JPH09106854A - 防水コネクタ用雌端子及び樹脂充填防水コネクタ - Google Patents
防水コネクタ用雌端子及び樹脂充填防水コネクタInfo
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- JPH09106854A JPH09106854A JP7265363A JP26536395A JPH09106854A JP H09106854 A JPH09106854 A JP H09106854A JP 7265363 A JP7265363 A JP 7265363A JP 26536395 A JP26536395 A JP 26536395A JP H09106854 A JPH09106854 A JP H09106854A
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コネクタ内に水等が侵入しないように樹脂材
を充填する樹脂充填防水コネクタにおいて雌端子を使用
して樹脂材の流出防止と相手雄端子との確実な電接とを
図る。 【解決手段】 接触用ばね片１２を有する電気接触部６
と、電気接触部に続く電線接続部８とを備える雌端子
で、雌端子を収容するコネクタハウジング２の端子収容
室４ａを塞ぐ閉塞部７を電気接触部６と電線接続部８と
の間に形成して、電気接触部６側への樹脂材の流出を防
止した。閉塞部７を端子基板部１１から一体に箱状に構
成した。電気接触部６と閉塞部７との間に可撓部９を介
在させて、端子収容室４ａ内で電気接触部６を可動とし
た。可撓部９は、端子基板部に形成された屈曲部であ
る。上記の防水コネクタ用雌端子３を用いて樹脂充填防
水コネクタを構成した。
を充填する樹脂充填防水コネクタにおいて雌端子を使用
して樹脂材の流出防止と相手雄端子との確実な電接とを
図る。 【解決手段】 接触用ばね片１２を有する電気接触部６
と、電気接触部に続く電線接続部８とを備える雌端子
で、雌端子を収容するコネクタハウジング２の端子収容
室４ａを塞ぐ閉塞部７を電気接触部６と電線接続部８と
の間に形成して、電気接触部６側への樹脂材の流出を防
止した。閉塞部７を端子基板部１１から一体に箱状に構
成した。電気接触部６と閉塞部７との間に可撓部９を介
在させて、端子収容室４ａ内で電気接触部６を可動とし
た。可撓部９は、端子基板部に形成された屈曲部であ
る。上記の防水コネクタ用雌端子３を用いて樹脂充填防
水コネクタを構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタハウジン
グの端子収容室内に水等が侵入しないように樹脂材を充
填する樹脂充填防水コネクタ及び、該防水コネクタ内に
挿着されて電気接触部側への樹脂材の流出を防止する防
水コネクタ用雌端子に関するものである。
グの端子収容室内に水等が侵入しないように樹脂材を充
填する樹脂充填防水コネクタ及び、該防水コネクタ内に
挿着されて電気接触部側への樹脂材の流出を防止する防
水コネクタ用雌端子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４〜５は従来の樹脂充填防水コネクタ
を示すものである。この樹脂充填防水コネクタ３１は、
合成樹脂製のコネクタハウジング３２と、該コネクタハ
ウジング３２の端子収容室３３に挿着される電線３４付
きの雄タブ端子３５と、該雄タブ端子３５を挿着した後
に該端子収容室３３に充填される防水用の樹脂材３６と
により構成される。
を示すものである。この樹脂充填防水コネクタ３１は、
合成樹脂製のコネクタハウジング３２と、該コネクタハ
ウジング３２の端子収容室３３に挿着される電線３４付
きの雄タブ端子３５と、該雄タブ端子３５を挿着した後
に該端子収容室３３に充填される防水用の樹脂材３６と
により構成される。
【０００３】該雄タブ端子３５は、図５の如く平板状の
タブ部３７と、該タブ部３７の後方に続く電線圧着部３
８とで構成され、該タブ部３７は中間部の両側に一対の
突出部３９を有している。コネクタハウジング３２の端
子収容室３３と、図示しない相手側雌端子に対する嵌合
室４０とを隔てる隔壁４１には、細長の雄タブ挿通孔４
２が形成されており、雄タブ端子３５は該挿通孔４２に
先端タブ部３７を挿入されると共に突出部３９を圧入さ
れて、ガタ付きなく固定される。先端タブ部３７は嵌合
室４０内に突出して位置する。
タブ部３７と、該タブ部３７の後方に続く電線圧着部３
８とで構成され、該タブ部３７は中間部の両側に一対の
突出部３９を有している。コネクタハウジング３２の端
子収容室３３と、図示しない相手側雌端子に対する嵌合
室４０とを隔てる隔壁４１には、細長の雄タブ挿通孔４
２が形成されており、雄タブ端子３５は該挿通孔４２に
先端タブ部３７を挿入されると共に突出部３９を圧入さ
れて、ガタ付きなく固定される。先端タブ部３７は嵌合
室４０内に突出して位置する。
【０００４】その後、図４の如く溶融した樹脂材３６が
端子収容室３３に充填されて冷却凝固され、電線３４側
の端子収容室３３と先端タブ部３７側の嵌合室４０とが
樹脂材３６により気密に隔絶される。これにより、水滴
等がコネクタハウジング３２から相手側の図示しないコ
ネクタハウジング内に浸入することが防止される。
端子収容室３３に充填されて冷却凝固され、電線３４側
の端子収容室３３と先端タブ部３７側の嵌合室４０とが
樹脂材３６により気密に隔絶される。これにより、水滴
等がコネクタハウジング３２から相手側の図示しないコ
ネクタハウジング内に浸入することが防止される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造にあっては、雄タブ端子３５の先端タブ部３７
側すなわち相手側雌端子が入る嵌合室４０側に防水用の
樹脂材３６を流出させないように雄タブ端子３５をコネ
クタハウジング３２の隔壁４１に圧入固定させる必要が
あり、雄タブ端子３５ではなく図示しない雌端子を用い
て上記の防水構造を形成させることは不可能であった。
すなわち、雌端子では例え隔壁４１の挿通孔４２に圧入
しても雌端子の内部の隙間を通じて気密性が確保できな
いし、また、相手側雄端子に対する接触用ばね片の撓み
（接圧）を一定に確保するために、雌端子を端子収容室
にある程度のガタをもって挿着しなければならず、圧入
固定すること自体、問題があった。
来の構造にあっては、雄タブ端子３５の先端タブ部３７
側すなわち相手側雌端子が入る嵌合室４０側に防水用の
樹脂材３６を流出させないように雄タブ端子３５をコネ
クタハウジング３２の隔壁４１に圧入固定させる必要が
あり、雄タブ端子３５ではなく図示しない雌端子を用い
て上記の防水構造を形成させることは不可能であった。
すなわち、雌端子では例え隔壁４１の挿通孔４２に圧入
しても雌端子の内部の隙間を通じて気密性が確保できな
いし、また、相手側雄端子に対する接触用ばね片の撓み
（接圧）を一定に確保するために、雌端子を端子収容室
にある程度のガタをもって挿着しなければならず、圧入
固定すること自体、問題があった。
【０００６】本発明は、上記した点に鑑み、防水コネク
タ用雌端子及びその雌端子を用いて防水構造を得る樹脂
充填防水コネクタを提供することを目的とする。
タ用雌端子及びその雌端子を用いて防水構造を得る樹脂
充填防水コネクタを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、接触用ばね片を有する電気接触部と、該
電気接触部に続く電線接続部とを備える雌端子におい
て、該雌端子を収容するコネクタハウジングの端子収容
室を塞ぐ閉塞部を該電気接触部と該電線接続部との間に
形成して、前記電線接続部側の端子収容室に防水用の樹
脂材を充填した際の電気接触部側への該樹脂材の流出を
防止したことを第一の特徴とする。前記閉塞部が、端子
基板部から一体に立ち上げ形成された側壁と、該側壁か
ら一体に形成された前後壁及び天壁とで箱状に構成され
ることも可能である。また、前記電気接触部と前記閉塞
部との間に可撓部を介在させて、前記端子収容室内で該
電気接触部を可動としたことを第二の特徴とする。前記
可撓部が、前記端子基板部に形成された屈曲部であるこ
とも可能である。そして、上記防水コネクタ用雌端子を
用いた樹脂充填防水コネクタを併せて採用する。
に、本発明は、接触用ばね片を有する電気接触部と、該
電気接触部に続く電線接続部とを備える雌端子におい
て、該雌端子を収容するコネクタハウジングの端子収容
室を塞ぐ閉塞部を該電気接触部と該電線接続部との間に
形成して、前記電線接続部側の端子収容室に防水用の樹
脂材を充填した際の電気接触部側への該樹脂材の流出を
防止したことを第一の特徴とする。前記閉塞部が、端子
基板部から一体に立ち上げ形成された側壁と、該側壁か
ら一体に形成された前後壁及び天壁とで箱状に構成され
ることも可能である。また、前記電気接触部と前記閉塞
部との間に可撓部を介在させて、前記端子収容室内で該
電気接触部を可動としたことを第二の特徴とする。前記
可撓部が、前記端子基板部に形成された屈曲部であるこ
とも可能である。そして、上記防水コネクタ用雌端子を
用いた樹脂充填防水コネクタを併せて採用する。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図１〜３は本発明に
係る樹脂充填防水コネクタを示すものである。該樹脂充
填防水コネクタ１は合成樹脂製のコネクタハウジング２
と、該コネクタハウジング２内に挿着される防水コネク
タ用雌端子３と、雌端子３の挿着後に該コネクタハウジ
ング２の端子収容室４の後半部４ｂに充填される防水用
の樹脂材５（図３）とで構成される。
例を図面を用いて詳細に説明する。図１〜３は本発明に
係る樹脂充填防水コネクタを示すものである。該樹脂充
填防水コネクタ１は合成樹脂製のコネクタハウジング２
と、該コネクタハウジング２内に挿着される防水コネク
タ用雌端子３と、雌端子３の挿着後に該コネクタハウジ
ング２の端子収容室４の後半部４ｂに充填される防水用
の樹脂材５（図３）とで構成される。
【０００９】該防水コネクタ用雌端子３は、図１の如く
矩形筒状（箱状）の電気接触部６と、該電気接触部６の
後方に続く矩形立体形状の閉塞壁部７と、該閉塞壁部７
の後方に続く電線圧着部（電線接続部）８とを備える。
該電気接触部６と該閉塞壁部７とは可撓部（屈曲部）９
で連結されている。該可撓部（屈曲部）９は、電気接触
部６の底板部１０を後方に延長した端子基板部１１に形
成されている。該基板部１１は可撓部９の後方に延長さ
れ、基板部１１上に前記閉塞壁部７と電線圧着部８とが
立設されている。
矩形筒状（箱状）の電気接触部６と、該電気接触部６の
後方に続く矩形立体形状の閉塞壁部７と、該閉塞壁部７
の後方に続く電線圧着部（電線接続部）８とを備える。
該電気接触部６と該閉塞壁部７とは可撓部（屈曲部）９
で連結されている。該可撓部（屈曲部）９は、電気接触
部６の底板部１０を後方に延長した端子基板部１１に形
成されている。該基板部１１は可撓部９の後方に延長さ
れ、基板部１１上に前記閉塞壁部７と電線圧着部８とが
立設されている。
【００１０】該電気接触部６内には底板部１０上に接触
用ばね片１２が折り返して形成され、底板部１０に対向
する天板部１３に、コネクタハウジング２に対する可撓
係止片１４が切り起こして形成されている。前記可撓部
９は該接触用ばね片１４の立ち上げ方向に略山型に湾曲
して形成され、該電気接触部６を上下方向すなわち接触
用ばね片１２の撓み方向に自在に変位可能としている。
なお、該可撓部９の形状は略山型でなくとも波型等でも
構わず、要は電気接触部６に縦方向及び／又は横方向の
自由度、特に接触用ばね片１２の撓み方向の自由度を持
たせるものであればよい。
用ばね片１２が折り返して形成され、底板部１０に対向
する天板部１３に、コネクタハウジング２に対する可撓
係止片１４が切り起こして形成されている。前記可撓部
９は該接触用ばね片１４の立ち上げ方向に略山型に湾曲
して形成され、該電気接触部６を上下方向すなわち接触
用ばね片１２の撓み方向に自在に変位可能としている。
なお、該可撓部９の形状は略山型でなくとも波型等でも
構わず、要は電気接触部６に縦方向及び／又は横方向の
自由度、特に接触用ばね片１２の撓み方向の自由度を持
たせるものであればよい。
【００１１】前記閉塞壁部７は電気接触部６よりも一ま
わり大きな縦寸法Ａと横寸法Ｂとを設定され、前後壁１
５と左右壁（両側壁）１６と天壁１７とを有して、周囲
を壁で包囲された箱体状に形成され、コネクタハウジン
グ２の端子収容室４ａにきっちりと隙間なく入るよう
に、前後壁１５（前壁は図示せず）あるいは後壁１５の
面積すなわち縦寸法Ａと横寸法Ｂとが、端子収容室４ａ
の断面積すなわち内幅（縦寸法と横寸法）とほぼ同一
に、厳密には摺接して挿入可能な如く若干小さく設定さ
れている。電気接触部６は端子収容室４ａに縦横方向の
隙間を存して収容されるように、端子収容室４ａよりも
一まわり小さく形成されている。
わり大きな縦寸法Ａと横寸法Ｂとを設定され、前後壁１
５と左右壁（両側壁）１６と天壁１７とを有して、周囲
を壁で包囲された箱体状に形成され、コネクタハウジン
グ２の端子収容室４ａにきっちりと隙間なく入るよう
に、前後壁１５（前壁は図示せず）あるいは後壁１５の
面積すなわち縦寸法Ａと横寸法Ｂとが、端子収容室４ａ
の断面積すなわち内幅（縦寸法と横寸法）とほぼ同一
に、厳密には摺接して挿入可能な如く若干小さく設定さ
れている。電気接触部６は端子収容室４ａに縦横方向の
隙間を存して収容されるように、端子収容室４ａよりも
一まわり小さく形成されている。
【００１２】本例において閉塞壁部７の側壁１６は基板
部１１の両側方から一体に屈曲及び立ち上げ形成され、
前後壁１５は側壁１６から、天壁１７は前壁ないし側壁
１６からそれぞれ一体に屈曲形成されている。前壁は例
えなくても閉塞作用はなされるが、あったほうが強度的
に優れ、閉塞壁部７の挿入ないし離脱時の安定性が高ま
る。
部１１の両側方から一体に屈曲及び立ち上げ形成され、
前後壁１５は側壁１６から、天壁１７は前壁ないし側壁
１６からそれぞれ一体に屈曲形成されている。前壁は例
えなくても閉塞作用はなされるが、あったほうが強度的
に優れ、閉塞壁部７の挿入ないし離脱時の安定性が高ま
る。
【００１３】前記コネクタハウジング２の端子収容室４
は図２にも示す如く前半部４ａよりも後半部４ｂの方が
広く形成され、前半部４ａに雌端子３の電気接触部６と
閉塞壁部７とが収容され、後半部４ｂに電線圧着部８が
収容される。収容室前半部４ａの入口側には収容室後半
部４ｂからテーパ状のガイド面１８が形成され、電気接
触部６と閉塞壁部７とは該ガイド面１８に沿ってスムー
ズに収容室前半部４ａ内に案内される。電気接触部６は
収容室前半部４ａ内でガタつきをもって位置し、閉塞壁
部７は収容室前半部４ａの入口側にきっちりと隙間なく
密接する。また、雌端子３は電気接触部６の可撓係止片
１４が収容室４ａ内の段部１９に係合することにより後
抜けを防止される。
は図２にも示す如く前半部４ａよりも後半部４ｂの方が
広く形成され、前半部４ａに雌端子３の電気接触部６と
閉塞壁部７とが収容され、後半部４ｂに電線圧着部８が
収容される。収容室前半部４ａの入口側には収容室後半
部４ｂからテーパ状のガイド面１８が形成され、電気接
触部６と閉塞壁部７とは該ガイド面１８に沿ってスムー
ズに収容室前半部４ａ内に案内される。電気接触部６は
収容室前半部４ａ内でガタつきをもって位置し、閉塞壁
部７は収容室前半部４ａの入口側にきっちりと隙間なく
密接する。また、雌端子３は電気接触部６の可撓係止片
１４が収容室４ａ内の段部１９に係合することにより後
抜けを防止される。
【００１４】そして図３の如く端子収容室４の後半部４
ｂに防水用の溶融した樹脂材５が充填された際に、閉塞
壁部７が収容室前半部４ａへの樹脂材５の流入を確実に
阻止する。また、雌端子３の可撓部（屈曲部）９により
電気接触部６が収容室４ａ内で縦方向ないし横方向に移
動可能に保持される。
ｂに防水用の溶融した樹脂材５が充填された際に、閉塞
壁部７が収容室前半部４ａへの樹脂材５の流入を確実に
阻止する。また、雌端子３の可撓部（屈曲部）９により
電気接触部６が収容室４ａ内で縦方向ないし横方向に移
動可能に保持される。
【００１５】これにより、コネクタ嵌合時に図示しない
相手側コネクタの雄タブ端子の先端タブ部がコネクタハ
ウジング２の前部開口２０から雌端子３の電気接触部６
内に挿入され、電気接触部６内の接触用ばね片１２が先
端タブ部に押圧されて縦方向（タブ部直交方向）に過剰
に撓んでも、電気接触部６が収容室内で押圧方向に変位
するから、ばね片１２が常に一定の撓み量で先端タブ部
に接して、適切な接圧でもって確実な電気的接続を果た
す。
相手側コネクタの雄タブ端子の先端タブ部がコネクタハ
ウジング２の前部開口２０から雌端子３の電気接触部６
内に挿入され、電気接触部６内の接触用ばね片１２が先
端タブ部に押圧されて縦方向（タブ部直交方向）に過剰
に撓んでも、電気接触部６が収容室内で押圧方向に変位
するから、ばね片１２が常に一定の撓み量で先端タブ部
に接して、適切な接圧でもって確実な電気的接続を果た
す。
【００１６】なお、上記接触用ばね片は眼鏡状のもので
あってもよく、その場合は上記箱状の電気接触部ではな
く、接触用ばね片と底板部（図１の１０）とで電気接触
部を構成する。
あってもよく、その場合は上記箱状の電気接触部ではな
く、接触用ばね片と底板部（図１の１０）とで電気接触
部を構成する。
【００１７】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、雌端子
の閉塞部がコネクタハウジングの端子収容室の中間部を
塞ぐから、端子収容室の電線接続部側に充填された溶融
樹脂材が電気接触部側に流出することがない。また、雌
端子が閉塞部で端子収容室に固定されても、電気接触部
が可撓部によって変位可能に支持されるから、相手側コ
ネクタの雄タブ端子との接触圧力が常に一定に確保され
る。これにより、樹脂充填式の防水コネクタにおいて雌
端子を使用しても、確実な防水性と電気的接続性とを得
ることができる。
の閉塞部がコネクタハウジングの端子収容室の中間部を
塞ぐから、端子収容室の電線接続部側に充填された溶融
樹脂材が電気接触部側に流出することがない。また、雌
端子が閉塞部で端子収容室に固定されても、電気接触部
が可撓部によって変位可能に支持されるから、相手側コ
ネクタの雄タブ端子との接触圧力が常に一定に確保され
る。これにより、樹脂充填式の防水コネクタにおいて雌
端子を使用しても、確実な防水性と電気的接続性とを得
ることができる。
【図１】本発明に係る防水コネクタ用雌端子を用いた樹
脂充填防水コネクタを示す分解斜視図である。
脂充填防水コネクタを示す分解斜視図である。
【図２】防水コネクタ用雌端子をコネクタハウジング内
に挿着した状態を示す縦断面図である。
に挿着した状態を示す縦断面図である。
【図３】同じく雌端子の電線接続部側に防水用の樹脂材
を充填した状態を示す縦断面図である。
を充填した状態を示す縦断面図である。
【図４】従来の樹脂充填防水コネクタを示す縦断面図で
ある。
ある。
【図５】同じく雄タブ端子をコネクタハウジングに挿着
する状態を示す分解斜視図である。
する状態を示す分解斜視図である。
１ 樹脂充填防水コネクタ ２ コネクタハウジング ３ 防水コネクタ用雌端子 ４ 端子収容室 ５ 樹脂材 ６ 電気接触部 ７ 閉塞部 ８ 電線接続部 ９ 可撓部 １１ 基板部 １２ 接触用ばね片
Claims (5)
- 【請求項１】 接触用ばね片を有する電気接触部と、該
電気接触部に続く電線接続部とを備える雌端子におい
て、該雌端子を収容するコネクタハウジングの端子収容
室を塞ぐ閉塞部を該電気接触部と該電線接続部との間に
形成して、前記電線接続部側の端子収容室に防水用の樹
脂材を充填した際の電気接触部側への該樹脂材の流出を
防止したことを特徴とする防水コネクタ用雌端子。 - 【請求項２】 前記閉塞部が、端子基板部から一体に立
ち上げ形成された側壁と、該側壁から一体に形成された
前後壁及び天壁とで箱状に構成されたことを特徴とする
請求項１記載の防水コネクタ用雌端子。 - 【請求項３】 前記電気接触部と前記閉塞部との間に可
撓部を介在させて、前記端子収容室内で該電気接触部を
可動としたことを特徴とする請求項１又は２記載の防水
コネクタ用雌端子。 - 【請求項４】 前記可撓部が、前記端子基板部に形成さ
れた屈曲部であることを特徴とする請求項３記載の防水
コネクタ用雌端子。 - 【請求項５】 請求項１〜４の何れかに記載の防水コネ
クタ用雌端子を用いたことを特徴とする樹脂充填防水コ
ネクタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7265363A JPH09106854A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 防水コネクタ用雌端子及び樹脂充填防水コネクタ |
| US08/728,369 US5795170A (en) | 1995-10-13 | 1996-10-10 | Female terminal for waterproof connector and resin-filled waterproof connector |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7265363A JPH09106854A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | 防水コネクタ用雌端子及び樹脂充填防水コネクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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