JPH0910691A - 振動発生装置 - Google Patents

振動発生装置

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JPH0910691A
JPH0910691A JP7166454A JP16645495A JPH0910691A JP H0910691 A JPH0910691 A JP H0910691A JP 7166454 A JP7166454 A JP 7166454A JP 16645495 A JP16645495 A JP 16645495A JP H0910691 A JPH0910691 A JP H0910691A
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JP
Japan
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vibration
vibration table
target position
position signal
generator
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JP7166454A
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Yasuo Aoki
保夫 青木
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SERBO TECHNOS KK
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SERBO TECHNOS KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加振対象物の乗載面の高さが低い振動発生装置
を提供。 【構成】加振対象物乗載用の振動テーブル11と、この
振動テーブル11とこれより下方の固定部10との双方
に斜めに連結された伸縮可能な複数の作動器210,2
20と、これらの作動器210,220を同相又は逆相
で伸縮させる制御手段511等,521等とを備えた
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動発生装置に関
し、詳しくは、振動等体感可能な娯楽設備や地震等の疑
似体験装置等に好適な低床の振動発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、振動発生装置は、観客の模擬体感
による臨場感向上等のため映画等の画面の動きに合わせ
て観客室や視聴席あるいはゲーム機を揺らすことや、地
震を疑似体験させるため体験者の入っている模擬室を上
下左右に振動させることなどに用いられている。
【0003】この装置は、図4にその模式図を示すが
(信号線は破線で示した)、上面に地震体験室12が取
付られた振動テーブル11と、ヘッド側がベース10に
固定されロッドがベアリング32,33を介して振動テ
ーブル11を下から支える鉛直の油圧シリンダ22,2
3と、ヘッド側がベース10の鉛直壁面に垂直に固定さ
れロッドがベアリング31を介して振動テーブル11を
脇から支える水平の油圧シリンダ21とを備えて、振動
テーブル11がベース10の上方に支持されているもの
である。
【0004】また、この装置は、x方向の駆動制御のた
めに、振動テーブル11のx方向すなわち水平方向の位
置を検出する位置センサ41と、地震のx方向の揺れを
記録又は模擬した振動パターンの信号である目標位置信
号Xを発生するファンクションジェネレータ(F.
G.)51と、目標位置信号Xと位置センサ41の検出
位置との差を増幅出力する差動増幅回路61と、差動増
幅回路61の出力に応じて油圧シリンダ21を駆動する
油圧サーボバルブ71とを備えたものである。
【0005】さらに、この装置は、z方向の駆動制御の
ために振動テーブル11のz方向すなわち高さ方向の位
置を検出する位置センサ42と、地震のz方向の揺れを
記録等した振動パターンの信号である目標位置信号Zを
発生するファンクションジェネレータ52と、目標位置
信号Zと位置センサ42の検出位置との差を増幅出力す
る差動増幅回路62と、差動増幅回路62の出力に応じ
てシリンダ22,23を駆動する油圧サーボバルブ72
を備えたものである。
【0006】かかる構成の下で、ファンクションジェネ
レータ51によって目標位置信号Xが与えられると、目
標位置信号Xと位置センサ41の検出位置との差が差動
増幅回路61によって増幅され、これに応じた油圧サー
ボバルブ71によって油圧シリンダ21が駆動される。
そして、目標位置と検出位置とが一致するまで油圧シリ
ンダ21が駆動されて、そのロッドが出入りし、これが
ベアリング31を介して振動テーブル11をx方向に移
動さる。これにより、ファンクションジェネレータ51
からの目標位置信号Xに追従して振動テーブル11がx
方向に移動する。目標位置信号Xは地震の揺れに対応し
た信号であるから、振動テーブル11は、ベアリング3
2,33上を滑動しながらx方向に振動する。
【0007】また、ファンクションジェネレータ52に
よって目標位置信号Zが与えられると、目標位置信号Z
と位置センサ42の検出位置との差が差動増幅回路62
によって増幅され、これに応じた油圧サーボバルブ72
によって油圧シリンダ22,23が駆動される。そし
て、x方向の場合と同様にして、振動テーブル11は、
側面がベアリング31を滑動しながら、全体がz方向に
振動する。
【0008】このように、油圧シリンダ21によって振
動テーブル11がx方向に振動させられて地震体験室1
2に横揺れが加えられるとともに、油圧シリンダ22,
23によって振動テーブル11がz方向に振動させられ
て地震体験室12に縦揺れが加えられる。これにより、
地震体験室12内に居る者は、地震の揺れを疑似体験す
ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の振動発生装置では、振動テーブルをz方向に
駆動する油圧シリンダが振動テーブル下でベースに対し
て立設されていることから、装置上に取付られる加振対
象物の床下部分の高さ即ち振動テーブルの位置が高い。
【0010】このため、地震体験室等を取付けたままで
振動発生装置をトラック等に搭載して移動・搬送すると
きのことを考慮すると、道路事情等からトラック等の搭
載物の高さに一定の限度があるので、地震体験室等の高
さが振動発生装置の振動テーブルの高さによって制約さ
れることとなる。
【0011】また、振動発生装置を建屋内に固設して用
いる場合は、振動発生装置が低ければ、その分だけ建屋
を低くできる。あるいは、同じ高さの建屋であれば、振
動発生装置が低いほど、より背の高い加振対象物をも加
振することが可能となる。そこで、この場合も、振動テ
ーブルの位置が低いほど好ましい。
【0012】この発明は、このような点に鑑みてなされ
たものであり、加振対象物の乗載面の高さが低い振動発
生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に発明された(出願当初請求項1記載の)第1の解決手
段としての振動発生装置は、(図1,図2に示す如
く、)振動させたい遊技器や実験室等の加振対象物(1
2)を上面に固定して又は固定せずに乗載させるための
振動テーブル(11)と、この振動テーブルより下方に
位置する基台や枠等の固定部(10)とこの振動テーブ
ルとの双方に対して直接に又は連接棒等を介して間接的
に連結され、しかも斜めの状態にされていて、望ましく
は鉛直線に対して互いに対称に斜めの状態にされてい
て、前記固定部と前記振動テーブルとの連結点間におけ
る連結距離を伸縮させる作動を行うことが可能な複数の
作動器(210、220)と、(必要に応じて選択的に
設けられ水平面内での移動及び回転等の不所望な方向の
運動を制限する手段(310、320)と、)前記複数
の作動器が同相又は逆相で(すなわち総て同相で若しく
は少なくとも一部逆相で又はこれらの重畳状態の何れか
選択された状態で)伸縮するように、これら複数の作動
器を制御する制御手段(511等、521等)とを備え
たことを特徴とするものである。
【0014】ここで、「同相で伸縮」とは、各作動器が
鉛直成分に関して同速度で同量揃って伸びることをい
い、又は各作動器が鉛直成分に関して同速度で同量揃っ
て縮むことをいう。
【0015】また、「逆相で伸縮」とは、何れか一の作
動器が所定速度で所定量伸び、且つ少なくとも1つ何れ
か他の作動器が前記の一の作動器の伸びに連動して対応
速度で対応量縮むことをいう。なお、「対応速度で対応
量縮む」における「対応」とは、基本的には、各作動器
が水平成分に関して同速度で同量揃って伸縮することを
意味する。
【0016】そして、「重畳状態で伸縮」とは、上述の
関係を満たす同相成分と逆相成分とに各作動器の伸縮速
度及び伸縮量を分解可能であることをいう。換言するれ
ば、制御手段は、各作動器を伸縮させるに際し、これら
の関係を崩すことが無いように各作動器を制御するもの
である。
【0017】なお、作動器としては、油圧シリンダや空
気圧シリンダ等の往復動形や単動形の作動器が挙げら
れ、制御手段としては、サーボ制御や流量制御あるいは
方向切換制御等が挙げられる。また、連結の手段として
は、掛止手段や係止手段、具体的には自在継手の他にヒ
ンジやフックなどが挙げられる。
【0018】
【作用】このような第1の解決手段の振動発生装置にあ
っては、作動器によって振動テーブルとこれの下方の固
定部とが連結されるが、これらの作動器は斜めの状態で
連結されている。そこで、立設させていた作動器を斜め
にしたことにより、その差の分だけ振動テーブルを低く
することが可能となる。この振動テーブルは加振対象物
を乗載させるためのものであるから、結果として、加振
対象物の乗載面の高さを低くすることができる。
【0019】さらに、固定部と振動テーブルとの間の連
結距離が、制御手段の制御に応じた作動器によって、同
相又は逆相で伸縮させられる。この連結距離が伸縮する
と振動テーブルが動くことになるが、同相で伸縮させる
ことによって振動テーブルが上下動する一方、逆相で伸
縮させることによって振動テーブルが左右移動する。こ
れにより、振動テーブルに乗載された加振対象物を振動
させることができる。
【0020】なお、不所望な方向の運動を制限する手段
が付加された場合には、振動テーブルの揺動や特定方向
の傾斜などの不都合な動きは規制される。揺動等も必要
とする応用の場合、かかる手段は付加されず、振動テー
ブルは振動及び/又は揺動する。
【0021】したがって、この発明によれば、加振対象
物の乗載面の高さが低い振動発生装置を実現することが
できる。
【0022】
【実施例】本発明の振動発生装置を地震体験室の加振に
用いた実施例について、その構成を説明する。図1は、
その構成を示す模式図である。また、図2は、この地震
体験装置がトラックに搭載されているときの側面図であ
り、フレームを透視して見た装置の状態を示している。
なお、信号線は油圧ラインとの区別のため破線で示し
た。
【0023】この装置は、加振対象物乗載用の振動テー
ブル11と、伸縮可能な複数の作動器としての油圧シリ
ンダ210,220と、上下左右以外の移動を制限する
手段としてのリニアガイド310,320の結合体と、
油圧シリンダ210,220を同相又は逆相で伸縮させ
る制御手段としての演算回路511等,521等とを備
えるものである。
【0024】振動テーブル11は、上面がほぼ平坦であ
り、この上面に地震体験室12等が取り付けられて、あ
るいは単に載せられた状態で、自身が振動・揺動させら
れることで、地震体験室12等を振動・揺動させるもの
となっている。
【0025】油圧シリンダ210は、ヘッド側が振動テ
ーブル11の中央部下方でベース10にヒンジ211で
連結され、ロッド先端が振動テーブル11のx軸負側で
振動テーブル11の下面にヒンジ212で連結されて、
斜めの状態となっている。また、供給された油圧力に応
じてロッドが出入りすることで、ヒンジ211とヒンジ
212との間の距離(連結距離)を伸縮させることが可
能なものである。
【0026】油圧シリンダ220は、ヘッド側が振動テ
ーブル11の中央部下方でベース10にヒンジ221で
連結され、ロッド先端が振動テーブル11のx軸正側で
振動テーブル11の下面にヒンジ222で連結されて、
斜めの状態となっている。また、供給された油圧力に応
じてロッドが出入りすることで、ヒンジ221とヒンジ
222との間の距離(連結距離)を伸縮させることが可
能なものである。
【0027】これらの油圧シリンダ210,220によ
って振動テーブル11はベース10の上方に下から支持
されるが、この状態で、振動テーブル11のy方向正側
端面には、z方向移動だけを許容するリニアガイド32
0が取付られている。なお、y方向負側端面にも同様に
z方向移動だけを許容するリニアガイドが設けられてい
るが、図示は割愛した。
【0028】さらに、ベース10に固定されたフレーム
とリニアガイド320との間には、x方向移動だけを許
容するリニアガイド310が取付られている。なお、対
向フレームにも同様にx方向移動だけを許容するリニア
ガイドが設けられているが、これも図示は割愛した。こ
れらのリニアガイド310,320の結合体は、振動テ
ーブル11が上下左右(z方向及びx方向)に移動する
ことを可能とする一方、それ以外の方向への移動を制限
するものとなっている。
【0029】油圧サーボバルブ71は、電磁制御形のも
のであり、一方の出力ポートが配管や可撓性ホースで油
圧シリンダ210のロッド側ポートに接続され、他方の
出力ポートが配管や可撓性ホースで油圧シリンダ210
のヘッド側ポートに接続され、制御入力として差動増幅
回路61の出力を受けるものである。
【0030】さらに、この差動増幅回路61は、オペア
ンプ等を主体に構成され、振動テーブル11のx方向位
置を検出する位置センサ41の出力x’を反転入力とし
て受け、演算回路511の出力を非反転入力として受け
るものである。これにより、フィードバックループが構
成されて、ヒンジ211とヒンジ212との間の連結距
離を、演算回路511の出力に従って伸縮させるものと
なっている。
【0031】また、油圧サーボバルブ72及び差動増幅
回路62は、上述したのと同様のものであり、さらに上
述したのと同様に油圧シリンダ220及び位置センサ4
2に対して接続等されて、フィードバックループを構成
することで、ヒンジ221とヒンジ222との間の連結
距離を、演算回路521の出力に従って伸縮させるもの
となっている。
【0032】ファンクションジェネレータ51は、地震
の横搖れ即ちx方向の揺れに対応した振動パターンの信
号である目標位置信号Xを発生する関数発生器である。
そして、この目標位置信号Xは、演算回路511に入力
されて減算的対象とされ、演算回路521に入力されて
加算的対象とされる。また、ファンクションジェネレー
タ52は、地震の縦搖れ即ちz方向の揺れに対応した振
動パターンの信号である目標位置信号Zを発生する関数
発生器である。そして、この目標位置信号Zは、演算回
路511及び演算回路521に入力されて双方の加算的
対象とされるものである。
【0033】演算回路511は、検出出力x’及びz’
と目標位置信号Xと目標位置信号Zとを受け(z’の入
力は図示せず)、検出出力x’及びz’の値に応じた補
正を加味しながら概ね目標位置信号Zから目標位置信号
Xを減算し、算出値を差動増幅回路61に送出する。ま
た、演算回路521は、検出出力x’及びz’と目標位
置信号Xと目標位置信号Zとを受け(x’の入力は図示
せず)、検出出力x’及びz’の値に応じた補正を加味
しながら概ね目標位置信号Zに目標位置信号Xを加算
し、算出値を差動増幅回路62に送出するものである。
【0034】これにより、目標位置信号Xの値が増加す
ると、ヒンジ211,212間の距離が増加する一方、
ヒンジ221,222間の距離は減少する。逆に目標位
置信号Xの値が減少すると、ヒンジ211,212間の
距離が減少する一方、ヒンジ221,222間の距離は
増大する。そこで、振動テーブル11のx方向負側と正
側とが逆相で駆動制御されるので、ファンクションジェ
ネレータ51や演算回路511等はx方向に振動テーブ
ル11を振動させるものとなっている。
【0035】また、目標位置信号Zの増減に対応して、
ヒンジ211,212間の距離とヒンジ221,222
間の距離とが揃って増減する。そこで、振動テーブル1
1の各部位が同相で駆動制御されるので、ファンクショ
ンジェネレータ52や演算回路521等はz方向に振動
テーブル11を振動させるものとなっている。
【0036】この実施例の振動発生装置について、その
動作を説明する。
【0037】振動発生装置を荷台に搭載したトラックが
デモンストレーション会場に到着し、所定の場所に停車
して所定のセットアップが済むと、停止状態の振動発生
装置(図2参照)が作動を開始する。
【0038】そして、ファンクションジェネレータ52
によって所定値の目標位置信号Zが与えられると、これ
が演算回路511,521に送出されて加算的入力とさ
れる。さらに、演算回路511の出力と位置センサ41
の検出位置との差が差動増幅回路61によって増幅さ
れ、これに応じた油圧サーボバルブ71によって油圧シ
リンダ210が駆動される。これと同時に同様にして、
演算回路521と位置センサ42と差動増幅回路62と
油圧サーボバルブ72によって油圧シリンダ220も駆
動される。そして、油圧シリンダ210,220のロッ
ドが揃って押し出される。
【0039】これにより、上記所定値に対応した高さま
で振動テーブル11が上方(z方向)に平行移動する。
この状態で、地震の揺れ特に縦搖れ成分に対応した信号
が目標位置信号Zとしてファンクションジェネレータ5
2によって出力されると、この信号に追従して振動テー
ブル11が上下動してz方向に振動する。これにより、
振動テーブル11に載せられている地震体験室12が上
下に加振される。
【0040】また、ファンクションジェネレータ51に
よって所定値の目標位置信号Xが与えられると、これが
演算回路511,521に送出されて、演算回路511
の減算的入力とされるとともに、演算回路521の加算
的入力とされる。さらに、演算回路511の出力と位置
センサ41の検出位置との差が差動増幅回路61によっ
て増幅され、これに応じた油圧サーボバルブ71によっ
て油圧シリンダ210が駆動される。これと同時に同様
にして、演算回路521と位置センサ42と差動増幅回
路62と油圧サーボバルブ72によって油圧シリンダ2
20も駆動される。そして、油圧シリンダ210のロッ
ドが押し込まれるとともに、油圧シリンダ220のロッ
ドは押し出される。
【0041】これにより、上記所定値に対応した位置ま
で振動テーブル11が右(x方向)に移動する。このよ
うにして、地震の揺れ特に横搖れ成分に対応した信号が
目標位置信号Xとしてファンクションジェネレータ51
によって出力されると、この信号に追従して振動テーブ
ル11は左右(x方向)に振動する。これにより、振動
テーブル11に載せられている地震体験室12も横に振
動する。
【0042】このように、目標位置信号Zに応じて振動
テーブル11がz方向に振動させられて地震体験室12
に縦揺れが加えられとともに、目標位置信号Xに応じて
振動テーブル11がx方向に振動させられて地震体験室
12に横揺れが加えられる。これにより、地震体験室1
2内に居る者は、地震の揺れを疑似体験することができ
る。
【0043】以上、本発明の振動発生装置を車両搭載形
の地震体験装置に適用した場合を例に説明してきたが、
この発明の適用はこれに限られる訳ではない。例えば据
置形のシミュレータやゲーム機等にも好適である。振動
テーブルが低いことは、運搬時の制約に関してのみなら
ず、天井の高さや体験者・体感者の出入り口段差などに
起因する高さの制約に関しても、それの緩和に役立つか
らである。そこで、図3に、本発明の振動発生装置を適
用したフライトシミュレータの側面図を示す。繰り返し
となる説明は割愛するが、このフライトシミュレータは
ベース上に据え置かれている。
【0044】また、位置センサ41,42は、振動テー
ブルの高さ等を直接検出するようにベースやフレームに
付設されている必要はなく、油圧シリンダ210,22
0に付設されてその伸縮量を検出することで間接的に振
動テーブルの高さ等を検出するものであってもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段の振動発生装置にあっては、振動テー
ブルの下の作動器を立てておく代わりに、作動器を斜め
にして振動テーブルを支持させることとした。これによ
り、加振対象物の乗載面の高さを低くすることができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動発生装置の実施例について、その
構成を示す模式図である。
【図2】本発明の振動発生装置を適用した地震体験装置
が車両に搭載されている状態を、フレームを透視して見
た側面図である。
【図3】本発明の振動発生装置を適用したフライトシミ
ュレータがベース上に据え置かれている状態の側面図で
ある。
【図4】従来装置の模式図である。
【符号の説明】
10 ベース(基台) 11 振動テーブル(加振台) 12 地震体験室(加振対象物) 21,22,23 油圧シリンダ 31,32,33 ベアリング(軸受、すべり対偶) 41,42 位置センサ 51,52 ファンクションジェネレータ(F.G.、
関数発生器) 61,62 差動増幅回路(追従制御回路) 71,72 油圧サーボバルブ(追従制御機構) 210 油圧シリンダ(アクチュエータ、作動器) 211,212 ヒンジ(結合器) 220 油圧シリンダ(アクチュエータ、作動器) 221,222 ヒンジ(結合器) 310,320 リニアガイド(制限手段) 511,521 演算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加振対象物乗載用の振動テーブルと、この
    振動テーブルとこれより下方の固定部とに斜めに連結さ
    れた伸縮可能な複数の作動器と、これらの作動器を同相
    又は逆相で伸縮させる制御手段とを備えたことを特徴と
    する振動発生装置。
JP7166454A 1995-06-30 1995-06-30 振動発生装置 Pending JPH0910691A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103035143A (zh) * 2011-09-28 2013-04-10 方立波 一种新的地震体验平台动力平衡系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103035143A (zh) * 2011-09-28 2013-04-10 方立波 一种新的地震体验平台动力平衡系统

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