JPH09107294A - エラー訂正方法 - Google Patents

エラー訂正方法

Info

Publication number
JPH09107294A
JPH09107294A JP26561795A JP26561795A JPH09107294A JP H09107294 A JPH09107294 A JP H09107294A JP 26561795 A JP26561795 A JP 26561795A JP 26561795 A JP26561795 A JP 26561795A JP H09107294 A JPH09107294 A JP H09107294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error correction
symbol
error
data
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26561795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3653315B2 (ja
Inventor
Yuuji Arataki
裕司 荒瀧
Masahito Ogawa
雅人 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP26561795A priority Critical patent/JP3653315B2/ja
Publication of JPH09107294A publication Critical patent/JPH09107294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3653315B2 publication Critical patent/JP3653315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のチェックワード,第2のチェックワー
ドの順で訂正符号が生成されて付与されたデータのエラ
ー訂正方法において、簡単な処理で、エラー訂正能力を
高めることができるようにする。 【解決手段】 第1のチェックワード,第2のチェック
ワードの順で訂正符号が生成されて付与されたデータの
エラー訂正方法において、最終段の訂正処理として、第
2のチェックワードによる第2のデータ系列に対するエ
ラー訂正を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記録媒体よ
り再生したり、或いは所定の伝送系により伝送されたオ
ーディオデータなどのデジタルデータを、このデータに
付与されたエラー訂正符号に基づいてエラー訂正する場
合に適用して好適なエラー訂正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク又は光磁気ディスクを
記録媒体としてデジタルオーディオデータなどのデジタ
ルデータを記録する場合に、その記録データにエラー訂
正符号を付加して記録するようにしてある。そして、こ
れらの記録媒体の記録データを再生する際には、再生デ
ータに含まれるエラー訂正符号を使用して、再生データ
のエラーを訂正することが行われている。
【0003】図7及び図8は従来のエラー訂正処理の一
例を示す図で、図7はエラー訂正符号の生成処理を示
し、図8はエラー訂正符号を使用した復号処理を示す。
この図7及び図8に示す処理は、ACIRC(Advanced
Cross Interleave Reed-Solomon Code )方式と称され
るエラー訂正方式が適用される処理を示す。このACI
RC方式は、コンパクトディスク(CD)と称される光
ディスクに適用されたCIRC方式を改良したエラー訂
正方式で、例えばミニディスク(MD)と称される光磁
気ディスク又は光ディスクへのオーディオデータなどの
記録に適用された方式である。
【0004】まず、図7はエラー訂正符号の生成処理に
ついて説明すると、例えば入力データとして左右(L,
R)2チャンネルのデジタルオーディオデータが、各チ
ャンネル6サンプル分つまり16ビット×2×6で19
2ビット分(24バイト)が1つの単位となって入力さ
れる。この入力データ列は、1サンプルが2ワードで、
1ワードが16ビットであるとすると、各ワードが上位
シンボルAと下位シンボルBの2シンボル(1シンボル
は8ビット)に分けられ、24シンボルに変換される。
【0005】そして、この24シンボルのデータを偶数
シンボル遅延回路11に供給し、偶数番目のシンボル
(即ち下位シンボルB)だけを1シンボル遅延させる処
理を行う。そして、この1シンボルおきに1シンボル遅
延された各シンボルのデータを、スクランブル用遅延回
路12に供給する。このスクランブル用遅延回路12で
は、入力データに互いに異なる遅延量を与えるスクラン
ブルがかけられ、連続するシンボルを4フレームずつ離
して遅延させる。但し、12シンボル目のデータと13
シンボル目のデータとの間は、20フレーム間隔を開け
ておく。なお、図中のDは4を示し、最大で27×4フ
レーム(即ち108フレーム)にわたるスクランブルが
掛けられることを示す(以下、本明細書中に示すDは全
て同じ意味)。
【0006】そして、このスクランブルされた各シンボ
ルのデータをC2パリティ生成回路13に供給する。こ
のC2パリティ生成回路13では、誤り訂正符号C2の
エンコードが行われ、ここではm=8,n=28,k=
24,d=5のリード・ソロモン符号のパリティQを生
成させる。ここで、mは1シンボルのビット数、nはパ
リティ生成後の全シンボル数、kは入力データのシンボ
ル数、dは符号の最小距離である。
【0007】そして、このC2パリティ生成回路13で
生成された4シンボルのパリティQと、このC2パリテ
ィ生成回路13に供給された24シンボルのデータとの
合計28シンボルのデータを、インターリーブ用遅延回
路14に供給する。このインターリーブ用遅延回路14
では、連続するシンボルを4フレームずつ離して遅延さ
せる。但し、スクランブル用遅延回路12で遅延させる
間隔を離した方向とは逆方向に離し(即ちスクランブル
用遅延回路12では最初のシンボルのデータを最大の1
08フレーム遅延させたのに対し、インターリーブ用遅
延回路14では最後のシンボルのデータを最大の108
フレーム遅延させる)、スクランブル用遅延回路12で
108フレームにわたってスクランブルされたデータ配
列を、ほぼ元に戻す処理が行われる。なお、4シンボル
のパリティQは、12シンボル目のデータと13シンボ
ル目のデータとの間に配置して、この4シンボルのパリ
ティQについても、連続するシンボルを4フレームずつ
離させる。
【0008】そして、このインターリーブされた各シン
ボルのデータをC1パリティ生成回路15に供給する。
このC1パリティ生成回路15では、誤り訂正符号C1
のエンコードが行われ、ここではm=8,n=32,k
=28,d=5のリード・ソロモン符号のパリティPを
生成させる。
【0009】そして、インターリーブ用遅延回路14が
出力する28シンボルのデータと、C1パリティ生成回
路15が出力する4シンボルのパリティPとを、奇数シ
ンボル遅延回路16に供給し、奇数番目のシンボルだけ
を1シンボル遅延させて、エラー訂正符号が付加された
データ列を得る。
【0010】ここで、この奇数シンボル遅延回路16か
ら並列的に出力される32シンボルのデータが、1フレ
ームのデータとして送出される。なお、パリティP,Q
のシンボルについては、インバータゲート17により反
転させて出力させる。このインバータゲート17による
反転処理は、何らかの誤動作などでデータ及びパリティ
が全て“0”データとなった場合でも、誤りが検出でき
るようにするためである。
【0011】そして、例えばこのデータを光磁気ディス
クなどの記録媒体に記録する際には、1フレームを構成
する各シンボルの8ビットデータを、EFM(Eight to
Fourteen Modulation:8・14変換)と称される8ビ
ットのデータを14ビットのデータに変換する変調を行
い、この変調されたデータを、記録媒体に記録させる。
なお、実際には各フレームのデータに、同期データやサ
ブコードなどを付加して記録する。
【0012】次に、このようにして記録媒体に記録され
たデータを再生する際には、再生されたデータをEFM
用復調回路に供給して、14ビットのデータを8ビット
に変換し、この8ビットずつのデータを、32シンボル
単位で図8に示す復号化回路に供給する。この復号化回
路は、まず32シンボルのデータを偶数シンボル遅延回
路21に供給し、偶数番目のシンボルだけを1シンボル
遅延させる処理を行う。そして、この1シンボルおきに
1シンボル遅延された32シンボルのデータを、C1エ
ラー訂正回路23に供給する。但し、32シンボルのデ
ータの内、4シンボルのパリティQ及び4シンボルのパ
リティPについては、それぞれインバータゲート22に
より反転させてから、C1エラー訂正回路23に供給す
る。
【0013】このC1エラー訂正回路23では、パリテ
ィPを使用したロケーション方程式による演算でエラー
訂正処理を行う。ここでは、2シンボル誤りまで訂正を
行う。但し、2シンボル誤り訂正の場合および訂正不可
能の場合には、復号後の各シンボルに誤りフラグ(以下
ポインタと称する)を立てる。
【0014】そして、C1エラー訂正回路23が出力す
る復号後の各シンボルのデータを、デ・インターリーブ
用遅延回路24に供給し、連続するシンボルを4フレー
ムずつ離して遅延させる。ここでの遅延量を変化させる
方向としては、図7に示す符号化回路内のインターリー
ブ用遅延回路14での遅延で生じたインターリーブを元
に戻す処理(即ちデ・インターリーブ処理)が行われる
方向としてある。
【0015】そして、デ・インターリーブ用遅延回路2
4でデ・インターリーブされた各シンボルのデータを、
C2エラー訂正回路26に供給する。このC2エラー訂
正回路26では、パリティQを使用したロケーション方
程式による演算でエラー訂正処理を行う。ここでの訂正
処理としては、各シンボルに付与されたポインタの状態
(数,位置)を考慮して行う。
【0016】即ち、C1エラー訂正回路23が出力する
ポインタのデータを、遅延回路25を介してC2エラー
訂正回路26に供給し、このポインタを使用したイレー
ジャ訂正処理を行う。ここで、遅延回路25での遅延処
理としては、C1エラー訂正回路23が出力する1ビッ
トのポインタのデータを、0フレーム(即ち遅延無しの
状態)から4フレーム間隔で108フレームまで28段
階に順に遅延させて28ビットのデータとし、この遅延
されたポインタのデータを順にC2エラー訂正回路26
に供給する。従って、C2エラー訂正回路26側から見
ると、4フレーム間隔で108フレーム前までのC1エ
ラー訂正回路23でのポインタ発生状態が判ることにな
る。なお、このポインタの情報を考慮したC2エラー訂
正回路26での訂正処理については、フローチャート
(図9)に基づいた説明で後述する。
【0017】そして、このC2エラー訂正回路26で訂
正処理されて復号された各シンボルのデータを、デ・ス
クランブル用遅延回路27に供給し、連続するシンボル
を4フレームずつ離して遅延させる。ここでの遅延量を
変化させる方向としては、図7に示す符号化回路内のス
クランブル用遅延回路12での遅延で生じたスクランブ
ルを元に戻す処理(即ちデ・スクランブル処理)が行わ
れる方向としてある。
【0018】そして、デ・スクランブル用遅延回路27
でデ・スクランブルされた各シンボルのデータを、奇数
シンボル遅延回路28に供給し、奇数番目のシンボルだ
けを1シンボル遅延させる。そして、この奇数シンボル
遅延回路28が出力する各シンボルのデータを、復号さ
れた左右2チャンネルのデジタルオーディオデータとし
て出力する。
【0019】次に、この復号化回路でのC1エラー訂正
回路23及びC2エラー訂正回路26での訂正処理を、
図9のフローチャートに基づいて説明する。
【0020】まず、C1エラー訂正回路23で訂正処理
を行う(ステップ101)。ここでは、パリティPを使
用したロケーション方程式による演算を行う(ステップ
102)。この演算の結果として、エラー無し(ステッ
プ103),1シンボルエラー有り(ステップ10
4),2シンボルエラー有り(ステップ105),その
他の状態(ステップ106)の4状態の判別を行う。
【0021】この4状態の判別に基づいた処理として
は、エラー無しのときポインタをクリアし(ステップ1
07)、1シンボルエラー有りのとき該当する1シンボ
ルを訂正する(ステップ108)と共に、その後ポイン
タをクリアする(ステップ107)。また、2シンボル
エラー有りのとき該当する2シンボルを訂正する(ステ
ップ109)と共に、その後ポインタをセットする(ス
テップ110)。さらに、その他の状態のときにも、ポ
インタをセットする(ステップ110)。ここまでで、
C1エラー訂正回路23での訂正処理を終了する(ステ
ップ111)。
【0022】次に、C2エラー訂正回路26で訂正処理
を行う(ステップ121)。ここでは、パリティQを使
用したロケーション方程式による演算を行う(ステップ
122)。なお、以下の説明でi,jはそれぞれエラー
ロケーションを示し、i<jの関係にある。また、Np
は立てられたポインタの数を示し、Pi,Pjはそれぞ
れポインタi,jを示す。
【0023】そしてステップ122での演算の結果とし
て、エラー無し(ステップ123),1シンボルエラー
有り(ステップ124),2シンボルエラー有り(ステ
ップ125),3シンボル以上のエラー有り(ステップ
126)の4状態の判別を行う。
【0024】そして、ステップ123でエラー無しと判
別したときには、全ポインタをクリアする(ステップ1
31)。また、ステップ124で1シンボルエラー有り
を判別したときには、このエラー有りのシンボルSiの
エラーロケーションiの値を判断し、iが27を越える
とき(ステップ132),iが27以下のとき(ステッ
プ133)の2状態の判別を行う。
【0025】そして、ステップ132でiが27を越え
ると判断したときには、そのときの立てられたポインタ
の数Npについて、Npが5以上のとき(ステップ13
4),Npが4のとき(ステップ135),Npが0〜
3のとき(ステップ136)の3状態の判別を行う。
【0026】そして、ステップ134でポインタの数N
pが5以上であると判断したとき、ポインタをコピーす
る(ステップ157)。また、ステップ135でポイン
タの数Npが4であると判断したとき、4シンボルのイ
レージャ訂正を行う(ステップ160)。また、ステッ
プ136でポインタの数Npが0〜3であると判断した
とき、全ポインタをセットする(ステップ159)。
【0027】そして、ステップ133でiが27以下で
あると判断したときには、1シンボル訂正を行う(ステ
ップ137)。
【0028】そして、ステップ125で2シンボルエラ
ー有りを判別したときには、このエラー有りのシンボル
Si,Sjの内のシンボルSjのエラーロケーションj
の値を判断し、jが27を越えるとき(ステップ13
8),jが27以下のとき(ステップ139)の2状態
の判別を行う。
【0029】そして、ステップ138でjが27を越え
ると判断したときには、そのときの立てられたポインタ
の数Npについて、Npが0〜2のとき(ステップ14
0),Npが5以上のとき(ステップ141),Npが
3のとき(ステップ142),Npが4のとき(ステッ
プ143)の4状態の判別を行う。
【0030】そして、ステップ140でポインタの数N
pが0〜2を判別したときには、全ポインタをセットす
る(ステップ159)。また、ステップ141でポイン
タの数Npが5以上を判別したときには、ポインタをコ
ピーする(ステップ157)。また、ステップ142で
ポインタの数Npが3であると判別したときには、3シ
ンボルのイレージャ訂正を行う(ステップ146)。さ
らに、ステップ143でポインタの数Npが4であると
判別したときには、4シンボルのイレージャ訂正を行う
(ステップ160)。
【0031】また、ステップ139でエラーロケーショ
ンjが27以下であると判別したときには、そのときの
立てられたポインタの数Npについて、Npが5以下の
とき(ステップ144),Npが5を越えるとき(ステ
ップ145)の2状態の判別を行う。
【0032】そして、ステップ144でポインタの数N
pが5以下であると判別したときには、エラー有りのシ
ンボルSi,SjのポインタPi,Pjの値を判別し、
Pi=Pj=0のとき(ステップ147),Pi=Pj
=1のとき(ステップ148),Pi+Pj=1のとき
(ステップ149)の3状態の判別を行う。
【0033】そして、ステップ147でPi=Pj=0
であると判別したときには、そのときの立てられたポイ
ンタの数Npについて、Npが1〜5のとき(ステップ
150),Npが0のとき(ステップ151)の2状態
の判別を行う。
【0034】そして、ステップ150でNpが1〜5で
あると判別したときには、そのときの立てられたポイン
タの数Npについて、Npが0〜2のとき(ステップ1
40),Npが5以上のとき(ステップ141),Np
が3のとき(ステップ142),Npが4のとき(ステ
ップ143)の4状態の判別を行い、その判別した状態
に基づいた上述した処理(ステップ159の全ポインタ
セット,ステップ157のポインタコピー,ステップ1
46の3シンボルイレージャ訂正又はステップ160の
4シンボルイレージャ訂正)を行う。また、ステップ1
51でNpが0のときには、2シンボル訂正を行う(ス
テップ156)。
【0035】そして、ステップ148でPi=Pj=1
であると判別したときには、2シンボル訂正を行う(ス
テップ156)。
【0036】そして、ステップ149でPi+Pj=1
であると判別したときには、そのときの立てられたポイ
ンタの数Npについて、Npが1のとき(ステップ15
2),Npが2又は3のとき(ステップ153),Np
が4のとき(ステップ154),Npが5のとき(ステ
ップ155)の4状態の判別を行う。
【0037】そして、ステップ152でポインタの数N
pが1であると判別したときには、2シンボル訂正を行
う(ステップ156)。また、ステップ153でポイン
タの数Npが2又は3であると判別したときには、全ポ
インタをセットする(ステップ159)。また、ステッ
プ154でポインタの数Npが4であると判別したとき
には、4シンボルイレージャ訂正を行う(ステップ16
0)。さらに、ステップ155でポインタの数Npが5
であると判別したときには、ポインタコピーを行う(ス
テップ157)。
【0038】ここまでの処理を行うことで、C2エラー
訂正が終了し、C1エラー訂正とC2エラー訂正とが行
われたことになる(ステップ161)。このようにして
C1エラー訂正が行われた後に、そのポインタ情報を利
用してC2エラー訂正を行うことで、効率良くエラー訂
正が行われ、高いエラー訂正能力が得られる。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このACI
RC方式の場合には、多くのフレーム数にわたってスク
ランブルされているので、エラーの発生状態によって
は、複数のフレームにわたる長い区間で最終的にエラー
訂正不能となってしまう場合がある。
【0040】即ち、例えば図10に示すように、或る区
間xでバーストエラー(即ち区間x内でエラーが連続す
る状態)が発生すると、C1エラー訂正回路23では、
図10に実線の矢印でデータ処理を行う方向を示すよう
に、記録媒体からのデータの読出し方向と一致した方向
に対してエラー処理が行われる。従って、C1エラー訂
正回路23でのエラー訂正が不可能な範囲は、図10に
C1として示す波形の立ち上がった範囲となり、バース
トエラーの範囲xと一致し、バーストエラーがあっても
エラー訂正が不可能な範囲が広がることはない。
【0041】これに対し、C2エラー訂正回路26で
は、図10に破線の矢印でデータ処理を行う方向を示す
ように、108フレームにわたってインターリーブされ
たデータに対して処理される。このため、C2エラー訂
正回路26でのエラー訂正が不可能な範囲は、図10に
C2として示す波形の立ち上がった範囲となり、バース
トエラーの範囲xの前後に大きく広がって、最大でイン
ターリーブされた期間である108フレームにわたって
エラー訂正が不可能になるおそれがある。更にエラー訂
正後のデータを読み出した時点ではエラー訂正が不可能
なデータが108×2フレームに渡ってばらまかれる。
【0042】このような状態になると、元のデータのダ
メージよりずっと広い範囲に対して訂正不能となってし
まう。このようにエラー訂正できない範囲が広がるの
は、好ましくない。
【0043】本発明はかかる点に鑑み、エラー訂正能力
を高めることができるエラー訂正方法を提供することを
目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに本発明は、第1のチェックワード,第2のチェック
ワードの順で訂正符号が生成されて付与されたデータの
エラー訂正方法において、最終段の訂正処理として、第
2のチェックワードによる第2のデータ系列に対するエ
ラー訂正を行うようにしたものである。
【0045】かかる方法によると、最終的なエラー訂正
の方向を、第2のデータ系列の配列の方向とすることが
できる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1〜図3を参照して説明する。
【0047】本例においては、ACIRC方式と称され
るエラー訂正方式の復号化回路に適用したもので、従来
例として図7に示した符号化回路にてエラー訂正符号が
符号化されたデータの復号を行うものである。
【0048】まず、記録媒体から再生された(又は何ら
かの伝送路により伝送された)デジタルオーディオデー
タを、EFM用復調回路などの処理の復調回路に供給し
て、8ビットずつのデータとし、この8ビットずつのデ
ータを、32シンボル単位で図1に示す復号化回路に供
給する。この場合、1サンプルのデジタルオーディオデ
ータは16ビットで構成され、この1サンプル16ビッ
トのデータは、上位8ビットのシンボルAと、下位8ビ
ットのシンボルBとで構成され、32シンボルの内の2
4シンボルがオーディオデータで、残りの8シンボルが
C1パリティ生成回路で生成されたパリティP(4シン
ボル)とC2パリティ成分回路で生成されたパリティQ
(4シンボル)である。
【0049】図1の復号化回路の構成について説明する
と、まず32シンボルのデータを偶数シンボル遅延回路
31に供給し、偶数番目のシンボルだけを1シンボル遅
延させる処理を行う。そして、この1シンボルおきに1
シンボル遅延された32シンボルのデータの内、4シン
ボルのパリティQ及び4シンボルのパリティPを、それ
ぞれインバータゲート32により反転させる。
【0050】そして、偶数シンボル遅延回路31の出力
(データのシンボル)及びインバータゲート32の出力
(パリティのシンボル)を、デ・スクランブル用遅延回
路33に供給する。但し、Pパリティについては、遅延
回路33には供給しない。この遅延回路33は、連続す
るシンボルを4フレームずつ離して遅延させる。即ち、
隣接するシンボル毎に4フレームずつ(図中のDは4)
遅延量を変化させて、最小で遅延無しの状態から、最大
で27×Dフレーム=108フレーム遅延までの状態を
設定させて、デ・スクランブル処理が行われる。ここで
の処理としては、最初のシンボルのデータに最大の遅延
量を設定し、最後のシンボルのデータを遅延無しとする
ように遅延量を変化させる。
【0051】そして、遅延回路33でデ・スクランブル
されたデータ及びQパリティのシンボルを、C2エラー
訂正回路34に供給する。このC2エラー訂正回路34
では、パリティQを使用したロケーション方程式による
演算でエラー訂正処理を行う。ここでのエラー訂正処理
としては、2シンボルエラーまでの訂正を行う。そし
て、2シンボルのエラー訂正をした場合、及び2シンボ
ルを越えるエラーがあって訂正ができなかった場合に
は、該当するシンボルにポインタを立てる。
【0052】そして、C2エラー訂正回路34が出力す
るデータを、デ・インターリーブ用遅延回路35に供給
する。この場合、本例においては、C2エラー訂正回路
34に供給された4シンボルのパリティQについても、
そのまま出力させてデ・インターリーブ用遅延回路35
に供給する。また、インバータゲート32で反転された
4シンボルのパリティPも、デ・インターリーブ用遅延
回路35に供給する。
【0053】このデ・インターリーブ用遅延回路35で
は、供給される32シンボルの内の24シンボルのデー
タと4シンボルのパリティQに対して、それぞれ異なる
遅延量を与えるデ・インターリーブ処理を行う。即ち、
隣接するシンボル毎に4フレームずつ遅延量を変化させ
て、最小で遅延無しの状態から、最大で27×Dフレー
ム=108フレーム遅延までの状態を設定させて、デ・
インターリーブ処理が行われる。ここでの処理として
は、デ・スクランブル用遅延回路35で遅延量を変化さ
せた方向とは逆、即ち最初のシンボルのデータを遅延無
しとし、最後のシンボルのデータに最大の遅延量を設定
とする。また、このデ・スクランブル用遅延回路35で
は、4シンボルのパリティPに対しても、それぞれ10
8フレームずつ遅延させる。
【0054】そして、このデ・インターリーブ用遅延回
路35でデ・インターリーブされた各シンボルのデータ
を、C1エラー訂正回路37に供給する。このC1エラ
ー訂正回路37では、パリティPを使用したロケーショ
ン方程式による演算でエラー訂正処理を行う。ここでの
訂正処理としては、各シンボルに付与されたポインタの
状態(数,位置)を考慮して行う。
【0055】即ち、C2エラー訂正回路34が出力する
ポインタのデータを、遅延回路36を介してC1エラー
訂正回路37に供給し、このポインタを使用した訂正処
理を行う。ここで、遅延回路36での遅延処理として
は、C2エラー訂正回路34が出力する1ビットのポイ
ンタのデータを、0フレーム(即ち遅延無しの状態)か
ら4フレーム間隔で108フレームまで28段階に順に
遅延させて28ビットのデータとし、この遅延されたポ
インタのデータを順にC1エラー訂正回路37に供給す
る。従って、C1エラー訂正回路37側から見ると、4
フレーム間隔で108フレーム前までのC2エラー訂正
回路34でのポインタ発生状態が判ることになる。な
お、このポインタの情報を考慮したC1エラー訂正回路
37での訂正処理については、フローチャート(図2)
に基づいた説明で後述する。
【0056】そして、このC1エラー訂正回路37で訂
正処理されて復号された各シンボルのデータを、奇数シ
ンボル遅延回路38に供給し、奇数番目のシンボルだけ
を1シンボル遅延させる。そして、この奇数シンボル遅
延回路38が出力する各シンボルのデータを、復号され
た左右2チャンネルのデジタルオーディオデータとして
出力する。
【0057】次に、本例の復号化回路でのC2エラー訂
正回路34及びC1エラー訂正回路37での訂正処理
を、図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0058】まず、C2エラー訂正回路34で訂正処理
を行う(ステップ201)。ここでは、パリティQを使
用したロケーション方程式による演算を行う(ステップ
202)。この演算の結果として、エラー無し(ステッ
プ203),1シンボルエラー有り(ステップ20
4),2シンボルエラー有り(ステップ205),その
他の状態(ステップ206)の4状態の判別を行う。
【0059】この4状態の判別に基づいた処理として
は、エラー無しのときポインタをクリアし(ステップ2
07)、1シンボルエラー有りのとき該当する1シンボ
ルを訂正する(ステップ208)と共に、その後ポイン
タをクリアする(ステップ207)。また、2シンボル
エラー有りのとき該当する2シンボルを訂正する(ステ
ップ209)と共に、その後ポインタをセットする(ス
テップ210)。さらに、その他の状態のときにも、ポ
インタをセットする(ステップ210)。ここまでで、
C2エラー訂正回路34での訂正処理を終了する(ステ
ップ211)。
【0060】次に、C1エラー訂正回路37で訂正処理
を行う(ステップ221)。ここでは、パリティPを使
用したロケーション方程式による演算を行う(ステップ
222)。なお、以下の説明でi,jはそれぞれエラー
ロケーションを示し、i<jの関係にある。また、Np
は立てられたポインタの数を示し、Pi,Pjはそれぞ
れポインタi,jを示す。
【0061】そしてステップ222での演算の結果とし
て、エラー無し(ステップ223),1シンボルエラー
有り(ステップ224),2シンボルエラー有り(ステ
ップ225),3シンボル以上のエラー有り(ステップ
226)の4状態の判別を行う。
【0062】そして、ステップ223でエラー無しと判
別したときには、全ポインタをクリアする(ステップ2
31)。また、ステップ224で1シンボルエラー有り
を判別したときには、このエラー有りのシンボルSiの
エラーロケーションiの値を判断し、iが31を越える
とき(ステップ232),iが31以下のとき(ステッ
プ233)の2状態の判別を行う。
【0063】そして、ステップ232でiが31を越え
ると判断したときには、そのときの立てられたポインタ
の数Npについて、Npが4以上のとき(ステップ23
4),Npが0〜3のとき(ステップ235)の2状態
の判別を行う。
【0064】そして、ステップ234でポインタの数N
pが4以上であると判断したとき、ポインタをコピーす
る(ステップ257)。また、ステップ235でポイン
タの数Npが0〜3であると判断したとき、全ポインタ
をセットする(ステップ258)。
【0065】そして、ステップ233でiが31以下で
あると判断したときには、1シンボル訂正を行う(ステ
ップ236)。
【0066】そして、ステップ225で2シンボルエラ
ー有りを判別したときには、このエラー有りのシンボル
Si,Sjの内のシンボルSjのエラーロケーションj
の値を判断し、jが31を越えるとき(ステップ23
7),jが31以下のとき(ステップ238)の2状態
の判別を行う。
【0067】そして、ステップ237でjが31を越え
ると判断したときには、そのときの立てられたポインタ
の数Npについて、Npが0〜2のとき(ステップ23
9),Npが3以上のとき(ステップ240)の2状態
の判別を行う。
【0068】そして、ステップ239でポインタの数N
pが0〜2を判別したときには、全ポインタをセットす
る(ステップ258)。また、ステップ240でポイン
タの数Npが3以上を判別したときには、ポインタをコ
ピーする(ステップ257)。
【0069】また、ステップ238でエラーロケーショ
ンjが31以下であると判別したときには、そのときに
立てられたポインタの数Npについて、Npが5以下の
とき(ステップ241),Npが5を越えるとき(ステ
ップ242)の2状態の判別を行う。
【0070】そして、ステップ241でポインタの数N
pが5以下であると判別したときには、シンボルSi,
Sjのエラーロケーションi,jの値を判断し、iが2
7を越えるとき(ステップ243),iが27以下且つ
jが27を越えるとき(ステップ244),jが27以
下のとき(ステップ245)の3状態の判別を行う。そ
して、ステップ243でiが27を越えると判別したと
きには、そのときに立てられたポインタの数Npについ
て、Npが1〜5のとき(ステップ251),Npが0
のとき(ステップ252)の2状態の判別を行い、ステ
ップ251でNpが1〜5のときには、既に述べたステ
ップ239,240の判別処理に移る。また、ステップ
252でNpが0のときには、2シンボル訂正を行う
(ステップ156)。
【0071】そして、ステップ244でiが27以下且
つjが27を越えると判別したときには、ポインタPi
が0のとき(ステップ246),ポインタPiが1のと
き(ステップ247)の2状態の判別を行う。そして、
ステップ246でポインタPiが0であると判別したと
きには、既に述べたステップ251,252の判別処理
に移る。また、ステップ247でポインタPiが1であ
ると判別したときには、2シンボル訂正を行う(ステッ
プ256)。
【0072】そして、ステップ245でjが27以下で
あると判別したときには、エラー有りのシンボルSi,
SjのポインタPi,Pjの値を判別し、Pi=Pj=
0のとき(ステップ246),Pi=Pj=1のとき
(ステップ249),Pi+Pj=1のとき(ステップ
250)の3状態の判別を行う。
【0073】そして、ステップ248でPi=Pj=0
であると判別したときには、既に述べたステップ25
1,252の判別処理に移る。また、ステップ249で
Pi=Pj=1であると判別したときには、2シンボル
訂正を行う(ステップ256)。さらに、ステップ25
0でPi+Pj=1であると判別したときには、そのと
きに立てられたポインタの数Npについて、Npが1の
とき(ステップ253),Npが2又は3のとき(ステ
ップ254),Npが4又は5のとき(ステップ25
5)の3状態の判別を行い、ステップ253でNpが1
のとき2シンボル訂正を行い(ステップ256)、ステ
ップ254でNpが2又は3のとき全ポインタのセット
を行い(ステップ258)、ステップ255でNpが4
又は5のとき全ポインタのコピーを行う(ステップ25
7)。
【0074】ここまでの処理を行うことで、C1エラー
訂正が終了し、C2エラー訂正,C1エラー訂正の順序
で両エラー訂正が行われたことになる(ステップ25
9)。このようにしてC2エラー訂正が行われた後に、
そのポインタ情報を利用してC1エラー訂正を行うこと
で、従来と同様に2種類のエラー訂正符号による効率の
良いエラー訂正ができる。そして本例においては、C2
エラー訂正を最初に行ってから、最後にC1エラー訂正
を行うようにしたので、エラー訂正不能なバーストエラ
ーが発生した場合に、その影響の広がりを抑えることが
できる。
【0075】即ち、本例の場合には、C1エラー訂正回
路37で訂正処理されたデータが、奇数シンボルの遅延
だけが行われて出力され、最終的にエラー訂正されてか
ら出力されるまでの間に、大幅にシンボル配列を変える
デ・スクランブル処理などの処理が必要なく、データの
出力される方向と最終的にエラー訂正される方向とが一
致し、エラー訂正不能なバーストエラーが発生した場合
であっても、エラー訂正不能な範囲が広がることがな
い。
【0076】なお、本例の回路の場合には、シンボルデ
ータの遅延用に使用する記憶素子の容量としては、従来
の回路とほぼ同じで、本例の構成としたことによる回路
規模の増大はない。
【0077】図3は、ACIRC方式の符号化がなされ
た再生データに、所定区間のバーストエラーがあった場
合のエラーフラグ(訂正不能であることを示すフラグ)
の発生状態を示す図で、例えば図3のAに区間aのバー
ストエラーがあったとする。このとき、第1の実施例の
復号化回路(即ちC2訂正の後にC1訂正をする回路)
による処理では、図3のBに示すように、バーストエラ
ーの区間aから処理に要する時間だけ遅れたタイミング
にエラーフラグが発生するが、このエラーフラグが発生
する期間の長さ自体は、バーストエラーの区間aとほぼ
同じに抑えることができる。これに対し、C1訂正後に
C2訂正を行う従来の復号化回路による処理では、図3
のCに示すように、非常に長い期間(例えば約108×
2=216フレーム)に連続してエラーフラグが発生し
てしまう。
【0078】次に、本発明の第2の実施例を図4〜図6
を参照して説明する。
【0079】本例においても、ACIRC方式と称され
るエラー訂正方式の復号化回路に適用したもので、従来
例として図7に示した符号化回路にてエラー訂正符号が
符号化されたデータの復号を行うもので、この例では従
来と同様にC1エラー訂正,C2エラー訂正の順序でエ
ラー訂正をした後、再度C1エラー訂正を行うようにし
たものである。
【0080】まず、記録媒体から再生された(又は何ら
かの伝送路により伝送された)デジタルオーディオデー
タを、EFM用復調回路などの処理の復調回路に供給し
て、8ビットずつのデータとし、この8ビットずつのデ
ータを、32シンボル単位で図4に示す復号化回路に供
給する。この場合、1サンプルのデジタルオーディオデ
ータは16ビットで構成され、この1サンプル16ビッ
トのデータは、上位8ビットのシンボルAと、下位8ビ
ットのシンボルBとで構成され、32シンボルの内の2
4シンボルがオーディオデータで、残りの8シンボルが
C1パリティ生成回路で生成されたパリティP(4シン
ボル)とC2パリティ成分回路で生成されたパリティQ
(4シンボル)である。
【0081】図4の復号化回路の構成について説明する
と、まず32シンボルのデータを偶数シンボル遅延回路
41に供給し、偶数番目のシンボルだけを1シンボル遅
延させる処理を行う。そして、この1シンボルおきに1
シンボル遅延された32シンボルのデータの内、4シン
ボルのパリティQ及び4シンボルのパリティPを、それ
ぞれインバータゲート42により反転させる。
【0082】そして、偶数シンボル遅延回路41が出力
する24のデータ及びインバータゲート42が出力する
4シンボルのパリティQと4シンボルのパリティPを、
第1のC1エラー訂正回路43に供給する。
【0083】この第1のC1エラー訂正回路43では、
パリティPを使用したロケーション方程式による演算で
エラー訂正処理を行う。ここでは、2シンボル誤りまで
訂正を行う。但し、2シンボル誤り訂正の場合および訂
正不可能の場合には、復号後の各シンボルに誤りフラグ
(以下ポインタと称する)を立てる。
【0084】そして、第1のC1エラー訂正回路43が
出力する復号後の各シンボルのデータを、デ・インター
リーブ用遅延回路44に供給し、連続するシンボルを4
フレームずつ離して遅延させる。ここでの遅延量を変化
させる方向としては、符号化回路内でのインターリーブ
処理を元に戻す処理(即ちデ・インターリーブ処理)が
行われる方向としてある。
【0085】そして、デ・インターリーブ用遅延回路4
4でデ・インターリーブされた各シンボルのデータを、
C2エラー訂正回路45に供給する。このC2エラー訂
正回路45では、パリティQを使用したロケーション方
程式による演算でエラー訂正処理を行う。ここでの訂正
処理としては、各シンボルに付与されたポインタの状態
(数,位置)を考慮して行う。
【0086】即ち、第1のC1エラー訂正回路43が出
力するポインタのデータを、遅延回路46を介してC2
エラー訂正回路45に供給し、このポインタを使用した
イレージャ訂正処理を行う。ここで、遅延回路46での
遅延処理としては、第1のC1エラー訂正回路43が出
力する1ビットのポインタのデータを、0フレーム(即
ち遅延無しの状態)から4フレーム間隔で108フレー
ムまで28段階に順に遅延させて28ビットのデータと
し、この遅延されたポインタのデータを順にC2エラー
訂正回路45に供給する。従って、C2エラー訂正回路
45側から見ると、4フレーム間隔で108フレーム前
までの第1のC1エラー訂正回路43でのポインタ発生
状態が判ることになる。
【0087】そして、このC2エラー訂正回路45で訂
正処理されて復号された各シンボルのデータを、デ・ス
クランブル用遅延回路47に供給し、連続するシンボル
を4フレームずつ離して遅延させる。ここでの遅延量を
変化させる方向としては、符号化回路内でのスクランブ
ル処理を元に戻す処理(即ちデ・スクランブル処理)が
行われる方向としてある。また本例においては、C2エ
ラー訂正回路45に供給された4シンボルのパリティQ
と、第1のC1エラー訂正回路43に供給された4シン
ボルのパリティPについても、デ・スクランブル用遅延
回路47に供給して遅延処理するようにしてある。但
し、パリティQについては、12シンボル目のデータと
13シンボル目のデータとの間に配置して、データのシ
ンボルと連続して4フレームずつ離して遅延させる処理
が行われ、パリティPについては、4シンボル全て10
8フレーム遅延させる処理が行われる。
【0088】そして、デ・スクランブル用遅延回路47
でデ・スクランブルされた各シンボルのデータを、第2
のC1エラー訂正回路48に供給する。この第2のC1
エラー訂正回路48では、パリティPを使用したロケー
ション方程式による演算でエラー訂正処理を行う。ここ
での訂正処理としては、各シンボルに付与されたポイン
タの状態(数,位置)を考慮して行う。
【0089】即ち、第1のC1エラー訂正回路43が出
力するポインタのデータを、遅延回路49を介して第2
のC1エラー訂正回路48に供給すると共に、C2エラ
ー訂正回路45が出力するポインタのデータを、遅延回
路50を介してC2エラー訂正回路48に供給し、それ
ぞれのポインタを使用したイレージャ訂正処理を行う。
ここで、遅延回路49でのC1訂正によるポインタの遅
延処理としては、第1のC1エラー訂正回路43から第
2のC1エラー訂正回路48までの信号のシンボルデー
タの遅延量に相当する108フレーム期間遅延させる回
路で、第1のC1エラー訂正回路43が出力する1ビッ
トのポインタのデータが108フレーム遅延されて供給
される。また、遅延回路25でのC2訂正によるポイン
タの遅延処理としては、C2エラー訂正回路45が出力
する1ビットのポインタのデータを、0フレーム(即ち
遅延無しの状態)から4フレーム間隔で108フレーム
まで28段階に順に遅延させて28ビットのデータと
し、この遅延されたポインタのデータを順にC1エラー
訂正回路48に供給する。なお、このポインタの情報を
考慮した第2のC1エラー訂正回路48での訂正処理に
ついては、フローチャート(図5)に基づいた説明で後
述する。
【0090】そして、この第2のC1エラー訂正回路4
8で訂正処理されて復号された各シンボルのデータを、
奇数シンボル遅延回路51に供給し、奇数番目のシンボ
ルだけを1シンボル遅延させる。そして、この奇数シン
ボル遅延回路51が出力する各シンボルのデータを、復
号された左右2チャンネルのデジタルオーディオデータ
として出力する。
【0091】次に、本例の復号化回路内の第2のC1エ
ラー訂正回路48でのエラー訂正処理を、図5のフロー
チャートに基づいて説明する。なお、本例の第1のC1
エラー訂正回路43での訂正処理と、C2エラー訂正回
路45での訂正処理については、従来例で図9にフロー
チャートに示した処理と同じである。そして、この図9
のフローチャートのステップ161の次に、図5のフロ
ーチャートのステップ301の処理が行われる。即ち、
図9のフローチャートに示すC1エラー訂正及びC2エ
ラー訂正が行われた後に、図5のステップ301に移っ
て、第2のエラー訂正回路48でのエラー訂正処理が開
始される。このときには、まずパリティPを使用したロ
ケーション方程式による演算を行う(ステップ30
2)。なお、以下の説明でi,jはそれぞれエラーロケ
ーションを示し、i<jの関係にある。また、Npは立
てられたポインタの数を示し、Pi,Pjはそれぞれポ
インタi,jを示す。
【0092】そしてステップ302での演算の結果とし
て、エラー無し(ステップ303),1シンボルエラー
有り(ステップ304),2シンボルエラー有り(ステ
ップ305),3シンボル以上のエラー有り(ステップ
306)の4状態の判別を行う。
【0093】そして、ステップ303でエラー無しと判
別したときには、全ポインタをクリアする(ステップ3
07)。また、ステップ304で1シンボルエラー有り
を判別したときには、このエラー有りのシンボルSiの
エラーロケーションiの値を判断し、iが31を越える
とき(ステップ308),iが31以下のとき(ステッ
プ309)の2状態の判別を行う。
【0094】そして、ステップ308でiが31を越え
ると判断したときには、そのときの立てられたポインタ
の数Npについて、Npが5以上のとき(ステップ31
0),Npが4のとき(ステップ311),Npが0〜
3のとき(ステップ312)の3状態の判別を行う。
【0095】そして、ステップ310でポインタの数N
pが5以上であると判断したとき、ポインタをコピーす
る(ステップ332)。また、ステップ311でポイン
タの数Npが4であると判断したとき、4シンボルのイ
レージャ訂正を行う(ステップ335)。さらに、ステ
ップ312でポインタの数Npが0〜3であると判断し
たとき、全ポインタをセットする(ステップ335)。
【0096】そして、ステップ309でiが31以下で
あると判断したときには、1シンボル訂正を行う(ステ
ップ313)。
【0097】そして、ステップ305で2シンボルエラ
ー有りを判別したときには、このエラー有りのシンボル
Si,Sjの内のシンボルSjのエラーロケーションj
の値を判断し、jが31を越えるとき(ステップ31
4),jが31以下のとき(ステップ315)の2状態
の判別を行う。
【0098】そして、ステップ314でjが31を越え
ると判断したときには、そのときの立てられたポインタ
の数Npについて、Npが0〜2のとき(ステップ31
6),Npが5以上のとき(ステップ317),Npが
3のとき(ステップ318),Npが4のとき(ステッ
プ319)の4状態の判別を行う。
【0099】そして、ステップ316でポインタの数N
pが0〜2を判別したときには、全ポインタをセットす
る(ステップ334)。また、ステップ317でポイン
タの数Npが5以上を判別したときには、ポインタをコ
ピーする(ステップ332)。また、ステップ318で
ポインタの数Npが3であると判別したときには、3シ
ンボルのイレージャ訂正を行う(ステップ332)。さ
らに、ステップ319でポインタの数Npが4であると
判別したときには、4シンボルのイレージャ訂正を行う
(ステップ335)。
【0100】また、ステップ315でエラーロケーショ
ンjが31以下であると判別したときには、そのときの
立てられたポインタの数Npについて、Npが5以下の
とき(ステップ320),Npが5を越えるとき(ステ
ップ321)の2状態の判別を行う。
【0101】そして、ステップ320でポインタの数N
pが5以下であると判別したときには、エラー有りのシ
ンボルSi,SjのポインタPi,Pjの値を判別し、
Pi=Pj=0のとき(ステップ323),Pi=Pj
=1のとき(ステップ324),Pi+Pj=1のとき
(ステップ325)の3状態の判別を行う。
【0102】そして、ステップ323でPi=Pj=0
であると判別したときには、そのときの立てられたポイ
ンタの数Npについて、Npが1〜5のとき(ステップ
326),Npが0のとき(ステップ327)の2状態
の判別を行う。
【0103】そして、ステップ326でNpが1〜5で
あると判別したときには、そのときの立てられたポイン
タの数Npについて、Npが0〜2のとき(ステップ3
16),Npが5以上のとき(ステップ317),Np
が3のとき(ステップ318),Npが4のとき(ステ
ップ319)の4状態の判別を行い、その判別した状態
に基づいた上述した処理(ステップ334の全ポインタ
セット,ステップ332のポインタコピー,ステップ3
22の3シンボルイレージャ訂正又はステップ335の
4シンボルイレージャ訂正)を行う。また、ステップ3
27でNpが0のときには、2シンボル訂正を行う(ス
テップ333)。
【0104】そして、ステップ324でPi=Pj=1
であると判別したときには、2シンボル訂正を行う(ス
テップ333)。
【0105】そして、ステップ325でPi+Pj=1
であると判別したときには、そのときの立てられたポイ
ンタの数Npについて、Npが1のとき(ステップ32
8),Npが2又は3のとき(ステップ329),Np
が4のとき(ステップ330),Npが5のとき(ステ
ップ331)の4状態の判別を行う。
【0106】そして、ステップ328でポインタの数N
pが1であると判別したときには、2シンボル訂正を行
う(ステップ333)。また、ステップ329でポイン
タの数Npが2又は3であると判別したときには、全ポ
インタをセットする(ステップ334)。また、ステッ
プ330でポインタの数Npが4であると判別したとき
には、4シンボルイレージャ訂正を行う(ステップ33
5)。さらに、ステップ331でポインタの数Npが5
であると判別したときには、ポインタコピーを行う(ス
テップ332)。
【0107】ここまでの処理を行うことで、1回目のC
1エラー訂正,C2エラー訂正,2回目のC1エラー訂
正の順序でエラー訂正されたことになる(ステップ33
6)。このようにしてC1エラー訂正とC2エラー訂正
が行われた後に、再度C1エラー訂正を行うことで、最
終的に出力されるデータが、C1エラー訂正されたデー
タとなり、最終的にエラー訂正される方向とデータが出
力される方向とが一致し、エラー訂正不能なバーストエ
ラーが発生した場合であっても、エラー訂正不能な範囲
が広がることがなく、バーストエラーによるデータのエ
ラー範囲を適切に反映したエラー訂正結果が得られるよ
うになる。
【0108】また本例においては、1回目のC1エラー
訂正とC2エラー訂正との結果に基づいたイレージャ訂
正が2回目のC1エラー訂正で行え、第1の実施例の場
合に比べエラー訂正能力を向上させることができる。
【0109】なお、この第2の実施例の場合には、エラ
ー訂正回路としては、C1エラー訂正回路が2組必要に
なるが、シンボルデータの遅延用に使用する記憶素子の
容量としては、従来の回路とほぼ同じである。
【0110】また、この第2の実施例では、2回目のC
1エラー訂正でイレージャ訂正を行うようにしたが、第
2のC1エラー訂正回路48ではイレージャ訂正をしな
いでエラー訂正を行うようにしても良い。図6のフロー
チャートは、この場合の例を示す図で、図5のフローチ
ャートと同様に第2のC1エラー訂正回路48での処理
だけを示す。
【0111】このイレージャ訂正をしない例を、図6の
フローチャートに基づいて説明すると、図9のフローチ
ャートに示すC1エラー訂正及びC2エラー訂正が行わ
れた後に、図6のステップ401に移って、第2のエラ
ー訂正回路48でのエラー訂正処理が開始される。この
ときには、まずパリティPを使用したロケーション方程
式による演算を行う(ステップ402)。
【0112】そしてステップ402での演算の結果とし
て、エラー無し(ステップ403),1シンボルエラー
有り(ステップ404),2シンボルエラー有り(ステ
ップ405),3シンボル以上のエラー有り(ステップ
406)の4状態の判別を行う。
【0113】そして、ステップ403でエラー無しと判
別したときには、全ポインタをクリアする(ステップ4
07)。また、ステップ404で1シンボルエラー有り
を判別したときには、このエラー有りのシンボルSiの
エラーロケーションiの値を判断し、iが31を越える
とき(ステップ408),iが31以下のとき(ステッ
プ409)の2状態の判別を行う。
【0114】そして、ステップ408でiが31を越え
ると判断したときには、そのときの立てられたポインタ
の数Npについて、Npが4以上のとき(ステップ41
0),Npが0〜3のとき(ステップ411)の2状態
の判別を行う。
【0115】そして、ステップ410でポインタの数N
pが4以上であると判断したとき、ポインタをコピーす
る(ステップ427)。また、ステップ411でポイン
タの数Npが0〜3であると判断したとき、全ポインタ
をセットする(ステップ429)。
【0116】そして、ステップ409でiが31以下で
あると判断したときには、1シンボル訂正を行う(ステ
ップ412)。
【0117】そして、ステップ405で2シンボルエラ
ー有りを判別したときには、このエラー有りのシンボル
Si,Sjの内のシンボルSjのエラーロケーションj
の値を判断し、jが31を越えるとき(ステップ41
3),jが31以下のとき(ステップ414)の2状態
の判別を行う。
【0118】そして、ステップ413でjが31を越え
ると判断したときには、そのときの立てられたポインタ
の数Npについて、Npが0〜2のとき(ステップ41
5),Npが3以上のとき(ステップ416)の2状態
の判別を行う。
【0119】そして、ステップ415でポインタの数N
pが0〜2を判別したときには、全ポインタをセットす
る(ステップ429)。また、ステップ416でポイン
タの数Npが3以上を判別したときには、ポインタをコ
ピーする(ステップ427)。
【0120】また、ステップ414でエラーロケーショ
ンjが31以下であると判別したときには、そのときの
立てられたポインタの数Npについて、Npが5以下の
とき(ステップ417),Npが5を越えるとき(ステ
ップ418)の2状態の判別を行う。
【0121】そして、ステップ417でポインタの数N
pが5以下であると判別したときには、エラー有りのシ
ンボルSi,SjのポインタPi,Pjの値を判別し、
Pi=Pj=0のとき(ステップ419),Pi=Pj
=1のとき(ステップ420),Pi+Pj=1のとき
(ステップ421)の3状態の判別を行う。
【0122】そして、ステップ419でPi=Pj=0
であると判別したときには、そのときの立てられたポイ
ンタの数Npについて、Npが1〜5のとき(ステップ
422),Npが0のとき(ステップ423)の2状態
の判別を行う。
【0123】そして、ステップ422でNpが1〜5で
あると判別したときには、そのときの立てられたポイン
タの数Npについて、Npが0〜2のとき(ステップ4
15),Npが3以上のとき(ステップ416)の2状
態の判別を行い、その判別した状態に基づいた上述した
処理(ステップ429の全ポインタセット又はステップ
427のポインタコピー)を行う。また、ステップ42
3でNpが0のときには、2シンボル訂正を行う(ステ
ップ428)。
【0124】そして、ステップ420でPi=Pj=1
であると判別したときには、2シンボル訂正を行う(ス
テップ428)。
【0125】そして、ステップ421でPi+Pj=1
であると判別したときには、そのときの立てられたポイ
ンタの数Npについて、Npが1のとき(ステップ42
4),Npが2又は3のとき(ステップ425),Np
が4又は5のとき(ステップ426)の4状態の判別を
行う。
【0126】そして、ステップ424でポインタの数N
pが1であると判別したときには、2シンボル訂正を行
う(ステップ428)。また、ステップ425でポイン
タの数Npが2又は3であると判別したときには、全ポ
インタをセットする(ステップ429)。また、ステッ
プ426でポインタの数Npが4又は5であると判別し
たときには、ポインタコピーを行う(ステップ42
7)。
【0127】ここまでの処理を行うことで、1回目のC
1エラー訂正,C2エラー訂正,2回目のC1エラー訂
正の順序でエラー訂正されたことになる(ステップ43
0)。このように2回目のC1エラー訂正でイレージャ
訂正を行わない場合でも、1回ずつC1エラー訂正とC
2エラー訂正を行う場合に比べて、エラー訂正能力を向
上させることができる。
【0128】なお、上述した各実施例では、ACIRC
方式で符号化されたデジタルオーディオデータのエラー
訂正に適用した例としたが、2系列のエラー訂正符号に
基づいてエラー訂正を行う他の方式のエラー訂正方法に
も適用できることは勿論である。また、デジタルオーデ
ィオデータ以外の各種デジタルデータのエラー訂正にも
適用できるものである。
【0129】
【発明の効果】第1のチェックワード(上述した実施例
ではC2エラー訂正用のパリティQ),第2のチェック
ワード(上述した実施例ではC1エラー訂正用のパリテ
ィP)の順で訂正符号が生成されて付与されたデータを
エラー訂正する場合に、本来は第2のチェックワード,
第1のチェックワードの順でエラー訂正するように設定
されたものを、本発明においては、最終的なエラー訂正
を第2のデータ系列の配列による第2のチェックワード
に基づいたエラー訂正としたので、そのデータ配列によ
ってはバーストエラーの影響を最小限に抑えたエラー訂
正ができる効果を有する。例えば、ACIRC方式と称
されるエラー訂正方式の場合には、最終的なエラー訂正
の方向がデータの読出し方向と同一になり、バーストエ
ラーによるデータのエラー範囲を適切に反映したエラー
訂正結果が得られる効果を有する。
【0130】この場合、第1のチェックワードに基づい
たエラー訂正処理をした後、第2のチェックワードに基
づいたエラー訂正処理をすることで、従来と比べて訂正
処理をする順序を変えるだけの簡単な構成で、良好なエ
ラー訂正が可能になる。
【0131】また、第2のチェックワードに基づいたエ
ラー訂正処理,第1のチェックワードに基づいたエラー
訂正処理の順で処理した後、更に第2のチェックワード
に基づいたエラー訂正処理をすることで、エラー訂正能
力を効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による訂正方法を適用し
た復号回路の構成図である。
【図2】第1の実施例による訂正処理を示すフローチャ
ートである。
【図3】第1の実施例によるエラーフラグの発生状態を
従来と比較した波形図である。
【図4】本発明の第2の実施例による訂正方法を適用し
た復号回路の構成図である。
【図5】第2の実施例による訂正処理(イレージャ訂正
有りの場合)を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施例による訂正処理(イレージャ訂正
無しの場合)を示すフローチャートである。
【図7】エラー訂正符号の符号化処理の一例を示す構成
図である。
【図8】図7の構成で符号化されたデータを復号する従
来の復号回路の構成図である。
【図9】図8の例の回路による訂正処理を示すフローチ
ャートである。
【図10】従来のバーストエラーの発生状態の一例を示
すタイミング図である。
【符号の説明】
31 偶数シンボル遅延回路 32 インバータゲート 33 デ・スクランブル用遅延回路 34 C2エラー訂正回路 35 デ・インターリーブ用遅延回路 36 ポインタ用遅延回路 37 C1エラー訂正回路 38 奇数シンボル遅延回路 41 偶数シンボル遅延回路 42 インバータゲート 43 第1のC1エラー訂正回路 44 デ・スクランブル用遅延回路 45 C2エラー訂正回路 46 ポインタ用遅延回路 47 デ・インターリーブ用遅延回路 48 第2のC1エラー訂正回路 49,50 ポインタ用遅延回路 51 奇数シンボル遅延回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ワードが所定の配列状態にある第1の
    ワード数の第1のデータ系列に対して第1のチェックワ
    ードを生成させ、 この第1のデータ系列と第1のチェックワードとを構成
    する各ワードを、それぞれ異なる時間遅延させて配列さ
    せ、この配列で得られる第2のワード数の第2のデータ
    系列に対して第2のチェックワードを生成させ、 この第2のデータ系列と第2のチェックワードとが所定
    の配列とされたデータのエラー訂正方法において、 最終段の訂正処理として、上記第2のチェックワードに
    よる上記第2のデータ系列に対するエラー訂正を行うよ
    うにしたエラー訂正方法。
  2. 【請求項2】 上記第2のデータ系列を構成する各ワー
    ドをそれぞれ異なる時間遅延させて、上記第1のデータ
    系列及び上記第1のチェックワードを得、 この第1のデータ系列に、第1のチェックワードに基づ
    いたエラー訂正処理をした後、 このエラー訂正された第1のデータ系列と上記第1のチ
    ェックワードとをそれぞれ異なる時間遅延させて、上記
    第2のデータ系列とし、この第2のデータ系列に、上記
    第2のチェックワードに基づいたエラー訂正処理をする
    ようにした請求項1記載のエラー訂正方法。
  3. 【請求項3】 上記第2のデータ系列に、上記第2のチ
    ェックワードに基づいたエラー訂正処理をした後、 この第2のデータ系列を構成する各ワードをそれぞれ異
    なる時間遅延させて上記第1のデータ系列及び上記第1
    のチェックワードを得、 この第1のデータ系列に、第1のチェックワードに基づ
    いたエラー訂正処理をし、 さらにその後、このエラー訂正された第1のデータ系列
    と上記第1のチェックワードとをそれぞれ異なる時間遅
    延させて、上記第2のデータ系列とし、この第2のデー
    タ系列に、上記第2のチェックワードに基づいたエラー
    訂正処理をするようにした請求項1記載のエラー訂正方
    法。
JP26561795A 1995-10-13 1995-10-13 エラー訂正方法及びエラー訂正装置 Expired - Fee Related JP3653315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26561795A JP3653315B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 エラー訂正方法及びエラー訂正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26561795A JP3653315B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 エラー訂正方法及びエラー訂正装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09107294A true JPH09107294A (ja) 1997-04-22
JP3653315B2 JP3653315B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=17419629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26561795A Expired - Fee Related JP3653315B2 (ja) 1995-10-13 1995-10-13 エラー訂正方法及びエラー訂正装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3653315B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3653315B2 (ja) 2005-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3465113B2 (ja) トリプル直交インターリーブ式エラー訂正システム
US7421626B2 (en) Method of recording/reproducing digital data and apparatus for same
US20070033501A1 (en) Data processing method and apparatus, recording medium, reproducing method and apparatus using the same method
US5841749A (en) Method for recording (sending) /reproducing (receiving) data, apparatus thereof and data recording medium
KR100384087B1 (ko) 디지탈신호부호화방법및장치,디지탈신호기록매체그리고디지탈신호복호화방법및장치
JP2000165259A (ja) データ復号処理装置および方法
JP3764453B2 (ja) エラー訂正のための符号化装置及び方法と復号化装置及び方法
JPH0471367B2 (ja)
US7266748B2 (en) Method and apparatus for correcting C1/PI word errors using error locations detected by EFM/EFM+ decoding
US4606026A (en) Error-correcting method and apparatus for the transmission of word-wise organized data
JP3362146B2 (ja) 再生装置および記録再生装置
JP3653315B2 (ja) エラー訂正方法及びエラー訂正装置
JP2001244823A (ja) クロスインターリーブドリードソロモンコードの復号の処理内の誤り訂正のための装置
EP1111799B1 (en) Error correction with a cross-interleaved Reed-Solomon code, particularly for CD-ROM
KR930010355B1 (ko) 데이타 오류정정 디코딩방법 및 그 장치
JP3259359B2 (ja) データ再生装置及び方法
KR19990049147A (ko) 에러정정방법
JP2002237756A (ja) 符号化方法、復号方法、符号化回路、復号回路、記憶装置、記憶媒体、通信装置
JPH07211014A (ja) 誤り訂正符号符号化方法、誤り訂正符号復号化方法、誤り訂正符号符号化装置、誤り訂正符号復号化装置、デイジタル信号符号化方法、デイジタル信号復号化方法、デイジタル信号符号化装置、デイジタル信号復号化装置及び記録媒体
JPS63259876A (ja) 誤り訂正方式
JP2002232299A (ja) 半導体装置
JPH07211013A (ja) デイジタル信号符号化方法、デイジタル信号復号化方法、デイジタル信号符号化装置、デイジタル信号復号化装置及びデイジタル信号記録媒体
JPH0767087B2 (ja) エラ−訂正装置
JPS59213008A (ja) Pcm記録及び再生装置
JPH08212712A (ja) データ形成方法、データ再生方法、データ形成再生方法、データ形成装置、データ再生装置およびディスク

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080304

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees