局10からの送信電波の干渉
が発生した場合に、干渉を回避することができるように
なる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、増設基
地局に基本基地局が送信する制御チャネルを指定された
情報に従って受信する制御チャネル品質測定手段を備え
るように構成した。このため、制御チャネル品質測定手
段による測定結果に基づいて、基本基地局の制御チャネ
ルの干渉検出を行うことが可能になり、干渉を検出した
場合には干渉回避のための処理を行わせることが可能に
なる。また、干渉があっても回避するよう処理されるの
で、干渉発生による呼接続率の低下を抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による簡易型携帯電話システムの原理構
成を示す図である。
【図2】本発明の簡易型携帯電話システムの構成を示す
ブロック図である。
【図3】制御チャネル干渉検出の処理の流れを示す図で
ある。
【図4】制御チャネル干渉検出の第1の処理形態の流れ
を示す図である。
【図5】制御チャネル干渉検出の第2の処理形態の流れ
を示す図である。
【図6】制御チャネル干渉検出の第3の処理形態の流れ
を示す図である。
【図7】制御チャネル干渉回避の第1の処理形態の流れ
を示す図である。
【図8】制御チャネル干渉回避の第2の処理形態の流れ
を示す図である。
【図9】論理制御チャネルのスーパーフレーム構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 基本基地局 2 増設基地局 1a 保守モード指令手段 2a 制御チャネル品質測定手段 3 交換機 4 保守監視システム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本基地局、少なくとも1つの増設基地
    局、および前記基本基地局および増設基地局を保守およ
    び監視している保守監視システムから構成される簡易型
    携帯電話システムにおいて、 前記基本基地局に備えられ、前記増設基地局に対して保
    守モード開始の指示および基本基地局が送信する制御チ
    ャネルについての情報を与える保守モード指令手段と、 前記増設基地局に備えられ、前記保守モード指令手段か
    らの指示および制御チャネルの情報を受けて前記基本基
    地局が送信する制御チャネルの品質を測定して制御チャ
    ネルに干渉があるかどうかを判定するための情報を出力
    する制御チャネル品質測定手段と、 を備えていることを特徴とする簡易型携帯電話システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記保守モード指令手段は、前記基本基
    地局が移動局からの異常電波を受信したときに保守モー
    ド開始の指示を出力することを特徴とする請求項1記載
    の簡易型携帯電話システム。
  3. 【請求項3】 前記保守モード指令手段は、保守モード
    開始の指示を定期的に出力することを特徴とする請求項
    1記載の簡易型携帯電話システム。
  4. 【請求項4】 前記保守モード指令手段は、前記保守監
    視システムからの制御に応じて保守モード開始の指示を
    出力することを特徴とする請求項1記載の簡易型携帯電
    話システム。
  5. 【請求項5】 前記基本基地局は、さらに、前記制御チ
    ャネル品質測定手段より出力された情報を基にして制御
    チャネルに干渉があるかどうかを判定する干渉判定手段
    と、前記干渉判定手段による判定の結果、制御チャネル
    に干渉がある場合に制御チャネルの送信タイミングを再
    設定する制御チャネル送信タイミング再設定処理手段と
    を有していることを特徴とする請求項1記載の簡易型携
    帯電話システム。
  6. 【請求項6】 前記保守監視システムは、前記制御チャ
    ネル品質測定手段より出力された情報を受けて、制御チ
    ャネルに干渉があると判断された場合に、前記基本基地
    局に対して制御チャネルの送信タイミングを再設定する
    干渉回避処理を指示する手段を有していることを特徴と
    する請求項1記載の簡易型携帯電話システム。
  7. 【請求項7】 基本基地局および少なくとも1つの増設
    基地局を含む簡易型携帯電話システムの制御チャネル干
    渉検出方法において、 基本基地局が送信した制御チャネルを増設基地局にて前
    記基本基地局が制御チャネルを送信したタイミングで受
    信し、 受信した電波の品質を測定し、 前記品質が所定のしきい値に満たない場合に制御チャネ
    ル干渉とすることを特徴とする簡易型携帯電話システム
    の制御チャネル干渉検出方法。
JP7261145A 1995-10-09 1995-10-09 簡易型携帯電話システム Withdrawn JPH09107323A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177313A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 基地局装置及び通信方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009177313A (ja) * 2008-01-22 2009-08-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 基地局装置及び通信方法

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