JPH0910725A - ゴミ処理装置 - Google Patents

ゴミ処理装置

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JPH0910725A
JPH0910725A JP7161307A JP16130795A JPH0910725A JP H0910725 A JPH0910725 A JP H0910725A JP 7161307 A JP7161307 A JP 7161307A JP 16130795 A JP16130795 A JP 16130795A JP H0910725 A JPH0910725 A JP H0910725A
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JP
Japan
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dust
microorganisms
decomposing
unit
crushing
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Application number
JP7161307A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Shiina
光男 椎名
Kenji Matsumoto
賢治 松本
Hirokatsu Kaneko
博克 金子
Shinpei Takahashi
信平 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴミを分解するための微生物の補充を自動的に
行う。 【構成】ゴミがゴミ収納部1に投入されると、回転体6
の刃7によって粉砕される。粉砕されたゴミは分解槽2
の微生物によって炭酸ガス、水等に分解される。分解槽
2には検出部33が取り付けられており、この検出部3
3により微生物がゴミを分解するときに発する発酵熱、
炭酸ガス又は水蒸気が検出され、その検出値が所定値以
下になった時が微生物の補充時期と判断される。これに
よって弁31が一定時間だけ開かれ、微生物供給パイプ
32に詰まっている所定量の粉末状の微生物が分解槽2
に投入される。このように自動的に微生物が補充される
ので、メンテナンスの手間を軽減することができ、ゴミ
の分解を確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴミ処理装置に関す
る。詳しくは、ゴミを粉砕して微生物により分解すると
共に、微生物の補充時期を検出して微生物を自動的に補
充するゴミ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微生物を利用して生ゴミ等を分解
する家庭用のゴミ処理装置が知られている。この従来の
ゴミ処理装置は、投入されたゴミを装置内部の微生物に
よって炭酸ガスや水等に分解して処理するものである。
このような従来のゴミ処理装置によれば家庭内の台所等
の衛生状態を向上させることができると共に、家庭にお
けるゴミの減量化が可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の従来の
ゴミ処理装置ではユーザが定期的に微生物を補充する必
要があり、メンテナンスが面倒であった。更に、装置内
部の微生物が不足している状態を検出することができな
かったので、そのまま使用を継続した場合ゴミの分解が
行われない場合があるという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、上述したような課題を
解決したものであって、微生物の補充時期を検出して微
生物が自動的に補充されるゴミ処理装置を提案するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明においては、ゴミを砕くため
の粉砕手段と、微生物を利用してゴミを分解するための
分解手段とを有するゴミ処理装置において、微生物がゴ
ミを分解するときに発生する発酵熱を検出する検出手段
と、発酵熱の検出値が所定温度以下になった時に分解手
段に微生物を補充する微生物補充手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明においては、ゴミを
砕くための粉砕手段と、微生物を利用してゴミを分解す
るための分解手段とを有するゴミ処理装置において、微
生物がゴミを分解するときに発生する炭酸ガスを検出す
る検出手段と、炭酸ガスの検出値が所定値以下になった
時に分解手段に微生物を補充する微生物補充手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明においては、ゴミを
砕くための粉砕手段と、微生物を利用してゴミを分解す
るための分解手段とを有するゴミ処理装置において、微
生物がゴミを分解するときに発生する水蒸気を検出する
検出手段と、水蒸気の検出値が所定値以下になった時に
分解手段に微生物を補充する微生物補充手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明においては、ゴミを
砕くための粉砕手段と、微生物を利用してゴミを分解す
るための分解手段と、を有するゴミ処理装置において、
微生物がゴミを分解するときに発生する発酵熱、炭酸ガ
ス及び水蒸気を検出する検出手段と、発酵熱、炭酸ガス
及び水蒸気の検出結果により分解手段に微生物を補充す
る微生物補充手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】ゴミ収納部に投入されたゴミは、回転駆動され
る回転体の刃によって粉砕される。粉砕されたゴミは分
解手段に送られ、微生物によって炭酸ガス、水等に分解
される。また、検出手段によって微生物がゴミを分解す
るときに発する発酵熱、炭酸ガス又は水蒸気が検出さ
れ、その検出値が所定値以下になった時が微生物の補充
時期と判断される。これによって、微生物補充手段から
所定量の微生物が分解手段に投入される。
【0010】なお、微生物が発生させる発酵熱、炭酸ガ
ス及び水蒸気のすべてを検出し、これらの検出結果を総
合的に判定することにより、微生物の補充時期をより正
確に判断することができる。
【0011】
【実施例】続いて、本発明に係るゴミ処理装置の実施例
について、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明による第1実施例であるゴ
ミ処理装置10の構成を示す。このゴミ処理装置10で
は、略立方体のキャビネット9の内部にゴミを砕くため
の粉砕手段、本例ではゴミ収納部1及び回転体6の下に
粉砕されたゴミを分解する分解手段、本例では分解槽2
が配置されている。
【0013】ゴミ収納部1の上部にはゴミを投入するた
めの開口部3が設けられ、この開口部3は上蓋4によっ
て開閉される。ゴミ収納部1の底面は傾斜して漏斗部1
aを形成し、その最下部に分解槽2に通じるゴミ排出部
5が設けられている。また、ゴミ収納部1の両側面に
は、洗浄水を流すための洗浄水供給手段である洗浄水供
給パイプ8が接続されている。
【0014】図2に示すように、ゴミ収納部1の底部に
は回転体6がその回転軸が水平となるように配置されて
いる。この回転体6は駆動手段(図示せず)によって回
転駆動される。また、回転体6には複数の刃7がゴミ収
納部1の略全幅に亘って形成されている。これら複数の
刃7はそれぞれ平行に配列されていると共に、図1に示
すように円形状に成形されている。また、刃7はゴミ排
出孔5に近接して配置されており、ゴミ収納部1の漏斗
部1aとの距離mが粉砕処理の程度に応じて設定されて
いる。
【0015】分解槽2の内部には、ゴミを分解するため
の微生物及び微生物を活動させるのに必要な物質、例え
ばおがくず等が収納されている。微生物の活動に最適な
環境を作り出すために、分解槽2は加熱手段、水分供給
手段及び攪拌手段を備えている。加熱手段(図示せず)
は、分解槽2を加熱して微生物の分解活動が最も活発と
なる温度に設定する。水分供給手段、すなわち本例にお
けるシャワー11は必要に応じて分解槽2に適量の水を
散布し、微生物の繁殖に必要な水分を供給する。攪拌手
段、すなわち本例におけるミキサー12は、図2に示す
ように螺旋状に形成されており、駆動手段(図示せず)
により回転駆動される。これによって、微生物、おがく
ず及び空気を混合させられ、微生物に必要な空気を供給
する。
【0016】また、図1に示すようにゴミ収納部1のゴ
ミ排出部5の下には、洗浄モードが選択されたときに洗
浄水を分解槽2とは異なる経路に導くための配水手段が
配置されている。この配水手段は、洗浄水通過孔16及
びゴミ通過孔17とが設けられた移動体18と、洗浄水
通過孔16に接続された排水パイプ19とから構成され
る。
【0017】移動体18は、図3に示すように円盤状に
形成されており、その中心に軸21が結合されている。
この移動体18は軸21を介してモータ20(図1)に
より回転移動する。また、洗浄水通過孔16とゴミ通過
孔17とは軸21を中心として互いに180度反対側の
位置に設けられている。
【0018】洗浄水通過孔16には、多数の小孔を有す
る多孔質部22、例えば網、スポンジ等が孔全体を塞ぐ
ように取り付けられている。この多孔質部22は洗浄水
は通過させるが、ゴミの通過は阻止する特性を有する。
一方、ゴミ通過孔17は貫通した孔であるので、ゴミを
そのまま通過させる。なお、ゴミ通過孔17の下側には
ゴミを分解槽2(図1)に案内するための筒部23が設
けられている。
【0019】図1に示すように、通常の使用時では、ゴ
ミ通過孔17がゴミ排出部5の下に位置するように移動
体18が配されている。また、洗浄水通過孔16はキャ
ビネット9に設けられたゴミ取出口28側に配置され、
このゴミ取出口28には蓋27が開閉自在に取り付けら
れている。また、移動体18からの排水パイプ19はタ
ンク25に接続されている。このタンク25は洗浄水を
貯えるためのもので、上述の洗浄水供給パイプ8がポン
プ26を介して接続されている。なお、タンク25の内
部には洗浄水を浄化する働きをする微生物が収納されて
いる。
【0020】また、分解槽2の上部には微生物補充手
段、本例では弁31及び微生物供給パイプ32が設けら
れている。この微生物供給パイプ32の一端は分解槽2
に接続され、他端はキャビネット9の外部に通じてお
り、その内部には粉末状の微生物が詰まっている。ま
た、弁31は微生物供給パイプ32の分解槽2側の開口
部に配され、制御手段、本例における制御部34の制御
によってこの開口部を開閉するようになされている。
【0021】以上のように構成されたゴミ処理装置10
の動作を以下に説明する。まず、通常のゴミ処理モード
では、上蓋4が開けられてゴミがゴミ収納部1に投入さ
れる。ゴミはゴミ収納部1の漏斗部1aを滑り落ちて、
回転駆動される回転体6の刃7によって粉砕される。こ
のとき、ゴミに微生物が分解しにくい物質、例えば骨
類、貝殻類等が含まれていた場合でも刃7によって粉砕
される。
【0022】粉砕されたゴミは、図1に示すゴミ排出部
5及び移動体18のゴミ通過孔17を通じて分解槽2に
落下する。その後、ゴミは分解槽2の微生物によって炭
酸ガス、水等に分解される。このとき、骨類、貝殻類等
は細かく粉砕されているので、微生物は他のゴミと同様
にこれらを分解することができる。なお、上述したよう
に分解槽2では、図示しない加熱手段による温度調節、
シャワー11から散布される水及びミキサー12の攪拌
によって、微生物の活動を促進させゴミの分解を効率良
く行うようになされている。
【0023】このように、投入されたゴミに微生物が分
解しにくい物質が含まれていても細かく粉砕することに
より分解できるので、従来のゴミ処理装置のように分解
できないゴミを分別する作業が不要となる。また、微生
物が分解しにくい物質が分解されずに分解槽2の内部に
残ることがないので、これらを取り除く作業も不要とな
る。
【0024】また、分解槽2には検出手段、本例では検
出部33が取り付けられており、この検出部33により
微生物がゴミを分解するときに発する発酵熱が検出さ
れ、その検出値は制御部34に伝達される。一般的に微
生物が分解活動を活発に行うほど、たくさんの発酵熱が
発生することが知られている。このことから検出値が所
定値以下になった時、分解槽2に微生物が不足している
と判断することができる。
【0025】これによって、図4に示すように弁31が
一定時間だけ開放され、微生物供給パイプ32に詰まっ
ている所定量の粉末状の微生物が分解槽2に投入され
る。弁31を開いている一定時間は、1回の開放で投入
される微生物の量に応じて設定される。なお、微生物供
給パイプ32は外部に通じているので、ここからユーザ
は適宜微生物の粉末を追加することができる。
【0026】このように、微生物の発酵熱を検出するこ
とによって自動的に微生物が補充されるので、メンテナ
ンスの手間を軽減することができると共に、分解槽2の
微生物を常に適量に保ち、ゴミの分解を最適の状態で行
うことができる。
【0027】次に、このゴミ処理装置10は、ゴミ収納
部1の内部に付着したゴミを洗浄する洗浄モードを備え
ている。洗浄モードが選択されると、図5に示すように
移動体18が180度回転して洗浄水通過孔16がゴミ
排出部5の下に配置される。その後、ポンプ26が駆動
され、タンク25に貯えられた洗浄水が洗浄水供給パイ
プ8を通じてゴミ収納部1の上部から噴出される。この
洗浄水はゴミ収納部1の側面に沿って流れ、洗い流した
ゴミと共にゴミ排出部5から移動体18の洗浄水通過孔
16に流れ落ちる。
【0028】ここで、洗浄水は洗浄水通過孔16の多孔
質部22をそのまま通過して下方に流れ落ちるが、洗浄
水と共に流れ落ちてきたゴミは多孔質部22を通過でき
ずに多孔質部22の上に残る。多孔質部22を通過した
洗浄水は、排水パイプ19を通じてタンク25に回収さ
れ、タンク25の微生物によって浄化された後、洗浄に
再度使用されることになる。洗浄モードが終了すると、
移動体18が180度回転して、図1に示すように再び
ゴミ通過孔17がゴミ排出部5の下に移動する。なお、
ユーザはキャビネット9の側面の蓋27を開けて、多孔
質部22の上に残ったゴミを取り除くことができる。
【0029】このように、このゴミ処理装置10は洗浄
モードを備えているので、ゴミ収納部1の内部に付着し
たゴミを容易に洗浄することができ、ゴミ処理装置10
を衛生的に保つことができる。また、回収した洗浄水を
微生物によって浄化した後、再度洗浄に使用するので、
洗浄水の補給する作業が不要となる。
【0030】なお、本例では複数の刃7は図2に示すよ
うにそれぞれ平行に配列されているが、図6(A)に示
す刃41のように斜めに配列してもよいし、図6(B)
に示す刃42のようにハ字状に配列してもよい。また、
本例では刃7は円形状に成形されていたが、図7(A)
に示す刃43のように半円状に成形してもよい。この場
合、半円形の刃43の向きを同一方向に揃えてもよい
し、互い違いに設定してもよい。更に、図7(B)に示
す刃44のように複数の歯を放射状に設けたものであっ
てもよい。
【0031】また、図8に示すように回転体6を筒体4
5に収納してもよい。この筒体45の上側にはゴミを出
し入れするための開口部45aが軸方向に沿って設けら
れている。この場合、図9に示すようにゴミ収納部1の
底面には筒体45の形状に応じて湾曲した筒体収納部4
6が形成され、ここに筒体45が回転自在に配置されて
いる。
【0032】そして、ゴミを粉砕するときは、回転体6
の回転時に筒体45も回転駆動される。ゴミ収納部1に
投入されたゴミは漏斗部1aを滑り落ちて、開口部45
aから筒体45の内部に入る。このゴミは筒体45の内
部で回転する回転体6の刃7によって粉砕される。そし
て、筒体45の開口部45aが下側に巡ってきたときに
開口部45aから粉砕されたゴミが排出され、ゴミ排出
部5を通じて分解槽2(図1)に落下する。このよう
に、筒体45にゴミを収納して粉砕するので、ゴミをよ
り効率的に粉砕することができる。
【0033】また、本例の検出部33は微生物の発酵熱
を検出したが、微生物がゴミを分解するときに発生する
炭酸ガス又は水蒸気を検出することによっても同様に微
生物の補充時期を判断することができる。更に、微生物
が発生させる発酵熱、炭酸ガス及び水蒸気のすべてを検
出し、これらの検出結果を総合的に判定することによ
り、微生物の補充時期をより正確に判断することができ
る。
【0034】更に、本例における微生物補充手段は、弁
31(図4)と微生物供給パイプ32(図4)によって
構成されていたが、図10に示すように円形の回転式収
納体46と分解槽2の上部に設けられた貫通孔47とで
構成してもよい。この回転式収納体46は分解槽2の上
面に取り付けられており、軸50によって回転可能であ
る。また、回転式収納体46は円状に等角度で配された
複数の孔である収納部48を備え、ここに微生物が封入
されたカプセル49が収納される。また、貫通孔47は
収納部48が配列される円上に設けられている。
【0035】上述したように検出部33の検出値から微
生物の補充時期であると判断されると、回転式収納体4
6が軸50の回転によって所定角度だけ回転移動し、複
数の収納部48の一つが貫通孔47の上に移動する。こ
れによって、カプセル49が貫通孔47を通じて分解槽
2の内部に落下する。このように、微生物を封入したカ
プセル49を使用することによって微生物の取扱いが容
易になる。また、収納部48に粉末状の微生物を収納す
るようにしてもよい。
【0036】また、本例では使用後の洗浄水をタンク2
5に回収して再利用したが、使用後の洗浄水を下水に流
してもよい。これによって、タンク25及びタンク25
の微生物等が不要となり、構成を簡単にして原価を低減
することができる。
【0037】図11は、本発明に係るゴミ処理装置の第
2実施例の粉砕手段を示す。この第2実施例では回転体
51はゴミ排出部5の内部に垂直に配置されており、上
下に重なるように配列された複数の刃52a〜52fが
設けられている。この刃52a〜52fのそれぞれの間
隔は下になるほど狭く設定されている。最も下に配置さ
れる刃52fとその上の刃52eとの間隔は、ゴミをど
の程度の大きさまで粉砕するかに応じて設定されてい
る。
【0038】また、図12に示すように、刃52a〜5
2fの歯の間隔は下に位置するほど狭く設定されてい
る。例えば、刃52cの歯の間隔は刃52aの歯の間隔
より狭く設定され、刃52fの歯の間隔は刃52cの歯
の間隔より狭く設定されている。最も下に位置する刃5
2fの歯の間隔はゴミをどの程度の大きさまで粉砕する
かに応じて設定されている。
【0039】このような構成において、投入されたゴミ
は図11に示すゴミ収納部1の漏斗部1aを滑り落ち
て、回転駆動される回転体51の刃52a〜52fによ
って順次粉砕されながら下に落ちる。このとき、刃52
a〜52fを一枚通過するごとに、ゴミは小さく粉砕さ
れていくようになる。例えば、ゴミが最も下に位置する
刃52fを通過するためには、刃52e,52fの間隔
及び刃52fの歯の間隔(図12)よりも小さく粉砕さ
れていなければならない。従って、ゴミは回転体51で
所定の大きさになるまで粉砕された後、ゴミ排出部5に
落下する。
【0040】このように、刃52a〜52fの間隔及び
それぞれの歯の間隔を下にいくほど狭く設定することに
よってゴミが所定の大きさになるまで粉砕されるので、
分解槽2(図1)での微生物の分解を確実に行わせるこ
とができる。
【0041】図13に、本発明に係るゴミ処理装置の第
3実施例の粉砕手段を示す。第3実施例ではゴミ収納部
61が円筒状に形成され、その上部にゴミを内部に投入
するための開口部63が設けられている。この開口部6
3は取り外し可能な上蓋64によって開閉される。ゴミ
収納部61の底面は傾斜して漏斗部61aとなり、その
最下部に分解槽2に通じるゴミ排出部65が設けられて
いる。また、ゴミ収納部61の内壁には螺旋状の溝部6
8が設けられている。
【0042】漏斗部61aの最下部には、ゴミ排出部6
5の内部に粉砕部70が配置されている。この粉砕部7
0は垂直に配された回転軸69にスライド自在に嵌め込
まれ、粉砕部70はストッパ70Aによって位置規制さ
れ、回転軸69の回転に伴って回転するようになってい
る。また、粉砕部70の上面には多数の鋭利な突起が設
けられている。回転軸69の上端は開口部63と略同じ
高さまで達し、上蓋64の下面に結合されている。この
回転軸69と上蓋64の結合部は、適宜な機構により容
易に結合し又は外れるようになされている。
【0043】第3実施例におけるゴミ処理モードでは、
上蓋64が開けられてゴミ収納部61に投入されたゴミ
は、漏斗部61aを滑り落ちてゴミ収納部61の最下部
に達する。そして、上蓋64が閉じられると回転軸69
の駆動が開始され、粉砕部70及び上蓋64が回転し、
図14に示すように上蓋64は螺旋状の溝部68に案内
されて下降する。このとき、上蓋64の下面によりゴミ
が下方に押圧され、粉砕部70に圧着されることにな
る。粉砕部70に接触している部分のゴミは鋭利な突起
によって粉砕され、粉砕後のゴミは粉砕部70とゴミ排
出部65との間から下方に落下する。
【0044】ゴミの粉砕が終了した後、ユーザがスイッ
チ操作により開蓋モードを選択すると、回転軸が上述と
は逆に回転し、上蓋64をゴミ収納部61の開口部63
まで上昇させて停止する。これによって、ユーザは上蓋
64を開いて新たなゴミを投入することができる。
【0045】このように、上蓋64を下降させてゴミを
粉砕部70に圧着させることによって、ゴミを確実かつ
効率的に粉砕して分解槽2(図1)での微生物による分
解を確実に行わせることができる。
【0046】なお、上述の第3実施例では、粉砕部70
が漏斗部61aの最下部に配置されていたが、図15に
示すように粉砕部70をゴミ排出部65の内部に配置
し、内径が粉砕部70の外径より狭いネック部71を漏
斗部61aとゴミ排出部65との結合部分に設けてもよ
い。これによって、漏斗部61aを滑り落ちたゴミが確
実に粉砕部70の上面に接触することになり、ゴミを確
実かつ効率的に粉砕して分解槽2(図1)での微生物に
よる分解を確実に行わせることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明においては、ゴミを砕くための粉砕手段と、微生物
を利用してゴミを分解するための分解手段とを有するゴ
ミ処理装置において、微生物がゴミを分解するときに発
生する発酵熱を検出する検出手段と、発酵熱の検出値が
所定温度以下になった時に分解手段に微生物を補充する
微生物補充手段とを備えたものである。
【0048】従って本発明によれば、微生物の発酵熱を
検出することによって自動的に微生物が補充されるの
で、メンテナンスの手間を軽減することができると共
に、分解手段の微生物を常に適量に保ち、ゴミの分解を
確実に行うことができる等の効果がある。
【0049】請求項2に記載の発明においては、ゴミを
砕くための粉砕手段と、微生物を利用してゴミを分解す
るための分解手段とを有するゴミ処理装置において、微
生物がゴミを分解するときに発生する炭酸ガスを検出す
る検出手段と、炭酸ガスの検出値が所定値以下になった
時に分解手段に微生物を補充する微生物補充手段とを備
えたものである。
【0050】従って本発明によれば、微生物の炭酸ガス
を検出することによって自動的に微生物が補充されるの
で、メンテナンスの手間を軽減することができると共
に、分解手段の微生物を常に適量に保ち、ゴミの分解を
確実に行うことができる等の効果がある。
【0051】請求項3に記載の発明においては、ゴミを
砕くための粉砕手段と、微生物を利用してゴミを分解す
るための分解手段とを有するゴミ処理装置において、微
生物がゴミを分解するときに発生する水蒸気を検出する
検出手段と、水蒸気の検出値が所定値以下になった時に
分解手段に微生物を補充する微生物補充手段とを備えた
ものである。
【0052】従って本発明によれば、微生物の水蒸気を
検出することによって自動的に微生物が補充されるの
で、メンテナンスの手間を軽減することができると共
に、分解手段の微生物を常に適量に保ち、ゴミの分解を
確実に行うことができる等の効果がある。
【0053】請求項4に記載の発明においては、ゴミを
砕くための粉砕手段と、微生物を利用してゴミを分解す
るための分解手段と、を有するゴミ処理装置において、
微生物がゴミを分解するときに発生する発酵熱、炭酸ガ
ス及び水蒸気を検出する検出手段と、発酵熱、炭酸ガス
及び水蒸気の検出結果により分解手段に微生物を補充す
る微生物補充手段とを備えたものである。
【0054】従って本発明によれば、微生物の発酵熱、
炭酸ガス及び水蒸気を検出することによって自動的に微
生物が補充されるので、メンテナンスの手間を軽減する
ことができると共に、分解手段の微生物を常に適量に保
ち、ゴミの分解を確実に行うことができる。更に、発酵
熱、炭酸ガス及び水蒸気のすべての検出結果を総合的に
判定することにより、微生物の補充時期をより正確に判
断することが可能になる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例であるゴミ処理装置1
0の構成図である。
【図2】ゴミ処理装置10の正面断面図である。
【図3】移動体18の構成を示す斜視図である。
【図4】微生物の投入を示す断面図である。
【図5】洗浄モードにおけるゴミ処理装置10の状態を
示す断面図である。
【図6】刃41,42の配置を示す図である。
【図7】刃43,44の形状を示す図である。
【図8】筒体45の構成を示す斜視図である。
【図9】筒体45の配置を示す断面図である。
【図10】回転式収納体46及び貫通孔47の構成を示
す斜視図である。
【図11】本発明に係る第2実施例における回転体51
の構成を示す断面図である。
【図12】回転体51の刃52a,52c,52fの形
状を示す図である。
【図13】本発明に係る第3実施例における粉砕手段の
構成を示す斜視図である。
【図14】第3実施例における粉砕方法を示す断面図で
ある。
【図15】ゴミ収納部61の他の例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,61 ゴミ収納部 2 分解槽 5 ゴミ排出部 6,51 回転体 7,41,42,43,44,52a〜52f 刃 8 洗浄水供給パイプ 11 シャワー 12 ミキサー 16 洗浄水通過孔 17 ゴミ通過孔 18 移動体 22 多孔質部 31 弁 32 微生物供給パイプ 33 検出部 34 制御部 45 筒体 46 回転式収納体 47 貫通孔 48 収納部 49 カプセル 64 上蓋 68 溝部 70 粉砕部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 信平 東京都台東区池之端1丁目2番11号 アイ ワ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴミを砕くための粉砕手段と、微生物を
    利用してゴミを分解するための分解手段とを有するゴミ
    処理装置において、 上記微生物が上記ゴミを分解するときに発生する発酵熱
    を検出する検出手段と、 上記発酵熱の検出値が所定値以下になった時に上記分解
    手段に上記微生物を補充する微生物補充手段と、 を備えたことを特徴とするゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 ゴミを砕くための粉砕手段と、微生物を
    利用してゴミを分解するための分解手段とを有するゴミ
    処理装置において、 上記微生物が上記ゴミを分解するときに発生する炭酸ガ
    スを検出する検出手段と、 上記炭酸ガスの検出値が所定値以下になった時に上記分
    解手段に上記微生物を補充する微生物補充手段と、 を備えたことを特徴とするゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 ゴミを砕くための粉砕手段と、微生物を
    利用してゴミを分解するための分解手段とを有するゴミ
    処理装置において、 上記微生物が上記ゴミを分解するときに発生する水蒸気
    を検出する検出手段と、 上記水蒸気の検出値が所定値以下になった時に上記分解
    手段に上記微生物を補充する微生物補充手段と、 を備えたことを特徴とするゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】 ゴミを砕くための粉砕手段と、微生物を
    利用してゴミを分解するための分解手段と、を有するゴ
    ミ処理装置において、 上記微生物が上記ゴミを分解するときに発生する発酵
    熱、炭酸ガス及び水蒸気を検出する検出手段と、 上記発酵熱、上記炭酸ガス及び水蒸気の検出結果により
    上記分解手段に上記微生物を補充する微生物補充手段
    と、 を備えたことを特徴とするゴミ処理装置。
  5. 【請求項5】 上記微生物補充手段が一定時間弁を開く
    ことにより上記分解手段に微生物を投入するようになさ
    れていることを特徴とする請求項1から請求項4記載の
    ゴミ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記微生物補充手段が、 上記微生物を収納するための複数の微生物収納部を有す
    る回転可能な回転式収納体と、 上記微生物収納部の位置に対応して上記回転式収納体の
    下に設けられ、上記分解手段に通じる貫通孔とからな
    り、 上記回転式収納体が回転して上記微生物収納部が上記貫
    通孔の上に移動することによって、上記微生物が上記貫
    通孔を通過して上記分解手段に投入されることを特徴と
    する請求項1から請求項4記載のゴミ処理装置。
  7. 【請求項7】 上記微生物はカプセルに収納されている
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載のゴミ処理
    装置。
JP7161307A 1995-06-27 1995-06-27 ゴミ処理装置 Pending JPH0910725A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2406804A (en) * 2003-10-03 2005-04-13 Max Appliances Ltd Waste disposal and composting unit
CN106799389A (zh) * 2017-01-11 2017-06-06 南昌浩牛科技有限公司 一种先进制造废料回收设备

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2406804A (en) * 2003-10-03 2005-04-13 Max Appliances Ltd Waste disposal and composting unit
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